【文徒】2018年(平成30)3月12日(第6巻45号・通巻1219号)

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1)【記事】BPOが「ニュース女子」に人権侵害を認定!
2)【本日の一行情報】
3)【深夜の誌人語録】

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1)【記事】BPOが「ニュース女子」に人権侵害を認定!

放送倫理・番組向上機構BPO)の放送倫理検証委員会は昨年12月に「東京メトロポリタンテレビジョンニュース女子』 沖縄基地問題の特集に関する意見」を発表し、「重大な放送倫理違反」という結論を出していたが 、今度は放送人権委員会が人権侵害(名誉毀損)を認定した。朝日新聞は次のように書く。
放送倫理・番組向上機構BPO)の放送人権委員会は8日、昨年1月に沖縄の米軍基地反対運動について伝えた東京メトロポリタンテレビジョン(MXテレビ)の番組『ニュース女子』について、番組が名前を挙げた人権団体『のりこえねっと』共同代表の辛淑玉さんに対する名誉毀損の人権侵害があったと認定。考査を含めた放送のあり方を検討し、再発防止に努力するよう勧告した」
https://www.bpo.gr.jp/wordpress/wp-content/themes/codex/pdf/kensyo/determination/2017/27/dec/0.pdf
https://www.asahi.com/articles/ASL384T3ML38UTIL024.html
勧告の全文をBPOのホームページで読むことができる。
「委員会は、TOKYO MXによる本件放送が申立人の名誉を毀損したと判断した。 そして、その原因のひとつに放送対象者に対する取材を行わなかったことがあり、そ の問題点について容易に考査で指摘できたにもかかわらずこれを怠り、『特段の問題 が無かった』とした点、および、人種や民族を取り扱う際に必要な配慮を欠く放送内 容について考査において問題としなかった点において、番組が『放送倫理基本綱領』や『日本民間放送連盟 放送基準』に適合するかどうかの検討を考査において十分に行 わないまま放送したものと言わざるを得ず、放送倫理上の問題があると判断した」
https://www.bpo.gr.jp/wordpress/wp-content/themes/codex/pdf/brc/determination/2017/67/dec/k_mx_67.pdf
毎日新聞小川一取締役のツイートによれば勧告は人権委の判断としては最も重いものだそうだ。
BPOの放送人権委員会は東京MXの番組『ニュース女子』について人権侵害が成立すると認め、MXに再発防止の努力を一層重ねるよう勧告しました。勧告は人権委の判断としては最も重いものです」
https://twitter.com/pinpinkiri/status/971871568266649602
ニュース女子」の辛淑玉に対する人権侵害に、この番組で司会をつとめていた東京・中日新聞長谷川幸洋論説委員(当時は論説副主幹)が加担していることも次のように指摘されている。
「さらに1月9日に放送された『ニュース女子』では、冒頭で「『ヘイト』『捏造だ』と 抗議殺到」、「大炎上」などとして、人種や民族の取扱に配慮を欠いた前回の放送を取 り上げたにもかかわらず、そのような配慮を欠いた点について触れることもなく、「ま あ、盛り上がっているという事ですよ」とMCの長谷川氏が総括して冒頭部分を終え るなど、上記の「日本民間放送連盟 放送基準」を守ろうとする姿勢が欠けていたと言 わざるを得ないものであった。このような放送内容について問題としなかったTOK YO MXの考査のあり方は、放送倫理上問題があった」(前掲3月8日付BPO勧告)
東京新聞は、そのことを事実としてサラリと報じるだけで責任を果たしたと言えるのだろうか。長谷川は番組で「人種・民族・国民に関することを取り扱う時は、その感情を尊重しなければならない」という民放連放送基準を逸脱していたのだ。
「番組の司会は本紙の長谷川幸洋論説委員(当時は論説副主幹)が務めており、同氏の発言についても放送基準を守ろうとする姿勢に欠けていたと指摘した」
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201803/CK2018030902000131.html
記者会見に臨んだ辛淑玉の隣に陣取っていた弁護士の神原元は次のようにツイートしている。
辛淑玉さんの隣にいる俺は、連中がやったことのあまりの酷さに怒り、被害者である辛さんの話に涙をこらえた。
いい加減にしろ日本!」
https://twitter.com/kambara7/status/971881752707788800
「BuzzFeedNEWS」が掲載した「『ネットのデマを社会に拡散した』 ニュース女子問題 『人権侵害』の団体が見解」は書く。
「…31の地方局が『ニュース女子』の放送を継続している点や、制作元のDHCテレビジョンが勧告の出された放送回をネット上に載せたままにしている点について、『許されない』とし、放送や掲載の中止を求めた。
ネット上での拡散によって『人権侵害が深刻化した』ことがその理由だ。
辛代表は会見で、『MXのやったことは罪が深い。いままでネットの中にあったデマを社会に飛び立たせた』と声を震わせた」
https://www.buzzfeed.com/jp/kotahatachi/dhc-newsjoshi-2?utm_term=.ncMw5q38D#.sxVGeOdBL
辛淑玉は「記者会見で、番組放送後に嫌がらせを受け、ドイツに移住したことを明らかにした 」(朝日新聞)。沖縄タイムスは社説に「[BPO人権侵害を認定]辛さんの名誉回復急げ」を掲げた。
「一つの番組について2委員会で意見と勧告が出されるのは異例。放送したMXはもちろん、番組制作会社のDHCテレビジョンも猛省すべきだ」
「意見・勧告を受けた同番組もいまだネットで繰り返し流れている。辛さんへの名誉毀損と人権侵害は、今この瞬間も続いているのである」
「DHC側のコメントはこれまで、自身の番組制作手法の正当化に終始している。番組内で辛さんや基地建設に反対する人々に差別的な意見を繰り返したジャーナリストやコメンテーターも沈黙したままだ」
http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/220154
琉球新報も社説に「東京MX人権侵害認定 ヘイト拡散見過ごせない」を掲げた。
「一方、BPOの限界もある。『ニュース女子』は化粧品大手ディーエイチシーのグループ会社DHCテレビジョンが取材・制作する「持ち込み番組」だ。BPOは民放連と加盟各社、NHKが設置した第三者機関で、勧告はテレビ局に限られる。DHCのような制作会社は対象外だ。
 DHC側は、番組批判に対し『誹謗中傷』と反論し『基地反対派の言い分を聞く必要はない』とまで言い切った。最初から「沖縄ヘイト」を助長する番組を制作する意図があったのではないかと疑わざるを得ない」
https://ryukyushimpo.jp/editorial/entry-679500.html
神奈川新聞も「時代の正体」で「ニュース女子『人権侵害』認定 差別の存在も示唆」を掲載している。この記事は神原弁護士のコメントで締められている。
「放送内容はデマであり、悪質な名誉棄損、人権侵害だと確定した。蒸し返す言動が繰り返されるなら、今回の決定に基づき積極的に法的措置を取っていく。デマも脅迫も、今日以降は絶対に許さない」
http://www.kanaloco.jp/article/316132
DHCとは「大学翻訳センター」の略称。現在代表取締役をつとめる吉田嘉明は当初、翻訳委託業として創業したが、やがて化粧品ビジネスに転向する。吉田はDHCのホームページに「会長メッセージ」を掲載し、そこで次のように書いている。
「芸能界やスポーツ界は在日だらけになっていてもさして問題ではありません。 影響力はほとんどないからです。問題は政界、官僚、マスコミ、法曹界です。国民の生 活に深刻な影響を与えます。私どもの会社も大企業の一員として多岐にわたる活動から 法廷闘争になるときが多々ありますが、裁判官が在日、被告側も在日の時は、提訴した こちら側が 100%の敗訴になります。裁判を始める前から結果がわかっているのです。 似非日本人はいりません。母国に帰っていただきましょう」
https://top.dhc.co.jp/company/image/cp/message1.pdf
さて東京・中日新聞はどうするのだろうか?

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2)【本日の一行情報】

◎確かに東京新聞を批判しても商売にはならない。商売にならないことに手を染めないのは商業雑誌からすれば、当然の原則である。田原総一朗は「週刊朝日」で「月刊Hanada」や「月刊WiLL」などの雑誌が毎月のように朝日新聞攻撃の大特集を展開している理由を次のように推測している。
毎日新聞東京新聞を外し朝日新聞だけを集中攻撃したのは、朝日新聞が戦後長い間、特別の権威を持った新聞のように扱われてきて、現在でも年長者にはそんな認識が残っているので、あえて標的にしたのだろう。すると、編集部の予想をも大きく超えて売れた。だから、ほぼ毎月続けることになったのではないか」
https://dot.asahi.com/wa/2018030700014.html?page=1
「月刊Hanada」や「月刊WiLL」は文芸評論家で放送法遵守を求める視聴者の会の呼びかけ人でもある小川栄太郎あたりにBPOを「検証」させて、その「偏向」をぶりを批判するというプランなら検討するのかもしれない。そう言えば、小川はDHCテレビの「真相深入り! 虎ノ門ニュース 」のレギュラーをつとめていた。

◎「老いぼれ記者魂  青山学院春木教授事件四十五年目の結末」(幻戯書房)の早瀬圭一は元毎日新聞記者。原武史朝日新聞の書評で「彼女の口から真相が語られることはもはやあるまい。それでも取材を重ね、資料を駆使して書かずにはいられない事件へのこだわりが、本書にはみなぎっている」と書いているが、実は本書は完成するにあたって文藝春秋元副社長の新井信が言ってみれば編集者としてかかわっている。早瀬は「あとがき」で次のように書いている。
「私と同年の新井も文藝春秋退社後、日本大学芸術学部の非常勤講師を務めていたが、そのときはもう退いていて『今ならヒマだからお前の原稿を担当者になったつもりで見てやろう』と言ってくれた。新井は私の大宅壮一ノンフィクション賞受賞時の担当部長だった。もう四十年余の付き合いである」
http://www.genki-shobou.co.jp/
https://www.kinokuniya.co.jp/f/dsg-01-9784864881418
幻戯書房を早瀬に紹介したのも新井であったし、文藝春秋監査役を退任した勝尾聡の送別会を新井信と早瀬の3人でやっているんだねぇ。

東京放送ホールディングス日本経済新聞社テレビ東京ホールディングスWOWOW電通博報堂DYメディアパートナーズの6社の共同出資により2017年7月に発足したプレミアム・プラットフォーム・ジャパン(PPJ)が運営する、人気ドラマ・バラエティやオリジナルコンテンツなどが月額999円(税込)で見放題となる動画配信サービス「Paravi」(パラビ)が4月1日より正式にサービスを開始する。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000010.000030674.html
https://www.paravi.jp/

◎「Business Insider Japan」は4月から月1?2回、朝7:30?9:00に渋谷近辺で開催する、統括編集長の浜田敬子や編集部のメンバーととも朝食をともにしながらのミーティングに出席し、コミュニティを運営する読者を募集している。
https://www.businessinsider.jp/post-162882

◎日販、トーハン大阪屋栗田中央社は出版社に対し、物流コストの追加負担を依頼した。日経電子版は次のように書いている。
「アマゾンジャパン(東京・目黒)などネット通販の台頭に加え、人手不足による物流費の高騰が取次会社の経営を直撃している。実現すれば26年ぶり、バブル期以来となる。これを機にアマゾンと取引を拡大する出版社が増える可能性もある」
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO27886060Y8A300C1TJ1000/

◎「WIRED」元編集長の若林恵岩波書店より「さよなら未来――エディターズ・クロニクル2010−2017」を上梓する。
500頁に及ぶ大著だ。このタイトル、良いよね。
https://www.iwanami.co.jp/book/b355578.html
https://wired.jp/2017/12/22/oshirase/
若林の次のような物言いに私は共感してしまう。
「…『いかに売るか』という話ばかりにみんなが気を取られてる状況ってどういうことかと言うと、『自分たちはいいものをつくってるけど、売り方が間違ってるに違いない』って仮説のなかにいるってことですよね。
そこを突いて、マーケティングにおける手法論が幅を利かせることになるわけですが、いい加減、それももうデッドエンドなわけですよね」
https://www.advertimes.com/20171108/article259630/
若林は「チャイナタウンからの絵葉書―リチャード・ブローティガン詩集」を評価していた。翻訳は池澤夏樹で、版元は何とサンリオである。
http://www.a-m-u.jp/report/201607_midokutalk_1.html/

服部正法の「ジハード大陸 『テロ最前線』のアフリカを行く」(白水社)には圧倒された。
「…現場で見聞きするジハーディストの攻撃や暴力の残虐性はすさまじいもので、めまいを覚えたことも一度ならずあった。
それでも私がジハーディスト取材を続けたのは、『ジャーナリズム(の役割)は歴史の初稿』(米『ワシントン・ポスト』紙のフィル・グラハム元社主)と信じるからだった。目をそむけず逆に凝視し、歴史の初稿を書く責任を果たさねばならないと自分を鼓舞した」
https://www.hakusuisha.co.jp/book/b345220.html
服部はNHKディレクターなど映像の世界を経て20代末に毎日新聞に入社している。高野秀行が推薦しているが、服部は早大の探検部で高野の後輩にあたるそうだ。そう船戸与一の後輩である。参考・引用文献に船戸の「国家と犯罪」(小学館)が掲げられている。
「世界の矛盾は就中、辺境にこそ集約されるのである」(船戸与一「国家と犯罪」)

◎学研プラスが提供するポータルサイト「学研ゼミ」では、「好きなときに好きなだけ参加できる新しい農体験(アグリパーク)」を4月15日(日)にマイファーム横浜鶴ヶ峰農園で開催する。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001509.000002535.html

◎マガジンハウスの「漫画 君たちはどう生きるか」の累計発行部数が200万部を突破!新装版小説と合わせると250万部 に及ぶ。
「同社は『当初は原作本を知っている60代の男性が中心だったが、現在は男女ともに20、30代の読者も増えている。親から子、祖父母から孫へのプレゼントなどの需要もある』と分析している 」(朝日新聞
https://www.asahi.com/articles/ASL394CFDL39UTFL00L.html

小学館集英社プロダクションは、小学館と協力して、3月9日より、「銀河鉄道999」シングルモルトウイスキーを、通販サイト「大人の逸品」で販売 している。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000011.000027035.html

◎トゥ・ディファクトはZOZOTOWNで5000円(税込)以上購入するとネット書店「honto」の電子書籍クーポン1000円分がもらえる「ZOZOオマケ」キャンペーンを31日まで実施している。
https://www.tsuhannews.jp/49930

◎「AbemaTIMES」が「閉店相次ぐTSUTAYA、今後は“ライフスタイル提案型”の複合店強化へ」を掲載した。
「TSUAYAの閉店は去年から相次いでおり、去年1月から今年2月末までの1年ちょっとで、全国で72店舗が閉店。六本木などの都会にある店舗だけでなく、郊外や住宅街の駅前にあるような店舗も閉店している」
https://abematimes.com/posts/3823137

◎映画「ミスミソウ」 が完成。監督は「先生を流産させる会」の内藤瑛亮。原作は押切蓮介のマンガ「ミスミソウ」に加筆した「ミスミソウ 完全版」(双葉社) 。
https://mainichi.jp/articles/20180308/dyo/00m/200/025000c

朝日新聞のスクープ「森友文書 書き換えの疑い」 が歴史に残るほどの超弩級のものであったため、同じ3月2日に読売新聞が放ったスクープ「羽生選手 国民栄誉賞 政府方針 フィギュア五輪連覇」 が霞んでしまった。国民栄誉賞のスクープは昨年12月にも読売が「羽生・井山 国民栄誉賞」 をスクープしたばかりである。「文春オンライン」でプチ鹿島が次のように書いている。
「政府関係者、いつも読売に明らかにしすぎ! 国民栄誉賞がある限り読売の“スクープ”は続くのかも」
http://bunshun.jp/articles/-/6450

◎小林文乃の「グッバイ、レニングラード ソ連邦崩壊から25年後の再訪 」(文藝春秋) が面白い。小林に今ではソ連をどう思うかと聞かれると、「とっくに飽きたおもちゃを見るような、つまらなそうな顔」をして、「夢なんだよ、全部」と答えるお父さん、「社会主義は素晴らしい思想だけど、人間の怠惰さというものを計算に入れてないのよ。私も学生時代は理想に燃えて、そこに気付かなかったのね」と唐突に言ったお母さんに会ってみたいというか、酒精を交わしたい気分にしてくれた。
http://books.bunshun.jp/ud/book/num/9784163908069
文藝春秋の吉安章に謝辞が述べられているが、吉安って確か「文學界」で中上健次を担当していたと記憶しているのだけれど…記憶違いであればゴメン。

安野モヨコの「鼻下長紳士回顧録」が、「フィール・ヤング」4月号(祥伝社)で最終回を迎えた!これは絶対に映像化してもらいたいものだ。
https://natalie.mu/comic/news/272617
竹内さん、オレも「メゾン・クローズ 」で遊びたい。

◎「迷わず書ける記者式文章術 プロが実践する4つのパターン」(慶應義塾大学出版会)を上梓した松林薫 が「THE PAGE」で次のように指摘している。
「人手が不足すると、先輩記者の仕事が忙しくなり、OJTに手が回らなくなります。そうすると、新人記者は放置されますので、スキルが向上しません。その結果、入社から1年が経っても、質の低い原稿しか書けない、使い物にならない記者が現れます。スキルが向上しないため、やる気を失って新聞社を辞めてしまうという例も増えています。
加えて、新人記者を教育する先輩記者も育たないことになります。こうした事態は、数年前くらいから、日経だけでなくいろいろな新聞社で起き始めています。今後、5?10年で記者の質が急激に下がるかもしれません 」
https://thepage.jp/detail/20180308-00000015-wordleaf

◎スタイルは人文系出版社の晶文社筑摩書房白水社平凡社 と協働して、書籍の“抜き書き”を集めたオンラインメディア 「Socrates」(ソクラテス)」を創刊した。加盟出版社は亜紀書房、エヌ・ティ・ティ出版、晶文社筑摩書房白水社平凡社
https://japan.zdnet.com/article/35115847/
スタイルの竹田茂代表取締役日経BP社の出身のようだ。
http://www.style.co.jp/
竹田は「42/54」 のプロデューサーでもある。
https://42-54.jp/about/
竹田は「会社をつくれば自由になれる」(インプレス/ミシマ社 )の著者でもある。
https://42-54.jp/20180303001/
これが「Socrates」。
http://socrates.media/

◎代官山 蔦屋書店 は旅行に特化した音声翻訳ツール「 ili」(イリー)の販売・展示を行っている。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000082.000009848.html

実業之日本社は「ねこねこ日本史」のNHKアニメ3期決定を記念して書店を対象にディスプレイコンテストを実施している。
http://www.j-n.co.jp/columns/?article_id=467

博報堂、大広、読売広告社の2月度単体売上高。博報堂では4マスが総て前年割れ。
インターネットとアウトドアは前年を上回っている。
http://v4.eir-parts.net/v4Contents/View.aspx?cat=tdnet&sid=1563724

徳間書店 は、徳間書店のオリジナル商品や雑誌と連動した商品を販売するショッピングサイト「TOKUDAS」(トクダス)をリニューアルし、3月10日(土)より「トクマショップ」としてグランドオープン した。グランドオープン時展開アイテム は「ポプテピピック」缶バッジセット 、「アイドリッシュセブン」ハート型缶バッジセット 、6人シルエットモデル おそ松さん×New Era 9FIFTY コラボキャップ 、ウルトラアイ老眼鏡(リーディング・グラス) クリアVer など。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000132.000016935.html

◎米マサチューセッツ工科大学(MIT)のチームが9日付の米科学誌サイエンスに発表した ところによれば、真っ当なニュースよりもフェイクニュースのほうがネットでは早く、多くの人に伝わってしまうようだ。
「その結果、偽ニュースは正しいニュースに比べ、拡散数や速度が大きく、例えば、正しいニュースが1500人に届くには、偽ニュースの約6倍の時間がかかっていた。最も広がりやすいのは政治に関する偽ニュースだった。広がり方は、ツイッター利用者のフォロワー(読者)数などで説明がつかず、人が目新しく、驚くような情報に引き付けられることが原因と考えられるという 」(朝日新聞
https://www.asahi.com/articles/ASL366DFXL36ULBJ014.html

◎「米フェイスブックは9日、米大リーグ機構(MLB)が2018年に主催する野球ゲームのうち25試合を独占的にインターネット配信する権利を得たと発表した」(日経)そうだ。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO27968100Q8A310C1EA5000/

ライトノベルレーベル「電撃文庫」(KADOKAWA)と動画投稿サービス「ニコニコ動画」を運営する「ドワンゴ」は、RPG「エンゲージプリンセス」を制作し、ブラウザーゲームとして今夏に配信予定。
https://mantan-web.jp/article/20180310dog00m200006000c.html

博報堂DYメディアパートナーズは楽天が運営するレシピサイト「楽天レシピ」と、食の嗜好・食生活をリアルタイムに推計し、日々変化する生活者の食の嗜好に合わせたサービスを提供するデータ・マネジメントプラットフォーム(DMP)、「TastechEngine」(テイステック・エンジン)の提供を開始 した。
http://www.hakuhodody-media.co.jp/wordpress/wp-content/uploads/2018/03/HDYMPnews20180309-1.pdf

◎「AERA STYLE MAGAZINE 」(朝日新聞出版)の山本晃弘編集長が「仕事ができる人は、小さめのスーツを着ている。」(クロスメディア・パブリッシング ) で単著デビューを果たした。
https://asm.asahi.com/article/11405930
https://book.impress.co.jp/partner/items/001898.shtml

毎日新聞を退社して「BuzzFeed Japan」に創刊以来、健筆をふるっていた石戸諭が退社することになった。
「【BuzzFeed Japan退職のお知らせ】突然ですが、東日本大震災の記事を最後に3月末で退職します。立ち上げから参加し、2年とちょっと全力で走りきりました。ありがたすぎることに方々で高い評価をいただいた『リスクと生きる、死者と生きる』(http://amzn.asia/1VTRW2P
)も上梓することができました」
https://twitter.com/satoruishido/status/971970994964344834
「新聞各紙の書評、今年の3冊などに取り上げていただき、次の仕事も運んできてくれました。そして肝心の4月以降ですが、まったく未定です!!こちらもありがたいことに、何冊かぜひ本を書いてほしいというご依頼もいただいているのと、一緒に仕事をしたいという申し出もいただいております」
https://twitter.com/satoruishido/status/971971296744562693
「あっもちろんお仕事のご依頼はお待ちしております。メール、メッセンジャーでも適宜、ご依頼ください!!自分の仕事を楽しんでくれる人、一緒にやりたいと思う人、「言う」だけでなく「やる」まで取り組む人たちと楽しくお仕事ができればと切に願っております」
https://twitter.com/satoruishido/status/971971752367566853
「日々の記事に加え、長編の仕込み、書評やエッセイなどやりたいことはたくさんあります。いつだって常に新しく、前に向かって、自由で心躍るもの。仕事の基本はまったく変わりませんので。引き続きよろしくお願いします!https://youtu.be/JbwOw5kmPt0
気分は「四月の風」です!誰かがどこかで待ってる」
https://twitter.com/satoruishido/status/971972582890094592

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3)【深夜の誌人語録】

変化球を生かすために直球があるのではなく、直球を生かすために変化球がある。