【文徒】2020年(令和2)7月1日(第8巻120号・通巻1777号)


Index------------------------------------------------------
1)【記事】望月衣塑子を批判して事足りるか?全国紙記者の読解力に疑問
2)【本日の一行情報】
3)【深夜の誌人語録】
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1)【記事】望月衣塑子を批判して事足りるか?全国紙記者の読解力に疑問

朝日新聞デジタルは6月27日付で「記者残業代未払い、是正勧告」を掲載している。
中日新聞東京本社で記者として働く派遣社員の男性(43)に残業代が支払われていなかったとして、派遣会社サンリックス(東京)が今月、新宿労働基準監督署から労働基準法違反で是正勧告を受けたことがわかった。新聞労連東京新聞労働組合が26日公表した。》
https://www.asahi.com/articles/DA3S14527948.html
こういう記事が掲載されると必ず出て来るのが「窓際記者」の次のようなツイートである。
《【悲報】リベラルで格差社会を憂う東京新聞の発行元、派遣社員の残業代を15年に渡って払わず、是正勧告を受けた後も2年分の未払い賃金だけ払って「派遣先として必要な管理は適切に行っていきたい」と他人事。望月さん、身近な巨悪は追求しないのかな(棒》
《私も販売局が販売店への押し紙強要に加担していることを知った上で追求しようと思ったことがないので同罪なのですが、後ろめたさというのは少し持っています。あの手の、自分を絶対的正義のポジションに置いて他者を攻撃する人って自らの恵まれた立場を省みたりしないのかな。》
https://twitter.com/nekokisha/status/1277420627218042881
https://twitter.com/nekokisha/status/1277421930249949187
そんな単純なハナシなのだろうか。東京新聞労働組合の連投ツイートをまずは読んでみることにする。
東京中日スポーツの記者(派遣社員)が/残業代の不払いに遭っていた事件。/派遣会社サンリックス(新宿区)に対し/労働基準法違反の是正を労基署が勧告。/過去2年分の残業代が支払われました。》
《当該記者は昨年12月に/私たちの組合に加入。/派遣会社を団交で追及すると/記者が入社した2003年以降/16年以上にわたって/残業代を全く払ったことがないと/あっさり認めました。
《この「サンリックス」という派遣会社は/本当にすごいです。/長年の残業代不払いを認めた社長が/次の団交で突然/「基本給の中に全部込みで含まれてる」/と言い出します。/同社の就業規則で、賃金を構成するのは/基本給と超過勤務手当のみ。/その超過勤務手当が払われてない。/言ってることが目茶苦茶。》
《この派遣会社「サンリックス」は/「裁量労働制を入れた」とも主張。/で、組合が「いつ入れた?」と聞くと/「資料が残っておらず、分からない」/と答えるような会社です。/もう会社の体を成してません。》
《自社が裁量労働制をいつ始めたか/「資料がなくて分からない」/と言い張る派遣会社サンリックス。/では、直近の裁量労働制労使協定は/どうなってる?/労働者代表をどう選んだ?/団交で追及すると/当の派遣社員たちが知らない間に/「(管理部門の)社員3人で選挙した」/と専務が自白しました。》
《こんな不正な選挙で選ばれた/労働者代表による労使協定は無効。/労基署も当然、無効と判断しました。/さらに、組合の追及で/会社が残業させるのに必要な/労基法36条に基づく「36協定」も/同様に労働者代表の不正選出で/無効だと分かりました。/そもそも違法残業だった。/サンリックス、目茶苦茶です。》
https://twitter.com/danketsu_rentai/status/1276617708205830145
~
https://twitter.com/danketsu_rentai/status/1277347678192414720
現在、新聞労連中央執行委員長朝日新聞出身の南彰であり、南東京新聞の望月衣塑子は集英社新書から共著で「安倍政治 100のファクトチェック」を刊行している。
https://shinsho.shueisha.co.jp/kikan/0961-a/
やや旧聞に属するが、毎日新聞は秋山信一による署名記事「『望月記者は指させない』…事実に反するツイート拡散 菅長官会見巡る異常事態」を2月6日付で掲載し、次のように書いた。
官房長官の取材を担当する長官番記者の間では「出席する記者は自由に質問するべきだ」との共通認識がある。特定の記者を「指させない」と決めたり、話し合ったりしたことは一切ない》
《記者会側に事実関係の確認をしないまま、「質問外し」などと見出しをつけ、虚偽を含む記事を発信しているケースもある》
《内閣記者会所属の東京新聞記者によると、東京新聞の社内で望月氏のツイートが問題視され、上司が削除を求めたが、月氏は応じなかった》
https://mainichi.jp/articles/20200205/k00/00m/010/390000c
これに対して望月を擁護する論陣を東京新聞労働組合ツイッターで張ったことは記憶に新しい。
《一番大事なのは/「望月記者のツイート内容の/事実誤認の有無」ではなく/「官邸の記者会見のあり方」であり/「内閣記者会が政権に対峙する姿勢」/がどうなのか、です。》
https://twitter.com/danketsu_rentai/status/1225797551137312770
新聞労連(南彰)、東京新聞労働組合、望月衣塑子のトライアングルを想定するのであれば、「望月さん、身近な巨悪は追及しないのかな」という、紋切型の批判をすれば事足れりというものではあるまい。米国駐在経験を持つ全国紙記者だというけれど、この程度のツイートで自己満足していてはダメだろう。

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2)【本日の一行情報】

大月隆寛のツイート。
《斉藤龍鳳の「ゲリラに出てゆく朝」でももう一度、味読してみます……》
https://twitter.com/kingbiscuitSIU/status/1277583615031795714
うん、こういう大月、良いじゃないか!と思っていたら、毎日新聞が6月30日付で「札幌国際大、大月隆寛教授を懲戒解雇 運営法人批判の会見に同席」を掲載していた。
《大月教授は、2019年度の留学生受け入れ時の日本語能力を巡り、運営法人の対応を批判した城後豊・前学長=20年3月末に退職=が20年3月に道庁で開いた記者会見に同席した。大月教授によると、解雇は29日付の書で伝えられ、会見への同席のほか、内部情報をインターネット上に流出させたことなどを理由に挙げ、「本学の関係者全体の名誉、組織運営の健全性を損なう行為」としているという。大月教授は「大学の健全化を求めた言動で、何一つ承服できない」と話し、今後、地位保全の仮処分を札幌地裁に求めるという。》
https://mainichi.jp/articles/20200630/k00/00m/040/031000c
私は「暴力デブ太郎」の今回の蹶起を断固として支持したい。ライター兼編集者の北條一浩がツイートしている。
大月隆寛さんの懲戒解雇、ひどい。大月さんというと思い出すことがある。昔、「講演」を依頼する時の相場表みたいな本があり、多くの人が「行き帰りの新幹線はグリーン車」と指定する中、「グリーン車じゃないほうで」「あまり高い講演料は困ります(もっともそんな依頼は皆無ですが)」と書いてらした。》
https://twitter.com/akaifusen/status/1277778032653004800
戸隠の夜を思い出すなあ。酒の席で谷川雁朝倉喬司(テック闘争の当事者二人という関係であった。谷川が資本の側で、朝倉は労働組合の助っ人だ!)を揶揄ったことに怒った大月隆寛が立ち上がったのを中川六平が止めに入り、結局、大月は一人で下山したという事件があったんだよね。谷川も、朝倉も、中川も、もうこの世にはいない。大月を「マージナル」に連れて来たのは佐伯修だった。

◎日販グループ(連結子会社数27社)の2019年度決算が発表された。売上高は5159億2200万円。コミックスの増収であったものの、雑誌・書籍の店頭販売の落ち込みにより前年比94.5%、298億3900万円の減収となった。
営業利益は、グループ全体で固定費の削減に取り組んだ結果、全体では24億7400万円(前年比241.0%)となり、14億4700万円の増益。経常利益は24億4100万円(前年比225.2%)となった。
特別利益1億7400万円、関連会社株式評価減4億5600万円、事業再編損3億3500万円、減損損失2億5700万円等の特別損失12億5300万円及び法人税等を加減した、親会社株主に帰属する当期純利益は7億8100万円となり、黒字転換を果たした。
https://www.nippan-group.co.jp/wp-content/uploads/2020/06/ghd_kessan_20200626.pdf
しかし、日販の営業赤字は解消されなかった。取次以外の事業すべてが黒字となり、これが日販の赤字を埋めているわけだ。しかも、日販は取次事業に関して、出版流通は既に崩壊状態となっており、取次の社会的使命である出版物の「安定供給・安定配送」ができない状況になりうるところまで追い込まれているという認識を持っている。日販は決算報告書に次のように書いている。
《売上高は 413,931 百万円、営業利益は 253 百万円の赤字、経常利益も 41 百万円の赤字となりました。
日販の取次事業は、314 百万円の営業赤字で、これで 3 期連続の営業赤字となりました。売上高の減少に対し、IT コストや物流コスト削減などの自助努力や、お取引先様との条件協議の取り組みなどを行っていますが、運賃値上げ影響が 1,173百万円と非常に重く、結果として営業赤字となりました。また当期は、事業再編に伴う親会社との経費精算など特殊要因があったため、その分を差し引くと、実態としての赤字幅は前期より拡大しています。特に売上高の落ち込みが激しい雑誌は、2018 年度から営業赤字になっており、加えて、運賃の値上げ要請が現在も相次いでいるため、今後も一層厳しい状況が続いていきます。
このように、出版流通は既に崩壊状態となっており、取次の社会的使命である出版物の「安定供給・安定配送」ができない状況になりうるところまで追い込まれています。しかし、この状況を打破し、将来にわたって持続可能な出版流通を再構築するため、弊社は、出版流通改革に挑戦しています。》
https://www.nippan-group.co.jp/wp-content/uploads/2020/06/kessan_2019.pdf

楽天ブックスネットワークは6月26日付で川村興市専務が代表取締役社長に昇任した。
http://www.rakuten-booksnetwork.co.jp/2020/06/26/news005/

赤松健のツイート。
《今月、参議院参考人質問に呼ばれましたが、国会議員から「日本の漫画が世界で生き残るにはどのような方策が必要か?」という質問がありました。私からは、「まずは何と言っても表現の自由日本は諸外国に比べて自由な創作ができるのが強み。ただ外資系プラットフォームが寡占化する中で、日本作品が海外の基準で規制される事態は避けたい。」と申し上げました。
また「今回見送られたナショナルMANGAセンターで、生原稿の保管・展示・マネタイズを行い、海外流出も防ぐ。」「これらができれば、日本漫画は今後10年は盤石。」とも。議員の先生方も、大きくうなづいておりました。》
https://twitter.com/KenAkamatsu/status/1277578343538257921
https://twitter.com/KenAkamatsu/status/1277578456792891392

◎青木俊は1982年にテレビ東京に入社し、報道局、香港支局長、北京支局長などを経て、2013年に独立している。著書に「消された書」「潔白」を持つ小説家である。そんな青木が次のようにツイートしている。
《同じ物書きでも、ノンフィクション作家やジャーナリストと小説家では真逆に違う。一方は事実を書く人であり、もう一方はウソを書く人だ。ノンフィクションを標ぼうする以上、事実という厳しい制約があるのは当然で、ノンフィクションとフィクションの境界線を甘くしてはならないと思う。》
https://twitter.com/AokiTonko/status/1277455568106450945
これを清水潔が次のようにリツイートしている。清水は新潮社の写真週刊誌「FOCUS」を経て日本テレビへ移籍し、日本テレビ報道局記者・解説委員を歴任している。「遺言:桶川ストーカー事件の深層」「殺人犯はそこにいる:隠蔽された北関東連続幼女誘拐殺人事件」「『南京事件を調査せよ」などのノンフィクション作品で知られている。最新作は「鉄路の果てに」(マガジンハウス)だ。「殺人犯はそこにいる:隠蔽された北関東連続幼女誘拐殺人事件」は「庫X」としてベストセラーになったことでも知られている。
《ノンフィクションとフィクションの境界線を引くペンは、鋭く尖がっていなければならない。その切先で事実と創作を完全に切り分ける。その線が滲み、ボヤけたら、境界線はやがて線を増幅させ二つの世界を混合させるからだ。》
https://twitter.com/NOSUKE0607/status/1277479796352512000
「鉄路の果てに」(マガジンハウス)で、清水とともに極寒のシベリアに向かうのが青木俊である。
アウシュビッツ収容所とハルビン731部隊は、同じ年に同じように虐殺の証拠を隠蔽して逃走したのだった。》
https://magazinehousebooks.jp/m/mc3f5b5a9d238

幻冬舎の竹村優子がツイッターで報告している。
《『小説幻冬』7月号より、上野千鶴子さんと鈴木涼美さんの往復書簡連載が始まります。仮想敵を作らずに男女の非対称な構造を描き出すことはできないのか、という涼美さんの真摯な問い。そしてエロスは資本足りえるのか。緊張感入り交じる第一回「限界から始まる」。6月27日発売です。》
https://twitter.com/take0927/status/1276186960709574658
https://www.gentosha.jp/article/15919/
鈴木涼美がツイートしている。
《小説幻冬でひっそりと上野千鶴子さんとの往復書簡が始まりました。あんまり世代で区切る意味もないけど、私の世代は少し下の世代に比べても少し上の世代に比べても最も上野千鶴子的なものを蹴っ飛ばしているように一見すると見えるのはなぜか。まずは愚かさは認めても被害を認めたがらない私の話から。》
https://twitter.com/Suzumixxx/status/1277609452972068864
これは今から一冊にまとまるのが楽しみである。

◎相澤冬樹がツイッターで校正を終えたことを報告している。
《祝!校正終了。帯のイラストは赤木雅子さん直筆。森友改ざん三悪党がすばらしい。本の冒頭は命を絶った俊夫さんを雅子さんが見つけた時のことから始まります。いつもの渋谷on the wineで祝杯。BGMはストーンズ。》
https://twitter.com/fuyu3710/status/1277639726212636673
相澤のツイートによれば新著のタイトルは「私は真実が知りたい 夫が遺書で告発「森友」改ざんはなぜ?」。赤木雅子との共著だ。目次をツイッターで紹介している。
《【私は真実が知りたい 夫が遺書で告発「森友」改ざんはなぜ?】7月15日発売
序章 トッちゃんの本を出すわけ
第1章 トッちゃんが遺した「手記」
第2章 トッちゃんと私
第3章 トッちゃんが壊れていく
第4章 上司の約束は何一つ守られなかった》
《第5章 信じていた同期の裏切り
第6章 一通のメールが事態を動かした
第7章 親しくなったり反発したり
第8章 ある弁護士の一言が運命を変えた
第9章 提訴と手記公表 特ダネ掲載の舞台裏
第10章 池田さんが告白「八億円値引きに問題ある」》
《第11章 トッちゃんを食い物にした上司は全員「異例の出世」
第12章 安倍首相「辞める」答弁は改ざんと「関係ある」
第13章 昭恵さんと籠池夫妻「3ショット」写真の話は本当だった
第14章 昭恵さんから●●●(以下伏せ字で)
終章 あの頃のトッちゃんに言ってあげたいこと》
https://twitter.com/fuyu3710/status/1277641564936757252
https://twitter.com/fuyu3710/status/1277642541509128192
https://twitter.com/fuyu3710/status/1277644002410426368
こう紹介したうえで、このツイートだ。
《第14章のタイトルが伏せ字なのは、そこにビックリの情報があるからです。本最後に赤木雅子さんから読者の皆さまへのメッセージがあります。その最後の一に私は泣きました。》
https://twitter.com/fuyu3710/status/1277645135124168705
むろん、版元は藝春秋。
https://books.bunshun.jp/ud/book/num/9784163912530

NHK出版から高橋源一郎の「『読むって』、どんなこと?」が刊行された。
https://twitter.com/manabinokihon/status/1275260382966280198
高橋源一郎自らが6月24日にリツイート
《活字が印刷された本を読むようになって65年、やっと、「読む」ことがどういうことなのか、わかったといえるようになりました。人がことばを「読む」現場で、ほんとうはなにが起こっているのか、そのことを考えながら書いてみました。この歳になっても、日々発見があります。明日発売です。お楽しみに。》
https://twitter.com/takagengen/status/1275671306390904838

◎「週刊ポスト」のこの書評がなければ私は巴特尓の「内モンゴル近現代史研究 覚醒・啓蒙・混迷・統合」(多摩大学出版会)という書物の存在を知ることなく過ごしていたに違いない。
https://www.tama.ac.jp/cooperation/publication/4893901591.html
そんな不幸に陥らずに済んだのは、「スルタンガリエフの夢――イスラム世界とロシア革命」の山内昌之が次のように書いたからである。
《盟・旗のモンゴル統治と省・県の行政権をいかに共存させるのか。この難問解決は、モンゴル人の側に新旧の王公対立を引き起こした。その分裂に中華民国関東軍が介入する隙を与えたのである。そのなかで注目すべきリーダーは、徳王(デムチュグドンロブ)であった。
日本の敗戦、ロシアの意を受けたモンゴル人民共和国の思惑、中国国共内戦など、歴史のめまぐるしい変動によって、徳王も内モンゴルも政治の激しい嵐に翻弄され続けた。とはいえ、まがりなりにも日本に認めさせた内モンゴル自治権共産党は無視できなかった。》
https://www.news-postseven.com/archives/20200629_1571691.html?DETAIL
佐々木健悦の「徳王の見果てぬ夢―南北モンゴル統一独立運動」(社会評論社)も併せて読みたい。
http://www.shahyo.com/mokuroku/foreign/china/ISBN978-4-7845-1349-9.php
ちなみに府川充男によれば山内昌之は大学生の頃は渡辺数馬を名乗っていたそうである。
http://www.teisensha.com/zenkyoutoh/fukawa0206.htm

◎「安野モヨコ展 ANNORMAL」が今日から世田谷学館で開催されている。
https://www.tokyo-np.co.jp/article/38564?rct=release

ドワンゴは、6月1日から実施していた在宅勤務恒久化に向けての試行期間を経て、7月1日より在宅勤務制度を本格導入を開始。今後、対象となる従業員は在宅勤務を基本とし、必要に応じて出社する勤務形態となる。
試行期間の結果を踏まえ、対象の正社員・契約社員には、在宅勤務手当として月額2万円が支給される(アルバイトは日額1,000円、上限月2万円)。これにより2月17日から支給されていた電気代・通信費等手当(551円/週)は6月末をもって廃止。また、出社時の交通費は、定期代ではなく経費精算での支給となる。
なお、在宅勤務対象者の固定席撤廃に伴う職場環境の整備については、フリーアドレス席の設置や会議スペースの拡充を行うそうだ。
https://dwango.co.jp/news/press-release/2020/0629/news-353.html

小学館が4月に開設した「Domaniオンラインサロン」はコロナ禍で女性の在宅時間が増える中、ファッション誌初のオンラインサロンとあって注目を集め、初回の50人枠は2か月で満席となったため、6月から増枠して追加募集をスタートした。月額3,000円。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000724.000013640.html

柏木ハルコの「健康で化的な最低限度の生活」のコミックス第9巻「貧困ビジネス編」が発売されたが、昨年刊行された第8巻「子供の貧困編」に収録された第71話について、柏木の強い希望により、15ページに及ぶ加筆修正が行われたそうだ。電子版についてのみ、主要電子書店各社にて加筆修正バージョンに差し替えを敢行し、購入済みの読者は、再ダウンロードすれば修正版を入手できる。
https://www.oricon.co.jp/news/2165741/full/
マンガコミュニティ「アル」(https://alu.jp/は、「健康で化的な最低限度の生活」第9集発売を記念し、「お題 #私と健康で化的な最低限度の生活 noteで投稿しよう!キャンペーン」を開催している。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000015.000041122.html
柏木の「いぬ」も傑作である。女性の性欲を描いている。
https://csbs.shogakukan.co.jp/book?book_group_id=740

◎NTT西日本と大日本印刷DNP)は、共同で教育ICTプラットフォームを提供し、各大学のポータルサイトなどを通じて、電子教科書・教材、電子図書館を利用できるサービスの提供を始めると発表した。
https://www.dnp.co.jp/news/detail/10158366_1587.html

◎ジェムパートナーズが発表した新型コロナウイルス流行下でのエンタテイメント消費行動に関する調査によれば、新型コロナウイルスが感染拡大した今年3月以降、動画配信サービスで観ておもしろかった作品は「鬼滅の刃」が圧倒的な支持を集めて総合1位。2位以下は、「ワイルド・スピード」シリーズ、「名探偵コナンシリーズ、「キングダム」が続いて第5位が「愛の不時着」と「かぐや様は告らせたい」。「Netflix」では「愛の不時着」が最も支持を集めた。現在有料で利用している動画配信サービスは、「Amazonプライム・ビデオ」が24%と圧倒的な利用率で1位。 2位「Netflix」、3位「Hulu」と続く。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000036.000013190.html

◎ウェブ版「女性自身」は6月29日付で「6歳『恐竜図鑑の間違い見つけた』出版社が修正へ 将来の夢は『ティラノサウルスになりたい』」を掲載している。
《3歳から恐竜が大好きで「将来の夢はティラノサウルスになること」という宜野湾市立はごろも小学校1年生の池宮城純さん(6)は、このほど、Gakken(学研)の人気恐竜図鑑「恐竜最強王図鑑」に掲載されている「アルゼンチノサウルス」の分類の間違いを発見した。出版社の学研プラス(東京)は純さんの指摘を受け、今後増刷する際に修正する予定だ。》
https://jisin.jp/region/1872370/

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3)【深夜の誌人語録】

経験が胆力を鍛える。