【文徒】2019年(令和元)7月1日(第7巻115号・通巻1535号)


Index------------------------------------------------------
1)【記事】集英社の次代を背負っていく才能をツイッターで発見した!
2)【記事】「FRIDAY」よりもくりぃむしちゅー上田晋也を信頼したい
3)【本日の一行情報】
4)【深夜の誌人語録】
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1)【記事】集英社の次代を背負っていく才能をツイッターで発見した!

「ジャンプ+」(集英社)の編集者である中路靖二郎の連続ツイートに深く納得する。「ジャンプ+」は集英社のデジタルシフトを大きく左右する仕組だが、中路は冷静に自らの立ち位置を把握している。
《5月MAUが過去最高だったということは当然広告収入も増加するわけで…ジャンプ+オリジナル連載作品への広告還元額もドカンと増えました。ジャンプ+という媒体で連載するメリットの1つとして何らかのレポートを出したいな。》
https://twitter.com/nakaji2017/status/1143844886791114752
そうレポートは絶対に作成すべきだ。レポートの内容が社外に広まることによって、ビジネスとしての「幅」が間違いなく広がるはずだ。
《現在、ジャンプ+の現行連載は以下の種類の収入があります。
1・原稿料+広告還元+話売り+Tシャツ
2・紙&電子コミックス
3・海外版コミックス・話売り
4・映像化・商品化による版権収入
1は基本的な収入、2以降は作品によっての収入》
https://twitter.com/nakaji2017/status/1143847000787410944
《実はこの3の海外版というのが、結構な売り上げがあります。作品によっては海外の方が部数が出ている作品もあり、作家さんにとって大きな収入になっています。ヨーロッパ、特にフランスは紙のコミックスの人気が根強く、かなりまとまった数を刷ってくれています。》
https://twitter.com/nakaji2017/status/1143848833039753216
次のツイートは特に重要である。
《2のコミックス、紙はジャンプ+の認知度向上も相まってか重版がかかる作品が増えてきています。電子版コミックスも5月期100万円以上売り上げたのが約30作品。1000万円越えのタイトルも複数本出ています。※ジャンプ+作品のみ・連載終了作品含む・話売り除く》
https://twitter.com/nakaji2017/status/1143868321583882240
「少年ジャンプ」と比較してみよう。
《ちなみに少年ジャンプの電子版コミックスは売り上げが1000万円越えてるタイトルが約20作品あります。100万円越えが約50作品。※少年ジャンプ作品のみ・連載終了作品含む・話売り除く 
作家さんの収入としてはここに、紙のコミックス、海外版、版権収入、原稿料等が追加されます。まだまだ高い壁です。》
https://twitter.com/nakaji2017/status/1143912258147254272
「ジャンプ+」にとって1000万円越えのハードルはまだまだ高いが、100万円越え規模ならば「少年ジャンプ」本誌の背中が見えてきた、と言えるのではないか。1000万円を越えるには映像化が重要な意味を持つはずである。
《ジャンプ+に関しては映像化している作品が少ないので4の版権収入は正直言ってまだまだです(少年ジャンプはここが凄い。とんでもない作品がいっぱいあります)。ここは、ジャンプ+連載作家さんの次なる収入の柱になるよう、映像化作品を増やして伸ばしていきたい部分です。》
https://twitter.com/nakaji2017/status/1143870266931417088
《この1~4の他、収入の柱を増やす施策としてグッズ販売の強化も考えています。グッズ販売に関してはジャンプキャラクターズストア( https://jumpcs.shueisha.co.jp/sp/index.html  )というジャンプキャラクター商品のECサイトやジャンプSHOPというリアル店舗が既にあり、そことの連携強化は手のつけやすい施策の1つです。》
https://twitter.com/nakaji2017/status/1144058488642887680
《それとは別にアプリ内にそういう機能を組み込むというのも考えられますが、懸念もあるので何がベストなのか色々と試していく予定です。とにかく、出版社として既に持っている販路とデジタルで新たに作れる販路を組み合わせて漫画家さんの収入の柱を増やすインフラ整備をこつこつ進めています。》
https://twitter.com/nakaji2017/status/1144058492648472577
こんなことまでツイートしている。こういうオープンな姿勢は「ジャンプ+」の武器になるはずだ。
《連載漫画の最低原稿料は当初1ページ9000円でしたが去年から12000円に変更しました。他誌でそれ以上で描かれていた方は応相談という形でやっています。読切は基本1ページ9000円です。》
https://twitter.com/nakaji2017/status/1144410650388525056
怨み屋本舗 WORST」「神アプリ」のマンガ家・栗原正尚がリプライしている。
《ジャンプ+は原稿料が良いのも嬉しいけれど、
ナノハザードを連載中は、広告収入が結構入ってきてビックリしました。
私は原作担当なので、作画の先生と6:4の割合で分配しましたが(私が4)
一人で描いていたら一人暮らしの作家さんなら1か月の広告収入だけで暮らせるかもしれません。》
https://twitter.com/showshow_jp/status/1144514178184437761

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2)【記事】「FRIDAY」よりもくりぃむしちゅー上田晋也を信頼したい

講談社の写真週刊誌「FRIDAY」7月12日号が吉本興業所属のお笑い芸人コンビ「スリムクラブ」の二人が、指定暴力団・稲川会のナンバー3の誕生パーティで闇営業していたと報じ、これに慌てた吉本興業は、この闇興行にかかわった芸人たちを「無期限謹慎処分」にした。「FRIDAY」の元編集長でもある元木昌彦が「深読み週刊誌」で次のように書いている。
《 私には、芸人が暴力団を含めた反社の連中と付き合うのを非難する気持ちはさらさらない。自分の芸を楽しんでくれる所ならどこへでも行く、それが芸人だと思うからだ。今回、謹慎処分を受けた芸人の中で、一人でも「反社の連中に芸を披露したことがいけないというのなら、私はこれからテレビには出ません。私の芸をぜひ見たいというお客の前でしかやらない」と、タンカを切れる芸人はいないのかね。》
https://www.j-cast.com/tv/2019/06/28361329.html
私は最近の「FRIDAY」の岡っ引き根性にも違和感を持つ。岡っ引き根性があまりに鼻につくようになると読者から見捨てられてしまうことだろう。幻冬舎の箕輪厚介あたりの“反社にカネを払って写真を買い取っているのではないか”という指摘に“NOである”と正式にアナウンスしないと、「FRIDAY」のみならず、雑誌ジャーナリズムそのものに不信感を抱かれてしまう可能性もあるはずだ。当事者がダンマリを決め込むなか、「週刊女性PRIME」が「芸人の闇営業騒動、テレビで “誤報に近い” コメントをする識者の危険性」を公開している。
《地上波での編集者のコメントが事実無根であれば、謝罪モノであるし、BPO問題にも発展しかねない。》
https://www.jprime.jp/articles/-/15491
私は「FRIDAY」よりも、くりぃむしちゅー上田晋也を信頼したい。上田は「サタデージャーナル」の最終回で次のように語ったそうだ。「ハフポスト日本版」が全を掲載していた。
《今日が最終回ということになりました。
世の中の様々なことについて、世の中の皆様にほんの少しでも問題提起ができればいいなという思いで、毎週お送りしてきました。
あくまで私個人の考えになりますけれども、今、世界が良い方向に向かっているとは残念ながら私には思えません。
よりよい世の中にするために、今まで以上に一人一人が問題意識を持ち、考え、そして行動にうつす。これが非常に重要な時代ではないかなぁと思います。
そして、今後生まれてくる子どもたちに、『いい時代に生まれてきたね』と言える世の中をつくる使命があると思っています。
私はこの番組において、いつもごくごく当たり前のことを言ってきたつもりです。
しかしながら、一方では、その当たり前のことを言いづらい世になりつつあるのではないかなと危惧する部分もあります。もしそうであるとするならば、それは健全な世の中とは言えないのではないでしょうか。
最後に、また当たり前のことを言わせていただこうと思いますが、私は政治、そして世の中を変えるのは政治家だとは思っていません
政治、世の中を変えるのは、我々一人一人の意識だと思っています
みなさま、どうもありがとうございました。》
https://www.huffingtonpost.jp/entry/story_jp_5d16b75ce4b03d61163ba209
こういうときの「女性自身」は鋭い。6月18日に「くりぃむ上田『政権批判番組』の後継番組MCは自民党議員の娘」を公開している。
《…『まるっと!サタデー』のMCを務めるのは、TBSの駒田健吾アナウンサー(45)と田村真子アナウンサー(23)。じつは、入社二年目の田村アナの父は、田村憲久衆議院議員54)。’12年12月26日に発足した第二次安倍内閣の最初の厚生労働大臣で、’14年9月3日まで同大臣を務めた。ただし、現在は水月会(石破派)の事務総長で、安倍政権と距離があるともいわれている。》
https://jisin.jp/domestic/1748689/
「リテラ」が再録している上田の次のような発言は講談社の渡瀬昌彦常務や乾智之広報室長にも聞かせたいものである。
《「自由闊達な議論を許さない空気というのは世の中をどんどん萎縮させ、閉塞感のある社会を生み出してしまいます。自分と考えの違う意見を封殺しようとすることは、ひいては自分自身の首を締めることになる。後々、自分も意見を言えない世の中を生み出してしまうのではないでしょうか。自分と考えの違う人の意見を寛容な心で受け止めて、さらに、客観的に自分の考えは果たして正しいんだろうかという疑いの心をもつことも大切ではないかと思います」》
https://lite-ra.com/2019/06/post-4772.html

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3)【本日の一行情報】

◎梅田 蔦屋書店は7月15日(月・祝)14時から、サントリー化財団の設立40周年を記念して開催されるプレミアム・ミニトーク2、奥本大三郎×溝井裕一「都会のなかの龍宮城 水族館のはなし」を開催する。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000325.000009848.html

Amazon Echoシリーズ、Amazon Fire TVシリーズを始めとするAlexa搭載デバイスで、Apple Musicの楽曲が再生できるようになった。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001009.000004612.html

読売広告社は、ライセンス窓口を担当する、パイロットインキの、国内NO.1お世話人形「メルちゃん」のプリントケーキ&カロンを新発売する。
https://kyodonewsprwire.jp/release/201906217805

◎日鉄興和不動産が運営するシングルライフのための暮らし・住まいの研究所「+ONE LIFE LAB」(プラスワンライフラボ)とオレンジページは、「もっと料理上手になるキッチン」をテーマとし、単身者向け住宅のキッチンでも効率的に料理ができる設備・仕様を研究する「Plus Kitchen PROJECT」を立ち上げ、2018年3月より活動を行ってきた。
そうしたななかで、このプロジェクトの成果をカタチにしたオリジナルキッチンを共同開発し、日鉄興和不動産が販売中の分譲マンション「リビオレゾン王子飛鳥山」に導入することが決まった。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000074.000001379.html

◎「東洋経済オンライン」が「LINE MUSICが『赤字続き』でも踏み止まる理由」を掲載している。
東洋大学の安藤和宏教授が、各配信事業主の資料に基づいて計算したところ、配信事業主が得られる利益は売上のおよそ28.8%。原価として計上される売上の6割強については、レーベルに対して支払う許諾料(40.5%)や著作権(7.7%)、原盤印税(15%)などが含まれる。
ところが配信事業主が得る3割弱の利益を、認知度向上のためにかかる多額のプロモーション費用が削り取っていく。》
https://toyokeizai.net/articles/-/289073
現状ではストリーミングサービスは儲からないのである。

プチ鹿島が「春オンライン」に「NHK『ネット常時同時配信』へ 問われる“約40秒のキスシーン”と“政権との距離”」を寄稿している。プチ鹿島も5月23日付朝日新聞の記事にはギョッとしたという。朝日は、籾井勝人前会長ですら元専務理事・板野裕爾のNHK返り咲きを批判していた、と報じたのだ。
《板野氏をかつて放送総局長に登用したのは籾井勝人前会長だ。だが、その籾井氏までもが、板野氏と政権の関係が強すぎるとして、1期2年で総局長を退任させ「彼を絶対に戻してはいけない。NHKの独立性が失われてしまう」と当時の朝日新聞の取材に対しても口にするようになった。》
https://bunshun.jp/articles/-/12510

幻冬舎とトレンド・プロは、幻冬舎の発信力とトレンド・プロの制作力を生かした、コミックで企業のブランディング支援を手掛ける会社である幻冬舎ブランドコミックのオフィシャルサイトをリニューアルオープンしたそうだ。企業、経営者、起業家の今日に至るまでのストーリーを有料でマンガ化してくれるビジネスである。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000450.000007254.html

◎「週刊ヤングジャンプ」に連載され、コミックスの累計部数が700万部を突破した、赤坂アカのマンガ「かぐや様は告らせたい 天才たちの恋愛頭脳戦」がKing & Princeの平野紫耀と橋本環奈の共演により映画化され、9月6日に公開されるが、予告編映像が公開された。
https://www.oricon.co.jp/news/2138710/full/

集英社の美容雑誌「MAQUIA」は、全国11か所のホテルを運営しているコアグローバルマネジメントと提携して、訪日外国客にコスメサンプルを配布するプロモーションを開始する。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000072.000011454.html

◎浄土るる、というペンネームからして興味を引くが、未だ17歳だそうだ。小学館新人コミック大賞の青年部門で佳作となった「鬼」は読んでいて寒気を催すほど救いようのない作品である。これほどマンガから衝撃を受けたのは久しぶりである。
https://shincomi.shogakukan.co.jp/viewer/84/04/402/
第332回スピリッツ賞でも佳作を受賞しているのか…。
https://bigcomicbros.net/news/spiritsaward_332/
ネットでも「鬼」は話題になっている。
https://albblo.com/onimanga
https://maroup.net/archives/10455
http://k-tsukiyama.hatenablog.jp/entry/2019/06/24/110925
一冊にまとめて読みたい才能である。

小学館の学習雑誌「小学8年生」8・9月号の付録は化石ブロック。付属のホリホリスティックを使ってアンモナイト化石3個を探し出す。しかもこの化石はレプリカではなくモロッコ産の本物だそうだ。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000320.000013640.html

小学館は原作:永福一成、作画:古屋兎丸、監修:志波秀宇による「明仁天皇物語」をビッグコミックススペシャルとして刊行した
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000318.000013640.html
古屋兎丸を持ってきたところが編集者のセンスだ。

◎宝島社が運営する女性向けファッション&トレンド情報メディア「FASHION BOX」が、月間PV数580万を超え、月間UU数も130万を突破した。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000880.000005069.html

東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会(東京2020組織委員会)はグーグルと東京2020スポンサーシップ契約を締結した。
https://tokyo2020.org/jp/news/sponsor/20190627-01.html

毎日新聞は6月28日付で「AKB48矢作萌夏『ヤングアニマル』『漫画アクション』で出版社の枠を超え連動企画 圧倒的天使感!」を発表した。
《「ヤングアニマル」の付録のクリアファイルには「す」、「漫画アクション」の付録のクリアファイルには「ち」という矢作さんの直筆の字が書かれており、2誌の付録を並べると矢作さんの口癖「すち」の字が完成する。》
https://mainichi.jp/articles/20190627/dyo/00m/200/026000c

タナカカツキの「マンガ サ道』(講談社モーニング KC )を原作にテレビ東京は、7月19日よりドラマ25(毎週金曜深夜 0:52~放送)枠で、「サ道」を放送する。
https://dime.jp/genre/733299/
私は楽天地派である。

◎7月7日より日曜劇場で大泉洋主演によって放映される「ノーサイド・ゲーム」は池井戸潤の同名小説が原作。今回、池井戸は企業ラグビー小説に挑んでいる。原作小説は6月13日にダイヤモンド社から発売されたが、ドラマが「TBS日曜劇場」、書籍がダイヤモンド社という組み合わせは、これが初めてとなる。9月からのラグビーワールドカップ2019日本大会を控えているだけに話題性は十分である。
大手自動車メーカー「トキワ自動車」が舞台となっているが、これラグビーに関してはサントリーが下敷きなのではないだろうか。
https://www.diamond.co.jp/information/book/201904241704.html
https://www.tbs.co.jp/noside_game_tbs/story/
串カツ田中ホールディングスは、7月7日(日)からのドラマ「ノーサイド・ゲーム」とコラボした串カツ「アスカツ」を、全国の串カツ田中店舗で、ドラマ初回放送日の7月7日(日)から期間限定で発売する。ここの串カツはチンチロリンとともに私の好物のひとつである。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000120.000027839.html
山崎製パンも、「ノーサイド・ゲーム」とコラボして、「明日へトライ!レモンケーキ」を2019年7月1日(月)から9月15日(日)までの期間限定で発売する。
https://www.yamazakipan.co.jp/company/news/20190626.html
ノーサイドって日本のラグビー化を象徴しているんだよね。そこら辺の描き方が池井戸の真骨頂だ。そうそう半沢直樹シリーズ庫版の版元が藝春秋から講談社に変わるようだ。有川浩のケースを思い出すのは私だけだろうか。

教堂グループホールディングスは6月28日、私的整理の一種である事業再生ADR裁判外紛争解決手続き)を第三者機関の事業再生実務家協会に申請し、受理されたと発表した。「M&A Online」の「書店大手の教堂HD、私的整理による再生手続きを申請」は次のように書いている。
《同社は2019年8月期末までに債務超過を解消しない限り、上場廃止となるが、事業再生計画案が金融機関の同意を得て成立すれば、1年間、猶予期間の延長が認められ、上場を維持したまま、再建に取り組める。2カ月後に差し迫っていた上場廃止を辛うじて回避し、債務超過解消までの時間をもう1年間稼ぐ窮余の策だ。》
https://maonline.jp/articles/bunkyodo201906
http://www.bunkyodo.co.jp/company/date/press20190628_01.pdf
http://www.bunkyodo.co.jp/company/date/press20190628_02.pdf
ADR手続きという「裏技」を使って取り敢えず上場廃止のピンチから脱出したということだろう。ただし、その猶予は1年である。

朝日新聞社は、Viibar(ビーバー)が運営する動画メディア「bouncy」(バウンシー)を、7月12日付で同社から譲り受けることになった。朝日新聞社が運営する動画メディア「Moovoo」(ムーブー)と一体的に運用することで、両事業の成長をはかる。また、Viibarとは今回の事業譲受をきっかけにパートナーシップを強化し、デジタル領域における動画活用の推進にともに注力してやくことになる。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000694.000009214.html

◎「エンタメNEXT」(徳間書店)が「元経産大臣の甘利明議員に聞く『今話題の #自民党2019 の意図ってなんですか?』」を公開した。ここで甘利は「もちろん、これだけで終わらず、ファッションとのコラボなど、いろいろな仕掛けが控えていますから、楽しみにしていてください」と発言しているが、これが「ViVi」とのタイアップ広告のことなのだろう。むろん、政治的意図は明白だ。
《甘利 政治には2つの仕事があります。1つは現実の課題を解決していくこと。もう1つは、未来に夢と希望を持たせること。選挙対策ではやはり前者が重要視されます。でも、縁遠いような「ときめき」「ワクワク」も政治の仕事なんです。》
https://entamenext.com/articles/detail/2460/2/1/1

◎光社は乃木坂で攻める!真夏の全国ツアー公式SPECIAL BOOKとして初めて4期生が登場し、全メンバー44人が総出演する「N46MODE vol.1」が発売された。通常版と会場限定版の5パターンの表紙が用意されている。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000184.000021468.html

欅坂46平手友梨奈はマガジンハウスのライフスタイル誌「Casa BRUTUS」8月号(7月9日発売)の表紙を飾る。
https://www.asahi.com/and_M/pressrelease/pre_3475339/

毎日新聞が6月29日付で「自民党本部が国会議員に配った冊子に物議『まるでネトウヨ』 首相を礼賛、他党やメディア徹底非難」を発表している。
《冊子は「フェイク情報が蝕むニッポン トンデモ野党とメディアの非常識」と題され、6月に入り、自民党所属の国会議員事務所などに配られた。全142ページで、情報サイト「テラスプレス」がサイトの記事に加筆・修正して編集・発行したとしている。》
https://mainichi.jp/senkyo/articles/20190629/k00/00m/010/099000c?fm=mnm
「ハフポスト日本版」は「自民党本部が国会議員に配った謎の冊子が波紋。『演説や説明会用に渡された』と議員事務所」を公開している。
《この冊子には掲載しなかったものの、もとになった「terrace PRESS」というサイトには、自民党であっても2018年秋の総裁選で安倍晋三首相の対抗馬となった石破茂衆院議員について「それにしても空疎な石破氏の経済政策」「がっかりした石破氏のキャッチフレーズ」などと否定的な論調を展開していた。》
《閲覧数が限られている理由は簡単だ。「terrace PRESS」のページソースを確認すると、検索エンジンに引っかからないようになっているからだ。
この ページには<meta name=‘robots’ content=‘noindex,follow’ />というタグがある。これは、検索結果での表示はさせないが、リンクをたどって表示することはできるという意味のタグだ。
検索できず、一部の人しか知らないURLを打ち込まないと閲覧できないサイトをどう知ったのかについては、自民党本部から明確な回答は得られなかった。》
https://www.huffingtonpost.jp/entry/story_jp_5d105e35e4b0aa375f4f0458?ncid=tweetlnkjphpmg00000001
こんなツイートもあった。
《この冊子の元となっている「テラスプレス」の記事を2月から4月にかけて
特に何の注釈もなく36回もシェアしていたWill編集部の不思議。》
https://twitter.com/jam9801/status/1142384406864134147
これが「テラスプレス」なんだけれど。
https://jterrace.press/archives/658

◎日本で唯一のミステリー専門図書館として1999年4月に開館した「ミステリー学資料館」は、光社ビルの建替えに伴い、現在開催中の綾辻行人展の終了後、7月31日をもって閉館することになった。
https://www.mys-bun.or.jp/news/index.html#20190621news
「キャリネコニュース」が「貴重な資料4万点を保管、ミステリー学資料館が7月末で閉館へ 綾辻行人氏も『寂しいことです』と惜しむ」を公開している。
《資料は今後、光社本社内に移転する光財団の書棚で保管するという。ただ、『新青年』や『宝石』など「探偵雑誌目次総覧」に記載されている戦前・戦後の探偵雑誌や『幻影城』、『黒死館殺人事件』や『ドグラ・マグラ』など、特殊な方法で保存する貴重な書籍は光社の倉庫で保管される。
これらは今後、今までのような一般閲覧はできなくなるが、コピーサービスの提供を検討中だ。書籍や雑誌以外の自筆原稿、書簡類、色紙等の寄贈資料は光社倉庫に保管される。それ以外の資料は、郷土資料館や学館など「公的な施設に資料の寄贈を打診している」という。》
https://news.careerconnection.jp/?p=74091
綾辻行人が閉館について呟いたのは6月20日のことであった。
《ミステリー学資料館の閉館についての告知が、同館のHPに。寂しいことです。》
新保博久さんから告知があったように、池袋の「ミステリー資料館」は入居ビルの建て替えのため、来月末日をもって「20年の歴史に幕を閉じます」とのこと。開催中の「綾辻行人の世界展」が期せずして最後の展示となってしまいます。これは7月27日(土)までです。》
https://twitter.com/ayatsujiyukito/status/1142341033826455552
https://twitter.com/ayatsujiyukito/status/1141955632192356352
これが新保博久による「謹告」である。
《【謹告】ミステリー学資料館、好評開催中の「綾辻行人の世界展」は7月27日(土)までです。
そして、7月31日(水)をもって、資料館は入居ビル建て替えのため、20年の歴史に幕を閉じます。
今回の展示で初めて存在を知った、初めて入館したというかたも少なくないのですが、再訪はお早めに。》
https://twitter.com/oldmanincorner/status/1141710533810253824

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4)【深夜の誌人語録】

読書を手放すな!