【文徒】2018年(平成30)9月25日(第6巻179号・通巻1353)
Index------------------------- -----------------------------
1)【記事】小川「胸喜」榮太郎節がフェイスブックで炸裂!
2)【記事】「紙ペラ」一枚で「新潮45」事件を済まそうとする 新潮社に関係者の「怒り」が殺到
3)【本日の一行情報】
4)【深夜の誌人語録】
------------------------------ ----------2018.9.21 Shuppanjin
1)【記事】小川「胸喜」榮太郎節がフェイスブックで炸裂!
「will」や「月刊Hanada」ではお馴染みとはいえ、文芸 誌の世界では無名に近い小川榮太郎の名前が「新潮45」に初登場 したことによって一挙に知れ渡ったのではないか。小説家の津原泰 水がこんなふうに呟いていた。
「小川榮太郎って文芸評論家って肩書だけど、そんな仕事知られて いないし俺も読んだことも薦められたこともない。 他の著作も読んだって人に会ったことがない。でも痴漢の困苦をリ アルな息遣いで綴った文章はたちまち評判となり、 新潮45を完売へと導いた。ならば痴漢評論家って肩書が相応しい のでは?」
https://twitter.com/tsuharayas umi/status/1042951867909566464
「新潮45」の特別企画「そんなにおかしいか『杉田水脈』論文」 に寄稿しているのは、小川榮太郎だけではないのだが、その批判( あるいは怒り)は小川の論考に最も厳しいと言って良いだろう。例 えば「WEZZY」は「『痴漢も生きづらい』小川榮太郎の破綻し た論考を載せた『新潮45』」を掲載しているし、「 サイゾーウーマン」も「『新潮45』は近く“廃刊予定”? 小川榮太郎氏の『LGBTめぐる主張』で大炎上の舞台ウラ」を掲 載している。
「今月号の『新潮45』に掲載されていたもののなかで突出してひ どかったのが、文藝評論家の小川榮太郎氏による『政治は『 生きづらさ』という主観を救えない』と題された文章だ」
https://wezz-y.com/archives/58 860
「・・・『新潮45』は、9月18日発売の最新号で『そんなにお かしいか『杉田水脈』論文』なる特集を展開している。その中で、 文芸評論家・小川榮太郎氏が、『政治は『生きづらさ』という主観 を救えない』と題した文章を寄せており、これが現在、大バッシン グを巻き起こしているのだ」
https://www.cyzowoman.com/2018 /09/post_202503_1.html
「ハフポスト日本版」はタイトルに小川榮太郎の名前を掲げた二本 の記事をリリースしている。「 痴漢とLGBTの権利をなぜ比べるのか。『新潮45』小川榮太郎 氏の主張の危険性、専門家が指摘」と「LGBTは、性的嗜好では ない。『新潮45』小川榮太郎氏の主張はここが間違っている。 識者が指摘」がそうである。また「ハフポスト日本版」は「Abe maTIMES」の「LGBT批判の小川榮太郎さんが持論を展開 ⇒ ゲイ公表の鈴木賢氏『その感覚に驚く』」も転載している。
https://www.huffingtonpost.jp/ 2018/09/20/shincho-45-ogawa-ar ticle_a_23533100/
https://www.huffingtonpost.jp/ 2018/09/20/lgbt-shincho45_a_23 533247/
https://www.huffingtonpost.jp/ 2018/09/20/ogawa-comments_a_23 533228/
「キャリコネニュース」は「小川榮太郎氏、新潮45炎上にツイッ ターで言及 『私の文章をそう読める人達の頭は大丈夫でない』」を掲載し、リ テラは「『新潮45』杉田水脈擁護特集に安倍応援団揃い踏み! 小川榮太郎は『LGBT認めるなら痴漢の触る権利も保障すべき』 」を掲載している。
https://news.careerconnection. jp/?p=59782
https://lite-ra.com/2018/09/po st-4264.html
神谷匠蔵は「アゴラ」で「『新潮45』小川榮太郎氏『触る権利』 論騒動の本質」を発表して小川がreductio ad absurdum(帰謬法)に依拠した議論を展開していることを 読み解いたうえで、小川の「非」を明らかにしているのだが、 この文章など、小川擁護の論調に見えて来るから不思議だ。
「戦後日本の商業メディアは、一見戦前のような言論統制から自由 なようで、実際には『より売れるもの』を求めるあまり言論界の『 大御所』や大衆迎合的な言論人ばかりを重用し、既定路線外の新人 等を冷遇するという事実上の『資本の論理に基づくフィルター』 をかけてきたように思われます。
その結果、本当は無数に存在するはずの『正論』がメディア上には なかなか上がらず、極端に偏った主張ばかりが跳梁跋扈し、 アカデミアに近い『良心的知識人』 達もそういった極論ばかりに批判の眼を向け、さもそれが『大衆』 を代表しているかの如くに考えて『日本の大衆』全体を必要以上に 侮蔑してきたのではないでしょうか」
http://agora-web.jp/archives/2 034800.html
駒沢大学グローバル・メディア・スタディーズ学部教授の山口浩も 小川榮太郎を切って捨てる。
「ほぼ全文にわたって論外なのでいうべきことなし。『LGBTと いう概念について私は詳細を知らないし、馬鹿らしくて詳細など知 るつもりもない』そうである。これだけで充分であろう。 そういえばこの人、歴史的仮名遣いの人じゃなかったっけ。いつの 間にか宗旨替えしたのか、それとも新潮社に言われたのか」
http://www.h-yamaguchi.net/201 8/09/post-f4f2.html
山口の指摘で重要なのは小川は歴史的仮名遣いに拘りながら、フェ イスブックへの投稿を読んでいけばわかることだが、歴史的仮名遣 いに間違いが多々あることだ。例えば、この「日録」では「いふ」 と書くべきが「いう」になっているし、「ゐる」を「いる」 と書いて平然としているし、「だろう」は「だらう」だろうが、 そして「っ」は「つ」だ!小川はさして歴史的仮名遣いを身につけ ていないのである。嗚呼!そういう手合いに福田恒存や桶谷秀昭の 名前を軽々と口にして欲しくはないのだ。
https://www.facebook.com/eitar o.ogawa/posts/2043316229094521
そういえば適菜収は次のようにツイートを投稿していた。確かにこ れは変換ミスではあるまい。
「自称文芸評論家の小川榮太郎さんが、自分の本のことを『拝著』 と書いていて一部で話題に。『拙著』と書きたかったのか? 日本語は苦手みたいですね」
https://twitter.com/tekina_osa mu/status/1043130135992356864
「スマダン」が掲載した「新潮45の杉田擁護論を赤ペンで添削し たら真っ赤に染まった」には笑ってしまった。
https://www.excite.co.jp/News/ smadan/E1537588505028/
「SNSは権力に忠実なバカだらけ」で知られているロマン優光の 「『新潮45』のここがひどい」も小川榮太郎の論文は杉田論文擁 護にすらなっていないトンデモ論文であると喝破している。
「氏は痴漢擁護なんかしていません。LGBTの人々を犯罪者であ る痴漢と同様に扱うという侮辱的な表現、 差別的な表現をしただけで痴漢擁護ではないのです。さらに読み込 めばわかります。氏の論文が杉田論文擁護にすらなっていない、本 当にトンデモないものであるということが。切り取られている部分 が、その主張のおかしさが伝わってくるくらい、まだ何を言いたい かは意味がわかる程度にマトモな部分であったということが」
http://bucchinews.com/subcul/6 352.html
「Yahoo!ニュース 個人」が掲載している木村正人の「杉田論文『そんなにおかしいか 』新潮45の反論が再び大炎上 絶滅していく紙メディア『最期の咆哮』」は次のように指摘してい る。
「インターネットが登場する前は、紙メディアは活字情報の流通を 独占していたため、金回りも良く、健全な言論を発展させていく力 にあふれていました。しかし今や、紙メディアの独占状況は完璧に 破壊され、生き残りをかけた苦しい戦いを強いられています。
雑誌はもう当たり前のことを書いていて売れる時代ではなくなりま した。雑誌は売れないと言論活動を続けることはできません。極端 な主張、とんでもない言論、嫌悪や不安をあおる扇情的な記事でな いと読んでもらえない悲しい現実があります。
『新潮45』は一定の読者を確保するために杉田論文を擁護する企 画を確信犯的に組んだのでしょう。わざと問題を起こして注目を集 める炎上商法なのかもしれません」
https://news.yahoo.co.jp/bylin e/kimuramasato/20180919-000975 11/
小田嶋隆は「日経ビジネスONLINE」に発表した「『新潮45 』はなぜ炎上への道を爆走したのか」で、「新潮45」10月号が 「売らんかな」の商売を目的に「そんなにおかしいか『杉田水脈』 論文」という「特別企画」を組んだことに対して、それが「どれほ どちゃんちゃらおかしくて馬鹿げているのかについても、あえてく だくだしく論じようとは思っていない」のだという。その「 理由は、それらが『反論が論敵の利益になる』ほどに、馬鹿げた議 論だからだ」という。しかし、そんな小田嶋をして、小川榮太郎に は反応せざるを得ないのだそうだ。しかも、小川榮太郎が憑依した かのようなロジックを披歴している!
「理由は、単純な話、腹が立つからだ。
いくらなんでも、ここまで低劣だと、読んでしまった人間の感情と して黙って通り過ぎるわけにはいかないということだ」
https://business.nikkeibp.co.j p/atcl/opinion/15/174784/09200 0159/?P=1
笙野頼子と北原みのりは「note」に「私たちは抗議する」を発 表した。
「というかこの痴漢擁護論考、文学についても全体についても論考 とも何とも呼べぬ低劣さである。何も言っていない。 すべてを貶めて卑怯犯罪や猥褻語で汚し、下劣な一人合点をしてい るだけだ。
あるいは最初から痴漢被害者をも侮辱するつもりだったのかも。
そもそもつい昨日まで、小川榮太郎などという文藝評論家がいると いう事さえ私は知らなかった」(笙野頼子)
「今回の新潮45の杉田水脈発言擁護は、『LGBTには生産性が ない』発言の暴力性をさらに醜悪に拡大させ、言論暴力による被害 を広げた。その最たるものが小川榮太郎という人だろう。彼は際だ って雑で愚かだった。LGBTを茶化してSMAG(サド、マゾ、 お尻フェチと、痴漢だって)をいう彼の造語を披露し、LGBTの 権利とはSMAGの権利をうたうようなものだとする。かように彼 は性的指向と性的嗜好の区別をつけられず、暴力とセックスの違い も曖昧で、セクシュアルマイノリティの権利と痴漢の権利を記号の ように同等に並べた。なにより『(痴漢の) 触る権利を社会は保障するべき』という衝撃的な暴論ですら、彼に とってはSMAGを思いつくくらいの、おふざけ、お気軽さなのだ ろう」(北原みのり)
https://note.mu/minorikitahara /n/n10df59ba7103
こうした批判に対して当の小川榮太郎はツイッターで一蹴している 。
「【笑話】新潮45に発表した『政治は「生きづらさ」という主観 を救えない』という論文がネット上で大炎上しているようだ。一節 を取り出して『小川が痴漢の触る権利を保障すべきだと主張してい る、頭は大丈夫か』と騒いでいるらしい。(つづく)」
「私の文章をそう読める人達の頭が大丈夫でないことだけは確かだ が、私の頭については今日はまだ酒が足りないので大丈夫かどうか 判断付かない。多数決で決めたらいいんじゃない(笑) 何人寄っても馬鹿は馬鹿。何時に酔っても酔漢は酔漢。(終)」
https://twitter.com/ogawaeitar o/status/1042311431171932160
https://twitter.com/ogawaeitar o/status/1042311537690501120
何人寄っても馬鹿は馬鹿。何時に酔っても酔漢は酔漢。然り。何を 書いても、小川榮太郎は小川榮太郎なのである。これは私が言うま でもないことだろうが、小川榮太郎の最大の欠点は「文学」を欠如 した文芸評論家であるということだ。単なる「馬鹿」なのである。 しかし、馬鹿は馬鹿でしかないのだが、馬鹿を舐めてはなるまい。 その馬鹿が、大衆が日々の生活によって溜め込まれ、肥大化してい ったルサンチマンを背景にして、知的領域における常識をことごと く転覆していったという歴史を蓑田胸喜の名前とともに忘れてはな るまい。
SNSでの大炎上を踏まえて新潮社は「新潮45」について新潮社 にかかわる様々なジャンルの寄稿者に意見を求めたに違いない。 これは新潮社から「ロマンティックあげない」を刊行している松田 青子のツイート。
「新潮社の担当編集者さんから電話があったので、リツイートやツ イートではなく、不当に傷つけられた当事者の方々のために一刻も 早く会社として声明を出して欲しいとお伝えした」
https://twitter.com/matsudaoko /status/1042303425218732032
多くの寄稿者が松田のように助言したのかもしれない。新潮社は9 月21日付で代表取締役社長佐藤隆信名義で次のような「『 新潮45』2018年10月号特別企画について」なる文章を発表 した。
「弊社は出版に携わるものとして、言論の自由、表現の自由、意見 の多様性、編集権の独立の重要性などを十分に認識し、尊重してま いりました。
しかし、今回の『新潮45』の特別企画『そんなにおかしいか『杉 田水脈』論文』のある部分に関しては、それらに鑑みても、あまり に常識を逸脱した偏見と認識不足に満ちた表現が見受けられました 。
差別やマイノリティの問題は文学でも大きなテーマです。文芸出版 社である新潮社122年の歴史はそれらとともに育まれてきたとい っても過言ではありません。
弊社は今後とも、差別的な表現には十分に配慮する所存です」
https://www.shinchosha.co.jp/n ews/20180921.html
「BuzzFeedJapan」 創刊編集長の吉田大輔は、早速、ツイッターに次のような見解を投 稿している。
「小川榮太郎氏の論文は性的指向と性的嗜好の区別もつけておらず 、偏見と差別意識に満ちたものだった。なぜ、編集部がチェック機 能を果たせなかったのかを知りたいし、説明して欲しかった」
https://twitter.com/masurakusu o/status/1043078383830093824
「プレジデントオンライン」に元「週刊現代」編集長の元木昌彦は 「痴漢の擁護に走った『極論雑誌』の末路」を発表しているが、 元木はこう見立てている。
「2009年に週刊新潮は大誤報をしている。2月5日号(1月2 9日発売)から4号にわたって、朝日新聞記者2人を殺傷した朝日 新聞阪神支局襲撃事件(いわゆる赤報隊事件) の実行犯を名乗る男の手記を載せたのだ。
週刊新潮は誤報と判明した後もよくわからない文章を掲載するなど 迷走を極めた。編集長は更迭されたが、週刊誌への不信感を高める ことになった。
(中略)
今回の新潮45問題は、そのとき以上の危機だろう。編集長の更迭 や、雑誌の休刊ですむ話ではない」
https://president.jp/articles/ -/26248
私の評価も言っておこう。この佐藤社長名義の新潮社の文章は小川 榮太郎から「何人寄っても馬鹿は馬鹿。 何時に酔っても酔漢は酔漢」と哄笑されても仕方のない内容である 。何故なら「今回の『新潮45』の特別企画「 そんなにおかしいか『杉田水脈』論文」のある部分」が具体的にど の部分を指すのかサッパリわからないうえに、それが「あまりに常 識を逸脱した偏見と認識不足に満ちた表現が見受けられました」と その事実を認めるだけで新潮社としても経営者としても少しも謝罪 はしていないのである。さすが、新潮社の社長ともなれば、こうし た居丈高な物言いに何の違和感も抱かないのだろうか。そういう佐 藤の姿勢が新潮社を差別の温床にしているのではないかとさえ私に は思えてくる。
新潮社からすれば、書店までも巻き込んで不買運動が起きそうな雲 行きとなるなか、これを何とか防ぎとめるべく勘案されたのがこの 文章であったのかもしれない。
これは朝日新聞地方版の記事。「新潮45」や新潮社の新刊を置か ないという書店がボツボツ出始めている。
「自民党の杉田水脈衆院議員が同性カップルを念頭に『生産性がな い』などと月刊誌『新潮45』で主張した問題に関連し、 和歌山市万町の書店『本屋プラグ』は20日、新潮社の新刊本の販 売を当面取りやめる方針を明らかにした。店主らは『 言葉の暴力が一線を越えている。問題提起したい』と話す」
https://www.asahi.com/articles /ASL9N41TGL9NPXLB006.html
小川榮太郎はフェイスブックで「以下の方のツィッター、報道で、 私への暴言か、新潮45編集部への恫喝がなされています」として 、その一覧を掲載しているが、そこには佐藤隆信の名前も加えるの だろうか。
https://www.facebook.com/eitar o.ogawa/posts/2036593976433413
このリストからすれば次のようなツイートが小川榮太郎からすれば 何故か「暴言」や「恫喝」ということになる。むろん、その何故の 部分を一切説明することなしにレッテル貼りをするのが小川榮太郎 の文芸評論家としての流儀である。
「読んだ。本当に酷い内容だった」(竹下郁子 Business Insider Japan)
https://twitter.com/i_tkst/sta tus/1042073269464002563
「『新潮45』編集部は、新潮文庫で『仮面の告白』を読んでみた らどうか。読者として、新潮社の本で僕の人生は変わったし、 小説家としてデビューし、代表作も書かせてもらった。言葉に尽く せない敬愛の念を抱いている出版社だが、一雑誌とは言え、 どうしてあんな低劣な差別に荷担するのか。わからない」( 平野啓一郎)
https://twitter.com/hiranok/st atus/1042220080745115649
「新潮45でとりわけ大きな反響を巻き起こしてる小川榮太郎氏の 寄稿だけど、小川氏は昨年末にも電通の女子社員自殺問題で『私は この事件をよくは知らない。いまも実はあまり詳しくは知らずにこ れを書いている』と前置きしながら遺族や被害者冒涜するようなこ と書いてたんだよね」(津田大介)
https://twitter.com/tsuda/stat us/1042620043157102593
「『新潮45』、小川榮太郎氏の寄稿の一部。慄然とする。
『満員電車に乗った時に女の匂いを嗅いだら手が自動的に動いてし まう、そういう痴漢症候群の男の困苦こそ極めて根深ろう。再犯を 重ねるのはそれが制御不可能な脳由来の症状だという事を意味する 。彼らの触る権利を社会は保障すべきでないのか』」
「〝文藝評論家〟の小川氏が、それでも自分を支持してくれる声が 集まるFacebookで「反論があれば『きちんとした文章』 で反論してください」として名前を列記し、 そこに自分も含まれておりますので、お望み通り、『文學界』 の次号連載にて、『きちんとした文章』で書きます。以上です」( 武田砂鉄)
https://twitter.com/takedasate tsu/status/1042064372518940672
https://twitter.com/takedasate tsu/status/1042918825891528705
「一時期、同世代の売れ筋の国際政治学者たちに会うたびに、「『 正論新風賞くれる』って言われたらどうします?」って聞いてもれ なく嫌な顔されてたが、これでとにかく拒否、話きたら全速力で逃 げろ、になりましたね」
「これを『恫喝だ』と言う人は少なくとも『文芸評論家』ではない 。以前から文芸評論家でもなかったんだよ。『ボケかけて怒りっぽ くなった老人向けに各社が出している右翼雑誌の常連執筆者』 です。言葉は正しく使いましょう。最近の老人は日本語の乱れが著 しい」(池内恵)
https://twitter.com/chutoislam /status/1042310334105583617
https://twitter.com/chutoislam /status/1043084319911071745
「『新潮45』の杉田文章や擁護文章、明らかな事実誤認や論理矛 盾などが多く見られるので、社内から『新潮校閲部がガチでチェッ クした赤入れver』とか出してくれないかなぁ。それで問題点が 随分と共有されると思うんだけど。一部はラジオで勝手に指摘しま した」
「ぼくは繰り返し自分の言葉で発言してるので、まずは応答してく ださればいいのだが、『音声』ではなく『文章』にしかレスしない ということかしら」(荻上チキ)
https://twitter.com/torakare/s tatus/1042254757828616192
https://twitter.com/torakare/s tatus/1043072400596717569
「小川榮太郎氏のFB投稿で『暴言』や『恫喝』をした一人として 名前をあげられました。どんな理由で私の記事を『暴言』や『 恫喝』などと評価なさったのか、 この文章ではよくわかりませんが、今後も杉田議員の寄稿に関連し て複数記事を出すべく準備中です。少しでも理解を深めていただけ たらと願います」(岩永直子 BuzzFeed Japan)
https://twitter.com/nonbeepand a/status/1042980698934525953
「話題の『新潮45』の『杉田水脈論文擁護特集』をじっくり読ん だ。読むんじゃなかった……。小川論文とか、これ、『 公衆便所の落書き』じゃん。こんなの読ませるなよ、読んでる方が 恥ずかしくなるから! あと、事実でおかしいところが散見されたのだが、最強の新潮校閲 部のチェック入ってないの? 謎だ」
https://twitter.com/takagengen /status/1042261420321071104
「「新潮45」の特集に胸蓋がれる思いでいたら、同誌への批判的 意見を、同じ新潮社の文芸アカウントが次々にリツイートしている のを知った。一度全削除されてもまた復活した。
組織の中で闘う困難を、↓固定ツイートのこの信念が上回ったとい うことか。
どうか頑張って。皆、出版人の良心を信じたいんだ」(村上由佳)
https://twitter.com/yukamuraya ma710/status/10422331545709035 57
「新潮文庫を読んで育ったことを思い返すと、悲しい。新潮社をボ イコットすべきかと自問する日が来るとは」(中野晃一 政治学)
https://twitter.com/knakano197 0/status/1041298417417281537
「雑誌ってほんとに編集長で変わる。自分も編集者としては雑誌育 ちなのでよくわかる。『新潮45』ほどそれをわかりやすく見せて いる雑誌もそうないが。『新潮45』にはわたしも以前、違う編集 長時代に関わらせてもらったことあるけど、もはや別物。残念だ」 (「人生最後のご馳走」青山ゆみこ)
https://twitter.com/aoyama_kob e/status/1041154616539279360
「狂ってないか、小川榮太郎。この駄文を載せた新潮45編集部、 版元の新潮社も狂ってないか。痴漢の権利を保障せよと言い出した 性犯罪者の味方、小川榮太郎こそは、モリカケが朝日の報道犯罪だ という言いがかり本を出した、言論界の最底辺を這いずり回る史上 最低級の駄文屋。アベ礼賛者はこんなのばかり」
「新潮45は完売。彼らの炎上商法は短期的には成功。ですので、 新潮社の不買運動は、他の本も含めて、長期にわたって、買わない 、読まない。新潮社という老舗のブランドが、小川榮太郎や杉田水 脈や新潮45のヘイト編集者のために、あっけなく毀損され、 汚され、価値を失ったことを自覚してもらうべき」(岩上安身)
https://twitter.com/iwakamiyas umi/status/1042329233584906241
https://twitter.com/iwakamiyas umi/status/1043426017589616640
新潮社の不買運動を提案する岩上はスターリニズムの本性を現した のだと思う。次のように投稿している内田樹も岩上の同類と言えよ う。
「新潮社の友人からメール。社内の動きについてお知らせ頂きまし た。新潮社出版物への不買運動まで始まった以上、品位ある出版社 という評価を守りたいなら、謝罪の上、『新潮45』 は廃刊するのが適当でしょうとご返事しました」
https://twitter.com/levinassie n/status/1043307660559310848
この内田にしてもそうだが、小川榮太郎の「文学的触覚」には引っ かかっていないのかもしれないが、小川を批判するツイートは、 まだまだ他にもこんなにある。
「論ずるなら、そもそもを知る勉強をしてからだと思います。間違 った思い込みの発信は、社会を混乱させます。表現の自由を履き違 えてる」(東ちづる)
https://twitter.com/ChizuruA1/ status/1043302005333053441
「LGBT当事者が生きづらいなら「痴漢症候群の男」も生きづら い、と『新潮45』で主張した小川榮太郎氏の『約束の日 安倍晋三試論』を、安倍首相の資金管理団体・晋和会は総額700 万円以上購入しました」(香山リカ)
https://twitter.com/rkayama/st atus/1042923431996452864
「小川榮太郎氏 新潮45より『人間ならパンツは穿いておけよ』『性的嗜好は見せ るものでも聞かせるものでもない』
異性愛か同性愛か両性愛かというのは性的指向。さらに個人的なも ので公表するなというのなら、なぜ異性愛者は婚約や披露宴や結婚 式などを行うのか。その非対称性に全く言及がない」(立憲民主党 尾辻かな子)
https://twitter.com/otsujikana ko/status/1042760103810592768
「ひじょうな憤りをもって観た。小川榮太郎氏は鈴木賢氏の論理的 な問いかけに対してひとつも誠実に応えず、 起点となるべき自身の文章の不寛容さを押し隠し、論点を提起した だけだ、と寛容さを装う。ご自身でレトリックであると嘯いている が、これほど醜悪なレトリックもない」(佐野亨)
https://twitter.com/torusano11 24/status/1042793941706272768
「小川榮太郎氏の反論がすげえ。作家やジャーナリストたちをわざ わざ名指しして『僕ちん、この人たちにいじめられたぁ』 てFBに投稿してる。恐ろしく幼稚なこの精神性なら『 痴漢にも権利あるもん!』て言うのも理解できるわ(笑)」( 及川眠子 作詞家)
https://twitter.com/oikawaneko /status/1043387712164618240
小川榮太郎は新潮社が代表取締役社長佐藤隆信名義で「『新潮45 』2018年10月号特別企画について」を発表したことを受けて 毎日新聞から、コメントを求められたそうである。しかし、そのコ メントは紙面に掲載されることはなかった。小川からすれば確かに 言論弾圧であろう。
https://www.facebook.com/eitar o.ogawa/posts/2042856862473791
小川は毎日新聞に提供したコメントの全文をフェイスブックで公開 している。
「署名原稿に出版社が独断で陳謝コメントを出すなど言語道断。マ イノリティーなるイデオロギー的立場に拝跪するなど文学でも何で もない。イデオロギーや同調圧力に個の言葉で立ち向かい人間の悪 、業を忌憚なく検討する事も文学の機能だ。新潮社よ、『同調圧力 に乾杯、全体主義よこんにちは』などという墓碑銘を自ら書くなか れ」
https://www.facebook.com/eitar o.ogawa/posts/2042987722460705
このコメント、果たして産経新聞であれば掲載するのだろうか。私 見を言えば掲載しないように思えてならない。
ところで、アドルノ+ホルクハイマーの「啓蒙の弁証法」をご存じ だろうか。実は「カラマーゾフの妹」の高野史緒のこんな投稿を見 つけた。
「新潮45関係のツイート、冷静なツイートは無視されがちで扇情 的なツイートばかりがどんどんRTされてゆくことについて、 夫は「『啓蒙の弁証法』ですよ」とさくっと断じた。 すっかり忘れてたけど、おお、ほんとにまさしく啓蒙が暴力化する 「啓蒙の弁証法」そのものじゃん。頭冷やそうぜ」
https://twitter.com/fumio_taka no/status/1042771447507120129
理性が暴力的な画一化をもたらすことを「啓蒙の弁証法」というの だが、小川榮太郎はマルクス主義によってしか救われないというこ とだ。周知のようにアドルノも、ホルクハイマーもフランクフルト 学派の重鎮である。
もっとも残念ながら当の小川榮太郎が頼りにしているのは「陰謀論 」であるようだ。こんな具合!小川榮太郎が安易に「陰謀論」 に傾斜するのは、彼の辞書に「自己責任」という四文字が存在しな いからではないのだろうか。やはり、小川榮太郎は小川榮太郎なの である。
「雑誌発表から3日での社長による陳謝は余りにも早かった、幾ら 何でも早すぎるだろうと先の専門家は指摘する。なるほどばたばた していて気付かなかったが確かにそうだ。社内的コンセンサスを作 る暇さえなかったに違いない。私への連絡もなければ、とばっちり を受けた他の執筆者にも何の連絡もなかったろう。これは大変な不 祥事だ。事実上私の文章を想定した社長謝罪とはいえ、私の名前も 文章の引用もない以上、社長の侮辱的な発言は他の6人の執筆者全 員にもかかることになるからだ。
なぜこんな拙速な対応をしたのか。
新潮社のアキレス腱を狙った悪質な組織的圧力がかけられていなか ったかどうか、社長がとにかく急ぎ声明を出さざるを得ない異常な 圧力がなかったかどうか、言論の自由の為に本格的な取材で事の裏 面を暴く必要がある。
本当は週刊文春がすべき仕事だがまあ無理でしょうね。要するに今 のマスコミはへっぴり腰の弱い者いじめと安倍叩きしか能がない」
https://www.facebook.com/eitar o.ogawa/posts/2044429548983189
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2)【記事】「紙ペラ」一枚で「新潮45」事件を済まそうとする 新潮社に関係者の「怒り」が殺到
新潮社の公式ECサイト「新潮オンラインショップ」の公式アカウ ントも小川榮太郎の文章に違和感を抱いたのであろう。
「おはようございます。う~~~~~~ん~~~~現代日本文学を かじった程度の中の人のチラ裏としてちょっと書きたいことを書き ますが怒られたら消します!三島由紀夫『仮面の告白』 が有名ですが、夏目漱石『こころ』にもLGBT的論文が多いんで すよ。実際読んで頂ければわかると思うのですが…!」
「何が言いたいかっていうと日本文学とそういった描写は切っても 切り離せないし、そういうマイノリティや苦悩に寄り添ったりする のが文学かなぁ…と思ったりしたりします。救われたり、 刺さったり、そういう心を動かすのが文学で…。(だんだんわけが わからなくなってきた)」
https://twitter.com/Shincho_Sh op/status/1042228146903310336
https://twitter.com/Shincho_Sh op/status/1042228148069228545
この公式アカウントは「痴漢」についてのツイートも投稿したが、 こちらは削除されてしまった。新潮社の「内紛」は全社的に広がっ ているのだろう。
https://twitter.com/sandworm_3 13/status/1042457231793385472
新潮社で「サザンオールスターズ 1978-1985」「笑福亭鶴瓶論」「親鸞と日本主義」「バカ 論」「プリニウスⅠ~Ⅵ」「超越と実存」「生きるとか死ぬとか父 親とか」などを手がけてきた編集者の金寿煥がツイートしている。 金寿煥の投稿は佐藤隆信社長と違って「お詫び」を冒頭に掲げてい る。
「『新潮45』の件、まずは不快な思い、ご迷惑をお掛けしたこと をお詫びします。ただただ腸が煮えくり返っています。当然1ミリ も首肯も擁護もできません。恥ずかしく申し訳なく思うばかりです 。これまで『自分は自分の仕事を』と思ってやってきましたが、同 じ穴の狢であることは避けようのない事実であり、深く自覚するべ きだと思っています。そしてこれからは、『なぜ自分は今ここにい るのか』を問い返し、考えつつ、なすべきこと、 できることをしようと思います」
https://twitter.com/KimuSuhan/ status/1043135160344952832
https://twitter.com/KimuSuhan/ status/1043135391199416321
新潮クレスト・ブックスでダニエル・アラルコンの「夜、僕らは輪 になって歩く」やアンソニー・ドーアの「すべての見えない光」 を翻訳している藤井光は現在、進めている翻訳の仕事を一度降りる 決意をした。
「『新潮45』とその後の新潮社の声明に抗議して、新潮クレスト ・ブックスで進めている翻訳の仕事について、いったん降りるとい う決断をしました。言葉がふるった暴力について、 誠意ある対応がなされ、素晴らしい編集者と読者の輪に戻れるよう になることを望みます」
https://twitter.com/fujiihikar u/status/1043351777859366912
「ブレードランナー2049」のパンフレットを編集した浅原裕久 は新潮社の同族経営を批判している。
「新潮45問題、新潮社の複数Twitterアカウントが批判ツ イートをリツイート、他社のアカウントも好意的に反応するなど『 美談』で地ならししたにもかかわらず、佐藤隆信社長のボケ~っと した声明ですべて台無し。謝罪ひとつできず無能を曝け出した。新 潮社122年の同族経営のツケ、驕る佐藤家は久しからず」
https://twitter.com/asahara196 6/status/1043379608748359681
集英社OBの鈴木耕は「新潮45」は腐った魚だという例え話を紹 介している。
「ある方が面白いことを言っていた。『魚屋が腐った魚を売っちゃ あかんでしょう』。なるほど。今回の『新潮45』は、 新潮社という魚屋さんが『新潮45』という腐った魚を売った… ということですね。私はあまりたとえ話を使わないけれど、 これはよく分かります」
https://twitter.com/kou_1970/s tatus/1043424857906532352
戦場ジャーナリストの志葉玲もこの問題に無関心でいられないよう である。
「性暴力の被害者となるのが、いつも女性ばかりとは限らない。小 川榮太郎氏と新潮45編集長の若杉良作氏も、性犯罪をやめられな い男の触る権利に、身をもって貢献したらいいんじゃないの(呆) 」
https://twitter.com/reishiva/s tatus/1042259697737166848
「真ん中の子どもたち」(集英社)の温又柔は両親は台湾人であり 、家庭では日本語、台湾語、中国語が飛び交うという環境の下で育 ち、小説は日本語で書いている。
「新潮45の件で、新潮社の本は置かないと宣言し、問題提起する 書店の方々の志がよくわかる。ただ、今回の件にかぎらず、偏狭な 愛国心を煽る目的で他者を貶めるヘイト本を、"売れる"から、 と出し続けた出版社、置き続けてきた書店にも、ぜひこの問題とむ きあって欲しいと思う」
https://twitter.com/WenYuju/st atus/1043127077136781312
毬谷友子の問いかけに若杉良作編集長は、いったいどう答えるだろ うか。
「これを出版した編集者に問いたい。あなたの小さな娘が 性的な犠牲者になって 一生心の傷を負って生きなくてはならないとしても 、それでもこの文を掲載した事を後悔しないのですか?」
https://twitter.com/mariyatomo ko/status/1042239399096971264
「出版社営業・井辻智紀」の業務日誌シリーズで知られている大崎 梢は元書店員である。「あんなコメント」とは、 むろん佐藤隆信社長名義のアレだ。
「今日は友人(SNSはやっていません)から連絡があり、やりと りしました。新潮45の件でとてもまいっていて、そのあとの対応 にも失望し、今後の仕事について重い決断をせざるを得ないと。 同感です。まだこれからの対応に、 一縷の望みを持っているのですけれど。あんなコメントで終わって いいわけない」
https://twitter.com/o_kozue/st atus/1043511783162433537
新潮社では「サクリファイス」シリーズを出している近藤史恵は来 年から新潮社の仕事を断る決意を固めた。
「とりあえず、来年からの新潮での新しいお仕事はお断りしてきま した。来年頭に文庫が出るので、それに関しては悩みましたが、新 潮社以外の方にもご迷惑をかけてしまうことになるので、そちらは これ以上のなにかがない限りは、このまま出るとは思います」
「『もっと冷静になるべき』と言われたけど、私はこれまで冷静な ふりをしすぎたのだと思ってるよ」
https://twitter.com/kondofumie /status/1043160244082204672
https://twitter.com/kondofumie /status/1043713045082456064
ロック・バンドのソウル・フラワー・ユニオンも、アレには不満だ 。
「この短文でことを収束させられると思ってるんやな。何も言って いないに等しい。まずは回収せんかい」
https://twitter.com/soulflower union/status/10430613648209264 67
池田信夫は「新潮45」編集長の更迭までにとどめるべきだと考え ているようだ。
「今回の『新潮45』の特集(特に小川栄太郎の原稿)はくだらな いもので、編集長が更迭されるのはしょうがない。しかし「 廃刊しろ」というのは、表現の自由を抹殺しろという筋違いの話だ 」
https://twitter.com/ikedanob/s tatus/1043796343393673218
「プリニウス」を「新潮45」に連載する、「ヤマザキマリ+とり ・みき」のアカウントは「文責」をとり・みきが負ってのツイート を明らかにした。とり・みきが謝り、新潮社の佐藤隆信社長は謝ま らないという前代未聞の事態が生じてしまったのである。
「一夜明けてTLは少し沈静化しておるが多くの人と違いこちらは 当事者度が高いのでまだモヤモヤしている」
「申し訳ないが文芸部がんばれとすら思えないのである。安心でき る何かに情動的にイイネが殺到する集団ナルシズムに見える。 出版社に対する『仕事相手』以上の幻想は作者二人とも自らの経験 からとうの昔に喪失している。それでも今回は幻想どころかかなり 低く設定していたレベル以下の事案だったわけで」
「同じ雑誌だからというような連帯感は二人とも持ち合わせてない し、逆に別の記事に対して一執筆者の立場で分を超えているのも重 々承知しているが、本作を楽しみにしてくれて不快さや心痛をこう むった(いわゆるLGBTの)読者や友人諸氏には心情的に本当に お詫びしたい。雑誌は謝らないかもしれないが」
https://twitter.com/plinivs/st atus/1042635164604481536
https://twitter.com/plinivs/st atus/1042635231583363072
https://twitter.com/plinivs/st atus/1042635303188541440
「新宿二丁目の文化人類学」の砂川秀樹の例え話が秀逸である。
「『新潮45』への批判に対して、どっちもどっちと言う人がいる が、やぐらの上から石を投げつけてくる人がいれば、石を投げ返し たり、やぐらを取り壊そうとするのは当然だろう。どっちもどっち 論の人たちは、石の届かない別のやぐらから高みの見物をしている かのようだ」
https://twitter.com/H_Sunagawa /status/1043318445251522561
能川元一のツイート!
「『いっそ出さない方がマシだった釈明』の歴史にまた1ページが 加えられた」
https://twitter.com/nogawam/st atus/1043059667868344321
このツイートは広報的な見地からして鋭いものがある。みんな似た 者同士なのである。
「恐らく、早稲田大学の優秀な頭脳陣も、新潮社創業四代目の血筋 めでたき佐藤隆信社長も、これまでずっと組織の内部で保護されな がら生きてきたのだ。なので、こうした危機の際に、『外部』 に向ける『顔』をマトモに作ることができない。 この致命的な幼稚さは、日大の内田元監督にも見受けられたものだ 」
https://twitter.com/ONahiQY9cR 1sy7Z/status/10434684192390144 00
安田菜津紀はフォトジャーナリストであり、「サンデーモーニング 」ではコメンテーターをつとめている。
「新潮45の記事を受けて出された社長談話も、何ら具体策は示さ れていなかった。そもそも杉田議員からの会見などもなければ、党 として具体的な行動を示した形跡もない。つまり、誰も本気で向き 合っていないのだと思う。こうした事実上の沈黙が、 暴力の連鎖を野放しにしてしまう」
https://twitter.com/NatsukiYas uda/status/1043710770217775105
新潮社が主催する公募新人文学賞である「R-18文学賞」でデビ ューを果たした深沢潮はフェイスブックに新潮社からの新刊の刊行 をとりやめるつもりだと苦しい胸の内を明かす。
「たいへん心を痛めておりますと同時に強い憤りを感じております 。
私の次の単行本は、11月に新潮社から刊行の予定です。
文芸部の方とやりとりし、彼ら彼女たちも当惑し、激しく憤り、さ まざまな模索をされていることも承知しております。
もうしばらく見守り続けるつもりではおりますが、新潮社の対処い かんによっては、刊行を取りやめるつもりでいます。
私は、2012年に、新潮社の、女による女のためのR18文学賞 で大賞を頂き、作家デビューしました。
新潮社から単行本2冊、文庫本1冊を刊行し、編集者の方とも良い 関係を築いてまいりました。深く感謝もしております。 編集者の方々を厚く信頼もしています。
文芸出版社の老舗で、数々の名作を世に出してきた新潮社から本を 出せることが、いち作家として誇りでもありました。
それでも、新潮社から11月に新刊を出すことが、私の書いてきた ことと矛盾する行為になるのではないかと、たいへん悩んでいます 。
刊行直前のいま、装丁も決まりかけ、ゲラも再校を戻し、やめてし まえば、各所に多大なご迷惑をおかけすることになります。ひとり の社会人として、進んでいる仕事を一方的に止めれば、信頼を損ね ることにもなります。
刊行を待ってくださっている読者の方々、書店の方がたを落胆させ てしまうことにもなります。
大作家やベストセラー作家でもなく、一冊一冊が生き残りをかけた 勝負となる作家にとって、新刊を出すことがどれだけ大変なことか も身に染みていて、そのチャンスを放棄することはリスクの大きい ことだとも承知しています。 何らかの形の制裁もあるかもしれません。印税が入らないことも、 シングルマザーとしてまだ学齢期の子ども二人を養育している私に とっては辛いことです。
なにより、私自身が『かけらのかたち』という作品を出すことを誰 よりも楽しみにしてまいりました。自信を持って世に送り出せる作 品です。
どうすれば良いのか、ずっと考え続けています。
最終結論はまだですが、
今現在の私の正直な思いをここにしたためました」
https://www.facebook.com/perma link.php?story_fbid=1911147528 941417&id=255667361156117&__ xts__%5B0%5D=68.ARCbka61y1DDb1 7P9cQEKt6AJQqRx2f2zQXzXCB6LnBR 3r-ih5XebI79-Yj1FwaqXt78wSwCNo kkmyF6aCmgReA6CkByWJrSbpG2lnUh uJD9-netKCkbjz0hne7xCOSUz1QCsG IvYz8j2eSMxuzE6mJ6YNicxbmMlPT0 yhmzxQb2OT7ruDzvYg&__tn__=-R
こうした真摯さが新潮社=佐藤隆信社長には欠けているのである。
トモ・コスガは「新潮45」で「写真家は写真でかく語る」を連載 しているアート・プロデューサーである。
「新潮45での連載ですが、最新号の内容を受け、表現の自由であ の特集が組めるのであれば、私の連載で同性婚や同性同士が築き上 げる家族の在り方について取り上げさせて欲しいと提案したところ 、却下されました。これ以上私がやれることはないと判断し、寄稿 済みの11月号で連載を下りることを伝えました」
https://twitter.com/Tomo_Kosug a/status/1043760732968570880
「ハフポスト日本版」が「新潮社の看板に『あのヘイト本、』Yo nda?とラクガキ」を掲載している。新潮社本社の近くに「Yo nda?」というメッセージが書かれている看板があるが、この「 Yonda?」の上に、「あのヘイト本、」という言葉が落書され ていたという。
「24日午前10時までに、この看板の該当部分はブルーシートに 覆われて見えなくなった」
https://www.huffingtonpost.jp/ 2018/09/23/shincho-yonda_a_235 39497/
筒井康隆の次のようなツイートも紹介しておこう。
「…矢来町方面で先日来、何やら騒動が持ちあがっておるらしい。 まあ何を書こうが表現の自由、刑に問われることはないが、叩かれ ることさえ覚悟して書けばよろしい。勿論わしのように叩かれるの が目的で書くという輩も存在するが」
https://twitter.com/TsutsuiYas utaka/status/10431194557928448 00
これは小林よしのりの指摘である。
「言っておくがこの号は売れる。炎上商法として成功した。完売す る。花田が今頃、悔しがっているだろう。二番煎じをやるかもしれ ない」
「新潮45の編集長にしてみれば、売れれば勝ちである。良心なん かに期待してはいけない」
http://blogos.com/article/3263 44/
「新潮45」の若杉良作編集長はとうの昔に自らの心臓なんざ犬に くれてやっているに違いないのである。今日の午後7時から「新潮 45編集部包囲」が実施されるようである。
https://twitter.com/tokyonohat e/status/1044015368082153472
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3)【本日の一行情報】
◎石戸諭が「Yahoo!ニュース 個人」に「『杉田発言に黙ってはいられなかった』 政治学者が自分はレズビアンだと明かした理由」を発表。同志社大 学の岡野八代教授の語り口は静かなのだそうだ。
「杉田議員は制度で生きづらさを救うことはないと書いている。政 治は生きづらさを救えないという擁護論もある。
これは明らかに間違っている。家族制度は政治的な問題で、異性の 両親に子供がいるという規範的な家族があり、彼らのために制度が 組み立てられいる。
私はフランスやイギリスで同性婚をした人たちの話を聞く機会があ ったけど、広い意味で婚姻という制度が認められているからこそ、 彼女たちは差別に対して、『差別する側がおかしい』『自分たちに も権利がある』と堂々と反論できると言っていた。
これで生きづらさはずいぶんと軽減されるでしょう」
https://news.yahoo.co.jp/bylin e/ishidosatoru/20180922-000978 20/
◎ノリが良いだけなのも困ったものである。「〈盗作〉の文学史」 の栗原裕一郎のツイートがイケている。
「『新潮45』に抗議する出版社アカウントのあいだに『ナカノヒ ト会』というのが広がっていて、それに対する見解はおくが、幻冬 舎新書が参加を表明しているのを見かけて呆れた。本丸の小川榮太 郎の本を出しておきながら何を言ってるんですかね」
https://twitter.com/y_kurihara /status/1042570435555057664
仲俣暁生もフェイスブックに次のように投稿していた。
「とにかく版元の人はネットリテラシーなすぎる。個人ではない版 元アカウント同士の馴れ合いキモい」
https://www.facebook.com/Nakam ataAkio/posts/1021723773627631 0
異議なし!
◎「『天皇機関説』事件」「日本会議」といった真っ当な著作を持 つ山崎雅弘だが、こういう発想は小川榮太郎が頼りにする「 陰謀論」と同じ類ではないのか。
「話題の小川榮太郞氏を、杉田水脈議員擁護のスタンスで『本格ニ ュース番組』に出演させた『アベマTV』。安倍晋三氏と懇意のテ レビ朝日の早河洋会長や幻冬舎の見城徹社長らも関わるこのネット 番組媒体の名前になぜ『アベ(Abe)』という言葉が入っている のか、そろそろ誰か検証してみてはどうだろう」
https://twitter.com/mas__yamaz aki/status/1042672598650220544
◎サイバーエージェントの「実態」は広告会社というよりもゲーム 会社にほかなるまい。
https://prtimes.jp/main/html/r d/p/000000017.000033025.html
広告ビジネスは加速度的にデジタルシフトを遂げているが、電通や 博報堂DYグループであってもデジタル領域の売上高は拡大の一途 であろうが、では、デジタル領域が利益の源泉となっているかとい えば、残念ながら、そうはなっていまい。利益面で貢献しているの は縮小傾向にあるマスメディアでの売上にほかなるまい。 このことが何を意味するのかと言えば、広告ビジネスにとってデジ タル革命の本番は、まだまだこれからであるということだ。
◎億のカネを株で稼ぎ出す“闘う投資家” 久保優太の初の著書である「K-1チャンピオンの億を稼ぐ株式投 資術」が双葉社から発売された。
https://prtimes.jp/main/html/r d/p/000000104.000014531.html
双葉社は、この手の本が上手だ。幻冬舎の箕輪厚介も双葉社の出身 である。
◎「ぴあフィルムフェスティバル(PFF)」は映画の芥川賞に他 なるまい。
https://prtimes.jp/main/html/r d/p/000000297.000008010.html
◎CookpadTVは、女性向けファッション誌「LARME」 (徳間書店)とのコラボ企画「LARME kitchen」(ラルムキッチン)を11月号より開始した。「 LARME kitchen」は雑誌の連載と、Instagramで構成。I nstagramでは雑誌と連動した内容で、料理初心者でも可愛 くて簡単に出来るレシピを動画付きでわかりやすく紹介するという 。
https://prtimes.jp/main/html/r d/p/000000051.000027849.html
◎長男は大学生なの。ファイナリストでは最年長の47歳。そんな ふうには見えない!光文社の「美ST」が主催する「第9回国民的 美魔女コンテスト」のグランプリの栄冠に輝いた梅本理恵が美しい 。
https://news.mynavi.jp/article /20180920-695256/
◎大日本印刷株式会社(DNP)がDNPグループの書店及びトゥ ・ディファクトと共同で運営するハイブリッド型総合書店「hon to」は、10月3日(水)から10月22日(月)まで、集英社 のムック「りぼんのふろく『カワイイ』のひみつ」とのコラボカフ ェを東京・市谷の「DNPプラザ」で開催する。
https://prtimes.jp/main/html/r d/p/000000251.000009424.html
◎博報堂は、ブロックチェーン技術の活用やトークンコミュニティ 形成に関連したビジネスやサービス、 ソリューションの開発を支援し、推進していく「HAKUHODO Blockchain Initiative」(博報堂ブロックチェーン・イニシアティ ブ)を発足させた。
http://www.hakuhodo.co.jp/uplo ads/2018/09/20180919.pdf
出版はブロックチェーンとどのように向き合うべきなのか。しっか りと考えておく必要がある。
◎博報堂DYメディアパートナーズは、ネットプロテクションズと 、ネットプロテクションズが保有する後払い決済サービスの決済デ ータを用いて、Credit Tech(クレジットテック)領域における新たな信用情報の検証 および、その信用情報を活用し、見込み顧客発見や戦略立案などの マーケティング支援ソリューションを構築するための共同研究を開 始した。
http://www.hakuhodody-media.co .jp/wordpress/wp-content/uploa ds/2018/09/HDYmp20180920.pdf
◎博報堂DYメディアパートナーズは、デジタル・アドバタイジン グ・コンソーシアムと博報堂アイ・スタジオのコンテンツマーケテ ィング支援チーム「#SHAKER」との協業を開始し、博報堂D Yグループの高度なマーケティング・ソリューション群「生活者D ATA WORKS」をアップデートした。
http://www.hakuhodody-media.co .jp/wordpress/wp-content/uploa ds/2018/09/HDYMPnews20180921. pdf
◎集英社は9月22日発売の「SPUR」、「UOMO」を皮切り に、10月1日発売の「エクラ」、10月6日発売の「Maris ol」、10月9日発売の「MEN’S NON-NO」、10月12日発売の「BAILA」という年代や 性別を超えたファッション誌6誌と、設立40周年を迎えた日本を 代表するアパレルブランド「TOMORROWLAND」がタッグ を組んだスペシャル企画を実現させた。各誌・各サイトにて、「 TOMORROWLAND」40周年のテーマである「Bon voyage!」をキーワードに、コーディネートや限定アイテム などをふんだんに紹介する。
https://prtimes.jp/main/html/r d/p/000000066.000011454.html
こうした手法が可能なのは、雑誌のラインを堅固に維持して来た集 英社ならではのことだろう。次なるテーマというか、可能性は小学 館のファッション誌との会社の枠組を超えた合同企画だろう。
◎アマゾンは目黒駅前にアルコタワー、アルコタワーアネックスに 次ぐ新オフィスを開設したそうである。「オフィス内には礼拝室、 搾乳室、ジェンダーフリーのトイレやシャワールーム」が整備され ているという。驚くのはまだ早い。「THE BRIDGE」は次のように書いている。
「新オフィス内にはデベロッパ向けのコミュニティスペース『AW S Permanent Loft』がサンフランシスコやニューヨークに続き、世界で3番 目に開設された。コーワキングスペースは、平日10時~ 18時の間 AWS のアカウントを持ってさえいれば無料で利用可能。最大150名あ まりが収容可能な空間を利用して、夕方以降は週に2回程度のペー スで、デベロッパコミュニティやスタートアップ向けのイベントが 開催される予定だ」
http://thebridge.jp/2018/09/am azon-japan-aws-loft-tokyo-pres s-preview
◎24日付オリコン週間文庫ランキング(集計期間:10日~16 日)によれば、亡くなったさくらももこの「もものかんづめ」( 集英社)が、週間売り上げ1.9万部を記録し、4位にランクイン した。
https://www.hochi.co.jp/entert ainment/20180920-OHT1T50129. html
それだけ作品に「力」があるということだ。
◎クックパッドは、生鮮食品ネットスーパー「クックパッドマート 」のiOSアプリを提供開始した。商品の受け取り場所は、 学芸大学駅周辺の「なんでも酒やカクヤス 学芸大学前店」「カラオケの鉄人 学芸大学店」の2店舗でスタートし、都市圏を中心に順次拡大を予 定しているという。
https://info.cookpad.com/pr/ne ws/press_2018_0920
◎神楽坂の「BOOK & BAR余白」のオーナー・根井浩一は平凡社の営業OBである。
https://www.asahi.com/and_w/ar ticles/SDI2018091905911.html
本棚のある酒場は良いよね。
◎9月15日にNHK「おはよう日本」で特集されたことから、社 会学者の故・菅野仁が20
08年3月に刊行した「友だち幻想」(筑摩書房)が動き始めた。 これあと一押しで大きく動きそうだよ。ここは営業の腕の見せ所だ ろう。
https://www.hochi.co.jp/entert ainment/20180920-OHT1T50137. html
◎小学館集英社プロダクションは、2018年度「Culture NIPPON シンポジウム」の企画・実施等業務を文化庁より受託した。全4回 開催の第1回目として、11月9日(金)に京都府等との共催にて シンポジウム「Culture NIPPON ~2020年とその先の未来へ向かって~」を長岡京記念文化会館 で実施する。
https://www.atpress.ne.jp/news /165042
◎「少年ジャンプ+」は、9月20日24時から9月24日23時 59分まで「ジャンプ+フェス2018」を開催し、期間中72作 品2000話以上を無料で公開した。
https://news.mynavi.jp/article /20180920-695407/
◎ヤフーは、不正に広告費をだまし取ろうとする手法「アドフラウ ド」対策を強化するため、9月21日に広告配信の一部を一時的に 停止した。
https://about.yahoo.co.jp/pr/r elease/2018/09/20m/
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4)【深夜の誌人語録】
試行錯誤は人生を豊かにする。
1)【記事】小川「胸喜」榮太郎節がフェイスブックで炸裂!
2)【記事】「紙ペラ」一枚で「新潮45」事件を済まそうとする
3)【本日の一行情報】
4)【深夜の誌人語録】
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1)【記事】小川「胸喜」榮太郎節がフェイスブックで炸裂!
「will」や「月刊Hanada」ではお馴染みとはいえ、文芸
「小川榮太郎って文芸評論家って肩書だけど、そんな仕事知られて
https://twitter.com/tsuharayas
「新潮45」の特別企画「そんなにおかしいか『杉田水脈』論文」
「今月号の『新潮45』に掲載されていたもののなかで突出してひ
https://wezz-y.com/archives/58
「・・・『新潮45』は、9月18日発売の最新号で『そんなにお
https://www.cyzowoman.com/2018
「ハフポスト日本版」はタイトルに小川榮太郎の名前を掲げた二本
https://www.huffingtonpost.jp/
https://www.huffingtonpost.jp/
https://www.huffingtonpost.jp/
「キャリコネニュース」は「小川榮太郎氏、新潮45炎上にツイッ
https://news.careerconnection.
https://lite-ra.com/2018/09/po
神谷匠蔵は「アゴラ」で「『新潮45』小川榮太郎氏『触る権利』
「戦後日本の商業メディアは、一見戦前のような言論統制から自由
その結果、本当は無数に存在するはずの『正論』がメディア上には
http://agora-web.jp/archives/2
駒沢大学グローバル・メディア・スタディーズ学部教授の山口浩も
「ほぼ全文にわたって論外なのでいうべきことなし。『LGBTと
http://www.h-yamaguchi.net/201
山口の指摘で重要なのは小川は歴史的仮名遣いに拘りながら、フェ
https://www.facebook.com/eitar
そういえば適菜収は次のようにツイートを投稿していた。確かにこ
「自称文芸評論家の小川榮太郎さんが、自分の本のことを『拝著』
https://twitter.com/tekina_osa
「スマダン」が掲載した「新潮45の杉田擁護論を赤ペンで添削し
https://www.excite.co.jp/News/
「SNSは権力に忠実なバカだらけ」で知られているロマン優光の
「氏は痴漢擁護なんかしていません。LGBTの人々を犯罪者であ
http://bucchinews.com/subcul/6
「Yahoo!ニュース 個人」が掲載している木村正人の「杉田論文『そんなにおかしいか
「インターネットが登場する前は、紙メディアは活字情報の流通を
雑誌はもう当たり前のことを書いていて売れる時代ではなくなりま
『新潮45』は一定の読者を確保するために杉田論文を擁護する企
https://news.yahoo.co.jp/bylin
小田嶋隆は「日経ビジネスONLINE」に発表した「『新潮45
「理由は、単純な話、腹が立つからだ。
いくらなんでも、ここまで低劣だと、読んでしまった人間の感情と
https://business.nikkeibp.co.j
笙野頼子と北原みのりは「note」に「私たちは抗議する」を発
「というかこの痴漢擁護論考、文学についても全体についても論考
あるいは最初から痴漢被害者をも侮辱するつもりだったのかも。
そもそもつい昨日まで、小川榮太郎などという文藝評論家がいると
「今回の新潮45の杉田水脈発言擁護は、『LGBTには生産性が
https://note.mu/minorikitahara
こうした批判に対して当の小川榮太郎はツイッターで一蹴している
「【笑話】新潮45に発表した『政治は「生きづらさ」という主観
「私の文章をそう読める人達の頭が大丈夫でないことだけは確かだ
https://twitter.com/ogawaeitar
https://twitter.com/ogawaeitar
何人寄っても馬鹿は馬鹿。何時に酔っても酔漢は酔漢。然り。何を
SNSでの大炎上を踏まえて新潮社は「新潮45」について新潮社
「新潮社の担当編集者さんから電話があったので、リツイートやツ
https://twitter.com/matsudaoko
多くの寄稿者が松田のように助言したのかもしれない。新潮社は9
「弊社は出版に携わるものとして、言論の自由、表現の自由、意見
しかし、今回の『新潮45』の特別企画『そんなにおかしいか『杉
差別やマイノリティの問題は文学でも大きなテーマです。文芸出版
弊社は今後とも、差別的な表現には十分に配慮する所存です」
https://www.shinchosha.co.jp/n
「BuzzFeedJapan」 創刊編集長の吉田大輔は、早速、ツイッターに次のような見解を投
「小川榮太郎氏の論文は性的指向と性的嗜好の区別もつけておらず
https://twitter.com/masurakusu
「プレジデントオンライン」に元「週刊現代」編集長の元木昌彦は
「2009年に週刊新潮は大誤報をしている。2月5日号(1月2
週刊新潮は誤報と判明した後もよくわからない文章を掲載するなど
(中略)
今回の新潮45問題は、そのとき以上の危機だろう。編集長の更迭
https://president.jp/articles/
私の評価も言っておこう。この佐藤社長名義の新潮社の文章は小川
新潮社からすれば、書店までも巻き込んで不買運動が起きそうな雲
これは朝日新聞地方版の記事。「新潮45」や新潮社の新刊を置か
「自民党の杉田水脈衆院議員が同性カップルを念頭に『生産性がな
https://www.asahi.com/articles
小川榮太郎はフェイスブックで「以下の方のツィッター、報道で、
https://www.facebook.com/eitar
このリストからすれば次のようなツイートが小川榮太郎からすれば
「読んだ。本当に酷い内容だった」(竹下郁子 Business Insider Japan)
https://twitter.com/i_tkst/sta
「『新潮45』編集部は、新潮文庫で『仮面の告白』を読んでみた
https://twitter.com/hiranok/st
「新潮45でとりわけ大きな反響を巻き起こしてる小川榮太郎氏の
https://twitter.com/tsuda/stat
「『新潮45』、小川榮太郎氏の寄稿の一部。慄然とする。
『満員電車に乗った時に女の匂いを嗅いだら手が自動的に動いてし
「〝文藝評論家〟の小川氏が、それでも自分を支持してくれる声が
https://twitter.com/takedasate
https://twitter.com/takedasate
「一時期、同世代の売れ筋の国際政治学者たちに会うたびに、「『
「これを『恫喝だ』と言う人は少なくとも『文芸評論家』ではない
https://twitter.com/chutoislam
https://twitter.com/chutoislam
「『新潮45』の杉田文章や擁護文章、明らかな事実誤認や論理矛
「ぼくは繰り返し自分の言葉で発言してるので、まずは応答してく
https://twitter.com/torakare/s
https://twitter.com/torakare/s
「小川榮太郎氏のFB投稿で『暴言』や『恫喝』をした一人として
https://twitter.com/nonbeepand
「話題の『新潮45』の『杉田水脈論文擁護特集』をじっくり読ん
https://twitter.com/takagengen
「「新潮45」の特集に胸蓋がれる思いでいたら、同誌への批判的
組織の中で闘う困難を、↓固定ツイートのこの信念が上回ったとい
どうか頑張って。皆、出版人の良心を信じたいんだ」(村上由佳)
https://twitter.com/yukamuraya
「新潮文庫を読んで育ったことを思い返すと、悲しい。新潮社をボ
https://twitter.com/knakano197
「雑誌ってほんとに編集長で変わる。自分も編集者としては雑誌育
https://twitter.com/aoyama_kob
「狂ってないか、小川榮太郎。この駄文を載せた新潮45編集部、
「新潮45は完売。彼らの炎上商法は短期的には成功。ですので、
https://twitter.com/iwakamiyas
https://twitter.com/iwakamiyas
新潮社の不買運動を提案する岩上はスターリニズムの本性を現した
「新潮社の友人からメール。社内の動きについてお知らせ頂きまし
https://twitter.com/levinassie
この内田にしてもそうだが、小川榮太郎の「文学的触覚」には引っ
「論ずるなら、そもそもを知る勉強をしてからだと思います。間違
https://twitter.com/ChizuruA1/
「LGBT当事者が生きづらいなら「痴漢症候群の男」も生きづら
https://twitter.com/rkayama/st
「小川榮太郎氏 新潮45より『人間ならパンツは穿いておけよ』『性的嗜好は見せ
異性愛か同性愛か両性愛かというのは性的指向。さらに個人的なも
https://twitter.com/otsujikana
「ひじょうな憤りをもって観た。小川榮太郎氏は鈴木賢氏の論理的
https://twitter.com/torusano11
「小川榮太郎氏の反論がすげえ。作家やジャーナリストたちをわざ
https://twitter.com/oikawaneko
小川榮太郎は新潮社が代表取締役社長佐藤隆信名義で「『新潮45
https://www.facebook.com/eitar
小川は毎日新聞に提供したコメントの全文をフェイスブックで公開
「署名原稿に出版社が独断で陳謝コメントを出すなど言語道断。マ
https://www.facebook.com/eitar
このコメント、果たして産経新聞であれば掲載するのだろうか。私
ところで、アドルノ+ホルクハイマーの「啓蒙の弁証法」をご存じ
「新潮45関係のツイート、冷静なツイートは無視されがちで扇情
https://twitter.com/fumio_taka
理性が暴力的な画一化をもたらすことを「啓蒙の弁証法」というの
もっとも残念ながら当の小川榮太郎が頼りにしているのは「陰謀論
「雑誌発表から3日での社長による陳謝は余りにも早かった、幾ら
なぜこんな拙速な対応をしたのか。
新潮社のアキレス腱を狙った悪質な組織的圧力がかけられていなか
本当は週刊文春がすべき仕事だがまあ無理でしょうね。要するに今
https://www.facebook.com/eitar
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2)【記事】「紙ペラ」一枚で「新潮45」事件を済まそうとする
新潮社の公式ECサイト「新潮オンラインショップ」の公式アカウ
「おはようございます。う~~~~~~ん~~~~現代日本文学を
「何が言いたいかっていうと日本文学とそういった描写は切っても
https://twitter.com/Shincho_Sh
https://twitter.com/Shincho_Sh
この公式アカウントは「痴漢」についてのツイートも投稿したが、
https://twitter.com/sandworm_3
新潮社で「サザンオールスターズ 1978-1985」「笑福亭鶴瓶論」「親鸞と日本主義」「バカ
「『新潮45』の件、まずは不快な思い、ご迷惑をお掛けしたこと
https://twitter.com/KimuSuhan/
https://twitter.com/KimuSuhan/
新潮クレスト・ブックスでダニエル・アラルコンの「夜、僕らは輪
「『新潮45』とその後の新潮社の声明に抗議して、新潮クレスト
https://twitter.com/fujiihikar
「ブレードランナー2049」のパンフレットを編集した浅原裕久
「新潮45問題、新潮社の複数Twitterアカウントが批判ツ
https://twitter.com/asahara196
集英社OBの鈴木耕は「新潮45」は腐った魚だという例え話を紹
「ある方が面白いことを言っていた。『魚屋が腐った魚を売っちゃ
https://twitter.com/kou_1970/s
戦場ジャーナリストの志葉玲もこの問題に無関心でいられないよう
「性暴力の被害者となるのが、いつも女性ばかりとは限らない。小
https://twitter.com/reishiva/s
「真ん中の子どもたち」(集英社)の温又柔は両親は台湾人であり
「新潮45の件で、新潮社の本は置かないと宣言し、問題提起する
https://twitter.com/WenYuju/st
毬谷友子の問いかけに若杉良作編集長は、いったいどう答えるだろ
「これを出版した編集者に問いたい。あなたの小さな娘が 性的な犠牲者になって 一生心の傷を負って生きなくてはならないとしても 、それでもこの文を掲載した事を後悔しないのですか?」
https://twitter.com/mariyatomo
「出版社営業・井辻智紀」の業務日誌シリーズで知られている大崎
「今日は友人(SNSはやっていません)から連絡があり、やりと
https://twitter.com/o_kozue/st
新潮社では「サクリファイス」シリーズを出している近藤史恵は来
「とりあえず、来年からの新潮での新しいお仕事はお断りしてきま
「『もっと冷静になるべき』と言われたけど、私はこれまで冷静な
https://twitter.com/kondofumie
https://twitter.com/kondofumie
ロック・バンドのソウル・フラワー・ユニオンも、アレには不満だ
「この短文でことを収束させられると思ってるんやな。何も言って
https://twitter.com/soulflower
池田信夫は「新潮45」編集長の更迭までにとどめるべきだと考え
「今回の『新潮45』の特集(特に小川栄太郎の原稿)はくだらな
https://twitter.com/ikedanob/s
「プリニウス」を「新潮45」に連載する、「ヤマザキマリ+とり
「一夜明けてTLは少し沈静化しておるが多くの人と違いこちらは
「申し訳ないが文芸部がんばれとすら思えないのである。安心でき
「同じ雑誌だからというような連帯感は二人とも持ち合わせてない
https://twitter.com/plinivs/st
https://twitter.com/plinivs/st
https://twitter.com/plinivs/st
「新宿二丁目の文化人類学」の砂川秀樹の例え話が秀逸である。
「『新潮45』への批判に対して、どっちもどっちと言う人がいる
https://twitter.com/H_Sunagawa
能川元一のツイート!
「『いっそ出さない方がマシだった釈明』の歴史にまた1ページが
https://twitter.com/nogawam/st
このツイートは広報的な見地からして鋭いものがある。みんな似た
「恐らく、早稲田大学の優秀な頭脳陣も、新潮社創業四代目の血筋
https://twitter.com/ONahiQY9cR
安田菜津紀はフォトジャーナリストであり、「サンデーモーニング
「新潮45の記事を受けて出された社長談話も、何ら具体策は示さ
https://twitter.com/NatsukiYas
新潮社が主催する公募新人文学賞である「R-18文学賞」でデビ
「たいへん心を痛めておりますと同時に強い憤りを感じております
私の次の単行本は、11月に新潮社から刊行の予定です。
文芸部の方とやりとりし、彼ら彼女たちも当惑し、激しく憤り、さ
もうしばらく見守り続けるつもりではおりますが、新潮社の対処い
私は、2012年に、新潮社の、女による女のためのR18文学賞
新潮社から単行本2冊、文庫本1冊を刊行し、編集者の方とも良い
文芸出版社の老舗で、数々の名作を世に出してきた新潮社から本を
それでも、新潮社から11月に新刊を出すことが、私の書いてきた
刊行直前のいま、装丁も決まりかけ、ゲラも再校を戻し、やめてし
刊行を待ってくださっている読者の方々、書店の方がたを落胆させ
大作家やベストセラー作家でもなく、一冊一冊が生き残りをかけた
なにより、私自身が『かけらのかたち』という作品を出すことを誰
どうすれば良いのか、ずっと考え続けています。
最終結論はまだですが、
今現在の私の正直な思いをここにしたためました」
https://www.facebook.com/perma
こうした真摯さが新潮社=佐藤隆信社長には欠けているのである。
トモ・コスガは「新潮45」で「写真家は写真でかく語る」を連載
「新潮45での連載ですが、最新号の内容を受け、表現の自由であ
https://twitter.com/Tomo_Kosug
「ハフポスト日本版」が「新潮社の看板に『あのヘイト本、』Yo
「24日午前10時までに、この看板の該当部分はブルーシートに
https://www.huffingtonpost.jp/
筒井康隆の次のようなツイートも紹介しておこう。
「…矢来町方面で先日来、何やら騒動が持ちあがっておるらしい。
https://twitter.com/TsutsuiYas
これは小林よしのりの指摘である。
「言っておくがこの号は売れる。炎上商法として成功した。完売す
「新潮45の編集長にしてみれば、売れれば勝ちである。良心なん
http://blogos.com/article/3263
「新潮45」の若杉良作編集長はとうの昔に自らの心臓なんざ犬に
https://twitter.com/tokyonohat
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3)【本日の一行情報】
◎石戸諭が「Yahoo!ニュース 個人」に「『杉田発言に黙ってはいられなかった』 政治学者が自分はレズビアンだと明かした理由」を発表。同志社大
「杉田議員は制度で生きづらさを救うことはないと書いている。政
これは明らかに間違っている。家族制度は政治的な問題で、異性の
私はフランスやイギリスで同性婚をした人たちの話を聞く機会があ
これで生きづらさはずいぶんと軽減されるでしょう」
https://news.yahoo.co.jp/bylin
◎ノリが良いだけなのも困ったものである。「〈盗作〉の文学史」
「『新潮45』に抗議する出版社アカウントのあいだに『ナカノヒ
https://twitter.com/y_kurihara
仲俣暁生もフェイスブックに次のように投稿していた。
「とにかく版元の人はネットリテラシーなすぎる。個人ではない版
https://www.facebook.com/Nakam
異議なし!
◎「『天皇機関説』事件」「日本会議」といった真っ当な著作を持
「話題の小川榮太郞氏を、杉田水脈議員擁護のスタンスで『本格ニ
https://twitter.com/mas__yamaz
◎サイバーエージェントの「実態」は広告会社というよりもゲーム
https://prtimes.jp/main/html/r
広告ビジネスは加速度的にデジタルシフトを遂げているが、電通や
◎億のカネを株で稼ぎ出す“闘う投資家” 久保優太の初の著書である「K-1チャンピオンの億を稼ぐ株式投
https://prtimes.jp/main/html/r
双葉社は、この手の本が上手だ。幻冬舎の箕輪厚介も双葉社の出身
◎「ぴあフィルムフェスティバル(PFF)」は映画の芥川賞に他
https://prtimes.jp/main/html/r
◎CookpadTVは、女性向けファッション誌「LARME」
https://prtimes.jp/main/html/r
◎長男は大学生なの。ファイナリストでは最年長の47歳。そんな
https://news.mynavi.jp/article
◎大日本印刷株式会社(DNP)がDNPグループの書店及びトゥ
https://prtimes.jp/main/html/r
◎博報堂は、ブロックチェーン技術の活用やトークンコミュニティ
http://www.hakuhodo.co.jp/uplo
出版はブロックチェーンとどのように向き合うべきなのか。しっか
◎博報堂DYメディアパートナーズは、ネットプロテクションズと
http://www.hakuhodody-media.co
◎博報堂DYメディアパートナーズは、デジタル・アドバタイジン
http://www.hakuhodody-media.co
◎集英社は9月22日発売の「SPUR」、「UOMO」を皮切り
https://prtimes.jp/main/html/r
こうした手法が可能なのは、雑誌のラインを堅固に維持して来た集
◎アマゾンは目黒駅前にアルコタワー、アルコタワーアネックスに
「新オフィス内にはデベロッパ向けのコミュニティスペース『AW
http://thebridge.jp/2018/09/am
◎24日付オリコン週間文庫ランキング(集計期間:10日~16
https://www.hochi.co.jp/entert
それだけ作品に「力」があるということだ。
◎クックパッドは、生鮮食品ネットスーパー「クックパッドマート
https://info.cookpad.com/pr/ne
◎神楽坂の「BOOK & BAR余白」のオーナー・根井浩一は平凡社の営業OBである。
https://www.asahi.com/and_w/ar
本棚のある酒場は良いよね。
◎9月15日にNHK「おはよう日本」で特集されたことから、社
08年3月に刊行した「友だち幻想」(筑摩書房)が動き始めた。
https://www.hochi.co.jp/entert
◎小学館集英社プロダクションは、2018年度「Culture NIPPON シンポジウム」の企画・実施等業務を文化庁より受託した。全4回
https://www.atpress.ne.jp/news
◎「少年ジャンプ+」は、9月20日24時から9月24日23時
https://news.mynavi.jp/article
◎ヤフーは、不正に広告費をだまし取ろうとする手法「アドフラウ
https://about.yahoo.co.jp/pr/r
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4)【深夜の誌人語録】
試行錯誤は人生を豊かにする。