【文徒】2018年(平成30)9月18日(第6巻175号・通巻1349号)

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1)【記事】「 料理レシピ本大賞」特別選考委員賞の「全196ヵ国 おうちで作れる世界のレシピ」について
2)【記事】「あれかこれか」ではなく「あれもこれも何もかも」の時代へ
3)【本日の一行情報】
4)【深夜の誌人語録】
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1)【記事】「 料理レシピ本大賞」特別選考委員賞の「全196ヵ国 おうちで作れる世界のレシピ」について

「第5回 料理レシピ本大賞」 が次のように決まった。
【料理部門:大賞】【DNP賞】
「みそ汁はおかずです」瀬尾幸子/学研プラス
【お菓子部門:大賞】
「へたおやつ 小麦粉を使わない白崎茶会のはじめてレシピ」白崎裕子/マガジンハウス
【料理部門:エッセイ賞】
「もうレシピ本はいらない 人生を救う最強の食卓」稲垣えみ子/マガジンハウス
【料理部門:絵本賞】
「わかったさんのこんがりおやつ」寺村輝夫永井郁子・さわのめぐみ/あかね書房
【料理部門:コミック賞】
「たまこ定食 注のいらないお店6巻」野崎ふみこ/双葉社
【料理部門:入賞】
「ちゃんとおぼえたい和食」田麻子/秀和システム
「シェフの家呑みおつまみ」依田隆/秀和システム
「レシピを見ないで作れるようになりましょう。」有元葉子/SBクリエイティブ
「志麻さんのプレミアムな作りおき」志麻/ダイヤモンド社
「帰り遅いけどこんなスープなら作れそう」有賀薫/響社
「やみつきバズレシピ」リュウジ/扶桑社
【特別選考委員賞】
「全196ヵ国 おうちで作れる世界のレシピ」本山尚義/ライツ社
http://recipe-bon.jp/?info=%e3%80%902018%e5%b9%b4-%e7%ac%ac5%e5%9b%9e-%e6%96%99%e7%90%86%e3%83%ac%e3%82%b7%e3%83%94%e6%9c%ac%e5%a4%a7%e8%b3%9e-%e5%8f%97%e8%b3%9e%e4%bd%9c%e5%93%81%e7%99%ba%e8%a1%a8-%e3%80%91
受賞作をできる限り書店でチェックしてみた。お世辞抜きで圧倒されたのは「特別選考委員賞」を受賞した「全196ヵ国 おうちで作れる世界のレシピ」である。タイトル通り 全196ヵ国の見たこともないような世界の料理のレシピを紹介しているのだが、食材はスーパーで揃えることができるのだ。地中海キプロスの絶品イカメシ「カラマリア・ゲミスタ 」にさして驚きはしなかったが、サバの味噌煮を超えた、タンザニアのサバ料理「スープ・ヤ・マサキ」とか、「肉じゃがより懐かしミャンマーの母の味『チェッターアールヒン』」となれば、私の食欲は猛烈に刺激される。こんなレシピ本、これまで見たことがなかったではないか。既に6刷と売れている。
http://wrl.co.jp/2017/11/21/196recipe/
この本で私はライツ社という版元の名前を初めて知った。ライツ社兵庫県明石市で2016年9月7日に設立されている。ヨシダナギの写真集「HEROES」もライツ社の仕事である。実は「全196ヵ国 おうちで作れる世界のレシピ」はクラウドファンディングを使っている。CAMPFIREで300万円を目標に募集を始め、何と378.5万円を集めたのだ。パトロン数は425名だ。
https://camp-fire.jp/projects/view/13557
https://note.wrl.co.jp/n/nbefa32ab930d
ライツ社の代表をつとめているのは大塚啓志郎。創業に際して、こんなことを書いている。
「ですが、出版業をとおして、やりたいことはひとつです。 
 『write』『right』『light』。
 書く力で、まっすぐに、照らす。 
本とは、凍りついたこころを解(と)かす光です。
 それは、人が悩みもがくときに導いてくれる明かりかもしれないし、新しいアイデアが浮かぶ瞬間のひらめきかもしれない。その胸の中に生まれる小さな火かもしれないし、温かい木漏れ日や友達の笑い声のようなものなのかもしれない。
そう考えています」
http://wrl.co.jp/about/
大塚は、いろは社の出身だそうだ。関西大学を卒業し、2008年に京都の出版社である「いろは出版」の新卒1期生として入社してキャリアを積み上げて営業マンをつとめる奥さんとともに独立に踏み切ったようである。
https://hello-iroha.com/business/
http://tabi-daigaku.jp/teachers/27
大塚は明石で創業した理由を次のように述べている。
「京都、大阪、兵庫、どこに社を構えるか悩んだのですが『やっぱり独立するなら地元でやりたい』という思いで、明石を選びました。実は出版社というのは9割が東京、残りの1割が大阪と京都にあって、兵庫には指で数えられるほどしかありません。ですが、今の時代はインターネットさえあればどこでも仕事ができますし、明石なら神戸空港が近いので東京にもすぐに行けます。明石にいても東京にいる条件と変わらず全国に向けた仕事ができるということが決め手でした。これから、地元明石や神戸にいるおもしろい人やモノを『本』という形にして全国に発信していければと思っています」 
https://www.city.akashi.lg.jp/seisaku/citysales_ka/otsuka.html
いろは出版の社長も若い。木村行伸社長は9月27日 に38歳となる。
いろは出版が会社である以上、利益を出さなければ淘汰されます
ですが、そんな競争社会の中で一番に愛をかかげて突っ走る会社があるのは愉快であり、その愛を具体的にして行くことで会社が成長して行けたなら僕らの存在がこれからの希望になれると信じています」
https://hello-iroha.com/company/message/
木村は電車広告の詩人「きむ」としても知られているようだ。
https://twitter.com/ksu_press/status/1011120656723861505
大塚は「note」に「会社を辞めて2年が経って、結婚式で前職の社長に会ったときのこと」を発表している。
「それから2年が経ち、結婚式場で会った社長は、いきなり笑顔でぼくをおどかしてくれた。そして、後輩たちが余興のために席を立ったとき、隣に呼んでくれた。 
『調子はどうなん?』『うまくいってるんか!よかったな!』『出版業界を盛り上げてな!』『世界を変える本をつくってな!』
相変わらずの超ポジティブな社長だった。笑顔がとても懐かしかった」
https://note.mu/19860314/n/n6a8a92dd9a6a
「全196ヵ国 おうちで作れる世界のレシピ」がレシピ本の世界を変えたのは間違いない。

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2)【記事】「あれかこれか」ではなく「あれもこれも何もかも」の時代へ

「ねとらぼ」が掲載した「『電子書籍より紙の本を買ってもらえるとうれしい』――漫画編集者の意見に賛否 『出版のシステム自体に問題があるのでは』」で「終末のワルキューレ」や「北斗の拳 拳王軍ザコたちの挽歌」を担当している編集者・山中の次のようなツイートの存在を知った。山中はマンガを電子書籍ではなく、紙のコミックスで買って欲しいとツイートしたうえで、次のようにその理由を説明している。
「紙で買って貰えると嬉しい理由として、『電子は数字が固まるのが遅いので単行本の初速は紙で見る』とか『何十年もお世話になってきた書店さんたちをちょっと贔屓したい』とかありますが、賛否両論あってしかるべきだと思います」 
「補足です。 出版社が電子の売り上げを軽視しているわけではありません。紙は次巻の刷部数に直結し、電子は刷部数の概念がない、というのが言いたいことです。『時代に逆行して本を買おう』とか『電子派の人を批判したい』とかの意思は一切ありません。自分も電子めっちゃ買います 」
「また、読者様に『本を買ってください』とお願いしている意図も一切ありません。 あくまで『どちらを買った方が作家さんの応援になりますか?』という質問に個人的に思う回答をさせていただいた、という以上の意図はありません」
「先ほどのツイート、間違っている箇所がありました。 紙の本が売れないからといって、電子で売れていても打ち切りになるということはありません。 紙が売れなくなったら、紙の本が出せなくなりますが、電子が売れていれば連載は続きます 」
http://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1809/15/news006.html
https://twitter.com/ComicYamanaka/status/1035104615140708352
https://twitter.com/ComicYamanaka/status/1035115576991965185
https://twitter.com/ComicYamanaka/status/1035316847200022533
https://twitter.com/ComicYamanaka/status/1035318499093041152
https://twitter.com/ComicYamanaka/status/1035339390300479488
この連続ツイートに対する反響は大きかった。主なものを拾っておこう。
「紙の本は発売日に書店に無いことがあまりに多すぎると思います 特に地方の書店は、それなりに売れてる本でも配本が無いことが多いです そうなると本を手に入れる方法は数日かかる通販かすぐに手に入る電子の二択に限られてしまいます」
https://twitter.com/kiki_lily17/status/1035322127988084736
「・発売日から3~4日は遅れる新刊 ・地方の書店には入らない一方、都市部では積み木のように並べるほど大量に来る偏った配本 ・注から1~2週間はかかる取り寄せ と読者側が極めて不満に感じるシステムを電子書籍が一気に解決してくれたのに、未だに紙の本ばかり重視されたら何の意味も無いですね 」
https://twitter.com/WALLLESS_LILY/status/1035365759478685696
「これは 海外在住には ツライ案件です。私は電子で月何十冊も読むのですが、紙だと 和書は 倍以上の時間と値段がかかります。電子のいい点は 何処でもいつでも 購入出来て 読書が出来る事です。そう言う事情で電子されている方も多いと思います 」
https://twitter.com/kim251042/status/1035307664962674688
「紙と電子の質問をジャンプ編集部にしてどっちで買うか迷ってるとも伝えたことがある者ですが、どちらも変わらないと聞いて電子にしてました。。編集部によって変わるんですかね…? 」
https://twitter.com/nogu3azurite/status/1035448025789812737
「電子を自社で運営してる大きなとこだけしかできないかもですが、紙買えば電子も読めるといい。紙か電子か迷ってる客は取れるし物は欲しいけどもう電子でしか読まないしな客もそこそこはいるでしょうし。 紙も電子も買ってるって客層多いならマイナスかもですが。紙は割引少ないしちょうどいいのでは 」
https://twitter.com/rasa_tw/status/1035443603986776064
電子書籍の方が読みたいときに買えるのでついポチッと買ってしまいます。都会ならまだしも、大型書店がある街ではないので尚更に。でも読んで気に入れば単行本が欲しくなり結局通販してでも買ってしまいます…手元に置いておきたいんですよね… 」
https://twitter.com/ComicYamanaka/status/1035104615140708352
「連載中はまったく仰る通りですが、連載終了作品は電子の方が助かるケースが多いです。 その旨も付け加えていただきたかったのです 」
https://twitter.com/ogatatei/status/1035355786363297792
「新聞も似たような傾向があります。デジタルの収入で紙の赤字を埋めようとするまで「紙」が恋しいです。個人的には紙派ですが、環境保護を考えると、今こそ習慣を変えるきっかけのではないでしょうか」
https://twitter.com/729339414/status/1035463836357160965
「あとのツイートも読んでいますし、元雑誌編集ですから気持ちはわかるんです。けど、将来電子が主流になることは明白な時代に、出版側から「とはいえ紙なんです」と言われると萎えます。『仕組みを変えよう!』『電子の売上情報を活用するには?』という提案や意志を見たいところです 」
https://twitter.com/denjiro13/status/1035376970505191424
インターネットの出現とデジタルデバイスの進化により、読書スタイルが多様になって来たのは間違いあるまい。まさか「電話機」で読書をするようになるとは私すら20世紀の段階では想像もしなかった。しかし、技術革新によって多様性が実現してしまった以上、その多様性に出来る限り応えるのが出版にかかわる者にとって使命であると言って良いだろう。即ち「あれかこれか」の二者択一が問われているのではなく、「あれもこれも何もかも」を実現する木目細かく、繊細なサーヴィスが問われているのであり、そうした問いに最も敏感な企業がアマゾンであるということも否定できまい。

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3)【本日の一行情報】

◎オレと考え方同じじゃん。「MusicVoice」でファッション誌「bis」(光社)の中郡暖菜編集長が次のように語っている。
「昔は、インターネットの情報に対して、出版社は『ライバル意識』を持っていましたし、『競合』という認識だったと思います。でも今は、お互いの良い面を出して、相乗効果を生み出している。雑誌『bis』も、仮想ライブ空間『SHOWROOM』とコラボしてオーディションを実施したり、ライブコマースに参入しています。ネットを通じて『bis』を知った子が、雑誌を買ってくれる。そういった相乗効果がどんどん増えています。私自身も、ネットをメインにした『出版ビジネス』にこそ今後は挑戦していきたいですし、『ネットメディア』だから出来る事と『出版社』が出来る事、それを掛け合わせて『多方面に展開』していくことで、『その先の未来』があると思っています」
https://www.musicvoice.jp/news/201809140102898/

◎「不謹慎狩り」とは、災害時に芸能人が楽しそうな投稿をすると不謹慎だとクレームをつけて謝罪に追い込むことである。北海道地震では長谷川京子が「不謹慎狩り」の犠牲となったようである。
「北海道地震が発生した6日、女優の長谷川京子さんがインスタグラムに知人の誕生日を祝う投稿をして批判を浴び、謝罪に追い込まれた。大災害発生時に有名人のSNSを過剰に攻撃する現象は『不謹慎狩り』と呼ばれ、たびたび疑問視されている」
https://news.careerconnection.jp/?p=59460
この記事を読んだ堀江貴は、こうツイートしている。
「こいつらは自分がクソだという自覚がないからな」
https://twitter.com/takapon_jp/status/1039712917086785536
J-CASTニュース」が掲載した「『不謹慎狩り』引き起こすソーシャル・ジャスティス・ウォリアー 長谷川京子は謝罪に追い込まれた」のなかでITジャーナリストの高橋暁子は次のように語っている。
「最初に火をつけるのは、『ソーシャル・ジャスティス・ウォリアー』と呼ばれる人たち。ネット上で、ある種の正義感を振りかざす人たちです。芸能人を隙あらばと、徹底的に攻撃することで、自らの満たされない生活の鬱憤を晴らそうとしている可能性が高いです
ネット上のごく限られた世界で暮らしている人たちが、そのような言説を正しいと思い込み、炎上に加担する。こうして『不謹慎狩り』は大きくなっていくのです」
https://www.j-cast.com/2018/09/07338129.html
「不謹慎狩り」と所謂「ネトウヨ」「パヨク」は化としての同質性を指摘できるかもしれない。

◎「角川ドワンゴ学園」(沖縄県うるま市)は「学校教育法における中学校ではなく、生は義務教育の中学校に在籍しながら通う」(日刊スポーツ)通学制の「N中等部」を来年4月、東京都内に開校する。
https://www.nikkansports.com/general/news/201809130000611.html

小学館児童出版化賞は、今井恭子の「こんぴら狗」(くもん出版)と、シゲリカツヒコの「大名行列」(小学館)に決定した。
https://this.kiji.is/412922109012870241
http://kumonshuppan.com/ehon/ehon-syousai/?code=39298
https://www.shogakukan.co.jp/books/09726775


◎9月14日付朝日新聞によれば「米アマゾンのジェフ・ベゾス高経営責任者(CEO)が13日、『選挙で選ばれた公職者が記者やメディアを攻撃するのは誤りだ』と述べた。トランプ米大統領を、名指しは避けつつ批判した」そうだ。 
https://www.asahi.com/articles/ASL9G3TZ0L9GUHBI00P.html
ジェフ・ベゾスが念頭に置いているのはアマゾンではなく、ワシントン・ポストである。

◎「とんねるずと『めちゃイケ』の終わり 〈ポスト平成〉のテレビバラエティ論」(イースト・プレス)のラリー遠田の「『日本人のテレビ離れ』論が実は全然違うワケ ネットに滅ぼされるものでも何でもない」を「東洋経済オンライン」が掲載している。
「これから起こることは、テレビが滅びるというよりも、『テレビ』という概念がどんどん広がって薄まっていく、ということではないか」
「テレビは決して滅びるわけではなく、そのあり方が変わって、より広範囲に拡散していくだけだ」
https://toyokeizai.net/articles/-/237287
何もテレビに限ったことではあるまい。新聞にしても、雑誌にしても、ラジオにしても同様のことが言えるはずである。

KADOKAWAより発売されたニャンの「好きな人を忘れる方法があるなら教えてくれよ」が、発行部数7万部を突破。ニャンはフォロワー数が現在62万人超の「Twitter界のプリンス」 の異名を持つ。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000004988.000007006.html
コレなんだけどね。
https://twitter.com/radran10

KADOKAWAとEiMの協業で運営するアパレルブランド「CONNECT:ED」がスタートし、その第一弾となる「この素晴らしい世界に祝福を!」(スニーカー庫)、「冴えない彼女の育てかた」「デート・ア・ライブ」(ファンタジア庫)、「ノーゲーム・ノーライフ」「Re:ゼロから始める異世界生活」(MF庫J)の、全5作品の世界観をモチーフにしたアイテム が発売を開始した。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000004989.000007006.html

トーハンは、伊勢治書店と共に、具専門店「伊勢治」(小田原市)を8月27日に新装オープンした。同店はトーハンが手がける初の具専門店である。
http://www.tohan.jp/news/20180914_1268.html

幻冬舎は、9月14日(金)から9月27日(木)まで秋の電子書籍キャンペーンとして「電本フェス~幻冬舎の書籍ほぼ全作品割引 最大70%OFFキャンペーン~」を実施している。合計で3,600冊を超えるタイトルのうち、話題作を含む400冊以上について、期間中を通して70%割引する。  
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000410.000007254.html

JTBとStrolyは、位置情報と連動したオンラインマップを使って旅行者に地域の魅力を伝える新たなプラットフォーム構築を目指し、8月よりJTBによるStrolyへの資本参加、ならびに両者間での包括業務提携を行うことに合意した。業務提携による新サービスは、三つ。①地域の観光ガイドマップ等のインタラクティブ・メディア化サービス ②オンラインマップを通じた旅行者への旅ナカ体験価値の創出 ③大型イベント実施時の会場案内ソリューション である。
https://www.jtbcorp.jp/scripts_hd/image_view.asp?menu=news&id=00239&news_no=144

田中圭を表紙に据えた「アエラスタイルマガジン vol.40」(9月22日発売)は創刊10周年号にあたるのだが、Amazonなどで、発売前にも関わらず予約が殺到し、朝日新聞出版は急遽、異例の「発売前重版」を決定した。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000533.000004702.html

e-book.Ranksが運営する電子書籍ランキングサイト電子書籍ランキング.com」のマンガ読み放題サービス「すぐ読みっ!」で9月14日に「史記」(久松雄、久保田千太郎)が合本版として公開された。
http://www.dreamnews.jp/press/0000181171/

◎山口雄大の光社新書「品切れ、過剰在庫を防ぐ技術」は出版にも当てはまるのだろうか。
https://www.kobunsha.com/shelf/book/isbn/9784334043704

◎「コミックナタリー」によれば、集英社は「りぼん」「マーガレット」「別冊マーガレット」の少女マンガが「毎日待てば無料」で読めるアプリ「マンガMee」を今秋リリースする。これに先立ち、「マンガMee」では「新人賞」「新戦力オーディション」「即戦力スカウト」と題した3つの賞を設けた。
https://manga-mee.jp/
https://natalie.mu/comic/news/299754

◎映画「ドラゴンボール超 ブロリー」(2018年12月14日公開)の公開を記念し、11月1日より、東京スカイツリーとのコラボイベント「超天空塔」(スカイツリースーパー)の開催が決まった。
https://animeanime.jp/article/2018/09/14/40149.html
映画「銀魂2 掟は破るためにこそある」の興行収入が30億円を突破。映画産業を支えるのは出版コンテンツであり、ここでも集英社の「週刊少年ジャンプ」の存在感は大きい。
https://animeanime.jp/article/2018/09/15/40167.html
空知英秋の「銀魂」は9月15日発売の「週刊少年ジャンプ」(集英社)42号をもって完結。と思いきや、「ジャンプGIGA」でつづくことになるという。 
https://getnews.jp/archives/2078133

◎NHK総合の「のぞき見ドキュメント 100カメ」はひとつの場所に100台の固定カメラを設置して、人々の生態を観察する番組だが、9月17日の放送では「週刊少年ジャンプ」が取り上げられた。
「100台のカメラには、『ONE PIECE』の作者・尾田栄一郎と今後のストーリーを考える打ち合わせの電話や、新連載が決定する会議の様子など、普段は見ることのない編集業務を記録。個性的な編集者たちの決定的な一瞬や、どの職場でもありそうな思わず『あるある』と共感する人間関係が映し出される」(デイリースポーツ)
https://www.daily.co.jp/leisure/kansai/2018/09/14/0011640079.shtml
https://www.lmaga.jp/news/2018/09/48375/

◎阿川大樹の実業之日本社庫「終電の神様」と藤本正二が講談社の「週刊モーニング」 に連載する「終電ちゃん」がコラボして、「終電エピソード大賞」が開催される。 
http://www.j-n.co.jp/columns/?article_id=495
http://www.j-n.co.jp/shuden/

◎9月14日付毎日新聞によれば、NHKと日本テレビはテレビ放送開始65周年を記念し、9月22日を「コラボデー」として、「テレビ65年 スポーツの力」と題した特別番組も両局で同時に生放送するなど、様々なコラボが試みられる。
「同日は、特別番組以外でも局の垣根を越えた企画が目白押し。4人のアナウンサーは、NHK『おはよう日本』と、日本テレビ『ズームイン!!サタデー』などに互いに出演するほか、巨人対ヤクルトのプロ野球中継では、『同じ試合をNHKと日本テレビが中継するとどう違うのか』といったテーマを扱う。NHK『LIFE!』(午後9時)では日本テレビ嵐にしやがれ』の出演者、嵐の桜井翔さんがコントに挑戦する 」
https://mainichi.jp/articles/20180914/k00/00e/040/358000c
https://www.screens-lab.jp/article/10391

池田大作が「聖教新聞」で連載をつづけて来た「新・人間革命」が完結を迎えたそうだ。
https://www.j-cast.com/2018/09/15338748.html?p=all
立憲民主党有田芳生がこんなツイートをしていた。
創価学会池田大作会長(現名誉会長)が沖縄を特別に重視し、日本政府の対応に批判的だったことは『新・人間革命』13巻で鮮明だ。聖教新聞の連載は2002年。創価学会はその前年から『沖縄タイムス』に『沖縄で平和を考える』という広告特集を6回にわたって掲載した。沖縄に対する原点がここにある」
https://twitter.com/aritayoshifu/status/1039715231314788352

◎千葉琢也は6月に立ち上げたTHOUSANDから、9月20日に「シルバー」(Silver)を創刊する。「Fashionsnap.com 」は次のように書いている。
「『シルバー』はファッションやアートに関心のある人、クリエイティブな仕事に従事する人、本物を求める大人たちをターゲットに、ファッションやライフスタイル、プロダクトなどを発信する東京発のインターナショナルマガジン。『雑誌』『デジタル』『イベント』の3つから構成され、雑誌は3・6・9・12月の年4回発行する」
https://www.fashionsnap.com/article/2018-09-14/thousand-silver/

◎これオレじゃない!ま、オレの場合5つだけどね。
「『私はあなたより4つも年上で、先にシワくちゃなおばあちゃんになっちゃうのよ。それでもいいの?』と年下の彼に念押しをしたそうです。『シワくちゃになっても、君のその表情が変わらなければいいんだよ』と彼は答えたそうです。彼女はその後、プロポーズを受けました」 
https://www.biteki.com/life-style/others/312247
小学館から「美的GRAND 」が創刊された。年4回刊。天野佳代子編集長曰く・・・
「『美的』は30歳前後の女性をターゲットに作っている美容誌なんです。だから40代以上の女性のエイジングの悩みに向けて、もっと濃厚な情報を届けられる場が欲しくて、以前から“上の年代の美容雑誌を作りましょうよ”と声をあげていたんです。実現してうれしいです 」
https://www.asahi.com/and_w/articles/SDI2018090698351.html
「紙」だけの創刊なのかな。オンラインメディアとしては、どうするのだろう?イベント戦略は?「美的GRAND」という店舗を持つという手もあるだろう。「美的GRA」としてツイッターやインスタグラムの公式アカウントは、いつ立ち上げるのだろうか。年4回刊なればこそ「同時多発的創刊」を考えても良いのではあるまいか。

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4)【深夜の誌人語録】

どんな偉業にも最初の一歩がある。

 
 

【文徒】2018年(平成30)9月14日(第6巻174号・通巻1348号)

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1)【記事】「災害ポルノ」を得意とするマスメディアとハラスメントを「売り」にするネットメディア
2)【本日の一行情報】
3)【深夜の誌人語録】
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1)【記事】「災害ポルノ」を得意とするマスメディアとハラスメントを「売り」にするネットメディア

「Abema TIMES」が「『悲惨さ』に偏りすぎる映像…災害現場で繰り返されるテレビ報道の問題点とは」を掲載している。新潟青陵大学学院教授の碓井真史は災害心理学の見地から、マスメディアの役割として「災害発生直後の生活状況」「被害増大を防ぐ情報」「被害の大きさ、悲惨さの報道」「被災者へのインタビュー」「明るく前向きな情報」の5つのポイントを挙げる。 そして編集者の速水健朗は、マスメディアはこのバランスを崩し、「被害の大きさ、悲惨さの報道」に重心を移しがちなのだと指摘する。
災害報道がショーではないことは承知していても、こうした報道は被災地とは関係ないところにいる人のためのニュースとなってしまうのは、そのためだ。
しかし、災害報道はSNSの時代なればこそ第一義的に被災者のためのサーヴィスである必要があるはずだと私は考えている。私はジャーナリズムの「本質」はサーヴィスであるとさえ思っている。
https://abematimes.com/posts/4865047
この「Abema TIMES」の記事は9月10日に放送されたAbemaTVの「AbemaPrime」をまとめたものだが、ではAbemaTVに問題がないかと言えば、さにあらず。9月4日付で伝えた「極楽とんぼKAKERUTV』で私が受けたハラスメント」のようなトラブルを引き起こしている。
https://note.mu/_momoco_/n/n13f540d53052
地上波では流せない威圧や罵倒、泥酔を「売り」にする、いわば偏り過ぎたコンテンツをバラエティとして見せているのだ。
毎日新聞が9月13日付で「ネットTV 問題浮上 放送法規制対象外 自律的な対応必要」を掲載している。
インターネットテレビ局『Abema(アベマ)TV』のバラエティー番組に出演した女性が『生放送中に男性陣からハラスメントを受けた』と訴え、波紋を広げている」
https://mainichi.jp/articles/20180913/ddm/004/040/010000c?fm=mnm
AbemaTVは「セクハラコンテンツ」が多いという視聴者からの指摘もある。
「AbemaTVちょっと観てた時期あるんだけど、セクハラコンテンツ多かったからしんどくてすぐやめた。規制されない自由な表現を求めたさきが、弱いものいじめなんだからやりきれない。
あとエロとセクハラの区別くらいつけて」
https://twitter.com/36363636aj/status/1037014104358051840

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2)【本日の一行情報】

マイクロソフトの日本法人は「働き方改革」の聖地なんだってね。「ダイヤモンド・オンライン」が上阪徹の「今や訪問者100万人超!生産性が圧倒的に高い企業の秘密」を掲載している。働き方改革の本質は労働者のためのものではないということである。こういうことをサラリとリクルート出身者は書けるんだよね。
働き方改革は、もっと儲かるためのもの。実際、単純に残業代が減れば、会社にとってはコストカットにつながる」
https://diamond.jp/articles/-/177451
上阪は「マイクロソフト 再始動する最強企業」(ダイヤモンド社)を上梓している。

◎「小西美穂の七転び八起き」が日経BP社から発売された。小西は「news every.」に出演している日本テレビ解説委員だ。
https://wol.nikkeibp.co.jp/atcl/column/15/030700177/090500017/
9月27日(木)19時より八重洲ブックセンタートークイベントが開催される。
http://www.yaesu-book.co.jp/events/talk/14619/

◎ぴあより、読売テレビアナウンサーを経てフリーとなった川田裕美の初エッセイ本「あんことわたし 日日大あん吉日」が9月26日に発売される予定である。川田は「情報ライブ ミヤネ屋」に出ているよね。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000965.000011710.html

末井昭の自伝的エッセイを映画化した「素敵なダイナマイトスキャンダル」のBlu-ray & DVD(バンダイナムコアーツ)の発売を記念して、11月9日(金)、HMV&BOOKS SHIBUYA 6F イベントスペースにて、トーク&ミニライブイベントの開催する。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000020.000029654.html

◎「withnews」の「飲み屋の『お通し』に漫画も選べます講談社の副部長に狙いを聞く」。
「居酒屋などで導入されている『お通し』。注していないのに小鉢が出てきて、テーブルチャージ代わりに数百円の代金を取られることもあります。そんなお通しの一品として『漫画も選べます』という取り組みを講談社が企画しました。居酒屋『はなの舞』のチムニーに持ちかけて、東京都内の4店舗で実施中です」
https://withnews.jp/article/f0180912001qq000000000000000W00o10101qq000018006A
「お通し」だからといってバカにしたり、軽く見てはなるまい。講談社の月刊少年シリウスで連載中の「はたらく細胞」(清水茜)のつまみ読み特別編が総160ページのボリュームで用意されているのだ。

◎「Yahoo!ニュースには現在、神奈川新聞、十勝毎日新聞沖縄タイムスから3名の記者、カメラマンが出向して」いるそうだ。「newsHACK」が「Yahoo!ニュース トピックスの編集に1年間携わり、2018年4月から神奈川新聞に戻って統合編集局編成部に所属する川島秀宜」による「『さあ、もう一度頑張ろう』新聞社からヤフーに出向して考えたこと」を掲載している。
「ほどなく、新聞の読者離れは起こるべくして起きたと痛感させられました。なぜなら、好奇に映っていたYahoo!ニュースほど、読者に誠実であったから。これは世辞でも、こびでもありません。読者に最適なニュースの見せ方、発信の仕方を常に追求していたのです。
わずかな出向期間中でさえ、Yahoo!ニュース トピックス編集部の編集は日進月歩を遂げました。朝日新聞社との共同企画連載『平成家族』を皮切りに配信元と連携した議題設定型の記事に挑戦したり、重大事案と防災情報、『ゆるいネタ』のニュース発信にそれぞれ特化したツイッターアカウントを新設したり。Yahoo!ニュース トピックスの『ココがポイント』にQ&A形式を取り入れ、意識調査にグラフを導入したのも、この1年の変化です」
https://news.yahoo.co.jp/newshack/professional/kanagawa_yjnews1.html
出版社もIT企業に優秀な人材を出向させたらどうだろうか。

毎日新聞の9月12日付「自民党総裁選『取材対応自粛を』党が都道府県連に書」は次のように書いている。
自民党総裁選について、同党総裁選挙管理委員会都道府県連の幹事長らに対し、報道機関によるアンケートへの対応を自粛するように求める書を出していた。党は『報道規制ではない』としているが、書を理由に取材を拒否されるケースも出ている」
https://mainichi.jp/articles/20180913/k00/00m/010/135000c?fm=mnm
池上彰の「WEB悪魔の辞典」(春オンライン)に同感!
「この書の問題点は2つ。そもそも総裁選挙には公職選挙法は適用されないので、放送局に対する放送法の『政治的に公平であること』という規定は適用されません。放送局がどのような編成や放送をしようが自由なのです。余計な口出しだと言うべきでしょう。
また新聞社はそもそも民間企業。『新聞法』などという法律はありませんから、こちらもどのように報道しようと自由です。それなのに『掲載面積』にまで口を出すのは、編集権の侵害です」
http://bunshun.jp/articles/-/8944

朝日新聞デジタルが9月11日付で「女性に復縁強要した疑い、産経新聞記者逮捕 山形県警」を掲載した(午後7時44分)。
「以前に交際していた女性を脅迫し、復縁を約束させた疑いで、山形県警は11日、産経新聞記者の伊藤寿行容疑者(55)=仙台市青葉区梅田町=を強要容疑で逮捕し、発表した。容疑を認めているという」
https://www.asahi.com/articles/ASL9C5T55L9CUZHB00M.html
「あなたを道連れにして地獄に落ちます」って迫ったのか…。
「キャリネコニュース」の「産経新聞、自社社員の逮捕を実名報道して驚き広がる 『潔くて印象いい』『斬新なタイトル』」は次のように書いている
「同日、読売新聞やNHKなどの各社は実名入りでこの件を報道したが、逮捕された記者の所属する産経新聞は、ネット版の産経ニュースで、他社に先駆け『強要容疑で本紙記者逮捕』という見出しで報じた。ネットではこの報道に『潔くて印象いい』『一瞬『えっ?』ってなるぐらい斬新なタイトル』と、驚きの声が多く出ている」
https://news.careerconnection.jp/?p=59526
産経ニュースが「強要容疑で本紙記者逮捕」をアップしたのは9月11日午後4時37分。
http://www.sankei.com/affairs/news/180911/afr1809110022-n1.html

◎ファッション誌「PLEASE」が川久保玲を丸ごと一冊特集した。「PLEASE」の編集長は周知のように元「ポパイ」副編集長の北原徹である。
https://www.fashionsnap.com/article/2018-09-11/please-kawakuborei-10/

博報堂、大広、読売広告社の8月度売上高。雑誌の数字が悪い…博報堂の前年同月比は84%、大広が同じく80%、読売広告社が同じく36.2%。
http://v4.eir-parts.net/v4Contents/View.aspx?cat=tdnet&sid=1629057

◎「SankeiBiz」が「アマゾン、1冊から製本 少数出版システムを整備 自費出版・復刻需要に対応」を掲載している。
「アマゾンの少数出版は、国内では2010年に開始。洋書の出版が中心だったが、自費出版の増加で17年の売上高は12年比で20倍に増加、18年も前年比51%増で推移しているという」
http://www.sankeibiz.jp/business/news/180913/bsd1809130500006-n1.htm
しかし、アマゾンはどんどん便利になる。

◎学研プラスは、同社が運営する電子書籍の定額制読み放題サービスとして「学研ファミリーライブラリー」を公益財団法人 海外子女教育振興財団の紹介により在外教育施設を対象に販売を開始した。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001818.000002535.html

◎「三菱重工爆破事件」(幻冬舎)の著者である宗像善樹は事件当時、ビルの4階にいたという。
https://www.yomiuri.co.jp/local/saitama/news/20180912-OYTNT50122.html

電通デジタルは、デジタル広告における広告効果をより正確に評価する新指標「True Lift Model」(トゥルー・リフト・モデル)を開発し、提供を開始した。
https://www.dentsudigital.co.jp/release/assets/DD2018015_0912.pdf

料理研究家・藤井恵による、料理ビギナー向け・動画付きレシピ本「動画でわかる!藤井恵の基本のお料理教室」が世界化社より刊行された。QRコードからアクセスすると、和洋中のメイン料理の工程がすべて4分以内で視聴できる。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000493.000009728.html

集英社が運営する公式ファッション通販サイト「FLAG SHOP」(フラッグショップ)のリアルショップが、そごう横浜店3階に9月21日にオープンする。売場面積は約40㎡。
https://www.ryutsuu.biz/store/k091312.html
通販サイトであろうと、リアルショップであろうと、これが女性誌の新しいカタチなのである。「FLAG SHOP」を擁しているからこそ集英社女性誌ビジネスは時代の最先端に立っていると言っても良いだろう。

朝日新聞デジタルの9月13日付「書店街 専門性で生き残りへ 神田(2)」。
「品ぞろえが個性的な新刊書店『東京堂書店神田神保町店』も、14年にカフェを併設。女性客がぐんと増えた。買ってすぐ読みたいという客でいつも満席状態だが、しーんとしている。店の売りは、棚の面白さだ。客の関心ものを、書店員が選び抜いて並べている」
https://www.asahi.com/articles/CMTW1809131300003.html

丸善ジュンク堂書店は、福島県への応援メッセージをデザインしたブックカバー5万枚を作製し、全国6店舗で配布している。
http://www.minyu-net.com/news/news/FM20180913-306552.php

◎出版化の奥の深さをつくづく思い知らされる。皆さん、景書店をご存知ですか。吉田知子ロジェ・カイヨワの小説を発行する目的ではじめた出版社で、本社は愛知県岡崎市に、編集室は新宿区戸山にあるそうだ。この景館書店からジョルジュバタイユの「太陽肛門」が酒井健の翻訳と解説で何と4月28日に刊行されていたのだ。四六判ブックレットで、総64ページ。原テキストの翻訳が約20ページ、訳者による解題が訳の約2倍の40ページという構成で520円+税。
https://www.pen-online.jp/news/culture/bataille/1
https://keibunkan.jimdo.com/%E5%88%8A%E8%A1%8C%E6%9B%B8%E7%B1%8D/08-%E5%A4%AA%E9%99%BD%E8%82%9B%E9%96%80/
バタイユと言えば、そう「エロティシズムとは死に至るまでの生の賛歌である」のフレーズであまりにも有名なフランスの思想家である。気がついている人は気がついているのだろうけれど「メディアクリティーク」というタイトルはバタイユへのオマージュなんだよね。そうバタイユの創刊した月刊書評誌のタイトルに「メディア」をくっつけたんだよ。「この私そのものが戦いである」もバタイユだったよね。

集英社は、「週刊少年ジャンプ」創刊50周年を記念して、名作タイトルのみで構成された特別増刊号を4カ月連続で刊行する。第1弾は9月13日発売の「北斗の拳ジャンプ」、第2弾は「幽☆遊☆白書ジャンプ」(10月4日発売)、「DRAGON BALLジャンプ」(11月2日発売)、「キン肉マンジャンプ」(12月4日発売)とつづく。
https://mainichi.jp/articles/20180913/k00/00m/040/030000c

ラジオNIKKEIは「ラジオNIKKEI第2の音楽番組で 発覚したリスナー投票操作について」を発表した。
「リスナーの皆様のネット投票で流す曲を決めるラジオ NIKKEI 第 2(RN2)の音楽番組で、投票結果を担当ディレクターが意図的に操作していたことが分かりました。リスナーの皆様の期待・信頼を裏切る行為で、リスナーの皆様にお詫び致します。番組は打ち切りました。
投票操作が発覚したのは平日の正午から生放送している 1 時間番組「Click DE On-Air」のうち、主に月曜と金曜の放送です。この番組はあらかじめ番組サイトに掲示した計 30 曲の中からリスナーの皆様に聴きたい曲をインターネット経由でクリックしてもらい、投票の多かった 12~13 曲を優先的に流す番組です。ところが3人いる担当ディレクターのうち、月曜と金曜を担当する番組ディレクターが、連打アプリという多数連続してクリックしたことになるアプリケーションを使って一部の楽曲への投票を水増しし、流す曲を操作していたことが判明しました。
8 月 24 日(金)の放送で連打アプリを使った結果、アクセスが集中して番組用のパソコンからサーバに接続できなくなり、技術担当者が調べたことで、今回の操作が見つかりました。
このディレクターは委託先の番組制作会社の者で、調査の結果、約 1 年半にわたり、2回に1回程度の割合で連打アプリを使っていたことが分かりました。一部リスナーの連打アプリによる特定の楽曲へのリクエスト数の集中に対応するため、自らも連打アプリを使用することで数字のつじつま合わせをしたかったと説明しています。すべて独断で行っており、他の曜日の担当ディレクター2 人に不正はなく、不正を以前から知っていた関係者はいませんでした。
ラジオ NIKKEI としては社員、外部ディレクターら、番組に関わるすべての者にメディアにかかわる一員としての自覚を求めるとともに、一段とコンプライアンスを強化し、研修や教育を徹底します。各番組におけるチェック体制も強化します。申し訳ありませんでした」
http://www.radionikkei.jp/about/pressrelease/20180912release.pdf

◎「orange」の高野苺による最新作「君になれ」のコミックス第1巻が、2018年10月15日(月)に双葉社から発売される。「君になれ」は、9月8日に結成20周年を迎えたコブクロ楽曲「君になれ」からインスピレーションを受けて生まれた、青春と葛藤の物語だが、コブクロ「君になれ」のシングルCD付き特別限定版も同じく双葉社から同日発売される。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000102.000014531.html

◎「ForbesJAPAN」に光社の女性誌「VERY」の今尾朝子編集長が登場!
「誌面で使用するパートナーを指す言葉が、約20年で変化しました。創刊時の読者ターゲットは、専業主婦の方々がほとんどで、『主人を立てる』のが当たり前という考え方。そんな読者のマインドをベースに特集がつくられていました。
少数派だった仕事をもつ女性も『主人に働かせてもらっている』という意識で、働くこと自体に許可がいる時代でした。それが10年たつと、女性たちが使う言葉は『主人』に代わって『旦那さん』や『旦那』が増えてきました。さらに10 年がたったいまは、働くかどうかは女性が自分の意思で決める時代。『夫』と『妻』という表記がスタンダードです」
https://forbesjapan.com/articles/detail/22836/1/1/1

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3)【深夜の誌人語録】

動機は自由であるべきだ。

 
 

【文徒】2018年(平成30)9月13日(第6巻173号・通巻1347号)

Index------------------------------------------------------
1)【記事】「歪んだ波紋」(講談社)はギョーカイ人必読のエンタメ小説である
2)【本日の一行情報】
3)【深夜の誌人語録】
----------------------------------------2018.9.13 Shuppanjin

1)【記事】「歪んだ波紋」(講談社)はギョーカイ人必読のエンタメ小説である

短編集だが塩田武士の「歪んだ波紋」(講談社)の評判が良い。「誤報」をテーマにしている。塩田は神戸新聞の社会部記者出身だが、その経験が生かされている。同じ記者の経験を生かすにしても長編「罪の声」がグリコ・森永事件を素材に「大胆」に描いたのだとするならば、「歪んだ波紋」は社会部記者しか持ち合わせないであろう人間の微妙な機微に触れる「繊細」さを武器にしているように思われる。私も昨日から「記者は現場やで」というフレーズが頭から離れない。
塩田も「AERA」9月10日号で次のように発言している。
「政治部や経済部というのはシステム、社会部はじかに人間が入る。特に関西のジャーナリズムは社会部で勝負するしかない。そういう意味では社会部の世界は大衆小説と親和性がある。僕らより上の世代は取材対象との距離がもっと近かったし、濃密な取材ができた。そんな気骨ある人たちも小説に投入しています」
https://dot.asahi.com/aera/2018090700057.html?page=1
「小説丸」(小学館)では、こんなことを語っている。
「部屋に朝刊が届いたので読んでいたら、囲み記事があったんです。市役所の臨時職員がゲームの世界大会で優勝したという記事は間違いでした、という内容でした。なんだと思ってよく読んだら、記者クラブで会見が開かれ"この人優勝しました"という話になって、記者たちは記事を書いた。でもその人がフェイスブックに載せていた世界大会の際に行ったレストランなどの写真が他から転載されたものだという指摘があって、嘘が分かったんですね。そこで聞いたことを信じて記事を書いてしまう記者クラブという古い制度と、SNSで一人の嘘が暴かれるという今日的な出来事と、その新旧の対比がすごく面白いと感じました。僕も記者時代に市役所詰めの時期がありましたが、その場にいたら間違いなくその誤報を書いていたと思う。この嘘をついた人はこの後どうなるんやろうと考えた時誤報の先に真実が現れるんじゃないかという仮定ができていきました」
https://shosetsu-maru.com/interviews/120
「歪んだ波紋」は「ダ・ヴィンチ」10月号の「今月のプラチナ本」に選ばれている。
https://twitter.com/kodansha_piece/status/1037556076499984385
西岡研介が絶賛している。西岡も神戸新聞OBである。
「5つの物語から編まれているのだが、それらが相互に絡み合い、『歪んだ波紋』を作りあげていくという……
しかし、この世界の片隅で禄を食んでる者にとって、これほど『こわい小説』もない」
「新聞、テレビ、出版、ネット……特にメディアに携わる人は、その媒体や職種を問わず是非、読まれといたほうがいいと思います」
「媒体の新旧を問わず、メディアに絡みつき、陥れようとする悪意や作為、虚偽や欺罔……こういうものに立ち向かうには結局、こうするしかないねんで……と教えてくれる『メディア超近未来小説』ですわ」
https://twitter.com/biriksk/status/1039796240626536448
https://twitter.com/biriksk/status/1039796675596840960
https://twitter.com/biriksk/status/1039796878227853312
塩田武士の庫「雪の香り」が第6回京都本大賞にノミネートされたそうだ。
https://twitter.com/bunshunbunko/status/1039471914605993985
出版関係者にとって身につまされるのが「騙し絵の牙」(KADOKAWA)だ。テレビプロデューサーの(競馬ファンには知られている)高橋洋介がこんなツイートをしている。
「塩田武士『騙し絵の牙』。出版不況のなか自身が編集長を務める雑誌を守ろうとする男。騙し絵じゃなくても誰もが100%良い人でもなければ悪い人でもなく、すべてをふたつに分けられないからこその面白さと苦しさがある。主人公が年齢的に近いこともあって全く他人事でもない感じがまた辛い。でも痛快」
https://twitter.com/ringlinks/status/1036959241817350144

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2)【本日の一行情報】

講談社「NOVEL DAYS」で「NOVEL DAYSリデビュー小説賞」を開催する。リデビューに注目だ。プロとしてデビューした経験を持つ作家に限定しての小説賞なのである。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001860.000001719.html
「NOVEL DAYS」って和訳すれば「小説現代」でしょ。その昔「DAYS JAPAN」を創刊した際に「DAYS」とは「現代」だと説明を受けたことがある。

◎「ITmedia NEWS」の「『ブロッキングは不安』 赤松健さん、海賊版サイト対策への本音 実験の成果は」は良記事だ。
漫画村がアクセスできなくなった後も、いまだにこうした海賊版サイトは存在し続けている。赤松さんは、海賊版サイト対策として以前から各社の漫画を1つのサイトで読める『出版社横断プラットフォーム』を作ることを提案している。
赤松さんは『横断プラットフォームを作るなら、大手出版社は全て参加しないと意味がない』と話す。だが、現状横断は不可能という
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1809/12/news044.html

◎パイオニアの経営危機は深刻だ。「日経ビジネスONLINE」が「スクープ パイオニア、9月危機ひとまず回避 香港ファンドから資金調達」を掲載している。
https://business.nikkeibp.co.jp/atcl/report/15/110879/091100861/

黒沢清らしい言い回しだけれど、当たっているよね。
「…アルドリッチは、誰もが古色蒼然に違いないと思っていた本気の男同士の闘いを目の覚めるような形で描いていて僕はびっくりした。しかも、男たちの闘いはくだらなく、勝っても負けてもどうでもいい。その無目的で無意味なところが1970年代だった。ばかげたことを目の覚めるような痛快さでアルドリッチは描いていた」
https://eiga.com/news/20180910/18/
アルドリッチは「アパッチ」で赤狩りの標的になる。何しろアルドリッチはチャップリンエイブラハム・ポロンスキーの助監督だったからね。ポロンスキーを銀幕にカンバックさせるのはロバート・レッドフォード。そう「夕日に向かって走れ」だ。転向するのみならず、同志を売ったエリア・カザンのアカデミー名誉賞受賞に反対して抗議デモを行ったのはポロンスキーであった。

◎学研プラスは、永井豪の画業50周年を記念して「デビルマン×T.A.S コラボレーション革扇子」を既に9月7日(金)に発売し、「デビルマン×LOCMAN コラボレーションウォッチ」「キューティーハニー×LOCMAN コラボレーションウォッチ」も9月27日(木)に発売することになった。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001813.000002535.html

◎これがフェイスブックの本社ビルなのか!木に埋まっている!設計はフランク・ゲーリー。ロスのウォルトディズニー・コンサートホールやスペインのビルバオグッゲンハイム美術館が代表作だ。神戸の巨大オブジェ「フィッシュ・ダンス」もフランク・ゲーリーだ。
https://www.gizmodo.jp/2018/09/frank-gary-facebook-newoffice.html
https://casabrutus.com/architecture/12409

ドワンゴは、「Yahoo!ニュース」の協力のもと、9月16日(日)21時00分より、2018年自由民主党総裁選挙に向けた「自民党総裁選 候補者ネット討論会」を開催する。この模様は、ドワンゴが運営する「ニコニコ生放送」および「Yahoo!ニュース」内で、生中継される。
http://news.livedoor.com/article/detail/15289251/
ネット民は安倍晋三派が圧倒的に多いんだろうな。司会は夏野剛これが今のニッポンなんだろうな。

◎「週刊ポスト」9月21・28日号で呉智英中川淳一郎が対談している。呉は、こんな風に語っている。
「昔は、若い頃は左翼で右翼に転向した人とか、その逆の人もいて、そういう人材は両方に目配りが利いていたんだけど、今は産経の記者は右翼一直線、朝日の記者は左翼一直線で来た人ばかり。読者はますますそうだろうね」
https://www.news-postseven.com/archives/20180911_758143.html
そう昔々、産経には副社長までのぼりつめた名雪雅夫のような人材がいたんだよな。

西島大介の「ディエンビエンフー TRUE END」の最終第3巻が発売となった。
https://natalie.mu/comic/news/299183
ブックファースト新宿店Cゾーンで9月17日(月・祝)午後2時より、西島のサイン会と西島を担当した、小学館から安島由紀・湯浅生史、グラフィック社から坂本章、双子のライオン堂から竹田信弥、双葉社から南部恵理香という5名の歴代編集者によるトークショーが開催される。
http://webaction.jp/action_blog/archives/3514

小学館の月刊マンガ誌「ゲッサン」(小学館)で連載されている中道裕大のマンガ「放課後さいころ倶楽部」がテレビアニメ化されることになった。
http://mainichi.jp/articles/20180911/dyo/00m/200/015000c

◎「しんぶん赤旗電子版」が「電通が異例の低額落札 集客企画業務」を掲載した。
「都が委員会に提出した入札経過調書によると、8月29日に行われた同業務の入札では電通を含め3社が応札。他の2社の入札額が699万円と2000万円だったのに対し、電通の落札額は70万円でした」
https://www.jcp.or.jp/akahata/aik18/2018-09-12/2018091204_06_1.html

◎「NEWSポストセブン」が9月11日付で「朝日新聞編集幹部自主退社の記事、なぜ台風の日に掲載されたか」を掲載した。「週刊ポストが取材したところ、『編集局幹部』は、大阪本社の要職に就いていたA氏」であり、政治部出身で、いずれ政治部長になってもおかしくはないと言われていた優秀な人材であったそうだ。
https://www.news-postseven.com/archives/20180911_758122.html?PAGE=1#container

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3)【深夜の誌人語録】

肩の力は抜いても手を抜くな。

 

【文徒】2018年(平成30)9月12日(第6巻172号・通巻1346号)

Index------------------------------------------------------
1)【記事】読書の秋は「重厚長大」に挑戦しよう
2)【本日の一行情報】
3)【深夜の誌人語録】
----------------------------------------2018.9.12 Shuppanjin

1)【記事】読書の秋は「重厚長大」に挑戦しよう

読書の秋だからというわけでもないのだが、一時流行した言葉を使えば見るからに「重厚長大」な書物が私は好きである。棚に刺されていても、運よく平積みされても、ともかく、その態度のでかさに惹かれてしまうのだ。
三浦雅士の「孤独の発明 または言語の政治学」(講談社)は、仲俣暁生フェイスブック「読了。とてもいい本だった。「友よ!」というたった一言をいうかわりに人はこれだけの言葉を必要とするのか」と褒めていたこともあって迷わず買った。講談社のこの手の分厚い本は安藤礼二の「折口信夫」にしても、長谷川宏の「日本精神史」上下にしてもハズレがないことも迷わなかった理由である。
http://bookclub.kodansha.co.jp/product?item=0000190609
http://bookclub.kodansha.co.jp/product?item=0000188949
http://bookclub.kodansha.co.jp/product?item=0000189203
http://bookclub.kodansha.co.jp/product?item=0000189204
松山巖の「本を読む。」(西田書店)は総870頁を超えるが、東京堂書店で発見した際に、その重さにめげずに手に取ったところ、冒頭に置かれていたのが、小関智弘の「町工場の磁界」(現代書館)であったこともあって買う決心をした次第である。松山渡辺京二の「逝きし世の面影」(葦書房)の書評をこう書き出している。
「大げさでなく、ページをめくるたびに眼は覚め、視界は拡がる、そんな思いを久々に味わった」
現在、私は一日に何回かは、この大著を開き楽しんでいる。
http://nishida-shoten.co.jp/portfolio_page/honwoyomu/
四方田犬彦の「親鸞への接近」(工作舎)も500頁を超える大著だが、四方田が取り上げるのは親鸞論が絶筆となった三木清であり、伝記映画「白い道」を製作し、自ら監督までつとめた三國連太郎であり、「最後の親鸞」の吉本隆明であるのだが、ウルトラナショナリズムの側も親鸞にとりつかれていたことも忘れてはなるまい。靖国神社遊就館に行けば、その名と彼による短歌に出会うことができる三井甲之が「親鸞研究」を刊行したのが1943年である。三井の盟友である蓑田胸喜もまた熱烈なる親鸞主義者であった。「右」の親鸞については中島岳志が「親鸞と日本主義」でアプローチしているが、中島は吉本隆明を欠如していることもあって、私は「親鸞と日本主義」に乗れなかったのである。四方田であれば、「右」の親鸞をどう捉えるのか興味深いところである。
https://www.kousakusha.co.jp/NEWS/weekly20180717.html
やはり、この秋、最大の大著となれば、この一冊に触れないわけにはいくまい。熊野純彦の「本居宣長」(作品社)である。作品社のラインナップを見ているとわかることだが、同社は大著が嫌いではない版元である。そうはいっても、箱入で総ページ数が900頁にも及び、定価が8200円+税という大著は、私が知る限り、これまで刊行していないのではないだろうか。
熊野といえば、私からすれば即座に「戦後思想の一断面 哲学者廣松渉の軌跡」(ナカニシヤ出版)を思い起こさせることになるが、熊野はレヴィナスヘーゲル、カント、マルクスメルロ・ポンティにかかわる著作や岩波新書の「西洋哲学史」二冊を刊行するなど西洋哲学を主なフィールドとしているのだと理解して来た。それだけに本居宣長を取り上げるとは意外であったが、さにあらず、実は熊野は助手論でもあった第一論の中心は徂徠論で、宣長学との関連に説き及んでいたそうである。
https://dokushojin.com/article.html?i=4180
そう簡単には読破できそうもない一冊だが、次のような一が視界に入って来ると、何としても読破しなければならない一冊だと痛感する次第である。
「相良亨(一九二一~二〇〇〇年)は、東大紛争が提起した問題と全共闘に結集した学生たちの思いを、丸山とはことなったかたちで受けとめた」
むろん、丸山は丸山眞男である。相良亨に「本居宣長」(講談社庫)があることは断るまでもなかろう。かくして熊野純彦の「本居宣長」を購入。さすがにイッキ読みはできまい。目標は年内に読み終えることだ。
http://www.sakuhinsha.com/philosophy/27051.html

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2)【本日の一行情報】

◎パリに本社を持つ世界ナンバーワンの屋外広告会社ジェーシードゥコーの日本現地法人エムシードゥコー(85%ジェーシードゥコー、15%三菱商事)は、東京における広告付きバス停上屋に関して、小田急バス株式会社と20年の契約を締結した。今回の契約締結により、エムシードゥコーは、東京における公営バス事業者及び民間バス事業者を含む12社の主要なバス事業者のすべてと、独占契約を結ぶことになる。東京において、エムシードゥコーは現在、410基の広告付きバス停上屋を管理しており、1,000基を目指して、新規設置を拡大している。
https://www.atpress.ne.jp/news/165313
エムシードゥコーの創業は2000年10月。その年の12月にはイオングループ各社と提携し、モールスケープ(大型複合商業施設広告メディアネットワーク)を開始した。2004年にはイトーヨーカ堂と提携。バス停広告事業を開始したのは岡山市が最初で2003年3月のことに過ぎない。
https://www.mcdecaux.co.jp/history

◎「若冲レッド」の万年筆が付録で950円(税込)とは安い。「サライ」(小学館)10月号は買うことにしたい。特集は「日本美術と紅葉の京都」。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000122.000013640.html
ちなみに私の帽子の基本のキはジョン・デリンジャーである。権力者や芸術家に「キ」は求めない。

集英社から配信中のデジタルコミックの無料試し読みキャンペーン、秋のデジタルマンガ祭「秋マン!! 2018」のキャンペーンに「けやき坂46」の中からマンガ好きを称する5人のメンバー(佐々木久美、高本彩花小坂菜緒、松田好花、宮田愛萌)が起用された。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001625.000013546.html
欅坂46に次いでグループ内に結成された後輩グループが「けやき坂46」なんだって。

徳間書店は、創刊40周年を迎えるアニメ雑誌のパイオニア「Animage」(アニメージュ)の電子書籍版の配信を、9月10日発売の10月号から開始した。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000155.000016935.html
風の谷のナウシカ」のアニメ化でスタジオジブリ設立のきっかけとなった。

ブックウォーカーが運営する電子雑誌読み放題サービス「マガジン☆WALKER」が「Animage」(アニメージュ)(徳間書店)の配信を開始した。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000937.000001227.html

◎デビュー作「がん消滅の罠 完全寛解の謎」は40万部を突破した。著者の岩木一麻は国立がん研究センターの放射線医学総合研究所に属していたというキャリアを持つ。現在は医療系出版社に勤務しているそうだが、第2作の「時限感染 殺戮のマトリョーシカ」が宝島社から発売された。主人公の女性刑事は患者数が少ない希少疾患「ポンペ病」の患者という設定だそうである。
https://www.yakuji.co.jp/entry67185.html

講談社から刊行されている山本直樹「レッド」シリーズが「レッド 最終章 あさま山荘の10日間」をもって完結した。「レッド」が全8巻、「レッド 最後の60日 そしてあさま山荘へ」が全4巻となる。
http://kc.kodansha.co.jp/product?item=0000312527
現在、紙版は古本でなければ全巻を揃えることはできない。電子書籍であれば大丈夫である。マンガは既に紙よりもデジタルという時代なのである。

◎宝島社の女性ファッション誌「sweet」10月号(9月12日発売)の表紙を飾ったのは16日に歌手を引退する安室奈美恵安室がファッション誌の表紙を飾るのは、これが最後。誌面でも41ページにわたり、安室を特集している。
https://mainichikirei.jp/article/20180910dog00m100000000c.html

◎宝島社の「田舎暮らしの本」10月号は「はじめる!きくち体操」が別冊付録だ。宝島社の「きくち体操」シリーズは累計96万部を突破しているそうだ。菊地和子は現在、84歳だそうだ。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000735.000005069.html
「きくち体操」が世に出たのは実は今から25年も前のこと。まだ菊地和子は59歳であった。今や「きくち体操」といえば宝島社の「専売特許」のようなものだが、1993年に刊行された「奇跡のきくち体操―こんなすごい健康法があった 脳が生き返る 心が生き返る 体が生き返る」の版元は海竜社である。

◎RIZAPは、「北斗の拳」(原作:武論尊、漫画:原哲夫)とコラボしたRIZAP監修の書籍「RIZAP×北斗の拳 史上最強の肉体改造術」(本体900円+税)を日本芸社より発売した。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000073.000030866.html

◎書店は減りつづけており、「2000年には21000軒を超えていたものが今や12000軒程」だが、思うに2028年には5000軒を切るのではないかと思い私は思っている。
http://blogos.com/article/324051/

楽天は、「Rakuten-EXPRESS」の配送エリアを千葉県市川市船橋市浦安市松戸市に拡大した。
https://corp.rakuten.co.jp/news/press/2018/0910_02.html?year=2018&month=9&category=corp

◎「現代ビジネス」の「若者が『朝日新聞ぎらい』になった謎を考える」は橘玲の聞き役を元木昌彦がつとめている。元木が古巣に復帰!と思ったが、最後まで読んでみて「エルネオス」からの転載だと判明した。いずれにせよ、私は橘の次のような発言に深く同意したい。
「マスコミだけが男女差別をしているのではなく、日本の社会全体性役割分業を当然としてきました。それを変えていこうと思ったら、リベラルを自称する人たちが実践する以外ないわけです。保守の人たちは今のままでいいと思っているわけだから。
それにもかかわらずこれまでリベラル派は、他人のことは批判するけれど自分のことには見て見ぬふりをしてきた。SNSなどで言論空間が大衆化・民主化して、リベラルのダブルスタンダードが強く批判されるようになったのだと思います」
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/57318
それまで女性誌に飛ばされていた元木昌彦を「週刊現代」「FRIDAY」を擁する第一編集局(当時)に戻したのは、当時の鈴木俊男取締役であった。鈴木、元木の二人と日刊現代の川鍋孝に宣伝局にいた杉山捷三を加えた4人による食事会が定期的に開かれていた。杉山が傘寿を迎える。9月21日(金曜日)には小宴が企画されているようだ。遠い遠い昔の話だが、「週刊現代」の編集長は杉山ではなく、杉山と同期の鈴木富夫が就任する。その頃、私の師匠に当たる朝倉喬司は「週刊現代」で記者をつとめていたというわけである。

◎「週刊実話NEWS」が9月11日付で「10代少女の誘拐容疑で逮捕されたTBS社員、上司からのメールに“パワハラ訴えるなど問題行動も」を発表した。
https://wjn.jp/article/detail/4070926/

◎「なぜ出版業界は遅れているのだと思いますか」という朝日新聞の問いに佐藤秀峰が次のように喝破する。
「ほんと『漫画村』なんですよ。ムラ社会なんです。『紙に廃れてほしくない』という願望も入っていたんじゃないですかね。出版社が自ら電子をやるっていう意識もあまりなかったのかもしれないし、紙の本を売るのが自分たちの仕事なので、誇りとかいろいろあったのかなと思う。自分たちの外にも世界があることをわかろうとしなかった」
https://www.asahi.com/articles/ASL8H7KNKL8HUCVL01J.html
ムラ社会にとって「忖度」は欠かせない作法である。

◎世界化社の「MEN'S EX」と日本経済新聞社デジタル事業 広告・IDユニット「NIKKEI STYLE Men's Fashion」は共同で、「ビジネスや自分のフィールドで情熱を持ってチャレンジし、時代を変えていく才能や志を持つ人」を表彰するアワード「SUITS OF THE YEAR 2018」を新設する。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000491.000009728.html

◎「本屋大賞」と「Yahoo!ニュース」がタッグを組んで今年から新設された新たな賞「Yahoo!ニュース|本屋大賞 ノンフィクション本大賞」のノミネート10作品が発表された。
一発屋芸人列伝」 山田ルイ53世(新潮社) 
「軌道 福知山線脱線事故 JR西日本を変えた闘い」松本創東洋経済新報社) 
「極夜行」角幡唯介藝春秋) 
「告白 あるPKO隊員の死・23年目の真実」旗手啓介(講談社) 
日航123便墜落の新事実 目撃証言から真相に迫る」青山透子(河出書房新社) 
「ノモレ 」国分拓(新潮社) 
「Black Box ブラックボックス」伊藤詩織(藝春秋) 
「モンテレッジォ小さな村の旅する本屋の物語」内田洋子(方丈社) 
ユニクロ潜入一年」横田増生藝春秋) 
「43回の殺意 川崎中1男子生殺害事件の深層」石井光太双葉社
https://news.yahoo.co.jp/promo/newshack/award/2018/books/
藝春秋から3冊もノミネートされている。次いで新潮社が2冊か

◎コルクの佐渡島庸平をして「僕が『ちょっと敵わないな』そんな気持ちを抱かされる編集者だ」と言わしめているのが、小学館の少女マンガ誌「Cheese!」の畑中雅美編集長だ。畑中は青木琴美の「僕は妹に恋をする」「僕の初恋をキミに捧ぐ」「カノジョは嘘を愛しすぎてる」の編集を担当したことで知られている。畑中は「CAREER HACK」で次のように語っている。
「漫画編集者の仕事には、3つの段階があるんだなと。1段階目が、目利きであること。その作品が売れる/売れない、おもしろい/おもしろくない、読者アンケートで1位なのか/2位以降なのかがわかること」
「2段階目は、どこのせいで面白くなくなってしまっているのか判断できること」
「3段階目が、『こう修正したらいいんじゃないですか』と具体的に修正方法を提案できること」
http://careerhack.en-japan.com/report/detail/1007
現実逃避型の物語こそがエンターテイメントだと思っているという指摘も頷ける。しかし、物語がすべてエンターテイメントで埋め尽くされている世界など私は御免蒙りたい。

ぺんてるのカスタマイズボールペン i+(アイプラス)の新定番モデル「アイプラス simple code(シンプルコーデ)」と学研プラスのファッションメディア「mer」(メル)とのコラボが実現したという。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001820.000002535.html
学研は「mer」をファッション誌とは呼ばずにファッションメディアと呼んでいるのは、「mer」は紙にとどまらないメディアだという認識があってのことだろう。

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3)【深夜の誌人語録】

機会は無限に存在し、誰でも挑戦できるのだ。

 
 

【文徒】2018年(平成30)9月11日(第6巻171号・通巻1345号)

Index------------------------------------------------------
1)【記事】毎日新聞の報道で急浮上した「ハゲタカジャーナル」問題
2)【本日の一行情報】
----------------------------------------2018.9.11 Shuppanjin

1)【記事】毎日新聞の報道で急浮上した「ハゲタカジャーナル」問題(岩本太郎)

毎日新聞が9月3日付「粗悪学術誌 論投稿、日本5000本超 業績水増しか」で報じた「ハゲタカジャーナル」の問題が学術関係者を中心にバズっているようだ。
「ハゲタカジャーナル」は英語で「Predatory Journal」、要は内容の信頼性を問わずに金さえ払えば正式な学術論としてそれを掲載してしまう、いわば学術論における「フェイクニュース」の発信源だ。
毎日が独自にそうした学術誌を多数発行する海外の出版社を調べたところ、《日本から5000本超の論が投稿されていた。九州大と東京大、大阪大、新潟大からは各100本以上を確認した》。
出版社の名前は明かされていないが《本社所在地を中国と自社サイトに表記。医学や化学、物理学、経済学など幅広い分野でオープンアクセス型の320誌以上を発行し、米国の研究者が粗悪な学術誌を発行する世界の「ハゲタカ出版社」をまとめたリストに名を連ねる》。ただし同社は取材に対して《リストは認められない。我々は有力な出版社の一つだ》と主張したそうだ。
https://mainichi.jp/articles/20180903/k00/00m/040/110000c
さっそく、その社名を詮索する投稿もTwitter上にはいくつか上がっていた。いずれも研究者(あるいはそれと思しき人物)のツイートだ。
https://twitter.com/rarara_chem/status/1036932269234159617
https://twitter.com/shiraga0516/status/1038348092565848064
https://twitter.com/hirotaka_ono/status/1036597821779001344
同じ名前が、4年前には国立研究開発法人「科学技術振興機構」のサイトでも米国コロラド州の図書館員が作成した《金目当ての(疑いのある)出版社リスト》に追加された《スイスに本拠を置く中国系出版社》として紹介されていた。ネット上で学術論を無料公開する“オープン(OA)アクセスジャーナル”の有力版元として知られる会社だ。もっとも、同社は2017年末までには「オープンアクセス学術出版社協会(OASPA)」の査察を受けて基準を満たすとの認定を受けたらしい。
https://jipsti.jst.go.jp/johokanri/sti_updates/?id=6965
某国立大学では、この出版社が発行するOAジャーナルに同大学構成員が論を投稿する場合《論投稿料(APC)が10%割引されます》と告知していた。
http://www.kulib.kyoto-u.ac.jp/bulletin/1378506
イギリス在住のジャーナリスト・木村正人は上記の毎日新聞の報道を受け「ハゲタカジャーナル」台頭の背景を以下のように指摘している。
《研究者は研究成果を上げて研究費を得る重圧にさらされています。「Publish or Perish(自分のキャリアを守りたければ、論を発表しろ)」というフレーズがあるほど、研究者の生存競争は苛烈です。
大学にも論数を増やして世界大学ランキングを上げ、政府からの運営費交付金助成金を獲得し、留学生を増やそうというインセンティブが働きます。自分にとって都合の良い論を使って製薬会社は自社薬品の売り上げを増やすことができ、化石燃料を売る業界は地球温暖化への疑念を拡散させることができるのです》
https://news.yahoo.co.jp/byline/kimuramasato/20180904-00095579/
3年前の『GIZMODE』にも「海外のエセ論誌に一番多く寄稿している日本の大学はどこ?」と題して、毎日の記事にも登場した和田俊和(和歌山大学教授)ほかによる分析結果が掲載されていた。
https://www.gizmodo.jp/2015/12/post_1212121356.html
『ハフポスト日本版』も、熊本大学など国内の大学で注意喚起の動きが広まっていることを伝えている。
https://www.huffingtonpost.jp/2018/09/02/predatorypublishers_a_23515016/
既に5年前から「ハゲタカジャーナル」と思しき版元に実際に電話して話を聞いてきたというブロガーもいた。
http://blog.livedoor.jp/dr7/archives/52223513.html
一方では「それの何が悪いの?」とブロマガで異を唱える人物もいた。毎日の記事が末尾で「中国人留学生が、中国での就職時に業績として使えるとの理由で多数の投稿を希望した」との九州大学教授のコメントを紹介していることに触れ《就職に有利だから資格取るようなもんでしょ?》と述べる。
http://ch.nicovideo.jp/hitoshinka/blomaga/ar1661024
ちなみに「ハゲタカジャーナル」という呼称に疑問を投げかける声もある。サイエンスライター粥川準二は自身がこの問題については以前より学術系媒体で何度もそれらのメディアについて「捕食ジャーナル」と訳しつつ取り上げてきた経験から、上記の毎日の記事を「いい仕事だ」と評価しつつも《「ハゲタカ」はハゲワシの俗称で、死にかけの獲物に群がるもの、を比喩している》と、直訳の「捕食」とは意味が明らかに異なることを、同じ毎日新聞のコラムで指摘していた。
https://mainichi.jp/articles/20180905/dde/014/070/015000c
わかりやすい言葉で問題が広がることは歓迎だが、専門分野に詳しい人物はやはりこうした言葉の使い方にも敏感なようだ。いずれにせよ学術分野版の「フェイクニュース」問題として今後さらにネット上を騒がすテーマになりそうだ。

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2)【本日の一行情報】(岩本太郎)

小学館『幼稚園』10月号の付録「紙でつくるガシャポン」が話題に。発火点となったらしいあるユーザーの2日付ツイートにはたちまち「togetter」のまとめもつき、10日までに「いいね」約8万8000、RTが約4万2000に登った。
https://twitter.com/umako_inbe/status/1036503750943289344
https://togetter.com/li/1263440
ネットメディアもさっそく反応。同誌編集部の付録担当・大泉高志が取材に応じ、企画の趣旨や実現までのプロセスなどを語っている。大泉によれば、ある書店では《最も拡散された9月4日(火)の売上が、前日比の10倍になりました。元ツイートをしてくださった読者さんに大感謝です》とのこと。
https://irorio.jp/nagasawamaki/20180905/491607/
https://www.oricon.co.jp/special/51744/
https://curazy.com/archives/224155

◎東京高裁裁判官の岡口基一が、実際の訴訟の判決に関する自身のツイート内容を問題視され、高裁長官より「懲戒相当」として処分を申し立てられ、今日11日に最高裁で「分限裁判」の審問手続きに臨むこととなった。現職の裁判官が実名でTwitter発信しているケースはやはり異例のようだ。朝日新聞の取材に対して岡田は「高裁長官にツイッターやめるよう脅された」「表現の自由への侵害だ」として争う姿勢を示している。
https://www.asahi.com/articles/ASL927RGZL92UTIL022.html
https://www.asahi.com/articles/ASL964CMGL96UTIL03H.html

NPO日本独立作家同盟は恒例のイベント「NovelJam 2018秋」(11月23~25日)に先立ち、開催支援クラウドファンディングをMotionGalleryで始めた。
http://www.noveljam.org/2018/09/4678/

◎「note」が5つのECプラットフォームサービス(カラーミーショップ、SUZURI、STORES、BASE、minne)との提携を開始。これにより「note」のクリエイターは記事の中に商品情報をカードとして埋め込めるようになった。
https://note.mu/info/n/n2c3abf909a0d

◎漫画家・サレンダー橋本が「cakes」連載「働かざる者たち」の第9回(先月29日付)で新聞業界最大のタブーである「押し紙」をテーマに描いていた。
https://cakes.mu/posts/22233

集英社女性誌や書籍編集、ECサイト立ち上げや版権ビジネスに関わってきた野村衛が、神田神保町2丁目に昨年9月に創業したBooks&Companyにおいて「電子書籍における金融機能」と謳う新たなサービス「Books&Cloud」を10日にリリースした。同社で制作した電子書籍の販売後は、実際の売上には関係なく販売月の月末に50DL分の「みなし売上」を支払うという。
http://www.books-company.com/bookscloud/
https://straightpress.jp/company_news/detail?pr=000000009.000031153

◎大阪の朝日放送テレビ(ABC)は、バーチャルYouTuber(VTuber)ユニット「KMNZ」のプロデュースを手がけるFictyと共同で、VTuber事業における共同プロジェクトを立ち上げると発表した。ABCでのテレビ番組出演なども視野に、オーディションを開催するそうだ。
https://www.moguravr.com/abc-vtuber/
https://www.abctv.ficty.net/

◎そのABCの人気番組『探偵!ナイトスクープ』の初代プロデューサー・松本修の著書『全国マン・チン分布図考』が10月5日に集英社インターナショナルから発売。7日に大阪で松本と、同番組では探偵役を務める間寛平も出席した記者会見が行われた。23年前、全国各地における男女の陰部の呼称の分布図を番組でやろうとしたものの断念。松本が1人で全国を取材するなどして出版にこぎつけた。
https://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2018/09/07/kiji/20180907s00041000293000c.html
探偵!ナイトスクープ』は関西地区で絶大な人気を誇りながらも関東地区では初期の頃にテレビ朝日ではなかなか放送されず、テレ朝での放送開始後も放送時間がころころ変わるなど冷遇されてきた末に、現在では再び首都圏独立局(東京MXなど)での放送となっている。
1975年のネットチェンジ以前はTBS系だったABCとテレビ朝日との仲の悪さを象徴する番組としても放送業界では知られる。ちなみに百田尚樹は『探偵!ナイトスクープ』のチーフ構成作家ある。

◎京都や滋賀の広告関連企業で組織する「京都広告懇話会」が、広告原稿に感謝する「版下供養」を7日に京都市中京区の本能寺で営んだそうだ。34回目だが、現在は既にデジタルに移行しているためデータの入った磁気ディスクや校正原稿を供えたとのことだ。
https://www.kyoto-np.co.jp/top/article/20180907000179

◎1965年から各地方紙に「家庭欄」の記事を送り続け、2017年に幕を閉じた家庭通信社の記録『家庭通信社と戦後五〇年史―『生き路びき』と女性の生き方』が8月25日に論創社より刊行された。著者の関根由子は1969年に同社に入社し、89年に代表に就任した。
http://ronso.co.jp/book/%E5%AE%B6%E5%BA%AD%E9%80%9A%E4%BF%A1%E7%A4%BE%E3%81%A8%E6%88%A6%E5%BE%8C%E4%BA%94%E2%97%8B%E5%B9%B4%E5%8F%B2/
https://pro.kinokuniya.co.jp/fr08001Action.do?search_detail_called=1&isbn=9784846017040&UserID=bwpguest&ServiceCode=1.0
昨年、関根は『伝統工芸を継ぐ男たち』(論創社)を上梓した際、産経のインタビューに応じ次のように語っている。
「私たちは戦後、親の化を否定してきた世代。でも、捨てたものの中に大切なものがあると、ある年齢で気付いた。これからも、日本の手作りのよさを、次の世代に伝える応援をしていきたい」
http://www.sankei.com/life/news/170917/lif1709170034-n1.html

◎昨年10月に新宿にオープンした「歌舞伎町ブックセンター」が早くも移転を計画しているらしい。ビルの建て替えによるもので、現在の店舗での営業は10月7日で終了。移転先は9月7日現在《物件が見つからず未だ決まっておりません》とのこと。
https://www.facebook.com/KabukichoBookCenter/
https://www.cinra.net/news/20180907-kabukichobookcenter

◎「BOOK AND BED TOKYO」は今秋に6店舗目を大阪・心斎橋にオープンする。
http://bookandbedtokyo.com/ 
https://www.traicy.com/20180907-bookandbedtokyo

◎月刊『ムー』は来年で創刊40周年。その記念展が10月12日から池袋のパルコミュージアムで開催される。
http://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1809/07/news054.html
https://www.cinra.net/news/20180909-mu

◎来年で80歳となる高杉良は現在も新作に取り組むべく取材活動中。
https://www.kobe-np.co.jp/news/sougou/201809/0011613408.shtml 

さくらインターネットの石狩データセンターは、6日の北海道地震発生後も非常用電源で稼働を継続。8日に電力供給が再開されるまで約60時間を乗り切ったそうだ。さくらインターネットは官公庁や学術機関のほかメルカリも活用している。
http://ascii.jp/elem/000/001/738/1738515/

◎『週刊金曜日』最新号(9月7日号)の編集後記。2人の編集者が退職の挨拶(ウェブ版では1人のみ掲載)を書いている。その1人、小長光哲郎によれば《経費削減のため希望退職》に応じたとのこと。この11月で創刊から25周年を迎える同誌は定期購読が主体だが、創刊から四半世紀を経て読者の高齢化(それに伴う自然減)も深刻化しているらしい。
http://www.kinyobi.co.jp/from/20180907.php

 
 

【文徒】2018年(平成30)9月10日(第6巻170号・通巻1344号)

Index------------------------------------------------------
1)【記事】SNSに乱舞した善意から発信された「デマ」 マスメディアは「報道の暴力」を行使
2)【記事】最近書店閉店事情
3)【本日の一行情報】
4)【深夜の誌人語録】
----------------------------------------2018.9.10 Shuppanjin

1)【記事】SNSに乱舞した善意から発信された「デマ」 マスメディアは「報道の暴力」を行使

北海道で6日未明に最大震度7の大地震が発生したが、例によってツイッターを中心にSNSでは「デマ」情報が乱舞している。地震の直後に拡散したのは、次のようなツイート。
拡散希望 NTTの方からの情報です。 只今道内全域で停電しているため電波塔にも電気がいかない状況なので携帯電話もあと4時間程度したら使えなくなる可能性がでてきたそうです」 
誰が最初に発信したかは分からないが、メッセージを受け取る人々の善意に突き刺さり、人々は「デマ」とは気が付かずに拡散させてしまったことは間違いあるまい。拡散させた人々に「悪意」がなく、拡散させた動機が「善意」であったことが、実は「最悪」なのである。何件か拾っておこう。
https://twitter.com/Ryoma127/status/1037482644123017217
https://twitter.com/____lion0903/status/1037501781184397312
https://twitter.com/achucaloid/status/1037515681850257408
https://twitter.com/k5szddmne/status/1037502403484864513
https://twitter.com/_R_Karua/status/1037497767516561409
毎日新聞が9月8日付で掲載した「震災デマ  悪意のもの拡散せず 善意背景に誤情報目立つ」は、このツイートについて次のように書いている。
「つまり、デマではあるが、『バッテリーが数時間しか持たない基地局が存在する可能性もある』(広報担当者)といい、8日現在も北海道内の多くの地域で通話や通信サービスが利用できなかったり、制限がかかったりする状況が続いている。そもそも地震後は通話が殺到し、回線がつながりにくくなることが多い。今回の地震では、一部に正しい点もあるため否定しづらく、利用者が善意で被災者に注意を呼びかける内容のデマが目立っている 」
https://mainichi.jp/articles/20180908/k00/00e/040/290000c
断水にかかわるデマも「悪意」なき「善意」によるデマに当たると言って良いだろう。北海道新聞が9月7日付で「『札幌全域で断水』ネットにデマ相次ぐ 自治体が注意喚起」を掲載している。
「最大震度7地震が発生した6日、道内ではインターネットや会員制交流サイト(SNS)上に『札幌市内全域が断水する』『6時間後に水道が止まる』などの誤った情報が相次いで流れた 」
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/225643
情けなや。立憲民主党までがデマに踊らされてしまい謝罪する羽目となった。「BuzzFeedNews」が9月7日付で「立憲民主党アカウント、北海道地震の『断水デマ』を拡散、謝罪」を掲載している。これが立憲民主党が撒き散らしに加担した「デマ」である。
佐々木隆博旭川事務所より 以下の情報がデマとの情報がありました。お詫び致します。混乱させて大変申し訳ありません。これ以上の拡散を防ぐため削除させていただきます。さまざまな情報が飛び交っており、デマも多くなっています。発信に細心の注意を払っていきます。一緒に気をつけていきましょう 」
https://twitter.com/CDP2017/status/1037855161958334464?ref_src=twsrc%5Etfw%7Ctwcamp%5Etweetembed%7Ctwgr%5E373939313b73706563696669635f73706f7274735f616374696f6e&ref_url=https%3A%2F%2Fwww.buzzfeed.com%2Fjp%2Fkotahatachi%2Fcdp2017-hokkaido
「BuzzFeedNews」は次のように書く。
「今回のツイートは、旭川市の佐々木議員の事務所から党本部に『断水になるかもしれない』との情報提供と拡散依頼が届いたため、掲載したという。 
自治体や電力会社などの公式発表を確認することを原則としていたが、それを怠っていた。翌朝になって地元から『デマだった』との情報が入り、謝罪と当該ツイートの削除をしたという」
https://www.buzzfeed.com/jp/kotahatachi/cdp2017-hokkaido
SNSに「デマ」が乱舞しているのは間違いないが、しかし、だからといって既存のマスメディアの震災報道を手放しで礼賛できるかといえば、そうではないようだ。確かに北海道内の全戸が停電に直面していることを受け、NHKHBC北海道放送UHB北海道化放送、STV札幌テレビ放送が特別番組をネットで配信していることやAbemaTVが特別番組を配信しているといった試みは評価できるだろう。 
http://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1809/06/news061.html
しかし、その一方でテレビ報道の「暴力」が横行していたようなのである。作家の木村友祐佑介がフェイスブックで次のように書いている。
「さっき、報道ステーションで、家族が生き埋めになっているという若者にコメントさせている映像を流していた。若者は泣きそうになりながら答えていた。一体、だれのために、なんのために、当事者に悲痛の気持ちを言わせているんだろう。ぼくみたいなテレビの視聴者の満足のため?」
https://www.facebook.com/yusuke.kimura.794/posts/1669657303162801

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2)【記事】最近書店閉店事情

イズミヤ大久保店(京都府城陽市)3Fにある「ふたば書房大久保店」が8月26日(日)をもって閉店 。
「【閉店のお知らせ】 ふたば書房大久保店は本日8月26日(日)の営業をもちまして閉店いたします。永らくのご愛顧誠にありがとうございました」 
https://twitter.com/futabaookubo/status/1033519573792739328
https://alco-uj.com/futabaookuboheiten/
東十条駅前の井上書店が8月31日(金)をもって閉店。
「十銀の竹島書店に続いて、東十条駅前の井上書店も閉店だって。。。街の本屋さんには厳しい時代なんだな。。。ショボーン」 
https://twitter.com/hiropage/status/1034481641253613568
「まさか東十条駅の井上書店も今月中で閉店…十条界隈はもう本屋はないのか…悲しみ 」
https://twitter.com/noritter0827/status/1034465488791724032
未来屋書店 和歌山新宮店が9月24日(月)をもって閉店。
https://t.co/2uOqWRKWuQ
未来屋書店川崎アゼリア店が9月2日(日)をもって閉店。
「改装だと思っていたら、未来屋書店川崎アゼリア店が閉店だった。 ひと月に数回しか、利用していなかったが残念。 地元なのに、あんま開いている時間に帰っていないため、致し方ないが……。 あおい書店も3月で閉店したので、川崎駅前には2店しかなくなった。 どっか出店して欲しい 」
https://twitter.com/sou_kaji/status/1036235933010423808
心斎橋アセンス、アセンス針中野店がともに9月30日(日)をもって閉店することは既報だが、予想に違わず反響は大きい。
「【閉店のお知らせ】 
この度アセンス全店舗は、9月30日(日)をもちまして閉店させていただくことになりました。 
皆様の温かなご支援の中、これまで営業してこられました事、厚く御礼申し上げます。あと少しの間ですが、最後の一日まで皆様のお越しをお待ちしております 」
https://twitter.com/yomutanoshimi/status/1035709339095293952
小説家の吉村萬壱 がアセンス閉店を痛恨の極みとツイート。
「痛恨の極み。哀しい。こんなに攻めていた本屋さんはなかった。本当に色々お世話になりました。心から、有難うございました」
https://twitter.com/yoshimuramanman/status/1035725354042716161
ナナクロ社の村井光男代表もアセンス閉店を驚く。
「なんと、、、そうでしたか。大変に大変にお世話になりました。本の魅力を掘り起こしてくださり、多くの本を読者の方に届けてくださり、ありがとうございました。9月、どうぞよろしくお願いいたします」
https://twitter.com/imcc_murai/status/1035717529547591683
「初めて写真集を購入したのも、人生初本の取り寄せを行ったのも、『ビブリア古書堂』をパケ買いしたのも、全てアセンスさんでした。 父の本に挟まっている銀の栞が幼少時代の私にとって、大人の象徴でした。 本当にお世話になりました。心の底より、ありがとうございました 」
https://twitter.com/bi_riko/status/1037332134849961984
 児童総合誌飛ぶ教室」(光村図書)の公式アカウント の呟きだ。
「とても残念です。お取り扱いいただいてたのもそうですが、 いつも発売日に宣伝していただき励みになっていました。選ぶ愉しさ、読む愉しさ心斎橋アセンスさん、ありがとうございました」
https://twitter.com/tobu_kyoshitsu/status/1036459522405978113
「夫のちんぽが入らない 」(扶桑社)のこだまのツイートを発見。
「いつも温かい声を掛けて下さった心斎橋アセンスさん閉店のお知らせ、とても寂しく、悲しいです。『夫のちんぽが入らない』『ここは、おしまいの地』そして『クイック・ジャパン』を毎号紹介し、店内3ヶ所で爪切男さんの本と共に応援して下さった。5月にお店を訪問できて幸せだった。どうもありがとう 」
https://twitter.com/eshi_ko/status/1035837779383439360
「死にたい夜に限って」(扶桑社)で今年1月にデビューした爪切男もツイートしている。
「こだまさんと開催した関西トークイベントの時に、足を運んで御礼を伝えられなかったことを本当に後悔しております。なぜ私は新地にばかり足を運んでしまったのか。本当にすみませんでした。少しふざけてしまいごめんなさい。自分が最初に書いた本を応援して頂きありがとうございました」
https://twitter.com/tsumekiriman/status/1035928266207444992
これは歌人の千原こはぎのツイートだ。
「あああ…心斎橋アセンスさん閉店……『ちるとしふと』の色紙を持ってお邪魔したときはほんとうに温かく迎えてくださって嬉しかったです。ありがとうございました…残念です……大変お世話になりました」
https://twitter.com/kohagi_tw/status/1035910782368632833
「えー!と驚きを隠せません!お仕事・プライベートと何度も足を運んだ心斎橋アセンスが閉店だなんて信じたく無い気持ちです。他書店と比べ「置いてないだろうな」という気持ちで店内へ入ると欲しかった書籍を置いていたり、わくわく感を覚えながら入店してました。 今まで本当にありがとうございました 」
https://twitter.com/chillkuu/status/1035841089041616896
「残念です。 針中野駅が最寄り駅になって十数年、エリアの環境はともかく、地域一番で真っ当な書店でした。大型書店にはない凝縮した配列と特選された棚がいつも楽しみでした。残念です」
https://twitter.com/end_TRAP/status/1035770612302508032
「今月末に閉店する心斎橋アセンスで定期購読しているデザイン書籍があるんだけど、さっき店から、長年のご愛顧いただきありがとうございます、次回からの商品が確保できなくなり申し訳ありません、という電話がありしんみりしてる 」
https://twitter.com/O82neko/status/1037570334994587648
「心斎橋アセンスの9月末の閉店。10代、田舎から出てきた人間には、都会には普通に洋書を売る場所があるんだな。刺激的だな…。20代、本を探す日々。30代、クライアントが近くて週2ぐらいでのぞいてた。40代、移転、新ビル…。本当にお世話になりました 」
https://twitter.com/empty_emptylife/status/1036012639279697920
「心斎橋アセンス が閉店。アセンスといえば、本屋の規模にすれば、デザイン物の本も多くて、白いブックカバーに栞はシルバーのアルミの定規みたいでかっこよくて、今もあの栞をたくさん持ってる。あの栞ともお別れか…」 
https://twitter.com/kitsutaka_izumi/status/1037531183611953153
「ミナミでお世話になってるバーのマスター曰わく『心斎橋アセンスのオカルト、宗教書コーナの品揃えは書店の規模考えたら異様』と。あれから呑む前に必ず書店をのぞいてから呑むという習慣がついたけど、閉店残念」
 https://twitter.com/komaboo/status/1036200121896034305
「心斎橋アセンス閉店で思い出すのが洋書を買いに行った話とか色々あるんですがやはり、浜村淳センセイのラジオ番組とかでCMにかかってた♪感じていたいのさぁ~…心斎橋アセンス~ってテーマソングです。あれは音源があるのなら欲しいです」
https://twitter.com/kyobei/status/1036087246141583360
「心斎橋アセンス閉店のショックを引きずっている。リニューアル前、今ではドラッグストアになった1階の、かつて雑誌が山と積まれた情景を幻視してしまう。2階の庫の充実ぶりも、エレベータで上がる美術書フロアも、ひたすら懐かしい。じゃあアセンスでね。何度待ち合わせたかな。ありがとうアセンス
https://twitter.com/ami_ena/status/1036077000648056832
「心斎橋アセンスと同時に閉店するのがアセンス針中野店。元々、針中野店がアセンスの創業の地で、80年代中頃に心斎橋通と周防町通の交差点という超一等地に出来たのが心斎橋アセンス。 書店業はなにより、本業のパチンコ(南海会館グループ)もシンドくなってきたんやろな…」
https://twitter.com/sowhatdosickie/status/1035778722995924992
八重洲ブックセンター イトーヨーカドー拝島店が9月30日(日)をもって閉店。
「平素より、八重洲ブックセンター イトーヨーカドー拝島店をご利用いただきまして誠にありがとうございます。
拝島店はこの度、誠に勝手ながら、2018年9月30日(日)をもちまして、閉店させていただくこととなりました。
ここに謹んで閉店のお知らせを申し上げるとともに、これまでのお引き立てに、厚く御礼申し上げます。
なお、拝島店にてご入会いただきましたポイントカード「八重洲ックカード」は、八重洲本店をはじめ、ポイントサービス実施店舗にて、引き続きご利用いただけます。
これからも、八重洲ブックセンターに代わらぬご愛顧を賜りますよう、心よりお願い申し上げます」
http://www.yaesu-book.co.jp/topics/14630/
TSUTAYA アミ中百舌鳥駅前店(堺市北区) が9月30日(日)をもって閉店。
「えええ…6年間お世話になった中百舌鳥のTSUTAYAが…切ない…こうやっていろいろなくなってくんかなー涙」
https://twitter.com/210kAya/status/1038013122865287169

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3)【本日の一行情報】

藤田和日郎の画業30周年記念として「藤田和日郎原画展」が11月12日(月)から11月20日(火)まで、西武池袋本店 西武ギャラリーにおいて開催されることになった。小学館の「週刊少年サンデー』連載4作品の原画が展示されるそうだ。
https://ddnavi.com/news/483902/a/

◎AFP通信やDPA通信、ベルガ通信など欧州を中心とする18の報道機関がグーグルやフェイスブックに対して共同声明を出した朝日新聞デジタルの9月5日付「AFP通信などグーグルに声明『記事流して収入は懐に』は次のように書いている。
「声明では、『こうしたネットサービス企業は記事を作るための費用を負担しない』のに、『(報道機関の)記事を流すことで得られる広告収入のほとんど全部を懐に収めている』と主張した」
https://www.asahi.com/articles/ASL9544QYL95UHBI012.html

◎「EU著作権フィルター論争にYouTubeが参戦」も読んでおきたい。YouTubeの最高ビジネス責任者のロバート・キンセルの次のような発言は知っておくべきだろう。
「オープン・インターネットは、伝統的なメディアゲートキーパーという障壁を排除し、クリエイターやアーティストに世界規模のあたらしいクリエイティブ・エコノミーをもたらしました。情熱を共有し、世界中でファンを見つけ出し、ビジネスを構築するイデアが万人に開放されたのです」
https://p2ptk.org/copyright/1220

◎新聞協会賞が発表された。編集部門は次の通り。
財務省による公書の改ざんをめぐる一連のスクープ(朝日新聞社 東京社会部・大阪社会部の取材班 代表・大阪本社編集局社会部次長羽根和人)
連載企画「止まった刻 検証・大川小事故」(河北新報社 大川小事故取材班 代表・編集局報道部長冨樫茂)
キャンペーン報道「旧優生保護法を問う」(毎日新聞社 「旧優生保護法を問う」取材班 代表・仙台支局遠藤大志
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO35013730V00C18A9CR8000/
https://www.pressnet.or.jp/about/commendation/kyoukai/works.html
編集部門の受賞作はデジタルコンテンツ化して販売すれば良いのに。そういう発想がないのがオールドメディアの宿痾なのであろう。

◎投資エンターテインメント小説「特捜投資家」がダイヤモンド社から刊行された永瀬隼介は「週刊新潮」の特集班記者出身。同書の編集は「週刊現代」「フライデー」の編集長を経て百田尚樹を当てた加藤晴之が出版プロデューサーとして噛んでいる。
https://diamond.jp/articles/-/178843

◎めこんは創立40年を迎える。「現代インド学選集」全7巻などアジアを専門とする出版社として知られている。代表の桑原晨は日本語教師の海外青年協力隊としてラオスに赴任していたことがある。めこんを創業したのは33歳のときだ。毎日新聞が9月5日付夕刊で「出版社『めこん』40周年 後世に残るいい本を アジアをテーマに幅広く刊行」を掲載している。
https://mainichi.jp/articles/20180905/dde/014/040/011000c
「森の回廊―ビルマ辺境民族開放区の1300日」で大宅壮一ノンフィクション賞を受賞した吉田敏浩も、めこんから「北ビルマいのちの根をたずねて」を出している。

◎「ダ・ヴィンチニュース」が「『マンガ図書館Z』に期待することは? 海賊版対策から利便性の高いサービスになるか」を掲載している。
「今回、マンガ図書館Zを運営するJコミックテラスにはメディアドゥに加え、講談社も出資を行うことが発表されている。講談社この実証実験にはまだ名乗りをあげていないが、人気タイトルを数多く抱える大手出版社が、マンガ図書館Zのような新しい取り組みに積極的に参加することにも期待したい」
https://ddnavi.com/review/484413/a/

◎新聞広告賞が発表された。私の言い方をもってすれば、新聞はソーシャル広告において一頭地ほど他メディアを抜き、先駆けているということになる。私がソーシャル広告と呼ぶのはメッセージ性や批評性が強く、表現の切り口がジャーナリスティックであるということに他ならない。
https://www.pressnet.or.jp/adarc/pri/2018.html

◎山内康裕は2009年、マンガを介したコミュニケーションを生み出すユニット「マンガナイト」を結成し、各種イベント・ワークショップ・執筆・選書・商品開発を手がけてきた。
2010年にはマンガ関連の企画会社「レインボーバード合同会社」を設立し、“マンガ”を軸に施設・展示・販促・商品等のコンテンツプロデュース・キュレーション・プランニング業務等を提供している。
そんなレインボーバードが次に取り組んでいるのは「マンガ専門書店×カフェ&BAR×ギャラリーの複合店舗「マンガナイトBOOKS」だ。10月2日、京区春日にオープンする。
営業日は火曜日から土曜日。営業時間は、カフェタイムが12時30分から19時、BARタイムが19時30分から22時30分。ただし、BARタイムは不定期での営業となる。
http://rainbowbird.jp/message/
http://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1809/06/news029.html
http://manganight.net/mnbooks/

◎「エル 」のイタリア版が月刊から週刊にリニューアルされる!
https://www.wwdjapan.com/679962

◎「日経×TECH」は「海賊版サイト問題はなぜこじれたのか、議論すべき2つのこと」で次のように指摘している。
「出版社や漫画家を含む『創作者』とISPとの協力関係を築くには、通信の秘密と財産権を対立させるより前に、『創作活動の自由とインターネットの自由をどう両立させるか』といったフレームで議論を始めるべきだったのでは、と記者は考えている。これらは本来互いに協調し、高め合えるものだからだ」
 https://tech.nikkeibp.co.jp/atcl/nxt/column/18/00138/090400136/?n_cid=nbpnxt_twbn

◎オレは1977年に東映大泉撮影所で開催された「第1回ぴあ展」に行っている。今年の「ぴあフィルムフェスティバル」(PFF)の目玉は何と言っても生誕100年を迎えるロバート・アルドリッチ監督特集だろう。
https://www.oricon.co.jp/confidence/special/51739/
https://pff.jp/40th/lineup/aldrich.html
https://pff.jp/jp/news/2018/07/40th-Aldrich.html
アルドリッチのベスト10を選んでみよう。1位「キッスで殺せ」 2位「北国の帝王」 3位「ハッスル」  4位「攻撃」 5位「傷だらけの挽歌」 6位「何がジェーンに起ったか?」  7位「ロンゲストヤード」   8位「カリフォルニア・ドールズ」 9位「ベラクルス」 10位「特攻大作戦」・・・そうかオレは「枯葉」や「ふるえて眠れ」を見ていないのか・・・。そういう意味ではベスト10を選ぶ資格はなかった。

バート・レイノルズが亡くなった。読売新聞の記事には代表作として「ロンゲストヤード」も「ハッスル」もジョン・ブアマンの傑作「脱出」の名前もなかった。この記者は映画について、あまりにも不勉強だ。
https://www.yomiuri.co.jp/culture/20180907-OYT1T50004.html
最低でもAFPやスポーツニッポンの記事程度の教養は最低でも待ち合わせているべきだろう。ないんだったら記事を書くな。読者に失礼である。
http://news.livedoor.com/article/detail/15269274/
https://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2018/09/08/kiji/20180908s00041000064000c.html
しかし、それでも私は不満である。これらの記事にしてもセルジオ・コルブッチの「さすらいのガンマン」の存在を忘れてしまっているからだ。「さすらいのガンマン」ネイティブアメリカンのナバホ・ジョーを主役に据えた「ポリコレ西部劇」、いや「ユーロコミュニズム西部劇」の傑作である。こうしたタランティーノ的教養をマスメディアは欠いているのである。
そうそう米「コスモポリタン」でヌードを披露したんだよね。このヌードは1972年という時代を象徴している。
https://www.bbc.com/japanese/features-and-analysis-45444610

WOWOWは、BS放送の3チャンネル「WOWOWプライムWOWOWライブ」「WOWOWシネマ」のネット同時配信サービスを12月1日より本格開始し、それに先駆け10月1日よりトライアルサービスを開始する。
 https://corporate.wowow.co.jp/news/products/3949.html

◎Nagisa は同社が運営するマンガアプリ「マンガZERO」の青年誌レーベル「ジヘン」にて連載中の「神様の思し召し」(山本なぎさ)に関して、祥伝社 と協業し、9月7日より単行本第1巻を販売開始した。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000017.000031822.html

アメリカではユーザーデータが不正に使用されていたスキャンダルを受け「42%Facebookを一時的に使用するのをやめ、26%のユーザーがFacebookアプリをスマホから削除した 」という調査結果が発表された。
https://iphone-mania.jp/news-225113/
時代の風向きが変わることになるのかどうか注視する必要があろう

◎日本芸社の「週刊漫画ゴラク」で1999年より 連載が続いている「江戸前の旬」(原作:九十九森、劇画:さとう輝)が実写ドラマ化され、テレビ大阪BSテレ東で「真夜中ドラマ『江戸前の旬』」(10月13日深夜スタート)として放送されることになった。
https://www.oricon.co.jp/news/2118964/full/

◎産経ニュースによれば「『神奈川トーハン会』(筒井正博会長)は7日、小説『新・人間革命』執筆による活字化貢献をたたえ、創価学会池田大作名誉会長に感謝状を贈った 」という。
https://www.sankei.com/region/news/180908/rgn1809080021-n1.html
創価学会の公式サイトは「東京日販会・日山会 池田先生に感謝状」を公開している。ほとんど金正恩礼賛体なのである。
「……最後に原田会長が池田先生の謝辞を代読。その中で池田先生は、良き書物との出合いをつくる書店は人間社会の希望の広場であり、かけがえのない化の城と強調。『活字化の本陣』である両会のさらなる隆盛を望んだ 」
https://www.sokanet.jp/topics/gq2s4a0000002b9r.html
柿田睦夫の「創価学会の“変貌”」(新日本出版社)が刊行された。柿田は赤旗記者。今後、創価学会を取材するに際しては必読となるだろう。
https://www.shinnihon-net.co.jp/general/detail/name/%E5%89%B5%E4%BE%A1%E5%AD%A6%E4%BC%9A%E3%81%AE%E2%80%9C%E5%A4%89%E8%B2%8C%E2%80%9D/code/978-4-406-06278-7/

トーハンは、運営するオンライン書店e-hon」サイトにおいて、9月1日(土)より全国ロードショーの劇場アニメ「君の膵臓をたべたい」上映記念プレゼントキャンペーンを、9月30日(日)まで開催する。
 http://www.tohan.jp/news/20180906_1266.html

秋田書店は9月7日付スポーツ各紙に「ドカベン」の最後の単行本「ドリームトーナメント編」第34巻発売を告知する主人公の山田太郎らを描いたカラー全面広告を出稿した。
https://www.sankei.com/west/news/180907/wst1809070024-n1.html
いやあ昭和感が漂っていますなあ。

◎学研プラスのダイエット&フィットネス&ヘルスケア情報メディア「FYTTE」は、8月に月間520万PV、186万UUに到達した。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001812.000002535.html

◎寄稿者は同じようなメンバーなのだろうけれど、雑誌らしいのは「will」よりも「月刊Hanada」だよな。「月刊Hanada」10月号は、ここまでやるかというぐらい安倍晋三一色である。雑誌はやり過ぎるくらいがちょうど良いのである。こうも言えるだろう。読者に飛びついてもらうのが書籍なら、こちらから読者に飛びついていくのが雑誌なのである。
https://twitter.com/hanada_asuka
https://twitter.com/will_edit
「世界」なんか「月刊Hanada」を学んだ方が良いと思うよ。

◎さあ、行くぞ!「[世界を変えた書物]展」が上野の森美術館9月24日まで開催されている。
http://www.kanazawa-it.ac.jp/shomotu/
https://twitter.com/shomotu_News/status/1038252380486217728

◎ブックリスタは、9月8日(土)正午より、「ライブ選書 #4」と題して、タレント・光浦靖子×書評家・豊崎由美による、おすすめ本のネット番組を公開している。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000302.000006388.html
https://shimirubon.jp/livesensho/04.html
豊崎がホンモノであることは断るまでもないだろうが、光浦の趣味が良いのである。光浦のオススメはポルポト政権下のカンボジアものの見事に活写した小川哲の「ゲームの王国」(早川書房だそうだ。
http://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1809/06/news097.html
蛇足ながら早川書房の編集部長である塩澤快浩 の次のようなツイートを発見。
「4年前のこのツイートで募集して中途採用したOは、小川哲『ゲームの王国』で日本SF大賞山本周五郎賞を受賞、カルロ・ゼン『ヤキトリ』、三秋縋『君の話』などを担当しています。どうぞよろしく」
https://twitter.com/shiozaway/status/1037994443670925312

藝春秋は、歌人・服部真里子の第一歌集「行け広野へと」の電子書籍版を配信する。
https://www.atpress.ne.jp/news/165396
紙は本阿弥書店から刊行されており、現在3刷ということだが、歌集や句集をしっかりと置いている書店は少ない。そうしたなか電子書籍としてリリースされるとなると、読者の裾野をグッと広げる可能性も出て来る。
http://www.honamisyoten.com/
服部真里子自身もツイートしている。
「『行け広野へと』が、藝春秋社さんから電子書籍として出版されました!わーい! 私も電子書籍はよく利用するので、うれしいです。本が欲しくなったとき、その場ですぐ手に入るのがいいですよね。 もうすぐ完成する第二歌集『遠くの敵や硝子を』(こちらは書肆侃侃房さん)と合わせて、ぜひ! 」
https://twitter.com/hanzodayo/status/1037998439760420866
私が愛誦したいのは「光にも質量があり一輪車ゆっくりあなたの方へ倒れる」である。

沖縄タイムス社は、「沖縄県知事 翁長雄志の『言葉』」を刊行した。 
http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/311590

電通電通デジタル、サイバー・コミュニケーションズのグループ3社は、インターネット広告の新たな取り組みとして、インストリーム動画広告(動画内に流れる広告)においてプレミアムな媒体とコンテンツのみを配信対象とするインストリーム運用型広告サービス「Premium Viewインストリーム動画広告」の提供を開始 する。
このサービスでは、広告掲載先をプレミアム媒体に厳選し、掲出する動画コンテンツを広告主によって厳しく管理されたものに限定することで、「広告が"人"ではなく"機械"によって不正なインプレッションやクリックが発生していないか」(アドフラウド)や、「不適切なサイトに広告表示されていないか」(ブランドセーフティ)といったインターネット広告における価値毀損の問題を克服する。
http://www.dentsu.co.jp/news/release/pdf-cms/200180089-0907.pdf

◎「月刊アクション」(双葉社)に連載されている中村カンコの「うちのメイドがウザすぎる!」がTVアニメ化され、10月5日から毎週金曜日25:40~TOKYO MXで放送開始される。
https://news.walkerplus.com/article/161366/

講談社は9月1日より「プリキュア プリティストア」において限定販売していた「上北ふたご オールスターズ缶バッジコレクション リターンズ1(全29種)」「上北ふたご オールスターズ缶バッジコレクション リターンズ2(全28種)」に製造上の不備による商品セットの誤りがあり、現在対象商品の発売を一時中止することに決めた。
http://nakayosi.kodansha.co.jp/news/20180904.html
http://www.kodansha.co.jp/news.html#news52385

東京商工リサーチが「音楽雑誌を発行のグラインドハウス 未払いが表面化」を発表。
TSRが取材を進めると、取引先や記事のライティング業務を委託するライターに未払いが発生していることがわかった。2018年7月には東京地裁からグラインドハウスに元社員1名へ未払い給与227万円の支払いが命じられている。また、CD制作を巡っても、参加したミュージシャンらへの報酬支払いがトラブルに発展しているようだ 」
http://www.tsr-net.co.jp/news/analysis/20180907_01.html
京商リサーチはグラインドハウスの代表を「音楽ライターとして著名なA氏」 と書いているが、有島博志のことである。「togetter」に「【9/7更新】GrindHouse主宰者 有島博志氏の賃金未払い・パワハラ問題の告発について」が発表されている。
https://togetter.com/li/1251943

KADOKAWAは、はてなと共同で開発したWeb小説サイトカクヨム」において、2018年12月1日から2019年1月31日まで、エンタテインメント小説を幅広く募集する「第4回 カクヨムWeb小説コンテスト」を開催する。応募した作品はすべてインターネット上で自由に閲覧できるため、一般の読者による投票と選考委員による審査という、2つの視点での選考を経て受賞作を決定する。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000004964.000007006.html

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4)【深夜の誌人語録】

長所は欠点だと思え。

 
 

【文徒】2018年(平成30)9月7日(第6巻169号・通巻1343号)

Index------------------------------------------------------
1)【記事】朝日新聞就業規則違反編集局幹部と「週刊春」が報じた朝日新聞セクハラ上司
2)【本日の一行情報】
3)【深夜の誌人語録】
----------------------------------------2018.9.7 Shuppanjin

1)【記事】朝日新聞就業規則違反編集局幹部と「週刊春」が報じた朝日新聞セクハラ上司

自主退職であるということは退職金を手に入れての退社であろう。実名が明らかにされない限り、朝日新聞OBの看板を使えば喰うにも困るまい。この編集局幹部にとっては、それほど痛手ではあるまい。
朝日新聞社は5日、50代の編集局幹部が飲食店で知人女性に、酒に酔った上で不適切な言動をしたとして、就業規則違反と認定したことを明らかにした。この幹部は8月末に自主退社したという」(毎日新聞)
https://mainichi.jp/articles/20180905/k00/00e/040/238000c
朝日新聞社が詳細を明らかにしないのは被害者特定につながる恐れがあることなどを理由にしているようだ。
https://www.jiji.com/jc/article?k=2018090500464&g=soc
昨日は書かなかったけれど、「春オンライン」が公開している「朝日新聞で上司が女性記者にセクハラの疑い」は「週刊春」5月31日号が報じたスクープである。
朝日新聞社で、上司が女性記者にセクハラをした疑いがあることがわかった。週刊春の取材によれば、3月、経済部の歓送迎会が開かれた。女性記者は幹事の一人で、その後、男性の上司とバーに流れた。朝日新聞の中堅社員が証言する。
『そこで上司は女性記者に無理やりキスを迫り、自宅にまで上がりこもうとしたそうです。女性記者は、後日、被害を同僚記者らに打ち明けたとか』」
http://bunshun.jp/articles/-/7480
「週刊春」は「女性記者に無理やりキスを迫」った上司を実名で報じてはいない。しかし、猪瀬直樹がこんなツイートをしている。
「2週前の週刊春5月31日号の記事です。朝日経済部記者から論説委員に昇格した男のセクハラ事件です。記事に名前が書いてないが、この星野某、僕が道路公団民営化で戦っているとき天下の朝日新聞の紙面を使って情緒的理想論で後ろから弾を撃ち続けた。こういうどうしようもないゲスと判明したわけだ」
https://twitter.com/inosenaoki/status/1005041153324900352
猪瀬が「星野某」と書いているのは、星野眞三雄のことであろうか。星野眞三雄といえば講談社から「道路独裁 官僚支配はどこまで続くか」を上梓している。星野は昨年も講談社+α新書から「欧州危機と反グローバリズム 破綻と分断の現場を歩く」も出版し、重版になるほど評判にはなっている。
http://bookclub.kodansha.co.jp/product?item=0000185395
http://bookclub.kodansha.co.jp/product?item=0000202033
しかし、星野眞三雄と「飲食店で知人女性に、酒に酔った上で不適切な言動をした」「50代の編集局幹部」は別人であると考えるのが妥当なのかもしれない。というのは、星野は1971年生まれで50代ではないのである。

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2)【本日の一行情報】

◎宝島社が、8月24日(金)に発売した、イラストの中に隠れたひょっこりはんを探して遊ぶ絵本「ひょっこりはんをさがせ!」が売れている。発売一週間で重版を決定し、累計5万5000部突破だ。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000729.000005069.html

◎「週刊少年ジャンプ」(集英社)に連載されている芥見下々のマンガ「呪術廻戦」のコミックスは7月4日に第1巻が、9月4日に第2巻が発売されたが、2巻合計の累計発行部数が25万部を突破したそうだ。こうした新しい才能の胎動は「週刊少年ジャンプ」にとっては心強かろう。
http://mainichi.jp/articles/20180904/dyo/00m/200/010000c
主人公が高校生なのか……。少年マンガ誌の読者年齢が上がっていることと関係があるのかもしれない。

朝日新聞デジタル9月5日付の「『論破したい』TVが喚起 敵と味方に分ける時代呼んだ」に「正論」元編集長の大島信三が登場している。
「『読者の指定席』と名づけて投稿欄を6ページに増やしたのを皮切りに、93年には投稿に編集者が一言感想を添える欄『編集者へ 編集者から』を新設。2000年には読者の疑問に編集者や他の読者が答える『ハイ、せいろん調査室です』も追加した」
「読者投稿で雑誌は活気づいた。16年の在任中、発行部数は9万部から一時15万部まで増えた。投稿欄は多いときで50ページを超えた」
https://www.asahi.com/articles/ASL915W0SL91UCLV006.html
「正論」はソーシャルな雑誌だったのである。ソーシャルとは「開かれている」ということだ。同時にソーシャルメディアに跋扈することになるネトウヨを予示していたのかもしれない。皮肉なことに「右」界隈の雑誌のほうが民主的というか、戦後民主主義的手法を実現していたのである。

◎劇場アニメ「君の膵臓をたべたい」もヒット!
https://animeanime.jp/article/2018/09/04/39921.html

◎日販は、12月14日(金)~16日(日)の3日間、具の販売イベント「具女子博2018」を東京流通センターにて開催する。パーソナル具専門卸のエムディーエスが共催として参画するイベントである。
https://www.nippan.co.jp/news/bungujoshi2018_brand/

◎「NEWSポストセブン」が公開した「『NEWS ZERO』記者がセクハラ疑惑降板、被害女性は複数か」は「女性セブン」9月20日号が掲載した記事である。セクハラ疑惑降板した記者は日本テレビ報道局政治部のエースだった青山和弘
https://www.news-postseven.com/archives/20180906_755536.html?PAGE=1#container

◎ラジオは横の繋がりが強い。安室奈美恵がゲスト出演する特別番組「WE LOVE RADIO,WE LOVE AMURO NAMIE」は民放ラジオ101局で放送される。
https://www.nikkansports.com/entertainment/news/201809040000648.html

AmazonAppleにつづき時価総額1兆ドルを突破した
https://jp.reuters.com/article/column-amazon-idJPKCN1LL057
「新潮社フォーサイト」が掲載した「成毛眞amazon』肴に『アマゾン』を語る」における成毛の次のような指摘には別に驚かない。
「イベントや映画のチケット予約、意外と面倒くさいですよね。こういう時にアマゾンにサービスがあったらすごく便利かもしれない、と思いませんか。
たとえば『成毛 amazon』と検索したら、この本と一緒に今日のイベントも出てくる。行こうと決めてボタンを押すと、そのままアマゾンに飛んで決済できる。
こんなに簡単にアマゾンで予約できたら、イベントのケアをやっている会社はつぶれると思いません? 私は瞬殺されると思います。映画は複雑なシステムですから別ですが、イベント関連は危ない。ただ、アマゾンはこのことに気がついていないかと思います」
しかし、「アマゾンレンディング」に関しては、なるほど!と膝を打った。
「そのアマゾンレンディングを行う場合、日本だと日本の金利になりますよね。今だとゼロ金利。そこでアマゾンが超低金利の日本でお金を調達して、中南米かどこかの倉庫の動産を担保にして貸し付けると、20%ぐらいの利ザヤが稼げることになり、それはもうかりますよ。ですから、動産担保融資をやっている企業、または「エスクロー」というサービス(売り手から商品の、買い手から代金の預託を受けて取引を成立させるサービス)を取り扱っている銀行といった業者は、デス・バイ・アマゾンのトラップに引っ掛かる可能性が必ず出てきます」
https://www.fsight.jp/articles/-/44179
https://www.fsight.jp/articles/-/44180
成毛眞の「amazon 世界最先端の戦略がわかる」(ダイヤモンド社)は出版関係者にとっては必読献であろう。
https://www.diamond.co.jp/book/9784478105054.html
ところで成毛眞は確かスルガ銀行社外取締役だったよな。ちょうど、この頃の……。
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/57263

Mr.Childrenの全曲詩集「Your Song」を発売するのは藝春秋!
https://rockinon.com/news/detail/179857
この本の印税は、全額、耳の不自由な方の役に立てるよう寄付されるそうだ。

◎光社は今年も「VERY Fes.」を9月23日(日)玉川髙島屋S・C、24日(月・祝二子玉川ライズで開催するが、グライダーアソシエイツが運営するキュレーションアプリ「antenna*」(アンテナ)がメディア協力することになった。「antenna*」が今年のイベント概要や昨年の様子を紹介するなどの告知協力を行う。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000146.000005122.html

学研ホールディングスは9 月 4 日の取締役会において、日本政策投資銀行DBJ
と共同で、メディカル・ケア・サービスの発行済み株式のうち学研ホールディングスが 61.8%を取得し、DBJ が 38.2%を取得することにより、メディカル・ケア・サービスを学研ホールディングスの子会社とすることについて決議した。
https://file.swcms.net/file/gakken/ir/news/auto_20180904403549/pdfFile.pdf

◎アフリカ系米国人に対する警察の暴力に抗議し、国歌斉唱中に起立を拒否したアメフトのコリン・キャパニックがナイキの新広告キャンペーンに起用されることになった。
https://www.bbc.com/japanese/45404559
こういうところがアメリカの凄みなんだよね。

TSUTAYAが展開する「草叢(くさむら)BOOKS 各務原店」(岐阜県各務原市)では、「~書店に一泊~『朝マデBOOKS』」と題し、書店で朝まで読書できる体験イベントを9月14日(金)~15日(土)に開催する。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000603.000018760.html

◎安倍首相がDHCテレビのインタビューに応じている。
https://youtu.be/zE5_Xm6RN0w
https://www.asahi.com/articles/ASL93674QL93UTFK01B.htm
朝日は一時掲載していた上記URLのネット版記事を取り消した。かえって拡散するのはシャクと思ったのだろう。

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3)【深夜の誌人語録】

想いは伝わらなくとも想いつづけることが大切だ。