2012-08-31から1日間の記事一覧

忌花学廃人篇 その四

舞ふごとに罪を重ねし黒揚羽 一匹で生きる金魚の金魚鉢 ここよりは他人の顔の朝顔市 祈るほど孤独となりて心太 山鳩を撃ちて悲しき日焼かな 父帰る舌は蛞蝓棒は棒 洞穴に棒を挿す夜の蝉時雨 ここそこに蜜の染み入る五月闇 火遊びや総天然色の水中花 敵となり…