【文徒】2021年(令和3)4月27日(第9巻78号・通巻1975号)

Index------------------------------------------------------
1)【記事】休業要請を拒んだ「芸能」 寄席に浪曲の定席にSNSは拍手喝采
2)【記事】今日の東京オリンピック 緊急事態宣言で嫌「五輪」気分が蔓延
3)【本日の一行情報】
4)【人事】マガジンハウス 2021年4月23日付
5)【深夜の誌人語録】
6)【お知らせ】 
----------------------------------------2021.4.27 Shuppanjin

1)【記事】休業要請を拒んだ「芸能」 寄席に浪曲の定席にSNSは拍手喝采

東京都に緊急事態宣言が4月25日に発令された。笑福亭里光が4月24日にツイートしている。
浅草演芸ホール。帰ろうと思ったら寄席の前で社長がお客さんをお出迎え。「明日以降もやるんですよね?」と聞いたら「やりますよ!明日も宜しくお願いします」って深々と頭下げられた。松倉社長、格好いい!!》
https://twitter.com/rikoshoufukutei/status/1385952817328705540
都内に四つある寄席が休業要請に応じない決断をしたことを茂木健一郎は支持するとツイートしている。
新宿末廣亭、上野鈴本演芸場浅草演芸ホール池袋演芸場の、4月25日以降も営業を続けるという決定を支持します。このような時こそ、笑いが状況を余裕をもって客観的に把握する「メタ認知」を支えてくれる。勇気ある、しかし自然体の、寄席らしいすばらしい決定だと思います。》
https://twitter.com/kenichiromogi/status/1385871128917254145
浅草演芸ホールのみならず、東京寄席組合(鈴本演芸場・新宿末廣亭・浅草演芸ホール池袋演芸場)及び一般社団法人落語協会・公益社団法人落語芸術協会にて協議の結果『寄席は社会生活の維持に必要なもの』と判断したという。「編集者の阪上」がツイートしている。
浅草演芸ホールの「寄席は社会生活の維持に必要なもの」って宣言、心理学者のフランクルが書いた『夜と霧』にある「ユーモアは自分を失わないための魂の武器だ。過酷な状況に打ちひしがれないために人間に備わっている何かなのだ」と並んで歴史に残すべき言葉だと思う。》
https://twitter.com/hanjouteiooba/status/1385890594577211394
瀧川鯉朝のツイート。
《寄席継続営業に批判が少ないのが嬉しい。
席亭・スタッフ・出演者・御客様が感染リスクと戦い、クラスタを出さなかった事を「信用」していただけるならば何より。
4/26(月)~4/30(金)浅草演芸ホール夜席トリは、名人候補の鯉橋。
鯉朝は鯉枝と交互出演。
笑わせるのみ!》
https://twitter.com/takigawa_richou/status/1386144179646910470
立川談四楼のツイート。
《落語会が早速1つ飛んで1つ延期になったが、席亭は腹を括った。浅草は「大衆娯楽の寄席」と言い、新宿も「昔からの伝統芸能今もなお伝わっている」とし、どちらも「社会生活の維持に必要なもの」と判断、発令以降も通常営業なのだ。そして他の寄席もこれに倣った。さあ演者はこの心意気にどう応える。》
https://twitter.com/Dgoutokuji/status/1386164169645256710
治のツイート。
《お上や都知事から「寄席は無観客で」との要請に、寄席組合は「寄席は世の中になくてはならないもの」と突っぱねた。楽屋や落語ファンから歓喜の声があがった。見事にお上の鼻をへし折ってくれた。「人の心の分からねぇ者に政の心が分かるかい」と中村主水捨て台詞を吐きそうだ。今日も寄席は営業中!》
https://twitter.com/11bunji/status/1386122476241907716
林家はな平は、寄席が休業要請を受け入れなかった背景をこう解説する。
《都内四寄席が継続するのは、披露目をやっているからでもあるんです。真打興行って約一年前から決まっていて、落協も芸協も寄席で行われるんです。延期して日程がずれ込むと、全てに影響して大変なんです。真打は新たなスタート。そのスタートラインを死守して下さったんでは無いかと思っています。》
https://twitter.com/Humbug1984/status/1386079303754866690
寄席に出るのは落語家だけではない。指揮者形態模写の好田タクトのツイート。
《今日で21日から続いた浅草の2つの寄席出番が終わる。
寄席が「必要なもの」宣言をしてくれたおかげなのか、今日のお客様は応援しょうという感じですごい盛り上がり。
舞台上で「寄席は社会生活に必要なもの」で拍手が起きて、「寄席がぼくを必要としているかは別問題」で受ける。
どういうこと?》
https://twitter.com/office_rice/status/1386244128971710468
三味線漫談の林家あずみが連ツイを投稿している。
《昨日、緊急事態宣言に入りましたが、寄席は通常営業で高座に上がらせていただきました 色んな御意見あるかと思います。芸人も色んな思いで高座に上がっております。胸の内を全て言葉にする事は難しいですが、来て下さる方に楽しんでいただきたい思いと、来て下さる事への感謝と、高座に上がれる事への感謝の気持ちはコロナの前から今も変わらず大切にしている事で何が起きようがここだけは変わりません。
緊急事態宣言の営業初日、私にとって特別な思いで挑みますので憧れの立花家橘之助師匠から頂きましたお着物を初おろしさせていただき気合い入れて末広亭へ伺いました 昨日、一昨日と2日連続で橘之助師匠から頂きましたお着物を初おろしさせていただきました
橘之助師匠ありがとうございます
大切に着させていただきます》
https://twitter.com/azumihayashiya/status/1386467867017711621
https://twitter.com/azumihayashiya/status/1386468163097825283
https://twitter.com/azumihayashiya/status/1386468262280671236
浅草は浪曲木馬亭も休業しない。
《浅草木馬亭の定席も定員半数で通常通り開場とのこと!もぉ心底、浅草を誇りに思う!ゴールデンウィーク木馬亭と浅草演芸ホールにおこもりで決まりかな!》
https://twitter.com/churizou/status/1385958689354354691
朝日新聞デジタルは4月22日付で「浅草『木馬亭』、浪曲守り50年 1年遅れの記念公演」を掲載している。
《日本で唯一の浪曲定席を続ける東京・浅草の木馬亭が、5月1~7日に50周年記念公演をする。コロナ禍で1年延期しての開催だ。》
https://digital.asahi.com/articles/DA3S14880750.html
テレビ演出家の片岡Kが次のように呟いている。
《緊急事態宣言になってもまん延防止措置になっても収入も減らない政治家や学者たちが話し合って、普段行ったこともない施設を閉鎖し、見ることもない興行を中止にしてしまう。
あの人たちにはわからない。この一年、それらの施設や主催者がどれだけ感染予防を徹底してきたか、知ろうともしない。》
https://twitter.com/kataoka_k/status/1385820399867289604

-----------------------------------------------------

2)【記事】今日の東京オリンピック 緊急事態宣言で嫌「五輪」気分が蔓延

デーブ・スペクターが4月24日にツイッターに次のように投稿した。
《五輪を中止したことによる政府や電通の損失と、五輪を強行開催することによる国民や医療機関の被害。どちらが大きいのか、教えて、えらい人!》
https://twitter.com/dave_spector/status/1385779270044160003
4月23日には、こんなツイートも発表している。
《そんなに五輪やりたいなら、五輪期間中も緊急事態宣言を発出して、不要不急の外出禁止、酒の販売禁止、ネオンの消灯、出入国規制、何よりイベントの中止をすべきです。バッハ会長も、17日に来日するなら、2週間は隔離してください。ミエミエの言い訳はもうたくさんです。オチはありません。》
https://twitter.com/dave_spector/status/1385522803529551875
東スポWebは4月24日付で「デーブ・スペクター氏 “電通”利権絡む五輪開催の是非を問う『教えてえらい人!』」を掲載している。
《フォロワーからは「国民の命を一番に考えて欲しい!」「この時期に海外からのこのこ参加する国があるんかな?」「一番怖いのは中止になった際『日本は終わった』的プライスレスな損害かなあ」「五輪に夢中で五里霧中ってみんな言ってますね」「五輪を強行開催することによる被害のほうが絶対に大きいに決まっとる!」「五輪を開催するとなにか被害があるの?」「デーブさんテレビでもそういうこと言ってほしい!」など、さまざまな意見が寄せられた。》
https://www.tokyo-sports.co.jp/entame/news/3071363/
時事通信は4月24日付で「愛媛の警備員がコロナ感染 東京五輪聖火リレー」を配信している。
東京五輪パラリンピック組織委員会は24日、愛媛県で21、22日に行われた五輪聖火リレーで、両日とも警備員を務めた関係者1人の新型コロナウイルス感染が判明したと発表した。》
https://twitter.com/jijicom/status/1385869738438537216
琉球新報は4月24日付で「宮古島市聖火リレー中止 コロナ急拡大で市長『適切でない』」を掲載している。
宮古島市の座喜味一幸市長は23日、新型コロナウイルス感染症が急拡大する市内の状況を受け、同市での東京五輪聖火リレーを中止すると発表した。宮古島に聖火は来ず、市役所敷地内で予定していたミニセレブレーションも中止する。》
https://ryukyushimpo.jp/news/entry-1310580.html
デイリースポーツは4月25日付で「ヒャダインバンキシャ』渋谷混雑中継『笑っちゃいましたね』『政府にムカついてる』」を掲載している。
《・・・緊急事態宣言のメッセージについて「1回目に比べたら、確実に全然届いてないと思いますね」とした。
考えられる理由として「20代、30代は、もしもかかったとしても軽症、無症状なんじゃないかという根拠のない自信」と「ムカついていると思う政府に。ワクチンは全然来ないし、病床数は改善しない、政治家は夜遅くまで飯食って、聖火リレーもやってる。バッハさんが来るために帳尻あわせでオリンピックのためなんでしょという不信感」の2点を挙げた。》
https://www.daily.co.jp/gossip/2021/04/25/0014273757.shtml
東京新聞は4月26日付で「やまゆり園での聖火採取に批判 遺族『大会盛り上げへ利用』 背景に当事者不在の障害者施策」を掲載している。
《2016年に入所者ら45人が殺傷された相模原市知的障害者施設「津久井やまゆり園」での東京パラリンピックの聖火採取に、批判が広がっている。市は決定前に事件の遺族や入所者らに相談していなかったことを謝罪し、場所変更を含めて再検討している。専門家は「当事者不在の障害者施策の表れ」と指摘する。》
https://www.tokyo-np.co.jp/article/100459
しんぶん赤旗」は4月25日付で「看護師『5日以上を500人』五輪組織委が看護協会に要請」を掲載している。
東京五輪パラリンピック組織委員会日本看護協会に対して、看護師約500人を大会の医療スタッフとして動員するよう要請したことが24日、本紙が入手した組織委の書から判明しました。新型コロナウイルスの感染拡大で地域医療に余裕がなくなっているなか、五輪に看護師を大量に動員すれば、医療現場の疲弊がさらに強まるおそれがあります。》
https://www.jcp.or.jp/akahata/aik21/2021-04-25/2021042501_01_1.html
深町秋生が引用ツイートしている。
《ひでえ話だ。今でこそ「ひっ迫する医療」とかニュースを頻繁にやってるけど、五輪が始まったら、五輪のニュースで埋め尽くされて、医療現場が報道される機会はめっきり減りそう。》
https://twitter.com/ash0966/status/1386238165380308992
清水潔ならずとも東京五輪だけを開催するなどということはあってはならないはずだ。
《国民の多くが我慢を強いられている。仕事は影響を受け、収入は減り、学生は授業もバイトも失った。帰省も諦め、GWも移動するなと言われ、宴会はもちろん結婚式すらも中止。ついに夜は灯りまで消せだ。それも仕方あるまいコロナが悪いのだ。しかしだ…、ならオリンピック「だけ」やるなよ。いいな。》
https://twitter.com/NOSUKE0607/status/1386200175190831105
「ハフポスト日本版」は4月25日付で「膳場貴子アナ、緊急事態宣言や東京五輪に向けた政府の対応をバッサリ。『全て代弁してくれた』と話題に」を公開している。
《4月24日に放送された「報道特集」(TBS系)でのキャスターの膳場貴子さんの発言がネット上で注目を集めている。》
《膳場キャスターはVTRを受ける形で、「丸川大臣の答えを聞いても『えっ...本当に大臣ですか』という印象でした」と厳しくまとめ、五輪については以下のように述べた。
「3ヶ月後に迫るオリンピックについても、どういう状況なら開催するつもりなのか。その場合のプランA、プランB、プランCはどういうものなのかといった情報が全く示されていません。1年間、コロナ禍に直面してきたにもかかわらず、情報の開示や根拠の提示が進んでいる実感が全く持てないというこの政府の対応に対して、本当に改めてもどかしく、残念です。」》
https://www.huffingtonpost.jp/entry/story_jp_6084c9c7e4b05af50db6968f
「NEWSポストセブン」は4月26日付でむ「東京五輪が『変異ウイルスの災典』に… 海外メディアでは中止論続出」を発表している。
《「このまま開催して本当にいいのだろうか。喜べるのだろうか」──3度目の緊急事態宣言が発出される中、東京五輪を目指すアスリートたちは悩み、苦しんでいる。ロンドン五輪フェンシング団体銀メダリストの三宅諒選手が語る。
「私たちにできることは大会に向けて準備すること以外にない。しかし、スポーツにとってオリンピックが全てではないということも全関係者が理解していると思います」》
《海外のアスリートからはすでに東京五輪への出場辞退や再延期を求める声が上がっている。五輪で4個の金メダルを獲得した英国のボート競技の英雄マシュー・ビンセントはツイッターで「2024年への延期」を提案し、男子ゴルフ世界ランキング1位のダスティン・ジョンソン(米国)は不参加を表明している。》
https://www.news-postseven.com/archives/20210426_1654801.html?DETAIL

-----------------------------------------------------

3)【本日の一行情報】

◎ウラゲツのツイート。
《複数の小出版社が編集機能のみ独自体制を残して自発的に営業販売部門を統合しうるとすれば、まず倉庫を共同のものにした方がいい。類似する試みはすでにトランスビューが果たしているが、力量のある版元営業が会社の枠を越えて果たしうることは今後ますます大きくなるのかもしれない。》
https://twitter.com/uragetsu/status/1386206260047974402

◎移転したばかりの古本をメインに新刊も売る「ひるねこBOOKS」は営業を継続している。
《ただいま閉店しました。朝から入れ替わり立ち替わり作家さんたちがお見えになったのは、励まそうとして来てくださったのでしょうか。ここで開けていて良いのだと、勇気付けられました。ご来店の皆さまもありがとうございました。明日も12時からよろしくお願いいたします。》
https://twitter.com/hirunekobooks/status/1386257458021109761

◎「すべて名もなき未来」(晶社)の樋口恭介が絶賛している。
外山恒一『政治活動入門』読み始めたが、これは名著だな。1億2000万部売れたほうがいい。》
https://twitter.com/rrr_kgknk/status/1383694160595546116
編集者の熊谷朋哉がリツイート
《ほんとだ、ものすごい面白い。》
https://twitter.com/tomoyakumagai/status/1383860566691749888
佐々木敦も百万年書房のホームページで次のように評価している。
《本書の構えは極めて実践的だが、しかし同時に、知識や教養や理論の大切さもおろそかにしていない。
まさに「入門」の名に相応しい好著である。》
https://millionyearsbk.stores.jp/items/601a18ad243860462a087e34
私も買った、読んだ、圧倒された。

サントリー食品インターナショナルがリニューアルして発売を開始した「GREEN DA・KA・RA やさしい麦茶」は、650mlおよび600ml製品はすべてリサイクル素材100%ペットボトルの「またあえるボトル」になった。同時にペットボトルのリサイクルの仕組みをわかりやすく伝えるコンセプトムービー「ムギちゃんとふしぎなおじさん」を公開している。
サントリーグループが一昨年策定した「プラスチック基本方針」では、2030年までにグローバルで使用するすべてのペットボトルに、リサイクル素材あるいは植物由来素材のみを使用することで、化石由来原料の新規使用をゼロにするという100%サステナブル化の目標を掲げている。
https://www.suntory.co.jp/softdrink/news/pr/article/SBF1109.html
佐藤二朗が何とペットボトルに扮している。
https://www.youtube.com/watch?v=Jyq0iXg4GDs

◎「週刊春CINEMA! NO CINEMA, NO LIFE」が刊行された。初めて映画に特化した「春ムック」である。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000070.000043732.html

◎「週刊東洋経済プラス」は4月23日付で「アルファポリス 逆風化の出版界でも成長 ウェブ投稿の書籍化で躍進」を発表している。
《2月に発表した2020年4~12月期(第3四半期)の売上高は57億2300万円(前年同期比43.8%増)、営業利益は15億9500万円(同51.5%増)と過去最高を更新。第3四半期時点ですでに前期の通期売上高を超えた。21年3月期の通期営業利益は前期比43.8%増の21億円を見込む。》
《・・・事業の柱は自社運営投稿サイトに応募した作品の書籍化。書き手はアルファポリスのサイトに小説や漫画を投稿する。ジャンルごとに投稿新人賞を設け、その受賞作からも書籍化。小説を漫画化したりテレビアニメ化したりして、収益源を広げた。》
https://premium.toyokeizai.net/articles/-/26818
代表取締役社長の梶本雄介は博報堂出身。
https://www.alphapolis.co.jp/company/about/message
https://www.alphapolis.co.jp/company/about/management
梶本が語っている。
https://markets.nikkei-cnbc.co.jp/watch/vod/32881
こうした出版の基礎を築いたのはハローワーク経由で採用した取締役の加藤綾子だった。彼女は慶応大を卒業後、医療事務の仕事をしていたが、出版の夢が忘れられずにアルファポリスに入社する。そんな彼女に梶本はインターネットで人気のロマンス小説をまとめるよう指示し、彼女は一日でエクセルの表にまとめてきた。これを出版したところ大ヒットし、そこから同社の成長が始まったそうだ。
http://atuiomoi.net/seikouhousoku/business/post-1129.html

◎和山やまのマンガ「カラオケ行こ!」(KADOKAWA)が4月15日(木)の「アメトーーク! マンガ大好き芸人」(テレビ朝日系)で、ジャングルポケットの太田博久がイチオシとして紹介したところ売れ行きに火が点いたようだ。
https://hon-hikidashi.jp/more/128300/

◎FABTONE Inc.は、音楽をテーマにしたコミックレーベル「FABTONEコミック」を創刊した。第一弾作品として、ダンスボーカルグループSHARE LOCK HOMESとのコラボ漫画「五つ葉のクローバー」が、4月22日(木)より、LINEマンガで連載開始した。
https://newscast.jp/news/4248485

帝国データバンクの調査によれば、2020年度の書店の倒産は12件。前年の24件を大幅に下回って3年ぶりの減少となったほか、これまで最も少なかった17年度の16件を4件下回り、過去最少を更新した。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000288.000043465.html

◎「まいじつ」は4月23日付で「まさに女性の敵!“電通マンの多重不倫報道に批判殺到『不誠実で身勝手』」を発表している。
《さまざまなウワサが飛び交い、何かと話題を呼んでいる日本最大手の広告代理店『電通』。そんな同社に勤める既婚男性社員の悪事を『春オンライン』が報じ、ネット上で批判の声が殺到している。》
https://myjitsu.jp/archives/275765

インプレスの湯浅創が書店・取次・版元の営業状況をまとめている。
https://twitter.com/HSYsgr/status/1386431577526132736
https://docs.google.com/spreadsheets/d/17xj3mKXu5tiN46aqGqeGAR7TwHNyYZcIwww9WCEn9NU/edit#gid=357040779

朝日新聞デジタルは4月26日付で「アカデミー作品賞『ノマドランド』 監督・主演女優賞も」を掲載している。首相記者会見でいつも熱心に投稿しているサンフランシスコ支局長・尾形聡彦の現地での仕事だ!
《最高の栄誉である作品賞は米映画「ノマドランド」が受賞し、中国出身のクロエ・ジャオ氏は同作品で監督賞を獲得した。助演女優賞は米映画「ミナリ」で、ユン・ヨジョン氏が韓国人俳優として初めて受賞。アジア系の女性2人がアカデミー賞を獲得する歴史的な授賞式になっている。》
https://digital.asahi.com/articles/ASP4V3HKBP4VUHBI002.html?ref=tw_asahi
主演女優賞は「ノマドランド」のフランシス・マクドーマンドが三度目の受賞、主演男優賞は「ファーザー」のアンソニーホプキンスが二度目の受賞。

毎日新聞参院広島再選挙で落選した西田英範を当選確実と報じてしまった。
https://twitter.com/oohamazaki/status/1386278699251605509

◎「GLOBE+」は4月22日付で「『菅義偉とメディア』著者は元菅長官番の現役記者 永田町で感じた違和感、赤裸々に」(白戸圭一)を掲載している。白戸が「菅義偉とメディア」(毎日新聞出版)を刊行した秋山信一にインタビューしている。秋山は新聞の政治部の特異性について次のように述べている。
《政治部の取材では、キャップやデスクが、現場の若い記者から上がってきたメモに基づき、定型的な作を書くようなことを続けているので、記者が現場で感じたことや生々しい体験が、記事になった段階では全く反映されなくなることが日常化しているのです。
現場の記者が取材を通じて「これを書きたい」「これは書かなければならない」との思いを抱き、その思いに基づいて記事を書かなければ、現場で起きている本当のことは読者に伝わりません。》
https://globe.asahi.com/article/14334216

-----------------------------------------------------

4)【人事】マガジンハウス 2021年4月23日付

〈機構改革〉
・デジタル戦略局デジタル戦略室とブランドビジネス部を統合し、ランドビジネス局ブランドビジネス部 とする
・メディアデ一タ室をメディアプロモ一ション部に統合する
〈役職変更〉
・役職改定により上席執行役員執行役員を統合し、執行役員とす

〈人 事〉
熊井昌広
新:執行役員 ブランドビジネス局局長
旧:上席執行役員 デジタル戦略局局長 兼 広告局・クロスメディア事業局担当

西村吾郎
新:執行役員 経理・製作局局長
旧:上席執行役員 経理・製作局局長

矢代卓
新:執行役員 広告局担当
旧:執行役員 広告局局長

及川卓也
新:広告局局長 兼 クロスメディア事業局局長
旧:クロスメディア事業局局長

-----------------------------------------------------

5)【深夜の誌人語録】

多数であることは正しさの証明にならない。

-----------------------------------------------------

6)【お知らせ】 

」2000号まで、あと25号。