【文徒】2018年(平成30)11月12日(第6巻212号・通巻1386号)

Index------------------------------------------------------
1)【記事】「週刊春」スクープ「日テレ『イッテQ!』やらせ疑惑」その後
2)【記事】年末テレビ特番から消える?!防弾少年団「原爆Tシャツ」事件
3)【記事】「極夜行」(藝春秋)の角幡唯介について
4)【記事】「新潮」12月号の特集「差別と想像力」をめぐって
5)【本日の一行情報】
6)【深夜の誌人語録】
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1)【記事】「週刊春」スクープ「日テレ『イッテQ!』やらせ疑惑」その後

「週刊春」11月15日号の「日テレ『イッテQ!』にラオス橋祭り』やらせ疑惑」は、日本テレビの看板番組である「世界の果てまでイッテQ!」のなかでも番組きっての人気企画である「世界で一番盛り上がるのは何祭り?」にやらせの疑いがあることがをスクープした。
http://bunshun.jp/articles/-/9579
タレントの梅沢富美男は、11月8日放送のTOKYO MX「バラいろダンディ」に生出演し、「人気番組だから週刊誌も書くのだろうけど、ガチでやっているバラエティー番組なんて日本にない。この番組もやらせみたいなものだから」と擁護したそうだ。
https://www.sanspo.com/geino/news/20181108/geo18110821190031-n1.html
ナインティナイン岡村隆史も、8日深夜に放送されたニッポン放送「ナインティナイン岡村隆史オールナイトニッポン」で、この問題について言及したようである。
「あかんっちゃあかんのかもわからんけど、一生懸命制作の人が考えて考えて、これやったら喜んでくれるんちゃうかと思ってやったらやらせと言われて、なんか悲しいっちゃ悲しいですよ」
https://news.mynavi.jp/article/20181109-721300/
元アナウンサーの長谷川豊も擁護派だ。
「い…いや…バラエティ番組にやらせも何も…(汗)
子供たち含めて、面白く楽しんで見られるなら何が問題なのだろう…人気番組、大変だな…」
https://twitter.com/y___hasegawa/status/1060190107561426944
バラエティ番組の現実は梅沢や岡村の指摘の通りなのだろう。そうであれば、バラエティー番組は「フィクション」である旨を誰にでもわかるようにクレジットしてから放送すべきである。
日本テレビは「『週刊春』(11月15日号)掲載『世界の果てまでイッテQ!』の記事に関する見解」を発表した。全を引用しておこう。
「この度、週刊春に掲載されました、『世界の果てまでイッテQ!』(以下、『イッテQ!』)、ラオス『橋祭り』企画の記事に関しまして、下記の通りご説明申し上げます。
(1)『世界で一番盛り上がるのは何祭り?』の企画コンセプトについて
当番組の『世界で一番盛り上がるのは何祭り?』企画(以下、『祭り』企画)は、これまでも大規模で伝統的な祭りだけでなく、小さな地域で行われる様々な大会や、コンテスト、催しなども含めて、幅広く“祭り”として取り上げてまいりました。小規模の催しにも参加してきました。
企画の決定に関しては、番組がリサーチした世界の祭りから選ぶケースや、世界各国の現地コーディネート会社や旅行会社、イベント会社などから提案を受けて、参加するケースなど様々です。祭りの参加に際しては、現地のルールに則って参加しておりますが、撮影に際して、体制やスケジュール、安全面等、様々な協議をし、協力を仰ぎながら進めております。
また、それぞれの祭りのネーミングについては、例えば『チーズ転がし祭り』や『トマト祭り』など、元々、日本でも広く知られているものもあれば、『ブタ祭り』、『人間ボウリング祭り』、今回の『橋祭り』など、現地の名称では内容が伝わりにくいものに関してより親しみを持って伝わるよう、番組でわかりやすく意訳して名前をつけているものもあります。
(2) 今回の企画の成立について
今回の企画は、現地からの提案を受けて成立したもので、番組サイドで企画したり、セットなどを設置した事実はなく、また、番組から参加者に賞金を渡した事実もございません。
ラオスの情報化観光省には、番組の趣旨を十分に説明し、正式な手続きを経て当局の許可をいただき、撮影にもご協力をいただきました。
現地コーディネート会社からの提案では、水の上の一本橋を自転車で渡る催しは、東南アジアのテレビ局でも取り上げられるなど各地で人気となっている催しとの事で、番組サイドでも資料映像等を確認した上で、企画決定に至りました
一方でこの催しについて、コーディネート会社から、ラオスでは村単位で開催されているという説明はあったものの、今回放送した会場での開催実績を十分に確認しないまま作業を進めてしまいました。結果、この会場で初めての開催であった『橋祭り』を、放送では毎年行われているかのような、誤解を招く表現となりました。この点については、番組として真摯に反省すべき点があったと考えております。
また、『橋祭り』が現地のコーヒーフェスティバルの敷地で開催されることは、事前に承知しておりましたが、これまでにもイベントとセットで催しが行われるケースは珍しいことではなく、意図して紹介しなかったわけではありません。
(3)『世界の果てまでイッテQ!」の制作姿勢について
イッテQ!はロケの失敗や不成立に関しても、隠さず見せることで、番組をより楽しんでいただけるという姿勢で制作にのぞんでいます。番組としては今回、意図的に隠した事実はありませんが、開催実績について毎年今回の撮影場所で実施されているような、放送上、誤解を招く表現があったことに関しまして、ご批判を真摯に受け止めております。今後の「祭り」企画については十分に確認の上、誤解を招く事が無いような形で放送致します。これからも視聴者のみなさまにご支持いただける番組作りに邁進する所存です。」(情報・制作局長 加藤幸二郎) 
https://www.ntv.co.jp/ntv_notice/pdf/20181108.pdf
朝日新聞デジタルの11月8日付「日テレ、でっち上げ否定も『反省』 『イッテQ!』巡り」は次のように書いている。
「放送内容に『デッチ上げ』があったと週刊春の報道で指摘された人気バラエティー番組『世界の果てまでイッテQ!』について、放送した日本テレビは8日、記事に対する『見解』を公表した。『今回の企画は、現地からの提案を受けて成立したもので、番組サイドで企画したり、セットなどを設置した事実はなく、また、番組から参加者に賞金を渡した事実もございません』とし、春の報道を否定した」
https://www.asahi.com/articles/ASLC8438ZLC8UCVL00K.html?iref=com_latestnews_04
日本テレビは「週刊春」による「やらせ疑惑」の報道に対して、「見解」において「やらせ」ではないと主張しようしているわけだ。「やらせ」でないのだから、当然、お詫びもしないというわけだろう。
しかし、「この催しについて、コーディネート会社から、ラオスは村単位で開催されているという説明はあったものの、今回放送した会場での開催実績を十分に確認しないまま作業を進めてしまいました。結果、この会場で初めての開催であった『橋祭り』を、放送では毎年行われているかのような、誤解を招く表現となりました」と書いているけれど、こういう場合、「誤解を招く表現」ではなく「やらせ」と指弾されても仕方ないのではないだろうか。「反省」のみならず「お詫び」という言葉を使う必要があったのではないかと思うのは私だけであろうか。
「週刊春」は日本テレビが「見解」を発表したことを踏まえて、コメントを発表した。
日本テレビが発表した見解によれば、『番組サイドで企画したり、セットなどを設置した事実はなく、また、番組から参加者に賞金を渡した事実もございません』とのことです
しかし、『イッテQ!』のエンドロールに、『海外コーディネーション』としてクレジットされているM社の社長は、『週刊春』の取材に対し、ラオス『橋祭り』を自ら企画したことを認めています。また、タイ人スタッフから、セットの設営はM社からの依頼によるものだとの証言を得ています。さらに、『賞金』についても、M社社長は参加者の少年たちへの『協力費』名目で金銭の支払いを認めており、少年たちからは「賞金」や自転車などを受け取ったとの証言を得ています。
したがって、番組で放送されたラオス『橋祭り』が、これまでラオス・ビエンチャンの同地で開催されたことはなく、『イッテQ!』放送のために、番組サイドが企画、セットの設置にかかわって作られたものであることは、11月8日発売号の記事で報じた通りと考えています」
https://www.asahi.com/articles/ASLC85TGRLC8UCLV00S.html?ref=linenews
日本テレビの「見解」よりも「週刊春」の報道とコメントを比べてみるならば「週刊春」のほうに説得力があると私は思っている
NHK出身の池田信夫は厳しい。「やらせ」ではなく「捏造」だとツイッターで言い切っている。
「これは『やらせ』じゃなくて『捏造』。日本人は誠実だが、民放はそうじゃない」
https://twitter.com/ikedanob/status/1060727126683316224
日本テレビで「NNNドキュメント」ディレクターをつとめた水島宏明は「Yahoo!ニュース 個人」に「『イッテQ』やらせ疑惑を暴いた春砲のインパクトは?」を発表している。
「あくまで春側の取材が正しいとして、という条件付きで、もしラオスで伝統的に行われていない祭りを伝統的な祭りだ、などと表現したのであれば大きな問題ではないのか。ラオスでやっていないというのであれば外交問題にも発展しかねない。ただちに検証すべき問題だと思う、などとコメントしたように記憶している」
https://news.yahoo.co.jp/byline/mizushimahiroaki/20181107-00103336/
実際、ラオス政府は怒っている模様だ。「FNN PRIME」は次のように書いている。
ラオス政府関係者は8日、バラエティー番組『世界の果てまでイッテQ!』で、『橋祭り』と紹介されたイベントについて、『ラオスの祭りでも化でもない』と強く否定したうえで、『本当の祭りを取り上げる企画だと事前に知っていたら、撮影許可は出さなかった』と述べた」
https://www.fnn.jp/posts/00405101CX
こうなると日本テレビは「見解」を出したお終いというわけにはいくまい。また、「FNN」はフジテレビなわけだが、フジテレビにはブーメランが返って来る。
ほこ×たてがやらせで打ち切られたときは検証番組を放送しなかったのに、日テレのイッテQのやらせ疑惑をワイドショーで40分も検証して恥ずかしいと思わないの?ましてやグッディはオフィス北野やアレフの報道で疑惑が持たれたことを忘れたのか。フジテレビのこういうところがダメ」
https://twitter.com/doorknobsmz/status/1060444334829428736
これは越前屋俵太のツイート。
「日テレ『イッテQ』お祭り企画のヤラセ疑惑。実際はどうか知らないし、知りたくもない。ただ一つ言えるとすれば、コンプライアンスがどうのこうのとテレビ局自身が偉そうに言ってるけど、スポンサーの為に視聴率を重視し続ける限り、テレビの体質は変わらない。そうでなければ、僕は辞めていはいない」
https://twitter.com/echizenya_hyota/status/1060396818612215808
一色伸幸は辛辣だ。
「やらせのない退屈な番組と、やらせのある面白い番組のどっちがいいのかしらと考えてたら、やらせのある退屈な番組のほうがずっと多いことに気づいた。
なんにせよ、僕は作り事の世界の住人でよかった」
https://twitter.com/nobuyukiisshiki/status/1060436296953253895
「AbemaTIMES」の「イッテQの“やらせ疑惑”報道にデーブ・スペクター氏『まずいと思ったものはボツにすべき。それができる番組だったはず』」で、デイブ・スペクターは次のように発言している。
「20%もの視聴率を取っていて、日本テレビ全体にも貢献している番組。スポンサーも高いお金を払っているので、その分の責任も大きい。予算もなく、お笑いタレントに頼っている深夜番組とは違って、いわば"ボツにする余裕"のある番組なんだから、他の企画も作れたはず。映像を見て"これはおかしい"って誰かが気付けたと思うし、お蔵入りさせてもよかったのではないか」
https://abematimes.com/posts/5161524
水島宏明が「ヤフー個人ニュース」に寄稿した「『イッテQ』疑惑をテレ朝『モーニングショー』が検証したらクロ!」によれば「テレビ朝日『モーニングショー』は、異例ともいえるライバル局の疑惑について現地取材した結果を9日の朝に放送し」、「『イッテQ!』の疑惑をクロと評価した」。
https://news.yahoo.co.jp/byline/mizushimahiroaki/20181109-00103591/
BPO放送倫理・番組向上機構)の放送倫理検証委員会は、日本テレビに「世界の果てまでイッテQ!」のやらせ疑惑について報告書の提出を求めることを決めた。
https://this.kiji.is/433609677122880609?c=39546741839462401

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2)【記事】年末テレビ特番から消える?!防弾少年団「原爆Tシャツ」事件

テレビ朝日の「ミュージックステーション」は番組のホームベージに「11月9日放送分 出演者変更について」を発表した。BTSの出演が生放送日前日に取りやめになったのである。
「11月2日に予告しましたBTSの11月9日放送回でのご出演を今回は見送らせて頂くことになりました。以前にメンバーが着用されていたTシャツのデザインが波紋を呼んでいると一部で報道されており、番組としてその着用の意図をお尋ねするなど、所属レコード会社と協議を進めてまいりましたが、当社として総合的に判断した結果、残念ながら今回はご出演を見送ることとなりました。ご出演を楽しみにされていた視聴者の皆様に深くお詫び申し上げます
https://twitter.com/Mst_com/status/1060519819785601024
BTSとは、韓国の7人組男性グループ「防弾少年団」のこと。11月13、14日の東京ドームでのコンサートを皮切りにして「LOVE YOURSELF」ワールドツアーが始まる矢先のことであった。
BTS(防弾少年団)は6月に発売したアルバム「LOVE YOURSELF 轉 'Tear'」と9月に発売したアルバム「LOVE YOURSELF 結 'Answer'」が2作連続で米ビルボード・アルバム・チャートの1位を獲得している。「ELLE」が「数字で検証! BTS防弾少年団)の何がそんなにすごいのか12」を公開している。
https://www.elle.com/jp/culture/music-art-book/g24655226/12things-you-need-to-know-about-bts-181108/
さて、ここからが本題だ。11月9日付朝日新聞デジタルが掲載した「BTS、Mステ出演見送り 原爆描いたTシャツ着て波紋」は次のように書いている。
「問題とされているTシャツには、「PATRIOTISM(愛国)」「LIBERATION(解放)」「KOREA(韓国)」などといった言葉とともに、原爆投下後にキノコ雲が上がる写真もプリントされていた」
https://www.asahi.com/articles/ASLC87VTGLC8UCFI00B.html
「zak zak」が既に10月25日付で「K-POPグループ・防弾少年団“原爆Tシャツ”でひと悶着 紅白出場内定報道で批判殺到 高須院長の怒りツイートで拡散」を掲載している。
https://www.zakzak.co.jp/ent/news/181025/ent1810258919-n1.html
高須院長の怒りツイートは10月20日に投稿されている。
「これは許すべきではない。放置した韓国政府に謝罪を要求すべきだ。
日本国民は韓国政府にいつも謝罪を要求されるのにうんざりしてる
韓国政府、我々は我慢の限界だ。謝罪しろ。なう」
https://twitter.com/katsuyatakasu/status/1053580657790603265
KAZUYAが「週刊新潮 」11月8日号で「韓国的にもありえない…BTSの“原爆バンザイ”」を発表している。
「今回のTシャツは、日本的にはもちろんのこと、韓国的にもありえない代物でしょう。彼らは過去のツイートで『歴史を忘れた民族に未来はない』との発言がありました。しかし彼らこそ歴史を忘却しているのが滑稽です。原爆では当時日本人だった朝鮮の人も多く亡くなり、原爆による後遺症に苦しんだのです。反日が行き過ぎて同胞の被害を忘れています。
BTSは今年のNHK紅白歌合戦への出演も噂されることから、この件はハッキリさせておく必要があります。ファンは『そんなの関係ないだろ』と言うかもしれませんが、問題ありまくりです。何故かといえば、NHKは私たちが支払う受信料で運営している公共放送だからです。
正直自分が払っている受信料を、原爆被害者を冒涜するような人物に使って欲しくありません。これは当然の話でしょう」
https://www.dailyshincho.jp/article/2018/11090555/?all=1
これは茂木健一郎のツイート。茂木はBTSの出演を見送ったテレビ朝日の判断に批判的である。
BTSのTシャツ問題についてはいろいろな考えがあるだろう。全米ビルボードで連続1位になったBTSテレビ朝日の番組に出たら、ガラパゴス化しがちな日本の地上波テレビが力をもらえたのにと、残念に思う。日本のテレビ局は、世界やネットの中で変わりゆく自分たちの立ち位置を考えた方がいいと思う」
「むしろ、BTSに出演してもらって、番組内で、この問題についてのわだかまりを解くような一言を放送できたら、ものすごく価値が生まれたのに。BTSはアーティストであって、政治評論家ではない。アーティストとしての魂をテレビ朝日が報道できたら良かったのに、せっかくの機会を逃してしまった」
https://twitter.com/kenichiromogi/status/1060670561825648641
https://twitter.com/kenichiromogi/status/1060671246176673793
「1998年の宇多田ヒカル」、「くるりのこと」、「小沢健二帰還」などでしられている映画・音楽ジャーナリストの宇野維正も呟いている。
「Mステ終わったな。マジで。さよなら」
https://twitter.com/uno_kore/status/1060537064570023937
「夏フェス革命 ー音楽が変わる、社会が変わるー」のレジーツイッターに次のように投稿している。
「Mステがこの直前で出演者差し替えって初めてかな。音楽の世界が音楽に興味のない人に荒らされる時代…」
https://twitter.com/regista13/status/1060534620079288320
朝日新聞デジタルが11月10日付で「『反日の意図なかった』 BTS原爆シャツ作製元が弁明」を掲載している。
「韓国メディアによると、会社代表は『若者たちのファッションに歴史意識を込めれば、歴史に興味をもってもらえると考えて(Tシャツを)作った』と弁明。日本をおとしめる意図はなく、『原爆が投下され、日本が無条件降伏し、韓国が解放されたという歴史の順序を表現するものだった』とも述べた」
https://www.asahi.com/articles/ASLCB04PKLC9UHBI04D.html
スポニチアネックスは11月10日付「BTS “原爆T”で年末音楽特番全滅も…Mステに続きFNS歌謡祭、紅白…」で次のように書いている。
「関係者によると、大みそかのNHK紅白歌合戦は一時、初出場のオファーを検討していたが、すでに見送った。12月5、12日放送のフジテレビ『FNS歌謡祭』は出演を打診していたが、9日までに撤回。12月下旬放送予定のテレビ朝日ミュージックステーション・スーパーライブ』も出演案が消滅したという」
https://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2018/11/10/kiji/20181109s00041000434000c.html
韓国のメディアは、どう報じているのか。中央日報は「防弾少年団、日本『Mステ』出演の取り消しで証明した影響力」を掲載している。
「誠信(ソンシン)女子大学の徐敬徳(ソ・ギョンドク)教授は『防弾少年団の一言が全世界に影響を与える可能性があるということを意識した揚げ足取りに間違いない。すなわち、防弾少年団の世界的な影響力に大きな恐れを感じている部分』として『このような傷つけるための日本のメディア記事にわが防弾少年団はいちいち気を遣う必要はない。最近、日本政府とメディアは非常に萎縮している。『ファクト』をいつも否定しているから、もはや『揚げ足取り』と『傷つけること』に躍起になっている状況』と話した」
https://japanese.joins.com/article/974/246974.html
中央日報によればユン・ヨンソク首席報道官は次のようにコメントしている。
「特に防弾少年団は日本国内でも人気がとても高いスターなのにメンバーのうち1人が着たTシャツだけで出演を取り消したというのは日本の化的低級さを端的に見せる行動。日本政府は放送掌握を通じた韓流叩きが世界的な物笑いの種になるだけだということを肝に銘じるよう望む」
https://japanese.joins.com/article/984/246984.html?servcode=700&sectcode=700
ハンギョレは「日本放送局の突然のBTS出演取り消しが全世界に日本の『戦犯行為』を知らせた」を掲載している。
「世界の主要メディアが人気アイドルグループ「防弾少年団」(BTS)の日本音楽番組への出演が取り消されたニュースを相次いで報じた。海外メディアらは、防弾少年団のメンバーが「光復節(日本植民地支配からの独立記念日)Tシャツ」を着ていたという理由で、出演が取り消された事実と共に、日帝強占期(日本の植民地時代)の状況まで詳細に報道し、日本の戦犯行為を世界に知らせる起爆剤となっている」
http://japan.hani.co.kr/arti/international/32075.html
朝鮮日報の「Mステが防弾少年団出演見送り、『原爆Tシャツ』を問題視」や東亜日報の「日本放送の出演前日にキャンセル通知を受けたBTS」は冷静な筆致と言って良いだろう。
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2018/11/10/2018111000384.html
http://japanese.donga.com/Home/3/all/27/1536998/1
えてして「愛国」は他国の事情を見えなくさせてしまう。韓国の「愛国」もそうだし、日本の「愛国」もそうだ。私たちに求められているのは「愛国」を否定するのではなく、その場所を深く深く掘り始めることで世界に出会うことだろう。格闘家ソン・ジェオがブログで「防弾少年団と陜川」をエントリしていることを石丸次郎のツイートで知った。
「どんなTシャツなのか観ていないし知らないけど、原爆を肯定したり、被爆者を愚弄するような意図があるようなものを着用していたなら完全に配慮を欠いていたと言わざるを得ないし、それは糾弾されて当然だと思う。
本人が意図していたのかそうでなかったのかにかかわらずだ。
欧米人が日本語の意味を分からず『私は馬鹿です』というロゴ入りのシャツを着ていたのとはわけが違う。
日本のメディアがネトウヨの圧力に屈したと言えどこれは真摯に謝罪が必要だ。
一方で原爆被害の当事国である日本国は、原爆投下当時広島へ徴用工として韓国慶尚南道の陜川(ハプチョン)から多くの朝鮮人を連れてきた。(陜川は私の本籍地だ。祖父が約100年前この土地から日本へ渡ってきた)
陜川は『韓国の広島』との異名を持つ。
今から3年前(2015年)日本政府は世界中の被爆者手帳を所持する被爆者に日本人被爆者と同等の補償をするとした。
朝鮮半島被爆者手帳をもつ人たちは約2500人(北朝鮮居住者1人)だという。
原爆投下から70年後、ようやく日本政府は腰をあげたことになる
しかしそれは被爆者の9割が亡くなってからの事なのだ。
今回、TV朝日が韓国のヒップホップアイドルグループBTS(防弾少年団)を日本の原爆被害者の心情を与し出演を見送ったのは正当かもしれない。しかし、TV朝日は今までこういう事実を積極的に報じてきたのかを問いたい」
https://blog.goo.ne.jp/song-eui/e/f3fdb6fedd5f2e21b1876b24b6d95372
BBCやCNNも報じている。これにも目を通しておこうか。
https://www.bbc.com/japanese/46148159
https://www.cnn.co.jp/showbiz/35128414.html

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3)【記事】「極夜行」(藝春秋)の角幡唯介について

「極夜行」(藝春秋)で「第1回Yahoo!ニュース | 本屋大賞 2018年ノンフィクション本大賞」を受賞した角幡唯介元朝新聞記者。そして早大探検部OB。船戸与一の後輩である!記者時代に書いた「川の吐息、海のため息―ルポ黒部川ダム排砂」桂書房)が単行本デビュー作である。
http://bunshun.jp/articles/-/9585
そんな角幡の次のようにツイートを加藤典洋リツイートしていた
「昨日からこの発言をどう解釈していいのか考えているが、やっぱりわからない。自分の足で現地に行くことに一番の価値があるわけで、そもそも誰かが行かなければ何もわからない。BBCやCNNの記者も自分の足で行っているわけで、この論理を敷衍すれば誰も行くべきじゃないということになるのでは?」
「一番ひどいのはやっぱりこれ。ガイドライン?現場の状況は刻刻と変化しているのに、紙切れ作ってそれで危機管理になるという発想が完全にお役所の発想。ガイドラインがあるとしたら、それは行動者各個人がその場に応じて瞬間的につくりあげるもの。見識が低すぎる」
https://twitter.com/kakuhatayusuke/status/1057437444876816384
https://twitter.com/kakuhatayusuke/status/1057753831063207936
これらは橋下徹の次のようなツイートに対するリプライである。
「安田氏がその取材活動によって世間に伝えているものは、BBCやCNNやロイターなどの報道機関が現在伝えているものと何か違いがあるのか?僕が見聞きした安田氏の話は、単に自分自身が現地に行ったというところにしか価値がない。それなら世界の報道機関が報じているもので十分だ」
「安田氏自身が講じた安全対策は十分だったのか、それとも無謀だったのかの検証が必要。要するに、安田氏を盲目的に擁護し賛美しているジャーナリストたちは、もう少し冷静になって、危険地域に行く際の心構え、準備についてガイドラインくらい作れって話。これくらい、すぐにできるだろ!」
https://twitter.com/hashimoto_lo/status/1056365212738056192
https://twitter.com/hashimoto_lo/status/1056365214763905026
角幡唯介が「空白の五マイル」(集英社庫)で次のように書いていることを何故か私は思い出した。
「極論をいえば、死ぬような思いをしなかった冒険は面白くないし、死ぬかもしれないと思わない冒険に意味はない。過剰なリスクを抱え込んだ瞬間を忘れられず、冒険者はたびたび厳しい自然に向かう。そのようなある種の業が、冒険者を支配していることを否定することはできない」
https://books.shueisha.co.jp/items/contents.html?isbn=978-4-08-746882-3
マイナビニュース」に掲載された「冒険家・角幡唯介氏、ノンフィクション本大賞で熱弁“斜陽産業”の矜持」は次のように書いている。
「そんな角幡氏にとって、ノンフィクションで不可欠なのは、『出来事が生成して、今この瞬間に何かが起きている。その現場に自らが立ち会う』現場性、『立ち会った人に話を聞く。自分の体を使って現場に行く』当事者性。『事実というのは、誰かが教えてくれるものじゃない。事実は自分で認定するもの』とし、『自分の精神と体が出来事に反応して化学変化を起こす。感じる、感動する、震え慄く、不安になる。そのときに出来事が自分にとって切実なものとなる。自分にとって切実なものじゃなければ、その事実は普遍性を持ちえない。自分が感動しない話をしても、読者の心に届くわけがない』と熱弁した」
https://news.mynavi.jp/article/20181108-721009/

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4)【記事】「新潮」12月号の特集「差別と想像力」をめぐって

「新潮」の矢野優フェイスブックに「この号を作ったことを友人たちに伝えたいと思います。Dear friends, I've just published the new issue of Shincho magazine.」と投稿している。
https://www.facebook.com/yutaka.yano1/posts/10217058702316295
私は矢野編集長の友人ではないが、「新潮」12月号を発売と同時に購入し、熟読させてもらった。「差別と想像力 ―『新潮45』問題から考える」を特集した「新潮」12月号の出来栄えがどんなに素晴らしくとも、そのことによって新潮社の説明責任が免罪されたとは考えられない。「TOKYO EXPRESS」が「『新潮45』の休刊問題 新潮社はなぜ、検証しないのか」を掲載し、次のように書いているが、ここで老舗の出版社として責任を果たすことなく頬かむりを決め込むのであれば、歴史は何度でも繰り返すことになるのではないだろうか。
「どうして新潮社は『新潮45』の休刊問題を検証し、その結果を公表しないのか。
『あまりに常識を逸脱した偏見と認識不足に満ちた表現が見受けられた』という社長談話と、『企画の厳密な吟味や十分な原稿チェックがおろそかになっていた』という休刊を伝える書を出したものの、それらは形式だけのものに過ぎない。
特別企画を組むに至るまでの議論や経緯が、不透明なのである。このままでは読者に失礼だ。老舗の出版社としてきちんと責任を果たしてほしい」
http://tokyoexpress.info/2018/11/06/%e3%80%8c%e6%96%b0%e6%bd%ae%ef%bc%94%ef%bc%95%e3%80%8d%e3%81%ae%e4%bc%91%e5%88%8a%e5%95%8f%e9%a1%8c%e3%80%80%e6%96%b0%e6%bd%ae%e7%a4%be%e3%81%af%e3%81%aa%e3%81%9c%e3%80%81%e6%a4%9c%e8%a8%bc%e3%81%97/
小川榮太郎は新潮社の佐藤隆信社長と「新潮」の矢野優編集長に「月刊Hanada」を通じて対談を申し入れていたが、これは断られたようだ。
「新潮社佐藤社長と新潮編集長矢野優氏はHanadaから申し入れた小川との対談を即座に断ってきました。矢野氏の木で鼻を括るようなたった2行のお役所回答は秀逸でした(笑)」
https://www.facebook.com/eitaro.ogawa/posts/2120787801347363
どうでも良い類の話だが、これは津田大介のツイート。
「『新潮』12月号発売されたのでAmazon見てたら矢野編集長の自己批判が載った11月号に星1つ付けてる『からつ風』という人のレビューが目に留まった。旧仮名遣いで章に既視感あるなと思ってプロフィール確認したら小川榮太郎さんの書評を2つしてて絶賛。これもしかすると御本人の自作自演なのでは…」
https://twitter.com/tsuda/status/1060179946360860672
確かに「新潮」11月号や「小林秀雄の後の二十一章」には「からっ風」を名乗った人物が旧仮名遣いでレビューを書いている。も似ているといえば似てはいる。しかし、決定的な証拠はない。
津田にしても結局次のようにツイートしている。
「『小川氏の如く、博覧強記』
『情理を兼ね備へた作家小川榮太郎さんの無双の活躍に、衷心から胸のすく思ひ』
『稀有の見識に快哉を叫んでから、小川榮太郎さんには刮目してゐました』
『久々、本邦に、剛毅な『士』の出現』
↑自分の本にこれ書くのは相当恥ずかしい行為だし、さすがに違うかな…」
https://twitter.com/tsuda/status/1060179948646752256
小川榮太郎新宿二丁目に出撃。
「水商売で政治の話しはタブーだけど、新宿二丁目でリスク背負い8軒店をやってる者として言いたい。二丁目に顔も出さず利権取りの左の野党タカリ屋の活動家は句あるなら顔出せや!保守派の論客で安倍政権のブレーン小川榮太郎氏や松浦大悟元議員は二丁目フレンドリー。自民党こそ二丁目フレンドリー」
https://twitter.com/egurin4649/status/1060883799217590272
「当事者の青年と意気投合。めっちゃ仲良しになられてました。この笑顔の、どこが差別主義者なの?本当に楽しい夜でした」(冨田格)
https://twitter.com/itaru1964/status/1060914687649308673
毎日新聞の平林由梨のツイートも紹介しておこうか。
「新潮の『差別と想像力―『新潮45』問題から考える』。7人の執筆者のうち、千葉雅也さんと村田沙耶香さんは、少数者の側に立つ善良で賢明な多数派の『魂』の弱さ、ずるさ、押しつけがましさを見透かしており(村田さんについては自覚的で)、他と視点が異なりました。我がこととして揺さぶられました」
https://twitter.com/yurio_oyuri/status/1060750774857162752

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5)【本日の一行情報】

テレビ朝日が10月の月間全日視聴率(関東世帯、6時~24時)で単独トップとなった。
https://www.news-postseven.com/archives/20181106_796891.html?PAGE=1#container

日本財団の「18歳の意識調査」によると、17~19歳の若者の半数は新聞を読まず、将来的な購読の意志もないという。購読意向はあっても、1か月あたり紙の新聞で1000円まで、オンラインで500円までと、現状の価格水準を大きく下回る回答となった。
https://www.bcnretail.com/market/detail/20181106_92524.html

◎LINEは対話アプリ上で遊べるスマホ向けゲーム8タイトルを停止し、約1カ月の改修作業を始めた。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO3740770006112018000000/
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2018-11-06/PHR3946JTSE901

◎リクポは自撮り動画や写真を売り買いできるSNS「selmee」(セルミー)をリリースした。
https://jp.techcrunch.com/2018/11/07/selmee/

◎11月6日、第61回「日本雑誌広告賞」の表彰会が開催されたが、受賞者あいさつに立ったバレンシアガジャパンの金子信隆は次のように述べた。
「デジタルが主流の世の中にはなっているが、雑誌だからこそ表現できる世界観がある。私たちのようなラグジュアリー、ファッションのブランドにとっては欠かせないメディアである」
https://www.advertimes.com/20181106/article279948/
電通山本敏代表取締役社長も出席していた。やはり電通のトップが会場にいると、雑誌広告関係者は嬉しいものである。石井直社長は遂に来なかったからね。

◎米NBCとFOXニュースは、トランプ米大統領の陣営による反移民広告の放送を中止した。CNN.co.jpは次のように書いている。CNNも放送を断り、フェイスブックも掲載を中止した。
「広告はトランプ陣営が先週後半に公開していた。30秒の長さで中南米から米国を目指して北上する移民集団を侵略者、犯罪者扱いする内容だった」
https://www.cnn.co.jp/usa/35128210.html

小学館は、ウィルゲートと協業で、アウトドア誌「BE-PAL」のWEBサイト「BE-PAL.net」を改修し、新たに本格的ユーザー投稿機能を構築した。このリニューアルにより、従来の編集部発信記事に加え、リアルユーザーの体験記事をコンテンツとして提供する、「ユーザー参加型情報発信サイト」に生まれ変わった。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000161.000013640.html

◎「別冊少年チャンピオン」(秋田書店)に連載されているFLIPFLOPsの「ダーウィンズゲーム」のTVアニメ化が決まった
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001376.000016356.html

◎ファッション業界のコンテンツマーケティングを支援するPomaloは、ブランドサイトやオウンドメディア、SNS運用などファッション関連のデジタルコンテンツに特化した編集者を育成する「編集のがっこう」プロジェクトを立ち上げた。その第一弾として、総合ファッションサービス企業のワールドの協力をうけて、12月6日より第一期「編集のがっこう」(全12回)の開催を決定し、受講者を募集している。「ELLEgirl」「ELLEgirl ONLINE」編集長を経て、「ELLEgirl LABO」の立上げを行ったPomalo取締役の澄川恭子がメイン講師を務める。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000005.000031235.html

◎「からだにいいことWeb」がローンチした。「株式会社からだにいいこと」が運営する。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000003.000032609.html

◎「41歳で全て失ったライターが遂げた超復活劇」(東洋経済ンライン)の村田らむ
「2011年、ツイッターで巡り合った小説家の花房観音さんと結婚した」
https://toyokeizai.net/articles/-/247187

日本経済新聞社と世界化社の男性ファッション誌「MEN'S EX」が共催する2018年「スーツ・オブ・ザ・イヤー」が発表された。ビジネス部門は澤田貴司ファミリーマート社長、甲斐真一フォリオ社長、イノベーション部門は 松尾豊(東京大学特任准教授)、スポーツ部門は水泳の萩野公介アート&カルチャー部門は俳優の田中圭が受賞した。
http://ps.nikkei.co.jp/soy2018/#winner
https://style.nikkei.com/article/DGXMZO37506600Y8A101C1000000?channel=DF291020184448&style=1

KADOKAWAはWeb小説サイト「カクヨム」から生まれ「カドカワBOOKS」として刊行している「この勇者が俺TUEEEくせに慎重すぎる」(土日月)のTVアニメ化を決めた。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000005175.000007006.html
小説からアニメへという流れはKADOKAWAお家芸である。

片山さつき地方創生担当相の写真と名前が記された巨大な書籍広告看板が選挙期間中に掲示されていたことが報道されているが、その肝心の書籍は日経BP社から発売された「未病革命2030」である。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201811/CK2018110802000151.html
https://www.nikkeibp.co.jp/atclpubmkt/book/15/245650/
日刊ゲンダイDIGITAL」が「片山大臣"脱法看板"にデマカセ答弁 出版社と説明食い違う」を掲載している。
日刊ゲンダイが片山氏の自著の出版元である日経BP社に宣伝看板の設置の経緯を尋ねると、『ご指摘の看板は、弊社が出したものではありません』(経営企画室)と回答。足立議員の質問に片山氏は「出版を広報する私の関係会社と、出版社との話し合いで設置した」と説明したが、またもや『口からデマカセ』なのか……」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/241239/1

◎宝島社の月刊美容雑誌「& ROSY」11月号(9月22日発売)と12月号(10月22日発売)は、2号とも発売から2日で完売した。2号続けて発売2日での完売は、宝島社にとって初めてのことだそうだ。むろん付録のチカラである。11月号の付録は「アルティザン・アンド・アーティスト」リップ柄スクエアポーチを、12月号の付録は「ジョルジオ アルマーニ ビューティ」ミニリップ&リップブラシ。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000766.000005069.html

◎マガジンハウスは、夫婦の距離を縮めて、二人の時間をもっと豊かにすることをテーマに、「Rethink 夫婦の時間」プロジェクトを発足した。プロジェクトは、2本柱で展開する。
「Hanakoママ」兼「Hanakoパパ」にて編集長を務め、