【文徒】2018年(平成30)9月21日(第6巻178号・通巻1352)

Index------------------------------------------------------
1)【記事】「新潮45」大炎上事件余波
2)【記事】山本一郎が「Yahoo!ニュース 個人」「春オンライン」にバクダン投稿
3)【本日の一行情報】
4)【人事】世界化社 2018年10月1日付
5)【深夜の誌人語録】
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1)【記事】「新潮45」大炎上事件余波

朝日新聞デジタルは9月19日付で「新潮社公式アカが批判リツイート 『杉田論』特集に」を掲載した。昨日のでも紹介したが、「新潮社出版部芸」の公式アカウントが創業者の佐藤義亮の言葉である「良心に背く出版は、殺されてもせぬ事」を投稿したが、朝日新聞によれば「この投稿は9時間後の19日午後8時現在、2万4千件を超える転載や引用によって拡散し、朝日新聞のソーシャルメディア分析システムの推計で、2600万を超える利用者に届いたとみられることがわかった」という。
https://www.asahi.com/articles/ASL9M4RNNL9MUCVL00R.html
「良心に背く出版は、殺されてもせぬ事」について岩波庫編集部の公式アカウントが次のように反応している。
「新潮社出版部芸さんの志、共有したいと思います」
https://twitter.com/iwabun1927/status/1042242695480000512
庫の公式アカウントは岩波庫編集部の投稿をRTしたうえで、こう書いている。
「弊社も新潮社出版部芸さんの志、共有したいと思います」
https://twitter.com/bunshunbunko/status/1042283481802240000
「弊社」と言ってしまって大丈夫なの?と半畳を入れる間もなく、今度は「新潮社出版部芸」が投稿した創業者の言葉にRTしている。
「新潮社出版部芸さんの勇気ある行動、心から応援します」
https://twitter.com/bunshunbunko/status/1042284302250082304
かくしてナカノヒト会の輪が広がり始める。「岩波庫」は胸を張って呟く。
「ナカノヒト会の輪が広がっています。参加立候補があったのは、岩波新書、岩波庫、角川新書、河出書房新社の人書、河出書房新社翻訳書、講談社現代新書講談社ブルーバックス中公新書平凡社ライブラリーというメンバー!」
https://twitter.com/Iwanami_Shinsho/status/1042286686271496192
これって版元アカウント同士の馴れ合い(じゃれ合い)にしか過ぎないのではないか。はたから見ていて気持ち良いものでもあるまい。連帯は癒着の始まりである。編集を稼業にするのであれば、そうした感性も摩滅してはならないはずだ。
8月に同性愛者であることをブログで公表した国学研究資料館館長のロバート・キャンベルは「新潮社出版部芸」の抗議RTを評価している。
「低劣な偏見と分かってそれでも売り物にしていこうという出版に、活路はないはずだ。
新潮社出版部芸の担当者が抗議のRTを始めているのは、経営の観点からも、良心からも、まともな判断。めげずに頑張ってほしい
https://twitter.com/rcampbelltokyo/status/1042268700131246081
しかし、「新潮45」の編集部にしても「良心に背く出版は、殺されてもせぬ事」という創業者の精神を継承しているとも考えられなくはないだろうか。野間易通の次のようなツイートは意外にも鋭い。
「これ、思うんですけど、新潮45の編集部やライターたちも良心に従ってあれをやってるんじゃないですかね。『国のため』とか『反日を撲滅』『左翼を撲滅』が彼らの良心で、そのために『外部の圧力に屈せず編集権の独立と言論を守る』ということのはず」
https://twitter.com/kdxn/status/1042277143013539840
新潮45」の若杉良作編集長のキャラクターを踏まえるならば、野間の指摘は尚更リアリティを帯びて来るはずだ。
これは中島岳志のツイート。中島は新潮社から「親鸞と日本主義」や「『リベラル保守』宣言」を刊行しているだけのことはあって社内事情にも詳しいのだろう。
「『新潮45』の編集長・若杉良作氏は、『ムー』編集部出身。ニューエイジの右傾化という問題の一例として捉えることができるのではと考えています」
https://twitter.com/nakajima1975/status/1042540219415724033
泉麻人は「昭和遺産な人々」(新潮社)の「あとがき」で若杉について次のように書いている。
「また、本中『W』のイニシャルで時折登場する編集者・若杉良作氏には取材交渉等でとりわけ苦労をかけた。
彼とは新潮社に来る以前の”学研『ムー』”時代からの長いつきあいになる。
研究熱心な男で、ムー誌の取材で某新興宗教団体の山中の合宿所を訪ねた折、深部を探究したい……と、一人信者とともに寝泊りして帰った、なんてエピソードもあった。
本書は、そんなWのあくなき取材力に大いに支えられた」
小谷野敦のこんなツイートも発見。
「若杉(良作)さんってある時期からメールの返事もよこさなくなったんだよな」
https://twitter.com/tonton1965/status/1042219109520306176
写真家の大野純一はこんなツイートを公開しているのだが、本当なのだろうか。
「現編集長は嘗て私の担当編集者だったが、編集長になり頭が狂ってしまった様子。編集長就任を祝ってやった酒席でも酔った眼で天皇が安倍政権の邪魔をしている云々と語っていた。地方議員の息子で元々保守だったが極右に変節。極右が天皇を批判するのが今日の日本の逆転現象」
https://twitter.com/CuSzRk1L98z73EF/status/1041295854731026434
まあ、これが事実であるとすれば「ムー」系編集者の面目躍如ということなのだろう。
乙武洋匡からすれば「新潮45」の「そんなにおかしいか『杉田水脈』論」はヘイト特集そのものであったのだろう。
「『新潮45』に掲載されたヘイト。悔しくて眠れそうにない。人生で初めて、神楽坂の社屋前でハンガーストライキでもしてやろうかと考えたほどだ。でも、少し冷静になると、新潮社に対する糾弾よりも真っ先にしなければならないのは、今回の記事で傷ついた方々の気持ちに寄り添うことだと気づかされた」
https://twitter.com/h_ototake/status/1042438802545946624
やはり「藝評論家」小川榮太郎の「政治は『生きづらさ』という主観を救えない」に批判が集まっているようだ。小説家の瀬川深は医師としての立場から次のようにツイートする。
「本を読んでいないので言及するのはためらっていたが、『性には、生物学的にXXの雌かXYの雄しかない』この一だけでも全医学者が抗議していい。事実として大間違いなだけではなく、遺伝医学をこんな趣旨に濫用することは絶対に許されないだろう。歴史から学んでいないのか」
https://twitter.com/segawashin/status/1042426706634653698
小川は「性的指向」と「性的嗜好」を確信犯的に混同して使用している。というよりも「性的指向」を認めていないのだろう。早川タダノリのツイート。
「『新潮45』10月号、小川壷太郎。冒頭からひどい。『テレビなどで性的嗜好をカミングアウトする云々という話を見る度に苦り切って咳く。『人間ならパンツは穿いておけよ』と。性的嗜好など見せるものでも聞かせるものでもない』 こいつら一貫して『性的指向』の使用を拒否し『嗜好』の問題にするのな」
https://twitter.com/hayakawa2600/status/1042270293014634497
小川榮太郎がAbemaTVに生出演し、持論を展開するも、自らゲイを公表する明治大学鈴木賢教授に「撃墜」されてしまったようである。
「ご自身が良く知らないことについて公の場所で、特に章で書くことはされないほうがよろしいと思う。恥ずかしいと思う。言葉を使って生活されている方が"嗜好"か"志向"か"指向"かはどうでもいいなんて、その感覚に驚く。"パンツを履け"という話をしていたが、異性愛だって性的指向の一つだと同じだということに、どうして気がつかないのか。
男女が街で手をつないで仲睦まじく歩いたりキスをしたり、あるいは親子がピクニックに出かけているのを見ると、私は"異性愛者なんだな"と思う。それは小川さんの言葉を借りれば"パンツを履かないで歩いている"ということになる。でも、それは法律や特権で守られているからできることだし、我々がカムアウトできないのは、世間のプレッシャーを感じ、社会や国や法律がちゃんと位置付けてないからだ。杉田議員の章に最初に批判の声を上げた尾辻議員は第1号のレズビアンの議員だと言われている。彼女のような人がようやく出てきた」
https://abematimes.com/posts/4906662
京都大学iPS細胞研究所八代嘉美は執筆と購読をともに拒否すると投稿している。
「新潮社さんでは、再生医療や幹細胞研究の意義を広く理解していただければと、取材協力や執筆などさせていただいてきましたが(新潮45でもお引き受けしてきましたが)、差別的言説の掲載といった残念な状況が続く限り、執筆はお受けせず、また購読も差し控えたいと思います」
https://twitter.com/Yashiro_Y/status/1042366762723864576
新潮社の「コミックバンチ」で「男爵にふさわしい銀河旅行」を連載している速水螺旋人もまた小川榮太郎章に慄然としたようだ
「『新潮45』10月号買いました読みました。こうやって話題にすること自体、憎悪芸人の広告に加担するようで微妙なのですが、しかし小川榮太郎の記事はひどかった。特集の惹句によれば『真っ当な議論のきっかけとなる論考をお届けする』だそうですが無責任で敬意のかけらもなく、性的マイノリティへの侮蔑と差別を扇動するような記事が『真っ当な議論のきっかけとなる』と本当に考えているのだとすれば編集長の知能を疑います。実際に編集長がどう考えているのか、誠実なコメントを出すべきでしょう。『さまざまなご意見』的逃げではなく」
https://twitter.com/RASENJIN/status/1042312433728020480
https://twitter.com/RASENJIN/status/1042314181880426497
小川榮太郎の「居酒屋の暴論」レベルの章を掲載することは新潮社の企業イメージを損いかねまい。松尾貴史もその点を心配する。
「『新潮45』による新潮社の企業イメージの毀損は、かつての『FOCUS』レベルではない酷さだと思います。
社内に何人か知人がいますが、只々気の毒としか言いようがない」
https://twitter.com/Kitsch_Matsuo/status/1042554655018905600
しかし、何万人が呟こうとも新潮社は微動だにしまい。次のようなツイートを後藤明夫が投稿している。
「『新潮45』を一気に廃刊に持ち込む究極的手段は、村上春樹んと宮部みゆきさんに『新潮45を廃刊にしないと著作を引き上げる』と宣言していただくことです。これを御二方にやっていただいたら『新潮45』は来月号から確実に出ません」
https://twitter.com/AKIO_GOTO/status/1042266399257780224
週刊プレイボーイ」「集英社庫」「イミダス」の編集長をつとめ、「集英社新書」の創刊を手がけた集英社の編集者OBである鈴木耕が言い放つ。
「長い間、出版社に勤務していた者として、今回の『新潮45』の開き直りには愕然とした。むろん、抵抗する内部の編集者や校閲を応援するのは当然だと思うが、しかし、私はすでに『新潮社の本』を購入することに戸惑いを覚えている。しばらくは(いつまでか?)、購入をひかえてしまうだろうと思う」
https://twitter.com/kou_1970/status/1042281285186547713
「ハフポスト日本版」には「週刊現代」「フライデー」の元編集長である元木昌彦が石戸諭のインタビューに答えている。
「徹底的に反論するなら人選が弱い。雑誌の立ち位置を示すために、編集長が自ら書いてもよかったのではなないか」
https://www.huffingtonpost.jp/2018/09/19/sincho45_a_23532117/
最後に百田尚樹のツイートを紹介しておこう。
「新潮社出版部@Shincho_Bungei が、『新潮45』に対する批判ツイートをリツィートしていることが話題になっている。
実は、今月の『新潮45』の特集に対しては、新潮社の中でも『おかしい』と言っている人は少なくない」
https://twitter.com/hyakutanaoki/status/1042343533481353216
「いろんな出版社で本を出してきたが、新潮社の校閲は群を抜いている!
それに優秀な編集者も多い(もちろん他の出版社にも優秀な編集者はいる)。
それだけに、新潮社出版部芸の人は、今回の『新潮45』の特集が我慢ならなかったのだろう」
https://twitter.com/hyakutanaoki/status/1042345552136953856
百田は「新潮社出版部芸」擁護派なのである!
栗原裕一郎のこのツイートも紹介しておこう。
渡部直己と早稲田現代芸コースの件に関してはかたくなに口をつぐんでいた芸関係の方々が、『新潮45』の件に関してはここぞと批難してやまない。その力学のあり方に、小川なにがしの原稿がどうしたよりも興味を引かれますね、正直なところ」
https://twitter.com/y_kurihara/status/1042461865522020357

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2)【記事】山本一郎が「Yahoo!ニュース 個人」「春オンライン」にバクダン投稿

山本一郎が「Yahoo!ニュース 個人」に「『本が読者に届かない』Amazon商法に公取委が突入で炙り出される出版業界の予後不良」を発表し、次のように言ってのけている。
「ところが、どういう理由か出版業界の一部は消費税率の引き上げに関して軽減税率の適用業界になるというモノ凄い毒饅頭を皿ごと平らげるほどに不思議な行動を取っているのが実情です。また、前述の海賊版サイトのブロッキング議論も、つまりは一時的に急落し電子書籍売上をどうにかしなければという話で政府に泣きついたといっても過言ではありません」
「欧米のように出版社が規制当局と一丸となって読者の情報をICT企業から取り戻したり、ICT企業とともに情報流通の新しいビジネスモデルを模索するべき状況であるにもかかわらず、大手企業ほど抜け駆けしてAmazonと結託し、自社のビジネスに資するためだけに政府のブロッキング政策を主導するがごとき行動を平気で取ってしまいます」
https://news.yahoo.co.jp/byline/yamamotoichiro/20180919-00097523/
山本は「春オンライン」にも「“憲法違反“な官邸『マンガ海賊版対策』の雑さ加減」を発表している。
「出版業界の、それも漫画を売っている大手3社で全体のシェア8割とかいう状態で、そういう寡占状態の特定企業にとって都合の悪海賊版サイトの問題を解決するために、通信会社が業法違反するリスクを取ってまでやらせる理由がどこにあるのか、という議論であります。そんなブロッキングを違法なものとはしないために『緊急避難』という除外規定があるわけですけど、それは児童ポルノなど人間の尊厳に直結する問題について認めるぐらいがギリギリの線であって、マンガの海賊版サイトを見せないようにするために政府が憲法や業法を曲げて通信会社に検閲を認めるのはあり得ないだろう、ということです」
「で、明らかに憲法で政府を縛っている国民の「通信の秘密」を蹂躙する内容であるのに、なぜか憲法9条で騒いでいる左派の人たちは反応しません。もちろん憲法9条も大事ですよ。でも、お前らの通信の秘密を国家から守っている憲法21条も大事だろって言っているんです」
http://bunshun.jp/articles/-/9048
こうした山本一郎の問題提起対する反響は決して少なくはないのだが、出版にかかわる当事者からのリプライやリツイートは「新潮45」の一件に比べれば圧倒的に少ないとも言えそうだ。いずれにせよ、次のような投稿がツイッターには並んでいる。
「色々書いてるけど、先ずは日本の全出版社が共謀して単一の電書サービスを立ち上げないことには、対抗のしようもないんだと解れよと」
https://twitter.com/laresjp/status/1042636496207925248
「20年前から予見されていたことにゃ。kindleだって当初から好調が続いていたわけではなく、Amazonの経営努力の結果にゃ。出版界隈が無能でしがらみが深すぎるにゃ。なるべくして淘汰が進めばいいにゃ」
https://twitter.com/XmCAfszmY6ZMUzc/status/1042615877353402373
「出版社、『良心にそむく出版は~』などと耳心地のいいことを言う前にこういうシステムの部分をちゃんとやれって感じ」
https://twitter.com/kiya__na/status/1042639542572920833
「業界の市場規模拡大を前提に作られた再販制度システムが業界の首を絞めている、と」
https://twitter.com/richard_raw/status/1042635197202616320
「出版社は『自分達は知的に高尚な事をやっており、読者の意見など聞く必要がない、聞いたら負け』みたいなメンタリティがあるのではないか」
https://twitter.com/vertical_pipe/status/1042614872750448641
「元書店員としてはAmazonのせいとかではなく『なるべくしてこうなった』としか思えない。古い制度の中で目先のことしか考えてないからこうなる」
https://twitter.com/imp98/status/1042398935891890177
「私はアマゾンを使わないのだが、これは一人の書き手として、深刻な問題として受け止めている。このままで、出版業界は崩壊する」(渡邊大門)
https://twitter.com/info_history1/status/1042389658473193472

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3)【本日の一行情報】

◎「SankeiBiz」の9月20日付「サイト遮断修正案を先送り 海賊版対策、賛否併記に見直し」は、こう書いている。
「漫画などの海賊版サイト対策を検討する政府の有識者会議は19日、中間報告書の修正案を議論した。前回会合で示された素案は、強制的に見られなくする接続遮断(ブロッキング)の法制化を前提とした記述が多く、異論が続出。賛否両論の併記を中心とした内容に事務局が見直した上で、結論を10月初旬に先送りすることを提案した」
https://www.sankeibiz.jp/compliance/news/180920/cpd1809200500004-n1.htm
要するに「海賊版の閲覧防止」VS「通信の秘密」である。

講談社北海道胆振東部地震に伴う輸配送の遅延や書店の被災状況等の影響により、道内の読者より「モーニングが手に入らない」との多数の声を受け、「週刊Dモーニング」3号分を一時的に全作品無料公開に踏み切った。
http://morning.moae.jp/news/4638

◎塩田武士にとって初の連作短編集となる「歪んだ波紋」(講談社)について、塩田はスポーツ報知で次のように語っている。
「5作目は書き始めると、それまでの短編の登場人物や事象が磁石みたいにくっついてきたんです。(今は)短編集が売れないといわれていて、出すのは本来なら勇気がいることなんですね。でも、最終的に長編を読んだような充実感があれば勝負できるんじゃないか、というのがあったんです」
https://www.hochi.co.jp/topics/serial/CO019592/20180916-OHT1T50125.html
「歪んだ波紋」には「これまでの歴史では統治体制の転覆が革命でした。でも、情報の世紀に生きる私たちにとっての革命は、第四権力の消滅なのかもしれません」って台詞が出て来るんだよね。

◎「ハフポスト日本版」によれば「実話ナックルズ」を擁するミリオン出版が12月1日付でグループ会社の大洋図書に吸収合併されることになった。
https://www.huffingtonpost.jp/2018/09/18/million-shuppan_a_23531892/

青山ブックセンターの山下優が「ニュースイッチ」のインタビューに答えている。
「いわゆるヘイト本は一切置いていない。多様な化や考え方、価値観がある事自体を否定するわけではないけれど、ヘイト本は明らかに何かを貶めている。それを積極的に売れるかと言われれば、売れない」
「置いているお店は、決して考えに賛同しているというわけではなくて、売れるから置くのだと思う。だけど、売れればそれでいいのか? とも思う。表紙を見ると結構インパクトがあって、見たくないというお客様も結構いる。もちろん売上は重要だけれど、ヘイト本を売り続けた先の想像力が足りないのではないか」
https://newswitch.jp/p/14487

◎「Bloomberg」などによると、米アマゾンはレジのない店舗「アマゾンゴー」を数年内に最大3000店をオープンさせる計画を検討中だという。
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2018-09-19/PFBNBF6JIJUX01
アマゾンがセブンイレブン化するということは、セブンイレブンアマゾン化できるということだが、アマゾンがセブンイレブンからレジを失くしてしまったように、セブンイレブンはアマゾンが実現していない何かを実現しなければ、セブンイレブンのアマゾン化は成功しないということである。

◎コミック「信長を殺した男」(作:藤堂裕 原案:明智憲三郎)を刊行する秋田書店と歴史研究者・明智憲三郎の「光秀からの遺言 【本能寺の変 436年後の発見】」を刊行する河出書房新社の合同企画「光秀プロジェクト」が始動した。
http://www.kawade.co.jp/mitsuhide/

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4)【人事】世界化社 2018年10月1日付

〈機構改革〉
(1)家庭画報コンテンツ事業本部に家庭画報Special編集部を新設し、「きものSalon」および「Miss Wedding」を所属するとともに、イベント部を同事業本部の所属とする。また、家庭画報ビジネス戦略部を新設する。
(2)カスタムマーケティング部の所属を出版企画事業本部から「コト」事業本部に変更する。 

〈人事異動〉
秋山 和輝 
新:取締役上席執行役員 家庭画報コンテンツ事業本部担当 家庭画報コンテンツ事業本部本部長(兼)家庭画報ビジネス戦略部長 広告マネジメント室担当
旧:取締役上席執行役員 家庭画報コンテンツ事業本部本部長(兼)家庭画報編集部編集長

笠原 久
新:上席執行役員広告統括兼広告マネジメント室長 ブランドビジネス『コト』事業本部本部長(兼)メディア開発部長(兼)地方創生部長(兼)ブランドマーケティング室長(兼)商品戦略部部長
旧:上席執行役員広告統括 ブランドビジネス『コト』事業本部本部長(兼)メディア開発部長(兼)マーケティング室長(兼)商品戦略部部長

千葉 由希子
新:家庭画報コンテンツ事業部副本部長(兼)家庭画報編集部編集長 
旧:家庭画報コンテンツ事業部副本部長(兼)家庭画報編集部編集長代行

阿部 史明 
新:家庭画報コンテンツ事業部課長代理本部長付 
旧:マガジン営業マーケティング部課長代理

大野 陽
新:家庭画報編集部部長編集長代行(兼)家庭画報.com 編集長  
旧:家庭画報編集部部長副編集長(兼)家庭画報.com 編集長

菅谷 恵美子
新:家庭画報編集部課長副編集長
旧:家庭画報編集部課長

松本 詩郎
新:家庭画報編集部課長代理副編集長  
旧:家庭画報編集部課長代理

小山 泉
新:家庭画報営業マーケティング部課長 
旧:地方創生部課長

佐藤 信之
新:家庭画報グローバルビジネス部担当部長(兼)地方創生部担当部長  
旧:カスタムマーケティング部担当部長

古谷 尚子 
新:家庭画報編集部Special編集部長 きものSalon編集長 MissWedding編集長
旧:家庭画報編集部部長 きものSalon編集長

小穴 康二 
新:イベント部長 
旧:(出向)世界化クリエイティブ取締役(兼)世界化クリエイティブ部長

里見 真人
新:MEN'S EX編集部 課長代理 副編集長  
旧:Begin編集部 課長代理 副編集長

本田 純一
新:Begin編集部主任 副編集長 Begin Market チーフプロデューサー(兼)ネットビジネス部 主任
旧:Begin編集部主任 Begin Market チーフプロデューサー(兼)ネットビジネス部 主任

島津 克
新:Special編集部課長(兼)カスタムマーケティング部 課長  
旧:カスタムマーケティング部 課長

宮本 珠希
新:Special編集部 主任  
旧:編集企画コミュニケーション部 主任

中澤 智子 
新:ブランドビジネス『モノ』事業本部本部長 代行(兼)家庭画報コンテンツ事業本部 副本部長
旧:ブランドビジネス『モノ』事業本部副本部長(兼)家庭画報ンテンツ事業本部副本部長(兼)商品戦略部 部長

岸 達朗
新:ブランドビジネス『コト』事業本部 副本部長(兼)カスタムマーケティング部長  
旧:出版企画事業本部 副本部長(兼)カスタムマーケティング部長

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5)【深夜の誌人語録】

有名に無名は勝る。