【文徒】2021年(令和3)2月8日(第9巻24号・通巻1921号)


Index------------------------------------------------------
1)【記事】森喜朗会長「女性蔑視発言」事件の全貌
①「更問い」で森喜朗を追い詰めたTBSラジオ澤田大樹記者!
②新聞社説は「森!辞めろ!!」の大合唱
③多くの海外メディアが森喜朗の女性蔑視発言に抗議!
ツイッターなどでも森批判は止まず
山口香森喜朗に一本勝ちか?!
2)【記事】首相の長男=東北新社 菅正剛が総務官僚を
3)【記事】スゴイぞ!ニッポン!!新型コロナ接触通知アプリは障害を四か月も放置
4)【本日の一行情報】
5)【深夜の誌人語録】
----------------------------------------2021.2.8 Shuppanjin

1)【記事】森喜朗会長「女性蔑視発言」事件の全貌

①「更問い」で森喜朗を追い詰めたTBSラジオ澤田大樹記者!

フリーアナウンサー片桐千晶はTBSラジオの澤田大樹を大いに評価している。
《澤田記者の森喜朗会長への質問、毅然として切り込んでいましたね。怒らせないよう、波風を立てないよう恐る恐るな質問が相次ぐ中「適任では無い」と言い切ったのはさすが。》
https://twitter.com/chiaki_katagiri/status/1357255394309988354
毎日新聞は2月5日付一面トップで「森氏『女性蔑視』批判の嵐 五輪会合『女性が多い会議は時間がかかる』 政財界、海外メディアも」を掲載しているが、この記事にはこういう箇所がある。
《「(自ら)『五輪精神に反する』と認めている人が組織委会長として適任か」との質問には「あなたはどう思うか」と聞き返し、記者が「適任ではない」と答えると「ではそういうふうに承っておきます」と回答。「そういう話はもう聞きたくない」「面白おかしくしたいから聞いているんだろう」と語気を強める場面も見られた。》
https://mainichi.jp/articles/20210205/ddm/001/050/111000c
これこそ森と澤田の、まさに「真剣勝負」であった。
荻上チキが澤田をこう紹介している。
《澤田大樹(さわだ・だいき)。TBSラジオの国会担当記者。現在は政治取材とともに、政府の分科会など新型コロナ関連の取材も精力的にこなしています。琉球大のクイズ研究会出身で沖縄の問題にも関心があり、趣味が高じて高校演劇取材も。》
https://twitter.com/Session_1530/status/1357240235009089538
山本真裕がツイートするように澤田は「更問い」することによって森喜朗の本心を引き出した。
《森会長の本心を引き出したのは、TBSラジオの #澤田大樹記者 の「更問い」でした。
森「面白おかしくしたいから聞いているんだろ」
澤田記者「いや、何を問題と思っているかを聞きたいんです」
臆することなく質問する姿勢が素晴らしかった。首相会見のあり方を見直すきっかけになってほしい。》
https://twitter.com/masa_rhythm/status/1357241460962168832
沖縄タイムスの阿部岳がツイートしている。
《「受け止めを」と甘い質問で森氏に助け船を出す顔見知りの記者
開き直りやはぐらかしを許さず、問いを重ねる澤田大樹記者ら。
記者の質の違いを残酷なまでに可視化する動画。》
https://twitter.com/ABETakashiOki/status/1357675854432673792
古田大輔も澤田を評価している。
TBSラジオ澤田記者。きちんと質問して、言われなき誹謗中傷には毅然と反論する。記者会見でこういうやりとりがもっと見られたら、記者や記事への信頼が増す。》
https://twitter.com/masurakusuo/status/1357269850775691271
新聞も多くの社説が澤田の鋭い質問を取り上げている。北海道新聞は2月6日付で社説「森喜朗氏の発言 五輪トップに不適格だ」を掲載している。
東京五輪パラリンピック組織委員会森喜朗会長が「女性がたくさん入っている理事会は時間がかかる」などと発言し、翌日記者会見で謝罪、撤回に至った。
だが、記者に「面白おかしくしたいから聞いてるんだろ」などと反省の色がうかがえない言動を繰り返し、内外の批判が高まる異常な状況となっている。
事態の深刻さを理解していないのではないか。五輪の機運を大きく損ないかねない。》
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/508741?rct=c_editorial
河北新報は2月6日付で掲載している社説「森会長の女性蔑視発言/五輪の妨げ 早急に辞任を」でも、こう書いている。
《「謝罪」会見で「不適切な発言だった。深く反省している」と述べながら、責任を問う質問には「承っておきます」「面白おかしくするために聞いているんだろう」と不機嫌そうに語気を強めた。》
https://kahoku.news/articles/20210205khn000043.html
毎日新聞が2月5日付で掲載した社説「森会長の女性蔑視発言 五輪責任者として失格だ」も書いている。
《批判を受け、森氏は記者会見を開いて発言を撤回し、謝罪した。だが、何が不適切だったかと問われ、「男女の区別をする発言」と答えた。辞任を否定し、記者の質問に「面白おかしくしたいから聞いているんだろう」と声を荒らげる場面もあった。問題の本質を理解しているとは思えない。》
https://mainichi.jp/articles/20210205/ddm/005/070/110000c
神戸新聞は2月6日付で社説「森氏の女性蔑視/『五輪の顔』には不適格だ」を掲載している。
《釈明会見では、質問する記者に「面白おかしくしたいから聞いているんだろ」と開き直るような態度も見せた。問題の本質に目を向けておらず、組織委トップとしての資質に欠ける。「五輪の顔」としてふさわしくない。直ちに辞任すべきだ。》
https://www.kobe-np.co.jp/column/shasetsu/202102/0014059202.shtml
これもそうだ。沖縄タイムスが2月5日付で掲載した社説「[森氏の女性蔑視発言] 『五輪の顔』任せられぬ」のこういうくだり。
《ただ会見で記者に対し「あなたはどう思うのか」と居直ったり、質問を遮る場面もあり、反省の色はみられなかった。》
https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/703001

②新聞社説は「森!辞めろ!!」の大合唱

IOCは《国際オリンピック委員会IOC)の広報担当者は4日朝日新聞の取材に「この問題は終了と考えている」と答えた》そうだ。
https://digital.asahi.com/articles/ASP246KSXP24UHBI022.html
時事通信は2月5日付で「バッハ会長『森氏謝罪を理解』 政府は進退求めず―女性蔑視発言」を配信している。
東京五輪パラリンピック組織委員会森喜朗会長が女性蔑視とも受け取れる発言をして撤回、謝罪したことについて、橋本聖子輪担当相は5日の閣議後の記者会見で、4日夜に国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長から「よく理解した」と電話で伝えられたことを明らかにした。橋本氏は森会長辞任を求めない考えも示した。ただ、他の閣僚からは大会への悪影響を懸念する声が相次いだ。》
https://www.jiji.com/jc/article?k=2021020500410&g=pol
しかし、新聞の社説は「森辞めろ」の大合唱となっている。信濃日新聞は2月5日付で社説「森氏の発言 組織委会長の資格あるか」を掲載している。
《会議では参加者が性差に関係なく自由に意見を交わし、論議を深めるのは当然のことだ。森氏の発言はそうした会議のあり方も否定している。トップの意向に配慮した発言しかない会議では、多様な意見が反映されず硬直化する。
評議員会の場では、森氏の発言を問題視する声が出なかった。JOCの認識も疑問だ。
政府対応も問われる。菅義偉首相はきのうの衆院予算委員会で、森氏の発言は「あってはならない」と述べたものの、進退には触れなかった。組織委が「国民の理解と歓迎のもとでの五輪」を目指すなら、国民や国際社会の理解を得られるけじめをつけるべきだ。》
https://www.shinmai.co.jp/news/article/CNTS2021020500132
日本経済新聞は2月4日付で社説「あまりにお粗末な森五輪会長の女性発言」を掲載している。
《「女性は○○」と決めつけることが、偏見・差別であることは、いうまでもないだろう。》
《さらに問題なのは、こうした発言が女性を萎縮させかねないことだ。》
《森会長は自らの発言を「五輪・パラリンピック精神に反すること」とした。撤回することは当然だが、それだけですむことではないだろう。》
https://www.nikkei.com/article/DGXZQODK0456F0U1A200C2000000/?unlock=1
東京新聞は2月5日付で社説「女性蔑視発言の森喜朗氏 五輪の顔として適任か」を掲載している。
東京五輪パラリンピック組織委員会森喜朗会長が、女性蔑視と受け取れる発言をした。謝罪会見で発言を撤回したが、大会の「顔」として適任なのか。疑問は解消されないままだ。
問題となったのは、競技団体での女性理事任用に関し「女性がたくさん入っている理事会は時間がかかる。誰かが手を挙げるとみんな発言したがる」とする発言だ。
森氏は会見で発言を撤回したものの、女性任用に後ろ向きの姿勢を重ねて示すなど、どこまで反省しているのか疑わしい。》
https://www.tokyo-np.co.jp/article/84193?rct=editorial
朝日新聞は2月5日付で社説「女性差別発言 森会長の辞任を求める」を掲載している。
《森氏はきのう会見し、反差別や男女平等原則の完全実施をめざす五輪精神に反するものだったと謝罪。発言を撤回したが、会長職の辞任は否定した。
それで許されるはずがない。
こんなゆがんだ考えを持つトップの下で開催される五輪とはいったい何なのか。多くの市民が歓迎し、世界のアスリートが喜んで参加できる祭典になるのか。巨費をかけて世界に恥をふりまくだけではないのか。疑念が次々とわいてくる。》
https://digital.asahi.com/articles/DA3S14789266.html
讀賣新聞は2月6日付で社説「森氏の女性発言 五輪会長として不見識すぎる」を掲載している。
《森氏は辞任を否定しているが、大会運営を担う組織のトップとして、自覚を欠いている。開幕を5か月半後に控えたこの時期に、失言で混乱を招いた責任は重い。発言の影響を踏まえて、身の処し方を再考すべきではないか。》
https://www.yomiuri.co.jp/editorial/20210205-OYT1T50284/
産経新聞は2月6日付で主張「森氏の問題発言 組織委もJOCも猛省を」を掲載している。
《東京大会では、女性選手の比率が史上最高の48・8%となる。男女がほぼ同数となる歴史の転機の重みを、森氏が理解しているとは言い難い。政官財界との太い人脈を生かし、開催準備を推し進めてきた功績は否定しない。だが、その発言が事あるごとに物議を醸しても周囲が止められず、野放しになっていたことも事実だろう。
角が立つ物言いを、世間が受け入れたわけではない。森氏がトップに立つことが開催機運の障害となっている現実を、組織委は自覚してほしい。
JOCも同罪である。臨時評議員会では、森氏の発言をとがめる声は出なかった。山下泰裕会長が5日になってやっと発言を疑問視する見解を示したのは、当事者意識の深刻な欠如を物語る。》
https://www.sankei.com/column/news/210206/clm2102060003-n1.html
京都新聞は2月6日付で社説「女性蔑視発言 時流に逆行、許されぬ」を掲載している。
《自らの立場をわきまえず、軽率極まると言うほかない。
東京五輪パラリンピック組織委員会森喜朗会長が女性蔑視と取れる発言をした。批判を受けて発言を撤回し、謝罪したとはいえ、どこまで反省しているのか疑わしい。
組織委会長は、五輪開会式で開催国を代表して国際オリンピック委員会(IOC)会長と並んで世界のアスリートを迎える要職である。「五輪の顔」としての適格性に疑問符を付けざるを得ない。》
https://www.kyoto-np.co.jp/articles/-/498970
中国新聞は2月6日付で社説「森会長発言の波紋 『五輪の顔』の資格なし」を掲載している。
《国内世論の大勢は、コロナ対策を最優先の課題とみて、この夏の五輪には疑問符を付けている。とはいえ東京五輪の準備は無観客または無観客に近い規模でも開催する方針が固まり、IOCの主導で政府、東京都、組織委は連携を強めてきた。
それだけに森氏の発言は、開催へ努力してきた関係者や開催を目標としてきたアスリートにとっては衝撃だろう。ボランティアを辞退する動きも出始めているほか、東京都に抗議電話が殺到しているという。東京五輪のイメージは明らかに傷ついた。開催に懐疑的な世論が勢いを増す可能性も十分ある。》
https://www.chugoku-np.co.jp/column/article/article.php?comment_id=724718&comment_sub_id=0&category_id=142
高知新聞は2月6日付で社説「【女性蔑視発言】森氏は五輪の顔に適さぬ」を掲載している。
《国内の反発も大きい。ツイッター上ではボランティアの辞退も取りざたされている。東京五輪は「新型コロナがどういう形だろうと必ず開催する」という森氏の別の発言に反発した芸能人が、聖火ランナーを辞退する動きも出ている
組織委員会の会長自らが東京五輪への国民の疑念や批判を増幅するようでは、競技人生を懸けている選手たちこそが気の毒だ。
氏は辞任を否定しながら、「自分からどうしようという気持ちはない」と述べている。
菅義偉首相は、国会で「五輪の重要な理念である男女共同参画と全く異なる」と述べた。ならば、五輪の理念を重視して森氏に辞任を求めるべきである。》
https://www.kochinews.co.jp/article/433269/
西日本新聞は2月6日付で「森氏の蔑視発言 根深い性差別の解消図れ」を掲載している。
《森氏は発言を撤回して謝罪したが、五輪運営の最高責任者として資質に欠けると言わざるを得ない。辞任にも値しよう。
森氏はこれまでも女性を侮辱するようなものをはじめ失言や問題発言を繰り返してきた。それでも、今回の問題を個人の資質で済ませてはならない。》
https://www.nishinippon.co.jp/item/n/689058/
琉球新報は2月5日付で社説「森氏の女性蔑視発言 組織委会長を辞任せよ」を掲載している。
《男女平等というオリンピック精神をないがしろにする差別的な発言は看過できない。》
《批判を浴びて発言を撤回して謝罪したが、それでは済まされない。森氏に大会運営の責任者の資格はない。ただちに会長を辞任すべきだ。》
東京五輪パラリンピック組織委員会は、森氏に辞任を迫ることで自浄作用を働かせ、オリンピックの精神を共有していることを内外に示してもらいたい。》
https://ryukyushimpo.jp/editorial/entry-1267127.html
新潟日報は2月7日付で社説「女性蔑視発言 トップの資質欠く森会長」を掲載している。
《女性を蔑視し、国際社会からの信用にも傷を付ける深刻な発言だ。撤回し謝罪したが、反省の色はまるでうかがえない。
五輪精神に著しくもとる内容でもある。大会準備の中心を担う組織のトップとして資質を欠くと断じざるを得ない。》
《このままトップを任せられるのか。政府は後手に回らぬよう冷静な判断を下すべきだ。》
https://www.niigata-nippo.co.jp/opinion/editorial/20210207597443.html
「Change.org」を利用した森の処遇検討を求める署名キャンペーンは13万人に達する勢いである。
https://www.change.org/p/%E5%A5%B3%E6%80%A7%E8%94%91%E8%A6%96%E7%99%BA%E8%A8%80-%E5%A5%B3%E6%80%A7%E5%85%A5%E3%82%8B%E4%BC%9A%E8%AD%B0%E3%81%AF%E6%99%82%E9%96%93%E3%81%8B%E3%81%8B%E3%82%8B-%E6%A3%AE%E5%96%9C%E6%9C%97%E4%BC%9A%E9%95%B7%E3%81%AE%E5%87%A6%E9%81%87%E3%81%AE%E6%A4%9C%E8%A8%8E%E3%81%8A%E3%82%88%E3%81%B3%E5%86%8D%E7%99%BA%E9%98%B2%E6%AD%A2%E3%82%92%E6%B1%82%E3%82%81%E3%81%BE%E3%81%99-%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%83%B3%E3%83%80%E3%83%BC%E5%B9%B3%E7%AD%89%E3%82%92%E3%83%AC%E3%82%AC%E3%82%B7%E3%83%BC%E3%81%AB?signed=true

③多くの海外メディアが森喜朗の女性蔑視発言に抗議!

海外メディアの関心も高いようだ。何しろ元首相の発言である。ロイターは2月4日付で「五輪組織委の森会長、『女性が』発言撤回 辞任は否定」を配信している。
《森会長は記者団を前に会見し、「オリンピック・パラリンピックの精神に反する不適切な発言だったと認識し、深く反省している」と謝罪した。辞任の意向を問われた森氏は「自分からどうしようという気持ちはない」と答える一方、「邪魔だと言われれば、おっしゃる通り、老害が粗大ごみになったのかもしれませんから、そうしたら掃いてもらえばいいのではないか」と語った。》
https://jp.reuters.com/article/olympics-2020-factbox-1964-idJPKBN2A403P
「AFP BB News」は2月5日付で「森会長の女性差別発言に怒りの声 小池都知事も『絶句』」を配信している。
《森会長は4日、日本オリンピック委員会JOC)の会合で「女性がたくさん入っている理事会の会議は時間がかかる」と発言したことについて謝罪し、国際オリンピック委員会IOCはこの問題は「終了」したと考えているとの立場を示している。
しかし、発言をめぐっては東京都の小池百合子(Yuriko Koike)知事が「絶句」したと話し、JOC山下泰裕(Yasuhiro Yamashita)会長も五輪精神に反するものだと主張するなど、この問題への怒りは続いている。さらには、五輪メダリストら国内のスポーツ関係者からも、数々の失言で知られる元首相を糾弾する声が上がった。》
https://www.afpbb.com/articles/-/3330266
中央日報は2月4日付で「『女性たくさん入る会議は時間かかる』東京五輪委員長の発言に非難殺到」を掲載している。
森喜朗東京オリンピックパラリンピック組織委員長(83)が会議中に女性差別発言をした事実が明らかになり、内外から辞任要求が殺到している。新型コロナウイルス感染症新型肺炎のため東京五輪が正常開催できるか不透明な状況で、別の悪材料が生じた。》
https://japanese.joins.com/JArticle/275219?sectcode=670&servcode=600
ハンギョレは2月5日付で「東京五輪組織委・森喜朗会長の『女性卑下』発言、日本国内外で波紋」を掲載している。
《森会長の発言が報じられると、メディアやインターネットでは批判の声が大きくなっている。東京新聞は「森氏の発言は、(「男女平等の原則の完全実施」を掲げた国際オリンピック委員会の)五輪憲章に反する」と指摘した。
性暴力に抗議する「フラワーデモ」の呼びかけ人で作家の北原みのり氏は毎日新聞のインタビューで「女性の会議での態度を揶揄することで、女性が意見を述べること自体を萎縮させる差別発言」と非難した。武蔵野美術大学の志田陽子教授(憲法学)も同紙のインタビューで「(会議で意見を多く出して)議論が活発になることに、何の問題があるのか」とし「多くの国が努力を重ね、ジェンダー・ギャップを克服してきた中で、日本は年々取り残されている。これ以上、意識の低さを露呈し続けると、本当に他の先進国から相手にされなくなっていく」と述べた。》
http://japan.hani.co.kr/arti/international/39066.html
BBC NEWS JAPAN」は2月4日付で「五輪組織委の森会長、性差別発言で『謝罪』 辞任は否定」を発表している。
https://www.bbc.com/japanese/55929450
産経新聞は2月4日付で「森氏発言 欧州でも『女性蔑視』と反響」(三井美奈)を掲載している。この記事によれば《フランス紙フィガロ(電子版)は4日、「東京五輪のトップが女性蔑視発言で、批判の的になっている」と報道》し、《英紙ガーディアン(同)は4日、「スポーツをめぐる森会長の問題発言は、今回が初めてではない」と報道》しているそうだ。
https://www.sankei.com/tokyo2020/news/210204/tko2102040011-n1.html
2月5日付「パリ最新情報『2024年のオリンピックを控えたフランスに森会長の発言轟く』」は次のように書いている。
《「失言高速道路を時速320kmでスピード違反!」いう見出しは、フランスのニュースメディア「20minutes」。
本日の主要な出来事を通勤時間の20分で読み切ることができるため、若い世代から支持を得ている媒体だ。
発言時の森喜朗会長のためらいのない態度を、「信念を曲げない確かな人である」という意味の慣用句、「ブーツで直立する(droit dans ses bottes)」を言い換えた「モカシンで直立する」と表現。
硬いブーツではなく、柔らかいモカシンとすることで皮肉っている
またモカシンは高級靴を想起させ、これほどの社会的地位が高い人が、このような発言をしてしたことへの驚きを表している。》
《また、大手メディアの「Le Point」は「日本の人気コメディアン、田村淳氏が、木曜日に自身のYouTubeで、オリンピック聖火リレーの辞退を発表した」ことを大きく報じている。》
https://www.designstoriesinc.com/europe/morikaichohtugen-1/
毎日新聞は2月4日付で「『辞任せず』『#Moriresign拡散』 海外メディアは森氏会見をどう伝えた?」(和田浩明)を掲載している。
《米国のAP通信も東京発で「東京五輪トップは女性に関する発言後も辞めようとせず」との見出しで記事を配信。森氏の「辞任という考えはありません。献身的に7年間やってきたので、自分からどうしようというのはない」との発言を伝えた。
また、今回の森氏発言が「新型コロナウイルスの世界的流行下で、組織委や国際オリンピック委員会IOC)が東京五輪開催を試みようとする中、全く必要としないもう一つの問題になっている」と説明。「政治家や企業の役員に女性が極めて少ない日本で、嵐を引き起こした」と解説している。》
https://mainichi.jp/articles/20210204/k00/00m/030/252000c
「ハフポスト日本版」は2月4日付で「森喜朗会長が『性差別的な発言』。海外メディアが続々と報じる」(安藤健二)を掲載している。
アメリカの有力紙「ニューヨーク・タイムズ」のオンライン版は朝日新聞共同通信の記事を引用した上で「東京オリンピック会長が女性の制限を示唆」の見出しで報じた。
JOC東京オリンピックの1年延期による追加コストと開催反対の世論に直面している中でさらに「新たな騒動」に直面。「森会長に対してSNSで反発が広がっている」と報じた。
Twitter上で「森会長の辞任を求める声がすぐに広がった」とした上で、「(83歳という)森会長の年齢と時代遅れの態度が本当の問題だ」という声も紹介した。
同じくアメリカの有力紙「ワシントン・ポスト」は、東京オリンピック会長が「女性が会議で話しすぎるのは困る」と言ったと報じた上で、首相在任中などに森氏が数々の問題発言をしたケースを列挙している。》
https://www.huffingtonpost.jp/entry/mori_jp_601b6067c5b62bf307540aa8
「YAHOO!ニュース」は2月5日付で「THE PAGE」の「海外メディアも『さらに世論反発を招く』と批判…火消しどころか森会長の謝罪会見は東京五輪開催への”逆風”」を発表している。
《オーストラリアのABCニュースは「東京五輪のボスが女性たちが会議で話し過ぎると発言した後に辞任を拒否」との見出しを取り、「彼は、自らの発言がオリンピック精神とかけ離れていたと語った」と謝罪会見について触れた。》
《米国のCBSニュースは「女性たちを『困る』とした性差別発言が、五輪開催の準備ができていることを示そうとする日本の努力を台無しにする」との見出しを取り、「日本とIOCの職員たちが夏季五輪を開催するために細心の注意を払っている時に東京五輪のトップが性差別発言で謝罪を余儀なくされた」と伝えた。》
https://news.yahoo.co.jp/articles/e635f85a524aa123fde4b7abcedb203f0ae076a0?page=1
「テレ朝news」は2月4日付で「森会長の発言 中国メディアも関心『また騒動が』」を公開している。
《中国のネットメディア「網易」は、「組織委員会会長が女性への差別発言で非難」とのタイトルで「開催中止を巡って散々な目に遭っている組織委員会でまた騒動が起きている」と伝えています。
別のネットメディア「澎湃」は「日本では森会長の発言への不満や辞職を求める声が上がっている」として、この発言が日本で高い関心を呼んでいる状況を報じています。》
https://news.tv-asahi.co.jp/news_international/articles/000206184.html
「ハフポスト日本版」は2月4日付で「森喜朗会長の発言にカナダIOC委員『追い詰めます、絶対に』」を発表している。
国際オリンピック委員会IOC)委員のヘイリー・ウィッケンハイザー氏が、自身のTwitterで森氏の発言について触れた
ウィッケンハイザー氏は、女子アイスホッケーのカナダ代表として冬季五輪で4大会連続の金メダルを獲得している。
ウィッケンハイザー氏は、森氏の発言を報じたワシントンポスト報道を引用する形で「朝食会のビュッフェでこの男性を追い詰めます、絶対に。東京で会いましょう!」と発信した。》
https://www.huffingtonpost.jp/entry/story_jp_601b9c08c5b6ad06281e5057
ブルームバーグ」は2月4日付で「森五輪組織委会長、『女性時間かかる』発言を謝罪-辞任は否定」を公開している。
《森会長の発言に対し、欧州議会安全保障・防衛小委員会のナタリー・ロワゾー委員長は「女性だって簡潔に話す方法を知っている。例えば、あなたのコメントに答えるには2つの単語で十分です。Shut up(黙りなさい)」とツイート。》
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2021-02-04/QNZ8E0DWLU7701
毎日新聞は2月6日付で「森氏発言に『沈黙しないで』 欧州大使館などツイッターで手を挙げ抗議の反応」を掲載している
《欧州各国の在日大使館などがツイッターに、片手を挙げた写真に「#dontbesilent(沈黙しないで)」ハッシュタグを付けて投稿し、話題になっている。東京オリンピックパラリンピック組織委員会森喜朗会長(83)による女性蔑視発言に対する抗議とみられる。》
https://mainichi.jp/articles/20210206/k00/00m/030/087000c
口火を切ったのはドイツ大使館であった。
https://twitter.com/GermanyinJapan/status/1357539445004668931
スウェーデン大使館。
https://twitter.com/EmbSweTokyo/status/1357607888097738754
フィンランド大使館。
https://twitter.com/FinEmbTokyo/status/1357600275058540544
アイルランド大使館。
https://twitter.com/IrishEmbJapan/status/1357620055555514368
ポルトガル大使館。
https://twitter.com/PortugalinJapan/status/1357674671005552640
駐日欧州連合代表部。
https://twitter.com/EUinJapan/status/1357603019161022464
東京新聞は2月6日付で「森氏発言に国連女性差別撤廃委員会から照会 委員の秋月・亜大教授に」(柚木まり)を掲載している。
東京五輪パラリンピック大会組織委員会森喜朗会長による女性蔑視とも取れる発言について、国連女性差別撤廃委員会が関心を示していることが5日、撤廃委委員を務める亜細亜大の秋月弘子教授への取材で分かった。秋月氏が国外の撤廃委委員から、森氏の発言について照会を受けた。秋月さんは「撤廃委は、日本に根深いジェンダー差別が残っていると考えるだろう」と指摘した。》
https://www.tokyo-np.co.jp/article/84302
国連広報センター(UNIC)が2月4日にツイートしている。
《「ジェンダー平等は、おそらく世界で最も深刻な人権課題です。女性の平等なリーダーシップと代表参加は、私たちが必要とする革新的変化です。」
アントニオ・グテーレス国連事務総長
https://twitter.com/UNIC_Tokyo/status/1357247219477323778

ツイッターなどでも森批判は止まず

スポーツニッポンは2月6日付で「大江麻理子キャスター 森会長の女性蔑視発言に“異例”の言及『傍観は容認…今回は言わなければならない』」を掲載している。2月5日放映の「ワールドビジネスサテライトWBS)」(月~金曜午後11時))で大江は言い放ったのである。
《番組で、森会長が首相在任時代から失言とされる発言を繰り返したことにも触れると「多くの方が、またか、とスルーしそうになるんですけど、社会全体が『あーあ』と思ってスルーしたり傍観してきた結果が、今につながっている感じもあるんですよね。傍観しているだけだと、容認するのと同じ結果を生むということが今回分かったと思うんです。重要な役職に就いている人がエラーを起こした場合というのは、その組織がちゃんと処分を下す。それができていないのが日本なんだと、今回分かった気がします」と分析した。》
https://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2021/02/06/kiji/20210206s00041000346000c.html
ツイッター民の反応も凄かった。主なツイートを紹介しておこう。
川上未映子《発言の有無に関係なく、ずっとこんな性差別視線、認識で采配してきたわけで、ここへきてまた可視化され問題になってよかったんじゃないの、くらいしかもう感想がない。表向きは理解あります風に黙っててもこういうミソジニーと性差別の原理で動いてる現場、いくらでもある。》
《出版社、メディアの会議や行事などに定期的に参加する機会があるが、意思決定権をもつ「偉い人」は、見事なまでにほぼ男性。私が過去に会った要職女性(執行役員)は二人だけ。作品表象にも関係する。なぜこうなるか。問題がわからないなら外部から専門家を呼んで勉強会をしてくださいと伝えています。》
https://twitter.com/mieko_kawakami/status/1357114293070614529
https://twitter.com/mieko_kawakami/status/1357119851031007232
小田嶋隆《森さんのクビを切ることで、五輪開催の可能性が多少ともアップするのであれば、当然、解任には反対です。現状において、最重要なのは、森さんの進退ではなくて、五輪の中止です。その意味で、五輪を強制終了させるための最終兵器として、私は、森さんの留任を全力でバックアップする所存です。》
https://twitter.com/tako_ashi/status/1357316707262451717
マネックスグループ社長CEO松本大《森さん問題は、辞めない本人の問題というよりも、辞めさせない組織委員会、政府、今もBSに生出演して1時間くらい話しているがそうしているマスコミ、延いてはそれを許してる社会、即ち私たち自身の問題だと思う。彼が悪い、誰が悪いではなくて、私たちが当事者意識を持たないといけないと思う。》
https://twitter.com/okimatsumoto/status/1357301261117190144
浜田敬子《五輪には多くのスポンサー企業がいる。そうした企業は普段からダイバーシティ推進とか女性活躍推進とか言っているのだから、森発言に対してはきちんと抗議してほしい。
そうでなければ、ダブルスタンダートと言われても仕方ない。》
https://twitter.com/hamakoto/status/1357357053195395077
後藤田正純東京五輪の基本コンセプト
『多様性と調和』
この発言は、一発アウト。
この発言で東京五輪の組織委員長は失格
小池都知事や橋本大臣は、忖度なしに辞任をさせるだろう。
開催国日本として恥ずかしい》
東京五輪の三大コンセプト
『多様性と調和』
を自ら破壊する組織委員長
多様性を軽視する暴言は看過されるものではない
小池都知事、橋本五輪大臣から引導を渡せないなら
東京五輪は虚偽のコンセプトとして、世界の恥となるだろう》
《五輪組織委員長問題は
小池都知事と橋本五輪大臣次第
小池都知事

橋本五輪・男女共同参画大臣

組織委員長を解任しないなら
都知事も大臣も
五輪もやる資格なし
ジェンダー語る資格なし》
https://twitter.com/MasazumiGotoda/status/1356913762993758208
https://twitter.com/MasazumiGotoda/status/1357108274781294592
https://twitter.com/MasazumiGotoda/status/1357209823452958720
泉田裕彦《森大会組織委員会会長の「女性蔑視」発言は、国益を損ねています。謝罪会見も、反省の気持ちは見えませんでした。後藤田議員も指摘されている通り、森会長は日本のために辞職すべきです。》
https://twitter.com/IzumidaHirohiko/status/1357535457567928320
高橋浩祐《有事の際には、その国の弱い部分が露呈するとよく言われる。そして、まさに今、元首相で東京五輪パラリンピック組織委員会の会長を務める日本の1人のリーダーの恥ずかしい存在を世界に改めて露呈してしまっている。
日本でも数多くの人々が男女平等やジェンダー性教育、ダイバーシティなどの分野で一生懸命取り組んでこられたのに、森氏はその取り組みにダメージを与えてしまった。海外メディアでも大きく報じられ、ソフトパワーとしての対外的な日本の大きなイメージダウンにつながっている。
とても残念な事態ではあるが、渦中の森会長は4日夜に出演したBSフジの番組では深い反省の色を見せなかった。逆に記者会見で上辺だけの謝罪をしたことを明かす格好となった。
英語のクライシス(危機)の語源は、ギリシャ語で決断を意味する言葉だ。内外の信頼回復のためにも、菅首相自らが森会長の首に鈴を付ける決断の時を迎えているのではないか。》
https://news.yahoo.co.jp/profile/author/takahashikosuke/comments/posts/16124535572441.0efc.29227/
女子サッカー選手・下山田志帆《久々に怒っています。日本のスポーツ界は、性の多様性を発信するフェーズにまでいけていないということを如実に表していますね。お疲れ様です。》
《一度外に出てしまった言動を撤回することは限りなく無意味。むしろ、偏見を認めた上で対策を考えなければ同じことが起こると思うんです。スポーツの現場でもジェンダーバイアスに囚われた言動をよく見るけれど、そのフローをトップが示せば、現場レベルでも何か変わることがあるのではないでしょうか。》
https://twitter.com/smymd125/status/1356963067351818242
https://twitter.com/smymd125/status/1357232633936138240
《私が一番ひっかかるのは、(3日の)発言に対して会場から笑いが起きたということ。その発言が許されてしまうということだ。私たち性的少数者(LGBTQなど)の当事者も、日々、ちょっとした発言にすごく傷ついている。でも、法律などのルールによって守られていないため、自分の方が悪いような気持ちになるという経験がたくさんある。誰も取り締まれない中で人が傷つけられている。だめなものはだめだと示すものが必要だ。》
https:/https://twitter.com/nogawam/status/1357228801273466883/mainichi.jp/articles/20210204/k00/00m/050/258000c
茂木健一郎森喜朗さんの発言に対する怒りの気持ちよりも、異論を唱えない周囲の人たち、日本の化に対する不信感の方が強い。偏見に満ちた人はたくさんいる。その人がなぜ長年政治家をやり、リーダーに選ばれ、周囲にイエスマンしかいなくなるのか。「木」よりも「森」の方が、「森」よりも「森」の方が問題だ。》
https://twitter.com/kenichiromogi/status/1357581159337660416
能川元一《もう何年も「メディアの質問などにべもなくはねつけておけばすむ」という成功体験を味わってきたせいで、日本政府もJOCも「われわれは森の女性差別を問題視しない」というメッセージを国際社会に送ってしまったわけだ。》
https://twitter.com/nogawam/status/1357228801273466883
藝春秋・村井弦《ずっと前から思ってたことだが、「発言を撤回する」ってほんと意味ない表現だよな。「考えを改める」なら、まだしも。一度言ったことを取り消すことは、本来できないのだから。ましてや撤回したからそれでOK(=謝罪)とか、意味不明な発想ではある。むしろそれはズルでしょう。》
https://twitter.com/Murai_Gen/status/1357208362765590530
立川談四楼森喜朗さん「女性がたくさん入っている会議は時間がかかる」って公の席でそりゃないよ。今どき居酒屋でもそんなことを言うオッさんはいねえぜ。時短だからそこまで酔えないし。「五輪憲章から外れた差別発言」と世界に報じられたのも痛いね。でもいいよ「五輪を自ら潰した人」として名を残すんだから。》
https://twitter.com/Dgoutokuji/status/1357173715151118337
斎藤真理子《国内メディアも「元総理が性差別発言」と報道しましょうね。そのぐらいできるだろ》
https://twitter.com/marikarikari/status/1357053198356287489
朝日新聞・堀内京子《終了かどうかは私たちが決めます。》
https://twitter.com/Kyoko_quetta/status/1357339008364212226
小島慶子《森氏の発言は、日本社会の閉塞感の元凶そのもの。同調圧力で個人の口を塞ぎ、議論を形骸化し、それに従わない異分子は排除する。人を属性で括り、少数者を侮り、差別発言に無自覚で、何が問題かも理解しない。そしてそういう権力者に周りも同調する。もうこれをやめよう。こんなの誰も幸せにならない。》
https://twitter.com/account_kkojima/status/1357566423845928960
三浦瑠璃《リーダーは若者に大志を抱けと言いチャンスを与え続けなければならない。森さんは東京オリンピックパラリンピック織委員会会長でありながら、逆のメッセージを女性に伝えてしまった。それも会議の時間という小さなもののために。残念だがそのようなメッセージに基づくオリンピックは支持できない。》
《国のために尽くしてきたというお気持ちだろうが、国民との意識のズレは看過し難いまでに広がっている。引退されるお気持ちが少しでもあるのなら、ご自身で判断して、いますっぱりと引退された方が良いと思う。それでこそ元総理としての行動に相応しい。》
https://twitter.com/lullymiura/status/1357173269904855040
https://twitter.com/lullymiura/status/1357174500500992004
元「日経ウーマン」編集長の麓幸子が自らのブログに2月6日付で「森会長は辞任すべき」をエントリしている。
《もう、時代は令和である。
なのに平成を通り越して昭和に逆戻りしたような時代錯誤的な女性蔑視発言。
主要閣僚の半数が女性で、多様性を重視したバイデン政権とは雲泥の差がある。
辞任していただくのがよいのではないだろうか。
東京五輪のためにも。
日本のためにも。
そして森氏自身のためにも。》
https://ameblo.jp/fumotosachiko/entry-12654849175.html

山口香森喜朗に一本勝ちか?!

乙武洋匡が絶賛している。
東スポ史上、最高の記事。全読んでほしい。》
https://twitter.com/h_ototake/status/1357862492387434496
乙武が絶賛しているのは東スポWebが2月6日付で掲載している「〝天敵〟山口香理事が森喜朗会長に辞任勧告「外れていただければ、五輪は希望が残る」だ。
《 ――森会長の居直った態度をどう思ったか
山口 一応、発言を撤回、謝罪していましたが、心から謝ってはいないですよね。というか、もともと何が悪かったかを理解していないと思います。これって自分の生きざまや成功体験と結びついている気がするんです。自分はこうやって生きてきて、こういう考えでやってきたから「今」がある。そんな確固たるポリシーがあるから新しい考えを受け入れられない。だから謝れないんですよ。謝罪したら過去の自分を否定したことになるので。