2012-03-01から1ヶ月間の記事一覧

断片の昭和史(7) べ平連という運動

昭和四十(1965)年二月七日、アメリカ軍による北ベトナム爆撃、いわゆる「北爆」が開始された。 その年の三月、哲学者の鶴見俊輔は東京のとある展覧会場で高畠通敏に会った。「北爆」に反対するデモを企画できないものかと二人は考えた。四月に開かれた相談…

沖縄の歴史を少しだけ振り返って見た

私たちは沖縄に米軍基地を押しつけてきた。沖縄の人々に言わせれば「私たち」はヤマトにほかなるまい。ヤマトは沖縄に米軍基地を押しつけてきた。国内に反米軍基地の機運が1950年代半ばに高まると、沖縄がアメリカの施政権下におかれていることを良いことに…