【文徒】2020年(令和2)12月18日(第8巻235号・通巻1892号)


Index------------------------------------------------------
1)【記事】DHC会長の差別書に批判が殺到している
2)【本日の一行情報】
3)【深夜の誌人語録】
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1)【記事】DHC会長の差別書に批判が殺到している

毎日新聞は12月17日付で「DHCが会長名で差別的章 公式ウェブサイトに 専門家『差別扇動、責任大きい』」(塩田彩)を掲載している。
《大手化粧品会社「DHC」(東京都港区)が自社の公式ウェブサイトで、「サントリーのCMに起用されているタレントはほぼ全員在日コリアン」など、朝鮮半島にルーツを持つ人々をおとしめるような章を吉田嘉明・代表取締役会長名で掲載した。ヘイトスピーチ問題に詳しい専門家からは「社会的影響力のある大手企業による差別扇動であり、責任は大きい」と批判の声が上がっている。》
https://mainichi.jp/articles/20201216/k00/00m/040/363000c
毎日新聞の吉井理記がツイートしている。
《株主もいい加減怒るべきだろう。経営トップが、企業を代表して差別発言を世界に発信しているのだから、企業価値を棄損してるのは明らかだし、韓国など海外で事業展開してるのだからなおさらだ。訴訟のひとつでも。》
https://twitter.com/yoshii_r/status/1339339303470604290
DHCは「大学翻訳センター」の略称である。「ハフポスト日本版」副編集長の伊藤大地がツイートしている。
《DHCはもともと翻訳会社(「大学翻訳センター」の頭字)で、90年代にはUNIX使ったIT化を進めたり、テクニカルライティングに対応したりとその分野の先進企業だった。創業の姿からしたら世界に開かれた会社のように思えるけど、なぜ今のような発信をするに至ったのか興味が尽きない。》
https://twitter.com/daichi/status/1339083272031125506
同志社女子大学教授・山田邦和のツイート。
《化粧品販売会社DHCの会長が民族差別の件。「DHCは起用タレントをはじめ、すべてが純粋な日本人です」だと。するとこの会社の採用面接やタレント起用にあたっては、明治以降の戸籍やお寺の過去帳、江戸時代の宗門人別改帳、さらには系図提出させ、チェックしているわけだな。》
https://twitter.com/fzk06736/status/1339095569323552769
乙武洋匡のツイート。
NIKEのCMに対して「日本に差別なんてない!」と怒り狂ってた人々に「ほら、こうして差別主義者はいるよ、と身をもって残念な事実を知らしめていくDHCのアグレッシブさよ。》
https://twitter.com/h_ototake/status/1339029846387613696
AFPBB News」は12月17日付で「DHC会長、人種差別的章を掲不買運動広がる」を配信している。
《化粧品・健康食品大手DHCの会長が、韓国人や朝鮮人に対する差別的な言を使用し、自社は「純粋な日本企業」だと強調する章を発表したことを受けて、インターネット上には16日までに、同社製品の不買を呼び掛ける声が広がった。》
https://www.afpbb.com/articles/-/3321748
モーリー・ロバートソンのツイート。
レイシズム陰謀論はだいたいがセット。これらを報道の中で「両論併記」するとレイシズム側に正当性を持たせる結果になってしまう。大企業であるとの理由で「配慮」は禁物です。》
《AFPは遠慮のない見出しになっています。国内メディアにも期待したいところです。もちろん「DHC会長にも言い分はある」というオピニオンを広く配信されたいのなら別ですが》
https://twitter.com/gjmorley/status/1339294479157657600
https://twitter.com/gjmorley/status/1339294480428515328
弁護士の太田啓子はDHC使うのは止めたそうだ。
《私もずいぶん前はDHC使ってたけど、ニュース女子の件だったかきっかけでこういう企業だと知ってから1度も買ってません。改めて不買を呼びかけたい。こんな堂々と差別するなんて、あってはならないです。》
https://twitter.com/katepanda2/status/1339208634903846918
北原みのりは宣言する。
《DHCの化粧水をアメニティとして置いたり、配布するホテルや施設も結構たくさんあります。
そういう施設も今後は利用したくない。》
https://twitter.com/minorikitahara/status/1339229529944952834
「翻訳屋 ゆーすけ」のツイート。
《会長自らが差別思想を何の躊躇いもなく発表してしまうばかりか、それを広めることに社運を賭けるDHC。全国のドラッグストア、コンビニ、スーパーはコンプラ的にこんな企業の製品を扱ってもいいのでしょうか?お問い合わせ窓口から聞いてみます。》
https://twitter.com/yoox5135/status/1339012320580628483
これを「トミー長谷川」が引用ツイートしている。
《#差別企業DHCの商品は買いません が広まってるが、DHCだけではなく、このことを知りながらDHCの広告を掲載するあらゆるプラットフォームの責任も追求する必要があると思います。
単にDHCへのボイコットを呼びかけるのではなく、具体的にDHCの投資・広告引き上げを求めることが必要。》
https://twitter.com/Tommyhasegawa/status/1339146992769880064
東京新聞労働組合のツイート。
《化粧品会社「DHC」会長の/在日コリアンへの差別ヘイト発言。/とんでもないです。/DHC広報部は、共同通信の取材に/「回答することは特にない」。/とんでもないです。》
https://twitter.com/danketsu_rentai/status/1339164936174333952
動物行動学研究家の竹内久美子のツイート。
《DHCの社長は事実を言っているだけ。それに在日K国人を社員としても雇っているよ。》
https://twitter.com/takeuchikumiffy/status/1339094408432480256
フォトジャーナリストの安田菜津紀の父親は在日コリアン二世だ。
《朝からDHC会長の、明らかなレイシズムである章を読み、様々な想いが過る。父や兄が生きていたら、あんな言葉を絶対に読ませたくない。そして、これからの世代に、あんな言葉を残したくない。だからこうして、手紙を書いたのだと思う。》
https://twitter.com/NatsukiYasuda/status/1339041699977453571
古谷経衡は「YAHOO!ニュース」に12月17日付で「DHC会長の『差別章』の背景と”三度目のサントリー攻撃”」を発表している。
サントリーネット右翼に関する悶着は、2011年におこったサントリー日本海呼称事件」を経て2017年の水原氏への差別・中傷問題をある種のヤマとして、沈静化する動きが顕著であった。しかし2020年、この時期にきてDHC吉田会長によるサントリーへの不当な差別章の表明は、少なくとも古典的なネット右翼=少なくともゼロ年代からその価値観に染まっているもの=にとって、実に「三度目のサントリー攻撃」として再再燃したのである。》
https://news.yahoo.co.jp/byline/furuyatsunehira/20201217-00212964/

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2)【本日の一行情報】

◎水野祐は弁護士だが、noteの社外役員である。こうツイートしている。
《cakesを巡る騒動については、note株式会社の社外取として、メディアとプラットフォームを巡る由々しき問題だと考えています。厳しい意見も含め、経営陣には伝えており、概ね理解をいただいています。今はまだ信用できないかもしれないですが、皆様のご意見を取り入れて前進していけると信じています。》
https://twitter.com/TasukuMizuno/status/1339207590367006721

◎「2020 小学館DIMEトレンド大賞」は「Zoom」、家電部門賞はパナソニック「電気圧力なべ SR-MP300」、食品部門賞はキリンビールキリン一番搾り 糖質ゼロ」、日用品部門賞は花王クイックル Joan 除菌スプレー」、ホビー・レジャー部門賞は任天堂「あつまれ どうぶつの森」、ライフスタイル部門賞はUber Eats Japan「Uber Eats」、エンターテインメント部門賞は「鬼滅の刃」、ベストキャラクター賞は「JO1」。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000953.000013640.html

◎ランドセルメーカーのセイバンは、小学館とのコラボレーションで子どもの名前が載ったオリジナルの国語辞典を制作した。「小学一年生」の年間定期購読のセット商品として、特設のオンライン販売サイト「新入学おめでとうストア」で12月15日より販売開始している。
https://resemom.jp/article/2020/12/16/59532.html

明治大学就職キャリア支援センターは2020年10~12月にかけて、小学館と協力して、「あさりちゃん」を題材に、学部1~2年生70名を対象としたオンラインでのPBL(問題解決型学習)活動を実施している。
https://digitalpr.jp/r/43921

フロンティアワークスアニメイトグループ)は、韓国で人気のBLコミックス「On or Off」日本語翻訳版のフルカラーコミックスを電子書籍で配信を開始した。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002288.000016756.html

◎12月14日付首相動静には、こうある。「銀座ひらやま」は二階が声をかけた会合なのだろうけれど、「反安倍」の森田実の名前があることに着目したい。
《午後8時36分、同ホテル発。同50分、東京・銀座のステーキ店「銀座ひらやま」着。自民党二階俊博幹事長、林幹雄幹事長代理、プロ野球ソフトバンク王貞治球団会長、俳優の杉良太郎氏、政治評論家の森田実氏らと会食。》
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020121400137&g=pol
森田曰く
《人命がかかっているのに、安倍首相には真剣さが感じられない。いつものように、うわべだけです。いま多くの日本人は、相手に迷惑をかけないように会合を控えている。なのに、美食三昧なのだから、どうかしています。もちろん、医療関係者と会食するのはいいですよ。しかし、会食相手は、メディアのトップや森喜朗元首相、自民党議員でしょう。精神を疑いますよ》
https://twitter.com/minorumorita/status/1231067032507973633
https://twitter.com/minorumorita/status/1231067034689003520
12月15日付首相動静には、こうある。
《午後8時15分、東京・六本木のアークヒルズ仙石山森タワー着。同ビル内の「ステーキそらしお」でフジテレビの宮内正喜会長、遠藤龍之介社長、東京五輪パラリンピック組織委員会の高橋治之理事と会食。》
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020121500209&g=pol
12月16日付首相動静には、こうある。
《午後2時30分、官邸発。同31分、公邸着。日本テレビの報道番組の収録。》
《午後7時37分、東京・日比谷公園のフランス料理店「日比谷パレス」着。小田尚読売新聞東京本社調査研究本部客員研究員、粕谷賢之日本テレビ執行役員、政治ジャーナリストの田崎史郎氏と懇談。》
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020121600219&g=pol

ピクシブドワンゴは、12月15日(火)に「ネット流行語100」年間大賞2020表彰式をTUNNEL TOKYOで開催し、年間大賞に「鬼舞辻無惨」が決定した。「鬼滅の刃」、だ。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000120.000035885.html

日本経済新聞は12月16日付で「VOGUE名物編集長がグローバル統括に 米コンデナスト
アナ・ウィンター氏」を掲載している。
《米出版大手コンデナストは15日、国や地域ごとに分散していた編集体制をグローバルに統括する組織改革を発表し、新設したグローバル・チーフ・コンテンツ・オフィサーにアナ・ウィンター氏(71)を指名したと発表した。ウィンター氏は、1988年から米国版「ヴォーグ」の編集長を務める有名人で、映画「プラダを着た悪魔」に登場するファッション誌編集長のモデルといわれている。》
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN160200W0A211C2000000

朝日新聞デジタルは12月16日付で「コロナ禍で注目、ベーシックインカムという名の『幻想』」を掲載し、同志社大学教授・山森亮中央大学教授・宮本太郎にベーシックインカムが資本主義の新たなセーフティーネットになりうるかどうかを聞いている。へぇ~宮本は母校に戻っているのか。オレの大学時代の同級生。1法36組。宮本太郎はスターリニズム大本山たる宮本顕治の倅。
https://digital.asahi.com/articles/ASNDG2QD7ND2UPQJ011.html

KADOKAWAは4月20日に新漫画誌青騎士」を創刊する。「ハルタ」から「乙嫁語り」(森薫)、「北北西に曇と往け」(入江亜季)、「ヤギと羊の王冠」(中村哲也)、「紅椿」(高橋拡那)が移籍することが決まっている。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000007894.000007006.html

藝春秋のビジュアル・スポーツ誌「Sports Graphic Number」は、毎年最も輝いたアスリートに贈る「Number MVP賞」を、史上最年少の棋聖・王位を獲得した藤井聡太二冠に決定した。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000053.000043732.html

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3)【深夜の誌人語録】

理解するには出会いが必要だ。

【文徒】2020年(令和2)12月17日(第8巻234号・通巻1891号)


Index------------------------------------------------------
1)【記事】柳澤健「2016年の週刊春」が活写する雑誌の青
2)【記事】DHC会長名による在日コリアンに対する差別
3)【本日の一行情報】
4)【深夜の誌人語録】
----------------------------------------2020.12.17 Shuppanjin

1)【記事】柳澤健「2016年の週刊春」が活写する雑誌の青

新谷学(藝春秋執行役員、週刊春編集局長)、花田紀凱(元週春編集長)というふたりの編集長への徹底取材を軸に、昭和~平成~令和の週刊誌とスクープ現場を500ページに及ぶボリュームで描く柳澤健の「2016年の週刊春」が光社から刊行された。柳澤健花田紀凱編集長体制の「週刊春」に在籍していた。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000687.000021468.html
矢来町の金寿煥がツイートしている。
《16日発売の柳澤健氏『2016年の週刊春』。「週刊誌記者→書籍編集者」という道を歩んできた者として、触発されないわけがない。柳澤さんによる週刊誌賛歌(藝春秋賛歌とも)であると同時に、挽歌でもある。「現場を無闇に神格化しない」「記者クラブの全てを呪いたくなる」など首肯すること多々。》
柳澤健『2016年の週刊春』。紀尾井町と矢来町の違いについても度々言及。「春の人は仲がいいなあ(笑)」という間抜けな感想。休職中の編集長に手紙を出したり、それを読んで号泣したり。とにかく人間関係が熱い。編集部の飲み会で、熱く議論してケンカする――なんて、矢来町でやったことないよ!》
https://twitter.com/KimuSuhan/status/1338340799738572800
https://twitter.com/KimuSuhan/status/1338341947421806593
「週刊春」には良い意味でも悪い意味でも部活のノリがある。伊野尾書店の伊野尾宏之のツイート。
柳澤健さん『2016年の週刊春』が発売になりました。花田紀凱と新谷学、二人の名編集者を中心軸に藝春秋社とそこで働く人間のドラマを書いたノンフィクション。
1923年に菊池寛が「藝春秋」を創刊して以降、現在に至るまでの藝春秋社のみならず、出版界の知られざる逸話がボロボロ出てきます。》
https://twitter.com/inooshoten/status/1338777434959740931
柳澤健は社史では書けない歴史を書いたのである。雑誌の青春を活写したと言っても良かろう。光社新書の高橋恒星がツイートしている。
《『2016年の週刊春』はここまで書いていいのか!ってくらい、春砲の裏側を赤裸々に明かしている。ジャーナリズムに興味のある人にとってはめちゃくちゃ面白いので是非ご一読を。》
https://twitter.com/Kosei0307/status/1338673260062363649
柳澤健のノンフィクションはめちゃくちゃ取材をしているからめちゃくちゃ面白いのだ。光社新書が「note」で序章を公開している。
花田紀凱は『週刊春』を野球にたとえる。特集は攻撃だ。誰もが驚くようなスクープで新しい読者を呼び込む。グラビアやセクションは守備だ。見て楽しい写真記事やおもしろく役に立つ読物を並べて『週刊春』を好きになってもらい、定期購読につなげる。
編集長は監督である。編集部員のそれぞれの個性や適性、得手不得手を把握し、最大限の能力を引き出すためにセクション、グラビア、特集の各班に正しく配置して、最強のチームを作り上げる。
花田編集長時代の『週刊春』にいた頃の私は、多少気の利いた章が書けるだけで、取材力はまるでなかったから、花田編集長は私をグラビア班に置いた。打てないヤツは代走や守備固めで使えばいい、ということだ。》
https://shinsho.kobunsha.com/n/n4430f9e744ac
「2016年の週刊春」は光社新書ではないが、光社新書の仕事であるようだ。仲俣暁生がツイートしている。
《柳沢さんの新著、一瞬、この装丁で新書なのかと思ったじゃないですか!もちろん単行本ですよね?》
https://twitter.com/solar1964/status/1338684953811320834
社新書が仲俣をリツイート
《わかりにくくて申し訳ありません! 
『2016年の週刊春』は四六版ハードになります。
四六版がなぜか新書編集部から出ているのですが、詳細は「あとがき」に…。》
https://twitter.com/kobunsha_shin/status/1338685450484006913
柳澤健は次のように書いている。
《数多くの新書を世に送り出してきた光社の樋口健氏が、『週刊春』編集長だった新谷学に「ウチで本を出しませんか?」とオファーしたのは、春砲華やかなりし 二〇一六年夏のことだった。
新谷は断った。すでにいくつかの出版社から執筆依頼が舞い込んでいたからだ。
だが、樋口氏と会って話をするうちに、優秀な書籍編集者でもある新谷は思い直した。自分が新書を書くつもりはないが、『二〇一六年の週刊春』をノンフィクションで出版することに意味があるのではないか。書き手として出てきたのが私の名前だった。
「柳澤さんは時代を書けるから」というのが新谷の説明だ。
吉祥寺の喫茶店まで来てくれた樋口氏と話すうちに、私はふたりの編集長を主人公、あるいは狂言回しにすることを思いついた。花田紀凱と新谷学である。》
噂の真相」を辞め、「週刊春」で記者として働くことになった西岡研介は出版界の水滸伝だと絶賛している。西岡は新谷学、「週刊春」編集長の加藤晃彦ともども「2016年の週刊春」の帯にも登場している。
https://twitter.com/biriksk/status/1339004579736821760
「2016年の週刊春」には、私もちょこっとだけ登場している

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2)【記事】DHC会長名による在日コリアンに対する差別

「ハフポスト日本版」は12月16日付で「DHCに『差別だ』と批判あがる。競合他社を在日コリアンへの蔑称を使い批判」を発表している。
《化粧品大手の「DHC」にネットで批判が寄せられている。
公式サイトに掲載した章で、在日コリアンへの蔑称を用いて競合他社を批判したなどとして、Twitterでは「#差別企業DHCの商品は買いません」とするハッシュタグが12月16日時点で日本のトレンドに入っている。》
https://www.huffingtonpost.jp/entry/story_jp_5fd9547fc5b690d5d3083122?ncid=tweetlnkjphpmg00000001
これが問題の差別章だ。代表取締役会長・CEOの吉田嘉明名義である。
https://top.dhc.co.jp/contents/other/kuji_about/
「BuzzfFeedFNews」は12月16日付で「【更新】DHC会長、在日コリアンへの差別的メッセージに批判殺到。サントリーを名指し、両社の見解は?」を発表している。
《批判が集まっているのは、DHC公式オンライショップに掲載された「ヤケクソくじについて」という2020年11月日付のメッセージ。
自社のサプリメントについて記した内容だが、途中でライバル企業であるサントリー(ウエルネス)に言及。以下のように記している
サントリーのCMに起用されているタレントはどういうわけかほぼ全員がコリアン系の日本人です。そのためネットではチョントリーと揶揄されているようです。DHCは起用タレントをはじめ、すべてが純粋な日本人です。」
このメッセージはTwitter上で「差別的」であることに対して批判が殺到。「#差別企業DHCの商品は買いません」というハッシュタグが16日朝にトレンド入りした。》
https://www.buzzfeed.com/jp/kotahatachi/dhc-message
朝日新聞デジタルは12月16日付で「DHCサイト、会長名で差別的章 SNSで批判相次ぐ」(池上桃子、杉浦幹治)を掲載している。
ツイッターでは「平気で差別する土壌が社会にまだありますよ、ってことよね?」「合理的な理由なく、他者をおとしめる目的だけの発言に見える」「多様化社会に一切理解のない人間が代表だなんて」などと批判するコメントの一方で、「日本人に対するヘイトに対して声をあげてください。じゃないと平等ではないです」と批判に反発するものもあった。》
https://digital.asahi.com/articles/ASNDJ6HWKNDJUTIL043.html
ヘイトスピーチ」(藝春秋)の安田浩一がDHCを「社会の恥」だとツイートしている。
《企業が社会的存在であることなど露ほども感じていないのだろうDHC。会長も即退場レベルのレイシストならば、いまだヘイトを垂れ流し、煽り続けたままにしている会社も悪質極まりない。社会の恥。》
https://twitter.com/yasudakoichi/status/1339164236610560000
小田嶋隆は次のように指摘している。
《DHCの問題は、単に「差別を拡散する企業が実在している」というだけの話ではない。そういう企業がテレビで番組を持ち、CMを打ち、有名タレントを起用し、コンビニに棚を確保し、新聞に広告を掲載することを許しているこの国の現状こそが問題だと思う。カネさえ払えば何をやってもいいのか、という。》
https://twitter.com/tako_ashi/status/1339000924602167296
こちらは花瑛塾広報局のツイートだ。
《DHC吉田氏による再度の差別発言。過去にもDHCシアター「ニュース女子」という番組のデマとヘイトに溢れた沖縄基地問題集がTOKYO MXで放送され大きな問題となった。あれから約4年。吉田氏もDHCという会社も何もかわっておらず、むしろ差別と憎悪を深めている。不買や取引見直しなど訣別の時である。》
https://twitter.com/kaeizyuku_PR/status/1339113603773857793

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3)【本日の一行情報】

加藤貞顕は「note」に12月15日付で「cakes一連の件についてのお詫び」を発表している。加藤は、こう書いている。
《cakesをはじめて1年後、追加の開発をはじめました。しかし、いろいろ検討した結果、やっぱり別サービスとしてつくったほうがいいことがわかり、それで2014年にリリースしたのが、現在のnoteです。
それに伴い、cakesは、cakes編集部のコンテンツの割合が6割くらい、出版社や著者のコンテンツが4割くらいになり、みんなが表現する場であるプラットフォームから、よりメディア寄りに立ち位置をシフトしました。
この状態になった時、みなさんもご承知の通り、大きな課題がありました。
メディアのような存在になっていったのに、既存のメディアのような厳格なチェック機構がなかったことです。
cakesは当初、プラットフォームとしてつくられたため、出版社やウェブ媒体の提供するコンテンツについては、細かく内容をチェックするといったことはしていませんでした。》
https://note.com/sadaaki/n/nf4b8ffdf6f47
武田砂鉄は加藤が《ただし、やってはいけないことを、ひとつだけ決めました。それは「悪口禁止」です。前向きでおもしろいものだけを載せよう、と決めたのです。》と書いた部分を引用して呟いている。
《これはとても乱暴な考え方だと思う。》
https://twitter.com/takedasatetsu/status/1338995096151236610
そう、ナイーブであることと乱暴なのは同義なのである。

毎日新聞は12月15日付で「安倍政権下で『学術会議は国の機関としてふさわしい』 与えていた『お墨付き』」を掲載している。
《しかし、外部の専門家を交えた内閣府設置の「日本学術会議の新たな展望を考える有識者会議」(座長・尾池和夫京都造形芸術大=現京都芸術大=学長)が15年3月に公表した報告書「日本学術会議の今後の展望について」は、学術会議の「国の機関」としての組織形態について「これを変える積極的な理由は見いだしにくい」と結論づけている。》
https://mainichi.jp/articles/20201215/k00/00m/010/042000c

◎「広告一切なし」だから本音が言える超激辛の保険選びムック「NEWよい保険・悪い保険 2021年版」が徳間書店から発売になった。
https://www.atpress.ne.jp/news/239577

毎日新聞は12月16日付で「『支持率下落は至極妥当』 田原総一朗さんが菅首相に苦言 『国民を甘く見すぎている』」(金志尚)を掲載している。学術会議任命拒否事件について、次のようなやり取りをしている。
《――「学問の自由への侵害だ」といった批判の声が出ていますし、マスコミの報道がなくなったわけではないと思いますが……。
◆そんなことは当たり前ですよ。毎日新聞ももっとバンバン書かないとダメだよ。最近は全然書いていないのでは? 1面トップで書かないと。「書く」というのは、1面トップのことを言うんだよ。》
https://mainichi.jp/articles/20201215/k00/00m/010/299000c
同感だなあ。

朝日新聞デジタルは12月15日付で桐野夏生の寄稿「若い世代の取材に『なぜ許せぬ』桐野夏生さんが疑う正義」を掲載している
《正しき者、正しき行いを描く作品には、確かにカタルシスがある。だが、人間の行いは正しいことばかりとは限らない。人間は愚かで、間違いを犯す。
罪を犯した人間は主人公の価値がない、という発想は、虚構における優生思想ではないか。》
https://digital.asahi.com/articles/ASNDG4HKWND2UPQJ00H.html?iref=com_latestnews_02

主婦の友インフォスは女性ファッション誌「S Cawaii!」を2021年2月号(12月17日発売)よりあらたに定期刊行雑誌(12・3・6・9月の17日発売)として新創刊した。新創刊1号目の表紙を飾るのは、King&Princeだ。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000680.000007785.html

飛鳥新社の「『気がつきすぎて疲れる』が驚くほどなくなる『繊細さん』の本」は、発行部数が50万部を突破した。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000043.000052297.html

◎「NHK NEWS WEB」は12月15日付で「東京五輪・パラ 『中止すべき』が『開催すべき』を上回る」を公開している。
《来年に延期された東京オリンピックパラリンピックの開催についてどう思うか聞いたところ、「開催すべき」が27%、「中止すべき」が32%、「さらに延期すべき」が31%で、「中止すべき」が「開催すべき」を上回りました。》
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20201215/k10012763511000.html

◎「ITmedia NEWS」は12月14日付で「NHKが公式noteアカウント立ち上げ 取材過程やノウハウ公開」を公開している。
《20代から30代のNHK報道記者やアナウンサー、ディレクター、カメラマンなどが取材時の情報をまとめた「取材ノート」を公開することで、テレビでは伝えきれなかった情報や取材対象の熱い思いなどを発信する。取材ノートには、取材先の反応や記者の気付きなども書き込まれているといい、取材メモの内容を可能な限り公開するという。》
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2012/14/news136.html
これがそうだ。
https://note.com/nhk_syuzai/n/na9409db3a547
こういうことにお金を使うのであれば受信料を安くしてもらえないだろうか。そう考えるのは私だけだうか。

朝日新聞デジタルは12月15日付で「駅前に本屋ができるまで コロナで気づいたリアルの使命」(竹山栄太郎)を掲載している。12月11日に名古屋・金山総合駅前の商業施設「アスナル金山にオープンした「丸善」をレポートしている。
《新店の売りの一つは、書棚の脇に設置されたドリンクホルダー付きのいす。丸善ジュンク堂初の試みだ。併設のスターバックスのドリンクを持ち込み、飲みながら本を選べる。購入前の本も3冊までスターバックスに持ち込める。ちょっと気になる本を、じっくり選定してもらおうというねらいだ。
「ブック&カフェ」と呼ばれるスタイルで、各地に広がっているが丸善スターバックスが一緒に出店するのは初めてという。
もう一つの売りが、栄地区の大型店「丸善名古屋本店」と「ジュンク堂書店名古屋栄店」の在庫を最速当日に受け取れるサービス。午後1時までに頼めば5時に手に入る。新店にも専門書コーナーはあるが、品ぞろえには限界があり、専門書や洋書が充実する大型店との連携で補う。》
https://digital.asahi.com/articles/ASNDG423QNDBOIPE025.html

日本経済新聞社は12月15日、ニュースサイト「日経電子版」で、専門分野のエキスパートがそれぞれの視点で注目ニュースに解説を投稿する新機能「Think!」を始めた。厳選した日経電子版の記事とともに、エキスパートの多様な見方や意見を併せて読むことで、ニュースを複眼的により深く理解し、考える機会を提供する。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000312.000011115.html
朝日新聞記者 デジタル編集部の毛利光輝がツイートしている。
《NewsPicksをマネすることは恥ずかしいことではなくて、読者のためになるなら他社の好事例も取り入れていく姿勢がないと勝てない。スマニューのクーポンはYahooもLINEも容赦なく追随した。うちも同じことやればいいのに、と思っているのに実行しないことの方が恥ずかしい。》
https://twitter.com/m_mitsuteru/status/1338836283146129408

朝日新聞デジタルは12月16日付で「バチェラー男女逆転版にみた『王子いらないプリンセス』」を掲載している。
《一人の独身女性を巡って男性たちが争うリアリティーショー「バチェロレッテ・ジャパン」(アマゾンプライムビデオで配信中)が話題を呼んでいる。これまでは男性が主役だったが、今回初めて女性が男性を選ぶ側になり、その主役女性の振るまいが「かっこいい」と支持を受けている。》
https://digital.asahi.com/articles/ASNDH45P5ND3UCVL02R.html
リアリティーショー「バチェロレッテ・ジャパン」はアマゾンプライムビデオで配信されている番組であり、地上波テレビでは放送されていない。テレビのデジタルシフトとはタイムテーブルの支配から解放されることなのだ。
「バチェロレッテ」をつとめたのはモデル・スポーツトラベラーの福田萌子。人気が出そうだ。
https://www.divinejpn.com/model/model-women/fukuda-moeko.html

朝日新聞デジタルは12月15日付で「柳美里さん小説、翻訳家が泣いたクールジャパンの裏面」(藤原学思)を掲載している。柳美里の小説「JR上野駅公園口」が「全米図書賞」の翻訳学部門を受賞して話題になったが、翻訳家のモーガンジャイルズは次のように語っている。
《「日本語の章は主語がない場合が多くて、しかも、中にどう理解したらいいのかわからない『あいまいさ』がたくさんあります。そのあいまいさを、いかに残すかということが問われます」》
https://digital.asahi.com/articles/ASNDG3F1NND5UHBI001.html

◎世界化社は、演歌歌手・藤あや子の愛猫「マルオレ」待望のファーストフォトブック「マルとオレオと藤あや子」を発売した。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000994.000009728.html

◎「BUSINESS INSIDER JAPAN」は「巣ごもりで『漫画村問題』が再燃か 『急増ペースが異常、歯止めきかず』…集英社らが危機感」(小林 優多郎)を発表している。伊東氏とは集英社の伊東敦だ。
《しかし、伊東氏によると2020年1月から、同様の形で「漫画村以外」の海賊版サイトのアクセスが急増しているという。
その背景には、海賊版マンガサイトのサーバーが海外に置かれていることに加え、コンテンツ配信の中継事業者によって巧妙に匿名化され、摘発が難しくなっていること、加えて新型コロナウイルス染症拡大の影響による巣ごもり効果が加わり「急増のペースが異常。極めて危機的」(福井弁護士)にあるという。》
https://www.businessinsider.jp/post-226189

マルティン・ハイデガーカール・ヤスパース、ギュンター・アンダース、ハンナ・アーレント、ハンス・ヨナス、ジャック・デリダ、ジャン=ピエール・デュピュイという7人が原子力について、どう考えていたのかを明らかにする戸谷洋志の集英社新書原子力の哲学」が面白そうだ。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000198.000011454.html
「漂泊のアーレント 戦場のヨナス──ふたりの二〇世紀 ふたつの旅路」(慶應義塾大学出版会)の戸谷洋志である。

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4)【深夜の誌人語録】

無駄に無駄なしを実現できればしめたものである。

【文徒】2020年(令和2)12月16日(第8巻233号・通巻1890号)


Index------------------------------------------------------
1)【記事】テレビ東京「共演NG」でサントリーとキリンの共演が実現!
2)【記事】私たちの「日常」を支配するグーグル
3)【記事】キム・ギドクの死に“甘すぎる”日本のメディア
4)【本日の一行情報】
5)【深夜の誌人語録】
----------------------------------------2020.12.16 Shuppanjin

1)【記事】テレビ東京「共演NG」でサントリーとキリンの共演が実現!

テレビ東京系のドラマ「共演NG」(月曜夜10時)は弱小局の「テレビ東洋」がテレビのタブーを破り、共演NGの2人の大物スターを起用したドラマ「殺したいほど愛してる」に社運をかけるという内容だ。ドラマの自己言及性に加えて、視聴者を驚かせているのが、番組の本編終了時の「提供」クレジットにキリンとサントリーの2社が同時に登場することだ。
同じ番組に同じ業界内の競合他社が一緒にスポンサーになることはなく、これまではタブーであった。「東洋経済オンライン」がこの点に目をつけて12月14日付で竹内一晴の「キリンとサントリー『テレビの掟破り共演』の訳 テレビ東京のドラマで一緒にスポンサーに」を発表している。竹内は次のように書いている。
《この”共演”は、第1話放送直後からツイッターなどのSNS話題となった。番組内では何の説明もないが、アナウンサーが提供社名を読み上げる際、「この番組は、どうにか共演OKになったキリンとサントリーの提供でお送りしました」と伝える。
また両社のロゴが画面内での上下位置や大きさなどを競い合うような動きを見せ、それは放送回が進むにつれてエスカレートしていく。市場で激しく競合する「共演NG」の2社を共演させるという意図的な演出であり、ドラマの設定とリンクさせた「遊び心」であることがわかる。
この斬新なアイデアは企画・原作の秋元康氏の発案だ。》
https://toyokeizai.net/articles/-/395778
「パラボラ」は「ドラマ『共演NG』でキリンとサントリーが爆笑コラボ!2大スポンサーをネタにしたテレ東に称賛の嵐」を公開している。
https://parabola2020.com/kyoen-ng-kirin-suntory/
ミステリ評論家の千街晶之がツイートしている。
テレビ東京のドラマ『共演NG』、スポンサーもライヴァル社同士で本来なら共演NGのキリンとサントリーだけど、前回はテロップがキリン→サントリーの順、今回はサントリー→キリンの順になってていろいろ気を遣ってるなw》
https://twitter.com/sengaiakiyuki/status/1323268311992291328
ドラマとともに広告も話題になっている。テレビ東京としては、してやったりだろう。テレビ東京制作局プロデューサーの稲田秀樹マイナビニュース」が12月6日付で公開した「テレ東『共演NG』、異例のキリン&サントリーW出稿なぜ実現? 業界忖度崩す発想」でインタビューに応じ、次のように語っている
《ドラマの内容も含めて、各方面で高評価をいただきました。そもそも既成概念にとらわれず新しいチャレンジをする社風もあって、すごく会社内が活気づいた気がします。営業の人たちも盛り上がって、提供クレジットの遊びもどんどんエスカレートしていってますからね! 最終回なんかどうなっちゃうんだろう……。僕らもどういう演出の後提供が来るか、毎回直前までわからないんですよ。営業と2社さんで知恵を絞って考えていただいてるので、楽しみにしています。
https://news.mynavi.jp/article/20201206-kyouen_ng/
毎回、広告からも目を離せなかった視聴者は多かったはずである。監督は大根仁。そりゃあ面白くなるだろう。「共演NG」はゲバラまで引用している。
《テレビ東洋は在京キー局のなかで 最も弱いテレビ局です。でも最もテレビへの愛のある局でもある。「真の革命は、愛によって導かれる」。チェ・ゲバラの言葉です。
https://twitter.com/06Jun2010/status/1338481997920882693
コロナ禍で視聴者は面白さに飢えていたのだ。
《テレ東の本気ドラマ「共演NG」静かにハマっております。企画秋元康、脚本&演出が大根仁、主演が中井貴一鈴木京香という豪華さ。スポンサー枠でサントリーとキリンの共演NGが本当に実現してたり、キャスト陣の実際の経歴と設定が似てたり、現実と演出の境目が曖昧になってて芸が細かい。》
https://twitter.com/kaririririry_n/status/1325327856931467264
ついにテレビ東京の時代がやって来た。

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2)【記事】私たちの「日常」を支配するグーグル

グーグルで検索したり、YouTubeを閲覧しながらネタを拾い、グーグルドキュメントで章を書き、Gメールで連絡を取り合っている私からすると、全く仕事にならなかった。10月14日午後9時の悲劇だった。朝日新聞サンフランシスコ支局長の尾形聡彦が10月14日午後9時13分にツイートしていた
YouTubeGmail など米グーグルのサービスで世界的に障害が発生しています。北米、欧州、日本、インドなど世界各地で障害が起こっている模様です。》
https://twitter.com/ToshihikoOgata/status/1338457140629889026
朝日新聞デジタルは12月14日付で「ユーチューブやGメールでアクセス障害 世界各地で発生」(尾形聡彦)を掲載している。
《グーグルは日本時間14日午後8時55分、Gメールなどのサービスについて「大部分のユーザーに影響を与える障害を認識している」と公表。その約1時間後の同午後9時52分、大部分のユーザー向けのサービスが復旧したと説明した。》
https://digital.asahi.com/articles/ASNDG75QYNDGUHBI02S.html
毎日新聞は12月14日付で「グーグルで一時大規模障害 Gメールやユーチューブなど広範に」(坂井隆之)を掲載している
《グーグルの公表情報によると、不具合が生じたのは、Gメールとユーチューブのほか、無料クラウドサービスのグーグルドライブやグーグルスプレッドシートなど。グーグルの日本法人の広報部は14日深夜、毎日新聞の取材に対し、「障害は解消されている」とした上で、「システムのさらなる改善のために努力を継続してまいります」とコメントした。原因は明らかにしていない。》
https://mainichi.jp/articles/20201214/k00/00m/040/323000c
野口悠紀雄のツイート。
《これまで #Gメール などを使っていて、一度も障害がなかった。全世界の何十億の人々にサービスを提供して事故を起こさなかった。しかも無料のサービスだ。今回の障害で数億人が慌てふためいたろう。#グーグル がいかにすごい企業かが分かる。》
https://twitter.com/yukionoguchi10/status/1338476072422133763
私にしても仕事に関してはグーグルに支配されてしまっている。これは「ニコニコ窓口担当」のツイート。
《【不具合/ニコニコ】
12月14日(月)現在、ニコニコにおいて、視聴ができない、一部ページが表示されないなどの不具合が発生しております。
現在、原因調査と復旧作業を行っております。
ご不便をお掛けし申し訳ございません。》
《【障害/一部復旧】
12月14日(月) 21:00頃から発生していた障害ですが、動画・生放送などのサービスについては復旧作業が完了しました。
ニコニコチャンネルのみ引き続きメンテナンスを行っています。
復旧まで今しばらくお待ちください。》
https://twitter.com/nico_nico_talk/status/1338458068204441602
https://twitter.com/nico_nico_talk/status/1338478271894151171
こんなツイートが投稿されていた。
Googleがくたばる

Google Homeが使えなくなる
 ↓
部屋の照明、エアコン、テレビの制御ができなくなる

外は雪が降りしきる中、暖房が停止。Googleが使えなくなったので再起動できない

リモコンをどこにやったか分からなくなり、凍死しかけてる

たすけて←いまここ》
https://twitter.com/Hayaponlog/status/1338455266715549698
これは決して笑いごとではないのだ。
《GoTo停止よりGoogle停止のほうがよほど阿鼻叫喚やな
https://twitter.com/shokoryuzaki/status/1338456837864091648
こんなツイートも。
《今日の事故から学んだ教訓
Googleに頼り過ぎてはダメ。プラットフォームは分散しよう
https://twitter.com/kakitonabe/status/1338484276174618624

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3)【記事】キム・ギドクの死に“甘すぎる”日本のメディア

朝日新聞デジタルは12月12日付で「韓国の映画監督、キム・ギドクさん死去 新型コロナ感染」(小峰健二)を掲載している。
《韓国を代表する映画監督の一人で、ベネチア国際映画祭の金獅子賞を獲得した「嘆きのピエタ」などで知られる、キム・ギドクさんが11日、滞在先のラトビアで、新型コロナウイルス感染症のため死去した。複数の韓国メディアが伝えた。59歳だった。》
一応、セクハラ事件には触れている。
《一方で17年には、俳優の女性が「メビウス」の撮影中にキムさんから暴力などを受けたとして告訴した、と韓国メディアが報道。他にも女性俳優がキムさんからセクハラや性的暴行などを受けたと告発するなどしているという。関係者によると、近年は国外で生活を送っていたとされる。》
https://digital.asahi.com/articles/ASNDD35PKNDCUCVL02Y.html
中央日報は12月12日付で「世界3大映画祭で受賞のキム・ギドク監督、コロナで死去 ラトビアで」を掲載している。キム・ギドクの映画人としての業績を紹介したうえで、次のように記事をまとめている。
《しかし独特の暴力的な作品世界の裏で、映画制作現場自体が暴力的という非難が絶えなかった。2018年には全世界的な「#Me too」波紋の中で、キム氏と映画制作を共にした女優・スタッフが各種性的行為を強要され、暴力に苦しんだという暴露が続いた。キム氏は法廷争いをする一方、海外映画祭の記者会見で「映画は暴力的でも私の人生はそうでない」と容疑を否認した。しかし『人間の時間』(2017)を最後に韓国映画界を離れ、海外で過ごしていた。》
https://japanese.joins.com/JArticle/273301?sectcode=730&servcode=700&cloc=jp%7Cmain%7C
朝鮮日報は12月14日付で「性暴力疑惑のキム・ギドク監督を追悼? ジレンマに陥った韓国映画界」を掲載している。
《「もし誰かにそのようなひどい暴力を振るったなら、彼をたたえるのは間違っている」
映画監督キム・ギドク氏が59歳で死去したというニュースが報道された直後の12日、映画『パラサイト 半地下の家族』の英語字幕を担当したダルシー・パケット氏がソーシャル・メディアに投稿したが映画界とその周辺に広まった。同氏はこので、「2018年に彼の性暴力疑惑がテレビで報道された後、私は学校の授業でキム・ギドク映画について教えるのをやめた」と述べた。》
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2020/12/14/2020121480051.html
ハンギョレは12月15日付で「『追悼はもう一つの加害』キム・ギドク監督の死と映画界の理由ある沈黙」を掲載している。
《キム監督の死について、「たいていの死は哀悼の対象だが、ある場合にはそれがもう一つの加害になる」と述べた映画評論家のパク・ウソン氏は、ツイッターで「作家と作品」の区分は「虚構」だと主張した。
「監督と映画は切り離すことができるという主張、監督の社会的な生き方とは別に、映画はひとえに美的基準のみで評価することができるという主張は、我々は誰なのか、我々はどこにいるのか、我々に起こったことは何なのかについて、我々皆がまったく知らないふりをすることができると確信する妄想にすぎない」》
http://japan.hani.co.kr/arti/politics/38587.html
「かぞくのくに」の映画監督であるヤン・ヨンヒが連ツイを発表している。
《①キム・ギドク(監督はつけない)の作品を逃さず見ていた時期のことを考えていた。日本の緩い報道を見て、日本では彼の性暴力が伝わってないんだと認識した。これを読んだ人がどう考えるか、には興味ない。「知る」ことは必要だと思うので、キム・ギドクが何をしたかを短く書く。特に映画に関わる》
《②人には考えて欲しい。性暴力の被害者は1人や2人ではない。被害者たちは新人女優、女性スタッフで、場所はミーティングやロケ地など。世界で脚光を浴びる監督の目に止まったと夢を膨らませる女優たちを「映画のためだ」と言い服を破り、抵抗すると殴り強姦した。俳優を誘って一緒に女優を強姦した。》
《③ロケ地から逃げる女優をスタッフに探して連れてこさせ犯す。一つのロケ地でボロボロになった女性たちはお互い助けあうことも出来ず壊れていったという。大学での授業でも「私と寝たら映画に出れる」と学生に言う。脚本ミーティングでも「お前のあそこはどんなニオイだ」とかばかり聞いてきたと。》
《④。。。これらは氷山の一角。女優だけではなく、スタッフも餌食になった。最初、被害者が相談しても先輩たちや団体は「映画業界ってそういうもんだ、証拠がないと」と取り合ってくれなかったという。被害者たちは現場から逃げ、夢を持っていた映画を諦め、PTSDに苦しんだ(今も苦しんでいる)。》
《⑤監督の部屋からレイプの声が聞こえ、スタッフが沈黙していた地獄が、韓国で有名な調査報道TV番組「PD手帳」(50分ほど)によって暴露された。番組では被害者の女性だけでなく、男性スタッフも証言。「世界の巨匠」の悍ましい性暴力が明らかになった。キム・ギドクは謝罪もせずに逃げ、死んだ。》
《⑥全て映画を理由に(餌に)、映画の現場で行われた。映画のために監督と女優が交わるべき、から始まるらしい。
書いた内容は番組で放送されたもの。アンカーは「酷過ぎて番組で扱えない話もあり」と濁した。番組を大袈裟だという韓国の映画人に会ったことはない。。。かいつまんで書いた。》
《⑦私が直接、キム・ギドクが離れないという女優のSOSに駆けつける女性PDたちを映画祭で見た時の感覚を今も覚えている。映画監督の端くれとして、MeeTooなんてない時代を生きてきた56歳の女として、このtweetを書きながら手が震えてるし涙が止まらない。特に映画関係者は言葉を選んで欲しい。》
《⑧昨年から1年半ほど殆ど韓国にいながら、韓国映画界の素晴らしい部分と腐った部分とに向き合っている。特に今年は仕事が進まないほど疲弊したが、多くを学んだし助けて頂いた。ノロマなので時間がかかるが少しずつ発信したいと思う。
ソウル郊外より。ヤン》
https://twitter.com/yangyonghi/status/1338147616593379329

https://twitter.com/yangyonghi/status/1338171678287806464
ヤン・ヨンヒは、こうもツイートしている。
《日本メディアのキムギドクの死に対する言葉の甘さは何?本当に怒りも呆れも通り越して脱力するのも飽きた。彼の性暴力が暴露されて数年経ってる。日本の記者は日本のメディアしか見て読まないの?調べないの?》
https://twitter.com/yangyonghi/status/1338190414226968576
ニューズウィーク日本版」が12月14日付で「韓国キム・ギドク監督、コロナで死去 世界三大映画祭受賞の巨匠とセクハラ醜聞、本当の姿は?」を発表している。
《良くも悪くも子供のような人である。好奇心が旺盛で、自分が興味のある物や事柄を次回作ではすぐに反映させる。そして、それは普通の大人なら羞恥心によって隠すであろう女性への執着ですらも、映画の中で生々しく表現されている。
それがたたってか、作風から女性蔑視者であると言われ、撮影現場や映画祭会場でもよからぬ行動が噂された。そして、2008年オダギリジョー主演の映画『悲夢』では、自殺未遂シーンで女優が死にかける事故が起こった。
その後3年間、彼は人里離れた山に籠って生活をしていた。3年後、その隠とん生活を描いた映画『アリラン』で復活し作品作りを続けたが、彼へのスキャンダルイメージを決定的にしたのが2017年、映画『メビウスで主演予定だった女優からの暴行告発である。》
https://www.newsweekjapan.jp/stories/culture/2020/12/post-95182_1.php

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4)【本日の一行情報】

巖谷國士のツイート。
《いつもなら11月から、庭の柿を箱詰にしてお送りしているところだが、今年は台風などでかなり果実が落ち、コロナ禍で増えた鳥たちの食料になったため、収穫はゼロだった。枝にのこるヘタの数だけ、鳥たちが元気になっていてくれたらいい、と思うことにする。》
https://twitter.com/papi188920/status/1338689670020911105
心に沁みる呟きだ。

志茂田景樹のツイート。
《コロナ禍と「鬼滅に刃」ブームで本屋さんでの本の売上が伸びているという。構造不況的不景気に陥って久しい出版界にとって願ってもない朗報だ。ただターミナル駅至近の大書店では売上げの更なる低下も見られるという。リモート勤務の休憩時間に電書で静かに読書も今風でいい。》
https://twitter.com/kagekineko/status/1338743249788260352
コロナ禍のステイホームに読書は欠かせなかった。