【文徒】2019年(平成31)3月20日(第7巻51号・通巻1469号)


Index------------------------------------------------------
1)【記事】煙草と表現 「HIGH SCORE」と「いだてん」のケース
2)【本日の一行情報】
3)【深夜の誌人語録】
----------------------------------------2019.3.20 Shuppanjin

1)【記事】煙草と表現 「HIGH SCORE」と「いだてん」のケース

集英社の少女マンガ誌「りぼん」で「HIGH SCORE」を連載している津山ちなみが3月15日にツイッターでこう呟いた。
「りぼんにおけるタバコ描写規制がどんどん厳しくなり、レイジに煙管を持たせることも今月号で最後になります
3年ほど前に、『煙管から煙が出てるのはアウト』となり 原稿を修正することになった時に、そこまで?と思ったけど、とうとう完全アウトになりました」
「私個人はリアルのタバコは大の苦手なんですが、漫画上での小道具としてはすごい便利だったから、今後レイジの手には何を握らせたらいいの?と困っております。
何を握らせたらいいと思いますか?」
「りぼんは少女誌なので、喫煙表現NGは全然ありだし良いことだと思うんですけどね!
(美顔ローラーの独走っぷりがヤバイ…)」
https://twitter.com/c_tsuyama/status/1106502236887121920
https://twitter.com/c_tsuyama/status/1106502240548732928
https://twitter.com/c_tsuyama/status/1106503756592500736
3月19日、午前10時20分現在、このツイートには11630件のツイート、9705件の「いいね」があるほど話題になった。煙管の代替案としては美顔ローラーが他を圧倒した!翌3月16日の津山のツイート。
「レイジの煙管姿を惜しむ声、たくさんありがとうございます
代替案アンケート、想像を遥かに上回る数の投票をいただき驚いております。
お坊さんなのに、お数珠がダントツ最下位で笑った
まあ、美顔ローラーコロコロしてたり札束数えてたりファッション誌眺めてる方が「らしい」ですもんね!」
https://twitter.com/c_tsuyama/status/1106829414048751616
津山のもとには多数のリプライも寄せられた。これを踏まえて津山は更に呟き始める。
「正直、『煙も出てない口にも付けてない煙管を、ただ持ってるだけでもアウトとは厳しすぎるやろ…』と思うんですが…
幸いレイジの個性そのものにはほぼ影響がないことだし、しょうがないなぁと諦めがつきます。
病的な愛妻家、霊感キャラ、強欲キャラをやめろと言われたら 無理~ってなってた笑」
https://twitter.com/c_tsuyama/status/1106830146990792705
「今回この件がとてもたくさんRTされ、規制を遺憾に思う人多数なのを見て、
みんな、それぞれ推しの喫煙キャラがいるんやな…と胸が熱くなりました。
今回のは りぼん本誌でのお話なので、他誌や他社ではどうか は私には分かりません」
「でも、漫画は『商品』なので、めちゃくちゃ売れてる作品にはそうそう厳しい規制は課せられない(課せられにくい)と思うんです。大人向けの雑誌なら特に。
守りたい喫煙キャラがいる方達は、ぜひ『買って応援』してあげてください」
https://twitter.com/c_tsuyama/status/1106831585762893824
https://twitter.com/c_tsuyama/status/1106831587327377411
「りぼんはタバコ描写は完全NGになってしまったけど、他の面では『えっ、これ大丈夫なんですか??』なことも色々許容してくれる、器の大きな少女誌ですよ
以前、『常にパンツ一丁の男子高校生キャラが某テーマパークに好きな女の子を拐っていってプロポーズする』という話を描いたときに、」
「『パンツ一丁の男は入園させられない』という某テーマパークの(今考えれば至極真っ当な)クレームに対して全面抵抗し
『そのパークの名前を出さない』『パンツから婚約指輪を取り出す瞬間の描写だけ削除する』という条件で、ほぼ修正無しでの掲載を勝ち取ってくれました」
「パンツ一丁キャラをここまで守ってくれる集英社、りぼん編集部…感謝しかない
ちなみに上記の漫画は、ハイスコア16巻に収録されてます。気になった方は読んでみてね!
紙版、デジタル版ともに発売中です」
https://twitter.com/c_tsuyama/status/1106834391144120320
https://twitter.com/c_tsuyama/status/1106834395694927872
https://twitter.com/c_tsuyama/status/1106834397276172289
J-CASTニュース」が津山ちなみの一連のツイートを踏まえ、3月17日付で「少女誌で『たばこ』描写NGに 読者『寂しいです...』と複雑」を発表した。
https://www.j-cast.com/2019/03/17352854.html
この記事は「ニフティニュース」や「ニコニコニュース」「BIGLOBEニュース」「5チャンネル」などにも取り上げられ、拡散していった。
https://news.nifty.com/article/domestic/society/12144-221290/
https://news.nicovideo.jp/watch/nw5002478
https://news.biglobe.ne.jp/domestic/0317/jc_190317_3681625882.html
https://hayabusa9.5ch.net/test/read.cgi/mnewsplus/1552817464/-100
こうした事態に津山ちなみはこうツイートした。
「知らない内に記事になったりしてて驚きましたけど、
今回のは、『私が』『煙管ももうダメです』『今後は描かないで』と言われただけの話なので、他誌や他作品のことは分からないし、過去のコミックスに修正が入ったり絶版になったりということは(今のところ)無いです!」
https://twitter.com/c_tsuyama/status/1107229628974788613
NHK大河ドラマ「いだてん」でも喫煙描写が問題になった。公益社団法人である受動喫煙撲滅機構は2月25日に「『いだてん』受動喫煙のシーンに関する申し入れ」書をNHKに送付したのである。そこには次のように書かれていた。
「近年のテレビ・映画などにおいては、過去の時代の再現においても、当時では日常的であったが、現代では、職業・身体・民族等への差別などと受けとられる語句・表現は、使用されなくなり、別の表現に置き換えられるようになっています(例:『目が不自由』『ホームレス』など、当時はなかった表現にまで)。これは過去作品の再放送においてもその場面の音声を削除するなど、かなり徹底された自主規制がなされております。
さて、受動喫煙は過年にはどこででも行なわれていたところですが(例:民放『徹子の部屋』等では’80年頃までは灰皿が置かれ、出演者が対談中に喫煙していました)、今は国会で受動喫煙防止法が成立したように、喫煙はしても、人にタバコの煙を吸わせてはいけないということが、世界中の常識です。
そんな中、わざわざ受動喫煙のシーンを、公共の放送、未成年者も視聴する番組において、放映するのはなぜでしょうか。こうしたことは、受動喫煙を世間に容認させることにもなります。未成年者や禁煙治療中の人たちへ悪影響を与え、何よりも出演者・スタッフの受動喫煙被害が紛れもなく行なわれているのです。
もし、“時代を表すため”という理由でしたら、前述の差別表現や、当時は多くあった街のゴミ・犬の糞・立小便、はてはハラスメントまで表現しなくては、釣り合いが取れません。しかし、それらの表現がなくても、ドラマは成立するはずです」
https://www.tabaco-manner.jp/cate_news/5643/
朝日新聞デジタルの3月3日付「いだてんに『受動喫煙シーンやめて』 機構指摘、反発も」は次のように書いている。
受動喫煙防止の活動に取り組む元陸上選手の為末大さんは、ツイッターで『(申し入れは)無視していい。歴史は歴史で、その時代に事実だったものはそのまま残すべきだと思う』と投稿。取材に対し、受動喫煙問題にはあくまでも『表現への規制ではなく、喫煙者や子どもたちへの教育を通じて対応すべきだ』と語った。SNS上などでは、好ましくない行為や情景を表現するなと言い出したら、殺人や時代劇の斬り合いも描けなくなるなどと指摘する声も多数上がっている。為末さんも『表現は極力、自由で多様であるべきだ』ともいう」
https://www.asahi.com/articles/ASM2W6FD1M2WUCVL02B.html
受動喫煙撲滅機構はホームページに3月6日付で「NHKから回答がありました」を発表している。NHKは、こう説明している。
「主人公の田畑政治は、本人を直接知る関係者の証言や回想録に、絶えずタバコを吸っていたことや、実際に火のついたタバコをさかさまにくわえたことが度々あったと残されています。ドラマでは田畑のキャラクターを表現する上で欠かせない要素として描いておりますが、演出上必要な範囲にとどめております。
今回のご指摘を含め、視聴者の皆さまから寄せられるご意見はそれぞれ検討させて頂いております。番組の表現が視聴者の皆様にどのように受け取られるか、配慮しながら番組制作をして参りたいと思います」
https://www.tabaco-manner.jp/cate_news/5939/
J-CASTニュース」は「いだてん『受動喫煙シーン』騒動が決着 NHK回答に団体『大変安心』」で次のように受動喫煙撲滅機構の見解をまとめている。
「回答を受け、機構は3月4日に再度NHK宛てに章を送付。『貴局は、受動喫煙を撲滅する方針を失っていないと判断致しました』『受動喫煙撲滅について前向きなお考えをお持ちと拝察し、大変安心いたしました』と評価し、『今後、さらに内部から良識ある意見が出て、健康増進法の精神に沿った放送をまっとうされることを祈念します』とした」
https://www.j-cast.com/2019/03/06351982.html
「NEWSポストセブン」にコラムニストの石原壮一郎が「NHK大河『いだてん』受動喫煙騒動から学んだ3つの教訓」が発表している。「3つの教訓」がサイコーだよ。
「一.気に食わないことに句をつける場合は、なるべく極端な例をたくさん集めて『それでも認めないあなたは人でなしだ』という流れに持っていく
一.誰に何を謝ればいいのか、そもそもなぜ自分がそれを要求できるのかよくわからなくても『謝罪してください』と言えば優位に立った気になれる
一.世の中で一定の支持を得ている『正論』だからといって、それをタテに調子に乗って何でもかんでもクレームをつけると味方からも引かれる」
https://www.news-postseven.com/archives/20190309_920098.html
受動喫煙撲滅機構はマルガレーテ・フォン・トロッタの映画「ハンナ・アーレント」にも抗議しているのだろうか。
http://www.cetera.co.jp/h_arendt/

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2)【本日の一行情報】

夕刊フジは4月25日(木)、過去の紙面と記者・執筆者らのインタビューで平成のニュースを回顧した創刊50周年記念の2枚組DVD「実録・夕刊フジ~平成報道戦記~」(税込5184円)を発売する。上巻は戦争、選挙、韓国、闇社会、事件…など紙面で振り返る平成史。連載執筆者のケント・ギルバートや政治評論家・鈴木棟一のインタビューも入った50分となっている。下巻は俳優の小沢仁志が「鬼」編集局長として実際の夕刊フジ編集局で大暴れする「実録・ミニドラマ」を収録しているのが話題だ。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000571.000022608.html

◎ノンフィクション作家で元週刊新潮デスクの門田隆将は「BLOGOS AWARD 2018」で金賞に選ばれた。門田は次のような認識を抱いているようだ。
「ジャーナリズムは、分類すると主に『報道型ジャーナリズム』『論評型ジャーナリズム』『告発型ジャーナリズム』の三つになります。週刊新潮とか春は告発型、論評型といったら芸春秋とかいろんな月刊誌があるわけで、新聞やテレビは報道型になる。
(中略)
実は、BLOGOSのコメントを読んでいると、時間を取られて仕事にならない(笑)。読者の反応が面白いから、つい読んでしまう。執筆している当人がこれだから、このままだと論評型ジャーナリズムは死滅してしまうかもしれません。提言的なことをしたい人間がこれまで以上に大量参戦してきたら、月刊誌は生きていけないかもしれないですよね」
https://blogos.com/article/364406/?p=1

◎既報の通り日本出版取次協会は、3月5日に「中国・九州地方の書籍輸送スケジュールの変更」を発表している。
http://www.torikyo.jp/topics/news-release/20190305/index.html
 (↑【PDF】のリンクをクリックするとPDFファイルがダウンロードされる)
この発表を踏まえて「ハーバー・ビジネス・オンライン」に発表された「地方に『本が来ない!!』――物流危機で書店業界全体が『危機的状況』に」によれば、これまでは書籍・雑誌ともに首都圏発売日と比べて中国地方では1日程度、九州地方では2日程度遅れての入荷だったがが、中国地方では書籍・雑誌の入荷日が更に1日長くなり、即ち首都圏からおおよそ2日以上遅れとなる。また九州地方では書籍の入荷日が1日遅くなることで首都圏からおおよそ3日以上遅れになるほか、一部週刊誌の入荷日が今よりも遅れるそうだ。しかし、アマゾンは違う。
「地域や条件にもよるが、現在九州でアマゾンを利用して書籍を購入し、通常配送した場合の到着日数は午前中の注なら2~3日前後。有料会員サービス『アマゾンプライム』の利用者なら『お急ぎ便』で更に早く手にすることが可能な場合もある。
また、セブン&アイHDの多くの店舗では、セブンネットショッピングの『コミック発売日受け取りサービス』を使うことができる。このサービスを使えば、例えイトーヨーカドーで本を購入するとしても北海道内などではヨーカドー内の書店で注するよりも一度ネットを通したほうが店頭に早く到着することもある」
https://hbol.jp/188148
佐々木俊尚がこうツイートしている。
「昨年の西日本豪雨で物流がストップし、その後の復興需要や人手不足などで物流は遅れたままに。九州では書籍雑誌が発売日の5日遅れにもなってるそうです。日本の戦後の出版システム崩壊が進む
https://twitter.com/sasakitoshinao/status/1107780723073785860

◎大学生が最も利用するメディアはテレビなんだね。全国大学生協連合会の学生生活実態調査によれば政治や社会の情報を入手する際によく利用するメディアは、男女ともに「テレビ」66.3%(男性61.2%・女性74.1%)、「ニュースサイト」56.5%(男性60.6%・女性52.8%)「Twitter42.0%(男性43.3%・女性41.5%)の順に高い。
次いで男性は「新聞」が24.1%と続くが、「新聞」は住まいによる利用機会の差が大きく、男性の自宅生は31.8%と新聞に接触する機会が高いものの男性の下宿生は17.3%と低い。女性は「LINE」が29.6%で続く。
利用するメディアのうち最も信頼がおけると思うものは「テレビ」38.1%(男性30.8%・女性47.9%)、「ニュースサイト」18.7%(男性23.6%・女性13.0%)、「新聞」15.0%(男性15.2%・女性14.9%)の順。
女性は「テレビ」が半数弱と多くを占め、「新聞」「ニュースサイト」がそれぞれ14.9%と13.0%と僅差で続く。
男性は最も多い「テレビ」と、続く「ニュースサイト」の差は7.2ポイントと女性より「ニュースサイト」への信頼度が高い。「Twitter」は男女とも4割以上が利用しているが、最も信頼がおけるメディアとしては7.9%(男性9.4%・女性6.2%)であった。
https://www.univcoop.or.jp/press/life/report.html
新聞が信頼されない時代を迎えつつある。

学研ホールディングスのグループ会社として、体験型英語学習施設を運営するTOKYO GLOBAL GATEWAYは、4月6日に大学の団体利用の第1号として、拓殖大学商学部の新入生オリエンテーションプログラムの1日を実施することになった。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002095.000002535.html

◎CCCグループのカルチュア・エンタテインメントは、コミックゆるゆり」(なもり著・一迅社刊)の連載10周年を記念して、ゆるゆり」ファンに向けた登録者限定のサービス「ゆるゆり×Tファン」を4月24日(水)より開始する。公式サイトに利用登録(サービス登録料:税抜926円)をすると、原作者・なもりによる描き下ろしデザインのTカード発行やオリジナルグッズの購入などができる。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000769.000018760.html

◎「TechCrunch Japan」が掲載した「Facebookニュージーランド撃映像の20%をブロックできず」は「Facebookは、ニュジーランドで死者50人を招いた銃乱射事件のライブストリーム映像を、事件発生から24時間以内に150万件削除したことを発表した」と書いている。ただし「Facebookは、30万件のビデオがチェックにかからずアップロードされ、20%の失敗率となった理由については言及しなかった」という。
https://jp.techcrunch.com/2019/03/18/2019-03-17-facebook-new-zealand/

◎「Full-Count」が「巨人が『何度もお断りを』したDAZNとの提携に踏み出した背景『従来とは全く違う提案』」を公開している。読売新聞、読売巨人軍DAZNが包括提携することになった。
「会見で明かした一つ目の施策は、配信権の許諾を日本テレビから得ることだった。日本テレビのCSスポーツチャンネルである『G+(ジータス)』の映像を使用し、DAZNでの映像には必ず「G+」のロゴを入れることを約束。複数のスポーツのユーザーが増えてきているデータもDAZNから提示された。サッカーなど、他のスポーツ中継から野球に興味を持ったDAZNの会員が『G+』を知るきっかけにもなる」
https://full-count.jp/2019/03/18/post321522/
DAZNは巨人のオフィシャルスポンサーになり、原辰徳監督がDAZNのアンバサダーに就任する。この提携により、2月から始まった新しいデジタルサービス「読売オンライン」にDAZNからプロ野球Jリーグなどのハイライト動画も提供することになった。

◎ロイターが「アングル:若者の拡散力に賭けるAbemaTV、地上波を超える野望」を掲載している。
「地上波などのテレビ局は、全世代を意識した番組づくりをしているため、若者にとっては物足りなく感じることもある。
これに対し、AbemaTVは若者に的を絞っているだけに展開が速い。サイバーエージェント(4751.T)の谷口達彦執行役員(AbemaTV編成制作本部制作局長)は『情報処理に長けた世代なので、問題なくついてくる』と指摘。ドラマは『イメージだが、2倍の脚本をぎゅっと詰め込んでいる感じだ』と語った
https://jp.reuters.com/article/abema-tv-idJPKCN1QZ09R

乃木坂46高山一実による初の小説「トラペジウム」(KADOKAWA)が昨年11月28日の刊行以来、品切れと重版を繰り返し、3ヶ月足らずで遂に20万部を突破した。
https://www.asahi.com/and_w/entertainment/ent_378049/

◎ギタリストのディック・デイルが亡くなった。「ミザルー」がエンティン・タランティーノの「パルプ・フィクション」のテーマ曲として使われた。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190318/k10011852151000.html
日本には加山雄三の傑作「ブラック・サンド・ビーチ」がある。
https://amzn.to/2ueh9vt

カルバンクラインで「Black Box」(藝春秋)の伊藤詩織を起用したステートメントキャンペーンがリリースされた!ソーシャル広告の時代である。
https://www.calvinklein.com/jp/ja/content/mystatement.html?utm_source=Facebook&utm_medium=Videoad&utm_campaign=REG_SP19CKUPerfectBra_JP
伊藤はフェイスブックに次のように投稿している。
カルバンクラインから連絡をいただいた時は、いくら女性をエンパワーしたいと言われても下着と聞いて、お断りするつもりでした。 被害後、自分の体が嫌で体を脱ぎ捨ててしまいたいと何度も思いました。
しかし『レースの下着を履いていたから同意していた』と無罪判決になったアイルランドでのニュースを見て、これまで自分自身に向けられた服装への批判などがフラッシュバックしたと同時に、このCKオファーについて考え直し、参加させていただくことにしました。
どんな格好をしていようが、どんな下着を身につけていようがそれは同意にはなりません。
これまで多くの方々に支えられ勇気付けられ、前を向いて歩き続けることができました。身の危険を感じ日本に帰るたびに自分を隠していた変装もやめました。
そして今まで『被害者』をはじめ色々なラベルが付けられましたが、今回は『サイレントブレーカー』という新しいラベル付けをされました。被害者より、ずっといい。
撮影、インタビュー中に被害について一切触れなかった、このキャンペーンに関わってくださった方々の配慮に感謝です。被害者でなく、一個人、人間として扱っていただいたそんな嬉しいものでした。ありがとうございます」
https://www.facebook.com/shiori0515/videos/10218608724347720/
「御社の働き方改革、ここが間違ってます! 」 (PHP新書)の著者である白河桃子がこうツイートしている。
「なんてステキな発信。さすがはカルバンクラインです。伊藤詩織さんを起用し、被害者ではなくひとりの人間として語らせる。まさに社会を変える発信です」
https://twitter.com/shirakawatouko/status/1107593047301414912

◎「Business Journal」が「ツタヤ図書館、虚偽広告調査中に和歌山市『15億円』運営委託決定か…異例の短期間で選定」を掲載している。
「いずれにしろ、TSUTAYAが利用者を欺く広告を出していた時期に、その裏で、和歌山市はCCCを『実績のある素晴らしい事業者』と高く評価して新図書館の指定管理者に選定したことは、まぎれもない事実である。選定時点でその事実を市が把握していたか否かは不明だが、CCCが違法行為を犯したことについて、市はなんらかの対処をする必要があるのではないだろうか」
https://biz-journal.jp/2019/03/post_27123.html

コンピュータソフトウェア著作権協会は3月18日付で「BitTorrentを通じて漫画ファイルをアップロード、男性送致」を発表した。
長崎県警生活環境課サイバー犯罪対策室と長崎署は平成31年2月、ファイル共有ソフトBitTorrent』を通じて、漫画作品を権利者に無断でアップロードし送信できる状態にしていた、長崎県の30代男性を著作権法違反(公衆送信権侵害)の疑いで長崎地検に送致しました。
 男性は、平成30年4月、(株)講談社が発行する『「鬼灯の冷徹」第26巻(電子版)』及び(株)集英社が発行する『「僕のヒーローアカデミア 18巻」』をファイル共有ソフトBitTorrent』を通じて、権利者に無断でアップロードして不特定多数のインターネットユーザーに対して送信できるようにし、著作権公衆送信権)を侵害した疑いが持たれています」
http://www2.accsjp.or.jp/criminal/2018/1223.php
集英社は3月18日付で「『Nyaa』ユーザー、著作権侵害で摘発」を発表した。
「今回は、これまで出版物ではほとんど立件されていないトレントでの著作権侵害を摘発したという意味で非常に画期的であり、依然として甚大な被害が生じている出版物の著作権侵害事案に対しての抑止効果が生じることを期待します。
摘発・送致された 30 代男性は、トレントトラッカーサイト『Nyaa.si』を利用し多数の海賊版データを所持していたと聞き及んでおります。トレントを悪用した著作権侵害行為が摘発されうることが、今回の件で明確になりました。
集英社は、著者が心血を注いで作り上げた作品を適正に流通させるという出版社の役割を果たすため、引続き侵害行為に対しては断固たる対応をとってまいります」
https://www.shueisha.co.jp/info/20190318.pdf
講談社も3月18日付で「海賊版関連サイト摘発についてのご報告」を発表している。
https://www.kodansha.co.jp/upload/pr.kodansha.co.jp/files/pdf/2019/20190318_kaizokuban.pdf

讀賣新聞オンラインの「[『読む』は今]雑誌:偶然の出会い 『ぴあ』の役割…」で稲泉連は次のように書いている。
「よってアプリ版の開発では、雑誌『ぴあ』が大事にしていた世界観(=偶然の出会いと発見)を、いかにデジタルで再現するかをテーマとした。『チャンネル』と呼ばれる機能で頁をめくる感覚を出し、『音楽』『映画』といったジャンルを横断的に閲覧できる見せ方もその一つ。インタビュー記事やコラムも豊富で、すでに40万ダウンロードと出だしは好調だ」
https://www.yomiuri.co.jp/culture/20190318-OYT8T50105/

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3)【深夜の誌人語録】

基本は足し算と引き算で充分である。