【文徒】2018年(平成30)12月3日(第6巻226号・通巻1400号)

Index------------------------------------------------------
1)【記事】最近書店閉店事情
2)【記事】情報誌「ぴあ」がアプリとして復刊!
3)【本日の一行情報】
4)【深夜の誌人語録】
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1)【記事】最近書店閉店事情

山口県ヴィレッジヴァンガードゆめタウン宇部店が10月28日(日)に閉店。
「誠に勝手ながら、2018年10月28日をもってヴィレッジヴァンガードゆめタウン宇部店は閉店する事になりました。沢山の愛を頂きまして誠にありがとうございました!残り少ない営業期間ですが、皆様に何かお返しをしたいと思っておりますのでぜひ遊びに来てください!!」
https://twitter.com/vvyumetown_ube/status/1047070513355476995
私からすればヴィレッジヴァンガードサブカル系出版物も扱う雑貨店だが、このところ休店も多い。昨年12月から今日に至るまで休店、もしくは休店を発表したヴィレッジヴァンガードは次の通り
ヴィレッジヴァンガード 東京ドームシティ・ラクーア店 1月21日(日)閉店
ヴィレッジヴァンガード宮崎MRT店(宮崎) 2月14日(水)閉店
ヴィレッジヴァンガード ダイナー西荻店 3月31日(土)閉店
ヴィレッジヴァンガード八千代緑が丘店  5月31日(木)閉店
ヴィレッジヴァンガード京都西院店  7月8日(日)閉店
ヴィレッジヴァンガードキャナルシティ・オーパ 7月16日(月・祝)閉店
ヴィレッジヴァンガードlite 高崎オーパ店  7月29日(日)閉店
ヴィレッジヴァンガード新百合丘OPA  8月19日(日)閉店
ヴィレッジヴァンガード 高知中央店   8月31日(金)閉店
ヴィレッジヴァンガード刈谷店    9月17日(月)閉店
ヴィレッジヴァンガード松阪店  10月4日(木)閉店
ヴィレッジヴァンガード安城店  10月下旬閉店
ヴィレッジヴァンガード瀬戸店  閉店予定
ヴィレッジ ヴァンガード 名古屋中央店 2019年1月閉店
ヴィレッジヴァンガードルメール舞多聞店 2019年1月16日(水)閉店
ヴィレッジヴァンガード高蔵寺(愛知県) 2019年2月閉店予定
ヴィレッジヴァンガード町田路面店  2019年2月3日(日)閉店
TSUTAYAの閉店も本当に多かった。何しろ2月だけで14店舗が閉店しているのだ。11月末現在で既に私たちが調べただけでも81店舗が閉店している。間違いなくCDやDVDのレンタルビジネスはネットに敗北したのである。CCCはTSUTAYAから大型商業施設を運営する蔦屋書店やスタバと組んだり、ダイソーと組んだり、書店と組んだりして、出版物販売を核とした「業態転換」の真っただ中にある。
TSUTAYAいのこ谷店(大阪府吹田市) 1月14日(日)閉店
TSUTAYA 田島店(福島) 1月31日(水)閉店
TSUTAYA 保土ヶ谷店   1月31日(水)閉店
TSUTAYA ココアドバンス大塔店(佐世保市) 1月31日(水)閉店
TSUTAYA 新琴似店(札幌)  2月18日(日)閉店
TSUTAYA亀田店(新潟) 2月18日(日)閉店
TSUTAYA松原店(大阪府松原市) 2月20日(火)閉店
TSUTAYA ビッグボックス東大和市駅前店  2月24日(土)閉店
TSUTAYA 三崎店    2月28日(水)閉店
TSUTAYA浜館店(青森)  2月25日(日)閉店
TSUTAYA厚別ひばりが丘店(札幌)  2月28日(水)閉店
TSUTAYA 恵比寿ガーデンプレイス店  2月28日(水)閉店
TSUTAYA アップルクラブ平生店(山口) 2月28日(水)閉店
TSUTAYA 西新井店  2月28日(水)閉店
TSUTAYA 西神中央駅前店(神戸) 2月28日(水)閉店
TSUTAYA 六本木店   2月28日(水)閉店
TSUTAYA北花田店(堺)  2月28日(水)閉店
TSUTAYA ユーカリが丘店(千葉)  2月28日(水)閉店
TSUTAYA鷺沼店    3月4日(日)閉店
TSUTAYA 吹田駅前店   3月11日(日)閉店
TSUTAYA 札幌豊平店  3月30日(金)閉店
平和書店 TSUTAYA はちまん店  4月7日(土)閉店
TSUTAYA 修善寺店  4月8日(日)閉店
The New’s TSUTAYA狛江店  4月29日(日)閉店
TSUTAYA 梅田堂山店   5月6日(日)閉店
TSUTAYA 経堂店 5月6日(日)閉店
TSUTAYA 雑色バス通り店  5月13日(日)閉店
TSUTAYA 境橋店   5月16日(水)閉店
TSUTAYA 江東住吉店  5月27日(日)閉店
TSUTAYA 巣鴨店  5月27日(日)閉店
TSUTAYA寝屋川駅前店BOOK館  5月30日(水)閉店
TSUTAYA 河口湖店  5月27日(日)閉店
TSUTAYA三島店  5月31日(木)閉店
TSUTAYA市ヶ尾店  6月3日(日)閉店
TSUTAYA 仙川店  6月25日(月)閉店
TSUTAYA 港南中央店 6月30日(土)閉店
TSUTAYA 島田店  7月1日(日)閉店
TSUTAYA 本八幡駅前店  7月7日(土)閉店
TSUTAYA 静岡曲金店  7月8日(日)閉店
TSUTAYA 村岡店 1階書店コーナー 7月22日(日)閉店
TSUTAYA明大前店  7月23日(月)閉店
WonderGOO TSUTAYA 鴻巣店(埼玉)  7月26日(木)閉店
TSUTAYA 本厚木駅前店  7月29日(日)閉店
TSUTAYA 藤沢店   7月31日(火)閉店
TSUTAYA 庄内店(大阪)  7月31日(火)閉店
TSUTAYA IKEBUKURO AKビル店  7月31日(火)閉店
TSUTAYA 京阪くずは店(大阪府枚方市) 7月31日(火)閉店 
TSUTAYA WAY 松阪学園前店(三重)  8月16日(木)閉店
TSUTAYA WAY 打田店(和歌山県紀の川)  8月16日(木)閉店
TSUTAYA 上新庄店(大阪)  8月26日(日)閉店
TSUTAYA 古淵駅前通り店(相模原)  8月31日(金)閉店
TSUTAYA トアロード店(神戸) 8月31日(金)閉店
TSUTAYA 千林店(大阪)    8月31日(金)閉店
メディアミスミTSUTAYA南港店(鹿児島)  8月31日(金)閉店
TSUTAYAすみや函南店(函館)  9月2日(日)閉店
TSUTAYA 溝の口2号店   9月2日(日)閉店
TSUTAYA 曽根店(大阪豊中)  9月9日(日)閉店
TSUTAYA曳舟店   9月9日(日)閉店
TSUTAYA焼津インター店  9月9日(日)閉店
TSUTAYA新崎店(新潟)  9月17日(月)閉店
TSUTAYA 方南町店  9月17日(月)閉店
TSUTAYA 東陽町店    9月23日(日)閉店
TSUTAYA 柏原店(兵庫県丹波市)  9月30日(日)閉店
TSUTAYA アミ中百舌鳥駅前店(大阪)  9月30日(日)閉店
TSUTAYA 長井館町店(山形)  9月30日(日)閉店
TSUTAYA 京王八王子駅前店  10月8日(月)閉店
TSUTAYA 今里店(大阪)  10月8日(月)閉店
TSUTAYA WAY貝塚三ツ松店(大阪)  10月14日(日)閉店
TSUTAYA鷺宮店   10月閉店
TSUTAYA新大久保店  10月20日(土)閉店
TSUTAYA 荒巻本沢店(仙台)  10月21日(日)閉店
TSUTAYA 東大泉店  10月31日(水)閉店
TSUTAYA 千歳船橋店  10月31日(水)閉店
TSUTAYA 土佐堀店(大阪) 10月31日(水)閉店
TSUTAYA 河内花園店(大阪)  11月4日(日)閉店
TSUTAYA 高津駅前店  11月4日(日)閉店
TSUTAYA 日本橋店(大阪)  11月4日(日)閉店
TSUTAYA 華屋書店 掛川店(静岡)  11月20日(火)閉店    
TSUTAYA 中延駅前店   11月25日(日)閉店
TSUTAYA あぞの店(高知)  11月30日(金)閉店
TSUTAYA 宇部厚南店(山口)  11月30日(金)閉店
TSUTAYA 原店(名古屋)   12月22日(土)閉店予定
TSUTAYA 豊中店(大阪)  12月31日(月)閉店予定
TSUTAYA 店舗で取り扱う商品の商物流事業を担う MPDの 2018 年度上半期の売上高は、814億25 00万円(前年比 93.9%)、経常損失 74 00万円の減収減益の決算となっている。取り扱い商材で最も大きく影響を受けたのが GAME であり、前年比 65.6%。また、レンタル商材も対前年比 77.6%と大幅な減収。こうしたなか書籍・雑誌の合計は、コミックが牽引し前年比 100.3%と増収。
今後の事業の柱の一つである具雑貨事業は、取り扱い店舗数の増加により、売上は前年比 113.1%。TSUTAYA の新業態事業についても、前年比 116.7%の増収。現状ではMPDが日販の足を引っ張っていると言わざるを得まい。
http://www.mpd-inc.jp/news/pdf/n68_20181130%E2%96%A02018%E5%B9%B4%E5%BA%A6%E4%B8%8A%E5%8D%8A%E6%9C%9F%E6%B1%BA%E7%AE%97%E5%A0%B1%E5%91%8A.pdf
岐阜市の林堂田神店が10月31日(水)をもって閉店。
岐阜市入舟町の本屋さん林堂田神店さんもう夏からFC岐阜2018後期シーズンポスター掲示していただいてました。
#おそがいポス活
で、今日お店を閉められました。
(本店の教科書販売は継続)
河合塾岐阜校で浪人してた昔からの行きつけだったのにな。
最後に買った本は『サッカーと人種差別』神野俊史」
https://twitter.com/keenigh/status/1057631457630289920
練馬の精美堂書店が11月30日(金)をもって閉店。
https://twitter.com/sakuradai_info/status/1060120127717306368
旭屋書店天王寺MIO店が2019年1月6日(日)をもって閉店
http://www.asahiya.com/pdf/mio_closed.pdf
「南部方面勤務の頃は毎日のように通ってたのに…(絶句)」
https://twitter.com/1kachou/status/1068490321472831489
「こんにちは いつも可愛らしいネイルだなぁ 幸せなことがありますようにと言いながらこんなときに悲しいお知らせなんですが、いつも行く旭屋書店天王寺MIO店さんが1月6日で閉店なんです このお店のモニターでさきさんと菜さんを見たんだけどなぁ もう見れないな」
https://twitter.com/tkwi0224/status/1068356599603810304
天王寺Mioオープンからお世話になり、「マルコに恋して」もここで購入したが、まさかここがなくなるとは。思い出が詰まった店がまた一つ消えていくのか。本屋業界も厳しいのか」
https://twitter.com/yonezawakouji/status/1068317610729598976
旭屋書店天王寺MIO店が閉店…阿倍野筋商店街にいた頃からお世話になり、MIO移転後も参考書、趣味の本、あと写真集でもお世話になったのに…ショックだ。隣の三省堂具専門店も旭屋書店に組み入れたのに、あの広大な売り場どうなる?」
https://twitter.com/whitepine_matsu/status/1068177428277653505
旭屋書店天王寺MIO店が…
照林社の本の売上がいつもベスト10以内の超おとくいさまなのに
びっくりして乗り過ごしちゃいましたよ」(照林社営業部)
https://twitter.com/shorinsha/status/1067266889825476608

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2)【記事】情報誌「ぴあ」がアプリとして復刊!

「危機で知った『任せて任せず』 ぴあ社長のくじけぬ魂」(「NIKKEI STYLE」)で矢内廣は次のように語っている。
「当時も雑誌はぎりぎり赤字ではなかったんですが、インターネットが主流の現代において、この先また右肩上がりに戻ることはないだろうと考えました。悪くなってからの判断だと、マイナスが大きくなるかもしれない。多少余力のある時期に決断しようと思っていました」
「社長の私がつくった雑誌でぴあという会社は成長してきましたが、その創業の雑誌をやめるという決断を社長がしたということは、もう出版社ではない、会社が変わろうとしているんだという、社員への強いメッセージにもなって伝わったと思います」
https://style.nikkei.com/article/DGXMZO38065660S8A121C1000000
紙の情報誌「ぴあ」が休刊となったのは、2011年の「3.11」から半年後のことであった。厳密にいえば7月21日(木)発売号をもって休刊となった。
https://corporate.pia.jp/news/detail_post_113.html
あれから7年以上の歳月が流れて、休刊した紙の情報誌「ぴあ」の流れをくむ新しいメディアが、スマートフォンアプリ「ぴあ」として11月29日(木)に本創刊となった。かつて情報誌「ぴあ」が提供したエンタテインメントとの「偶然の出会いと発見」を再び提供するだけでなく、デジタル化・インターネット化による機能性・利便性を加えた、まったく新しい「ぴあ」だという。ぴあによれば「情報誌『ぴあ』の復活であり、新しい『ぴあ』の誕生」ということになる。6月29日より配信したテスト版にて20万DLを達成しているというから、今度の「ぴあ」にも期待が持てそうである。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001043.000011710.html
日経も11月29日付で「雑誌『ぴあ』がアプリで復刊、当時の人気コーナーも再現」として取り上げている。
及川正通氏のイラストによる画像を毎月更新し、読者投稿コーナー『はみだしYOUとPIA』、入場料金割引クーポン『マルぴ』といった雑誌時代に人気があったコーナーも継承する。
アプリならではの新機能としては、位置情報などを活用し『いま』や『ここ』といった分類でイベント情報を一覧表示する検索機能を追加した。見たいイベントを登録したり、参加したイベントを記録したりできる『マイノート』機能や、好きなアーティストなどの情報をチェックできる『マイごひいき』といった新機能もある」
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO38338380Z21C18A1X30000/
後藤明生にこだわりつづけている版元として知られる「つかまだ書房」の塚田眞周博が三年前にこんなことをツイッターに投稿していた。
「何度も繰り返しますが、刊行ペースは月刊でいいし、定価も1000円オーバーで構わないので、紙版の『ぴあ』を復刊してほしい。それは情報弱者のオッサンのための雑誌であると同時に、若者たちの蛸壺化した知的好奇心を広げてくれる雑誌にもなるはず」
https://twitter.com/TsukadaMasuhiro/status/691817894678781952
アプリ版の「ぴあ」が若者たちの蛸壺化した知的好奇心を広げる手助けを果たしたならば、面白いことになるのだけれど・・・。

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3)【本日の一行情報】

レンタルビデオショップは「絶滅」するに違いない。Amazonが販売しているメディアストリーミングデバイス「Fire TV Stick」はスグレモノだ。
https://time-space.kddi.com/it-technology/20181128/2502

教堂グループホールディングスは2018年8月期決算において2億3300万円の債務超過に陥ったため「債務超過の猶予期間入りに関するお知らせ」を発表した。
https://www.nikkei.com/nkd/disclosure/tdnr/bfb62v/?fbclid=IwAR1JJzrvxt8aI6HuWaL1yAB8-fXLn8X7Ov4oICgLjpEajKH1AuIcToFcWPA
不採算店舗を閉店し、土地などの資産は売却するしかあるまい。上場を維持するのは無理なのではあるまいか。また、「出版状況クロニクル127(2018年11月1日~11月30日)」によれば、教堂グループホールディングスは現在、日販傘下だが、「日販の取得株価は1株当たり422円で、17億円だったと伝えられているので、その損失は大きい」。
http://odamitsuo.hatenablog.com/entry/2018/12/01/000000

◎「人生に、学を」オープン講座の第13講が1月27日(日)午後2時より開催される。第一部は東山彰良による「越境学とアイデンティティ」。東山は周知のように台湾生まれ、日本育ちの作家である。第2部は高樹のぶ子による「アジアの多様性」。高樹は、アジア各地の作家と交流していることで知られ、日経に「上海甘苦」を連載し、話題になった。
この講座の舞台となる早稲田大学はアジアから多数の留学生が学びにきている。中国から2000人、台湾から1000人、韓国から1000人と、この3国からだけで4000人が学びにきているのだ。第3部で東山と高樹の公開討論の司会をつとめるのは早稲田大学教授の李成市。講座に出席するのであれば李成市の「東アジアの王権と交易 正倉院の宝物が来たもうひとつの道」(青木書店)も読んでおきたい。
https://www.jinsei-bungaku.jp/event9.html
こういう「イベント」は大切にしたい。育て甲斐のある「イベント」だと思う。

◎「フリー」「シェア」などに続く新たなビジネスモデルとして注目を集める継続課金制「サブスクリプション」について「ダイヤモンド・オンライン」の麻生祐司編集長がサブスク管理プラットフォーム大手であるズオラ創業者のティエン・ツォCEOにインタビューをしている。「メディアがサブスクリプション・エコノミーで成功するための鍵は何でしょうか」という問いにティエン・ツォCEOは次のように答えている。
「Just do it!まずはやってみることです。必要以上に深く考えず、手始めに何かを提供し、繰り返し学習するのです。たとえ最初から継続課金できずとも、会員登録から始めればいい。
サブスクリプションについては、いろいろなことが議論されがちですが、成功の秘訣は、まずプロダクトを世に送り出し、反復学習を通じて、顧客が本当に求めているものを「抽出」することです。
その作業を繰り返し、推定がよりクリアに、より深くなれば、新たな収入源も見えてきます。例えばFortune Magazineは依然としてビジネス系の雑誌ブランドですが、今日では多くの収益を自社で主催するテクノロジー、ヘルスケア、女性リーダーなどに関するイベントから得ています」
こんなことも語っている。
「要するに、サブスクリプション・エコノミーで勝ち残るためには、顧客データの活用が不可欠です。データを活用できていれば、仮にAmazonが参入してきても、顧客とのリレーションシップで勝っているため、Amazonに顧客を奪われることはありません。そうした意味において、サブスクリプション・ビジネスは、現在さまざまな業界で起きているディスラプション(破壊的イノベーション)の影響を受けにくいとも言えるのです」
更に「広告事業主体のモデルは持続可能ではない」と言い切り、次のように語る。
サブスクリプションの基盤があれば、そこに広告を追加することができると思います。新聞など旧来型メディアが犯した最大の間違いは、人々がインターネット上では対価を支払わないと考えたことです」
https://diamond.jp/articles/-/186527
https://diamond.jp/articles/-/186826

◎「WWD JAPAN.com」が「『ギャップ』が米『GQ』の選ぶ“地球上でもっともクール”な8ブランドとコラボ」を掲載している。
「選出されたのは、『バルマン(BALMAIN)』や『ディースクエアード(DSQUARED2)』といったラグジュアリーブランドから、『スタンプド(STAMPD)』や『ノー ヴァカンシー イン(NO VACANCY INN)』といったストリートの空気感を持つブランド、『MSGM』『オフィシン ジェネラール(OFFICINE GENERALE)』『オープニングセレモニー(OPENING CEREMONY)』『サーフ イズ デッド(SURF IS DEAD)』まで、アメリカ、カナダ、フランス、イタリアを拠点とする8つのブランドだ」
https://www.wwdjapan.com/746683

梶尾真治SF小説クロノス・ジョウンターの伝説」(徳間庫)が実写映画化されることになった。
https://animeanime.jp/article/2018/11/28/41718.html
熊本県出身の梶尾真治は「地域化功労者」に選ばれた。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/kumamoto/20181128/5000003978.html
徳間庫から「サラマンダー殲滅」が復刊される。日本SF大賞賞作である。
http://www.tokuma.jp/bookinfo/9784198944155
http://www.tokuma.jp/bookinfo/9784198944162

◎元藝春秋社長の平尾隆弘は茨木高校(大阪)の出身だ。毎日新聞の「わたしの母校」に登場している。
https://mainichi.jp/articles/20181127/ddl/k27/100/337000c

◎宝島社が運営する女性誌の付録やトレンドを紹介するファッション情報サイト「FASHION BOX」がスマートニュースにチャンネルを開設した。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000287.000007945.html

◎嵐の二宮和也が、集英社女性誌「MORE」1月号の表紙を飾った。「MORE」で男性ソロ表紙は、これまでに福山雅治2000年12月号)、木村拓哉(03年4月号)、妻夫木聡04年7月号)の3人しかおらず、二宮は15年ぶりの快挙を達成したことになる。
https://www.oricon.co.jp/news/2124191/full/
ただし、付録がつかない増刊バージョンの表紙は、女優の内田理央。内田は「MORE」の専属モデルだが今回が初表紙なんだって。
https://beauty.oricon.co.jp/news/2124282/full/

◎「Business Journal」が「海老名市ツタヤ図書館、年間税金投入が市直営時代の2倍…市、委託契約更新を強行」を掲載している。
https://biz-journal.jp/2018/11/post_25685.html

◎佐々木ミノルの「中卒労働者から始める高校生活」(日本芸社)がタテアニメ化され、アプリ「アニメビーンズ」で11月30日(金)より配信が開始された。
https://spice.eplus.jp/articles/218720

◎米Amazon.comは今年のサイバーマンデーが過去最高だったことを発表した。
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1811/28/news076.html
日本でもサイバーマンデーを12月7日から80時間にわたって実施するそうだ。

◎リブロの「本部N」が「紀伊國屋じんぶん大賞」について呟いている。
「11/30締切! 今年は何でしょうね? 予想しながら発表を待つのが楽しみな賞です。『公開性の根源』?『マンゴーと手榴弾』?『意味がない無意味』?『眼がスクリーンになるとき』?『誰のために法は生まれた』?『知性は死なない』?『さよなら未来』?『内側から見る創価学会公明党』?(本部N)」
https://twitter.com/libro_jp/status/1067797280768483328
同感。

◎木村幹がツイート。
「話変わって週刊ポストの件、最終結果出ました。訂正記事。別途、公式に謝罪もいただきました。この件は、これにて全て終了です」
小学館さんはこの件でわざわざ自宅の最寄り駅までお越しいただき、事情説明をいただきました。真摯な姿勢に感謝したいと思います」
https://twitter.com/kankimura/status/1067697076736147456
https://twitter.com/kankimura/status/1067699883253977089
どんな交渉においても大切なのは「真摯な姿勢」である。言うまでもなかろうが「真摯な姿勢」とは「足」を使わなければならない。電話一本、メール一本で済まそうという姿勢こそ頭が高いのである

◎「ゴーン容疑者が著者で、2001年に出版された『ルネッサンス-再生への挑戦』(ダイヤモンド社)は22日時点で、アマゾンのビジネス、経済書籍の『自伝、伝記カテゴリー』で3位だった」(夕刊フジ)そうだ。
https://www.zakzak.co.jp/soc/news/181128/soc1811280002-n1.html

朝日新聞デジタルの11月28日付「アマゾン、政府のヒアリグ応ぜず 巨大IT規制検討会」は、こう書く。
経済産業省によると、ヒアリングへの出席要請は、『GAFA(ガーファ)』と呼ばれる、グーグル、アップル、米フェイスブック、米アマゾンの4社に出した。フェイスブックは書面でのみ回答し、アマゾンはヒアリングに応じなかったという」
https://www.asahi.com/articles/ASLCX4V4WLCXULFA01H.html

朝日新聞は11月28日付で「百田氏と幻冬舎に賠償命令 『殉愛』で名誉毀損を認める」を掲載している。
「男性は、たかじんさんの妻に暴言を吐いたり、会社の帳簿を操作したりしたなどと記述した、計19カ所について訴えていた。判決はこのうち14カ所で名誉毀損の成立を認め、残り5カ所は『社会的信用を低下させたとは言えない』と判断した」
https://www.asahi.com/articles/ASLCX666BLCXUTIL05K.html

◎電子コミック配信サービス「めちゃコミック(めちゃコミ)」を運営するアムタス は、集英社の「グランドジャンプ」と協業して増刊号「グランドジャンプめちゃ」を11月28日(水)から隔月刊誌として集英社り発売する。
https://www.amutus.co.jp/news/info/2018/p181128000000.html

◎リンクトデータのマンガポータルサイト「マンガリスト」がサービスを開始した。
https://booklist.id/manga/
リンクトデータの代表取締役社長は相賀信宏がつとめている。

◎「週刊少年ジャンプ」(集英社)に連載されている冨樫義博の「HUNTER×HUNTER」が、リアル脱出ゲームとコラボし、イベント「ハンター試験からの脱出」として、2019年春、全国で開催される。
https://www.fashion-press.net/news/45017

◎「リアルライブ」の「“大手出版社2社”が合併? 突然漫画家が発信したニュースがSNSで話題 この人は何者なのか」。マンガ家の小林源のツイートは「フェイクニュース」そのものなのだが、何故か話題になっている。
「漫画家の小林源氏が発信したあるニュースが話題になっている
戦争を題材とした劇画漫画家としては第一人者とも言われている小林氏。『黒騎士物語』『Cat Shit One』などの代表作で知られ、現在は自身でアートスクールも開講している。
そんな小林氏だが、27日にツイッターを更新し、『要拡散希望とタグ付けしたうえで、『ビックニュースその1』『なんと講談社集英社が合併だとか』とツイート。『十数年前に講談社がソフトバンクへ身売りの話がありましたが、バンクはボーダーフォンを買ったばかりなので断ったとか。出版部門があるし要らないよね』とつづり、『今回の話はビックリですな』とコメントしていた」
https://npn.co.jp/article/detail/75727192/
これが、問題の「フェイク」ツイート。
https://twitter.com/sakamachi21KN/status/1067265288175927296
これだけでは飽き足らず、こんなツイートも投稿している。これはフェイクだと一蹴できない「近未来」を示唆しているように思ってしまうのは私だけだろうか。
「【チョービックニュースその2】出版取り次ぎ大手のニッパンとトーハンの合併です。ボーダーレスの業界生き残り作戦です。90年代初頭に対応をしなかった付け回しでしょ。大幅なコストカットや従業員の大量解雇で、出版取り次ぎの全国流通が問題化してますな。その2はもっと大変だよ」
https://twitter.com/sakamachi21KN/status/1067315812103417856

◎毎日出版化賞の贈呈式が開催された。「新釈漢大系 全120巻別巻1完結」(明治書院)の編著者の竹田晃が「編著者のなかには既に亡くなられた方もいる。58年の年月を経てようやく完結させることができた」と語ったようだが、こういう出版こそ守っていかなければならないはずだ。
https://mainichi.jp/articles/20181130/k00/00m/040/106000c
全120巻別巻1が揃い完結するまでの編集者たちの格闘を描いたノンフィクションが読みたいものである。

◎マガジンハウスは、「Rethink 夫婦の時間」プロジェクトの一環として、映画の日(12月1日)に向けて「夫婦の時間」に焦点を当てたWEBサービス「FILM MATCHING」を、国内最大級の映画レビュー数を誇る映画情報サイト「Filmarks」で11月29日(木)よりオープンした。
このプロジェクトは、 JTの「Rethink-視点を変えて考える-」をキーワードに、既存の概念にとらわれず、新しい化やライフスタイルを生みだしていくことに挑戦するプロジェクト「JT Rethink PROJECT」のサポートのもと展開している。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000056.000030125.html

尼崎市阪神平安祭典会館で営まれた勝谷誠彦の告別式に花田紀凱、西川清史、柳澤健の三人が顔を揃えた。勝谷も含め、みな写真誌「Emma」の戦友である。
https://www.daily.co.jp/gossip/2018/11/29/0011861918.shtml

東京メトロ丸ノ内線新宿駅(東京都新宿区)構内に掲出された「りぼん」(集英社)で連載中の「さよならミニスカート」(牧野あおい)の広告のコピーである。
「いま、『さよなら』をしよう。女の子を、苦しめるものから。」
毎日新聞が「少女漫画 王道を行く『さよならミニスカート』人気の秘密」で次のように書いている。
「りぼん編集部は特設サイトを開設。連載開始前に一部を無料公開した。トップページには、『この連載は、何があろうと、続けていきます』『少女たちだけでなく、今は大人の女性になった、かつての『りぼん』読者たちをも大切にすることができるまんがだからです』という相田聡一編集長のメッセージを掲げる」
https://mainichi.jp/articles/20181130/k00/00e/040/255000c?fm=mnm
実は「さよならミニスカート」は「少年ジャンプ+」でも並行連載されている。
https://shonenjumpplus.com/episode/10834108156632735347

◎「日経ウーマン」(日経BP社)が選ぶ「ウーマン・オブ・ザ・イヤー2019」の大賞に、ステーキ丼専門店「佰食屋」(ひゃくしょくや)オーナーの中村朱美(34)が決まった。「1日100食限定、ランチ営業のみ」という事業モデルが評価されたのだろう
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO38339230Z21C18A1CR8000/

元木昌彦は「春砲も苦戦『売れない週刊誌』の断末魔」(「PRESIDENT Online」)で次のように書いている。
「ここから見えてくるのは、一般男性週刊誌といわれるジャンルの部数減に歯止めがかからず、このままいけば遠からず、ほとんどが休刊になるということである」
「3年の間に、春が約8万部、新潮が約6万部、現代が約10万部、ポストは約7000部、フライデーが約5万部落としたことになる」
https://president.jp/articles/-/26864

小学館オールコミックフェア「小コレ!」が12月1日(土)より全国書店でスタートした。今年のプレゼントは「ゆれる!のびる!とびだす!3Dふせん」だ。
https://www.shogakukan.co.jp/pr/scc/
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000189.000013640.html

白泉社電子書籍大賞が発表された。最優秀賞作品に選ばれたのは、ミユキ蜜蜂「なまいきざかり。」。
https://natalie.mu/comic/news/310120

◎「週刊春」は、今年12月20日発売号で通巻3000号を達成。来年4月には創刊60周年を迎える。そこで特別アンケート企画「もう一度読みたい、あのスクープ記事60本」を実施する。
http://bunshun.jp/articles/-/9823

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4)【深夜の誌人語録】

常識は習慣でしかない