2012-10-01から1ヶ月間の記事一覧

司法権力のあり方は今のままで良いのか?

東電OL殺人事件で15年の長きにわたって「犯人」扱いにされてきたマイナリさんの「無罪」が確定する。再審の公判で検察側が「無罪」を主張するに至ったからだ。検察は漸く冤罪であったことを認めたのである。 市井で暮らす普通の感覚からすれば、どこから考え…

総選挙の争点は「憲法」に大賛成!

次の総選挙の争点は「憲法」であると言った自民党総裁の安倍晋三に私は賛成する。一度は、そういう選挙をしない限り、日本は政界再編を安易に繰り返すばかりだと思う。憲法は日本という国家の根幹を規定する基本法であり、あらゆる法律の上位に立つ最高法規…

角田美代子という「人間」について考える

YOMIURI ONLINEによれば讀賣新聞は10月20日16時11分に発表した「『暴行しなければやられた』恐怖心から加担」で『週刊新潮』から「女モンスター」とか、「殺戮の女帝」と名づけられることになった角田美代子にかかわる記事で次のように書いている。 「意に沿…

石原慎太郎が新党結成へ

石原「てっぺん野郎」慎太郎が都知事を辞任し、「近いうち」に実施される総選挙を睨んで新党を結成することになった。予想していた通り、10月26日付の産経新聞は「石原新党 新憲法への流れ歓迎する 首相は年内解散を決断せよ」という社説を掲げて大はしゃぎ…

ツイッター備忘録 こんな呟きしています

東京新聞の菊池寛賞に異議あり。確かに東京新聞は原発にかかわる報道において充実はしていた。しかし、放射線物質の人体に与える影響にかかわる報道では私にすら非科学的だとわかる?の記事も多かったと思う。反原発に関わる言説の一部が宗教化しているが、東…

朝日新聞の社説「高校生の挑戦―日米球界の垣根は低く」がダメな理由

岩手県の花巻東高野球部出身で大リーグに挑戦しようとしたのは、大谷翔平投手が初めてではない。菊池雄星もそうであったが、結局、ドラフトで指名された西武ライオンズに入団した。この野球部の体質は悪くないと私は思っている。仄聞するに大人たちがドラフ…

佐野眞一の『ハシシタ』についてパート2

朝日新聞の政治記者から鳩山一郎首相秘書官に就任した、ジャーナリストから政治家に「転向」した若宮小太郎を父に持ち、現在は朝日新聞で緒方竹虎(緒方もまた政治家に転向し、大東亜戦争中は国務大臣を務めた「戦犯」である)と同じく「主筆」として君臨する…

映画作家・若松孝二が亡くなってしまった

私の好きな映画作家がまたひとり亡くなった。若松孝二である。新聞報道によれば10月12日夜、新宿区でタクシーにはねられ、搬送先の病院で亡くなったという。映画プロデューサーの奥山和由が「若松作品は金銭やスタッフに恵まれた時は傑作が少ない」(日刊ゲン…

『ニューズウィーク』がアメリカでは紙のメディアとしての歴史に終止符を打ちオンライン版に完全特化

『ニューズウィーク』は『タイム』とともにアメリカを代表する週刊誌である。その影響力は日本で言えば、週刊誌の持つそれではなく、むしろ朝日新聞や讀賣新聞に近いといったほうが正確だろう。日本の週刊誌の最大の魅力はスキャンダリズムにあると私は思っ…

佐野真一の『ハシシタ』について

私は昨日、ツイッターで次のように書いた。 佐野真一の『ハシシタ』。私は面白く読みました。ただ私は橋下徹に対する佐野の評価を共有するものではありません。 私はブログで折に触れ、橋下徹について書いてきた。橋下を通じて、リベラルや進歩派、左派がい…

讀賣新聞の社説「消費税と新聞 軽減税率の議論を再開したい」を読んで怒りが込み上げてきた!

讀賣新聞の10月18日付社説を読んで怒りが込み上げてきた。「お前ら!何様のつもりだ」と。社説のタイトルは「消費税と新聞 軽減税率の議論を再開したい」だってさ。私の記憶する限り、讀賣新聞をはじめ、朝日新聞、毎日新聞の全国紙、これに日経を加えて4大新…

日本代表が惨敗したブラジルのサッカー

サッカーの日本代表はセレソンと呼ばれるブラジル代表に4-0で敗れた。日本代表のサッカーはパスを回すことに精一杯だった。それなりにボールを支配できていたが、パスのためのパスであった。パスが成功することがパスの目的なのである。これに対してブラジル…

EUのノーベル平和賞について考える

ノーベル平和賞はブリュッセルに本拠を置き、27ヶ国が加盟し、域内総人口は5億人に及ぶEU(欧州連合)が受賞した。何故、今、EUがノーベル平和賞なの?首を傾げたのは何も私ばかりではあるまい。EUとは国民国家を乗り越えようとする挑戦であることは…

様々な「なりすまし」について

怖い話である。ネット社会ならではの事件である。インターネットに犯罪予告を書き込んだとして逮捕された三重県と大阪府の男性が「事件と無関係の可能性があるとして釈放された」(毎日新聞)。二人のパソコンに第三者が二人のパソコンを遠隔操作できる「なり…

忌花学廃人篇 其の六

紅葉且つ男塗れのワンピース 鈴虫の噎び泣く夜の善がり声 誰からも愛され誰も知らぬ秋 星月夜二人を捨てて言葉だけ 流星や裏切りばかり嘘ばかり 墓石に刻むその名は曼珠沙華 抱きしめて世界を消して無月かな 天高しされど淋しき右手の詩 手遅れの出会ひもあ…

ザ・ビートルズがレコードデビュー50年!

ビートルズがレコードデビューして50年になるそうだ。1962年10月5日に「ラヴ・ミードゥ」を発売する。50年という時間の堆積を理解するにあたって1962年の50年前にあたる1912年を想像してみよう。1912年は日本で言えば明治天皇が亡くなり、乃木希典が殉死した…

政局与太話―民主党政治の終焉の後に

2009年の総選挙で民主党が圧勝し、政権交代を実現するまで、1993年8月〜1994年6月まで1年にも満たない極めて短い期間に成立した細川連立政権、羽田連立政権という例外を別にすれば、ほぼ自民党による一党独裁と言って良い政治が延々と続いていた。首相が代わ…

ツイッター備忘録プラスα

台風が上陸。福島第一原発が心配だ。強風と大雨で何もなければ良いが。それにしても福島第一原発で働く人々には頭が下がる。東電の下請けではなく、東電か公務員に準ずる待遇にすべきだと思う。だいたい「国策」なのだから、働く人々が「原発ジプシー」であ…

沖縄タイムスはオスプレイを社説でどのように論じたか

「本土」と沖縄の非対称性を感じざるを得ない。「本土」に拠点を置くマスメディアが連日のように竹島や尖閣諸島にかかわる領土・国境問題の報道を続けていた時期に沖縄では尖閣諸島が行政区分では沖縄県に属するにもかかわらず、関心はオスプレイの普天間基…

尖閣諸島問題を解決するには

中国共産党の機関紙である人民日報は9月28日付の紙面で尖閣諸島問題に対する日本の対外政策を「小ざかしい外交」であると批難している。野田佳彦首相の国連での発言に対しても、日本に大局観を語る資格はないと切って捨てている。尖閣諸島を国有化したことが…

安倍晋三「改憲が次期衆院選の争点」に大賛成な理由

少なくとも解散総選挙は来年の8月までに実施されることは間違いない。衆議院の任期は4年だからである。新聞の多くは消費増税法案が成立して以降、社説で早期の衆議院解散を求めている。昨日発表された野田内閣の改造人事について触れている今日の社説でも、…

安倍晋三夫人がゾッコンの江本勝はアメリカ大統領を爬虫類人と断定する陰謀論者とも共著のある似非科学者

自民党総裁の安倍晋三が総理大臣になったならばマリファナが解禁されるのだろうか。まさか!しかし、安倍晋三の夫人は次のように堂々と主張する御仁と極めて親しい関係にあるらしい。 私が総理大臣になったら最初にやる事は、大麻栽培の復活と水が情報を持つ…