【文徒】2019年(平成31)1月18日(第7巻9号・通巻1427号)

Index------------------------------------------------------
1)【記事】赤松健が「国会図書館データ」活用によるビジネスプランをネット上で公表
2)【本日の一行情報】
----------------------------------------2019.1.18 Shuppanjin

1)【記事】赤松健が「国会図書館データ」活用によるビジネスプランをネット上で公表(岩本太郎)

TPP11の発効に伴い、著作権保護期間が「著者の死後50年」から「同70年」に延長されたことを受け、去る10日に「著作権延長後の世界で、我われは何をすべきか」と題したシンポジウムが都内の青山で開催された。主催は「青空庫」のほか「本の未来基金」や「クリエイティブ・コモンズ・ジャパン」など。事前の関心の高さもあってか、当日から既に「実況中継」のまとめが立つなど各ウェブメディアでも討論の模様が大きく報じられた。
https://togetter.com/li/1307499
https://www.bengo4.com/internet/n_9104/
https://news.yahoo.co.jp/byline/nakamura-ichiya/20190112-00110895/
そうした中、当日の登壇者の1人・漫画家で絶版漫画無料配信サイト「マンガ図書館Z」を運営する赤松健(Jコミックテラス会長)実業之日本社と共同で行っている実証実験の“拡張版”の構想を当日明らかにした。赤松によれば「実現すれば、出版社も作者ももうかる」というその仕組みは、国立国会図書館保有する絶版書など大量のスキャンデータを活用するものだ。
無論、国立国会図書館自体は営利事業に手を染めることができないが、赤松はここに日本漫画家協会や出版社なども共同出資する形の著作権管理団体を設立し、そこを通じて実証実験と同様な仕組みを作ることを提案していた。
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1901/15/news090.html
登壇者たちからも好意的に迎えられたらしい。赤松はシンポジウム終了後に手応えを感じさせるツイートを連弾で行っていた。
《登壇して新案を出したつもりだったが、「図書館が国民に書籍をデータ配信して、利益を著作者に配分する」というシステムは、既にドイツ等では実行されてるそうで。日本では長尾プラン?がそれを目指していたのかな?》
《作者と出版社と図書館でスクラムを組めば、どうも「今までにない色々なことができそう」ではある。これは同席した教授たちや弁護士たちの一致した意見。ここで(たとえ絶版書であっても)出版社を排除しないことが、事をスムーズに進めるポイント。私は一貫してそれを意識している。》
https://twitter.com/KenAkamatsu/status/1083378574038429697
https://twitter.com/KenAkamatsu/status/1083378836572536832
「長尾プラン」の長尾とは京都大学の工学博士で後に同大学総長や国会図書館館長も務めた長尾真のことだ。1990年代半ばの時点で京大付属図書館において部分的ながら電子図書館を実現させた先駆者である。
https://www.tut.ac.jp/prestige/nagao/04.html
「長尾プラン(構想)」についてはJEPAのサイトに公表された当時(2008年4月)のことが詳しく記録されている。
《料金の徴収および著者と出版社への還元は、電子出版物流通センター(仮称)と名付けたNPO法人が行うことで、図書館の無料原則にも反せず、出版社の利益も損なわないという趣旨だったが、「バス賃程度」といった言葉が独り歩きするなど、大きな反響を呼んだ》
《このような構想に対して、出版業界からは民業圧迫との批判や、図書館利用の無料原則に反するなど、様々な意見が出された》
http://www.jepa.or.jp/ebookpedia/201703_3489/
さらに赤松はTwitterで《まだ単なる願望というかアイデア段階なんですけど》と断りつつ「図書館からの家庭配信などの提案」と題した当日のパワーポイント資料も公開している。無料公開の許諾が得られた作品群のほか「図書館・出版社・作者・読者のメリット」も具体的に列挙。
http://thinktppip.jp/wp-content/uploads/20190110_akamatsu.pdf
https://twitter.com/KenAkamatsu/status/1085184401187557377
そのうえで、やや挑発気味にこんなツイートで締めくくっていた。
《NDLにスキャン画像(特に1968年以前の漫画雑誌やコミックスが凄い)が大量にあるのは事実で、これを活用できれば相当面白そう。また「図書館が国民に書籍をデータ配信し、利益を著作者に配分する」というシステムも既にドイツ等では実現しているとのこと。つまり別に大したアイデアではない。(笑)》
https://twitter.com/KenAkamatsu/status/1085186241560113153

------------------------------------------------------

2)【本日の一行情報】(岩本太郎)

◎メディアドゥホールディングスは15日に開催した取締役会で、連結子会社となっていた出版デジタル機構がメディアドゥを3月1日付で吸収合併のうえ新社名を「メディアドゥ」に改称することを決議・発表した。
https://ssl4.eir-parts.net/doc/3678/tdnet/1663231/00.pdf

◎KKベストセラーズ発行の男性ファッション誌『メンズジョーカー』が2月9日発売の3月号休刊限りで休刊。ウェブサイト「Men's JOKER PREMIUM)」は当面存続するらしい。
https://www.wwdjapan.com/774513
KKベストセラーズは昨年8月にも季刊誌の『腕時計王』を休刊しウェブサイトのみでの発信に移行していた。
https://mensjoker.jp/52150
昨年も『warp MAGAZINE JAPAN』(トランスワールドジャパン)『GG』(GGメディア)『BITTER』(大洋図書)などが相次いで休刊しており、男性ファッション誌の淘汰が着々と進んでいる印象だ。以下にこれまでの休刊・廃刊誌をリスト化した「男性誌ファッション雑誌ガイド」がある。
https://www.magazine-data.com/menu/discontinuance.html

青山ブックセンター本店店長の山下優が、「発酵デザイナー」こと小倉ヒラクと年始からtwitterでやり取りする中で、今年は「出版社」になることを宣言。幻冬舎の箕輪厚介にもアドバイスされたらしい。
《昨日お話させて頂いて、本屋として、どう新しい仕組みを実験できるか。結論はリトルプレスではない規模で、本を作って、販売していくことではないかと。
今年、青山ブックセンターは出版社になります。
以前、箕輪さんにも売れ筋を現場で1番わかっている本屋が本を作るべきではと提案頂きました》
https://twitter.com/YamaYu77/status/1084045053297750016
山下もこれを受けてさっそく経過報告。
《年始に青山ブックセンターの@YamaYu77と話したことが、青山ブックレーベル(仮名)として動き出したようです。昨日は友人の藤原印刷と早速「利益率めっちゃ良いPB書籍」の作戦会議が行われていたようです(僕もチャットでちょっと参加)。新時代の革新はユーザーに近い現場から生まれるのかもね。》
https://twitter.com/o_hiraku/status/1085372024481042432

◎第160回の芥川賞直木賞が発表。芥川賞は上田岳弘「ニムロッド」(『群像』12月号掲載)と町屋良平の「1R1分34秒」(『新潮』11月号掲載)、直木賞真藤順丈の『宝島』(講談社刊)にそれぞれ決定。
http://www.bunshun.co.jp/shinkoukai/award/akutagawa/index.html
http://www.bunshun.co.jp/shinkoukai/award/naoki/index.html
「ダブル受賞」の講談社、および新潮社はさっそくPR。町屋良平の「1R1分34秒」は公式サイトで立ち読みできる。
https://www.kodansha.co.jp/upload/pr.kodansha.co.jp/files/pdf/2019/20190116_akutagawa%20naoki%20prize.pdf
https://www.shinchosha.co.jp/book/352271/
「平成くん、さようなら」が芥川賞候補作にノミネートされたものの受賞を逃した古市憲寿は落選直後に《がーーーーーん》とツイート。コメンテーターとして出演しているフジテレビ系の「とくダネ!」でも落選の電話を受ける様子が放送された。
https://twitter.com/poe1985/status/1085461935619895297
https://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2019/01/16/kiji/20190116s00041000241000c.html
https://www.sanspo.com/geino/news/20190117/geo19011715490024-n1.html

◎マガジンハウスが女性誌と書籍の編集者、および広告営業の経験者採用を実施中。雇用形態は女性誌編集者と広告営業が契約社員書籍編集者は正社員としている。応募は公式サイトより履歴書用紙をダウンロードのうえ2月19日必着で郵送。
https://magazineworld.jp/recruit/post-169070/

デアゴスティーニ・ジャパンはアニメ「ガンダム」シリーズに登場するモビルスーツの紹介・解説をメインとするビジュアルマガジン『ガンダムモビルスーツ・バイブル』を1月29日創刊。シリーズ第1作『機動戦士ガンダム』のテレビ放映から今年で40周年を迎えるのを記念した企画という。
https://deagostini.jp/gms/
https://natalie.mu/comic/news/316182

KADOKAWAは「電撃庫」の作家などがウェブで発表した作品を収めたライトノベルレーベル「電撃の新芸」を17日に創刊した。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000005423.000007006.html 
https://news.mynavi.jp/article/20190117-757897/

高知県高知市の地場書店大手・金高堂書店が同市内に3月外商拠点を新設・稼働させるそうだ。市郊外の国道56号沿いにある「金高堂朝倉ブックセンター」の隣接地に取得した土地に事務所兼物流倉庫を設置。学校や法人向けの外商営業を強化するという。社長の亥角政春は日本経済新聞の取材に応え「店舗網を維持するためにも外商によるしっかりした収益基盤が必要だ。ネット書店にはない強みを磨きたい」などの抱負を語っている。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO39770600Y9A100C1LA0000/
http://www.kinkohdo.co.jp/

電通NTTドコモとの共同で、デジタルOOH広告(交通広告や屋外広告でのデジタルサイネージなど)の配信プラットフォーム運営や広告媒体の開拓、広告枠販売事業を行う新会社「LIVE BOARD」を設立することで合意したと16日付で発表した。新会社設立は今年2月を予定。従業員数は12名程度。出資金は50億円(資本金25億円、資本準備金25億円)で出資比率はドコモが51%、 電通が49%とのこと。
http://www.dentsu.co.jp/news/release/pdf-cms/2019005-0116.pdf
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO4009594016012019TJ2000/

博報堂・大広・読売広告社の2018年12月度単体売上高実績。前年同期比で博報堂が1.6%、読広が6.5%それぞれ増。大広は同5.3%減。雑誌はもとより各社とも新聞の落ち込み幅(読広は同37.5%減)が目立つ。
https://ssl4.eir-parts.net/doc/2433/tdnet/1663329/00.pdf

博報堂は欧州や米国市場における同グループの競争力強化をはかるべく、欧州で2つの総合広告会社2グループ(イギリスのUnlimited、ドイツのServiceplan)との業務提携を開始したことを15日付で発表した。
https://www.hakuhodo.co.jp/archives/newsrelease/53855
https://markezine.jp/article/detail/30133

◎『Business Journal』のツタヤ図書館問題追及レポートはなおも継続中。新たにCCCが指定管理業者となるツタヤ図書館が入る予定でプロジェクト進行中の南海電鉄和歌山市駅ビルなどの再開発事業では補助金も含めて合計94億円もの公金が投入される背景に中央官庁からの地元への天下り官僚の存在があったのではないかと伝えている。
https://biz-journal.jp/2019/01/post_26233.html 

ジャニーズ事務所が長年の天敵だった主婦と生活社週刊女性への取材NGを解禁。いずれ『JUNON』にも解禁された場合には他のアイドル誌にも影響が生じるのではないかと『日刊サイゾー』が報じている。
https://www.cyzo.com/2019/01/post_189495_entry.html
https://www.cyzo.com/2019/01/post_189609_entry.html

西日本新聞が地元の福岡県ほか全国の公共図書館で、司書を含めた職員数において今や非正規職員が正規職員を完全に上回っている現状をレポート。福岡市の場合、非正規で働く司書の多くは勤務年数に関わらず月給は19万円程度であり、しかも昨秋には10万円近くにまで下げる方向の提案が同市より組合に行われたという。昨年末に東京都練馬区の区立図書館に働く司書らの労働組合が、指定管理者制度の導入を検討する同区に対してストライキ決行を予告(最終的には回避)するなどして争っているケースにも触れている。
https://www.nishinippon.co.jp/nnp/anatoku/article/479615/
その練馬区の図書館でスト直前までに至った昨年までの経緯については以下などでも報告されている。同区では「図書館専門員」という名称で総勢57人の司書が全て非常勤(ただし勤続20年以上の職員が多数)で働いている。
https://www.asahi.com/articles/ASLDL55P8LDLUTIL032.html
https://www.j-cast.com/2018/12/19346455.html
私(岩本)も先日、同区まで取材に行って非常勤司書の2人に話を聞いた。今日18日発売の『週刊金曜日で簡単にレポートしている。

辺野古埋立て中止要請署名を呼び掛けたモデルのローラに「私ならCMから降ろす」などとツイートしていた高須クリニック院長の高須克弥が、実際に辺野古の海を視察。ジャーナリストの田中龍作が同行取材し、船上から眼下の海を見た高須が「サンゴは可哀そうになあ」「ローラさんにはローラさんの考えがある」と涙ながらに語った様子をレポートしてネット上で話題に。
http://tanakaryusaku.jp/2019/01/00019438
もっとも高須は記事を受けて次のようにツイート
《珊瑚が可哀想だと思いますが、僕の基本的な考えは変わりません。  
同盟国アメリカと仲良くして日本を守るべきだと考えます。
明日も自衛隊の皆さんにエールを送ります。》
https://twitter.com/katsuyatakasu/status/1085169611178311680

◎新幹線の沿線に社名を大書きした屋外広告を多数掲出していることで知られる大阪市の化粧品会社「727(セブンツーセブン)」が1月7日付の朝日新聞大阪本社版に出した全面広告が話題になっている。Wikipediaに記載された自社についての説明画面をキャプチャーのうえ掲載したものだが、制作を担当した電通関西支社ソリューション・デザイン局の花田礼はこの広告について「『既視感の横展開』という手法を使いました」と『withnews』の取材に応えて説明。 https://withnews.jp/article/f0190116001qq000000000000000W00o10101qq000018643A

学習院大学学部英語英米化学科が朝日新聞編集委員・前ニューヨーク支局長で『ルポ 漂流する民主主義』(集英社新書)などの著書を持つ真鍋弘樹の講演会「『有権者の乱』を訪ねたジャーナリスト―世界の民主主義とポピュリズムの現場から」を1月31日に同大学中央教育研究棟の国際会議場で開催する。入場無料で事前予約不要。
https://www.u-presscenter.jp/2019/01/post-40573.html

◎「本の学校」主催の連続講座第22回「僕たちが考える出版の未来予想図」は2月14日夜に都内水道橋(神田三崎町の東京学院ビル)内の貸会議室「内海」で開催。今回は《「出版業界の生存戦略」をテーマに書店・出版社・取次の視点からマクロ的に考えてみたい》とのこと。登壇者は「本の学校理事の草彅主税と、TAC出版事業部の営業部副部長で調査データをもとにした書店への棚作り提案を行っている湯浅創。会費は5000円(懇親会3500円)。
https://www.kokuchpro.com/event/honnogakko_20190214/

◎関西地区の民放AM局「ラジオ大阪」が14日21時からのゴールデンタイムに「放送設備の緊急点検」のためAMの電波を停波。アンテナの鉄塔に近隣農家から飛んできたとみられる「ナイロン製の布のようなもの」が付着しているのを取り除くためだという。ただし停波中も放送はradikoやワイドFMで聴取可能だとリスナーにも呼び掛けたとか。今はこれができるようになった。
https://www.j-cast.com/2019/01/15347980.html

 
 
 

【文徒】2019年(平成31)1月17日(第7巻8号・通巻1426号)


Index------------------------------------------------------
1)【記事】社会問題となったNGT48暴行事件
2)【記事】JOC竹田恒和会長の記者会見 質問を受け付けず一方的に疑惑を否定
3)【本日の一行情報】
4)【深夜の誌人語録】
----------------------------------------2019.1.17 Shuppanjin

1)【記事】社会問題となったNGT48暴行事件

朝日新聞デジタルが1月15日付で「NGT48で一体何が? 運営会社の対応も『火に油』」を掲載している。
「アイドルの労働問題に詳しい深井剛志弁護士は、被害を自ら告白し、公演で謝罪した山口さんに同情する。AKSの対応について『被害者に配慮せず組織防衛を優先し、一人のアイドルに負担を背負わせている印象を受ける。セクハラやパワハラ被害への企業対応の失敗例にも共通していて、認識が甘い』と批判。『アイドル業界はイメージが重要であるため、内部でトラブルが起きても、被害者を『グループを守るために』と言いくるめて隠すことが少なくない。その体質を改善する必要がある』と指摘する」
https://www.asahi.com/articles/ASM1H4V9WM1HUTIL01N.html
日刊スポーツは1月15日付「NGTの正規メンバー公演中止、多数が心身不調訴え」で、こう書いている。
「関係者によると、公演以外の仕事で休演するメンバーがおり、山口真帆(23)への暴行事件の影響もあり、心身ともにコンディションがすぐれないメンバーが多いという。穴埋めできる技量を持つ研究生メンバーも少ないことから、正規メンバーの公演を中止」
https://www.nikkansports.com/entertainment/akb48/news/201901150000997.html
NHK NEWSWEB」は1月15日付「『NGT48』起用の食品会社CM 放送中止に 新潟 」は、こう書いている。
「『NGT48」をめぐっては、メンバーの山口真帆さんの自宅にファンが押しかけてトラブルになり、運営会社の『AKS』は、1か月以上が過ぎた14日になって会社の運営体制を改めると発表しましたが、トラブルの原因の説明やその後の対応が十分でないとして批判が高まっています。
こうした中、新潟市に本社を置く食品会社の『一正蒲鉾』は、15日、テレビやラジオなどで『NGT48』を起用したコマーシャルの放送を中止すると発表しました。
コマーシャルには平成27年11月から起用していて、再開は未定だということです」
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190115/k10011778501000.html
「イザ」の1月16日付「NGT48、CM中止に続き新潟商工会議所の記念動画が非公開に」。
「新潟商工会議所は15日、公式サイトにアップしていたアイドルグループ、NGT48を起用した『新潟開港150周年記念スペシャルムービー』の動画を非公開にした」
https://www.iza.ne.jp/kiji/entertainments/news/190115/ent19011517480017-n1.html
スポニチアネックス」1月16日付の記事のタイトルが気になった。曰く「山口のファンではなかった…NGT暴行関与の3人 地元から複数の証言『別メンバーの太客』」。私は「太客」という言葉をここで使うことに違和感を覚える。「太客」という言葉を使ったのはファンであったとしても、だ。記事には、こうある。
新潟県を拠点に活動するアイドルグループ『NGT48』の山口真帆(23)が暴行被害を受けた事件で、関与した男3人が山口の熱狂的なファンではなかったことが15日、分かった。別のメンバーを推していたとみられる。
複数の地元ファンは『別のメンバーの太客だった。ファンの間では有名な話』と話している」
https://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2019/01/16/kiji/20190115s00041000285000c.html
「太客」はフーゾク業界の隠語であるらしく、「日本国語大辞典などには収録されていない言葉である。水商売で多額の金を払う客を指すわけだが、「スポニチアネックス」にとってNGT48は「水商売」という認識なのだろうか。
新潟日報は「座標軸」で「NGT暴行問題」を掲載している。「県民の信頼回復に努めよ」と見出しを打っている。
「14日、運営会社は支配人の事実上の更迭を発表。東京で責任者は謝罪したが、新潟でも、きちんと説明しなければならない」
http://www.niigata-nippo.co.jp/opinion/zahyojiku/20190116444721.html
冒頭に紹介した朝日新聞にコメントを提供している深井剛志弁護士が渾身の連続ツイートしている。最初の投稿を掲げておく。
「何人かのフォロワーとリア友から、運営に何らかの法的責任は発生するのかと質問を受けたので、NGTの山口さんの件について書いてみます。
被疑者は不起訴となり、被疑事実を否認していますので、被疑事実があったことは前提にしないようにしたいと思います」
https://twitter.com/TSUYOSHIFUKAI/status/1084417175702491138
この問題に朝日新聞の小松隆次郎記者は熱心である。
「余談です。今朝のとくダネで、解説の方が『AKSが一般紙の社会部を呼ばず、芸能マスコミだけ呼んで会見を開いた』とおっしゃってましたが、この画面の『記者』は、、、たしかに弊社(しかも2人)のほかに一般紙の方はいなかったように思います笑」
https://twitter.com/Kryujiro/status/1084985281457971200
迷惑を蒙った企業もある。通信教育のZ会がそうだ。週刊誌で、加害者が「Z会」と呼ばれるファングループの一員であったことが報じられたのである。Z会は「一部報道で語られている『Z会の名称について」を発表した。
「このほど、一部の報道において『Z会』の名称が語られておりますが、株式会社Z会をはじめとするZ会グループ各社とは一切関係ございませんので、お知らせ申し上げます」
https://www.zkai.co.jp/home/news/press/190114_Z-kai.html
Z会」と呼ばれるファングループの存在を明らかにしたのはスクープの「週刊春」であった。「春オンライン」が1月12日付で「NGT48山口真帆さん暴行事件 犯人グループは1年前からマンション内の部屋を借りていた」を掲載したのである。
「加害者グループは、NGT48メンバー・中井りかとの交際が昨年6月に報じられたZ氏率いる“アイドルハンター軍団”の一員だった。周囲から『Z会』と呼ばれていたグループは、1年以上前から、事件現場となったマンション内に部屋を借りていたことも判明。その目的は、NGT48メンバーとの『接触活動』だという」
http://bunshun.jp/articles/-/10386

------------------------------------------------------

2)【記事】JOC竹田恒和会長の記者会見 質問を受け付けず一方的に疑惑を否定

日本オリンピック委員会(JOC)の竹田恒和会長が1月15日、記者会見したものの、贈賄疑惑を一方的に否定するだけで、報道陣の質問は受け付けず、記者会見は7分で終了した。多くの新聞が社説を掲げている。
毎日新聞の1月16日付社説「東京五輪の招致疑惑 竹田氏はきちんと説明を」。
「招致を巡る裏金との疑念がもたれている以上、コンサルタントの使途についても責任ある説明をする必要がある。このままでは東京五輪のイメージが傷つきかねない。情報公開に進んで応じるべきだ」
https://mainichi.jp/articles/20190116/ddm/005/070/069000c
読売新聞の1月16日付社説「五輪招致疑惑 説明尽くしイメージの挽回を」。
「相場よりかなり高いとされる、2億円余の支払いは適正だったのか。コンサル会社は、それに見合うどんな活動をしたのか。こうした疑問点について、16年の調査報告書は説明が不十分だった。より明確な回答が求められよう。
それにもかかわらず、竹田氏の会見は、質問を受け付けず、書面を読み上げるだけで終わった。捜査中で詳細を語りにくい事情はあるにせよ、可能な限り質疑に応じるべきだったのではないか」
https://www.yomiuri.co.jp/editorial/20190116-OYT1T50020.html
東京新聞の1月16日付社説「五輪贈賄疑惑 招致のあり方問い直せ」。
「フランス当局が捜査を続ける一連の疑惑は、五輪・パラリンピック招致のあり方自体が問われる問題と考えた方が、いいのではなかろうか」
「公開性を高めるため、開催地にふさわしい都市であるかを各条件ごとにポイントをつけ、その総合点で決めるなどの方法もある。そのような、密室性を差し挟む余地がないようなシステムの構築を検討した方がいいのではなかろうか。一考を促したい」
http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2019011602000177.html
北海道新聞の1月16日付社説「五輪招致疑惑 説明を尽くしていない」。
「JOCは招致に違法な点はなかったとする調査報告書をまとめているが、資金の流れは必ずしも明確になっていない。
捜査を重く受け止め、全容解明に向けた再調査を行うべきだ」
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/267105?rct=c_editorial
信濃毎日新聞の1月14日付社説「東京五輪招致 自ら疑惑に答える責任」。
「疑惑が持ち上がった当時、JOCは弁護士を座長とする外部の調査チームを設けた。16年9月に公表した報告書は、コンサルタント会社との契約に違法性はなく、IOCの倫理規定違反にも当たらないと結論付けている。
疑問を解消するには程遠い報告書である。支払った2億円超の資金がどのように使われたのか、核心部分の解明に至っていない。国内外の関係者から聞き取りをしたものの、コンサルタント会社の代表やディアク氏側には接触できないまま、まとめられていた」
https://www.shinmai.co.jp/news/nagano/20190114/KT190112ETI090009000.php
京都新聞の1月16日付社説「JOC疑惑  さらなる説明が必要だ」。
東京五輪の招致活動は『フェアでクリーン』を掲げ、寄付金と企業の協賛金、東京都の予算が投じられた。JOCにはさらに詳細な説明を求めたい」
https://www.kyoto-np.co.jp/info/syasetsu/index.html
ツイッターでも様々な意見が飛び交っている。
NHKがここまで竹田会長に容赦ないってことは、安倍政権は竹田氏を見放してトカゲの尻尾切りをするつもりだな…と書きながらハッとした。これって中国や北朝鮮の国営メディアの論調から政府の意向を読むのとおんなじじゃん笑」(映画作家 想田和弘)
https://twitter.com/KazuhiroSoda/status/1085311700121849856
「加計さんと同じ。こういう「仕事ぶり」で生計を立てられる特権階級って本当にいるんですね。ま、財務大臣とか総理大臣もですけどね」(政治学者 中野晃一)
https://twitter.com/knakano1970/status/1085035096732659713
「まさか晩節を海外の司法に裁かれるとは想像もしなかっただろう。血筋だけで神輿に担がれる人生を謳歌してきた老人が『私は最後にハンコ押しただけだ!』と責任逃れに終始する見苦しさよ」
「これでは単なる意見表明で、記者会見ではない。もはや起訴は避けられず、起訴されれば有罪確実で、連中も相当焦ってる。『カネで買った東京五輪』と呼ばれるのも時間の問題だな」(本間龍)
https://twitter.com/desler/status/1085102399922917376
https://twitter.com/desler/status/1085077845133516806
「これで動画を見たら、竹田氏が話し始めてから立ち上がるまで7分。『これだけ人を集めておいて失礼だよ』と記者側は呆れるばかり。外国プレスも入っていたので、イメージはダダ下がりでしょう」
竹田恒和JOC会長の『記者会見』なるものは、質問を受けないという一点で会見の名に値しません。カメラの前で自己の主張を読み上げただけ。見出し的には『改めて潔白主張、おわびも』しか取れない。国際的に注目されているのに、これでは火に油。コンサル大好きなJOC、危機管理の分野は雇い忘れたか」(元朝新聞 冨永格)
https://twitter.com/tanutinn/status/1085009380993449985
https://twitter.com/tanutinn/status/1085002860624932865
「海外メディアを含む約70社、約140人の報道陣から『質問を受けてください』の声が上がり騒然となりました。JOC幹部は『丁寧に答えるべきだった。自らの首を絞めた』と頭を抱えました。別のJOC幹部は『質疑なしの形式なら会見を開くべきではなかった』と首をかしげました」(毎日新聞グループホールディングス取締役 小川一)
https://twitter.com/pinpinkiri/status/1085277137995612161
竹田恒和JOC会長は予備審問(mis en examen)を受けてる。今日会見に来たAFP記者によると、8割は起訴されるとのこと。日本メディアは被疑者を悪人扱いするため、警察・検察が捜査情報をメディアにがんがんリークするが、フランスは推定無罪法があるため。それはない。疑惑は竹田氏のみぞ知る」(日仏共同テレビ局France10記者 及川健二)
https://twitter.com/esperanto2600/status/1085070177123819522
JOC竹田会長『記者会見』、組織側からの公表内容では理解納得されない点について質疑に応えることで『説明責任』を果たすためのもの。質疑応答をしないのであれば『記者会見』ではない。フランス当局が調査中だから質問に答えないのであれば、自分の『言い分』だけを一方的に述べるべきではない」(郷原信郎)
https://twitter.com/nobuogohara/status/1084995832976367617
「しかし竹田JOC会長もアホだな。あんな『質問拒否』の会見を開けば、ああ、やっぱり怪しいな、という印象を与えるだけじゃないか。危機管理がまったくできていない。オリンピック自体の危機管理も、これじゃお先真っ暗だろう」(編集者 鈴木耕)
https://twitter.com/kou_1970/status/1085109850420404224
「竹田JOC会長に対する仏当局の捜査、フランス刑法では公務員でなくても贈収賄罪が適用可能なので、あまり甘くみないほうがよい。ゴーン被告に対して日本が日本の司法手続きを適用するように、仏当局はフランスの法律に従って行動する。ゴーンの長期拘留に驚く仏人も竹田会長の『起訴』には驚かない」(舛添要一)
https://twitter.com/MasuzoeYoichi/status/1085113202092855302

------------------------------------------------------

3)【本日の一行情報】

◎「週刊春」の第13代編集長・花田紀凱と第20代編集長・新谷学の対談が面白いぞ。「春オンライン」が公開しているが、もともとは「週刊春 丸ごと一冊タンマ君 特盛!」に掲載されたものだ。「一杯のかけそば」は、「広告部の堀江光穂さん(後広告部長)」が持ち込んで来たことをオレは初めて知った。春マンとしては、かなり異質な「ヤクザ」なキャラクターであったが、なかなか愉快な人物であった。花田がこんなことをさりげなく言っているが、雑誌ジャーリズムを定義すれば、こういうことだよね。
「ぼくは自分で言うのもなんですけど、雑誌作りには真面目なんです。手抜きが一番嫌だし、何でも面白がるからね。好奇心は広く薄く、だから。あと何でも『初めて』というのが好きなの」
これは新谷の発言。
「結局、何を最優先に考えるかということだと思うんです。最近だと『週刊ポスト』や『週刊現代』は、老後のお金や健康の特集が中心です。ウチもそういう記事を入れていて、もちろん下支えにはなるけど、やっぱり読者が求めていてガーンと部数に跳ね返るのはスクープなんです」
http://bunshun.jp/articles/-/10369
http://bunshun.jp/articles/-/10370
花田は帽子を被っているが、堀江もボルサリーノがすきだったんだよな。堀江とは、一度、藝春秋の玄関で激突したことがある。危うく110番されるところだった。堀江は日之出出版化企画を率いていた西山哲太郎社長と昵懇であった。

電通が「世界の広告費成長率予測(2018~2020)」を発表。世界のデジタル広告費の成長率は、2018年に13.8%(前回予測は12.6%)、2019年に12.0%(同11.3%)、2020年に10.8%と、二桁成長が続くとしている。2018年には世界の総広告費に占めるデジタル広告費の割合は38.5%となり、初めてテレビ広告費の35.4%を上回ることになり、その割合は2019年には41.4%、2020年には43.8%とさらに伸長していく見通しだ。
http://www.dentsu.co.jp/news/release/pdf-cms/2019003-0111.pdf
デジタルの内部に出版は、どのような居場所を確保できるのかが問われているのである。

電通は、9月6日(金)から9日(月)までの4日間、世界遺産である元離宮二条城において、国際的なアートの見本市を行うアートフェア「artKYOTO 2019」を京都市、一般社団法人 アート東京などと共同で開催する。化庁(申請中)、京都府、毎日新聞社、京都新聞MBSが後援する。
http://www.dentsu.co.jp/news/release/pdf-cms/2019004-0115.pdf

◎1月15日付日経電子版の「漫画アプリ『課金派』増える 無料だけでは我慢できず」は次のように書いている。
スマートフォンスマホ)で手軽に楽しめる漫画アプリの市場が拡大している。1話ずつを毎日無料で読める漫画アプリを中心に利用者を増やしてきた。最近は1日1話では我慢できず、まとめ読みするために購入する消費者が目立ち始めている。2018年に入って課金する消費者は増え続けており、400億円市場に成長している」
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO3995110011012019H34A00/
マンガのデジタルシフトは、その速度を更に上げることになるはずだ。

講談社の「少年マガジンR」で連載されている「虚構推理」がTVアニメ化されることになった。「虚構推理」は城平京の小説を片瀬茶柴がマンガ化したもの。
https://animeanime.jp/article/2019/01/15/42698.html

◎「BUSINESS INSIDER JAPAN」が1月14日付で「女子大生読者モデルは平成で終わる?ファッション誌で激減。もう憧れの存在ではない。」を公開している。
https://www.businessinsider.jp/post-182948

サントリー食品インターナショナル常磐興産は、2018年3月よりサントリーコーヒー「BOSS」と福島県いわき市の大型レジャー施設「スパリゾートハワイアンズのコラボ企画を展開しているが、企画第2弾として、65歳で「スパリゾートハワイアンズ」を立ち上げた中村豊の実話をもとに制作したアニメーション「ある男の生き方」を公開した。これにはコルクも一枚噛んでいる。キャラクターデザインを「漫画 君たちはどう生きるか」の羽賀翔一が担当している。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000105.000027480.html
https://www.youtube.com/watch?v=i2HQY4j-ZO4

◎「J-CASTニュース」が掲載した「『ヤレる女子大ランキング』抗議の女子大生に釈明した編集長のコメントがお粗末すぎ! 火に油か...」の筆者は女性である。
「実は、筆者(女性)もアメリカ暮らしを経験した元『帰国子女』だ。帰国子女でもそうでなくても、女性や女の子を持つ親はみんな不快だ。大学に通う男子学生も不快なんじゃないかな? それがふつうの感覚。それもわからないなら、編集長、やめたほうがいいよ」
https://www.j-cast.com/tv/2019/01/15347975.html

◎「Business Journal」の1月14日付「TikTokが瞬く間に若者のインフラになった、中高年が想像もつかない“理由”」は指摘する。
「つまり、『盛った』動画が撮れ、ファンや『いいね』が得られやすいアプリだからこそ、人気が出たというわけだ」
https://biz-journal.jp/2019/01/post_26234.html

◎家計簿・資産管理サービス「LINE家計簿」は、2018年11月12日のサービス開始から約2ヶ月の2019年1月10日に、登録ユーザー数が200万人を突破した。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001440.000001594.html
ここでも紙からデジタルへの変化が起きている。

◎産経ニュースが1月14日付で「海賊版ブロッキング』法制化断念 政府、広告抑制など総合対策で対応」を掲載している。
「政府は、漫画などを無料で公開している海賊版サイトの対策として検討してきた、強制的に閲覧を止める「接続遮断(ブロッキング)」の法制化を断念する方針を固めた。今月下旬招集通常国会への関連法案提出を検討してきたが、憲法上の権利を侵害するおそれがあることなどから、法制化は時期尚早と判断した。政府は広告出稿の抑制を促すなど接続遮断以外の方法による海賊版サイトへの総合対策を策定。2月にも工程表をまとめ、早期の対策に乗り出す」
https://www.sankei.com/economy/news/190114/ecn1901140005-n1.html

◎「YOMIURI ONLINE」は1月15日付で「グーグル35億円申告漏れ、広告利益を海外移転」を掲載している。
「米グーグルの日本法人がシンガポール法人との取引を巡り、東京国税局から2015年12月期に約35億円の申告漏れを指摘されていたことが関係者の話でわかった」
https://www.yomiuri.co.jp/national/20190115-OYT1T50000.html

◎カーサ・プロジェクトと宝島社の女性ファッション誌「リンネル」は、北欧テイストのコラボレーションハウス「casa liniere」(カーサ リンネル)を共同開発した。「casaの家」ラインナップでも女性に人気の南欧風住宅casa carinaをベースに、「リンネル」が家に求める北欧のエッセンスと機能性を取り入れたコラボレーションハウスだという。ヤガワの協力のもと、初のモデルハウスが浜松市に誕生した。
https://www.atpress.ne.jp/news/174918

日経BP社は1月15日、週刊誌「日経ビジネス」と一体となったデジタルメディア「日経ビジネス電子版」を創刊した。月額2500円(税込み)、年額2万5000円(税込み)、雑誌セット版年額3万2600円(税込み)。
https://www.nikkeibp.co.jp/atcl/newsrelease/corp/20190115/

学研ホールディングスのグループ会社で、高齢者福祉事業を行っている学研ココファンは、1月3日にサービス付き高齢者向け住宅「ココファン西陣中央」をオープンした。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002001.000002535.html

◎マンガ誌「週刊少年サンデー」(小学館)の公式通販サイト「少年サンデープレミアムSHOP」が1月16日にオープンした。
https://mantan-web.jp/article/20190115dog00m200067000c.html

------------------------------------------------------

4)【深夜の誌人語録】

失敗を抱きしめられる者が真の勇者なのである。

【文徒】2019年(平成31)1月16日(第7巻7号・通巻1425号)

Index------------------------------------------------------
1)【記事】最近書店閉店事情
2)【記事】「週刊SPA!」元編集長が「女性蔑視記事」に激怒していた!
3)【記事】百田尚樹「日本国紀」がスキャンダル街道驀進中!
4)【本日の一行情報】
5)【深夜の誌人語録】
----------------------------------------2019.1.16 Shuppanjin

1)【記事】最近書店閉店事情

東大阪市のヒバリヤ書店ロンモール店が1月10日(木)をもって閉店。
「ロンモールのヒバリヤ書店さん1月10日(木)をもって閉店されてしまうんですって
さみしいねぇ…」
https://twitter.com/ki2_la2/status/1082246311917772800
「ギャー 今日閉店なのか…私の幼少期と青春時代を支えたロンモールのヒバリヤ書店…。マジで…」
https://twitter.com/tachiaki/status/1083193773578829824
福家書店 神戸店が1月14日(月・祝)をもって閉店。
「いつもご愛顧いただき、ありがとうございます。
このたび神戸店は、 2019年1月14日をもちまして、閉店することとなりました。
これまでの皆様からのご支援、心より感謝申し上げます」
http://www.fukuya-shoten.jp/shop/kobe/
カルチャーエージェント教堂みなとみらい駅店が1月14日(月・祝)をもって閉店。
「この教堂は、みなとみらい駅直結で利用できるため通学・通勤の途中に立ち寄っていた利用者に特に影響を与えそうです」
https://hamakore.yokohama/minatomirai-tokyu-square-bunkyodo-close/
兵庫県宍粟市の安井書店ブックランド店が1月18日(金)をもって閉店。
「誠に勝手ながら、2019年1月18日(金)を持ちまして当店は閉店させて頂くこととなりました。長きにわたりご愛顧いただきましたこと、厚くお礼を申し上げます。
尚、閉店後は本町商店街の旧店舗へ移動し営業を継続させて頂きます。営業再開は1月21日を予定しております。弊社発行のポイントカードは引き続きご利用いただけまが、営業時間など決定しておりません。決まり次第ホームページ等で報告致します。
何かとご不便、ご迷惑をおかけしますが、ご理解いただきますようお願い申し上げます」
http://www.yasuisyoten.co.jp/joduw58ta-16/
宮崎市のりーぶる金海堂宮交シティ店が1月20日(日)をもって閉店。
「金海堂、閉店するってよ」
https://twitter.com/obrigado_mario/status/1083595863207919617
西武新宿線井荻駅南口の井荻書店が1月20日(日)をもって閉店
「当店は平成31年1月20日をもちまして閉店致します。長きに渡りお引き立ていただきありがとうございました。※ポイント付与は12月末日までとなりますので、ご了承ください」
https://twitter.com/books_iogi/status/1070214469458915329
「井荻書店が閉店するようで、衝撃を受けている」
https://twitter.com/geniomosiroki/status/1081903547396939780
「井荻書店閉店!マジか…これでここ5~6年でうちの近所の本屋が近い方から4つ閉店だぞ。前にもつぶやいたけど、ネット通販の普及で全体の平均の利便性は上がったかもしれないけど、うちみたいな元々それなりに利便性が高かった地域はむしろ不便になってしまっている。平均まで押し下げられてしまう」
https://twitter.com/YoshHirano/status/1072068237255274496
ふたば書房 丸ビル店が1月25日(火)をもって閉店。青弓社がツイートしている。
「京都を中心に展開しているふたば書房唯一の東京のお店、東京駅近くの丸ビル店が今月25日で閉店とのこと。
小さなお店ですが、当社の人書などもたくさん仕入れてもらい、お世話になりました。
店内の具や雑貨の一部は閉店セール中です。最後にぜひのぞいてみてください!」
https://twitter.com/seikyusha/status/1083253147949182976
ヘイデンブックスが1月31日(木)をもって閉店。
「HADEN BOOKS:は 2019年1月31日をもって南青山での営業を終了することにいたしました。今までお世話になりました。ありがとうございました
https://twitter.com/HADENBOOKS/status/1082998742121205761
https://www.facebook.com/events/339295169999368/
「青山のヘイデンブックスさんが1月末で営業終了なさるらしい 残念だぁぁ」
https://twitter.com/koikanaha/status/1083556975479205888
ソプラノ歌手の松崎由香もツイートしている。
「わぁーヘイデンブックス閉店ですか。。ずっと気になっていて4年前くらいに初めて訪れた頃が懐かしい。あの場所でJazz羊羹を知って、今や大好きなGoldmundを知って、心地よい緊張感も楽しめました。最後もう一回行きたいなぁ」
https://twitter.com/yukaringOpera/status/1083346396495790080
ブックファースト横浜西口店が1月31日(木)をもって閉店。
「あーそうか、来年2月に横浜西口のダイエーが閉まるから、テナントで入居しているブックファースト横浜西口店も閉店するのか。 横浜西口店がなくなると、地味に遠い感じのところにしか店舗がなくなりますね」
https://twitter.com/sakohiti/status/1075778650039959554
http://www.book1st.net/img/topic/images/yoko.JPG
大阪府枚方市のブックスササキが3月31日(木)をもって閉店。
「3月31日に閉店とのことです。昔ながらの街の本屋さんですし、長年利用して来た方も多いのではないでしょうか。街の本屋さんも、どんどんなくなりつつありますね」
http://www.hira2.jp/close/sasaki-20190108.html

------------------------------------------------------

2)【記事】「週刊SPA!」元編集長が「女性蔑視記事」に激怒していた!

「ハフポスト日本版」が1月14日付で「週刊SPA!編集部『女性をモノとして扱う視点があったと反省』 署名を集めた大学生らと直接対談」を掲載している。扶桑社の「週SPA!」の特集「ヤレる女子大学生RANKING」などの記事について抗議の署名活動をネットを使って始めた大学生グループが、1月14日、扶桑社の「週刊SPA!」編集部と話し合いの場を持ったのだ。記事は、こう書いている。
「編集部側は『売れる、売れる、ということにフォーカスし、感覚がマヒしていた。部内には女性もいたが、この記事には関わっておらず、疑問が出ることなく出版に至った』と説明。犬飼編集長は『私たちは女性が好きであるが、その女性をモノとして扱う視点があった。その点を反省したい』と話したという。
特定のテーマでランキングを作る枠が決まっており、どのような内容にするか編集部内で提案しあった。どうすれば人が手に取るのか、なにが『面白い』のかを考えていった結果、『ヤレる』ランキングを作ろうということになった。
これに対して山本さんは『今までの積み重ねがエスカレートしたように見える』と話した。渡部第2編集局長は『こうした企画を出す前のチェックを怠った』と謝罪したという」
https://www.huffingtonpost.jp/2019/01/14/shukanspa-daigakusei_a_23641696/?utm_hp_ref=jp-homepage
「ハフポスト日本版」で、この記事を書いた中村かさねは、次のようにツイートしている。
「ハフポストの同僚と取材しました。
炎上したら表面的な謝罪をして取り消すのではなく、対話の後に新しい妥協点を見つけ出す、という新しい道筋の付け方を見た気がします。
立ち上がってくれた大学生グループ、対話に応じてくれた週刊SPA!編集部に拍手を送りたいです」
https://twitter.com/Vie0530/status/1084801850040233985
これは「ハフポスト日本版」の竹下隆一郎編集長のツイート。
SNS句を言うだけの大人が多い中、きちんと相手と向き合って会話をする大切さを教えてもらいました。大学生たちは、週刊SPA!を廃刊に追い込みたいわけではない。雑誌で記事を書いて、どんな世界を作りたいのか―。編集幹部と一緒に考えたいという気落ちが伝わってくる」
https://twitter.com/ryuichirot/status/1084811399480565767
プチ鹿島は鋭い。「週刊SPA!」の問題の記事は、「ジャーナリスト伊藤詩織氏が告発した性被害の状況とまったく同じ」なのである。「全面謝罪の『週刊SPA!』の下世話企画『ヤレる女子大』と伊藤詩織さん問題の共通点」でプチ鹿島は次のように書いている。
「飲む相手が女子大生なら『就活相談には積極的に乗って好印象を与えましょう』という助言が載っていたのである。
これにしたがって(この記事を書く)ライターが実際にギャラ飲みをする。その『レポ』が続く。
飲み会終了後にLINE交換し、寿司に行く約束をする。
《1週間後、Bちゃんと再会。約束どおり寿司屋に行き、2軒目は洒落た雰囲気だけの安いバーへ。アドバイス通り就活の相談に乗りつつ、》
ホテルに誘う流れが最後まで書かれている。
ここまで読んで『あっ!』と思った方もいるだろう。この、『就活相談に乗る』『寿司屋』『酒』というシチュエーション・・・。
ジャーナリスト伊藤詩織氏が告発した性被害の状況とまったく同じなのだ」
http://tablo.jp/serialization/pkashima/news004354.html
裁縫家にして漫画家のワタナベ・コウは自らのブログに「今までの積み重ねがエスカレートしたように」をエントリしている。
「『報道ステーション』で紹介された懇談後の編集部のコメントのなかの『山本さん(声をあげた大学生の代表)たちは、外国で暮らしていたから、違う視点を……』には、再びあきれかえりました。編集部は反省の態度を示していたということでしたが、問題の根本(というか、世界の流れ)をいまだに理解していないのでしょう。
対して、山本さんの、編集部が女性蔑視の記事をつくるにいたったことへの『今までの積み重ねがエスカレートしたように見える』の発言は、的確だと思いました。
個人的見解ですが、『今までの積み重ね』のはじまりは、1995年のツルシくんの編集長解任事件、そして、それにだれも声を上げなかったこと、だったのではないかと思います」
http://www.kureyan.com/column-kou/48287.html?fbclid=IwAR148k_Z-g7cfTtxl1RXa4JqMwAoFrAbZRlYbrnm4IXVwQzSDRp76FaaMCk
ワタナベ・コウとツルシカズヒコ(靍師一彦)は夫婦である。この夫婦、日本共産党のシンパなのね。ツルシも何と署名していた!
「署名しました。週刊SPA!編集部OBとして、現発行人と編集人をぶん殴ってやりたい衝動にかられました。激怒しています」
「週刊SPA!編集部OBとして、現編集部の社会的責任感や人権意識の欠如に呆れ、激怒しています。OBのひとりとして多大な迷惑をこうむっています。同誌の歴史に多大な汚点を残しましたね」
https://twitter.com/k_tsurushi/status/1083598072028921856
https://twitter.com/k_tsurushi/status/1083622091524427776
ツルシは渡部超第2編集局長が編集長時代に行われたインタビュー記事を紹介し、「このころからモラルも知性も劣化した下劣な誌面づくりがエスカレートしていったのか」というツイートも投稿している。
https://twitter.com/k_tsurushi/status/1083625867039797248
これが、そのインタビュー。2011年12月の掲載だ。渡部は言う。
「―そのなかでも刺さるネタというと。
他誌もそうかもしれませんが、SEXでしょうか(笑)。あとは、同世代の女は何を考えているんだといったネタも刺さります。たとえば今号(2011年12月13日号)では、第1特集が『女が語る[人生最高/最低]のSEX』で、第2特集が『[職場のストレス]を消し去る技術』なんですが、こういうのは、バランスがいいと思います」
https://www.fujisan.co.jp/product/1431/interview/

------------------------------------------------------

3)【記事】百田尚樹「日本国紀」がスキャンダル街道驀進中!

元編集者だという五十嵐茂によるフェイスブックの投稿が話題になっている。五十嵐は幻冬舎百田尚樹「日本国紀」に対する対応が出版界の常識とは違っていると指摘しているのだ。
「そして、通常の編集校正過程を行っている編集部では考えにくいことだが、もしそれが十数行にわたる訂正の必要として出てきたとしたら、その編集者は仕事をもう止めたくなるだろう。さらに致命的なことは、それが、著者が、他人の章を「盗用」していたり全編にわたって、「剽窃」していて、それを編集者が見抜けなかったしたらどうだろうか。もう正誤表などという範疇を超えて、担当者の進退がかかる責任問題であり、社としての公式の見解表明の発表にまでなる社会問題になるだろう」
https://www.facebook.com/yosihifu.arita/posts/2578257528882849
池田信夫は1月14日付で「『日本国紀』の示した『日本人の物語』の不在」を発表している。池田は『新しい歴史教科書をつくる会』による教科書の劣化版だと評している。
「多くの人が指摘するように、本書は歴史書としてはかなりお粗末である。事実誤認が多く、他人の本の孫引きが目立つ。これは著者がアマチュアなのだから、ある程度はしょうがない。それより彼は作家としてはプロなのだから、歴史小説としておもしろいかどうかが問題だ。司馬遼太郎の小説が事実に反していると批判する人はいないだろう。
だが結論からいうと、おもしろくなかった。小説としては無味乾燥で、オリジナリティがない。約500ページのうち幕末以降に270ページを費やしている本書の力点は明らかに近代史にあり、そのねらいは『自虐史観』を否定しようという『新しい歴史教科書をつくる会』の教科書と同じだが、その劣化版である」
http://agora-web.jp/archives/2036695-2.html
これは宗教学者島田裕巳のツイート。
「話題の『日本国紀』を読み終えた著者は日本人が素晴らしいと言うが、戦前も戦後も新聞に煽られて戦争に突き進んだり、自虐史観にとらわれたりしてきたとすると、どこが立派なのかわからなくなる」
https://twitter.com/hiromishimada/status/1084832721866653697
場外乱闘も勃発!久野潤は「百田尚樹『日本国紀』をコンナヒトタチに批判されたくない」で「一揆の原理 日本中世の一揆から現代のSNSまで」(洋泉社)で私を驚かせてくれた後、中公新書応仁の乱」ですっかり名前の知れ渡ることになった呉座勇一を次のように批判したことが事の発端となった。
朝日新聞では12月4日より毎週火曜に、冒頭で挙げた『応仁の乱』の著者でもある呉座勇一氏による『呉座勇一の歴史家雑記』で『日本国紀』批評が展開されている。その初回では『さぞかし過激な内容だろうと予想していた私は正直、拍子抜けした』とあるが、はて一体どのような内容を『予想』したのであろうか。
百田氏は12月18日発売の『FLASH』でも述べている通り、『日本人が自分の国や祖先に誇りを持てる歴史書』を書こうとしたのであって、別に過激な(特異な?)歴史観で衆目を集めようとしているわけではない。12月11日付でも呉座氏は『私の見る限り、古代・中世史に関しては作家の井沢元彦氏の著作に多くを負っている』と指摘するが、すでに校正段階で筆者もその件で百田氏に直接尋ねたところである。自らの知見に基づいて部分的に井沢説を採りつつ論を展開するのは、百田氏の著作である以上自由であろう。
『学界の通説と作家の思いつきを同列に並べるのはやめてほしい』とのことだが、戦前日本が他国を一方的に侵略していたかのように断ずるかつての『学界の通説』がいかに実情を無視したものであるか。あるいは呉座氏の主張と違うところが多い、戦前の『学界の通説』についてはどう捉えているのか」
https://ironna.jp/article/11576?p=1
これに対して呉座勇一は「『日本国紀』監修者・久野潤氏の反論に応える」を「アゴラ」に二回にわたって発表している。
「しかし小学校の夏休みの宿題ではないのだから、『どれだけがんばったか』ではなく結果が重要である。久野氏は戦史研究者とのことだが、日露戦争第二次世界大戦の記述に関しても下記サイトなどで誤りが報告されている。
これに対し久野氏は『『日本海海戦でロシア艦隊が失った巡洋艦5隻ではなく4隻』といった批判は些細なミスをあげつらった、ためにする批判だ』と抗弁するかもしれない。だが、その反論を認めたとしても、太平洋戦争で日本が『ベトナムとカンボジアとラオスを植民地としていたフランス』を相手取って戦った、という記述(初版本、391p)は些細なミスでは片づけられない致命的な錯誤である」
「ただ私の見る限り、同書の古代・中世パートで通説と大きく懸け離れた主張を展開している部分は、古田武彦氏の九州王朝説を除くと、井沢元彦氏の著作に大きく依拠している。百田氏の独自説というと、『百済は日本の植民地に近い存在だった』ぐらいではないだろうか」
「なお78pには朝廷が『武力を用いず、ひたすら夷狄調伏の祈祷をするばかりだった』とあるが、実際には祈祷だけでなく要所の防備、賊(刀伊)の討伐、戦功を立てた者への行賞、山陰・山陽・南海・北陸道の防備を行うことを決定している。平安貴族は神頼み一辺倒ではなく現実的な措置もとっているし、鎌倉武士もしばしば神仏にすがっている。井沢氏や百田氏が公家の『弱』を誇張するのは、勉強不足で古い学説しか知らないのか、護憲派揶揄するために歴史を歪めているかのいずれかであろう」
「仮に『百田尚樹の痛快!日本史講義』みたいなタイトルだったら、私はわざわざ朝日新聞で批判しなかった。作家の百田氏はともかく、歴史学界に身を置く久野氏は『通史の作法』を知っているはずだ。なぜ忠告しなかったのだろうか。全く理解に苦しむ」
http://agora-web.jp/archives/2036612.html
http://agora-web.jp/archives/2036627.html
この呉座勇一に噛みついたのは、元通産官僚にして「最終解答 日本古代史 神武東征から邪馬台国、日韓関係の起源まで」や「最終解答 日本近現代史 幕末から平成までの歴史論争を一刀両断」などの著書を持つ八幡和郎である。フェイスブックに「拡散希望:呉座氏が百田『日本国紀』を盗作のようにいうなら呉座氏の書評は私のアゴラ書評の盗作だ(笑)」を発表した。
「呉座氏はアゴラのこの記事で『日本国紀』が井沢氏のものに多く拠っていることを批判しているが、この呉座氏の指摘は私がアゴの記事に書いていることとほとんど内容は同じだ。事実の指摘の内容も、論旨もとても似ている。盗作!とはいわないが、それに近い」
https://www.facebook.com/kazuo.yawata/posts/2365173400223533
ところが、この八幡の投稿に呉座がスクリーンショットを返信。「ろだん」による「論壇net」は次のように書いている。
「ここに添付されているスクリーンショットの日付(11/13)を見れば、八幡氏の書評(11/23)より前に呉座氏も気が付いていたことが解ります。『盗作』の告発は全くのデタラメだったと一目瞭然な返信です」
https://rondan.net/12081
国会議員の有田芳生と「日本国紀」の版元である幻冬舎見城徹ツイッターでバトル!
有田が「日本国紀」について、こう呟いたのが見城を激怒させたのである。
「コピペ話題本の『7刷』を書店で見ました。売れ行きを店員に聞くと『もうあまり動きはないですね』。でも平積みじゃないですか。『注しなくても増刷すると、それが新たに届くんです』。そんなシステムがあることを知りました。誤りを訂正するたびに増刷すれば累計部数は増えていくという仕組みです」
https://twitter.com/aritayoshifu/status/1083973908980584449
見城徹のツイート、最初は冷静だ。
有田芳生さんが仰られている書店が何と言う書店か実名を知りたいです。まさか、でっち上げではないでしょうし。実際に、そんな馬鹿なことを言う書店は存在しないと思います。ビジネスですからね」
https://twitter.com/kenjo_toru1229/status/1084073874331848704
ここからだ、見城の「攻撃」が始まるのは!
有田芳生氏の確信的発言は朝日新聞珊瑚礁記事捏造事件や従軍慰安婦強制連行でっち上げ吉田証言と似てますね」
https://twitter.com/kenjo_toru1229/status/1084077734031060992
「国会議員である有田芳生氏の悪質な風説の流布は許しがたいと思っています」
https://twitter.com/kenjo_toru1229/status/1084838581259055104
「しかし、こんな人が国会議員であることに驚きを禁じ得ない。次の選挙では必ず落とさなければならない。書籍の流通システムに全く無知でよくこんなことを簡単に言うよ。どの本を並べるかは書店の自由なのだ。売れないなら平積みしなければいい。返品すればいいのだ」
https://twitter.com/kenjo_toru1229/status/1084086588760444934
有田芳生氏のお粗末過ぎる書店発言は小学生でも解ることだ。ないものをでっち上げたのか?意図的に改変したのか?『書店員は確かにそう言った』と開き直るのか?とにかく、ちょっと調べれば自分の頓珍漢さは確認出来た筈だ。こんな人が国会で代表質問に立つと思うとゾッとする。大丈夫か、立憲民主党?」
https://twitter.com/kenjo_toru1229/status/1084242184226856960
いずれにしても百田は「日本国紀」などと大仰なタイトルをつけるのであれば、せめて葦津珍彦ぐらいは真剣に勉強してから執筆にとりかかるべきではなかったのか。

------------------------------------------------------

4)【本日の一行情報】

高橋留美子うる星やつら」(小学館)の40周年を記念した「うる星やつらcafe」が、1月11日から3月31日まで池袋パルコ本館7階のTHE GUEST cafe&dinerで開催されている。「うる星やつらcafe」は福岡・札幌・池袋・名古屋・大阪という全国五か所のTHE GUEST cafe&dinerで開催するそうだ。
https://natalie.mu/comic/news/315506
http://the-guest.com/urusei_yatsura_ikebukuro/

Amazonは、さまざまな著名人の書籍にまつわる「物語」を通じて、読者に本との出合いや電子書籍の楽しみ方を伝えるWebマガジン「私の書棚」の第4回目を公開した。今回、登場するのは、お笑い芸人の横澤夏子
https://www.amazon.co.jp/b?node=6192342051&ref=surl

◎「mashupNY」の1月10日付「リン=マニュエル・ミランダら『ハミルトン』チーム NY老舗書店ドラマブックショップを購入」は次のように書いている。
「大ヒットブロードウェイ『ハミルトン』生みの親で、俳優のリン=マニュエル・ミランダ(Lin-Manuel Miranda)が、仲間と共に廃業の危機にあった演劇関連の老舗書店「ドラマ・ブック・ショップ」(Drama Book Shop)を買収すると発表した。
創業100年近いドラマ・ブック・ショップは、演劇コミュニティーの中心的な存在で、ミュージカルに関する書物や台本、楽譜などを販売する」
https://www.mashupreporter.com/lin-manuel-miranda-drama-book-shop/
リン=マニュエル・ミランダの「ハミルトン」はアメリカ“建国の父”で初代財務長官ハミルトンの生涯をラップでつづるミュージカル。ピューリッツァー賞を戯曲部門で受賞している。ミランダは2月に公開される映画「メリー・ポピンズ リターンズ」でジャックを演じている。

関西大学では、図書館学習支援講座「書評のススメ!」で学生が作成した「本の帯」と「書評」を活用した展示販売を1月16日(水)からMARUZEN&ジュンク堂書店梅田店において実施する
http://www.kansai-u.ac.jp/global/guide/pressrelease/2018/No80.pdf

電通の専門組織「電通ダイバーシティ・ラボ」(DDL)は、2018年10月に全国20~59歳の個人60,000名を対象にLGBTを含む性的少数者=セクシュアル・マイノリティに関する広範な調査を実施した。その結果、LGBT層に該当する人は8.9%、「LGBT」という言葉の浸透率は68.5%となった。同性婚」については78.4%の人が賛成している。
http://www.dentsu.co.jp/news/release/2019/0110-009728.html

東証一部上場企業のVOYAGEGROUPと電通の完全子会社であるサイバー・コミュニケーションズCCI)は、経営統合て、持ち株会社の社名を「CARTAHOLDINGS」(カルタホールディングス)に変更したが、1月11日付で「起業家倶楽部」が「経営統合の新しいモデルにしたいカルタホールディングスの挑戦」を発表している。
VOYAGEGROUPの宇佐美進典代表取締役社長兼CEOは言う。
「まずは弊社がゲーム業界などで培ってきた運用型広告のプラットフォームをCCIのクライアントに提供出来ると考えています。大手ブランド広告主も従来のマス広告だけでなく、ネット広告の需要が増えていきます。年齢層やエリア、2回目に閲覧しに来たユーザーには違うコンテンツを流したいなど、かゆいところに手が届くサービスが求められることでしょう。また複雑化する広告主のニーズに応えるためには機能追加など迅速な対応が求められますが、CCIは他社のプラットフォームを借りるのではなく、自社のサービスとしてスピード感を持って提供できるようになります」
サイバー・コミュニケーションズの新澤明男代表取締役社長は言う
「ネット広告市場が伸びている中で、広告効果を追求する運用型広告のニーズが高まっています。弊社も70名のエンジニアを抱えていますが、クライアントのニーズは複雑化しており、限界を感じていました。VOYAGE GROUPはアドテクノロジーのプラットフォームを持っており、弊社もプライベートブランドを強化したいと考えていましたので、その課題と合致しました」
http://kigyoka.com/news/magazine/magazine_20190111.html

◎私には小説家としてではなく、「にっぽん芸能史」(映人社)や浪曲論」(彩流社)の著者として記憶にある稲田和浩が初めての時代小説、「そんな夢をあともう少し」(祥伝社庫)を上梓した。1月20日に「Readin' Writin'」で稲田のトークイベントが開催される。
http://news.shodensha.co.jp/article/463583669.html
主人公は千住の遊女屋のおばさん。稲田のこんなツイートが目にとまった。
「今まで作品を褒められたのは、琵琶曲の『善知鳥』を邦楽評論家の森田繁先生、新内『お絹心中』を平岡正明さん、『善知鳥』は生きていれば名人になったであろう中川鶴女さん、「お絹心中」は多分もうすぐ名人になる岡本宮之助さんの演奏のおかげ。作品褒められたのは人生で三度目。解説あるといいね」
「考えてみたら、落語、講談、浪曲で褒められた作品は一つもないや。五代目枝、馬琴、五月一朗……結構、名人にもやっていただいているのにね」
https://twitter.com/inacolle/status/1079052608264855552
https://twitter.com/inacolle/status/1079055612296609792

博報堂DYホールディングスのグループ横断型組織「デジタルロケーションメディア・ビジネスセンター」は、新たなプラニング手法である「生活者モードベースドプラニング」を体系化した。11月27日に発表した「移動する生活者調査」第二弾の結果をもとに、このプラニング手法で分析・立案した想定事例を、自動車、飲料の2業種で公開する。
https://www.hakuhodody-holdings.co.jp/news/corporate/assets/uploads/20190110_2.pdf

◎乃木坂46の高山一実の小説デビュー作「トラペジウム」(KADOKAWA刊)が累計13万部を突破した。
https://www.zakzak.co.jp/ent/news/190111/ent1901119867-n1.html

◎「うんこ漢字ドリルシリーズ」を出版する響社と、タブレット端末を使った学習サービス「RISU算数」を運営するRISU Japanは、未就学児・小学生の読解力向上を目指したタイアップ企画を実施する。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000138.000003336.html

KADOKAWAは、1月11日に『家を買Walker 2019 新春号』の東京版、神奈川版、埼玉版、千葉版を刊行した。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000005405.000007006.html

◎世界化社は、「家庭画報」と「TRAIN SUITE 四季島」のコラボレーションツアーの第二弾を5月6日(月・祝)~9日(木)〔3泊4日〕に開催する。今回巡るのは上野駅を発着地点に、北はニセコ・登別まで。「家庭画報」2月号特集で紹介した四季島ツアー3泊4日の旅行日程に、「家庭画報ならではのアレンジを加えている。初日の夕食後、「四季島」車内のラウンジにて、ヴァイオリニスト・戸澤哲夫、チェリスト藤森亮一による特別コンサートが開催される。また本上まなみが函館の老舗レストラン「五島軒」でトークショーを行う。
一人当たり料金は、五能線コースが2名・1室利用で950,000円。縄コースが940,000円、各デラックススイート(1室)は400,000円増し。最少催行人数は28名、定員32名。
https://www.kateigaho.com/travel/local/38708/
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000544.000009728.html

◎「SocialGameInfo」の1月11日付「サイバード小学館マンガワン事業室、『ケンガンULTIMATE BATTLE』を今春リリースへ クローズドβテスト募集も開始」。
「サイバードと小学館マンガワン事業室は、本日(1月11日)、格闘漫画『ケンガンアシュラ』初のスマートフォン向けゲームアプリ『ケンガンULTIMATE BATTLE』を今春配信すると発表した」
https://gamebiz.jp/?p=229093

◎「ゲッサン」2月号(小学館)で「からかい上手の高木さん」のテレビアニメ第2期制作が発表された。
https://www.famitsu.com/news/201901/12170482.html

◎「世界で最も美しい書店」として知られているアルゼンチン、ブエノスアイレスの高級住宅街レコレータ地区にある「アテネオ・グランド・スプレンディッド」をナショナル ジオグラフィックが紹介している。
「アルゼンチンは学が盛んな国であり、年間何万点という作品が出版される。ブエノスアイレスは、一人あたりの書店数が世界で最も多い都市のひとつで、その数は700軒以上にのぼる。この街にすばらしい書店は数あるが、独自の魅力にあふれるアテネオ・グランド・スプレンディッドは一見の価値がある」
アテネオ・グランド・スプレンディッドは単なる書店ではない。ここは、新たな命を生きている歴史の一片なのだ」
https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/19/010800021/

◎企業とファンの最適な関係構築を支援するアライドアーキテクツは、野村ホールディングスおよびコミュニケーション・ディレクターの佐藤尚之と、「ファンベース」を基盤としたマーケティング援事業における合弁会社設立の検討に関して、三者間で基本合意書を締結した。
https://www.aainc.co.jp/aainc/img/news-release/aainc_release_20190111_fanbase.pdf

梅原猛が亡くなった。梅原の古代史ものは推理小説と同じような興奮を味わえた。その一方で「美と宗教の発見」のような仕事をしている。生命学を切り拓いて来た森岡正博が追悼のツイートを投稿している。
梅原猛先生は私の恩師のひとり。ご冥福をお祈りします。30年前に若かった私が自著で彼に噛み付いたときも彼は微動だにしなかったのが鮮烈な思い出である。そういえば『脳死論はきみにまかせる』という言葉をもらったのだった。ちゃんと受け継げただろうか
https://twitter.com/Sukuitohananika/status/1084487686356754437
柴山哲也にとっても梅原は恩師であったようだ。
「哲学者の梅原猛氏が亡くなった。拙著『新京都学派』で梅原日本学について書いたことがある。学生時代から教えを受けた恩師だった。一年ほど前に電話で話したが、まだお元気そうだった。昭和を代表した知識人で、現代社会にもっと発言して欲しいと思っていたが、とても残念だ。ご冥福を祈ります」
https://twitter.com/shibayama_t/status/1084652330484588545
市川猿紫のツイート。
「今朝、梅原猛さんの訃報を知りました。スーパー歌舞伎誕生には無くては成らない御方です。心より御冥福をお祈りいたします」
https://twitter.com/9KYMibHuBZyhk2E/status/1084624978358677505
山岸凉子の「日出処の天子」は、梅原猛の「隠された十字架」なくしては描かれることはなかったに違いない。

------------------------------------------------------

5)【深夜の誌人語録】

完璧であることも欠点であるということに気づくべきである。

 
 

【文徒】2019年(平成31)1月15日(第7巻6号・通巻1424号)

Index------------------------------------------------------
1)【記事】「週刊SPA!」の大炎上 大学は激怒 海外メディアも報道
2)【記事】JOC竹田会長VSフランス司法 東京オリンピックはどうなる?
3)【本日の一行情報】
4)【深夜の誌人語録】
----------------------------------------2019.1.15 Shuppanjin

1)【記事】「週刊SPA!」の大炎上 大学は激怒 海外メディアも報道

「週刊SPA!」炎上!である。「スポニチアネックス」は1月8日付で「尾木ママ“ヤレる女子大生”企画に激怒『性差別的なバカにした記事』」は、こう書く。
「世界で広がる『#MeToo(私も)』運動などで、人権問題や女性差別について世間の認識が高まっている中で起きた今回の問題。『そこに鈍感だった出版社だったということになる。出版社側も不名誉になるので深く反省してほしい』と憤った」
https://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2019/01/08/kiji/20190108s00041000136000c.html
人権問題や女性差別について認識が高まっている、そうした世間の動向に扶桑社は鈍感であったということなのだろうが、世間に鈍感なのは果たして扶桑社一社の問題なのだろうか。世間からすれば「週刊SPA!」は前時代的な考え方に基づいた雑誌であり記事だった、中央大学はそう切り捨てている。だとすれば、広告媒体価値など、ないに等しいということになってしまう。
中央大学は「週刊誌掲載記事について 本学の見解」を発表。「ヤレる女子大学生RANKING」に書かれた大学は、次々に抗議の声を上げたのである。
「2018年12月25日号掲載記事の女性蔑視に基づく内容について深い憂慮を表明します。
 本学は、個人の尊厳を尊重する教育環境を提供するため、人権講演会、ハラスメント防止啓発活動、ダイバーシティ推進など、さまざまな形で学内外の皆さまとともにより良い社会の実現に向けた取り組みを教育機関として推進しております。
このたびの前時代的な考え方に基づく記事が、本学の女子学生のみならず広く若者の尊厳を損ない安全を脅かすものであることを、出版社が重く受け止めるよう要望します」
http://www.chuo-u.ac.jp/news/2019/01/78757/?fbclid=IwAR0ak0Mragx_cyIWf2pIbuyVjN4v4ztcXTbfUQFTNZ6QEtFRGP_ypsujXVk
大妻女子大学は「扶桑社発行の週刊誌掲載記事について」を発表。
「株式会社扶桑社発行の週刊誌『週刊SPA!』2018年12月25日号において、女性軽視、女性蔑視につながる内容の記事が掲載されました。
本学は、女性の名誉と尊厳を著しく傷つけ、安全を脅かす記事に対し、深い憂慮を表明するとともに、本学、本学学生及び卒業生を代表し、出版社に対し、厳重に抗議いたします」
http://www.otsuma.ac.jp/news/2019/20190109160740
フェリス女学院大学は「『週刊SPA!』(扶桑社)2018年12月25日号の特集記事について」を発表。
「扶桑社の発行する『週刊SPA!』2018年12月25日号において、女性軽視、女性蔑視といえる内容の特集記事が掲載されました。
女性の名誉と尊厳を傷つける今回の記事や同様の記事に対し、本学は、ここに強く遺憾の意を表明いたします」
https://www.ferris.ac.jp/?p=10558
実践女子大学は城島栄一郎学長名義で「雑誌記事への厳重抗議について」を発表。
「12月18日発売の雑誌の記事において、女性軽視、女性蔑視といえる内容が掲載され、本学及び本学学生の名誉及び尊厳を損なう記載がありました。
本学は出版社に対し、1月8日に学長名で厳重に抗議しました。
本学は、『品格高雅にして自立自営しうる女性の育成』を教育理念として、『男女共同参画』『ダイバーシティ』の社会の中で活躍する人材を育成して来ました。
本記事の内容について、強く遺憾の意を表明します」
http://www.jissen.ac.jp/notice/20190109.html
法政大学は田中優子総長名義で「女性の名誉と尊厳を傷つける記事の週刊誌掲載に関して」を発表。
「2018年12月25日発行の週刊誌に、本学女子学生を含む女性の名誉と尊厳を貶める記事が掲載されました。その内容は、該当する大学学生の安全を著しく脅かすものでもあります。本学では、この記事について深く憂慮し、週刊誌編集部に、再発防止を求める厳重な申し入れをおこないました。
ダイバーシティ宣言』を発し、『人びとの権利を重んじ、多様性を認め合う『自由な校風』』(法政大学憲章)を掲げる大学として、本学では今後も、学生の安全を守り、女性を含めたあらゆる人の権利と尊厳が重んじられる社会の構築に貢献してまいります」
http://www.hosei.ac.jp/NEWS/gaiyo/190109_01.html
扶桑社も1月9日付で「週刊SPA!の特集記事についてのお詫び」を発表。
「週刊SPA!の特集記事において、女性の尊厳に対する配慮を欠いた稚拙な記事を掲載し、多くの女性を傷つけてしまったことを深くお詫びいたします。また、購読者の皆様に不快な思いをさせてしまったこと、大学関係者の皆様にご迷惑をおかけしてしまったことを重ねてお詫び申し上げます
今回頂戴いたしました多種多様なご意見については、改めて真摯に受け止めるとともに、女性の尊厳に対する配慮を含めて今後の編集方針や誌面づくりに反映させてまいりたいと思っております」
https://www.fusosha.co.jp/news/info/info_article/335
扶桑社が正式な謝罪を発表するのは遅きに失したように私には思える。いずれにしても、この問題は海外メディアの目にもとまってしまう。
BBCニュース」の1月9日「日本の週刊誌、女子大生の『セックスランキング』で謝罪」は、こう書く。
「日本はジェンダーギャップ指数のランキングで下位につけており、性的暴行の被害者を支援する『#MeToo』運動でも遅れをとっている」
https://www.bbc.com/japanese/46805713
ロンドン在住クリエイティブディレクターである長野大洋がツイートしている。BBCで報道されることは在英日本人としては恥ずかしいことであったようだ。
「『ヤレる女子大学生』企画で謝罪した週刊SPA!のニュースがBBCでも取り上げられてますね。日本がまだ注目されてるだけましですが最近は悪いニュースばかりで在英日本人としてかなり恥ずかしい。」
https://twitter.com/TaiyonaganoJ/status/1082632975223832577
この問題を報じた海外メディアはBBCにとどまらなかった。「ハフポスト日本版」は1月10日付で「週刊SPA!の炎上 海外メディアはどう報じたか 特集『ヤレる女子大RANKING』」を掲載している。
アメリカのニュース雑誌「TIME」はBBCの報道を引用し、「日本のジェンダーギャップ指数は114カ国中110位だ。昨年の政府の調査では、複数の大学医学部で女子入学生を制限するために不適切入試が行われていたことも分かった」と指摘。東京医大どが女子受験生を差別していた問題と絡めて報じている。
CNNも署名活動や週刊SPA!編集部の謝罪コメントとともに、安倍晋三首相が女性活躍推進を公約に掲げているにも関わらず、日本の男女平等指数はG7中で最下位だ」と付け加えた」
https://www.huffingtonpost.jp/2019/01/09/spa-kaigaimedia_a_23638802/
SNSには次のような厳しい意見が飛び交っている。
「扶桑社の社長と担当役員、週刊スパの編集長と問題の記事作成にかかわった編集部員全員が、名指しされた大学の学長はじめ全教員と全学生に謝罪に行くのは最低限のけじめだと思います。そのうえで、週刊スパは廃刊が相当ではないでしょうか」
https://twitter.com/muranose_rena/status/1082994675839946752
新井紀子産経新聞正論欄の執筆者の一人である。扶桑社は産経と同一グループの出版社である。
「で、扶桑社は社長が謝罪するとか、編集長を更迭するとか、しないわけなの?当然すべきでしよ?編集長が『読者にお詫び』って、どういううもり?誰に謝ってんだよっ!!」
「大変いけないことなので、産経新聞正論欄の執筆者の一人として、意見を書くべきなんじゃないかと思っているところです」
https://twitter.com/noricoco/status/1082971784482189312
https://twitter.com/noricoco/status/1082982833696567296
志葉玲は「週刊SPA!」にも、まともな部分があるという。
「週刊SPA!、格差貧困や環境問題、シリアやイラク、パレスチナなどの紛争地の状況、共謀罪や秘密保護法などの問題など、意義のある記事も沢山載せてきたんだよね。ただ、一方で下世話な記事も目立つので、今回の件を機に、あまりにも下世話な記事は控えて、まともな記事の割合を増やしてほしいなーと」
「週刊SPA!は廃刊しろ、という人々には、過去のSPA!の良記事も読んでもらいたいなー、と。今回問題となった記事について批判するのは、それは御もっともだし、オイラとしても擁護できないけどね」
https://twitter.com/reishiva/status/1083231025126207489
https://twitter.com/reishiva/status/1083231620092506113
小田嶋隆志葉玲と違った見方をしている。「日経ビジネスONLINE」が 小田嶋隆の「加害者に『親密』な人たち」を掲載しているが、「週SPA!」に寄稿している小田嶋ですら同誌は読むに値しないらしく、それだけにとどまらず雑誌が業界ごと腐っている可能性すら示唆する物言いを繰り広げているのだ。
「騒動の火元になった記事は、初出の段階では読んでいなかった。
自宅に送られてきているバックナンバーを読んだのは、ツイッター上での炎上がひとまわりして、編集部がお詫びのコメントを出した後のタイミングだった。
率直な感想としては、『失望』という言葉が一番よく当てはまると思う。
事実、読み終わってしばらく不機嫌になった。
告白すれば、私は、自分が寄稿しているにもかかわらず、この雑誌をもう何年も開いていない。理由は、失望したくなかったからだと思う。読めば確実に失望することが内心わかっていたからこそ、私は毎号送られてくる最新号を、ビニール外装の封印を解くことなく、単に玄関先に積み上げていた。で、半年ほど積み上げて熟成させた後、ヒモで縛って廃棄する手続きを粛々と繰り返してきた次第だ
今回、あらためて読んでみて、やはり失望した」
「雑誌は、もしかしたら業界ごと腐っているのかもしれない。そう思うと少しさびしい」
https://business.nikkeibp.co.jp/atcl/opinion/15/174784/011000175/?P=1
WEDGE Infinity」も「週刊SPA!炎上は出版業界に突きつけられた『お前らつまんねえよ』である」を掲載している。とても重要なことを指摘している。
http://wedge.ismedia.jp/articles/-/15044
「BuzzFeedNews」が1月11日付で掲載した「週刊SPA!『ヤレる女子大生ランキング』。女子大生は謝罪ではなく対話を求めた」は次のように書く。
「つまり、SPA!を購読していない人でも、ネット上でランキングに入った大学名を知ることができるようになった。『こんなランキングは許せない』と考えて署名に賛同することによって、大学名を拡散することにもなってしまっていた。
また、署名について報道した記事のいくつかは、この署名サイトの画像を使っており、そこにも大学名が表示されていた」
「一次的に加害する側が悪いのは言うまでもないが、そうした悪評を拡散せず、二次被害につながらないように配慮することが、特にメディアには求められていると考え、BuzzFeedではどのように報じるべきかを社内で議論していた。
山本さん自身は、署名サイトに大学名を掲載したことについて、BuzzFeed Newsに次のように話した。
『発信したあとに母親から、大学名は隠したほうがよかったのではと指摘され、配慮が足らなかったと反省しました』」
https://www.buzzfeed.com/jp/akikokobayashi/spa?utm_source=dynamic&utm_campaign=bfsharetwitter&utm_term=.upMAoM5ZR9
週刊プレイボーイ」(集英社)に連載を持つモーリー・ロバートソンは一言。
「『廃刊待ったなし』の書き込みに同感でございます
https://twitter.com/gjmorley/status/1082837270602764288
そう「従軍慰安婦」問題にも連鎖するのだ。これもモーリー・ロバートソンのツイートである。
「日本の性差別問題は海外メディアの注目を浴びやすい。ほんで結局それは人権軽視ならびに『慰安婦』へと連鎖する。もはや弱小雑誌の『笑ってすませてよ』では済まない時代になっているのである
https://twitter.com/gjmorley/status/1083367935882620929
牧野早菜生は「週刊SPA!」の女性編集者だそうだ。
「SPA!編集部の数少ない女性編集者として、自分が出来ることは何かをいま一度考え、思考停止せず、異を唱えるべきは唱え、今後の誌面制作に取り組んでいきたいと思っております。今後ともどうぞよろしくお願いいたします」
https://twitter.com/3na0/status/1082956334645927937

------------------------------------------------------

2)【記事】JOC竹田会長VSフランス司法 東京オリンピックはどうなる?

「AFP BB NEWS」が1月11日付で「JOC竹田会長、東京五輪招致めぐる贈賄容疑 仏が捜査」を掲載した。
「フランスの司法筋は11日、2020年東京五輪招致に関わる贈賄の容疑で、日本オリンピック委員会JOC)の竹田恆和(Tsunekazu Takeda)会長に対する正式捜査が行われていることを明らかにした」
http://www.afpbb.com/articles/-/3206087?cx_part=search
外務省出身の元衆議院議員緒方林太郎がブログ「治大国若烹小鮮」に「東京オリンピックとフランス刑法」「東京オリンピックとフランス刑法(続)」をエントリしている。
JOCの竹田会長が、昨年12月10日にフランスで起訴(mise en examen)されていた、とル・モンドが報じています。東京オリンピック招致の際、国際陸連ディアック会長への贈賄の嫌疑でしょう。
便宜的に『起訴』と訳しましたが、本当はちょっと語感が違います(なので、以下はフランス語表記のまま書きます。)。まだ、正式な裁判が起こされているわけではありません。この『mise en examen』というのは、重大事件に際して、検事は裁判所の予審判事(juge d'instruction)に犯罪捜査に相当する予審を請求する事が出来るというものです」
「竹田氏は、贈賄といった不適切な行為は無く、正式な起訴でもないと言っておられるそうです。上記のような説明に基づくと首を傾げたくなりますが、それはともかくとして、ちょっと気になるのが、『贈賄は無い』というのは『何処の法律の話をしているのか。』という事です。ここはフランス刑法と日本刑法の間に『贈収賄』についての考え方の違いがあります」
https://ameblo.jp/rintaro-o/entry-12432422086.html
「竹田氏が『自分は(フランス刑法における)贈賄などやっていない。』というためには、このフランス刑法第445条の1に引っ掛からない事を証明しなくてはなりません。つまり、国際陸連のディアック会長(当時)が『法律上、契約上又は職業上の義務に反する形で行動するよう』に日本側がカネの提供を通じて働きかけたかどうかが問われます。しつこいですが、間接提供は罰則の対象になりますから、間にブラック・タイディングス社を噛ませているのは何の弁解にもなりません」
https://ameblo.jp/rintaro-o/entry-12432485852.html
元特捜検事の郷原信郎が「ヤフーニュース」に「JOC竹田会長『訴追』が招く東京五輪の危機」を発表した。
「いずれにせよ、フランスの裁判所で訴追されることになれば、旧皇族の竹田宮の家系に生まれた明治天皇の血を受け継ぐ竹田氏が『犯罪者』とされ、JOC会長職を継続できなくなるだけでなく、開催前の東京五輪招致の正当性が問われるという危機的な事態になることは避けられない」
https://news.yahoo.co.jp/byline/goharanobuo/20190111-00110913/
北朝鮮による拉致被害者家族連絡会事務局長の蓮池透による呟き
「この問題終わっていなかったんだ。まだ間に合いますよね?『返上』」
https://twitter.com/1955Toru/status/1083716265959600128
政治社会学者の木下ちがやのツイート。
「ゴーン逮捕は国策捜査という声が国際社会からもいわれていますが、フランスの竹田会長訴追に日本の司法当局が協力を拒んだら、ますますその声は大きくなります」
https://twitter.com/sangituyama/status/1083931324883165194
本間龍のツイート。
「竹田会長だけクビにして、なんとか屁理屈をつけてそのままやるでしょう」
https://twitter.com/desler/status/1083986657861226498
猪瀬直樹は「NewsPicks」に次のように投稿している。
「この件は、なぜIOCがまったく無関心であるのにフランスだけがこだわっているのか、日本のメディアはまったくわかっていないように思います。
セネガルはフランスの旧植民地でありフランスはいまも宗主国として動向を監視・介入する立場です。
2012年にセネガルで大統領選があり、前大統領の独裁が崩れましたが、前大統領派は再び2019年の大統領選を狙っています。貧しいアフリカの国々では2億円もあれば大統領選はひっくり返る可能性があり政情不安が惹き起こされます。だからフランス検察当局はラミン・ディアク父子のマネーロンダリングの解明に必死なのでしょう。
ゴーンさんの事件とは関係がありませんし、東京2020に対してことを荒立たせる必要もありません」
https://newspicks.com/news/3589967?ref=user_374645&u=ck15do&from=twitter
産経の1月13日付社説「五輪招致疑惑捜査 JOCは自ら潔白証明を」は、こう結んでいる。私も同感である。
「竹田会長への捜査を、特別背任罪で追起訴された日産自動車前会長、カルロス・ゴーン被告と関連づけて『報復』とみるのは誤りである。仏当局は、竹田会長の聴取をめぐり、ゴーン被告の事件が発覚する以前の昨秋から水面下でJOC側と調整を続けてきた。安易な陰謀史観は真実を遠ざける」
https://www.sankei.com/column/news/190113/clm1901130003-n1.html

------------------------------------------------------

3)【本日の一行情報】

◎現役テレビ局員である真船佳奈が、その仕事内容をコミックエッセイとして書きおろし2017年に発売したところ、発即重版となり様々なメディアにも取り上げられた「オンエアできない!」の続編となる「オンエアできない!Deep」朝日新聞出版の漫画サイト「ソノラマプラス(http://sonorama.asahi.com)」で、1月8日(火)より月イチ連載を開始する。
真船佳奈はテレビ東京社員であり、現在BSジャパン編成局出向中である。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000599.000004702.html

◎「クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶアッパレ!戦国大合戦」や「河童のクゥと夏休み」などで知られる原恵一監督のアニメ映画「バースデー・ワンダーランド」の公開が4月26日(金)に決定した。原作は柏葉幸子の「地下室からのふしぎな旅」(講談社青い鳥庫)、累計発行部数50万部突破のベストセラーだ。
https://cinema.ne.jp/news/birthdaywonderland2019010900/

◎「Business Insider Japan」が1月8日付で「LINE、エムスリーと医療プラットフォーム構築へ。オンライン遠隔診療、診察予約…広がる可能性」を掲載している。
「証券や銀行、決済の金融サービスやeコマースと異業種への参入を次々と進めるLINEが、今度は医療系プラットフォーマーのエムスリーと手を組んだ。
LINEは2019年1月8日、エムスリーと共同会社『LINEヘルスケア』を設立したと発表。出資比率はLINEが51%、エムスリーが49%。事実上、LINEにとって初の医療分野への参入となる」
https://www.businessinsider.jp/post-182898
この領域は出版社にもチャンスがあったんだけどなあ。断るまでもなく編集者の仕事は情報の提供から、サービスを提供するか、読者が参加できる仕組み作りへと変化するのは歴史の必然というものである。

◎学研プラスは、初音ミクなどが歌うボーカロイド曲で勉強ができる参考書「MUSIC STUDY PROJECT ボカロで覚える」シリーズから初の高校版となる「高校英単語」「高校日本史」「高校世界史」の3冊を2月22日に発売する。
https://resemom.jp/article/2019/01/09/48483.html


秋田書店の「週刊少年チャンピオン」は創刊50周年。記念サイトがオープンした。創刊号の表紙はキックボクサーの沢村忠か。
https://weeklychamp.com/
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000040601.html

講談社では電子書籍キャンペーン「冬☆電書2019」の開催期間である1月14日(月・祝)に、「真藤順丈『宝島』フェア・1日限定100円!!」を各電子書店(AmazoneBookJapan、Kinoppy、dブック、BOOK☆WALKER、ブックパス、BookLive!、honto、楽天KoboReader Store)で展開した。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002021.000001719.html

◎ツインプラネットは、北九州市に書店を4店展開する老舗書店の白石書店と史上最大級のファッションフェスタ「東京ガールズコレクション」が展開する地方創生プロジェクト「TGC 北九州」とコラボレーションイベントをプロデュースし、1月19日(土)から開催する。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000070.000025517.html

◎「zakzak」の1月9日付「【ぴいぷる】62歳の“新人”作家・鷹匠裕さん「『けしからん』という義憤が動機です」。「帝王の誤算 小説 世界最大の広告代理店を創った男」が好評のようだ。鷹匠裕は博報堂出身。東京大学新聞研究所(現大学院情報学環)を経て博報堂入社。コピーライター・CMディレクターとして化粧品・自動車・家電・食品・官公庁など多くの商品・業種を担当した後、デジタルネットワーク推進室やi-事業推進室を経験して来たと思われる。
https://www.zakzak.co.jp/lif/news/190109/lif1901090001-n1.html

集英社の「週刊少年ジャンプ」は新マンガアプリ「マワシヨミジャンプ」を1月10日にリリースした。
「『週刊少年ジャンプ』の創刊50周年を記念して開催された『ジャンプアプリ開発コンテスト』の入賞企画で、スマートフォンの位置検出情報を利用してマンガを回し読みできる。『電車の網棚に置かれたマンガ誌を手に取ることで、知らなかった作品を読むような体験』を楽しめるアプリを目指したという」
https://news.mynavi.jp/article/20190110-754604/
コミックスにも転用できないだろうか。

◎「withnews」が1月10日付で「『オオカミとヤギは親友になれた。ヒトとヒトは』 講談社広告が話題」を発表している。
「今年の元日、一部の全国紙に講談社の大きな広告が掲載されました。
絵本『あらしのよるに』をモチーフにした内容で、『オオカミとヤギは親友になれた。ヒトとヒトは、どうですか?』という問いかけから始まります」
https://withnews.jp/article/f0190110002qq000000000000000W00o10101qq000018632A

トーハンは、タカラトミーと企画協力し、オリジナルトミカ第4弾「トミカ武将コレクション2019 いざ! 関ヶ原へ!!」を全国の書店で販売する。2月発売の「伊達政宗ミカ」から、12月発売の「前田慶次」まで、全6種が偶数月に発売される。
http://www.tohan.jp/news/20190108_1337.html

トーハンの近藤敏貴社長による1月7日新年仕事始め式での挨拶。次のように語っている。
「例年、椿山荘で『新春の会』を開催してきましたが、出版界の諸般の事情に鑑みて、今年は開催を見送りました。この事実もまた、トーハンが本気で変わることを内外に示す一つのメッセージとして捉えてほしいと思います」
http://www.tohan.jp/news/20190108_1340.html

トーハンの年末年始の書店店頭売行動向。2018年12月29日~2019年1月4日の総合は96.2%。書籍が97.8%、雑誌が88.8%、コミックが100.2%、MM(マルチメディア)が103.0%。
http://www.tohan.jp/news/20190108_1336.html

◎「ダイヤモンド・オンライン」の1月11日付「日テレ番組が大炎上!『やらせ』と『演出』の境界線はどこか」にお笑い評論家のラリー遠田が次のようなコメントを寄せている。
「一般的に『0から1』のように、何もないところから作ってしまうのが『やらせ』。『1から2、3』とすでにある素材をどう料理するかが『演出』と認識されています。しかし、業界人の認識では『演出』と呼ばれるものが、一般の人からみれば『やらせ』とも取れるケースが多々あります」
https://diamond.jp/articles/-/190570

デジタル・アドバタイジング・コンソーシアムとプラットフォーム・ワン(P1)、博報堂DYメディアパートナーズは共同で、テレビCM効果を最大化するソリューション「Atma(TM)」のテレビ視聴ログを用いた広告配信メニュー「AtmaアクチュアルTV視聴ターゲティング」を開発し、P1が提供するDSPMarketOne」にて提供を開始する。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000147.000017676.html

朝日新聞デジタルの1月10日付「首相のサンゴ発言、NHK『自主的な編集判断で放送』」は、こう書いている。
「米軍普天間飛行場の名護市辺野古への移設計画をめぐり、安倍晋三首相が『土砂投入にあたってあそこのサンゴは移している』と不正確な説明をしたと批判されている問題で、発言を放送したNHKは10日、『報道機関として自主的な編集判断に基づいて放送した』との見解を示した。沖縄県の地元紙などから、『間違いとの指摘も批判もないまま公共の電波でそのまま流した』とNHKの責任を問う声が上がっていた」
https://www.asahi.com/articles/ASM1B61KMM1BUCLV018.html
ここは「沖縄県の地元紙」とボカした表現をしないで紙名を記すべきだ。琉球新報は1月9日付で社説「首相サンゴ移植発言 フェイク発信許されない」を掲載している。
「今回、もう一つ問題があった。事前収録インタビューであるにもかかわらず、間違いとの指摘も批判もないまま公共の電波でそのまま流されたことだ。いったん放映されると訂正や取り消しをしても影響は残る。放送前に事実を確認し適切に対応すべきだったのではないか。放置すれば、放送局が政府の印象操作に加担する形になるからだ」
https://ryukyushimpo.jp/editorial/entry-858590.html

◎スポーツ報知1月11日付で「幻冬舎見城徹社長、仕事は『GNO』…義理・人情・恩返し」を掲載している。
https://www.hochi.co.jp/entertainment/20190110-OHT1T50250.html

◎デザイン情報誌「MdN」が4月号(3月6日売り)をもって休刊。紙媒体としてのMdNはその役割を終え、新たにWebメディアとして展開していくことになった。
https://books.mdn.co.jp/announce/63202/
「MdN」は「マッキントッシュデザイナーズネットワーク」の略

◎「日刊サイゾー」が1月10日付で「TV情報誌記者が独断で選ぶ『年末年始で面白かったTV番組』5選」を掲載しているが、次のような部分に着目したい。
ツイッターの書き込み数は、放送時間が4時間半の『紅白歌合戦』がおよそ14万件だったのに対し、わずか1時間の『平成ネット史(仮)』は11万件に。あまりの反響の大きさに、Eテレではさっそく再放送が決定され、さらにリアルイベントの開催も発表されています」
https://www.cyzo.com/2019/01/post_189353_entry_2.html
1月12日に再放送された。「平成ネット史(仮)展」は1月11日(金)から14日(月・祝)まで渋谷ヒカリエで開催された。

◎「アメリカのユダヤ人」(岩波新書)、「現地ルポ パレスチナの声、イスラエルの声」(岩波書店)、「アメリカのパレスチナ人」(すずさわ書店)などの著作を持つフリージャーナリストの土井敏邦が「『ジャーナリスト・広河隆一』私論」を発表している。同じ章はフェイスブックにも公開しているようである。
「それに広河氏の仕事の全否定は、広河氏がこれまで闘ってきた“権力” 側の「思う壺」であり、彼らを利し、増長させることになる」
「かつてジャーナリスト・広河隆一氏の仕事を仰ぎ見、目標としてきた後輩ジャーナリストとして、この『性暴力』事件で広河氏の全人格と、これまでのジャーナリストとしての、また社会活動家としての広河氏の実績が全否定されようとする動きに、私は抗う。たとえどんな非難を浴びようともだ」
http://doi-toshikuni.net/j/column/20190111.html
ユダヤイスラエルのあいだ」(青土社)や「国ってなんだろう?」(平凡社)などの著作を持つ早尾貴紀が次のようにツイートしている。