【文徒】2020年(令和2)5月1日(第8巻80号・通巻1737号)

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1)【記事】「羽鳥慎一モーニングショー」玉川徹が誤報スクープを謝罪
2)【本日の一行情報】
3)【深夜の誌人語録】
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1)【記事】「羽鳥慎一モーニングショー」玉川徹が誤報スクープを謝罪

日本テレビNNNドキュメント」ディレクターで上智大教授の水島宏明は「羽鳥慎一モーニングショー」がお気に入りのようである。4月23日付「YAHOO!ニュース個人」に「『Nスペ』より『モーニングショー』が信頼できる?岡田晴恵教授と玉川徹が国の専門家会議に注した件」を発表している。
《今回、筆者が記すのはコロナ報道でどのメディアが信頼できるのかという点で『NHKスペシャル』よりもテレ朝『モーニングショー』の方が信頼できるのでは?という実態だ》
https://news.yahoo.co.jp/byline/mizushimahiroaki/20200423-00174802/
そんな水島であればこそ、4月28日(火)の放送における玉川徹の発言に対しても、当初は「新聞ならば一面トップ記事に相当するようなスクープ」だと最大級に評価した。こんな具合である。
《4月28日(火)のテレビ朝日羽鳥慎一モーニングショー』でコメンテーターの玉川徹が爆弾発言を行った。
テレビ番組が放送する以上は確認した上での事実なのだろうが、本当に事実であるとすれば、テレビニュースであればトップ項目、新聞ならば一面トップ記事に相当するようなスクープである。
だが、他の新聞やテレビではそうした扱いは見当たらない。
それを玉川徹は番組進行中のコメントでさらりと述べた。》
玉川がどう述べたか水島は記事の中で再現している。玉川は、こう語った。
《「番組のスタッフが確認しているんですけど、
39という件数は全部これ民間の検査の件数なんです。実は」》
ところが、である。4月29日の放送で何と水島宏明が激賞した玉川徹は番組の冒頭で謝罪する事態に発展する。きっかけとなったのは元テレビ朝日アナウンサーであり、自民党都議会議員の川松真一朗による次のようなツイートであった。午前9時15分の投稿であった。
《モーニングショー玉川氏が「土日は民間しかPCR検査を実施していない。」との発言は問題ではないか。岡田氏も同調。この発言の根拠と誰がそんな事を言ったのか明確にしてすべき。
土日は一般的に民間の数が減る。都の健康安全研究センターは動いている。
都職員はこれの苦情対応で時間が取られる。》
《放送を聞いて、すぐに抗議すべきと担当部局に連絡しました。
あの発言はゴールデンウィークになると、行政検査が止まる的なニュアンスでしたから、クレーム電話が都庁にきそうです。
もし、そうなると「不要不急の仕事」が増えてしまいます。》
《本件は既に昨日の東京都福祉保健局説明の中で質問が出ており、間違いなく「行政の検査がメインであること」を都職員が話している事を確認した。》
https://twitter.com/kawamatsushin16/status/1254927187028799488
https://twitter.com/kawamatsushin16/status/1254928502328942593
https://twitter.com/kawamatsushin16/status/1255072440591384583
川松真一朗は4月29日付で「玉川氏・岡田氏の『誤り』が明白になった瞬間」を「アゴラ」に公開している。
《私は直感的に、この誤情報は世間が大騒ぎになると思いツイートを入れたのです。
コロナで大変な時に「行政は土日だから休んでいます」「ゴールデンウィークもそうなるでしょう」と言われたら、どう思いますか?
都知事の要請で自粛している時に、行政は「何やってる?」と私なら思います。これだと、抗議の電話も殺到するだろうし、大変になるだろうなと思ったのです。
ちなみに、前段の玉川さんの発言が始まったのが、8時55分頃です。
一連の展開直後に、東京都の福祉保健局に念のために、自分の認識は民間が週末は休みになっているということだったので、事実確認をしました。
そこでツイートしたのが下記のもので9時15分でした。》
http://agora-web.jp/archives/2045745.html
かくて水島宏明も当初の記事に「追記」を加え、タイトルも「『モーニングショー』玉川徹がスクープ?翌日一転して謝罪(番組訂正を受けた追記あり)」と修正して「YAHOO!ニュース」に発表するに及んだのである。「追記」では激賞から一転して、次のように批判している。
《報道機関として最もしてはならない「事実確認のミス」。玉川および『モーニングショー』それをしてしまった。
筆者がなにげない番組トークの中で披露された情報が「スクープでは?」と感じた重みを当人たちは感じていなかったため、事実確認が疎かになてしまったのかもしれない。
しかし、報道機関として、たとえスタジオトークの一言であっても、その前提になる「事実」が間違ってしまってはそれまで積み上げてきたものすべてが台無しになってしまう。玉川、羽鳥の2人がテレビの前で長々と頭を下げたのはその重みを承知しているからだろう。》
https://news.yahoo.co.jp/byline/mizushimahiroaki/20200428-00175678/
当の水島宏明にも「報道機関として最もしてはならない『事実確認のミス』」を「新聞ならば一面トップ記事に相当するようなスクープ」だと絶賛してしまった責任が問われているはずなのだが、そこはスルーしてしまっている。
新田哲史は自らが編集長をつとめる「アゴラ」に4月30日付で「玉川徹の妄言垂れ流し:水島宏明とヤフー個人に引退勧告する」を発表している。
《玉川氏や岡田氏の反権力ありきで事実を軽視し、いい加減なコメントをする人間性はいまさら述べるまでもない。もうひとつ深刻なのは川松都議がこれも懸念したように偽情報の拡散、流行りの言葉で言うところの「インフォデミック」(情報感染)だ。
テレビという大多数に瞬時に届き、かつネットをやらない高齢者には「希少」な情報収集ツールであるというだけではない。ネットでも玉川氏の言説を真に受けた、特に「反権力」色の強い階層の人たちがSNSで拡散して、ひとつの「世論」を作り出してしまう。
それに加担する人たちの中には、他局の情報番組のコメンテイターをする女流作家などの著名人もいて謝罪もしたが、問題は、日本テレビ系列で長年報道畑をあゆみ、現在は上智大学教授を務める水島宏明氏のような「プロ」のジャーナリストが、拡散に“大貢献”したことだ。》
http://agora-web.jp/archives/2045765.html
木下ちがやのツイート。
《ワイドショーが維新をもちあげることと、ワイドショーで玉川徹がもちあげるのは、同一の現象であることがあまり気づかれてないわけですよ。》
https://twitter.com/sangituyama/status/1255509920033779721
放送作家町山広美が指摘している。
《テレ朝『モーニングショー』の視聴率圧勝ぶりを目の当たりにして、あの番組の方向性に追随する番組がほとんどないことが、テレビ屋として、たいへんふしぎ。他のことなら、追随してきたでしょうに。》
https://twitter.com/mcym163/status/1255323856597856256

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2)【本日の一行情報】

◎宝島社が保有する北欧デザインのブランド「kippis」(キッピス)は、ドラッグストアチェーンを運営するウエルシアホールディングスと共同で、「kippis」のオリジナル柄を使用したエコバッグ2種(4柄)を発売した。2020年4月上旬に「kippis大きいエコバッグ」(ウマ、ヒツジ柄)を発売し、2020年4月末から「kippis買い物かご用保冷エコバッグ」(しろくま、ゾウ柄)を全国のウエルシア薬局約2000店舗で販売している。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001011.000005069.html

◎「少年ジャンプ+次世代少年漫画賞」が開設され、作品の応募が始まった。
https://www.oricon.co.jp/news/2161062/full/

朝日新聞デジタルは4月29日付で「グーグル、3月の広告収入は大幅減 変わる検索傾向」を掲載している。
《米グーグルの親会社アルファベットが28日発表した今年1~3月期の四半期決算は、広告収入などが堅調で、売上高が前年比13%増の411億5900万ドル(約4兆4千億円)で、純利益は同3%増の68億3600万ドル(約7300億円)。同期前半が好調だったことで増収増益を確保したが、新型コロナウイルスの拡大後の3月の検索広告は前年比で「10%台半ば」という大きな減少幅になった。コロナ禍は米巨大ITにも影響を与えている。》
https://www.asahi.com/articles/ASN4Y32CFN4YUHBI00Q.html

日本ジャーナル出版が運営する「まいじつ」は4月28日付で「『サンモニ』関口宏が“老害発言”でまた大炎上!『早く引退してくれ』」を公開している。
《4月26日放送の『サンデーモーニング』(TBS系)では、司会の関口宏が大学教授とともに新型コロナウイルス事情を解説。しかし、またもやトーク中に老害っぷりを発揮し、視聴者から大ブーイングを浴びてしまった。》
具体的には、こういうことだ。
《VTRを見ていた関口は院内感染の現状に対し、「医療従事者の方たちの今の苦労は本当に大変なものだろうと思うけれど、〝どうして専門家なのにうつってしまうんだ〟っていう疑問は拭えないよね」とコメント。まさかの発言に返す言葉が見つからなかったのか、その場にいたアナウンサー・水野まゆみと白鴎大学教授・岡田晴恵氏は、何も言わずにただうなずくだけだった。》
https://myjitsu.jp/archives/116186

横浜F・マリノスのGK朴一圭がツイートした。
《今日インスタライブ見てくれた方々をすごく残念な気持ちにさせてしまって本当に申し訳なかったです。見てる方々、自分だけではなくチームメイトも傷つける発言があって残念でしたね。それでも最後まで見てくれた方々には本当に感謝です。》
《途中で気分を害して見るのをやめてしまった方々もいると思います。
申し訳ない気持ちでいっぱいです。
すみません。
それでもまたインスタライブはしたいとおもうので是非また見てください!》
https://twitter.com/pagi1222/status/1254776114783776769
https://twitter.com/pagi1222/status/1254776115752624130
横浜F・マリノスは4月28日付で「SNS における差別的、誹謗中傷的な投稿について」を発表した。
《ここ最近、SNS (ソーシャル・ネットワーキング・サービス)にて、弊クラブ所属選手に対 する差別的発言や誹謗中傷を伴う看過できない発言などが、日常的に見受けられるように なっていることが確認されております。
横浜 F・マリノスは、2014 年の弊クラブサポーターによる差別的行為の後、「『 FAIR PLAY, FAIR SUPPORT』差別・挑発・迷惑行為は、絶対に許しません」をスローガンに、 人権啓発活動を行っております。そのような中、このようなことが起きたことは非常に残 念でなりません。
横浜 F・マリノスは、いかなる差別的な行為 も絶対に許すことはありません。 これからも、横浜 F・マリノスは、差別撲滅に向けた取り組みを継続的に行って参ります。》
https://www.f-marinos.com/news/category=6_id=6970
朴一圭に対する差別的な投稿があったようである。こんな投稿があった。
《コロナ禍の中行われた横浜F・マリノスのGK朴一圭(パクイルギュ)選手の公式インスタライブが、在日を攻撃するレイシストからの醜悪なコメントで大荒れになってしまった。終了後、朴君はツイッターで「ファンの方達に嫌な思いをさせた」と謝罪。どうして彼が謝らなければならないの?拡散して下さい。》
https://twitter.com/triparaace/status/1254927422543159296

衆議院議員甘利明がツイート。
東日本大震災しかり、危機の時こそ日本人は世界の尊敬を集めました。要請だけで接触をここまで減らせる日本って、やっぱり凄いですね。あと一息です。ゴールデンウィークをステイホームで「さすがニッポン!」って、もう一度世界に言わせませんか。》
https://twitter.com/Akira_Amari/status/1254713165796896769
ミュージシャンの世良公則リツイート
《政府の援助無しでここまで弱りきっていても「今は我慢する時」と自分に言い聞かせ努力するのが日本人。そんな国民に政府は「はいはい。良くできました。もう少しです。頑張りましょう」と言える神経が理解できない。》
https://twitter.com/MseraOfficial/status/1255320230462717955
世良のこのリツイートが炎上してしまったようだ。

◎武田砂鉄のツイート。
《朝からワイドショーを見ているとあちこちで「観光地に来た車をチェックしたら……『練馬』ナンバー!『所沢』ナンバー!」とやっている。それを撮影するロケ車は何ナンバーなんだろう、とは思う。
なんで政府ではなく国民の監視を優先するのだろう。》
https://twitter.com/takedasatetsu/status/1255638115391164416
武田のみならず視聴者であれば誰もが首を傾げているのではないか。ワイドショー、情報番組は、どこもかしこも岡っ引き根性丸出しである。

参議院予算で森ゆうこ議員が新型コロナウイルスの感染者数を質問したところ誰も答えられなかった。テレビでは、あまり放映されなかったが、清水潔ツイッターで指摘している。
参議院予算、森ゆうこ議員「現在いったい何名の人が感染しているんですか?」という実にシンプルな質問。それに対し政府側はモタモタとはっきり答えられず。首相は「質問の通告がない」森「政府は把握していないじゃないですか」こんな状況で緊急事態の延長、終了判断できるのか?》
《日本国民ならこの国会シーンを必ず見て欲しい。政府の無能、無策ぶりが一発でわかる。生き抜くためには自己努力が必要であることも。》
https://twitter.com/NOSUKE0607/status/1255413660400443392
https://twitter.com/NOSUKE0607/status/1255632391407718401
ウェブ版「女性自身」は4月30日付で「新型コロナ感染者数が答えられない 安倍首相答弁に不安の声」を掲載している。
《「感染状況が(緊急事態宣言の解除や延長を判断する)ひとつの要素だって、さっき言っていましたけど、いったいどれくらいなんですか? いったいどれくらいの国民が感染しているんですか? このコロナウイルスに。いま現在」
4月29日の参議院予算委員会で、国民民主党森ゆうこ議員(64)からこんな質問を受けた安倍晋三首相(65)。新型コロナウイルス対策費を盛り込んだ補正予算案を審議している予算委員会場。当然、安倍首相は即答するかと思いきや、なんと1分以上にわたって、答えに窮してしまったのだ。》
https://jisin.jp/domestic/1855582/
新型コロナウイルス感染症対策本部の本部長の安倍首相が即答できなかったのである。平野啓一郎のツイート。
《「こ、これに、これに、これに書いてないじゃないですか。」
彼が首相で、この危機を乗り越えられるとはとても思えない。》
https://twitter.com/hiranok/status/1255510683476733956
「日報隠蔽」の布施祐仁のツイート。
《ダメだ、こりゃ。》
https://twitter.com/yujinfuse/status/1255776712379346946
東ちづるのツイート。
《中小企業には無利子とはいえ返さなければならない融資で、大企業には返済不要の出資?
法人税減税や還付金で優遇されている大企業には4千億円注ぎ込んで、増税の嵐で苦しんでる庶民や中小企業にはマスク2枚?
もう本当に訳わかんなくなってきた。
冷静に。そう思っても涙出てくる。情けない。》
https://twitter.com/ChizuruA1/status/1255816831861850113

東野圭吾の光庫「素敵な日本人」は、この時期、このタイトルに惹かれて買ってしまう読者は多いことだろう。
https://hon-hikidashi.jp/more/107030/

学研ホールディングスは、休校措置対応として3月2日の公開以来、多くの人に利用されている学習サービスのプラットフォーム「Gakken家庭学習応援プロジェクト」を、5月31日まで継続提供すると発表した。
https://ict-enews.net/2020/04/28gakken-10/

集英社は4月28日付で「中国大手海賊版サイト『鼠絵漫画網』運営者に有罪判決」を発表した。
《2020 年4月 24 日、上海市徐匯区人民法院は、中国の大手海賊版サイト「鼠絵漫画網」
における出版コンテンツの無断アップロード事件に関し、同サイトの運営者の男性に対して、懲役3年(執行猶予 3 年)、罰金8万元(約 120 万円)の有罪判決を言い渡しました。
運営者は、2013 年ごろ同サイトを開設し、『ONE PIECE』など集英社の作品を中心に無断で公開していた容疑で、2019 年 10 月 30 日に上海市公安局奉賢分局により逮捕されていました。》
https://www.shueisha.co.jp/info/20200428.pdf

◎ファッション誌やメイク誌といえども新型コロナがもたらしている現実に正面から向き合う必要があるはずだ。集英社の「マキアオンライン」は「リモートワーク中のベースメイクはこれ! マキアオンラインスタッフが実際に使っているコスメは?」を掲載している。
https://maquia.hpplus.jp/column/maquiaonline/50312/

◎LINEとエムスリーの共同出資により設立した合弁会社であるLINEヘルスケアは、厚生労働省が発表した「新型コロナウイル感染症の拡大に際しての電話や情報通信機器を用い た診療等の時限的・特例的な取扱いについて」を受け、全国の医師がすぐにでもオンライン診療を開始できるよう、コミュニケーションアプリ「LINE」のビデオ通話を活用した「オンライン診療マニュアル」を4月28日より公開した。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002209.000001594.html

◎「春オンライン」は4月29日付で「『コロナでTwitterジャパンの働き方はどう変わった?』社長の答えは……」を公開している。社長の笹本裕の発言で次のようなところは、リモートワークに取り組んでいる皆が感じているのではないだろうか。
《在宅勤務でビデオ会議ばかりやっていると雑談が減りがちです。そういう意味で効率はすごくよくなっている。というよりも逆によくなりすぎちゃうんですよね。「詰め詰め」でやろうと思えばできてしまうので、やはり一服する時間をできるだけ取るようにしています。時間の使い方もいろいろと工夫をしているところです。
ようするに「オン」と「オフ」が地続きになってしまう。ずっと「オン」の状態だと精神的に苦痛になってきますよね。そこを考慮して、チームによっては毎日とりあえず15時にハングアウトにチェックインして、お互いに仕事を抜きにした雑談をしています。
ツイッタージャパンは、これまでも隔週金曜日に「ティータイム」という社内のみんなで集まって雑談をするイベントをやっていました。ここ1~2週間を振り返ってワイワイガヤガヤやるわけです。
https://bunshun.jp/articles/-/37545

朝日新聞デジタルは4月29日付で「広告主、グーグル・ヤフーに不満 『契約内容が一律的』」を掲載している。
公正取引委員会は28日、ネット広告市場の実態を調べた結果を公表した。》
《調査は、広告主や広告枠の仲介事業者、ネットメディア、一般消費者らを対象に昨年11月から実施。その多くがPFとの契約に問題や課題があると回答し、中でも仲介業者では、75%がグーグルとの契約について、55%がヤフー、フェイスブックとの契約について、「問題がある」と答えた。「契約内容が一律的になっており、自社の意向をふまえた変更ができない」とする理由が最多だった。》
https://www.asahi.com/articles/ASN4Y2C6NN4XULFA03D.html

東京新聞は4月29日付で「『バリバラ『桜を見る会』』再放送差し替え NHKは圧力に屈したか」を掲載している。
《NHK関係者はこちら特報部の取材に、「再放送中止は前日まで兆候らしいものはなく、大阪は寝耳に水で、東京からドンときたようだ。直接に圧力があったのかNHK上層部の忖度だったのか紙一重で分からない」と明かす。》
《現在、大阪日日新聞記者の相沢さんは「放送する番組を差し替えるなら、とっくの昔に判断して周知していなければならない。疑念を招かないようにしなければならない」と指摘した上で、「NHKは報道機関として取材相手に説明責任を求めるのだから、視聴者にも納得する説明責任を果たす義務がある」と話した。》
https://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/202004/CK2020042902100028.html

産経新聞は4月29日付で「馳元科相へのセクハラ抗議 首相『党総裁として申し訳ない』」を掲載している。
安倍晋三首相は29日の参院予算委員会で、自民党馳浩科学相が虐待被害などにあった少女らを支援する団体を視察した際にセクハラ行為があったとして抗議を受けたことに関し、謝罪した。「大変なご迷惑をおかけし、気持ちを傷つけることとなったことに対し、自民党総裁として申し訳ない」と述べた。》
https://www.sankei.com/politics/news/200429/plt2004290025-n1.html
朝日新聞デジタルは4月29日付で「『自民党総裁として申し訳ない』馳氏視察への抗議に首相」を掲載している。
立憲民主党蓮舫副代表の質問に答えた。首相は「傷ついたみなさんに、(議員らの言動で)さらに気持ちを傷つけるということがあった。私から厳重に注意したい」とも語った。橋本聖子・男女共同参画相も「性暴力被害者の心情に対する配慮に欠ける対応や、セクハラと受け止められるような行為はあってはならない」と答弁した。》
https://www.asahi.com/articles/ASN4Y5HZJN4YUTFK00N.html
虐待被害などにあった少女らを支援する団体の代表理事をつとめる仁藤夢乃は未だ納得していない。こうツイートしている。馳浩を始めとした自民党視察団から直接の説明や謝罪はないままである。
自民党視察団からの回答書は、嘘ありまくり、反省している様子や誠意は全く感じられない内容ですので、問題を整理して指摘するつもりです。》
https://twitter.com/colabo_yumeno/status/1255502104103464961
能町みね子のツイート。
《実際にセクハラして(本人は否定?)被害者もいる馳浩に今のところ辞職なんて話がほとんど出てないのに、ラジオで不道徳なことを言った岡村隆史の別の仕事まで奪おうとするなんてバランス的に意味がわからない。芸能人は叩いたら謝ってくれる上に擁護も出て盛り上がるから他罰する快楽にインフレが起こる》
https://twitter.com/nmcmnc/status/1255623878711230464

◎「春オンライン」は七崎良輔のエッセイ「僕が夫に出会うまで」を、つきづきよしによってコミカライズした作品の連載を4月29日よりスタートした。
https://bunshun.jp/articles/-/37401
https://natalie.mu/comic/news/377364
春オンライン」は幅の広さが魅力であり、胃袋の強さが武器なんだろう、な。

産経新聞は4月30日付で「米国で50人を感染させた『チフスのメアリー』の教訓とは… 感染症関連書籍の復刊・増刷相次ぐ」を掲載している。
筑摩書房が緊急復刊を決めた『病魔という悪の物語-チフスのメアリー』(金森修著・ちくまプリマー新書)は、20世紀初めのアメリカで「毒婦」として恐れられた家政婦メアリーの生涯に迫った本だ。
初版は2006年、8000部で刊行。営業部宣伝課の尾竹伸さんは「当時の日本人にとって、感染症はひとごとというか他国の出来事のように思われていた」といい、さほど注目を浴びなかった。復刊を決めたのは、感染症の恐怖におびえる現代人にとって、同書が歴史的教訓の書となると判断したためだ。》
https://www.sankei.com/premium/news/200430/prm2004300001-n1.html
いやあ!面白かった!
https://www.chikumashobo.co.jp/product/9784480687296/

本田圭佑がCEOを務めるNow Doとインターネットスポーツメディア「SPORTS BULL(スポーツブル)」を運営する運動通信社は、日本を代表するトップアスリート16名と共にプレミアム音声サービス「NowVoice」(URL:https://voice.nowdo.net)の提供を4月29日(水)より開始した。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000023.000018536.html
朝日新聞デジタルは4月29日付で「フォロワー計1200万超、トップ選手の音声サービス開始」を掲載している。
《「ナウボイス」の第1弾に参加する選手たち ダルビッシュ有(野球)、長友佑都本田圭佑(サッカー)、錦織圭(テニス)石川遼(ゴルフ)、池江璃花子(水泳)村田諒太ボクシング)、野中生萌(スポーツクライミング)、オカダ・カズチカ(プロレス)、大迫傑(マラソン)、リーチ・マイケル、五郎丸歩ラグビー)、高梨沙羅(スキー)、奥原希望バドミントン)、渡辺雄太(バスケットボール)、柳田将洋(バレーボール)》
https://www.asahi.com/articles/ASN4X62KXN4XUTQP00G.html

◎「ORICON NEWS」は4月30日付で「大手出版社、WEBでの漫画持ち込みに注力 コロナの影響で外出自粛『新人発掘が難しい』」を公開している。
https://www.oricon.co.jp/news/2161207/full/

◎グーグルは、ビデオ会議アプリ「Google Meet」を近く誰でも無料で使えるようにすると発表した。
https://jp.reuters.com/article/alphabet-google-conferencing-idJPKBN22B3E8

◎5月1日から、講談社が運営する芸ニュースサイト「TREE」において2020年4月1日以降の日本を舞台に、1人の著者が1日ずつ、小説もしくはエッセイを発表していく「Day to Day」が連載をスタートさせる。連載は辻村深月が「2020年4月1日」を舞台にした小説からスタートする。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002622.000001719.html

◎浮世博史の「もう一つ上の日本史『日本国紀』読書ノート 古代~近世篇」と「もう一つ上の日本史『日本国紀』読書ノート 近代~現代篇」が幻戯書房から刊行された。これが面白いのよ。
http://www.genki-shobou.co.jp/
https://note.com/genkishobou/n/nf357fb2d8ceb

◎ロイターは4月28日付で「来年の五輪開催、有効なコロナワクチン開発なければ難しい=医師会会長」を発表している。
日本医師会の横倉義武会長は28日、日本外国特派員協会のオンライン会見で、新型コロナウイルス感染症に対する有効なワクチンが開発されなければ、2021年の東京オリンピック・パラリンピック開催は難しいとの見方を示した。》
https://jp.reuters.com/article/olympic-coronavirus-idJPKCN22A0A0
元首相の鳩山由紀夫がツイートしている。
日本医師会の横倉会長が、コロナのワクチンがそれまでに開発されないと一年延期された東京五輪も難しいのではないかと記者会見で話された。元々商業主義に陥って利権にまみれたオリンピック、根本から考え直す機会ではないでしょうか。そうでないと純粋に頑張っているアスリートにも可哀想だと思う。》
https://twitter.com/hatoyamayukio/status/1255681599191920640

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3)【深夜の誌人語録】

数字でしか語れない未来など真っ平御免である。

【文徒】2020年(令和2)4月30日(第8巻79号・通巻1736号)


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1)【記事】岡村隆史「女性の尊厳と職業への配慮に欠ける発言」を考える
2)【記事】世界を駆け巡った日刊スポーツの森喜朗発言「東京五輪再延期はない」
3)【本日の一行情報】
4)【深夜の誌人語録】
----------------------------------------2020.4.30 Shuppanjin

1)【記事】岡村隆史「女性の尊厳と職業への配慮に欠ける発言」を考える

朝日新聞デジタルは4月27日付で「岡村隆史さん『コロナと風俗嬢』発言、ニッポン放送謝罪」を掲載している。
《お笑い芸人の岡村隆史さんがニッポン放送のラジオ番組で、「コロナが明けたら可愛い人が風俗嬢やります」などと発言したことについて、同局は27日、ホームページ上に「現在のコロナ禍に対する認識の不足による発言、また、女性の尊厳と職業への配慮に欠ける発言がございました」とする謝罪を掲載した。》
https://www.asahi.com/articles/ASN4W6QRHN4WUCVL048.html
毎日新聞は4月27日付で「岡村隆史さん『コロナ明けたら可愛い人が風俗嬢やります』発言に批判」を掲載している。
吉本興業所属のお笑い芸人「ナインティナイン」の岡村隆史さんが、4月24日に生放送された自身のラジオ番組で、新型コロナウイルスの感染拡大で経済的に苦しくなった女性が性風俗業で働くことになるという趣旨の発言をし、「コロナ明けたら、可愛い人が短期間ですけれども、お嬢(風俗嬢)やります」「だから今我慢しましょう。今我慢して風俗に行くお金をためとき」と話した。
女性がやむを得ない事情で性風俗業で働くことを待ち望むような発言に、貧困支援や性暴力被害者支援の専門家から批判の声が上がっている。ニッポン放送は27日、公式ホームページ上で「女性の尊厳と職業への配慮に欠ける発言があった」として謝罪した。》
https://mainichi.jp/articles/20200427/k00/00m/040/143000c
岡村発言をもっと正確に見ておこうか。「J-CASTニュースは4月28日付で「ナイナイ岡村隆史『コロナあけたら美人が風俗嬢に...楽しみ』発言に怒りの声殺到!『NHKは『チコちゃん』と『麒麟がくる』から降板させろ!』」を公開している。
《「コロナあけたら、美人さんがお嬢やります。なぜかと言えば、短期間でお金を稼がないと苦しいですから。かわいい子が(性風俗店で)パッと働きます。そしてパッとやめます。コロナあけたら3カ月間は『こんな子入ってた?』っていう子たちが絶対、入ってきますから。今、ほんとうに我慢して、我々『風俗野郎Aチーム』みたいなもんは、この3カ月を目安に頑張りましょう」》
https://www.j-cast.com/tv/2020/04/28385086.html?p=all
朝日新聞記者の宮園園子がツイートしている。
《録音放送なら放送局が謝罪するのわかるけど・・・発言者も大の大人なのでは?
なんで、「うちの子がわるさしてほんますんまへん」みたいになってるんだろう。》
https://twitter.com/sonoko_miyazaki/status/1254738954223382528
上智大学言語教育研究センター非常勤講師である大柳貴のツイート
《「経済的に困窮したら女性は性風俗業に従事する」という考え方は、生活に困って娘を女郎屋に売り飛ばしたなどという悲惨な時代と寸分変わっていない認識なのか?そもそも経済的困窮は行政の責任で保護するのが筋だろうに。》
https://twitter.com/TakashiOyanagi/status/1254753318808641539
高須克弥のツイート。
《いま、ニッポン放送から岡村隆史君の発言についてオールナイトニッポンのスポンサーに対する謝罪があった。
僕は失言に関しては、常に速やかな謝罪をすれば受け入れて許すよ
悩むな岡村くん。
このところ、僕も謝ってばかりだ。》
https://twitter.com/katsuyatakasu/status/1254695200993103873
むろん、「裏のハローワーク」や「売春島」の著書を持つ草下シンヤのツイートも念頭には置いておこう。
《岡村さんの発言は風俗業界では常識で、スカウトの人間も経営側も同じことを言っている。リーマンショックの後にも震災の後にも同じ現象が日本中で見られた。「本当に風俗好きなんだろうな、その中の常識で語ったら炎上したんだな」というのが素直な感想》
https://twitter.com/kusakashinya/status/1254954171419123714
もっとも、「ナインティナイン岡村隆史オールナイトニッポンなる番組は風俗業界の常識で成立している番組ではない。岡村にはそういう自覚がなく、そうした自覚を持っているニッポン放送はホームページでいち早く謝罪したと、そういうことなのだろうか。
ニッポン放送が次のような「4月23日『ナインティナイン岡村隆史のオールナイトニッポン』での発言について」を発表したのは4月27日午後6時10分のことである。
《4月23日(木)深夜に生放送の「ナインティナイン岡村隆史オールナイトニッポン」において、パーソナリティの岡村隆史氏から、現在のコロナ禍に対する認識の不足による発言、また、女性の尊厳と職業への配慮に欠ける発言がございました。
放送をお聴きになって不快に感じられた皆様、関係の皆様にお詫び申し上げます。
弊社番組に関わる全ての制作スタッフには、迅速に、より一層の教育を図ってまいります。》
https://www.allnightnippon.com/topics/52464/
NHK NEWS WEB」にしても、4月27日付で「岡村隆史さんのラジオ番組での発言 ニッポン放送が謝罪」を発表している。この記事でも岡村が謝罪したとは書いていない。
《お笑い芸人の岡村隆史さんが今月24日に放送されたラジオ番組で、新型コロナウイルスが終息したら美人が風俗で働くという趣旨の発言を行い、ニッポン放送は27日、番組のホームページで「女性の尊厳と職業への配慮に欠ける発言がございました」などと謝罪しました。》
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200427/k10012408051000.html
「現在のコロナ禍に対する認識の不足による発言、また、女性の尊厳と職業への配慮に欠ける発言」が番組の構成台本にでも書かれていたのであれば、何よりもまずニッポン放送が謝罪しなければなるまい。しかし、「オールナイトニッポンというDJ番組の性格からしても、それは岡村の本音として紡ぎ出された発言であるはず。
岡村の「表現者」としての責任が問われているのである。ましてや岡村はNHK大河ドラマ麒麟がくる」の出演者であり、子ども向け番組「チコちゃんに叱られる」ではMCである。
角川新書から「病気は社会が引き起こす インフルエンザ大流行のワケ」を出している医師の木村知ならずとも、次のように思っている視聴者は多いだろう。
《この記事でNHKは、岡村隆史の発言内容を事実としてハッキリと認知したことになるから、その上で、即刻彼を降板させずに、今後も使い続けることが、万が一にもあるならば、NHKとして「大した問題ではない」との認識を世に示すことになるな。国内はもとより、全世界に向けても。》
https://twitter.com/kimuratomo/status/1255081542025543680
「なぜ、それが無罪なのか!? 性被害を軽視する日本の司法」(ディスカヴァー携書)で知られている弁護士の伊藤和子は次のように岡村発言を断罪している。
《ヤミ営業より大麻使用より、私はこういう人倫にもとる発言は悪質で許しがたいものだと思う。
なぜ降板が検討されないのかわからない。
NHKさん、他人事ではない。》
https://twitter.com/KazukoIto_Law/status/1254892192419602432
週刊女性PRIME」が4月27日付で公開している「岡村隆史、大炎上の“女性蔑視”発言のウラに25年続く『言うたった感』」は次のような岡村の10年以上も前の発言を紹介している。この考え方は今も変わりないのだろう。
《ラジオは言い逃げできますから(笑) 今みたいに、ラジオの発言がきっかけで、テレビのワイドショーで謝罪させられるなんてこと、昔はなかった。言いたいこと、思ったことを言うのがラジオじゃないんですかと。当時はそんな「言うたった感」が、自分たちの力のなさの鬱憤を晴らす場にピッタリでしたね》
https://www.jprime.jp/articles/-/17824
「恋愛氷河期」の勝部元気も降板に賛成だ。
《毎度お決まりの「不快に感じられた皆様~」ってそれ謝罪じゃないですから。岡村隆史氏の女性の貧困化を待ち望む発言を、「コロナ禍に対する認識の不足による発言」「女性の尊厳と職業への配慮に欠ける発言」だなんて矮小化しないでください。罪に見合った罰は降板一択です。》
https://twitter.com/KTB_genki/status/1254721688337432578
こんなツイートを発見した。
岡村隆史の発言の何がヤバいって社会的弱者の軽視なんだよな。女性の尊厳と職業への配慮というレベルの話じゃないんだよ。》
https://twitter.com/a3kr_/status/1254725356335972361
こういう投稿もある。
《発言した本人が謝罪しない限り全く意味がない。女性の貧困問題が性的搾取の温床となっている現状を肯定するどころか「楽しみ」などと、嬉々として待ち侘びるような人権意識の欠片もない暴言を、あろう事か公共の電波を通じて撒き散らした点も認めさせなければならない。》
https://twitter.com/Narodovlastiye/status/1254936349146152960
それにしてもテレビの情報番組=ワイドショーは、岡村に謝罪させるどころか、この問題を殆んどスルーしてしまっている。それはテレビ局が岡村の人気に依存しているからなのだろうが、そうした常識こそ粉砕する必要があるというものである。むろん、岡村を降板させれば良いというものではない。ただ降板させるだけでは問題の本質を隠蔽してしまうことにもなるだろう。何が言いたいかって?次の二つのツイートをまずはお読みいただきたい。
《吐き出します。
岡村隆史ミソジニー発言、岡村擁護のミソジニー発言によってモヤモヤしてます。
一番最初に話をややこしくするのが【風俗にプライド持って、やりたくて従事している女性に失礼だ】と、【風俗をやりたくてやってる女性なんかいない】という主張の対立だと思っています。》
https://twitter.com/yukaring1117/status/1255077910232231936
《「風俗に若くて可愛い女の子が来るのが楽しみ」という、性風俗産業と貧困の繋がりを称揚する発言は、未来において「若くて可愛い女の子」になり得る女性の児童/幼児/赤ん坊をも加害し搾取することを容認している。》
https://twitter.com/00_carbuncle_00/status/1255221057830748164
更にこんなツイートがあり・・・
《「批判している人こそ風俗差別だ」などと擁護をしている者もいるが、あまりに的外れだ。これは風俗の是非の話ではない。岡村は、生活苦によって自らの意志に反して性風俗業に従事せざるを得ない女性が存在するという「性的搾取」の構造を認識したうえで、その状況を歓迎しているのだ。》
https://twitter.com/yumidesu_4649/status/1255101467007922176
こういうリプライがあり、だ。
《こういう完全に低リテラシー丸出しな物言いに多くのいいねがつき、リツイートされてることがハッシュタグ #岡村隆史 の深刻な状況。これが印象操作によるフェイクニュースで、関係者は誰も納得してないのに謝罪に追い込まれてるという事実こそ、本当に病理と言えるよね。
正義中毒も甚だしい。》
https://twitter.com/maochin39blue/status/1255388964720193536
さて、どう考える?
吉本興業ホールディングスは4月29日付で「ナインティナイン村隆史のラジオ出演時の発言について」を発表した。
《4月23日(木)放送の「ナインティナイン岡村隆史のオールナイトニッポンにおける発言につきまして報告いたします。
当社としても、現下の新型コロナ禍で仕事に対する不安を覚えている方々に不快な思いをさせてしまう不適切な発言と考えており、本人と面談致しましたが、岡村自身発言を深く反省しております。4月30日(木)の次回放送にて改めて本人より謝罪させていただく予定ですが、放送に先立ち本ウエブサイトにて以下のとおりコメントを掲載させていただきます。
この度は 4月23日(木)「ナインティナイン岡村隆史のオールナイトニッポン」の放送における私の発言により不快な思いをされた方々に
深くお詫び申し上げます。大変申し訳ございませんでした。
世の中の状況を考えず、また苦しい立場におられる方に対して大変不適切な発言だったと深く反省しております。
2020年4月29日 ナインティナイン 岡村隆史
https://www.yoshimoto.co.jp/corp/news/media/media200429.html

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2)【記事】世界を駆け巡った日刊スポーツの森喜朗発言「東京五輪再延期はない」

日刊スポーツは4月28日付で「五輪&パラ開閉会式は合同で!森会長が経費削減案」を掲載している。
《-来夏、新型コロナの終息が見込めなかった場合、22年への再延期はあるか
森会長 ない。その時は中止。過去にも戦争など、そういう問題が起きたら普通は中止になる。今回は見えない敵と闘っている。それを何とか押さえ込み平和裏に来夏、五輪を開催しようと決めた。これは人類の賭けだ。世界中がウイルスに勝利した後、五輪ができたら今までの五輪より何倍も価値のある大会となる。そう思わないと苦労と努力が報われない。》
https://www.nikkansports.com/olympic/tokyo2020/news/202004270000517.html
この日刊スポーツの記事はAFPが世界に打電している。
《The pandemic has already forced a year-long delay of the Games -- which are now scheduled to open on July 23, 2021 -- but Tokyo 2020 president Yoshiro Mori said no further postponement was possible.
In an interview with Japan's Nikkan Sports daily, Mori was categorical when asked if the Olympics could be delayed until 2022 if the pandemic remains a threat next year, replying: "No."
"In that case, it's cancelled," Mori said.》
https://sports.yahoo.com/next-years-olympics-cancelled-pandemic-not-over-games-055022547.html
BBC NEWS JAPAN」は4月29日付で「東京五輪、『再延期はない』 森会長が言明」を発表している。
《森氏は日刊スポーツのインタビューで、大会が2022年に再延期される可能性があるかとの質問に、「ない」と答えた。そして、「そのときは中止になる」とした。
ただ、森氏は東京2020大会が予定通りに来年開催されることへの自信を表明した。「世界中がウイルスに勝利した後、五輪ができたら今までの五輪より何倍も価値のある大会となる。そう思わないと苦労と努力が報われない」》
https://www.bbc.com/japanese/52466583
山川健一は森に次のような呟きを投げつけている。
《竹槍を捨てて、さっさと中止にしろ。この利権男め。》
https://twitter.com/Yamakawakenichi/status/1255383315684773888
朝日新聞長岡支局の伊丹和弘のツイート。
《安倍首相は答弁でごまかしたけど、全世界的に新型コロナウイルス感染が終息しているいなければ五輪は開催できないし、その終息は先が見えない状態。一方で、東京五輪は2021年7月23日に開催が決まっており、予選などを考えれば、年末までに終息していなければならない。矛盾するんだよね。》
https://twitter.com/itami_k/status/1255388806947262465
森喜朗からすれば、いざという時に備えて打った布石なのかもしれない。

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3)【本日の一行情報】

◎「わかる広告」は4月23日付で「在宅勤務でも雑誌のタイアップ広告を出稿できる企画が続々登場中!」を公開している。
https://www.san-an.co.jp/blog/2020/04/23/188
雑誌広告業界は、もともと「三密」を大切にして来たが、リモートによる作業においても「三密」が実現したクオリティを落としてはなるまい。「三密」という状態を避けても「三密」のクオリティを失わないよう、持てるノウハウを総動員する必要があるはずである。

大日本印刷DNP)が丸善ジュンク堂書店教堂及びトゥ・ディファクトと共同で運営するハイブリッド型総合書店「honto(https://honto.jp/)」は、コピーライター阿部広太郎の新刊「コピーライターじゃなくても知っておきたい 心をつかむ超言葉術」(ダイヤモンド社)を読むオンライン読書会を5月13日(水)19時30分から開催する。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000519.000009424.html

◎詩人の谷川俊太郎は、女性ファッション誌「with」6月号(講談社)で、母の日をテーマにした詩を書き下ろした。
https://www.oricon.co.jp/news/2160805/full/
女性誌に限ったことではなく、本来、雑誌は詩を大切にしなければならないし、雑誌に詩は必要なのである。私は最近、マガジンハウスの清水達夫が「鳩よ!」を創刊した気持ちが理解できるのである。「鳩よ!」は詩の雑誌であったが、何故、清水が詩を選んだかといえば、紙のソーシャルメディアを実現しようと思っていたからではないのだろうか。失敗しようとも、成功しようとも、編集者の仕事とは未来を創造することなのである。断るまでもないが、伝統によって未来を創造するという方法もあるだろう。

国立国際医療研究センター 国際感染症センターの忽那賢志は4月25日付「YAHOO!ニュース」に「アビガン 科学的根拠に基づいた議論を」を発表している。
《そもそも新型コロナウイルス感染症はほとんどの方は治癒する感染症です。
2020年4月24日時点で日本における新型コロナウイルス感染症の致死率は2%未満です。
つまりほとんどの方が治癒する感染症であり、アビガンを飲んでも飲まなくても良くなるということです。
クドカンさんも石田純一さんも、アビガンを飲まなくても良くなった可能性が高いでしょう。》
《もう少し科学的根拠が揃うまでは「新型コロナにアビガンが効いた」と思わせるような報道は控えていただきたいものです。》
https://news.yahoo.co.jp/byline/kutsunasatoshi/20200425-00174913/
こうした指摘に早い段階でアビガンの投与を訴えて来た「羽鳥慎一モーニングショー」は、どう応じるのか注視したい。

毎日新聞は4月27日付で「新型コロナで当局が規制・圧力 報道の自由侵害懸念 『国境なき記者団』が警告」を掲載している。
新型コロナウイルス禍を報じるジャーナリストたちが当局による規制や圧力を受けているとして、国際的な記者支援団体が警告を発している。パリに本部がある「国境なき記者団(RSF)」は、関連事例を追跡するプロジェクトを始めた。正確な報道は感染拡大やパニック抑制に不可欠なだけに、パンデミック(世界的大流行)の中での報道の自由の侵害に懸念が強まっている。》
https://mainichi.jp/articles/20200427/ddm/004/040/043000c

◎「BusinessJournal」は4月27日付で「じゃらん、インディード…なぜリクルートにとってコロナ拡大は存亡を揺るがす脅威なのか?」(真壁昭夫・法政大学大学院教授)を発表している。
《コロナ禍によって、同社のマッチングをベースとするビジネスモデルが大きな変化に直面している。世界全体で人の動線が寸断され、観光や飲食など、多くの分野で需要が消滅している。さらに、急速な需要の低下と感染対策による供給の制約から、労働市場の需給も崩れ始めている。》
https://biz-journal.jp/2020/04/post_153823_3.html

◎「好書好日」は4月26日付で「個人書店の通販リストを作ってみて、いま思うこと 里山社代表・清田麻衣子さん寄稿」を掲載している。清田は次のように書いている。
《個人経営の書店にはファックスがなく、メールで新刊情報を流すことも多いので、私は新刊が出るとお店をリスト化していた。また里山社は、アート、芸、エッセイ、サブカルとジャンルレスのラインナップで、芸が強いお店、アート系、絵本が強いお店、サブカル色が強いお店など、新刊を出すたびに新しい店が追加され、バラエティに富んだリストが手元にあった。計画性のない出版が初めて生かされた瞬間だと思った。
とはいえ、各店舗のURLをリスト化していく作業を一人でやっていてはいつ完成するかわからない。「WEBmagazine温度」を運営し、ライターをしながら里山社のみならず、いくつかの一人出版社の営業を手伝ってくれている碇雪恵さんに声をかけると「モヤモヤしてたので、書店さんのお役に立てるのが嬉しいです!」と二つ返事で協力してくれた。彼女もまた、書店営業もままならない日々、SNSで流れてくる苦しい書店の叫びに胸を痛めていた一人だった。
そしてもう一人、一昨年、某版元を退社し、フェミニズム出版社、エトセトラブックスを始めた松尾亜紀子さんにも声をかけた。彼女は新刊の納品間際にも関わらず、快諾してくれた。一人で版元をすることは、その出版行為自体が運動のような側面を持っている。松尾さんは一人版元の強みを生かし、とても意識的に世の中を変えようとしている人だ。同じ時代に一人で出版社をしていることが、心強い存在だった。》
https://book.asahi.com/article/13321766
里山社が投稿した告知ツイートである。
《全国の個人書店の通販サイトのリストを里山社清田&碇雪恵&エトセトラ松尾で作成しました。それなりの数ありますが、足りないものもあるかと。ぜひご意見&ご活用下さい!》
https://twitter.com/satoyamashakiyo/status/1247855818713620481
里山社が「note」に発表した「2020年4月以降、全国の通販で買える個人書店一覧」である。ステキな書店が勢ぞろいしている!
https://note.com/satoyamasha77/n/n351c10016b7e
私にとって里山社は「日常と不在を見つめて ドキュメンタリー映画作家 佐藤真の哲学」や「ジェンダー写真論 1991-2017」(笠原美智子)の版元である。
http://satoyamasha.com/books/1836
https://magazine-k.jp/2016/04/29/hon-wo-dasu-made-bangai-01/
https://magazine-k.jp/2016/11/16/hon-wo-dasu-made-bangai-02/
清田は「マガジン航」に「本を出すまで」を連載していたが、こう書いている。里山社を設立するに際して、「SURE」の影響を受けているようだ。
《そして2012年のあたま。恵一乗寺店で異彩を放つコーナーに目が止まった。「編集グループ〈SURE〉」という版元のコーナーだ。鶴見俊輔山田稔小沢信男といった錚々たる名前が並ぶが、表紙にはおそらく同じイラストレーターの手だろうか、可愛らしくユーモラスなイラストが描かれている。『小沢信男さん、あなたはどうやって食ってきましたか』、『北沢恒彦とは何者だったか?』『酒はなめるように飲め/酒はいかに飲まれたか』など、なんとなく身につまされるタイトル。しかし一般流通の本ではあまり見かけないような自由さ。数冊購入しようとレジに向かった。
ずっとSUREの棚を担当しているというベテラン店員の能邨(のむら)さん曰く、「どこにでも本を卸すということはしない」とのこと。一体どんな人がやっているのか訊ねたら、代表は北沢街子んという女性だと教えてくれた。「とても40代に見えない素敵な方ですよ」とのこと。》
https://magazine-k.jp/2013/02/06/hon-wo-dasumade-01/

◎「しらべぇ」は4月26日付で「『新聞買わない』20代女性では7割 発刊部数の減少とメディアの多様化」を発表している。全体の54.3%が「新聞をこの1年、買ったことがない」のも、30代では、ほぼ7割が「新聞をこの1年、買ったことがない」のも衝撃的である。
https://sirabee.com/2020/04/26/20162304517/

秋田書店スクウェア・エニックス竹書房、一二三書房、双葉社、フロンティアワークスというコミケット98の企業ブースに参加予定だった出版社が集まって電子書籍の大型キャンペーンを5月2日(土)から5月5日(火)まで実施する。
https://www.value-press.com/pressrelease/241518

読売新聞社の「第36回 読売広告大賞」のグランプリは大日本印刷の企業広告「イノベーションは、このような形で突如現れる。」に決まった。
http://www.pjl.co.jp/news/major/2020/04/13188.html
http://www.newprinet.co.jp/?p=24931

朝日新聞デジタルは4月27日付で「『上から目線で威圧的』 女性支援団体、自民視察に憤り」(江戸川夏樹)を掲載している。
《Colaboは24日、こうした問題に加え、少女の腰を馳議員が両手で触ったとして抗議を公表。馳議員は25日、公式ホームページで「不愉快な思いをさせた事となり、おわびします」とする一方、セクハラの訴えには「狭い空間で行き来しており、腰に手を当てたかどうかは、全く意識に残っていない。事実なら大変申し訳ない」とコメント。ただColaboに連絡はなく、ツイッターなどでは「謝罪といえない」と批判を受けている。朝日新聞は馳議員の事務所に取材を申し入れたが、27日夕までに回答はなかった。》
https://www.asahi.com/articles/ASN4W6789N4WUTIL02S.html
朝日新聞デジタルが4月25日付で掲載した「自民・馳氏がHPで謝罪 女性支援団体がセクハラを指摘」と読み比べて欲しい。
自民党馳浩部科学相が、居場所を失った10代の女性らを支援する団体を視察した際に威圧的な言動があったなどと抗議され、自身のホームページで25日、「いきなり大勢の男性が若年少女支援の現場に参集した事に多大な不安感と不愉快な思いをさせた事となり、おわびします」と謝罪した。》
https://www.asahi.com/articles/ASN4T6T5BN4TUTFK00L.html
同じ新聞社の記事とは思えない。いや、細かいことをいえば、25日付で馳浩が「謝罪した」と書いてしまったために、27日付でも、これは否定していない。だから、間接話法を使って、《…Colaboに連絡はなく、ツイッターなどでは「謝罪といえない」と批判を受けている。》という書き方になるわけだ。25日付と27日付の紙面に矛盾はないのである。

◎手塚マンガ大賞高浜寛の「ニュクスの角灯(ランタン)」(リイド社)に決まった。
https://www.asahi.com/articles/ASN4S4Q69N4QUCLV00K.html
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000840.000009214.html
3月3日付の一行情報をお読みいただきたい。
《本命は「鬼滅の刃」で、対抗は「ニュクスの角灯」なのではないか。対抗が意外に強いかもしれない。高浜はプロが憧れる作家だと思う。何しろマルグリッド・デュラスの「愛人 ラマン」を漫画化してしまうんだもの。》
https://teru0702.hatenablog.com/entry/2020/04/03/071758

毎日新聞は4月28日付で「『昭和のオフィスか』 最前線の医療現場に強いられる『手書きでファクス』 新型コロナ」を掲載している。
《このツイートが投稿されるやいなや、1万回以上リツイートされ、「医療崩壊寸前の戦場のような中でこれを書く側の手間(中略)何という無駄」など、医療関係者にとどまらず共感が広がり、IT政策を担当する内閣府平将明副内閣相も「対処します」と乗り出す事態になったのだ。》
https://mainichi.jp/articles/20200428/k00/00m/040/010000c
「このツイート」とは「キュート先生」の次のような4月23日付の投稿である。
《もう止めようよ‥。手書きの発生届‥。結核で鍛えられたから書くの速いけどさ‥。もう止めようよ‥。手書きの発生届‥。コロナも手書きでFAX‥。もう止めようよ‥。手書きの発生届‥。こんなん昭和ですよ‥。もう止めようよ‥。手書きの発生届‥。誰か大きな声で指摘してよ‥。手書き‥》
https://twitter.com/cutetanaka/status/1253084766041038848
このツイートが防衛相の河野太郎を介して平将明副内閣相に伝わっていった。
河野のツイート。
《これも担当は平副大臣かなぁ。》
https://twitter.com/konotarogomame/status/1253178549340532736
平将明のツイート。
《引き取ります。》
https://twitter.com/TAIRAMASAAKI/status/1253185219823202304
毎日新聞の記事は4月28日だが、河野と平のやり取りは、「キュート先生」がツイートした4月23日なのである。新聞の「遅さ」が際立っている。

◎オトバンクは、4月2日に岩波書店が運営するwebサイト「B面の岩波新書」 (https://www.iwanamishinsho80.com/)に「緊急寄稿」として公開され、41万PV超を果たすなど反響を呼んだ「藤原辰史:パンデミックを生きる指針──歴史研究のアプローチ」を音声化し、オーディオブック配信サービス「audiobook.jpで4月27日より無料配信している。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000097.000034798.html

KADOKAWAは、住野よる「青くて痛くて脆い」の映画化を記念して、書店POPコンクールを実施する。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000007026.000007006.html
「読んでから見るか 見てから読むか」のメディアミックスは角川書店がKADOKAWAになっても、経営者が代わっても、お家芸であることに変わりはないようだ。そのまた原点を探すと「ある愛の詩」に行きつく。これ角川春樹が自分で訳しちゃったんだろ。

◎「PRESIDENT Online」は4月28日付で「報ステ富川アナのコロナ感染で『大揺れした』テレビ朝日の裏事情」を発表している。
《同局では、スタジオ収録中での“3密”(密閉、密集、密接)が避けられないのは当然として、内勤のスタッフでも濃厚接触する可能性が高い環境に置かれていたという。》
https://president.jp/articles/-/34910

東スポWebは4月27日付で「コロナ禍拡大がテレビ業界追い打ち CM料金値切る新規企業出現」を掲載している。
https://www.tokyo-sports.co.jp/entame/news/1831476/

博報堂は、台湾株式市場に初めて上場した大手広告エージェンシーグループ「Growww Media Co., Ltd.」(Growww Media社)の株式の過半数を株式公開買付けにて取得し、連結子会社化した。
https://www.hakuhodo.co.jp/uploads/2020/04/200427Growww.pdf

◎「BCN+R」は4月28日付で「『月刊カメラマン』突然の休刊、カメラ雑誌の老舗に何があった?」を公開している。
《月刊カメラマンの井戸川博英編集局長は、「休刊は会社の方針として突然決まった。新型コロナウイルスとの関連性など理由については、社として明らかにできないが察してほしい」と話す。広告主や執筆陣など、関係者に休刊を連絡したのは4月21日の10時だったという。ぎりぎりの決断だったようだ。坂本直樹編集長も4月21日、Facebookで休刊を報告。長年の協力や購読に感謝を述べた後、引き続き「MOOK制作やカレンダー・写真作品販売などで邁進」すると発表した。》
https://www.bcnretail.com/market/detail/20200428_169572.html
自衛官カメラマンの伊藤悠平がツイートしている。
《【悲報】カメラ雑誌の老舗である月刊カメラマンが休刊だと知りました。