【文徒】2019年(令和元)6月10日(第7巻100号・通巻1520号)


Index------------------------------------------------------
1)【シリーズ】講談社広報室の劣化! 江戸川乱歩賞タイトルを間違えて発表
2)【記事】国連デービッド・ケイは日本メディアの独立性に懸念
3)【記事】幻冬舎騒動は収束せず…
4)【本日の一行情報】
5)【深夜の誌人語録】
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1)【シリーズ】講談社広報室の劣化! 江戸川乱歩賞タイトルを間違えて発表

講談社江戸川乱歩賞を6月6日に神護かずみの「NOIRを纏った彼女」と発表した。講談社のホームページにも発表されている。講談社広報室の章だ。そこにもハッキリと「NOIRを纏った彼女」と書かれていた。
https://www.kodansha.co.jp/upload/pr.kodansha.co.jp/files/pdf/2019/20190606_edogawaranpoprize.pdf
https://www.kodansha.co.jp/news.html#news54343
産経新聞講談社広報室の章を踏まえて6月6日付で「江戸川乱歩賞に神護さん」を公開した。
「第65回江戸川乱歩賞日本推理作家協会主催)は6日、神護かずみさん(58)の『NOIRを纏った彼女』に決まった」
https://www.sankei.com/life/news/190606/lif1906060047-n1.html
デイリースポーツも産経同様に書いている。
「第65回江戸川乱歩賞日本推理作家協会主催)は6日、神護かずみさん(58)の『NOIRを纏った彼女』に決まった」
https://www.daily.co.jp/society/culture/2019/06/06/0012402634.shtml
ところが、やってくれました!またしても!!広報と芸をともに担当する渡瀬昌彦〝黒幕〟常務と乾智之〝実行犯〟広報室長が何と受賞作のタイトルを間違えて発表してしまっていたのである。講談社広報室から発信された章は作品名を間違っていたのだ。正しいタイトルは「NOIRを纏う彼女」なのである。毎日新聞が6月8日付朝刊で「講談社 乱歩賞受賞作名を訂正」を掲載している。
https://mainichi.jp/articles/20190608/ddm/012/020/071000c
毎日新聞が6月6日付で公開した記事も「NOIRを纏った彼女」から「NOIRを纏う彼女」に訂正され、次のような「おことわり」を掲載した。
講談社が7日、受賞作タイトルを『NOIRを纏(まと)った彼女』から『NOIRを纏う彼女』に訂正したため、見出しと記事を修正しました」
https://mainichi.jp/articles/20190606/k00/00m/040/268000c
しかし、当の講談社はといえば…。講談社のホームページには6月10日07時40分現在、6月6日に発表した間違えたままのが掲げられている。乾智之が率いる講談社広報室は、事態を把握した7日以降も、訂正も出していなければ、「お詫び」の章も掲載されていない。当事者ではない毎日新聞が早々と訂正しているのに対して、当事者そのものの講談社広報室は何もしていない。例によって例のごとく、講談社広報室の質は、この程度のものなのだ。相変わらず想像力を欠如させ、杜撰で、だらしないのである。
渡瀬昌彦常務にしても、乾智之広報室長にしても、作者・神護かずみに対するリスペクトなど微塵にも持ち合わせていないのだろう。この二人は「週刊現代」編集長という輝かしいキャリアを持っているにもかかわらず、社会人として当然踏まえるべき礼儀を知らないのではないかと疑わざるを得まい。神護かずみには「裏平安霊異記」や遠野物語百周年学賞を受賞した「人魚呪」という実績がありながらも江戸川乱歩賞に募集したという経緯を念頭に入れるのであれば、講談社広報室はリリースを作成するに当たって、二重三重の確認をすべきだったのである。それでも何らかの理由でタイトルを誤って広報リリースに記載してしまったのであれば、そのことを講談社のホームページを通じて早急に訂正と訂正に至らざるを得なかった経緯を発表するのはデジタル時代の広報の基本中の基本である。それを何日も放置しておく神経は、一般企業からすれば広報失格である。
それとも、これが渡瀬常務流儀なのか?これが乾広報室長流儀なのか!講談社のホームページで間違えた情報を訂正することなく「拡散」しっ放しにしておいて何ら疑問にも思わない「痴」性の持ち主だとは!作者に対する「お詫び」を発表するということすらしようとしない傲岸不遜な態度はゴロツキストと呼ぶに相応しかろう。あぁ、この為体。キルケゴールに倣って言えば君は魂の可能性を失ってしまったのだ。
講談社の110年に及ぶ歴史が泣いていよう。このコンビはこうまでして講談社の110周年に泥を塗りたいのか。君側の奸が誰なのか、今回の件でもはっきりしたように思う。講談社の広報室は正常に機能しているとは、もはや言い難いのである。
かつて乾広報室長は私に「オレはサラリーマンなんかじゃないんだ」と凄んだことがあったが、確かにサラリーマンとしての常識を渡瀬昌彦常務ともども圧倒的に欠如させていることが講談社の広報室が正常に機能していない最大の理由であると私は考えている。講談社にとって大切なのは、この欠陥を意識することである。「欠陥を意識することは、それをなかば以上訂正したにひとしい」のだから。そろそろ奸賊芟除に踏み出そうではないか!

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2)【記事】国連デービッド・ケイは日本メディアの独立性に懸念

共同通信が6月4日付で「東京新聞が改善申し入れ」を発表している。
東京新聞は4日までに、菅義偉官房長官が記者会見で東京新聞望月衣塑子記者の質問に『その発言だったら指しません』と述べたことについて、恣意的に質問者を選別するなら会見が形骸化しかねないとして、長谷川栄一内閣広報官に改善を申し入れたと明らかにした。5月31日に書で行った」
https://this.kiji.is/508577533426271329
時事通信によれば国連のデービッド・ケイ特別報告者が、日本メディアの独立性に懸念を示す新たな報告書をまとめたが、菅義偉官房長官は記者会見で、この報告書について「極めて遺憾。記述は不正確かつ根拠不明のものを多く含んでおり、受け入れられない」と反論したそうだ。しかし、東京新聞の望月衣塑子記者の質問に「その発言だったら指しません」と述べたことは「批判的なジャーナリストへの政府関係者の圧力」そのものではいのだろうか。
https://www.jiji.com/jc/article?k=2019060501113&g=int
東京新聞は6月5日付で「日本メディアの独立懸念 国連報告者『政府は勧告未履行』」を掲載している。共同発の記事だが、これによればデービッド・ケイが勧告した十一項目の主な内容と履行状況に関する評価は次の通りである。
(1)政府による介入の根拠となる放送法四条の廃止=未履行
(2)歴史的出来事に関し教材で示された解釈に対し介入しない=未履行
(3)教科課程の作成過程の完全な透明化を保証する=一部履行
(4)国連の真実・正義などに関する特別報告者の訪日の招請=未履行
(5)政治活動を不当に制限するような公選法上の規定を廃止する=未履行
(6)特に沖縄における平和的な集会と抗議の権利を保障するために、あらゆる努力をする=未履行
(7)特定秘密保護法で安全保障上問題なく公益に資する情報については、開示しても処罰されない例外規定を設ける=未履行
(8)公益に資する情報の報道を促進する社会的規範の原則づくりを進める=評価できるだけの十分な情報がない
(9)特定秘密保護法の執行が適切に行われるように、専門家による監視組織を設置する=未履行
(10)広範に適用できる差別禁止法を制定=未履行
(11)将来的に通信傍受に関する法律を制定するに当たっては、独立した法機関の監視下で、極めて例外的な場合にしか、通信傍受は行わないと明記する=未履行
https://www.tokyo-np.co.jp/article/world/list/201906/CK2019060502000286.html
日本は勧告を殆んど無視しているのだ。ロイターも「国連報告の日本メディアの独立性懸念、『根拠不明』=菅官房長官を掲載している。
https://jp.reuters.com/article/suga-press-conference-idJPKCN1T60Z0
元朝日新聞記者の柴山哲也はツイッターでこう指摘している。
「日本の言論の自由の危機を指摘した国連報告者デビッド・ケイ氏は3年ほど前に調査で来日、政府も記者クラブも逃げ回りマトモな調査はできなかった。ケイ氏の報告書が国連に提出された今、メディアが騒いでいるが時すでに遅し。私は当時朝日論座などで書いたがマスコミの反応は皆無政界も無頓着だった」
「ケイ氏は日本政府に無視され大手のメディア関係者は迷惑がって、インタビューを断っていたときく。唯一、日本外国特派員協会記者会見を用意しただけ。国連から来日したケイ氏は干されていた。彼の逆襲に慌てたのか、今ごろの報道。日本のメディアは土壇場、手遅れになって初めて報道する。自業自得」
https://twitter.com/shibayama_t/status/1137273151618895872
https://twitter.com/shibayama_t/status/1137300522468200448
確かに柴山は三年前の2016年5月24日付で「論座」に「『自由の危機』に直面する日本メディア」を寄稿している。
「海外のベテランのジャーナリストに言わせれば、メディアは権力の暗部をつつくのが仕事だから、政府や権力と仲良くなどしてはいられない。どの国の政府もメディアに圧力をかけるものだと彼らは思っている。言論の自由憲法で保障されているのに、『日本メディアは圧力に対する抵抗力が弱すぎる』と見ているのだ。
その抵抗力の弱さの原因の一つに、日本新聞協会加盟社の会員等に入会資格が限定された閉鎖的で特権的な『記者クラブ』がある。3.11原発事故の時にも、外国記者やフリーランスは東電や経産省の記者会見への出席を拒否されたり不利な処遇を受けたりしたと聞く。原発事故のような国民の一大関心事が、戦前型の大本営発表につながる恐れもあるし、官庁や権力側が操作して選別したニュースだけが報道されやすく、視聴者は欺かれかねない」
https://webronza.asahi.com/national/articles/2016051700001.html
産経新聞は社説でデビッド・ケイに反撃している。6月7日付で主張「国連人権理事会 最大級の問題には沈黙か」を掲載し、次のように書いている。
「政府の圧力があったとして、それで本当に報道が萎縮するのか。日本のメディアはそれほど情けないか。不当な圧力があれば、むしろ各紙、各局は、張り切って取材し、報じるだろう。それがメディアの矜持である。見損なわないでいただきたい」
https://www.sankei.com/world/news/190607/wor1906070001-n1.html
産経には悪いが、オレは日本のメディアは結構情けないと思っているよ。記者クラブに胡坐をかいているわけじゃん、産経にしても、朝日にしてもさ。個人が組織を忖度せざるを得ない仕組があらゆる場所に地雷のように仕掛けられているわけよ。組織が表現の自由独占している構図がそこにはある。あぁ、情けない!
琉球新報は社説「国連報告者の勧告 表現の自由侵害許されぬ」を掲載している。
「世界的な視点に立つケイ氏の指摘は重い。表現の自由を巡る日本の現状が国際基準を大きく逸脱していることが、再び白日の下にさらされた。国民にとって極めて憂慮すべき事態である。人権がないがしろにされているからだ」
https://ryukyushimpo.jp/editorial/entry-931801.html
信濃毎日新聞も6月7日付で社説「言論・表現の自由 政府は批判を受け止めよ」を掲載している。
「新たな報告書は、政府に批判的なジャーナリストらへの当局者による非難は『新聞や雑誌の編集上の圧力』と言えるとした。沖縄の米軍基地建設などへの抗議活動に当局の圧力が続いているとし、集会と表現の自由を尊重するよう政府に要請している」
信濃毎日新聞の社説は放送法4条にも触れているが(そういう意味では問題を正面から受け止めていることはわかるにしても)、ここは私と真っ向から立場を異にする。
「11項目には、メディアの立場から賛同しにくいものもある。例えば、放送法4条だ。放送の在り方について▽公安、善良な風俗を害しない▽政治的に公平―などを挙げる。政治の介入に対する防波堤にもなり得る規定である」
https://www.shinmai.co.jp/news/nagano/20190607/KT190606ETI090007000.php
私は放送法4条撤廃に賛成である。これをお読みいただきたい。
http://d.hatena.ne.jp/teru0702/20180505/1525477318

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3)【記事】幻冬舎騒動は収束せず…

書店員の「ケロマーゾフの兄弟」が呟いている。
「津原さんの庫が出た今こそ、きちんと間違いを修正すべき最後のチャンスだと思うのですが。信頼される出版社として今後もやっていく気があるのであれば・・。ここが分岐点ですね」
https://twitter.com/keromazoff/status/1136597236521947138
「ケロマーゾフの兄弟」は津原泰水のハヤカワ庫版「ヒッキーヒッキーシェイク」にも言及している。
「午後、うちの店にも『ヒッキーヒッキーシェイク』入荷!手にした質感がとても良くて、早速売れそうな予感。多くの書店や読者が一斉にツイート開始してて、みんな待ってたんだなーと感慨深い」
「出版社と著者とのトラブルの経緯がこれほど公にされて、みんなが注目している中で発売される庫って初めてでは?そして、もとより実力折り紙つきの作家が、異例の経緯で話題になり世間一般にその凄さを周知されるその過程、痛快すぎる」
https://twitter.com/keromazoff/status/1136587146741993472
https://twitter.com/keromazoff/status/1136589527793881088
これは「ネコマルくん」のツイート。
「理不尽な理由で幻冬舎庫化を潰され、引き取ったハヤカワ庫編集者の意気に感じて、各書店さんが、津原泰水さんの『ヒッキーヒッキーシェイク』庫入荷を告知していく様が胸熱」
https://twitter.com/rxxXoJEnqzBGGOS/status/1136545453481160705
「某出版社校閲部員」の呟き。
幻冬舎は、このまま何も具体的なアクションを起こさないのだろうか? だとしたら、腹が立つというより、悲しい」
https://twitter.com/WiQIHaDU6fPWDK2/status/1136572593798914048
「某出版社校閲部員」はこんなことも投稿している。
幻冬舎の実売部数騒動に関しては、実売部数うんぬんというより、それを『侮辱のタネ』としてしかも『版元の社長が』行ったことが大問題。
遡ると『なぜ実売を公表してはいけないのか意味がわからない』という意見も結構あるようだが、もう一回り考えたり見たりしてから意見を発信して欲しいと思う」
https://twitter.com/WiQIHaDU6fPWDK2/status/1135899753357631488
「某出版社校閲部員」は山崎ナオコーラの次のような一連の投稿をリツイートしていた。恥ずかしいことに私は気がつかなかった。
「初版部数や実売部数を隠す必要はない、と私は考えている。
私自身、少部数の本を出していて、その数字を世間に出すことに抵抗を覚えない。
少部数はまったく恥ずかしいことではない。
少部数の作家でも、自由に発言する権利がある」
「問題だと感じたのは、組織側の『少部数なのに出してあげた』という態度だ。少部数の本でもビジネスにするのが出版社なのではないか。それに、その作品は部数ではない利益(会社のイメージなど)を上げている可能性がある。私は、少部数でも堂々と出版社と渡り合いたい」
「私は常々、フリーランスと組織の関係性に思うところがあって……。
最近は、芸人さんが『自分を使ってもらう』という態度で制作側と接するシーンを見かけるが、
作家の場合はそれをやってはいけない。
あくまで対等に組織と仕事をする。
そうでないと、個人として自由に発言することができなくなる」
「組織(会社)が、個人の仕事相手(フリーランス)の発言や思想を規制してくるなら、芸の仕事をする意味がなくなる。『少部数でも出してあげる』『いや、やっぱり出してあげない』と言いながら個人の発言や思想を統制しようとする組織と仕事をすることは、作家として意味がないな、と思った」
「自由に発言するために、フリーランスとして、作家として、仕事をしているのだ」
https://twitter.com/naocolayamazaki/status/1130293195345022976
https://twitter.com/naocolayamazaki/status/1130293196410384384
https://twitter.com/naocolayamazaki/status/1130293197886726144
https://twitter.com/naocolayamazaki/status/1130293198973128705
https://twitter.com/naocolayamazaki/status/1130293200252313602
津原泰水の次のような指摘を版元は、どう受け取るのか。
ヘイト本を市場に蔓延らせたのは韓国中国への大衆の憎しみではなく、暴力性を秘めたストレス解消でも提供しない限り本なんか売れないという、出版社の諦め。信念ゆえの貧困に不慣れな上層部が、まず諦めた。真剣に本を作り、売り、買い、読み、伝えてきた最前線は、ちっとも諦めていないのを示したい」
https://twitter.com/tsuharayasumi/status/1136857729308303360
百田尚樹は吠える!
「津原氏の本が売れてるらしい。炎上商法・被害者ビジネスが完全に成功した。
そこに朝日・毎日新聞が乗っかり、彼の常軌を逸したツイートを隠して『百田や見城徹と戦う正義の作家』と宣伝したから、さらに効果は上がった。
彼の本が売れようが売れまいが私には関係ないが、彼のやり方にはヘドが出る」
https://twitter.com/hyakutanaoki/status/1137201722374287361

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4)【本日の一行情報】

資生堂パーラー運営の「Bar S」(バー エス)」(東京銀座資生堂ビル11階)は、6月3日(月)にオープン4周年を迎えたそうだ。私は「Bar S」の常連客ではない。私が常連だったのは「ロオジェ」がバーであった時代である。毎日のように「ロオジェ」に通ったといえば聞こえが良いのだが、私が籍を置いていた東京アドエージという会社の経営者がここを根城にしており、ここで私は毎日のように大目玉を喰らっていたのである。当時、「ロオジェ」バーテンダーであった上田和男(テンダーを率いる上田和男である)に同情されていたものでもある。もっともカクテルの手ほどきを上田から受けたこともあって、どこのバーに行っても恥ずかしくない客として成長することもできた。ちなみに上田は下戸である。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000340.000006543.html
私は「ロオジェ」で土下座までしているんだよあ。その現場にいた市ノ澤武士も既に他界してしまっている。日本航空の市ノ澤である。最近、私に絡んで来た講談社の渡瀬昌彦常務や乾智之広報室長の最大の欠陥は歴史に対して無知であるか、仮に無知でなかったとするならば、歴史に対して謙虚でないのである。歴史に対して謙虚さを欠いているから、江戸川乱歩賞でも大失敗をしてしまうのである

◎「東洋経済オンライン」にKADOKAWAコンテンツプロデューサーの吉川圭三が「テレビで似たり寄ったりな番組ばかり見る理由」を発表している。古川は日本テレビからドワンゴへ出向し、ドワンゴで定年を迎え日本テレビを退職したというキャリアを持つ。
「作り手も各局の編成も分析に分析のうえで、マネにマネを重ねた結果、人間が何に根本的な興味を持つのかを追求してきていないように見える。それが『若者のテレビ離れ』という言葉に象徴されるような視聴者にソッポを向かれてしまっている要因の1つではないかと思っている 
https://toyokeizai.net/articles/-/285281
他のメディアを真似るのならまだしも、テレビがテレビを真似ていたら、誰からもソッポを向かれよう。古川は小説「泥の中を泳げ。テレビマン佐藤玄一郎」を駒草出版から刊行している。
http://komakusa-pub.shop-pro.jp/?pid=142822175

◎マガジンハウスの女性ファッション誌「GINZA」7月号の付録は、国内外で人気を誇るファッションブランド〈Mame Kurogouchi〉の特製シール。
https://www.atpress.ne.jp/news/184886

博報堂DYメディアパートナーズ、博報堂DYアウトドア、クラフター、ヒトクセは、生活者を取り巻くアンビエント(環境)データを取り入れ、生活者の気持ちにフィットしたデジタル広告を自動で出し分けるソリューション「FIT AD」に、デジタルアウトドア広告への配信機能を加えた「FIT AD+(プラス)」を開発し、提供を開始した。
https://www.hakuhodody-media.co.jp/newsrelease/service/20190604_25753.html

◎日教販と日本電気は、デジタル教科書・教材、学習アプリなどデジタル学習コンテンツの流通・普及に向けて協業を開始する。
日教販と NEC は、今回の協業により、デジタル技術を基盤にエドテック領域での事業拡大を目指す。日教販は教育系出版社約 1,000 社との取引実績と全国の学校への流通網を有しており、この強みと NEC が構築するシングルサインオンによる利用者環境、NEC の学校向け PC・タブレット端末ならびに最適な学習コンテンツを薦める NECの AI 技術を組み合わせていくことで、デジタル化に対応した商品・サービスの開発・普及に取り組む。また、教育系出版社による教科書・教材のデジタル化に向けた取り組みを支援するとともに、紙やデジタル等の媒体区分や特定のサービスに縛られない教科書・教材の流通基盤を整備する。
http://www.nikkyohan.co.jp/pdf/release190605.pdf

◎学研プラスは、「GetNavi」および「GetNavi web」主催による2018年度「はかどり房具」のナンバーワンを決めるアワードを実施。1万5000超の集票の結果、大賞はコクヨ「GLOOシリーズ」、準大賞はキングジムブギーボード BB-12」に決定した。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002212.000002535.html

◎2019年「たまひよ 理想のパパランキング」が発表された。1位 は、つるの剛士、2位は、りゅうちぇる
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000734.000000120.html

小学館の知育学習誌「幼稚園」7月号が、発売5日目で緊急重版が決定した。創刊以来、初のことだという。付録雑誌でも重版できるところが小学館の凄みである。体力のある出版社でなければできないもの。今回の付録は既報の通り江崎グリコとコラボした「セブティーンアイスじはんき」だ。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000307.000013640.html
「幼稚園」編集部公式Twitterは、付録の動画をツイートすると、再生回数は900万回を超え、23.6万の「いいね」がつき、9.3万リツイートされた。
https://twitter.com/youchien_hensyu/status/1134291829967413248

プロダクションI.Gは、講談社およびNTTぷららと、VRラクションの企画や制作を共同で行うことを発表した。3社はVR体験施設向けに、講談社保有する「攻殻機動隊」「進撃の巨人」などを題材とするVRアトラクションを制作していくという。
https://www.moguravr.com/production-ig-vr-attraction/

徳間書店は、創刊41周年を迎えたアニメ情報誌のパイオニアアニメージュ」のアニメや声優の情報に、ホビー情報誌「ハイパーホビー」の特撮やホビーの情報をプラスした、ポップカルチャー総合ニュースサイト「アニメージュプラス」を6月6日(木)10:00にローンチした。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000188.000016935.html
https://animageplus.jp/

KADOKAWAは、「“手に取れる”新しい物語」をコンセプトとしたフィギュアブランド「KDcolle」(KADOKAWAコレクション)を設立、6月6日(木)より第1弾アイテム「Re:ゼロから始める異世界生活エミリア お茶会Ver. の予約受付を開始した。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000005918.000007006.html

◎「NEWSポストセブン」が「『イッテQ!』騒動後に変化、出演者追い詰めない安全方針に」を公開しているが、これは「女性セブン」6月20日号に掲載された記事だ。そのなかで次のような指摘をしている。
「5月28日、インドで『イッテQ』の撮影中にみやぞんが左足首を骨折したことが日本テレビから発表された。ロケが行われたのは24日。みやぞんは、木の板をジャンプ台にして火の輪をくぐるという課題に挑戦し、着地の際に左足首をひねったという。約2か月の治療期間を要する重傷である。
『第一報を聞いた編成局長は、携帯電話を持ったまま絶句したそう。場合によっては打ち切りにも発展するケースだからです』(番組関係者)
過去を振り返っても、番組収録中の事故は、打ち切りに直結する」
https://www.news-postseven.com/archives/20190606_1386532.html

博報堂DYメディアパートナーズ雑誌局業務推進部の小池まどかは次のように書いている。
「そんな出版社を私たち広告会社は『コンテンツプロデュースパートナー』として迎え、雑誌=紙に捉われず、その使い方や置き場所さえもともに設計し、広告主の課題解決に繋げることが鍵となります」
https://www.advertimes.com/20190606/article292409/

トーハンは、POSレジ「POS V」に実装されているレシートキャンペーンシステムを活用した店頭活性化企画として「本屋さんで雑誌を買おうキャンペーン」を全国約220書店で実施している。
https://www.tohan.jp/news/20190603_1418.html

◎「Google Nest Hub」が6月12日からGoogleストアや家電量販店などで販売開始。価格は1万5120円(税込)。Googleアシスタント内蔵の7インチ液晶ディスプレイで声をかけるだけで、検索やYouTube、カレンダーやマップといったGoogleのサービスを表示して利用できる。「オレンジページ」や「レタスクラブ」のレシピ、huluやU-NEXT、日経電子版やウェザーニュースといった他社サービスにも対応する。
https://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1906/06/news075.html

主婦の友社は、「麻生れいみ式いつ会っても若い人の食べ方の新常識」(麻生れいみ著、中村康宏監修)を発売した。若くなる食べ方を「若食べ」というのだそうだ。若食べの法則は五つ。①抗酸化食材を活用 ②血糖値を急上昇させない食べ方 ③糖化した食品を摂りすぎない ④ゆっくり食べ、食後は動く ⑤調理方法でAGE(=こげ)をコントロール、だそうだ。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000922.000002372.html

◎お笑いコンビ「カラテカ」の入江慎也がツイッターを通じて吉本興業から契約を解消されたことと振り込め詐欺グループとの間で「闇営業」を行っていたことを謝罪した。
「私、入江慎也は吉本興業の所属契約を解消となりました。
世間をお騒がせし、ご迷惑をおかけすることとなり、大変申し訳ございません。
この状況を真摯に受け止め、反省しております。
本日発売の雑誌『FRIDAY』の記事にある忘年会に出席したことは事実です。しかしその会が、詐欺グループの忘年会であることは本当に知りませんでした。知り合いの広告代理店の方から、エステティックサロンの経営や健康食品の販売をしている会社のパーティーがあると聞いていました。ただ、たとえそのような認識だったとしても、吉本興業を通さずに芸人の先輩や後輩をこのような場に誘い、巻き込んでしまったのは私の危機管理能力の不十分さ、認識の甘さが招いてしまったことです。
誠に申し訳ありませんでした」
https://twitter.com/karatekairie/status/1136762493047468033
既に報道で明らかになっているように入江が誘ったにせよ、雨上がり決死隊・宮迫博之レイザーラモンHG、ロンドンブーツ1号2号・田村亮ガリットチュウ・福島善成といった他の吉本芸人もこの忘年会に参加していた。サイゾーウーマンが公開した「カラテカ・入江慎也だけ、なぜ吉本と契約解消? 宮迫、ロンブー亮も振込詐欺グループに闇営業」は次のように指摘している。
「吉本サイドは、ほかの芸人たちにも『厳重注意処分』を科したというが、本来禁止されているはずの闇営業に参加していたということから、ネット上では『なぜ入江だけが契約解消に?』という疑問の声も出ている」
https://www.cyzowoman.com/2019/06/post_237309_1.html
入江の先輩でもある加藤浩次がMCを務める日本テレビ系の情報番組「スッキリ!」で、この問題を取り上げた際に入江以外は一銭もお金を受け取っていないと加藤浩次が発言したところ大炎上となった。
https://www.cyzo.com/2019/06/post_205680_entry.html
こんなツイートが数多く投稿された。
加藤浩次って、疑惑のNGTメンバーには解雇しろとか言っておいて、吉本の犯罪者の闇営業は金もらってなかったからセーフって、身内に甘すぎないかね」
https://twitter.com/toranosuke_ko/status/1136840913420836864
日刊スポーツが6月7日付で「NHKは特別対応なし『闇営業』田村亮らの出演番組」を掲載している。
NHKは7日、カラテカ入江慎也(42)から反社会勢力の忘年会に出席してネタなどを披露する『闇営業』の仕事を仲介されていたことが伝えられた田村亮(47)が出演するNHKBS1ラン×スマ』(水曜午後9時)について、『特別な対応はありません』とコメントした。放送の休止や出演者の変更などはないという」
https://www.nikkansports.com/entertainment/news/201906070000368.html

◎「NIKKEI STYLE」が「直木賞より売れる『新井賞』 書店員一人で勝手に選考」を公開している。「日経トレンディ」6月号の記事を再構成したものだ。へぇ~っ!新井見枝香はいつの間にか「女性のための本屋」HMV&BOOKS HIBIYA COTTAGEに転職していたんだね。
https://style.nikkei.com/article/DGXMZO45313510X20C19A5000000/

◎漫画・アニメのオリジナルグッズを販売する通販サイト「AMNIBUS」を運営するアルマビアンカは、TVアニメ「MIX」のイベント「MIX POP UP STORE in 紀伊國屋書店 西武渋谷店」を6月22日(土)より開催する。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000999.000016064.html

小学館カルチャーライブ「奈良の観音さまを観る・識る・聴く」が6月23日(日)に開催される。長谷寺の本尊「十一面観世音菩薩」立像の魅力を、第一部/最新技術の3Dデータを用いたビジュアル解説で、第二部/1200年近く前から長谷寺に伝承されてきた声明で、見て・識って・聴いて、体験する講座だ。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000306.000013640.html

電通は個人、企業、社会のイノベーションを支援する拠点となる「engawa KYOTO」を京都・四条烏丸エリアに7月22日に開設する。
http://www.dentsu.co.jp/news/release/2019/0607-009831.html

電通電通デジタルは、グループ独自の統合マーケティングプラットフォームである「People Driven DMP」と、セールスフォース・ドットコムが提供するSalesforce Marketing Cloud製品群の一つである「Salesforce Audience Studio」の相互データ連携によるソリューションの提供を開始した。これにより、顧客のニーズや嗜好を"人"単位でより深く捉え、パーソナライズしたブランド体験を構築し、エンゲージメントを強化していくことが可能になるという。
http://www.dentsu.co.jp/news/release/pdf-cms/2019056-0606.pdf

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5)【深夜の誌人語録】

頭を下げられないのは、自分自身に自信がないからである。