【文徒】2018年(平成30)4月16日(第6巻69号・通巻1243号)

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1)【記事】海賊版サイトのブロッキングについて
2)【記事】海賊版サイトのブロッキングについて(ツイッター篇)
3)【本日の一行情報】
4)【深夜の誌人語録】

                                                                                • 2018.4.16 Shuppanjin

1)【記事】海賊版サイトのブロッキングについて

「ハフポスト日本版」によれば、菅義偉官房長官 は3月19日 午後の記者会見で、ニコニコ動画の七尾功 の質問に答えて次のように発言している。
「政府としてもマンガ・アニメなどを違法コピーして掲載したインターネット上の海賊版サイトによる被害が昨今、深刻化しているとの認識を持っています。こうした認識に基づいて、政府としてはインターネット上の海賊版対策を強化するために、サイトブロッキングを含めて、現在あらゆる方策の可能性を検討します」
https://www.huffingtonpost.jp/2018/03/19/suga-comic_a_23389291/
毎日新聞は4月6日 06時30分 に「海賊版サイト  遮断要請へ 政府、著作保護に『緊急避難』」を掲載した。
「政府は国内に拠点を置くインターネット接続業者(プロバイダー)に対し、ネット上で漫画や雑誌を無料で読めるようにしている海賊版サイトへの接続を遮断する措置(サイトブロッキング)を実施するよう要請する調整に入った 」
https://mainichi.jp/articles/20180406/k00/00m/010/174000c
4月9日にはコンテンツ文化研究会 (代表 杉野 直也 )は「海賊版サイトの遮断要請についての声明」を発表している。
海賊版の隆盛に関しては、少なくとも2010年代前半には十分に想定できた問題であり、これに備える時間もあったはずである。
だが、海賊版に対する論点整理や法整備を行うための議論が活発に行われていたとは正直、言い難い。
そうした業界としての怠りを「国民全体の権利の侵害」という形で議論を行わずに埋め合わせする事は大いに問題があると考える」
海賊版サイトに関しては、現行法の拡大解釈に頼るのではなく、しっかりとした立法プロセスを経た上で、新規立法あるいは法改正などで対応していくべきと考える 」
http://icc-japan.blogspot.jp/2018/04/blog-post.html
一般社団法人インターネットコンテンツセーフティ協会 は4月11日に「著作権侵害サイトへの対策として 立法プロセスを経ずブロッキング施策を要請することについて」を発表した。
「漫画をはじめとした日本の優良なコンテンツ文化を保護育成して行く上で、海賊版サイトは許しがたく、海賊版サイト対策が必要であるということは通信業界においても共通の認識です。
ブロッキングは、権利侵害行為と一切関わりのない人を含めて、すべての利用者の通信の宛先を監視することを前提とするものです。これは国民の憲法上の権利でもある通信の秘密を侵害するものであり、ISPがこれを行うことは原則として電気通信事業法に違反する行為です。海賊版サイトのような違法な情報流通に対しては、削除や発信者の検挙など、違法行為を行う者への対応を行うべきで、受信者側の通信の秘密を害する方法は簡単に考えるべきではありません」
「また報道では、いくつかのサイトを政府が指定してブロッキングを要請するとされていますが、政府(行政権)がサイトの違法性を認定してブロッキングを要請する行為は、憲法が禁じる検閲にあたるおそれのある行為であり諸外国にも例がありません」
海賊版サイトは、あくまでも発信者への責任の追及や発信に利用されているサイトの閉鎖によるべきであり、仮にブロッキングという国民の権利に直接関係する手法を検討するのであれば、立法に向けた十分な議論がなされるべきです」
http://www.netsafety.or.jp/files/20180411.pdf
一般社団法人インターネットユーザー協会 と主婦連合会 も4月11日に連名で「政府による海賊版サイトへのブロッキング要請に反対する緊急声明」を発表した。
「特定サイトへのアクセスを政府からの要請でISP(インターネットサービスプロバイダ)に遮断させるブロッキングは、全ての通信を監視し特定サイトへのアクセスを選別する手法以外では実現されません。これは国民の憲法上の権利である通信の秘密を侵害し、電気通信事業法とも齟齬を来たします」
「さらに現在検討されているブロッキングの遮断対象は、立法ではなく、国会審議も経ず、与党内の同意のみで、内閣が閣議決定し、政府の独断で選定されたものです。これは憲法で禁じられた通信の秘密の侵害はもちろん、同じく憲法で禁止された検閲行為につながるものであり、言論の自由にも大きな影響を与えます」
https://miau.jp/ja/845
やはり、4月11日に一般社団法人モバイルコンテンツ審査・運用監視機構 が「ブロッキング要請に対する意見書 」を発表している。
「漫画をはじめとした我が国の優良なコンテンツ文化を保護育成して行く上では、違法海賊版サ イトの対策は重要であるということは理解します。 しかしながら、サイトブロッキングは、権利侵害行為と一切関わりのない人を含めて、すべて の利用者の通信の宛先を監視し、アクセスを遮断するもので、憲法上の権利でもある通信の秘密 及び国民の表現の自由、知る権利を侵害する可能性があります。政府は海賊版サイトのブロッキ ングを刑法上の「緊急避難」と位置づけて実施を要請するとされていますが、法的に緊急避難の 要件を満たすとも考えられず、通信の秘密の例外にできる正当な理由はありません 」
http://www.ema.or.jp/press/2018/0411_02.pdf
一般財団法人 情報法制研究所 も4月11日に「著作権侵害サイトのブロッキング要請に関する緊急提言 」を発表した。
「この点、本件要請においては、緊急避難(刑法 37 条)として違法 性が阻却されるため法的には問題がないと整理されているようであ る。しかし、緊急避難が認められるためには現在の危難、補充性、法 益権衡といった要件が必要であるところ、本件要請の想定するブロ ッキングがこれらを充たすかどうかには疑問が多い。例えば、補充性要件に関連して、警察による摘発や被害者による法的措置の努力が 十分に行われているのかどうかが不明であるし、法益権衡要件に関 しては、著作権という財産権が当然に利用者一般の通信の秘密に優 位するといえるのか疑問である」
https://www.jilis.org/pub/20180411.pdf
テレビ朝日のニュースサイトが「漫画村がサーバーダウン!グーグル検索でも非表示」を伝えたのは4月11日午後9時6分のこと。
記事は「海賊版サイト『漫画村』ですが、現在、アクセスがつながりづらい状態になっています。ツイッターなどでは、遂に閉鎖したのではと今、騒動になっていますが、この海賊版サイト『漫画村』に一体何があったのでしょうか」と書き始められ、次のように終わる。
漫画村には、漫画の違法アップロードのほか、利用した人のスマートフォンやパソコンを使い、強制的に仮想通貨のマイニングを行うという問題も指摘されていました。しかし、政府の対策である、マンガ海賊版サイトのブロッキングに対し、異を唱える声も続々上がっています。漫画をはじめ、著作権を侵害するサイトにはどう対処するのが正しいのか 」
http://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000124911.html
「Yahoo!ニュース個人」に篠原修司の「漫画村Googleの検索結果から消える。ハーレクイン社が著作権侵害を申し立て」が4/11(水) 午後9時40分 に掲載された。
「調べてみたところ、カナダのハーレクイン社と日本のハーパーコリンズ・ジャパンが、Googleに対してデジタルミレニアム著作権法DMCA)による著作権侵害の申し立てを3月20日に行い、それが本日になって受理された模様です 。
これにより漫画村のトップページ、ならびに『女性系』、『少女系』と名付けられたカテゴリがGoogleの検索結果から削除されました 」
https://news.yahoo.co.jp/byline/shinoharashuji/20180411-00083863/
篠原は、この記事に対して4月12日0時49分に追記をしている。
「記事公開当初『日本国内の出版社がDMCA申請をしているのかしていないのかは不明』と書いていましたが、のちに調べたところ集英社小学館講談社など、多数の出版社がDMCA申請を行なっていたことを確認できました」
ITmedia NEWS 」が「『海賊版サイトのブロッキング憲法違反」「漫画村は国内から配信されている』 楠正憲さんに聞く 」を4月12日 09時10分に 公開している。
「政府が特定のサイトのブロッキングを事業者に要請することは憲法違反で、行うべきではない。『通信の秘密』や『検閲の禁止』を定めた憲法21条に抵触する恐れがある。また、要請を受け入れた事業者は、電気通信事業法の『通信の秘密』に抵触する可能性も高い 」
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1804/12/news047.html
古市憲一が日本テレビで次のように語っている。これは4月12日の午後1時 47 分の配信。
「ちょうど、昨日だったと思うんですが、『漫画村』といういろんなマンガが違法で読めるようなサイトがあったんですが、そのサーバーがダウンしたというニュースがあったんですね。まあ、違法サイトなので、当然、閉鎖されたことはいいと思うんですけど、ただ一方で思ったのは、出版社が公式にやるような同じようなサイトがあればいいなと」
http://www.news24.jp/articles/2018/04/12/07390328.html
J-CASTニュース」は 「『漫画村Google検索結果から削除 大喜び?出版大手4社に聞くと...」を4月12 日午後7時49 分に掲載した。
集英社広報部は 「著作者の創作への努力を踏みにじり、コンテンツ創出の基盤を大きく損ねる海賊版サイトには強い憤りを覚えます。集英社は、長年にわたり実施しているさまざまな対策を継続するとともに、関連各社・各団体とも連携をとり、作品をより適正な形で読者にお届けするべく尽力していきます」 と回答し、講談社広報室は、「漫画村」をはじめとした違法サイトを検索結果から除外する要請を以前から続けていることを明かした上で、「除外の背景について定かでないので、現時点ではコメントできません」 、小学館広報室の担当者は、「今回の件について、弊社から申し上げることはございません」。KADOKAWA海賊版・模倣品対策課担当者からも、取材に答えることは難しい、という旨の回答があったと記している。
https://www.j-cast.com/2018/04/12326059.html?p=all4
4月12日、与党である自民党橋本岳衆院議員も4月12日に自らのブログで「政府による著作権侵害サイトのブロッキング要請に反対します」を発表した。
「今回しようとしていることを政府が実施しようとするのであれば、「犯罪捜査のための通信傍受に関する法律」のように、新規立法を行う手順を踏むべきです。報道等によると、新規立法を検討することは表明するものの、それまでの当面の間、刑法37条に定める緊急避難を理由とするようです。児童ポルノに関する自主的な取り組みは前例としてありますが、児童の人格に対する侵害と、著作権法に基づく財産権の侵害は、同列に扱うべきではありません。それを許せば、今後さらに拡大し得る前例となりかねません」
http://ga9.cocolog-nifty.com/blog/2018/04/post-4591.html
「漫画タウン」公式を名乗るツイッターアカウントが「漫画村」が「漫画タウン」として復活したことをツイートした。
漫画村が漫画タウンとして復活したよ。 村から町に成長 」
https://twitter.com/mangataun/status/984315072431382530
「漫画タウン」は挑発的なツイートをつづけた。
「いくらサイトを潰したって、もう漫画の売り上げは増えないよ。みんな無料で音楽聴くし、無料でエロ動画を見るし、もう出来上がったコンテンツにお金を払う時代じゃないんだよ。漫画だけを叩くのはおかしいんだよ 」
「サイトのせいで漫画の売り上げ落ちたの?ほんとに落ちたの?それはサイトのせいじゃなくて出版社の努力不足だよ。これからも今のままの売り方をするなら漫画は売れないよ 」
「漫画タウンはすでにネット上にアップされてる画像を集めて読みやすいように整理してるだけなんだよ。だからもともと漫画はアップロードされてるんだ。もうコンテンツは無料の時代なんだ。 『著者の利益が?』って言う人は、そんなに好きな著者がいるなら直接募金したらいいよ 」
「ネットで無料で読んでる人と本屋で立ち読みしてる人は同じだよ。問題なのは、無料で読める環境が身近になったのに、本を売ることでしかお金と交換できない仕組みだよ。出版社総出で新しいシステムを作らないと衰退していくよ」
「これだけオープンにしてるのにまだサイトは健在だよ。なにしてるの?人気すぎて重くなるのはごめんね 」
https://twitter.com/mangataun/status/984512842463248384
https://twitter.com/mangataun/status/984514015756865536
https://twitter.com/mangataun/status/984517046292570112
https://twitter.com/mangataun/status/984833718492672000
https://twitter.com/mangataun/status/984862939684327424
テレビ東京の取材にもツイッターで応じ、回答をツイッターで公開している。
「特定のサイトを潰しても新しいサイト出てきたら無意味だよ。根本的に解決しないと終わらないよ。それ、証明したよね」
https://twitter.com/mangataun/status/984829232055386112
漫画村」(=漫画タウン)を正当化する理由にはならないだうが、次のようなツイートは、ある意味で時代の本質を突いている。
「『コンテンツが無料になったら漫画家になる人がいなくなる?』って言う人は、本を売ることでしかお金にできないと思ってるんだろうけど、コンテンツを無料にしても、ファンが増えたら他でお金と交換したらいいよ。 コンテンツを無料で読めて、なおかつ著者にもお金が回る仕組みは可能だよね」
「出版社は古い体質をやめてオープンになればいいよ。 政府は中途半端な規制をするなら他のサイトもするべきだよ。まとめサイトも、エロサイトも、動画投稿サイトも、やるなら徹底的に取り締まらないと終わらないよ。それかユーザー側も罪にするかだよ 」
https://twitter.com/mangataun/status/985170957487624192
https://twitter.com/mangataun/status/985172118445768704
双葉社の「月刊まんがタウン」公式アカウントによれば「漫画村」と混同されて取材があったらしい。
「取材とかいくつか来て驚いております。まんがタウンは、2000年創刊の双葉社発行の4コマまんが雑誌です。犯罪サイトと混同されませんようお願いします…!ちなみに発売中の最新5月号は360円、巻頭はしんちゃんの映画最新作とコミックエッセイ『私の好きなしんちゃん映画』です! 」
「『訴えたら』という声がございますが、相手は何しろ正体不明の犯罪者集団ですので、こちらが打てる手はあまりないのです。みなさまにおかれましては、マンガのいわゆる「海賊版サイト」は、見ない、広めない、使わないということでお願い致します。ただでさえ凋落のまんが産業を、どうか支えて下さい! 」
「とりあえずここ24時間ほどで急に雑誌名で検索してもノイズが多くなって困っております。早く収束すればよいのですが…」
芳文社さまの同じジャンル誌「まんがタイム」との混同は通常運転なのでかまわないのですが…。」
「本誌が積極的にこの件について発言しないのは、それによってかえって普及を助けるようなことをしたくないからです… 」
https://twitter.com/mm_manga_town/status/984684565305352192
https://twitter.com/mm_manga_town/status/984685282803859456
https://twitter.com/mm_manga_town/status/984685587188690944
https://twitter.com/mm_manga_town/status/984685841883762688
https://twitter.com/mm_manga_town/status/984686782221508608
「漫画タウン」が「まんがタウン」に応じてツイートした!
「ここの人たちはいい宣伝になってよかったね。でも少しお口が悪いみたいだね。 というか自分たちで”凋落のまんが産業”って言ってるけど、努力してるの? 出版社同士で縄張り争いしてるうちは無理だろうけどね。今後に期待してるよ」
https://twitter.com/mangataun/status/985197311243370497
朝日新聞が4月13日付で社説「海賊版サイト 拙速、危険な政府対策」を掲載した。
「他人の労苦の成果を横からかすめ取るような行いは許しがたい。だからといって、こんなやり方で対抗しようとすれば、将来に大きな禍根を残す 」
「サーバーが海外にあるなどの理由で、海賊版サイトには有効な手を打てないのが現実だ。被害額は数千億円にのぼるとの推計もあり、権利を日々侵される漫画家、出版社のいら立ちや悩みは、十分理解できる 」
「だが、プロバイダーが接続を遮断するためには、顧客のアクセス先を逐一確認する必要がある。憲法が保障する『通信の秘密』の侵害になりかねない、まさに劇薬だ」
https://www.asahi.com/articles/DA3S13450014.html
4月13日、集英社が「海賊版サイトについての緊急声明」を発表した。
集英社は長年、海賊版サイトに対して様々な対策をとってまいりました。
しかし、削除されたファイルのアップロード、秘匿性の高い海外のサーバー利用などにより、対応は年々、困難になるばかりです。
現在のような海賊版の横行が続けば、魅力的な作品が次々と生まれる企画のサイクルは消滅します。
そのギリギリの状況で、今回『インターネット上の海賊版サイトに対する緊急対策』が示されたことは海賊版対策において大きな前進と考えます。
今後、実効性のある対策が整備されることを強く望みます。
もちろん、集英社としても、より使いやすいサービスを提供するなどの努力を継続し、また海賊版サイトなど悪質な侵害行為に関しては、これからも刑事・民事両面で厳しく対応してまいります」
https://www.shueisha.co.jp/info/180413.html
同日、KADOKAWAは「政府による海賊版サイトに対する緊急対策の決定について 」を発表した。
「本日 4 月 13 日午前、政府の知的財産戦略本部・犯罪対策閣僚会議において、海賊版サイ トに対する緊急対策が決定されました。これを受けて当社は以下の緊急声明を発表いたしま す。 当社は、近年急速に悪質度合いを高めている海賊版サイトに対して、業界各社とも連携し、 プロバイダ責任制限法に基づく削除要請の実施、警察と連動した取り締まり、海賊版サイト の主要な収入源であるオンライン広告の制限要請など様々な対策を施してまいりました。
しかし、次から次へと手法を変えて発信される海賊版サイトの横行に対して、現行制度においてできることは限られているうえ、その効果も限定的であり、解決の糸口すら見つかってお りません。 日本が世界に誇るコンテンツ産業は、多額の資金と、作家や漫画家、映画監督、作曲家な どの著作者やクリエイターをはじめとする多くの人の才能と努力のうえに成り立っております。
このまま海賊版サイトの横行を許せば、コンテンツに正当な対価を支払う習慣が失わ れ、コンテンツ創出のインセンティブは損なわれ、日本のコンテンツ産業の弱体化や知的財 産創出力の減退を招き、ひいては日本の文化力の低下につながってまいります。 今回の政府の決定は、コンテンツ業界が長年苦しめられてきた海賊版被害の食い止めに大 きく寄与するものであるとともに、海賊版問題の抜本的な解決に向けた大きな一歩であると 考えます。
これを機に、サイトブロッキングを含めた具体的かつ効果的な法制度が整備され ることを強く希望いたします。 海賊版サイトをはじめとする悪質な著作権侵害行為に対して、当社は今後も関係各機関と 連携しながら断固として戦う姿勢で厳しく対応してまいります」
http://ir.kadokawa.co.jp/topics/20180413_kj7h2.pdf
講談社も「海賊版サイトについての緊急声明」を発表した。
「コンテンツを違法に使用する海賊版がインターネット上で横行するパターンは複数存在 しますが、いずれの形においても著作権侵害行為は著作者の不断の努力やその才能を踏み にじるものです。編集や流通の過程を含めたコンテンツ創造のサイクルを破壊する海賊版 サイトは、今回、サイトのブロッキング対象として名前の挙がった 3 つの違法サイトだけ ではなく、そのほかにも依然として多数存在しております。
これらの違法サイトの運営者、関係者たちは、著作者ら多くのクリエイターの成果を許諾なく公開し、莫大な収益を得ています。一方、出版界ではコミックに限ってもこれまで に数兆円規模の被害を受けたと試算されています。この状態が続けば、コンテンツ産業は 立ち行かなくなります。昨年から海賊版として名前の挙がってきた『Free Books』『漫画村』などは氷山の一角に すぎません。人気マンガや雑誌、書籍を違法にアップロードして摘発されるという事例が いま各地で頻出していますが、これらの多くが個人レベルの行為にとどまらず、組織的な 犯罪であったという実態も次々と明らかになっています。
繰り返しになりますが、現状を 放置すれば、日本のコンテンツ産業を根底から破壊し、すぐれた才能を枯渇させることは 明らかです。日本が誇るコンテンツ・ビジネスを未来に亘って発展させていくためには、ISP や流通事業者等のご協力も不可欠です。海賊版サイトを始めとするあらゆる権利侵害行為 に対して、講談社は今後も刑事告訴や民事での提訴など断固たる姿勢で臨んでまいります」
http://www.kodansha.co.jp/upload/pr.kodansha.co.jp/files/180413_seimei_kaizokuban.pdf
「弁護士ドットコムNEWS」は4月13日 午後3時31分 に「政府の海賊版サイト対策『あまりにも早急で杜撰』、『漫画村』『Anitube』『Miomio』遮断へ」を掲載した。宍戸常寿・東京大学教授(憲法) が次のようなコメントを寄せている。
著作権は正当な利益であり、海賊版サイトへの対策は、きちんと議論して実施されるべきだ。しかし、通信関係の団体や有識者がほぼ一致して懸念を表明する中、あまりにも性急で、杜撰な決定をしたという印象をぬぐえない。通信行政、ひいては国民の通信の秘密や表現の自由が、不安定な状態になったことを危惧している。政府が、事業者にブロッキングを具体的に要請しなかったことは、各種団体の批判を意識したものだろう。しかしその分、通信事業者に『忖度』を求めることになっていないだろうか」
メディアドゥが「海賊版サイトの影響について」を発表している。これによれば、若年層向け電子書店売上は海賊版サイトの利用者数が増加した2017年9月以降に伸び率が急激に低下し、順調に拡大していた大手マンガ出版社Aの売上は、海賊版サイトの影響で2年前の水準に低下し、大手マンガ出版社Bの電子マンガ売上は、海賊版サイトの影響で対前年伸び率が低調となったことをグラフ化して示しているが、「権利」という視角がまるでないリリースを恥ずかしげもなく発表してしまう企業に出版文化を背負う覚悟はあるのだろうか。大手出版三社が発表した文章にも「表現の自由」を背負う企業だという自覚を私は感じることができなかった。
https://www.mediado.jp/mdhd/2241/
このリリースのなかでメディアドゥが公開した「若年層向け電子書店売上前年同月比」(若年層読者構成比の高い電子書店の合算)なるグラフについて佐々木俊尚が次のようにツイートしている。
「このグラフ、実数ではなく成長率のグラフなので2017年9月以降鈍化してるけどマイナスにはなってない。それ以外のグラフだとこの時期以降横ばいになってるのも。これだけで相関関係はちょっと…」
https://twitter.com/sasakitoshinao/status/985437947934793728
要するに杜撰だということだ。
一般社団法人マンガジャパンは「政府の海賊版サイトに対する措置を受けて」を発表した。これを読んで私はほんの少し安心した。
「著作物を違法に公開するサイトの存在は、出版文化に関わる努力を疲弊させています。
本来、出版物の内容についてエネルギーを注ぐべき著作者や版元が、違法コピー対策に労力を割かなくてはいけない現状は出版文化が持つ本来の『生み出す充実感』と程遠いものです。
今回『違法サイトブロック』の措置が取られる動きについて、『生み出す側』としてはとても心強い支えだと受け止めました。しかし、同時に、そのような形でブロックすることが『表現の自由』を損なう方向につながるのではないかという不安も感じています。
どういう形が民主主義と言えるのか?とても難しい問題です。
完璧とは言えませんが解決に近づくシンプルな方法はあります。
閲覧者のみなさんが『違法コピーサイト』とわかったサイトにはアクセスしないーこれが、違法サイトを存続させない有効な手段です。『ただで読めるのはトクだし楽だ』という楽しみ方は、新たな著作物の誕生を阻害します。
一時の『楽、トク』という手軽さに流されない読者のみなさんの姿勢こそが、出版文化を支える力になります。どうか著作者や出版元の努力を応援するという気持ちで「生み出す力」を支えていただければと願います」
http://www.manga-japan.net/?p=4575
ちばてつやが4月14日午後3時35分に 「 海賊版サイト接続遮断措置について 」を自身のブログに発表した。
知的財産戦略本部が『海賊版サイト』の対策として緊急避難的に接続を遮断することが出来る、とする判断をされたと聞き、まずは日本が国をあげて『マンガの危機』に真剣に向き合ってくれていることに、とても心強さを感じました。
しかし僕たちは表現者として常に大切にしてきた『表現の自由』や『知る権利』において、今回の『ブロッキング』という手段が諸刃の剣になりかねない、と危惧してもいます。
だからなお一層、そんな手段すら検討せざるを得ない『海賊版サイト』の存在には、強い憤りを感じるのです。
 才能あふれる若い漫画家の皆さんが今、本当に苦しめられています。
その酷い現実を見るほどに、守るべき自由の理念と、綺麗事では済まないかもしれない醜い現実のはざまで、身を引き裂かれるような思いを味わっているところです 」
http://www.chibapro.co.jp/
BuzzFeed News」は4月14日午前 11時01 分に「『代理店も共犯」』海賊版サイト問題
ひろゆきの見解は?」を発表。元2ちゃんねる管理人のひろゆきがメールのやり取りの中で次のように指摘している。
「儲かるから違法な海賊版サイトが続くわけで、儲からないようにすればいいと思います。
・広告代理店や広告主は、海賊版サイトと知っていながら、広告を出して利益を得ている
・広告代理店や広告主は、海賊版サイトの運営に必要な資金を渡している
この2点から、共犯として扱うような法改正をしたほうがいいと思います」
https://www.buzzfeed.com/jp/takumiharimaya/hiroyuki-nishimura?utm_term=.calVw4KkE#.ay6RJoGxO
「ねとらぼ」が、「漫画村」に広告を出稿していた複数のクライアントに取材したところ、一部の広告が取り下げられる事態となった。
海賊版サイト撲滅には、資金の供給を断つことが最も効果的との意見もあります。今後もねとらぼでは、広告代理店を取材するとともにその責任を追及していきます」
http://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1804/15/news021.html
https://www.buzzfeed.com/jp/takumiharimaya/hiroyuki-nishimura?utm_term=.calVw4KkE#.ay6RJoGxO
「Yahoo!ニュース」は中村伊知哉による「海賊版サイトブロッキングの政府方針が出ました。」を4月14日午前8時30分に掲載した。
「権利者の対策が不十分か否かはぼくには判断がつきませんが、逆に、本件の決定を下すのにどれだけ大量の汗をかかなければいけないものなのでしょうか。国内で閉じた事案であれば対策が十分であれ不十分であれ権力がしょっぴくわけで。ただ、ここからブロッキングISPが行うとなれば、それに要するコストや損失をどうカバーするか、それを権利者側がどう負担するか、はポイントになるでしょう。
本件は、事態を放置する責任と、ブロッキングを実行する責任(憲法問題や法的安定性)とが拮抗して下された決定と考えます。『現実の被害』に対する手当と、『未来への危惧』との調整です」
https://news.yahoo.co.jp/byline/nakamura-ichiya/20180414-00083942/
仲俣暁生フェイスブックで「イチヤさんとはことごとく意見が合わない」と書いていたが、 中村は質(タチ)の悪い機能主義に憑かれたイデオローグの典型だろう。中村のこの文章には庄司昌彦(GLOCOM准教授)が次のようにツイートしている。
「揚げ足をとる気はありませんが、ISPが『海賊版サイトでトラフィックを稼ぐ商売をしており』は、さすがに言い過ぎでは。本気でそう認識されてるのなら本件の『暴走』性が表れてるように思います」
https://twitter.com/mshouji/status/985333020956618752

                                                                                                          • -

2)【記事】海賊版サイトのブロッキングについて(ツイッター篇)

ツイッターでは、どのような意見が飛び交っているのか。主なものを拾っていくことにする。
毎日新聞でコメントしたがブロッキングの立法化による恒久化は反対。ブロッキングのような憲法上も実効性においても問題ある手段は選択すべきではなく、違法サイトへの対策は別途検討すべきという意見だ」(新潟大学・鈴木正朝教授)
https://twitter.com/suzukimasatomo/status/984963595678216192
「マンガや出版市場が縮小しているのは、海賊版のせいばかりでなく もうはっきり、紙の本の時代ではなく、紙の本に合わせて発達したマンガというメディアの形態が、時代遅れだからでしょう マンガは無くならない、テレビが出てもラジオは残った様に でも主役の座を明け渡す日は近いと思います」(田村吉康・マンガ家・画家)
https://twitter.com/FUDEGAMI/status/985271136706596866
「漫画の海賊版サイトに対してやる気を出せばこんな対策を講じられるなら、デジタル性暴力の被害が深刻なアダルトサイトの海賊版対策も真剣にやってほしい。 本当に深刻な被害なのだから!! 」(伊藤和子・弁護士)
https://twitter.com/KazukoIto_Law/status/984767416042274817
「ネットは基本的に作品を無料で見せないとネット民は不満というのは作家側、出版社側もよくわかっていて、そこをうまく利用して宣伝して、売っていきたいと思っている。ただ、それをするのはあくまで作家側。海賊版サイトは論外。海賊版サイトが一掃されれば作家側も心理的に無料公開しやすくなるよ」( 須賀原洋行・マンガ家)
https://twitter.com/tebasakitoriri/status/984814609495277569
「英国のサイトブロックでは53の海賊版サイトへのアクセスが90%減り(他の海賊版サイトへのアクセスは有意に増えず)、正規版の売上も6〜10%増加したというデータもある。対策の手詰まりが進む中、比較的有望には違いないのだろう。というあたりで効果無い派はどうなんだろう」(箕崎准・作家)
https://twitter.com/MisakiJun/status/984202786110767104
漫画村のようなIP窃盗を防ぐには、忖度に基づいたブロックを急ぐよりも、資金源を断つ方に注力した方がいい。ユーザーの端末に広告を表示させている出稿主やDSPは、海賊版サイトに資金を与えているのだから、著作権侵害を幇助していることになる。勝った判例は次なる海賊サービスへの対策にもなる 」(藤井大洋・作家)
https://twitter.com/t_trace/status/982865861907116032
漫画村などというサイトがあって良い訳ないと思います。 しかし、憲法第21条に明記された通信の秘密を侵して良い訳ないです。 法治国家なのだから国会で法律を作るべきだし、でもそもそも違憲だし、そんな中で政府の指示でブロッキングするなんてことがあって良い訳ないです」(田中邦裕・さくらインターネット社長)
https://twitter.com/kunihirotanaka/status/984613636990619648
漫画村から始まったネットブロッキングの話、ものすごくマズイ方向にいっている。私はこれをきっかけに権力が超法規的にネットの情報流通を事実上制限できる仕組みや雰囲気を作るのが一番まずいと思っていた。陰謀論は慎むが、漫画村資金源が日本政府マッチポンプでも驚かない、程度には危惧していた」(松浦晋也・ノンフィクション作家)
https://twitter.com/ShinyaMatsuura/status/984932083276529664
「自分達(KADOKAWA講談社)の利益のために他人(ISP)に犯罪行為をしてね、というのがこれ異常なく醜悪」(結城圭一・弁護士)
https://twitter.com/yuki_k1/status/984989988688355328
川上量生カドカワ社長は、知的財産戦略本部の本部員として検証・評価・企画委員会コンテンツ分野(座長が中村伊知哉)の出席者であり、ブロッキングの流れを決めた2月16日の非公開会合にも出席という、ど真ん中の関係者ですよ」(崎山伸夫)
https://twitter.com/sakichan/status/985462744571756550

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3)【本日の一行情報】

◎「週刊少年ジャンプ」(集英社)に連載されている堀越耕平のマンガが原作のテレビアニメ「僕のヒーローアカデミア」と米マーベル・スタジオ製作の「アベンジャーズ」シリーズの最新作「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」がコラボした。「僕のヒーローアカデミア」の主人公のデクこと緑谷出久と「アベンジャーズ」のキャプテン・アメリカなどのヒーローが競演を果たした。特設サイトもオープンされ「アベンジャーズ」のメンバーと「僕のヒーローアカデミア」のキャラクターを比較する特別映像が公開された。
https://mantan-web.jp/article/20180411dog00m200047000c.html

◎フジテレビは末期症状を呈しているようだ。「週刊文春」4月19日号がBSフジの「プライムニュース」でメインキャスターを務める松山俊行の愛人スキャンダル に加えて「プライムニュース イブニング」メインキャスターの反町理による後輩女性記者へのパワハラ疑惑を取り上げている。
http://bunshun.jp/articles/-/6977
フジは産経の阿比留瑠比を引き抜いてキャスターに据えたらどうよ?

◎「月刊アクション」(双葉社)で連載されている中村カンコの「うちのメイドがウザすぎる!」がTVアニメされ、10月より放送が開始される。
https://news.mynavi.jp/article/20180411-615013/

朝日新聞出版のAERA大学ムックシリーズ「創価大学by AERA」(定価907円)は、発売5日で2刷、更にその2日後、発売1週間で3刷重版を決定した。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000419.000004702.html
これ買うと「福運」を積めるんだろうね。もっとも「福運」の一番の享受者はマスコミだ。

三省堂書店名古屋本店はオープン1周年記念企画 として「ドラゴンズぴあ」と「月刊ドラゴンズ」がコラボして立浪和義トークイベント を4月28日(土) に開催する。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000829.000011710.html

◎「BUSINESS INSIDER JAPAN」は「『ザッカーバーグが勝った』と報じた米メディア ──ハイテク業界に無知な議会にフェイスブック株は上昇」(津山恵子)を掲載している。
「米メディアはどこも、4月10日から2日間、上下院で議会証言するFacebookマーク・ザッカーバーグ最高経営責任者(CEO、 33)が、『とっちめられる』と報じていた。
だが、蓋を開けると、『ザッカーバーグが一枚上手』『議員は理解が足りない』という内容に変わっていた。
一方で、ザッカーバーグは下院公聴会で『一定の規制が必要になるのは避けられない』との考え方を示し、巨額の収益を叩き出すために何でもできた時代は、終わらざるを得ない流れもみえてきた 」
https://www.businessinsider.jp/post-165584

幻冬舎は阪急百貨店うめだ本店の女性ファッション自主編集売場とウェブコンテンツシリーズ「D-story by GENTOSHA」をスタートさせ、阪急百貨店のウェブサイトHANKYU FASHIONや会員向けメールマガジンなどで毎月公開する。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000376.000007254.html

◎韓国版「PLAY BOY」が創刊8カ月で休刊!
https://news.yahoo.co.jp/byline/shinmukoeng/20180412-00083780/

KADOKAWAスカパーJSATが運営する有料多チャンネル放送「スカパー!」の新たなオウンドメディアサイトとして、「HOMINIS」(ホミニス)」を4月11日(水)15時よりスタートした。 「HOMINIS」はスカパー!への番組出演者を中心に、著名人へのインタビューやイベントレポートなど、独自取材も含めて積極的に実施する。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000004424.000007006.html

◎「殺人犯はそこにいる:隠蔽された北関東連続幼女誘拐殺人事件 」の清水潔が次のようなツイート を書いている。
「新聞の社説だぞ。よもや社説に『浮気しよう』『触っていい?』などという台詞が並ぶ日が来ようとは思わなかった。政府が全く知らん顔だから日本はついにここまできてしまったのだ。全く恥ずかしい。しかしこの社説は立派だと思う。よくぞ書いた」
https://twitter.com/NOSUKE0607/status/984938632661225474
清水の言う社説とは4月14日付毎日新聞が掲載した「財務次官のセクハラ疑惑 自ら動かない政権の鈍さ」を指す。そこには、こう書かれている。
財務省福田淳一事務次官が女性記者にセクハラ発言を繰り返していたと、週刊新潮が報じた。森友問題に関し質問する記者に、『浮気しよう』『触っていい?』などと露骨な性的表現を度々使ったという。被害者は複数いるとも伝えられる 」
https://mainichi.jp/articles/20180414/ddm/005/070/020000c
私が不思議でならないのは、セクハラを受けた女性記者を擁する新聞なり、放送の記者クラブメディアが政府に対して正式に抗議をしないことである。女性記者は記者クラブ埒外に置かれている「週刊新潮」の助けを借りなければ、福田のセクハラを糾弾できなかったのであるとすれば、彼女が属する記者クラブメディアにも問題があるということだと私には思えるのだけれど。
こんなツイートを発見。大月隆寛リツイートしていた。
「メディアは女好きの役人から情報を取るべく、わざと女性記者に担当をやらせてきたんですよね。前川が次官の時も、女性記者が多かったらしい。セクハラ上等で情報をとってきたのに、急にセクハラ問題で吊し上げたら、今後、全く情報を取れなくなるでしょうね」
https://twitter.com/CatNewsAgency/status/984804321760968705
私とほぼ同じ感想を抱いているツイートも発見した。
「自社の女性記者へのセクハラに社として抗議しなかったら、『日本で #metooが広がらないのは何故か?』みたいな記事を書く資格無いんじゃないの」
https://twitter.com/freie_Herz/status/984602575163899905

アース・スター エンターテイメントは、 4 月 3 日付で、泰文堂の全株式を取得し、子会社化致した。また同日付で泰文堂の代表取締役社長にアース・スター エンターテイメント代表取締役の幕内和博が就任致した。
http://www.earthstar.jp/img/taibundo.pdf
アース・スター エンターテイメントは、こういう出版社。マンガとラノベだね。
http://www.earthstar.jp/
泰文堂は大正5年の創業。
http://taibundo.co.jp/company.html

◎「ヤングチャンピオン」(秋田書店)の創刊30周年イベント第2弾「“美少女”作品コラボカフェ」が、4月22日まで東京・秋葉原のCafe ASANで開催されている。
https://natalie.mu/comic/news/277813

◎「カナロコ」(神奈川新聞)は光文社の「女性自身」と提携している。これは相性の良い提携だと思う。
https://jisin.jp/serial/other/kanaloco/33907
こうした新聞との提携を増やしていったら、どうだろうか。京都新聞とか、北海道新聞とか・・・。

◎Webサイト「NEXTWEEKEND」 を世界文化社が雑誌化する。「NEXTWEEKEND 2018 Spring & Summer 」を4月13日に刊行する。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000447.000009728.html

モバイルファクトリーは、配信中の位置情報連動型ゲーム「ステーションメモリーズ!」(駅メモ!)において、4月12日(木)より小学館の無料WEB漫画サイト「やわらかスピリッツ」で連載していた「駅メモ!-みろくのマスターレポート-」 の書籍発売を開始した。
http://www.mobilefactory.jp/newsrelease/2018/20180412

◎「女性セブン編集長 川島雅史」名義の「お詫び」を発表した。
「本誌2014年8月28日号及び2014年9月4日号において、安室奈美恵氏の男女関係や洗脳、事務所からの独立、シンガポール公演の中止等に関する記事等を掲載致しましたが、これらの記事は事実に反していましたので、これを取り消します。安室奈美恵氏にご迷惑をお掛けしたことを慎んでお詫び申し上げます」
https://www.news-postseven.com/archives/20180412_666175.html

白石麻衣の写真集「パスポート」(講談社)が、18度目の重版で5000部増刷が決定し、累計発行部数が29万部を突破。 昨年4月発売の写真集がまだ売れている!
https://www.nikkansports.com/entertainment/news/201804120000436.html
講談社を代表する出版物だ!

◎ビーグリーは「まんが王国」で新潮社の「君に愛されて痛かった」の連載を再開する。まず第6話まで一挙配信し、以降は毎月第2第4金曜を更新日として雑誌掲載話の続きをサイト内で定期連載する。
https://www.beaglee.com/news/press/2018/04/3292/

◎アムタスは、電子コミック配信サービス「めちゃコミック」(めちゃコミ)においてKADOKAWAのコミックの提供を4月から順次拡大するという。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000157.000022277.html

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4)【深夜の誌人語録】

嘘は良薬にもなれば劇薬にもなる。