【文徒】2020年(令和2)2月20日(第8巻32号・通巻1689号)

Index------------------------------------------------------
1)【記事】インフォデミックか、日本を救う内部告発か?
2)【本日の一行情報】
3)【深夜の誌人語録】
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1)【記事】インフォデミックか、日本を救う内部告発か?

視聴者がグングン増えている(2月19日午後8時7分段階で114万を突破している)。DMATの一人としてダイヤモンド・プリンセス号に乗り込んだが、たった一日で追い出された神戸大学感染症内科教授の岩田健太郎YouTubeで「ダイヤモンド・プリンセスはCOVID-19製造機。なぜ船に入って一日で追い出されたのか。」を公開し、船内の酷い情況を告発している。
《ダイヤモンド・プリンセスに入りましたが、何者かによって1日で追い出されました。感染対策は悲惨な状態で、アフリカのそれより悪く、感染対策のプロは意思決定に全く参与できず、素人の厚労省官僚が意思決定をしています。船内から感染者が大量に発生するのは当然です。すぐに船内のみなさんを(医療者たちを含めて)助けてあげねばなりません。》
https://www.youtube.com/watch?v=W3X3RSmf7ds
岩田は次のような連続ツイートも発表している。
《ダイヤモンド・プリンセスはCOVID-19製造機。なぜ船に入って一日で追い出されたのか。 https://youtu.be/W3X3RSmf7ds @YouTubeさんから ダイヤモンド・プリンセスに入りましたが、何者かによって1日で追い出されました。感染対策は飛散な状態で、アフリカのそれより悪く、感》
《いくらCDCがないとはいえ、もうすこしマシかと思っていました。気を失いそうになるくらい愕然とし、20年以上の医者人生でこれくらい自分の感染リスクを強烈に感じたことはありません。アフリカのエボラ対策でも北京でSARSに立ち向かってたときもここまで恐くはありませんでした。DMAT気の毒です。》
《ちなみに、ぼくを招聘しようと働きかけた官僚の将来が危惧されるぞ、という警告を受けました。それは筋違いです。招聘したのが悪いのではなく、勝手に追い出したどこかの偉い人が悪い。厚労省や内閣はフェアな人事を。》
《ちなみに咳してたのは1日水飲んでなくて喉からからだったから(笑)。中ではみんないろいろ飲み食いしてましたが、ぼくはとても触れませんでした。》
https://twitter.com/georgebest1969/status/1229742057746419713
https://twitter.com/georgebest1969/status/1229743115008790530
https://twitter.com/georgebest1969/status/1229770059867799552
https://twitter.com/georgebest1969/status/1229878073673150464
翌19日には「note」に「ダイヤモンド・プリンセスはCOVID-19製造機 なぜ船に入って一日で追い出されたのか(岩田健太郎先生の動画か字起こし)」が発表された。チョコレートサイダー通信による書き起こしで、英もある。
《もう…これは、あの…大変なことでアフリカや中国なんかに比べても全然ひどい感染対策をしている。
シエラレオネなんかの方がよっぽどマシでした。》
https://note.com/chocolat_psyder/n/n37115c09d500
集英社インターナショナルの佐藤眞はフェイスブックで「これは大激震になる」と予測している。
https://www.facebook.com/makotoeditor/posts/2656523901069341
舛添要一は厚労大臣の頃、新型インフルエンザ対策で岩田と仕事をしている。
新型インフルのときに、若手医師として現場で頑張り、厚労大臣の私を助けてくれた岩田さん(私の連載ブログ9回目にも記載)が、今回の政府の対応の酷さを告発。官邸が教授以上の肩書きのない者を排除したので、私は若手医師を集め意見を聞いたが、その意見の方が正しかった。》
《今紹介した岩田医師の告発、もっと国民が知るべきだ。新型インフルの時、官邸・厚労官僚が反対する中で、厚労大臣の私は、「神戸の感染現場で戦っている医師の声を聞かずに何ができるか」と一喝して、岩田氏らの意見を聞いて、正しい対策ができた。何のために首相や大臣という政治家がいるのか。》
https://twitter.com/MasuzoeYoichi/status/1229934119175385088
https://twitter.com/MasuzoeYoichi/status/1229940524519264256
岩田健太郎は「ヨミドクター」に2月17日付で「新型コロナウイルス 崖っぷちの日本に活路はあるか」を発表している。
《さて、中国の「隠蔽体質」を揶揄していた日本は我が身を翻ってどうでしょう。各担当者たちは、中国で死亡した医師に胸を張って言えるくらい、自分たちのプライドに十分な誇り高い仕事をしているでしょうか。疲れ果てるまで仕事をしているか、ではありません。ちゃんとプロとしての結果を出せる、「事実」に敬意を払った仕事ができているか、です。》
https://yomidr.yomiuri.co.jp/article/20200217-OYTET50026/
橘玲は岩田の告発を次のようにまとめている。
《岩田健太郎さんの驚愕の告発で明らかになったのは、1)厚労省感染症の素人の医師・看護師を船内に送り込んだ。2)感染が広がって管理不能になったので、事態を隠蔽しようとした。3)乗客を2週間以上拘束できないので、感染の疑いを承知のうえで全員を下船させようとしている、ということです。》
https://twitter.com/ak_tch/status/1230002246777073664
橘は、こうもツイートしている。
《クルーズ船問題で異様なのは、そもそも誰が現場で指揮をとっているのかわからないことです。「船内に素人しかいない」との批判に、なんの専門知識もない厚労大臣、副大臣官房長官が説明し、厚労省幹部が匿名で反論するなんてあり得ません。》
《「感染症の専門家が対処し、クルーズ船内にも常駐している」というのなら、それが誰なのか名前を明らかにし、陣頭指揮をとるその専門家が乗客と国民、関係各国に事態を説明すべきです。》
https://twitter.com/ak_tch/status/1230000825662984192
https://twitter.com/ak_tch/status/1230001368020111360
「死の淵を見た男―吉田昌郎福島第一原発の五〇〇日」(2012年)、「記者たちは海に向かった―津波放射能福島民友新聞」(2014年)門田隆将はツイッターで「厚労省が日本を滅ぼす」と断言している。
《エボラやSARSと闘った感染症の岩田健太郎神戸大教授がダイヤモンドプリンセス号の驚愕実態をYouTubeにアップ。感染症専門家が一人もおらず厚労省の役人がふんぞり返り、レッド(危険)ゾーンとグリーン(安全)ゾーンの区別もなし。まるでこれからの日本。厚労省が日本を滅ぼす。》
https://twitter.com/KadotaRyusho/status/1229795353634865152
立憲民主党参院議員である石垣のり子も、岩田告発を視聴している。
感染症専門医の岩田健太郎氏(神戸大学教授)のダイヤモンド・プリンセス船内リポート。エボラ出血熱SARSと闘ってきた岩田氏が「まさかここまでひどいとは思わなかった」という我が国の危機管理の末期的状況が語られている。情報公開がいかに大事か、岩田氏の指摘は重い。》
https://twitter.com/norinotes/status/1229840574225645568

茂木健一郎が「コロナウイルス蔓延のずっと前に、日本で起きていた、低劣化のパンデミック」をテーマに連続ツイートを発表している。
《岩田健太郎さんがダイヤモンド・プリンセスに乗って観察した結果を「ダイヤモンド・プリンセスはCOVID-19製造機。なぜ船に入って一日で追い出されたのか。」https://youtube.com/watch?v=W3X3RSmf7dsという動画にまとめてくださっている。つまり対応やデータ収集でやるべきことをやっていないから船内パンデミック。》
コロナウイルス対策の失敗には、ここ数年の日本のダメさのさまざまが詰まってしまっていると思う。上に立つ者が知識がなくて、判断が駄目なのはまあ当然予想されることだけれども、感染症対策の専門家の意見を尊重したり、現場の機動的知恵などを活かすことができれば、こんなことにはならなかった。》
《対策の説明や、国民への呼びかけをする際にも、政治家が出てくる必要は全くなくて、要するに専門家が説明すればいい。テレビのワイドショーや情報番組でも、ろくな知識を持たないコメンテーターが井戸端会議をする必要はなくて、専門家の意見をたんたんと聴けばいい。どこにも知性のきらめきがない。》
《岩田さんの動画を見れば雰囲気がわかるけど、体温をとって、その変化のtime courseなどを把握することで感染のタイミングとかいろいろ推定できるとかいうオタク的な知性をメディアがシェアする体制になっていない。ここ数年のテレビや新聞がやってきたのは、自らがバカの壁」になることだったから。》
《日本のお笑いのモノカルチャーについてあれこれいうことはもう飽きたが、Big bang theoryのような、カルテクのオタク学生たちのふるまいをコメディにするような感性も製作者側のやる気も一切ない、だらだらぐたぐたのテレビのバカの壁が、日本にもともと発生していた度堕落のパンデミック。》
《今回のコロナウイルスの蔓延は、教育においても、メディアにおいても、政府においても、化としての知性の強靭な輝きを縦横無尽に駆使する体制を構築することに全く失敗してしまっている、今の日本の情けない現状を衝かれてしまったのだと思う。
今からでもやり直せるから、知性の輝きを取り戻そう。》
https://twitter.com/kenichiromogi/status/1229890262106664962
https://twitter.com/kenichiromogi/status/1229890681729978368
https://twitter.com/kenichiromogi/status/1229891001893867521
https://twitter.com/kenichiromogi/status/1229891421261295616
https://twitter.com/kenichiromogi/status/1229891832630280192
https://twitter.com/kenichiromogi/status/1229892264828162049
「ふたつの日本『移民国家』の建前と現実」(講談社現代新書)の望月優大も驚きを隠さない。
《強烈な告発動画。要するに政府・厚労省が自分のしたミスを隠すために、そのミスを指摘可能な感染症対策のプロを船内から排除しており、結果として船内の乗客、乗員、医師等を極めて大きな感染リスクにさらし続けていると。つまり、現在船内には感染症対策のプロがゼロの状態なのだと。流石に驚いた。》
https://twitter.com/hirokim21/status/1229872074782470144
「吃音 伝えられないもどかしさ」(新潮社)の近藤雄生のツイート。
《先RT、岩田健太郎さんの告発動画は衝撃的。信じがたい事態。ダイヤモンドプリンセスのこの状況も桜も、問題があれば隠蔽し、追及されたら嘘をつけばOK、というのがすでに国を動かす人たちのデフォルトになっているゆえと思う。改竄、隠蔽してきた人たちがお咎めなしで逃げ切ったツケは限りなく大きい。》
https://twitter.com/ykoncanberra/status/1229922705425780739
CNNも岩田の動画を取り上げている。
https://twitter.com/yoox5135/status/1229990197556760577
BBCのルパート・ウィンフィールド東京特派員も岩田にインタビューしている。
https://twitter.com/yoox5135/status/1230002007034884097
BBC News Japan」は2月19日付で「感染症の専門家、客船内の感染対策を批判 BBCが取材」を公開した。
https://www.bbc.com/japanese/video-51556982

朝日新聞サンフランシスコ支局長の尾形聡彦の三連投だ。
《岩田健太郎さんが、隔離解除して下船させている日本政府の判断に強い疑問を呈しています。そもそも専門家集団の米CDCは乗客を14日間再隔離しており、日本の判断と大きく異なります(続》
《続2)厚労省は「船内での感染拡大」という事実を認めたくないが故に隔離を解除し、下船を認めているように見えます。その非常識さは米CDCの異なる判断からも明らかです。役人根性が、日本の多くの人々に感染拡大のリスクをもたらしていることに強い憤りを感じます。安倍政権は判断を見直すべきです(続》
《続3)BBCは岩田健太郎氏に「我々は人々が下船し、バスに乗り、一般市民に混ざるのを目撃している。あなたはどれぐらい懸念しているか」と質問。岩田氏は「とても懸念している。なぜなら彼らが2月5日から今日までに感染したか、していないか全くわからないからだ」。日本政府は隔離継続を考えるべきです》
https://twitter.com/ToshihikoOgata/status/1230062893166546944
https://twitter.com/ToshihikoOgata/status/1230062904889638913
https://twitter.com/ToshihikoOgata/status/1230062906156339200
厚労省橋本岳副大臣が岩田健太郎ツイッターで次のように批判している。
《なお昨日、私の預かり知らぬところで、ある医師が検疫中の船内に立ち入られるという事案がありました。事後に拝見したご本人の動画によると、ご本人の希望によりあちこち頼ったあげくに厚生労働省の者が適当な理由をつけて許したとの由ですが、現場責任者としての私は承知しておりませんでした。》
《お見掛けした際に私からご挨拶をし、ご用向きを伺ったものの明確なご返事がなく、よって丁寧に船舶からご退去をいただきました。多少表情は冷たかったかもしれません。専門家ともあろう方が、そのようなルートで検疫中の船舶に侵入されるというのは、正直驚きを禁じ得ません。》
https://twitter.com/ga9_h/status/1229946164620869632
https://twitter.com/ga9_h/status/1229946490124025856
生物学者池田清彦の見方は、こうだ。
《ダイヤモンド プリンセス号に乗り込んで、その余りにも酷い感染症対策を動画で知らせた岩田健太郎に対して、俺の許可を得ないで、勝手に乗り込んでけしからんといったことを、厚労省橋本岳副大臣がいっていますが、国民の健康より自分の面子が大事な厚労省副大臣って何ですかね。》
《岩田先生の動画は世界に拡散されるでしょうから、日本の厚労省のバカさ加減と無策さもまた世界に拡散されます。情けないことですが、ここまで国力が落ちると立ち直るのは容易ではない。安倍政権の罪は万死に値しますね。》
《言い忘れましたが、岩田健太郎は日本で第一級の感染症の専門家ですよ。》
https://twitter.com/IkedaKiyohiko/status/1229965740528164864
https://twitter.com/IkedaKiyohiko/status/1229966553644290048
https://twitter.com/IkedaKiyohiko/status/1229967181896536064
安倍晋三菅直人よりダメだ!というか、戦前も戦後も日本は相変わらず日本であったのである。

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2)【本日の一行情報】

東北大学教授の押谷仁は「新型コロナウイルスに我々はどう対峙すべきなのか(No.3)
新たなフェーズに入った日本での対応はどうあるべきなのか」を発表している。
《見つかった感染者のプライバシーを侵害するような報道をしたり風評被害を心配したりしている余裕は我々にはない。メディアはクルーズ船の報道ばかりをして全体像を見てこなかった過ちを繰り返すべきではない。見つかった感染者の周りには数十人からもしかすると数百人の感染者がいるかもしれない。見えてきている感染連鎖はまだほんの一部である可能性もある。今見えてきていることは日本のどこでも起こることであり、おそらく日本の多くの場所でもうすでに起きていることである。》
https://www.med.tohoku.ac.jp/feature/pages/topics_216.html?fbclid=IwAR1AK4plQGlDmQP5yIUWxmeOrE4Frdu5Vq3ta_25-nWisPc9Vym9TVtH_ZU
沖縄県立中部病院の高山義浩がフェイスブックで発表しているもチェックしておこう。
https://www.facebook.com/photo.php?fbid=2695803523806471&set=a.167956633257852&type=3
「アジアスケッチ 目撃される明・宗教・民族」(白馬社)の高山義浩である。
http://hakubasha.co.jp/?p=179

◎「デイリー新潮」は2月17日付で「『新型コロナ』でテレビに出ずっぱりの『岡田晴恵さん』 1日5番組、驚異的な出演回数」を掲載している。
《番組別で見ていくと、「ひるおび!」11回、「羽島慎一モーニングショー」10回、「Nスタ」5回など、1月25日から2月13日までの20日間で計46回出演している。》
https://www.dailyshincho.jp/article/2020/02171131/?all=1
ちくま新書」の公式アカウントがツイートしている。
《岡田晴恵『知っておきたい感染症』。丁度4年前に刊行した本ですが、例えばSARSでは一人の感染していた医師が国際的なホテルに宿泊したことから一気に広がったということ、韓国においてMERSが流行したが、その後教訓を得て政府が適切に対応し終息に向かったことなど、現在に通じる面があると思います。》
https://twitter.com/ChikumaShinsho/status/1229302709674627072
ダイヤモンド・プリンセス問題で、岩田は全員検査の必要はないと主張し、岡田は全員検査が必要だと主張していた。

◎東京MXで放映しているアニメ「とある科学の超電磁砲T」は鎌池和馬のライトノベルシリーズ「とある魔術の禁書目録」のスピンオフ作品だが、「新型コロナ」の影響で2月21日(金)に放送を予定していた#7「Auribus oculi fideliores sunt.(見ることは聞くことより信じるに値する)」が延期されることになった。
《日頃より「とある科学の超電磁砲T」を御覧いただき、誠にありがとうございます。
さて、2月21日(金)に放送を予定しておりました#7「Auribus oculi fideliores sunt.(見ることは聞くことより信じるに値する)」につきまして、昨今世界的に問題となっております「COVID-19」の影響により制作上の都合がつかず、やむを得ず放送を延期することとなりました。
それに伴い、2月21日は当初の予定を変更して、先週放送させていただきました#6「開戦」を再放送致します。
#7の新たな放送日に関しましては決定し次第、アニメ公式サイトにて発表致します。
不測の事態ではありますが、楽しみにしていただいておりますファンの皆様には御迷惑、御心配をお掛けする事となり大変申し訳ございません。
何卒御理解の程、宜しくお願い致します。》
https://toaru-project.com/railgun_t/news/index00540000.html
アニメもそうだが、雑誌の付録も中国で生産している……。

共同通信は2月18日付で「共同通信記者に出席自粛を要請 電通PR、パラ勉強会」を発表した。
共同通信は「感染症に対する誤解や偏見を助長する行為で、極めて遺憾」としている。電通パブリックリレーションズは「昨今の情勢により辞退をいただいたことに申し訳なく思っている」と謝罪した。》
https://this.kiji.is/602449200614933601?c=39546741839462401
この「すずきよーこ」とは「週刊ダイヤモンド」の鈴木洋子なのだろうか。
共同通信の記者全員(陽性になった運転手のハイヤーに乗車した人以外全員。千人単位でいるだろう記者全員)を会見から締め出すという発表してる電通PR。これと同じような理不尽がたぶんいろんなところで起こる。社会全体がどこに転がっていくのかもうよくわからなくなってきたよ》
《これが記者じゃなく、政治家や大企業の社長だったら?社員とかその党の人間全員出禁にするのでしょうか。遅かれ早かれ、そうしたことにまで発展しかねない。》
《共同は全国の地方紙に配信してる。パラの勉強会にどれほどのニュースバリューがあったか知らないが、電通PRは科学的に根拠の無い理由で、バックに無数の地方紙読者を抱える共同を地方紙読者と共に切ったってことだよね。》
https://twitter.com/yokorocks/status/1229792522915831808
https://twitter.com/yokorocks/status/1230082019670937600
https://twitter.com/yokorocks/status/1230085025086857217
人権なんていとも簡単に蹂躙されるのだ。PR会社の人権感覚がこの程度だとは、悲しくなってしまう。そんなに新型コロナウイルスを恐れていたら、東京オリンピックなんか開催できないのではないか。マスコミが「発情」してどうする!

◎NOBORDERは2月18日付で「『ニューズ・オプエド』新型コロナウィルス等の報道について」を発表した。
《「コロナウィルス等の報道素材の使用について」人道と報道の見地から以下のようにルールを定めました。
(311報道に準ずる)。
1、武漢を中心とする中国国内のブロガーやYOUTUBERなどの映像は、明らかなフェイクだと確認できないもの以外は使用する。ただし、常時クレジットを付けて放送に使う。
2、撮影者にアクセスできる場合は撮影日時や場所などの詳細、あるいは雑感やコメントをもらったうえで、放送する。撮影者がすでに行方不明などで、アクセスのできない場合は、可能な限り詳細なクレジットを付けて放送に使う。
3、のちに映像使用等で請求がなされた場合でも、当社は規定の使用料を払う。報道目的の場合は免責されることが多い。弊社および「ニューズ・オプエド」はサミット参加などで世界的に報道機関として認められている。
4、つねにリテラシーを働かせ、健全な懐疑の精神を保ち続けること。
5、誤報と判明した場合は、速やかにコレクションで訂正すること。ミスは侵すもの。しかし、最大のミスはミスを恐れて何もしないこと。無謬主義を排し、メディアの責任を全することを目指す。
6、中国国内のソースについては、撮影者の命を守ることを優先に。しかし、その一方で、彼らが命懸けで撮影した素材をできるだけ使い、世界に広めることを手伝うのも大切。状況が落ち着いたら、映像使用料を彼らに払う。真のジャーナリストとは、中国の撮影者のような勇気を持った一般の人を指すと認識する。以上。》
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000189.000042473.html

◎ロイターは2月17日付で「米アップル、1─3月期売上高予想未達の見通し 新型肺炎が影響」を発表している。
《米アップル(AAPL.O)は17日、新型コロナウイルスの感染拡大が中国での同社製品の生産と需要の両方に影響を与えているため、1─3月期の売上高が会社予想に届かない見通しだと発表した。》
https://jp.reuters.com/article/apple-1q-idJPKBN20B20E

◎鉄道や飛行機、バスといった公共交通やミリタリーなどの最新情報、コラムを発信する「乗りものニュース」は月間2900万PVを達成。「ライフ」「漫画」「エンタメ」の3カテゴリーで、情報発信している「オトナンサー」は月間8000万PV(同)を達成。新型車や道路事情などカーライフ全般に関する情報を発信する「くるまのニュース」は月間1億1000万PV(同)を達成。マンガ・アニメ・ゲーム関連の情報を発信する「マグミクス」は月間7400万PV(同)を達成。これら合算すると3億PVを達成していることになるウェブメディアを運営しているのはメディア・ヴァーグだ。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000012.000031435.html
メディア・ヴァーグの代表取締役をつとめる浦山利史はネコ・パブリッシング、小学館クリエイティブを経て独立し、2011年4月にメディア・ヴァーグを設立している。
https://mediavague.co.jp/company/message/

◎「アサ芸プラス」は2月17日付で「追悼!野村克也『急死直前肉声』『月見草84年の大核言』を総力取材」を公開している。
《実は本サイトを運営する徳間書店でも野村氏の著書を制作していた最中での悲報だった。
「南海時代にバッテリーを組んだ盟友・江本孟紀氏との対談本で、開幕前の3月に発売予定でした。実は亡くなる2日前におふたかたからの原稿チェックも戻ってきており、進行は最終段階だった」(担当編集者)》
https://www.asagei.com/excerpt/143293

◎日販グループホールディングスの4月1日付役員人事で奥村景二が専務取締役に。MPD 代表取締役社長をつとめていた奥村が日販の社長に昇任する。次は日販グループホールディングスの社長なのだろう。
https://www.nippan.co.jp/wp-content/uploads/2020/02/20200219_-_officers.pdf

集英社は2月28日発売の女性誌「MORE」4月号スペシャエディション「King & Prince 表紙版」に予約、問い合わせが殺到したため、発売前に重版を決めた。
https://www.asahi.com/and_w/entertainment/ent_1269317/

◎学研プラス発行の「学研の図鑑LIVE」は、森永製菓とコラボして、スナック菓子「おっとっと」シリーズのパッケージに登場する。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002622.000002535.html

クックパッドは、新型コロナウイルス肺炎(COVID-19)の感染拡大リスクを鑑みて、従業員並びに同社関係者の安全確保を目的に、国内拠点の全従業員(正社員、契約社員、パート・アルバイト、派遣社員、通常在席の業務委託)を対象とした在宅勤務(Work from Home)を2020年2月18日(火)より2月28日(金)まで実施する。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000111.000027849.html
出版業界は、どうするのだろうか。

産経新聞は2月17日付で「社内掲示板に記事を無断掲載 中日新聞つくばエクスプレス運営会社を提訴」を掲載している。
つくばエクスプレス(TX)を運営する首都圏新都市鉄道(東京千代田区)が従業員向けの電子掲示板に東京新聞の記事の切り抜きやコピーを無断で掲載し著作権を侵害したとして、東京新聞を発行する中日新聞社名古屋市)は17日、約1250万円の損害賠償を求める訴訟を東京地裁に起こした。社内の電子掲示板に記事を無断で掲載したとして、新聞社が損害賠償を求める訴訟は初めてとみられる。》
https://www.sankei.com/affairs/news/200217/afr2002170019-n1.html
日経は2月17日付「つくばエクスプレス側を提訴 『著作権侵害』と中日新聞」で次のように書いている。
中日新聞社が問い合わせたところ、首都圏新都市鉄道は年間300件程度の記事を無断で使用してきたことを認め、謝罪したという。中日新聞社は「新聞に掲載される記事や写真は多くの人の労力と厳密な作業を経ている貴重な知的財産であり、業務上利用する場合には事前に許諾を得た上で対価を支払うのは当然だ」とコメントしている。》
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO55729770X10C20A2CR8000/
琉球新報の玉城江梨子によれば2月17日に琉球新報の社内で一番話題になったのは、この件だったようである。
《今日、社内で一番注目を集めたニュース。多くの新聞社がそうだったはず。》
https://twitter.com/eriko_tamaki/status/1229397985789796354
「都内のFMラジオ局員」だという大畠順子のツイート。
《さすがに商用利用する人はいないと思うけど、
新聞に載ってましたよって記事共有する企業は多そう。回覧がNGなのか、コピーがNGなのか、社内イントラアップがNGなのか。新聞は個人契約で、世帯、会社では料金違うのかな。
読んで得た知識を仕事に反映は別に普通だもんね…》
https://twitter.com/oohatasan/status/1229605526482219008

◎学研プラスは、難関大対策映像講座「学研プライムゼミ」において、「受験入門パック」の提供を開始した。「英語(リスニング)」「英語(スピーキング)」「数学」「現代」「古」「物理」「化学」の7種類で、価格は、現代が1万4,300円、が3万7,400円、化学が3万1,900円で、それ以外が1万1,000円(いずれも税込)。
https://resemom.jp/article/2020/02/18/54838.html

◎マガジンハウスは、2月19日(水)より、ピースオブケイクのオンラインサービス「note pro」において「マガジンハウス書籍部」のページを開設した。新刊・既刊に関する案内ほか、無料試し読みや企画記事を掲載することで新たな読者獲得に向けて積極的PRを行うそうだ。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000131.000030125.html

◎1952年創刊の音楽誌「ラティーナ」が5月号(4月20日発売)をもって休刊することになった。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200218-00050262-yom-ent

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3)【深夜の誌人語録】

変われないのは頑固だからではない。変われないのは勇気がないからだ。