【文徒】2018年(平成30)8月29日(第6巻162号・通巻1336号)

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1)【記事】CBCテレビの視覚障害者差別が糾弾されている!
2)【記事】感動消費財夏の甲子園」について
3)【記事】書店が直面する「盗撮」「痴漢」を放置してはなるまい
4)【本日の一行情報】
5)【人事】光文社 8月28日付役員人事
6)【深夜の誌人語録】

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1)【記事】CBCテレビの視覚障害者差別が糾弾されている!

毎日新聞が8月28日 付で「CBC 視覚障害者を端の席に 不適切対応を謝罪」を掲載した。
CBCテレビ(名古屋市中区)と市が共催したコンサートで、同市南区の視覚障害者の女性(77)が購入していた席とは別の席に座らされ、歩行できるのに車いすで移動させられていたことが27日、関係者への取材で分かった。CBCは『不適切な対応だった』とホームページで謝罪した」
https://mainichi.jp/articles/20180828/k00/00m/040/164000c?fm=mnm
CBCは『不適切な対応だった』とホームページで謝罪した」とあるが、普通にホームページにアクセスしたユーザーがCBCが謝罪していることに気が付くことはまずあるまい。私にしてからが謝罪しているという文章を見つけることができなかった。簡単に見つからないということは、そこに謝罪とは程遠い「心情」を読み取ることができる。
本来こうした差別問題をこの程度で終わらせてしまってはならないはずだ。そもそも事態は毎日新聞が伝えるよりも深刻なものではないのか。8月23日に投稿された「ミケ猫ちよちゃん」のツイートを発見した。
全盲の母が名古屋国際音楽祭で #障害者 差別を受けた。歩けるのに無理に車イス乗に乗せ前売で買った指定席でなく会場後ろの隅に強制的に終了まで座らされた。何度も指定席への移動訴えるが追加5000円で車椅子席に移動させると言われる主催の #名古屋 #CBC に不祥事の公表を繰返し求めるが拒否されてる 」
https://twitter.com/CalicoCat_Chiyo/status/1032573654675075072
https://mikenekochiyo.hatenablog.com/entry/2018/08/25/211324
「アフリカのろう者と手話の歴史―A・J・フォスターの『王国』を訪ねて 」や「手話の世界を訪ねよう」などの著書を持つ文化人類学者で愛知県立大学国語学部准教授 の亀井伸孝が次のようにリプライしている。
「名古屋国際音楽祭で、こんな事件があったとかです。 視覚障害の来場者を、本人が事前予約した席に案内せず、望んでもいないのに車いすに乗せ、後方の隅の席に座ることを強要した。 主催者CBCは差別解消法を知らないと答え、差別相談センターは名古屋市に丸投げ、名古屋市は情報の公開を拒んでいる 」
「『事前予約した席に座らせない』というだけで、普通に考えて契約違反で代金返還を求めていいと思いますが。 その席に案内しない理由が、『自分で歩くと言っている視覚障害者を主催者側がむりやり車いすに乗せた上で、段差があるから連れていかない』って、何重にも支離滅裂な対応。特別扱いの強要です」
https://twitter.com/jinrui_nikki/status/1033862742841516033
https://twitter.com/jinrui_nikki/status/1033864847295799296
毎日新聞の記事を読んだ盛田隆二もすばやく反応し、核心を突いたツイートを投稿している。
「スタッフが視覚障害女性を「中央の席」に誘導すればいいだけの話なのに、わざわざ車椅子に乗せて『端の席』に案内。女性が本来の中央の席への移動を申し出ると『5千円追加で払え』と。 ――CBCは『配慮が足りなかった』と言うが、これは明らかに障害者への差別意識が原因です」
https://twitter.com/product1954/status/1034254850815455233
こうした差別を簡単に許してしまうならば、この類の差別は 増幅、増長、増殖することになるのではないか。「ミケ猫ちよちゃん」は、こうもツイートしている。
リツイートして下さる皆様ありがとうございます。正直、個人の力の限界を感じています。世の中の障害者とその家族に知ってもらう必要を感じて2ヶ月近く主催者側に記者会見による不祥事公表をメールや電話で求めてきましたが拒否され誠意の無い対応を受け名古屋市CBCから正式な謝罪も受けていない」
https://twitter.com/CalicoCat_Chiyo/status/1032645553123778566
東京新聞は7月に次のようにツイートしている。
「聴覚に障がいがあるとして、百人が宿泊施設から拒否されていました。#障害者差別解消法 で禁止された差別です。拒否したのは #静岡県熱海市 の施設。法律を守り、民間事業者に法の遵守を促す立場の自治体が違反をする。拒否された人たちがどんな思いだったか、想像してほしい」
https://twitter.com/tokyoseijibu/status/1016651079600050176
「ミケ猫ちよちゃん」はこれにリプライして言う。
「#名古屋国際音楽祭 で全盲の母への差別も報道してほしい。主催の自治体である #名古屋市 はこれほど酷い不当な差別をしても #障害者差別解消法 の違反さえ認めない。前売購入した席に座らせてもらえずホールの隅で終わりまで過ごした全盲女性がどんな思いだったか、想像してほしい 」
https://twitter.com/CalicoCat_Chiyo/status/1033360237225377792
東京新聞中日新聞東京本社が発刊する日刊紙であり、CBCの系列新聞社は中日新聞である。

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2)【記事】感動消費財夏の甲子園」について

夏の甲子園を主催する朝日新聞でも、さすがに無視はできないのだろう。編集委員をつとめる安藤嘉浩が8月25日付で「夏が残した課題」を書いている。熱中症問題については次のように書いている。
「他の学生スポーツと同様、夏季長期休暇を利用した大会開催を変えるのは難しいだろう。となれば、可能なのは試合開始時間の再考か。例えば(1)午前8時(2)10時半開始で2試合やった後、気温が上がる時間帯を避けて残り2試合を(3)午後3時半(4)6時開始とする。試合が順調に進行すれば8時半には試合が終わる。授業がない休暇中ということで夜間開催も許されないだろうか」
投手の投げ過ぎについては、こう提言する。
「ただ批判を承知で言えば、もし投球に制限があったら金足農の快進撃はなかったかもしれない。吉田投手を含めた金足農の選手、関係者が貴重な体験をする機会が奪われることになる。特定の投手に過度な負担をかけることを容認するつもりはないが、答えを出すのは簡単ではない。
すぐに取り組めるのは大会日程の再考だろう。3回戦と準々決勝、さらには準決勝と決勝の間にも休養日を増設する。少なくとも連戦、連投はなくなる」
https://www.asahi.com/articles/DA3S13649828.html
ジャーナリストの江川紹子がこの記事にツイッターで反応した。
熱中症と投手の投げすぎの件。ようやく朝日の紙面に。できれば、スポーツ欄の隅にではなく、社会面かオピニオン欄で展開して欲しいところ」
https://twitter.com/amneris84/status/1033174665546481664
そう朝日新聞はアリバイ作りで、この記事を掲載した可能性があるのだ。ちなみに江川は8月22日に毎日新聞小川一取締役のツイートにこうリプライする形で、次のようにツイッターで述べている。
「金足農を称えるのはいいんだけど、選手に無理を強い、地元の子でチームを組む公立高に不利な日程は変えるべきだ、とどのメディアも言わないんですかね。準決勝の翌日は休んで、次の日に3位決定戦をやり、その次の日に決勝にすれば、双方がよいコンディションで試合に臨めたのに」
https://twitter.com/amneris84/status/1032094666949181440
こういう呟きだってあるんだよ。
「1517球って…職業野球の先発投手でもシーズンに半年かけて投げるような量を、実質22日間で高校生に投げさせるとか、異常なんてもんじゃない。沢山の大人が寄ってたかって『感動をありがとう』の一言で、高校生の虐待ショーを堪能する1ヶ月が、ようやく終わったってことだな 」
https://twitter.com/akoustam/status/1031841721242374144

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3)【記事】書店が直面する「盗撮」「痴漢」を放置してはなるまい

産経WESTが「大阪・キタの書店で女子中学生を盗撮、姫路税務署の職員逮捕」。こういうニュースの結果、女性の書店離れが起きなければ良いのだけれど。
https://www.sankei.com/west/news/180826/wst1808260047-n1.html
こうした事件が起きる以前から「あとはちょっと昼間からは言えない悪戯迷惑行為をしてくる人と盗撮が多かったけど奴らはお客様ではない、犯罪者だ… 」とか、「あと書店では盗撮がすごく多い 」といったツイートは決して少なくなく投稿されている。
https://twitter.com/ruri_ruri_h/status/1031343410735603714
https://twitter.com/mikadukiakira/status/1031320958617808896
「昼間からは言えない悪戯迷惑行為」とは「痴漢」である。こんな投稿もある。
「私が書店や電車で痴漢に遭った時誰も助けてくれなかったし、頑張ったけど私がいづらくなるだけだったし、捕まえて!と叫んだ被害者と一緒に盗撮犯追いかけたのは、男じゃなくてうちの妹だったけどな。まあたまにはいるけど男性で協力してくれる人少ない。統計にも出てるから探してみて 」
https://twitter.com/hariotoko/status/1022508405385097216
実際、「女児のスカートにスマートフォンを差し入れたとして、兵庫県警生活安全特捜隊と灘署は6日、県迷惑防止条例違反の疑いで、尼崎市の保育士の男(27)を逮捕した 」と神戸新聞が報じたのは6月のことであったし、「兵庫県警生田署は3日、書店内で女性の下半身を盗撮したとして、県迷惑防止条例違反の疑いで、自称県農政環境部職員赤坂翔容疑者(30)を現行犯逮捕した 」という報道も昨年2月にはあった。
https://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/201706/0010339216.shtml
https://www.sanspo.com/geino/news/20170204/tro17020400100001-n1.html
ちなみに書店を舞台にしたAVも数多く制作されている。試しに「書店 痴漢」でググってみれば、愕然とするはずだ。
出版業界は「盗撮」「痴漢」対策を真剣に考える必要があるかもしれない。女性が書店に来なくなったら、女性誌は大打撃を被ることになるはずだ。

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4)【本日の一行情報】

◎中東ジャーナリストの川上泰徳の呟きによれば「はだしのゲン」はアラビア語にも翻訳され、エジプトの書店で販売されている!現在、3巻までが刊行されているようだ。
https://twitter.com/kawakami_yasu/status/1033712905601118208
翻訳のマーヘル・シリビーニ教授は広島大学の出身で、現在、カイロ大学で日本語を教えている。第1巻がエジプトで出版されたのは、2015年1月のことだ。10巻までの完訳を目指している。
https://blog.goo.ne.jp/melbourne3004/e/f817661fa97afac90eaab247321e8656

◎8月27日付東京新聞は、オウム真理教による地下鉄サリン事件で運転手役をつとめ無期懲役となり、山形刑務所に服役している杉本繁郎の手紙を掲載した。
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2018082790070313.html
これについて江川紹子は「山形刑務所は、私に対しては何ら理由を説明せずに面会を認めなかったが、相手が新聞記者なら認めるのか……」とツイートしていたが、現在は削除しているようだ。

集英社の創刊50周年を迎えた少年マンガ誌「週刊少年ジャンプ」と日本マクドナルドが、「ハラいっぱい笑え!」というコンセプトのもと、2つのコラボレーション企画を8月28日(火)から9月9日(日)までの期間限定で実施する。
1つ目の企画は、9月3日(月)発売の「週刊少年ジャンプ」40号に、マクドナルドの「ハンバーガー」無料券が付録として1枚付いており、9月9日(日)までの期間中に全国のマクドナルド店舗に持って行くと「ハンバーガー」1個と交換できるという、お得なコラボだ。
2つ目の企画は、マクドナルド店舗の「マクドナルド FREE Wi-Fi」にスマートフォンタブレットを接続したうえで、マンガ誌アプリ「少年ジャンプ+」を起動すると、1000ページ超のジャンプ作品無料試し読みができるサービスを提供するというものだ。
http://www.mcdonalds.co.jp/company/news/2018/0827a/

◎LINEが運営する「LINEトリビア」は、「週刊少年ジャンプ」創刊50周年を記念したコラボレーションクイズ番組「ジャンQ」を9月1日(土)と9月2日(日)の2夜連続で配信することになった。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001214.000001594.html

◎「週刊少年ジャンプ」に連載されているラブコメぼくたちは勉強ができない」のTVアニメ化が決まった。
https://animeanime.jp/article/2018/08/27/39727.html

◎そうか、そうなんだよね。デイリースポーツが掲載した「“雑誌離れ”に抗い隔週発行を貫く 損得にシビアな関西人の心つかむ手法」が指摘しているようにKADOKAWAの「関西ウォーカー」は1994年6月の創刊以来、隔週の刊行ペースを崩していない。もちろん全盛期には60万部もあった部数が現在は5万部弱となっているようだが、リージョナル誌としては立派な数字だと思う。
「事前に下調べし、納得した情報を“盛らず”に載せるリアルさ、実際に足を運んでみたいと思わせる作りこみの丁寧さで、損得にシビアな関西人の心をしっかりとつかんでいる 」
https://www.daily.co.jp/society/life/2018/08/27/0011579423.shtml
「事前に下調べし、納得した情報を“盛らず”に載せるリアルさ」を売りにできるということは、それだけジャーナリズム性にもこだわっているということだ。

◎産経ニュースが8月26日付で「有名漫画誌が休刊ラッシュ…半年で12誌『ガラスの仮面』掲載誌も」を掲載している。
漫画誌の休刊が相次いでいる。今年上半期だけで12誌が休刊し、中には人気少女漫画『ガラスの仮面』の掲載誌『別冊花とゆめ』(白泉社)といった人気誌もある。発行部数の落ち込みが休刊ラッシュの原因だが、その背景にはスマートフォンの普及により漫画を読む環境が激変したことがあり、出版関係者は危機感を募らせている」
https://www.sankei.com/entertainments/news/180826/ent1808260007-n1.html
一昨日の文徒でも紹介した飯田一史の「いまや紙の雑誌を第一に据えるのは、Excelがあるのにそろばんで計算することを第一にするのと同じくらい時代錯誤である」 という一文を今一度噛みしめたい。
https://www.seikaisha.co.jp/information/2018/07/09-post-manga.html

◎元産経新聞ロンドン支局長 の木村正人が「少子高齢化と人口減少が進む日本の新聞社は縮小均衡を図りながら徐々に紙からデジタルに切り替えていくしかありません」と指摘しているが、 少子高齢化と人口減少が進むなか紙からデジタルに切り替えていかなければならないのは、何も新聞に限った話ではあるまい。
https://news.yahoo.co.jp/byline/kimuramasato/20180826-00094556/

◎「ロケットニュース」が「【マジかよ】週刊少年サンデーの発行部数が30万部に回復! ジャンプ・マガジンが下がり続ける中、サンデーに何が起こっているのか? 事情通に聞いてみた」を掲載している。日本雑誌協会が発表した4月から6月の雑誌印刷部数によれば「週刊少年ジャンプ」や「週刊少年マガジン」が部数を落とすなか「週刊少年サンデー」は部数を伸ばしているというわけだ。安室透 効果である。
https://rocketnews24.com/2018/08/27/1107717/
https://www.j-magazine.or.jp/user/printed/index/41/14

◎ギャグ漫画家・漫☆画太郎の作品に数多く登場するキャラクター「ババァ」の等身大フィギュアを、クラウドファンディングで制作するプロジェクト「漫☆画太郎のババア等身大フィギュアを作ってジャンプフェスタで展示したい!」が、27日から始動した。目標金額は250万円で、9月30日まで読者からの制作費支援を受け付けるということだったが、一日で550万円を突破してしまった!
https://www.oricon.co.jp/news/2118265/full/
https://camp-fire.jp/projects/view/89914
もしかすると「少年ジャンプ+」サイドの不勉強かしらん。オレだったら最低でも目標額を3000万円に設定して、9月30日までにいろいろと仕掛けて盛り上げるけどな。

◎「デイリー新潮」がネットオリジナルの「朝日新聞慰安婦誤報』の謝罪記事――ネット民が暴いた姑息な“検索逃れ”」を掲載した。
朝日新聞デジタルで、過去の慰安婦報道での過ちを認めた英訳記事や、日々の誤報を伝える『訂正・おわび』の記事で、インターネット上の検索を困難にするプログラム(メタタグ)を設定していたことが発覚した 」
https://www.dailyshincho.jp/article/2018/08270600/?all=1&page=1
グーグル、ヤフーなどのサーチエンジンによる検索を回避させる「noindex」「nofollow」「noarchive」という「メタタグ」というコマンドが発見されてしまったのである。

舛添要一のツイートによれば8月25日日曜の朝刊は「安倍首相礼賛・石破茂批判の雑誌広告のオンパレード 」だったとして、次のように喝破している。
「右はカネも票も発進力もあるが、左はその逆だ。だから、自分の思想などとは関係なく、自民党新人(とくに女性)議員が右に走る。言論自由な日本、左右様々な意見が自由に展開されるように期待。この点も、アメリカのほうが健全だ」
http://blogos.com/article/320525/

日刊ゲンダイDIGITALが「出馬表明を生中継 “安倍チャンネル”と化したNHKの過剰演出」を掲載した。
「いやはや、異常な連携プレーだ。NHKが26日、視察先の鹿児島・垂水市での安倍首相の自民党総裁選への出馬表明を生中継。午後3時45分から緊急番組を組む熱の入れように、安倍首相も視聴者が恥ずかしくなるほどの露骨なカメラ目線で応じた」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/236255
「スタジオには“安倍首相べったり”の政治部の岩田明子記者が陣取る鉄壁の布陣」だったそうである。麻生太郎との「薩長同盟」は不変なのだろう。この日、NHK大河ドラマ西郷どん」では薩長同盟が成立する山場であったが、そこも計算に入れていたんだろうな。

◎前岩手県知事の増田寛也石破茂の「政策至上主義」(新潮社)を産経ニュースで書評している。
「本書を読み、著者は政策こそ命と考える政治家だと再認識させられた。しかし決して政策一辺倒ではない。政治に『誠実さ、謙虚さ、正直さ』が必要とくり返し説く。『森友』『加計』問題を見てきた国民に著者が一番訴えたいのは、まさにこの点であるように思われた 」
だからこそ、総裁選で「誠実さ、謙虚さ、正直さ」の看板を降ろした段階で石破の政治生命は終ったとみるべきなのだ。
https://www.sankei.com/life/news/180826/lif1808260012-n2.html

日本テレビ系「24時間テレビ41 愛は地球を救う」の全枠番組平均視聴率が15.2% 。みやぞんがマラソンでゴールを果たした後半の26日午後7時〜8時54分の最終パートは27.6%。
https://www.oricon.co.jp/news/2118309/full/
こういう数字に雑誌屋は口惜しくならないのかね。年に一回のチャリティ雑誌があっても良いと思うのはオレだけか。

◎「週刊ポスト」のタイトルは「“知識人”が壊す『日本語』と『愛国心』。「NEWSポストセブン」では「“愛国保守知識人”が日本語を壊すブラックジョーク」とより直截なタイトルとなっている。「日本衆愚社会」(小学館新書)を出したばかりの呉智英が冴えている。私は呉智英の「現代マンガの全体像」(情報センター出版局)に多大なる影響を受けたことも素直に告白しておこう。
「八月八日の産経新聞の書籍広告に、高池勝彦反日勢力との法廷闘争―愛国弁護士の闘ひ』が出ていた。なるほど「闘ひ」か。書影のリード文を読むと『司法界は健全か、あるいは歪んでいるか?』。えっ『歪んでいる』だって。『歪んでゐる』だろう」
産経新聞の発行する月刊誌『正論』今年五月号に小川榮太郎が『恋愛至上主義、日本人が死に至る病』を執筆している。その内容はさて措き、仮名遣いが奇妙なのだ。
小川はこう始める。『人口激減といふ日本最大の危機に対し…』
小川は正仮名論者らしい。だが、少し後では、こうだ。
『悲憤に堪えない』(堪へない)
『持ち直している』(ゐる) 」
https://www.news-postseven.com/archives/20180827_747811.html?PAGE=1#container
私は俳句では旧仮名で書いている。塚本邦雄という「前衛」作家の影響だ。

◎マガジンハウスの「BRUTUS」が刀剣特集!
https://twitter.com/BRUTUS_mag/status/1032916708237946880
刀剣乱舞 本丸通信」も呟いている。
「9月29日〜11月25日まで京都国立博物館にて開催される『京のかたな展』開催記念描き下ろしイラストを雑誌『BRUTUS』にて掲載いただいております!9月1日発売となりますが、中ページを一部チラ見せいたします!ぜひお買い求めください」
https://twitter.com/tkrb_ht/status/1034006485859102720
橋本麻里が一枚噛んでいるんだね、やっぱり。
https://twitter.com/hashimoto_tokyo/status/1033319790251667456

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5)【人事】光文社 8月28日付役員人事

第74期定期株主総会及び取締役会にて選任・決定された。

〈8月28日付役員人事〉

取締役会長 丹下伸彦

代表取締役社長 武田真士男(昇任)

常務取締役 古谷俊勝(重任)
(総務局、経理局担当)

常務取締役 佐藤均(重任)
(業務局、メディアビジネス局担当)

取締役 烏山公夫
マーケティング局担当)

取締役 平山宏(重任)
(第三編集局、第四編集局担当)

取締役 折敷出慎治(重任)
(出版局、文芸局、コンテンツビジネス局担当)

取締役 大給近憲(新任)
(編集管理局、第一編集局、第二編集局担当及び第一編集局長)

取締役 野間省伸
(非常勤)

取締役 金丸徳雄
(非常勤)

監査役 井上晴雄

監査役 牛嶋勉(重任)
(非常勤)

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6)【深夜の誌人語録】

冗談には批評が必要である。