恥ずかしながら「マイベストヒット100」日本版です!

映画でベスト100をやってみたんで、調子に乗って音楽でもやってみようと思った。「マイベストヒット100」である。ただし戦前の楽曲は入れなかった。むろん「偏見」に満ちている。大ヒット曲もあれば、その存在すら知られていないようなマイナーな曲もあるだろうが、大半はYouTubeで検索できるはずである。選び終わって思った。この100曲でDJができたら幸せだろうなって。そうそう順位は順不同で選んだことも報告しておかなければなるまい。
1 頭脳警察『銃をとれ』 この曲を聴くと何故か元気が出て来る。
2 はっぴいえんど『さよならアメリカさよならニッポン』 大胆な発想の曲だと思う。だって亡命をはかろうってんだろ。
3 中島みゆき『世情』 昔はデモにも行ったなあ。
4 荒木一郎『いとしのマックス』荒木一郎は私の永遠のアイドル。『白い指の戯れ』とか『日本春歌考』という映画も忘れ難い。
5 浅川マキ『朝日楼』 『朝日のあたる家』のカバー。ちあきなおみヴァージョンも良い。
6 森田童子『球根栽培の唄』 とても危ない歌です。
7 美空ひばり佐渡情話』 美空のような天才にしか歌えない曲。
8 岡林信康『チューリップのアップリケ』 今年は水平社結成90周年である。この歌の放送を禁じ続けた「差別意識」は糾弾する必要がある。
9 ザ・ピーナッツウナ・セラ・ディ東京』 ピーナッツはどれも名曲だけれど。
10 andymori『革命』 この軽さが好きだ。
11 LikkieMai『共にゆこう』 レゲエです。
12 RCサクセションシークレット・エージェントマン』坂本冬実のバックコーラスがイッちゃっているんだ。
13 弘田三枝子『レッツ・ゴー・ベイビー』 弘田のドーナッツ盤は総てが水準以上。コニー・フランシスよりも弘田に私は軍配をあげる。
14 橋幸夫『恋のメキシカンロック』 信じられないようなチャーミングな曲。
15 藤圭子『命預けます』 藤圭子のポスターを部屋に張っていたくらいのファンだった。
16 中森明菜『ミ・アモーレ〔Meu amor 〓・・・』 ラテン歌謡の傑作。
17 大西ユカリと新世界『女王蜂のフーガ』 知る人ぞ知っていれば良い。
18 由紀さおり『夜明けのスキャット』 由紀は『手紙』も、童謡も良いけれど。
19 欧陽菲菲『雨の御堂筋』 ベンチャーズサウンドだからね。
20 奥村チヨ『恋の奴隷』 SM歌謡!
21 山口百恵『イミテイション・ゴールド』 宇崎&阿木コンビ。
22 都はるみ『好きになった人』 この歌には本当に元気付けられた。
23 青江三奈『恍惚のブルース』 青江は日本を代表する最強のブルースシンガーである。 
24 パンタ『R★E★D』 この曲は隠れた傑作だと思うよ。パンタって偉い!
25 菊池章子『星の流れに』 戦後はこうして始まった。
26 安藤昇『黒犬』作詞は唐十郎。『任侠外伝 玄界灘』の主題歌である。
27 高倉健『唐獅子牡丹』 「夜明け」をイメージしながら聞くとグッとくる。
28 梶芽衣子『怨み節』
29 八代亜紀『舟唄』
30 石原裕次郎『赤いハンカチ』 和製『第三の男』の主題歌。
31 渡哲也『東京流れ者
32 森進一『港町ブルース
33 沢田研二『許されない愛』
34 松田聖子『ピンクのモーツァルト』 気分はポストモダン
35 ちあきなおみ夜へ急ぐ人』髪を振り乱して歌うちあきが忘れられない。
36 村田英雄『王将』 大阪ソウルですな。
37 三音英次『釜ヶ崎人情』 最高!
38 三波春夫大利根無情』 実は農民解放の歌だつたりして。
39 小林旭『ダイナマイトが150屯』 旭ってファンキーなのよ。
40 ムーンライダース『彼女について知っている二・三の事柄』
41 小泉今日子『風のマジカル』 B面だけれど。
42 紫『FREE』オキナワロックの代表作。
43 リザード『サカナ』 和製パンクの到達点のひとつだと私は考えているけれど。
44 カルメン・マキ&OZ『私は風』 
45 サディスティック・ミカ・バンド『黒船』
46 天童よしみ『風が吹く』作詞が竹中労
47 緑魔子『やさしいにっぽん人』 映画の主題歌だけれど作詞は監督の東陽一
48 石川セリ八月の濡れた砂』 この映画100回は見てるはず。
49 サザンオールスターズ勝手にシンドバッド
50 鳥羽一郎『兄弟船』
51 美輪明宏ヨイトマケの唄』 日本が世界に誇る労働歌でしょ!
52 三沢あけみ『島のブルース』奄美だからね、この島は。
53 春日八郎『お富さん』 歌詞は意味不明でぶっ飛んでいるし、物凄く黒っぽいんだ。
54 三橋美智也『哀愁列車』
55 冠二郎『旅の終りに』 五木寛之が作詞している。
56 中村美津子河内おとこ節
57 田端義夫『十九の春』 琉球のリズムが心地よい。
58 ザ・ルースターズ『ロージー』 
59 キャロル『愛の叫び』ジョニー大倉の才能に一票。
60 矢沢永吉『アイ・ラヴ・ユー、OK』
61 チューリップ『心の旅』
62 赤い鳥『竹田の子守唄』今聴いても泣ける。
63 紙ふうせん『愛と自由を』
64 ハイ・ファイ・セット『スカイレストラン』荒井由美よりコッチ。
65 天地茂『昭和ブルース』 何かをして死にたいけれど、結局、何もできないのが人生なんだよね。
66 オフコース『さよなら』
67 大瀧詠一『さらばシベリア鉄道』 大瀧からは「音頭」を選ぶべきなのだろうし、必ずしも代表作ではないのだろうけれど、当時、大瀧の志を感じたものだ。
68 佐野元春『悲しきRadio』チャック・ベリーにオマージュを捧げている。
69 野坂昭如『黒の舟歌』 長谷川きよしのカバーが良いのは当然。ここは本家を選んだ。
70 加藤登紀子『ひとり寝の子守歌』 振られたときに聴くと辛い曲。
71 伊東ゆかり『小指の想い出』
72 北原ミレイ『ざんげの値打ちもない』 十五で犯っちゃうんですよねぇ。
73 坂本九『ステキなタイミング』坂本はオリジナルよりもカバーの方が好きなんです。
74 鶴田浩二『上海リル』 鶴田のカバーが一番好きなんだよね。
75 三上寛『夢は夜ひらく』サルトルが歌詞に出てくるのは三上版のみ。
76 あがた森魚『赤色エレジー
77 二葉百合子浪花節だよ人生は』 私にとって『岸壁の母』は菊池章子なんですよ。
78 岸洋子『黒い鷲』 ともかくドラマチックなんだ。
79 外道『にっぽん賛歌』暴走族が「文化」になったと思った。
80 西田佐知子『アカシアの雨がやむとき』 六十年安保と言えばコレでしょう。西田の『コーヒールンバ』も忘れられない。
81 水原弘『黒い花びら』歌謡曲が三連譜のロッカバラードと初めて出会った、天才中村八大による曲。作詞は永六輔
82 郷ひろみよろしく哀愁』 青春って言葉がピッタリだ。
83 ザ・テンプターズ『エメラルドの伝説』 ショーケンが格好良かった。
84 和田アキ子『どしゃぶりの雨の中で』 和田の黒っぽさにはいつも圧倒される。
85 松平晃『サーカスの唄』 この曲を初めて聴いたときフェリーニに聴かせたいと思った。古賀政男では一番好きな曲だ。
86 伊藤久男イヨマンテの夜』 作詞は菊田一夫。もともとはラジオドラマ『鐘の鳴る丘』の劇中曲だった。
87 三田明『美しい十代』 三島由紀夫が三田を絶賛している。
88 西郷輝彦『星のフラメンコ』
89 舟木一夫『高校三年生』
90 北島三郎兄弟仁義
91 ヴィレッジ・シンガーズ『バラ色の雲』
92 ザ・ゴールデン・カップス『長い髪の少女』 デイブさんが六本木で「ゴールデンカップ」というお店をやっていた頃、お世話になったなあ。
93 ザ・モップスたどりついたらいつも雨ふり』 『ブラインド・バード』ってのもあるけどね。
94 ザ・ジャガーズ『キサナドーの伝説』 六本木野獣会だぜ。
95 木村拓哉はじめてのチュウ』 キムタクがコンサートで歌うんだけれど。
96 ザ・タイガース『シーサイド・バウンド』
97 ピンク・レディーカルメン'77』
98 木立じゅん『484のブルース』 「苗穂町484番地」ってのは札幌刑務所の住所だった。
99 近藤真彦『愚か者』 井上堯之の代表作だと思う。
100 憂歌団『おそうじオバチャン』