一、「右手左手」を発展、進化させなければならない局面を迎えたようだ。そのど真ん中に「右手左手」を支えるべく大地に根を張った「足」を持たなければなるまい。勝負は花の咲かない場所で、だ。ともかく、その日に向けて、考えて、考えて、考え抜け。
一、「わたし」の「個立」が問われている。孤立でもなく、自立でもなく、「わたし」の「個立」がどこまで通用するか迷わず挑戦すべし。
一、「義侠」と「広場」。「義侠」をもって筋目を通し、「広場」をもって開かれる。
一、謙虚は人を進歩させ、自惚れと傲慢、無知による過信は人を落後させる。
一、何をするかではなく、何をしないかが実は重要なのだ。あれもしたい、これもしたいでは自分を見失うだけだ。
一、私はどのような立場になろうとも、この世界の人財と結びつき、人財の間に深く根をおろし、花を咲かせなければならないのだ。人財を仕事の大地とするしか生きる術はあるまい。
一、仕事においては、困難な条件のほうが順調な条件を超えると信じたい。困難こそ矛盾の母胎であり、矛盾を発見することから企画力は鍛えられるはずだ。困難が主要なのであって、順調は副次的なものに過ぎまい。
一、どんな相手でも軽く見てはならないし、無視してはならない。もし誰かを軽く見て、無視するならば、100人の敵を作ってしまったと考えるべきだろう。君が誰かを軽く見るのは無知ゆえのことだし、君が誰かを無視するのは臆病だからだ。
一、虚心こそ宝物なのであり、傲慢は即座にゴミ箱に処分しなければならない。傲慢に舞い上がっている限り、誰からも信用されないのだ。
一、夢は見るものではなく、夢は挑戦するものであり、実現するものなのだ。夢を見てばかりいるから現実と乖離してしまうのだ。夢は現実と闘うためにこそ必要なのである。
一、言葉の貧困は自分の頭で考えようとしない結果である。
一、理念も理想もない、そして愛情さえもない。それで人を納得させることができると考える心根が傲慢そのものと言うべきだろう。傲慢は仕事にとって不正義である。
一、チームワークと公私混同はまるで別物である。公私混同とチームワークを混同することは最低の混同である。このことに気がつかない無知が君たちをやがて滅ぼすことになるだろう。