【文徒】2019年(令和元)10月28日(第7巻194号・通巻1614号)


Index------------------------------------------------------
1)【記事】炎上!「血液クレンジング」に気をつけろ!
2)【記事】楽天モバイル!「つながらない」トラブル頻発で「お詫び」を発表
3)【本日の一行情報】
4)【深夜の誌人語録】
----------------------------------------2019.10.28 Shuppanjin

1)【記事】炎上!「血液クレンジング」に気をつけろ!

ピースオブケイクで「noteプロデューサー」をつとめる徳力基彦は「血液クレンジング炎上騒動で考えるネットとメディアの話題のスパイラル」を10月24日付で「Yahoo!ニュース」に発表している。10月16日17時に投稿されたツイートが炎上騒動の起点となっている。同日21時にはツイッターでトレンド入りし、ここから一気に炎上していく。
《投稿をされた方は、おそらくはツイートの反響があまりに大きすぎたために、現在はアカウントを非公開にされてしまったようですが、確認できる限りでは該当のツイートは8万7千リツイート14万いいねを超えており、その方の問題提起が大きな反響を生んだことが伺えます。
これには最近ツイッターが人気のツイートを多くのユーザーのタイムラインに再度表示するロジックになったため、リツイート数が多い投稿によりリツイートが集まりやすくなったという構造の変化が影響しています。》
https://news.yahoo.co.jp/byline/tokurikimotohiko/20191024-00148105/
血液クレンジング炎上騒動」では「BuzzFeedNews」が大活躍した。
まずは10月19日付で「芸能人が拡散する『血液クレンジングに批判殺到 『ニセ医学』『誇大宣伝』指摘も」(神庭亮介)を公開している。
秋元康見城徹市川海老蔵、元AKB48高橋みなみ・高城亜樹、仲里依紗高橋克典田中律子鈴木紗理奈、GENKING、DA PUMP ISSA、相川七瀬城咲仁はあちゅう…。多くの著名人がネットで拡散する「血液クレンジング」に疑問の声があがっている。『新装版「ニセ医学」に騙されないために』の著者で、医師の名取宏さんは「ニセ医学」「誇大宣伝」と指摘する。》
https://www.buzzfeed.com/jp/ryosukekamba/cleansing
10月21日付で「『トンデモ医療であると、断言します』 血液クレンジング、医学的に徹底検証してみた」(岩永直子)を公開した。
市川海老蔵さんやタレントの高橋みなみさん、ブロガーのはあちゅうさんら著名人が自身のブログやSNSで「血液クレンジング血液オゾン療法)」と呼ばれる科学的根拠のない治療を受ける様子を紹介し、医療関係者らから批判の声が上がっている。》
https://www.buzzfeed.com/jp/naokoiwanaga/blood-cleansing
10月25日付で「著名人の来院写真、個人の体験談、誇大広告...... 血液クレンジング提供のクリニック 医療広告ガイドライン違反のおそれも」(岩永直子)を公開している。
https://www.buzzfeed.com/jp/naokoiwanaga/blood-cleansing-4
GOETHE」は「秋元 康&見城 徹が通うNK細胞投与&血液クレンジング」を2年半前から公開していたが、現在では削除している。
https://twitter.com/yukitsugu1963/status/1186771500411449344
神庭亮介によれば見城徹は「GOETHE」で血液クレンジングついて「秋元が隣にいるのであっという間に時間が過ぎていくし、終わるとエネルギーが蘇ってくる」と語り、秋元 康は「ここでの時間は満身創痍の戦士の休息なんです」と語っていたそうである。
https://twitter.com/kamba_ryosuke/status/1186498028149997568
こんなツイートも発見!
《フォトショ加工しただけの全身金箔の百田尚樹より、秋元康と見城徹が連れ立って月2回血液クレンジング行ってることの方が普通に面白いかもしれない》
https://twitter.com/E_foon/status/1187378320318619648
血液クレンジング」のようなネタに「春オンライン」や「NEWSポストセブン」が「BuzzFeedNews」に伍して関与していけば面白いのだけれども…。

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2)【記事】楽天モバイル!「つながらない」トラブル頻発で「お詫び」を発表

朝日新聞デジタルは10月23日付で「楽天モバイル『接続できない』 利用者から相談相次ぐ」を掲載している。
楽天が約5千人を対象に10月から始めた携帯電話の無料サービスで、利用者から「接続できない」との相談が相次いでいることがわかった。サービスを提供する地域内で、屋内の一部など通信圏外になる場所が少なくないためとみられる。》
https://www.asahi.com/articles/ASMBQ7S6LMBQULFA00G.html
日経は10月23日付で「楽天『つながらない』携帯、総務省が改善要請」を掲載している。
楽天モバイルは10月から東京23区と名古屋市大阪市、神戸市で、5000人を対象に携帯電話の試験サービスを始めた。今月中旬からSIMカードを送付しており、22日までに4500人以上に発送した。うち8割強が通信サービスを利用しているが、2割近くは利用していないという。
楽天モバイルの試験サービスでは同社が指定する端末を購入し、SIMカードを挿入して利用する。最初に電源を入れて数分待つと、自動で電波を拾い、通信回線につながるようになる。だがSIMカードを端末にセットしても、「ずっと圏外で開通しない」などの苦情が相次いでいる。》
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO51316430T21C19A0TJ1000/
「TBS News」は10月23日付で「『原宿で電話がつながらない』鳴り物入りの楽天モバイル」を公開している。
《実は楽天の通信サービスでは、自社の通信網とKDDIの通信網を使っています。移動中に、この通信網が切り替わると、通話が切断されるなどの現象が起きるというのです。23日、試してみると、原宿だけでなく霞が関などでも通信が途切れてしまいました。》
https://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye3811740.html
www.fnn.jp」は10月24日付で「楽天モバイル 一部開通できず 10月開始のサービスで」を公開している。
楽天によると、23日までに5,000人近くの利用者に契約者の情報を記録した「SIMカード」を発送したが、そのうちおよそ2割が、サービスを開通できていないという。
サービス地域内であっても通信がつながりにくく、開通に必要なショートメッセージが受け取れないことなどが原因。》
https://www.fnn.jp/posts/00426083CX/201910240003_CX_CX
讀賣新聞は10月24日付で「楽天、相次ぐ携帯トラブル…おわびと対応策公表」を掲載している。
楽天は24日、10月から始めた携帯電話の試験サービスで通信がつながらないトラブルが相次いでいる問題について、事業を運営する楽天モバイルのホームページ上で契約者に対しておわびと対応策を公表したことを明らかにした。》
https://www.yomiuri.co.jp/economy/20191024-OYT1T50291/
この「『無料サポータープログラム』をご利用中のお客様へ重要なお知らせ」がそうだ。
《この度は、楽天モバイルの「無料サポータープログラム」をご利用いただき誠にありがとうございます。
先日より、SIMカード到着後に一部のお客様において、回線開通がスムーズにされないケースが発生しております。その結果、弊社カスタマーサポートへのお問い合わせが増加し、電話およびメッセージが繋がりにくい状況が発生しておりました。お客様にご迷惑をお掛けすることとなり、誠に申し訳ございません。現在はカスタマーサポートの増員によりお問い合わせ対応が改善しております。なお、回線開通については以下の注意点を改めてご確認いただけますようお願いいたします。
1.回線開通について
SIMカードと共に回線開通に関するご案内用紙を同封しておりますので、ご確認をお願いいたします。
・お手元に到着したSIMカードは、必ず「無料サポータープログラム」ページに記載のあるプログラム対象製品に挿入していただくようお願いいたします。対象製品でない場合、正常に開通できないことがございます。
楽天回線の圏内(パートナーエリア含む)にて対象製品にSIMカードを挿入いただくと、弊社システムで認識され回線が開通されます。圏外の場合は、弊社システムで認識できず回線が開通されませんのでご注意ください。
楽天回線の圏内(パートナーエリア含む)であっても、電波の弱い場所では開通できない、または時間を要する場合がございます。電波環境の良い場所へ対象製品をお持ちいただくようお願いいたします。
2.カスタマーサポートについて
・10月17日より、カスタマーサポートの電話やメッセージが繋がりにくい状況がございました。10月18日から19日にかけてカスタマーサポートを増員し、現在はお問い合わせ対応が改善しております。
・上記の対応を行っていただいたにもかかわらず回線が開通されない場合は、カスタマーサポートまでお問い合わせください。
お客様から多く寄せられるご質問は随時、「よくあるご質問」に追加し、ご覧いただけるようにしております。
楽天モバイルは今後も、お客様からのご意見・ご要望をもとに、より良いサービスを提供できるよう改善に努めてまいります。》
https://network.mobile.rakuten.co.jp/cms/news/110
楽天をちゃんと批判できる雑誌ジャーナリズムでありたい。

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3)【本日の一行情報】

◎徳力基彦は「ラグビー日本代表ツイッター活用に学ぶ、テレビSNS連携の理想型」も「Yahoo!ニュース」に寄稿している。
《個人的にも今回の大会で注目していたのが、ラグビーワールドカップ公式アカウントとラグビー日本代表選手のSNS活用のレベルの高さでした。》
ラグビーHackというサイトによるとラグビー日本代表に選ばれた31選手中、twitterアカウントを持っている選手が22人。インスタグラムのアカウントを持っている選手は25人もいます。》
https://news.yahoo.co.jp/byline/tokurikimotohiko/20191022-00147916/
ラグビーワールドカップの日本語版公式アカウントには私も驚かされた一人である。写真や動画をふんだんに使ったツイートを大量に投稿しているのである。しかも、タイムリーなのである。相当に緻密なSNS戦略を立てていたのではあるまいか。
https://twitter.com/rugbyworldcupjp
「VICTORY」が「ラグビーW杯の成功で分かったスポーツ×SNSの重要性」を公開している。
ラグビーW杯期間中のTwitterの投稿に対する動画再生回数やインプレッション数は驚くべきものがある。再生回数1位は、アイルランドに勝利した際の動画投稿。これが約410万回もの再生回数を記録しており、再生されるだけでなく、実際にその投稿に対してシェアやいいねなど個人がアクションしているという点ではテレビなどに比べると格段に意味があるといえる。
また、先日組織委員会から発表されたプレスリリースでは開幕からの期間中のインプレッション数の合計が約3億4000万以上を記録したとある。特にカナダ代表のボランティアに関するツイートは13万リツイートを記録し、約1300万人の閲覧につながった。この投稿はリツイート数もさることながら、実際にニュースにも取り上げられ、テレビや新聞など各メディアに派生している。》
https://victorysportsnews.com/articles/7530/original

◎10月23日(水)、2ndアルバム「COMINATCHA!!」のリリースを記念して、まるごと1冊WANIMAという特別編集「ぴあMUSIC COMPLEX(PMC)SPECIAL EDITION WANIMA」が発売された。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001385.000011710.html

◎「ハフポスト日本版」は10月23日付で「ホワイトハウス、トランプ氏に批判的な新聞2紙の定期購読を中止へ。『もういらない』」を発表している。
ホワイトハウスは、トランプ大統領が頻繁に批判する事で知られる、ニューヨーク・タイムズワシントン・ポストの定期購読を取りやめると発表した。トランプ氏がFoxニュースのインタビューでそれらの新聞の批判をした後だった。》
https://www.huffingtonpost.jp/entry/trump-newspaper_jp_5dafc63be4b0422422cdc67a

日本経済新聞は10月23日付で「アマゾンジャパン社長『自宅宅配ボックス検討』」を掲載している。
《アマゾンジャパン(東京・目黒)のジェフ・ハヤシダ社長は日本経済新聞の取材に応じ、「自宅用の宅配ボックスのサービスを検討している」と話した。》
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO51228640R21C19A0TJ1000/

◎TBWA HAKUHODOは、ソーシャルボイスを分析し、企業のマーケティング支援を行う新組織「65dB(デシベル)TOKYO」を設立。TBWAグループが推進する、65dBのグローバル展開の3拠点目(フランス、南アフリカ、日本)として、本格稼働する。
「65dB」は、2018年にTBWAグループに加入した、フランスを拠点とするマーケティングカンパニー。人々が通常の会話で発する音声の強さ(65デシベル)を企業名とするこの会社は、ソーシャルボイスの分析結果を元にした企業のマーケティング支援を展開することを主力事業としている。この取り組みを、「65dB TOKYO」として日本でも展開することで、現代の企業が持つマーケティング上の課題解決に貢献するそうだ。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000017.000034082.html

ジャニーズ事務所の嵐が、28日発売の集英社の女性ファッション誌「MORE」の表紙に登場したが、初めて表紙を飾った2010年10月号と同じソファ、同じフォーメーション、同じポージングで撮影を行ったそうだ。
https://www.oricon.co.jp/news/2147231/full/

小学館の女性ファッション誌「CanCam」12月号は表紙が異なる通常版と限定版の2冊が販売されている。
King & Princeのメンバ―5人の様々な表情を集めたオムニバスカットからなる限定版は発売前から注が殺到し予約分は完売し、急遽、異例の“発売当日”重版が決定した。「CanCam」ではこれまで発売4日での重版が最速でしたが、ジャニーズ事務所のKing & Princeがその記録を塗り替えたことになる。
https://cancam.jp/archives/721603
https://mainichikirei.jp/article/20191023dog00m100005000c.html
CanCam」に限らず女性誌は「平凡」や「明星」の昔に回帰しつつある。

ジャニーズ事務所から2020年1月22日に同時デビューするSixTONESSnow Manが表紙を飾った集英社アイドル誌「Myojo」12月号が、21日の発売直後から品切れ店が続出し、緊急重版が決定した
https://www.oricon.co.jp/news/2147240/full/

◎ジャニーズ公式カレンダーは次のような割り振りになっているそうだ。
Hey! Say! JUMP講談社)、Kis-My-Ft2(光社)、Sexy Zone(マガジンハウス)、ジャニーズWEST小学館)、King & Prince(新潮社)、SixTONES集英社)、Snow Manワニブックス)、ジャニーズJr.(ホーム社)、関西ジャニーズJr.(学研プラス)。
https://www.cyzo.com/2019/10/post_219908_entry.html

神奈川新聞社川崎総局編集委員の石橋学がツイート。
《川崎担当キャップの桐生勇記者と取材した。「訴えが起こされた時点で萎縮し、表現の場をなくしてしまうのは非常にまずい」。脅迫があったわけでもないのに中止になっており事態は悪化している。歴史の捏造を企てる者たちの成功体験をこれ以上増やすわけにいかない。》
https://twitter.com/ishibs_kanagawa/status/1187940935667073024
これがそう。神奈川新聞は10月25日付で「慰安婦映画『主戦場』、上映中止 共催の川崎市が『懸念』」を掲載している。
《映画祭はNPO法人「KAWASAKIアーツ」が主催し、事務局を運営。上映作品はボランティアを含むスタッフ約70人の投票で選んでいる。市や市教育委員会などが共催しており、開催費用約1300万円のうち約600万円を市が負担する。》
《映画祭の中山周治代表は「市からの連絡は圧力と受け止めておらず、忖度(そんたく)もしていない。主催者の判断で決めた。スタッフもボランティアが多く、電話や現場対応でのリスクが想定された。来場者に迷惑をかけられない」と中止の理由を述べた。その上で「表現の自由を萎縮させてはいけないとの思いはあるが、映画祭存続のための苦渋の決断だった」と話した。》
https://www.kanaloco.jp/article/entry-204413.html
神奈川新聞川崎総局長の和城信行もツイートしている。
《市は「中止を求めたのではない。共催者として懸念を伝えただけ」。主催者は「市からの連絡は圧力と受け止めておらず、忖度もしていない」ー。
まさに阿吽の呼吸で、中止が決められました。》
https://twitter.com/washi_kanagawa/status/1187846380833738752

朝日新聞デジタルが10月23日付で「『青春の門』最新刊、ロシアとの出合い 五木寛之さん、完結に向け構想」を掲載している。
《作家の五木寛之さん(87)が1969年から断続的に連載している「青春の門」のシリーズ最新作『新 青春の門 第九部 漂流篇』(講談社)が刊行された。四半世紀を経て執筆を再開し、完結に向けて動き出した。》
https://www.asahi.com/articles/DA3S14229142.html?iref=com_cultop_art_list_n
四六判変型で、総562ページで定価が「1800円+税=1960円」と安い。「艶歌」や「海峡物語」「旅の終りに」の高円寺竜三が登場する。「海峡物語」がTVドラマされた際の挿入歌は冠二郎の「旅の終わりに」だが、この曲の作詞家・立原岬とは五木のペンネームである。艶歌という二字が最も似合った歌手は藤圭子であったように思う。藤圭子の「旅の終わりに」は絶品である。
https://www.youtube.com/watch?v=_83UOwMzBmg&t=

KADOKAWA相談役の佐藤辰男と2016年にKADOKAWAを退社し、自ら代表を務める会社「ストレートエッジ」を設立した三木一馬の対談を「電ファミニコゲーマー」が公開している。「今、編集者の最前線はどこなのか。元カドカワ社長が『ソードアート・オンライン』担当編集に“退社理由”を聞く【三木一馬×佐藤辰男】」は、かつての社長が元社員に、退社した理由を聞くという構図である。佐藤は、言う。
《エージェントを選んだのは、作家をプロデュースするのに、取引先として出版社だけでなくゲーム会社やアニメ会社、IT系企業だとかを自分の力で取り込んで行きたいということかなと。三木の場合は、単に小説の編集者だけじゃなくて、アニメも含めたメディアミックスのプロデュース全般に主体的に関わっていきたいんだろうと。それがきっと三木の動機じゃないかと、僕は想像しているんだけど。》
三木が答える。
《本来、管理職は部下の失敗も含めて自身の業務範囲だと思うんですけど、部下に投げる仕事すらも自分で納得して投げたかったし、どの部下に投げるというのも納得して決めたかった。そういうふうに、全部を納得したうえで仕事をしたかったという、大変子どもっぽい理由で、独立しました。普通、世の中の人たちはどこかで折り合いをつけるんですよ。それで上手くやっていくのが社会だし、そうじゃないと組織が回らないと思うんですけど、僕は歳を取ったら、逆になじめなくなった。昔は逆に「なんでもやります!」というスタンスだったんですが……。》
https://news.denfaminicogamer.jp/interview/191024a

ナポリタンも、天津飯メイドインジャパンなんだよね。
https://news.mynavi.jp/article/20191024-wadai/
https://twitter.com/ArturGalata/status/1186762222086672385

◎日経が10月24日付で「米ネット直販、アマゾンも揺るがす SNS駆使で台頭」を掲載している。
《米小売業で「ダイレクト・ツー・コンシューマー(D2C)」と呼ばれるネット直販ビジネスが急成長している。注を受けて生産をする1990年代にパソコン業界で広がったビジネスモデルだが、デジタル時代で製販のインフラが整い小売りも手がけやすくなってきた。若い消費者の取り込みなどではアマゾン・ドット・コムも揺るがす存在になりつつある。》
《ネット衣料品販売のアイタリックはブランド品の製造を請け負うイタリアの専門工場と直接契約して生産を委託している。高級ブランド品と同等の商品を割安でつくれ、工場側も生産ロットが少ないため空いたスペースで請け負える。工場稼働率が上がる利点もある。》
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO51330140U9A021C1TJ3000/

◎「TechCrunch Japan」は10月24日付で「Amazonの店内荷受けサービス「Counter」が全米数千店に拡大」を公開している。
Amazon(アマゾン)の店内荷受けサービスAmazon Counter(アマゾン・カウンター)はこの夏、米国のドラッグストア大手であるRite Aid(ライト・エイド)の100の店舗でスタートした。それが今や拡張路線に入った。米国時間10月24日に同社は、GNC、Health Mart(ヘルス・マート)、Stage Stores(ステージ・ストーリーズ)などをパートナーに加えて数千店に広げると発表した。》
https://jp.techcrunch.com/2019/10/24/2019-10-23-amazon-expands-its-in-store-pickup-service-counter-to-thousands-more-stores/

◎「ニューズウィーク日本版」は渡辺由佳里の「ベストセラーからアメリカを読む」を連載しているが、10月24日付で掲載した「30年以上の時を経ていま明かされる、ディストピアSF『侍女の物語』の謎」は次のように書いている。
《トランプが大統領に就任した2017年1月から1カ月も経たない同年2月、1985年に出版された古い小説がアメリカでベストセラーになり、一年を通じてベストセラーを続け、アマゾンで2017年に「最も読まれた本」になった。
それは、マーガレット・アトウッドの『The Handmaid's Tale』(邦訳版タイトル『侍女の物語』だ。現代クラシックと呼ぶにふさわしいこの小説が一般の人にも知られるようになったのには、Huluでのドラマ化も影響している。》
https://www.newsweekjapan.jp/watanabe/2019/10/30sf.php
日本では早川書房から刊行されている。
https://www.hayakawa-online.co.jp/product/books/310011.html
続編である「The Testaments」が刊行されたそうである。

◎1985年の発売から、シリーズ累計では2000万部を超える宗田理 の「ぼくらの七日間戦争」は1988年には実写映画化されたが、その30年後を描くアニメ映画「ぼくらの7日間戦争」が12月13日(金)公開となる。KADOKAWAでは同アニメの公開に合わせて映画ノベライズやコミカライズなど続々刊行するとともに、宗田の「ぼくらの七日間戦争」をはじめ関連書籍を集めたプレゼントキャンペーンを実施するという。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000006360.000007006.html

◎「ダイヤモンド・オンライン」が.10月25日付で「アマゾンの『置き配』が日本で成功しにくい根本的な理由」(鈴木貴博百年コンサルティング代表)を発表している。
《「置き配」も同様で、「荷物が雨に濡れた」「へこんでいた」「置き方が悪かった」といった、アメリカでは発生しないようなレベルでのクレームの処理が増加すると思われます。さらには「損害を受けた商品がレアものだった」というケースにおいて、キャンセル・返金では気がすまない消費者が必ず出てくるでしょう。つまり、「置き配」で配達した後の対応コストが増加する可能性が高いのです。》
https://diamond.jp/articles/-/218452
「bizSPA!フレッシュ」は10月22日付で「アマゾンが進める『置き配』。盗難リスクをどう防ぐか?」を公開している。
《しかし、利用が徐々に広まる一方で、ユーザーからはトラブルが起きたという声も上がっています。例えば、30代男性は配送員に荷物を置き去りにされた経験を明かします。
「玄関先に付けたバッグに届けてくれるサービス『OKIPPA』でと指定したら、Amazonの配送員が本当に『置きっぱなしでいい』と勘違いしたのか、玄関前に荷物が放置されていました。さらに、万が一に備えて自宅の鍵を渡してある近所の親戚に確認してもらい『荷物を家に入れておいて』と頼んだら、玄関の地べたにそのまま置いてある荷物の写真が送られてきて……。仕事で使うハードディスクだったので、たまたま晴れていたからよかったものの、雨が降っていたら1万6000円がパーになるところでした」》
https://bizspa.jp/post-222580/

朝日新聞デジタルは10月24日付で「弁護士がブログで伊藤詩織さん侮辱 懲戒審査求める議決」を掲載している。
《男性弁護士は、自身のブログに、伊藤さんの訴えについて「虚偽・虚構・妄想」などと記載。弁護士会によると、法曹三者や学識経験者でつくる県弁護士会綱紀委員会が今年に入り、弁護士のブログの内容などを審査し、「懲戒の審査が相当」と議決したという。》
https://www.asahi.com/articles/ASMBS3WLRMBSOIPE00L.html

電通は、海外本社「電通イージス・ネットワーク」を通じて、中国のEコマースエージェンシー「Shanghai EBP Internet Technology Co. Ltd.」(本社:上海市、「EBP社」)の株式100%を取得することにつき、同社株主と合意した。
http://www.dentsu.co.jp/news/release/pdf-cms/2019098-1017.pdf

電通は、南米サッカー連盟(「CONMEBOL」)が主催する南米国別代表選手権「コパ・アメリカ2019」における商業権の独占販売権を取得していたが、新たに、2020年、2024年、2028年に開催される3大会の全商業権の独占販売権をグローバルで取得することでCONMEBOLと合意した。
対象となる商業権には、スポンサーシップセールスを含むマーケティング権、放送権、ライセンシング権、ゲーム化権、チケット・ホスピタリティー権などが含まれる。
http://www.dentsu.co.jp/news/release/pdf-cms/2019100-1024.pdf

小学館の美容専門誌「美的」とライフハックマガジン「DIME」は、10月26日(土)、「秋の美容フェス」を開催した。東京都港区の日の出ふ頭に誕生したばかりの新施設「HI-NODE(ハイノード)」を舞台にカップルはもちろん、ひとりでも男性同士でも女性同士でも楽しめるイベントを目指した。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000419.000013640.html

◎日販は、10月25日(金)より全国の取引書店586店にて、映画「影踏み」公開記念キャンペーンを開催している。
11月15日(金)に全国公開(11月8日(金)群馬県先行公開)となる、映画「影踏み」は、「64」「クライマーズ・ハイ」「半落ち」などの作品で知られる横山秀夫の同名小説を実写映画化した話題作。「花戦さ」の篠原哲雄監督と、約14年ぶりに長編映画の主演を務める山崎まさよしが、「月とキャベツ」以来、約22年ぶりのタッグを組むのも話題である。
https://www.nippan.co.jp/news/kagefumi_campaign/

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4)【深夜の誌人語録】

吠える犬は噛まない。