【文徒】2015年(平成27)5月22日(第3巻94号・通巻539号)

Index------------------------------------------------------
1)【記事】小学館第77期(2014年3月〜2015年2月)決算について
2)【本日の一行情報】
3)【深夜の誌人語録】
4)【決算報告】小学館 第77期(平成26年3月〜平成27年2月)
5)【人事】小学館 役員人事

                                                                            • 2015.5.22 Shuppanjin

1【記事】小学館第77期(2014年3月〜2015年2月)決算について

山岸博専務取締役

本日(5月21日)11時から竹橋の講堂におきまして小学館の第77回株主総会が行われました。そこで第77期の決算と役員人事が決まったわけですが、ただ今よりご説明させていただきます。
決算の数字につきましては後ほど経理担当の宮下常務より説明いたしますので、私からは概略を説明いたします。世間では増収減益という言い方をしますが、小学館の第77期は、端的に言ってしまえば、減収減益という形になりました。減収減益という形だとなんかすごく寂しいなという感じはしますが、減収と言いましても、前期とそんなに変わる数字ではなく、マイナス0.1%減収だったということでほとんど前期と変わらない微減収でした。
それから減益に関しては、営業利益段階では、やはり前年と変わらない数字でしたが、単行本の在庫の評価損ですとか、あるいは不動産の解体費用ですとかが今回計上されて、多少、当期利益は前年に比べて下がりましたけれど、黒字は確保できたというところでございます。私たちの印象としてはほとんど前年と同じくらいの規模、形だったかなという印象です。
今期のトピックスにつきましては、私の方からは3点挙げさせていただきます。
まず一番は、4月1日の消費税増税の影響がありました。一昨年の1、2月くらいにコミックスから映像化の企画がいくつか出ておりまして、それによって増刷をしていっぱい撒いてたくさん売ろうと頑張っておりました。ところが、4月1日の増税以降、動きが割とピタッという形で止まりまして、その後もコミックスへの影響が大きかったんですが、それ以外にも小説などの単行本も動きが鈍かった一年だったかなと思います。どのくらいの影響があったか、数字的なものは言い表せませんが、全体のイメージとしてはそういった傾向があって、今でもちょっと続いているかなという感じも受けております。
二つ目は、「妖怪ウォッチ」の大ヒットです。『コロコロコミック』から発信されましたが、おかげさまで大ヒットになりまして、特に攻略本が100万部を超えるとか、あるいはムックが60〜70万部売れるとか、非常に効果が大きかったなと思います。それ以外に、『小学一年生』に「妖怪ウォッチ」が出てくることによって『小学一年生』も売れたということもありました。
多方面にわたって影響力が大きく、販売効果を生んでくれたと思っています。今は、一時に比べると、ブームも沈静化していると思いますが、やはり私どもが、「ドラえもん」とか「ポケモン」とか「名探偵コナン」とか、子供たちのために作ったキャラクターが上手に継承されています。第4のキャラクターとして、今後も大事に育てていきたいという気持ちでおります。
三つ目としましては、デジタルの進化というか、デジタル事業の数字が凄く上がったということです。ほとんどがコミックの部分によりますが、課金コンテンツで計算しましても前年比163.8%の伸びというように、今のところ急速な伸びを見せております。たぶん私どもだけでなく、業界全体がそのような伸びを見せていると思いますが、おかげさまで我々も伸ばしております。ただしリアルな物の落ち込み部分を補填するまでには、未だ至っておりませんが、それでもこのような急速な伸びですので、これを今後もすくすくと伸ばしていきたいと思っております。
雑誌をデジタル化する、あるいは小説をデジタル化するといったことに関しても、ゆっくりではありますが、伸びている気配があります。それからブログメディアといって、デジタルから発した雑誌というのがいくつかありますが、広告を中心に良い伸びをしておりまして、これも将来期待が持てると思っております。どんな展開をしていくかわかりませんが、今後もデジタルに関しては、社内で強くバックアップしていこうと思っております。
トピックスに関しては以上の三つですが、来年の9月に小学館の新ビルが完成しまして、10ないし11月になると思いますが、竹橋から新ビルに引っ越しすることになります。新しいビルに移るのは非常にいいタイミングでもありますので、今までの垢を落として新しい小学館をつくっていくという意識で、今年はその準備をする1年間だと考えています。あちこち見直してみたり、新しい企画を試してみたり、アグレッシブに1年間を過ごしたいと思っておりますので、ご支援のほどよろしくお願いいたします。
それでは人事に関して説明いたします。
昇格に関しましては、佐藤隆哉役員が今までマーケティングの担当でしたが、常務に昇格です。それから都築伸一郎役員が退任をいたしまして、小学館集英社プロダクションの社長に就任いたします。明日(5月22日)小集プロの株主総会がありますので、正式には明日決定ということになりますが、ひと足先にお知らせいたします。
取締役に新任となったのは久保雅一。今まで都築伸一郎役員が担当していた国際メディア事業を担当することになります。監査役では、田辺茂男が任期満了で退任し、新しい監査役として社長室の顧問をしておりました原本茂が選任されました。
後は社長室顧問でした早川三雄が今回退任いたします。
それぞれの担務を説明いたします。
社長室は今まで片寄聰常務が一人でこなしておりましたが、会社の運営に関してはもう少し円滑にするために小室登志和役員が社長室も担当することになりました。片寄・小室コンビで、社長室、総務局、編集総務局を担当いたします。
昇進いたしました佐藤隆哉常務には、新しくデジタル事業局の常務として見ていただきます。したがって佐藤常務はデジタル事業局、マーケティング局、二つの局の常務となります。今までデジタル局の役員をしておりました大西豊が今回マーケティング局の役員も兼務することになりました。したがいましてデジタル事業局とマーケティング局は、佐藤隆哉・大西豊コンビでやっていくことになります。
今までマーケティング局はリアルな本に対する宣伝、販売をしておりまして、デジタル事業局はデジタルでマンガを配信するとか、デジタル環境を整える仕事をしておりましたが、今の時代になりますとデジタルとマーケティングは近いところで仕事をしていかないとならなくなります。
デジタルのマンガのタイトルでこのくらい売れて、マーケティングのリアルの部分でこのくらい売れて、というようなものをしっかり把握しながら市場に対応していかないとならない。そういう時代に来ております。この二人でデジタルとマーケティングの融合というか、そういった仕事をやっていくことになります。
コミック局に関しては、今まで第二コミック局、第三コミック局に関しては、常務の横田が兼務しておりましたが、今回、丸澤茂が第一コミック局から第四コミック局まで4局の取締役を兼務いたします。したがってここもコミック局全局を横田常務・丸澤役員のコンビという体制でやっていくことになります。
最後に国際メディア事業局。今まで都築役員が担当しておりました取締役のところを久保雅一が担当いたします。久保は小集プロの役員も兼務しておりますので、都築伸一郎と久保雅一のコンビで小集プロと小学館のパイプもさらに太くなって、良い仕事ができるのではないかと期待しております。

宮下雅之常務

決算報告をさせていただきます。単位百万円で百万円以下は切り捨てております。総売上が1024億9100万円で、前年と比べまして5800万円の減収になりました。前年比99.9%で0.1%減ですが、実際は0.06%減で、パーセンテージで見ればほんとに小さな数字になりました。
内訳の中で出版の売上は726億600万円で、前年と比較しますと28億4900万円の減収になっております。その内訳を申し上げますと、雑誌は久方ぶりに前年を上回りまして、336億2000万円でプラス4億4600万円です。その内訳につきましてかいつまんで申し上げますと、「妖怪ウォッチ」を掲載しました「コロコロ」グループ、即ち本誌、増刊、「コロコロイチバン!」、それから関連する「妖怪ウォッチ」の増刊関係が非常に好調であり、大きな売上増につながっております。
コミックスが227億100万円ということで、前年の数字を大きく下回りまして41億7900万円の減収になっております。コミックスは非常に収益性の高い出版物でありますので、この辺の数字が伸びなかったことが全体の収益性にとって見れば大きくマイナスに作用した原因になっております。
書籍のほうは、131億3900万円ということで、こちらは前年に比べて3億7000万円のプラスです。「妖怪ウォッチ」関連の児童図書、ゲーム攻略本、直木賞受賞した「サラバ!」の上下巻などが引っ張りました。
続きましてパッケージソフト、こちらの方も増収になっておりまして、31億4600万円は前年と比べて5億1400万円のプラスです。通常のアニメ関連もさることながら、『スタンド・バイ・ミー』の売上が大きく寄与しております。
あと広告収入は、127億6100万円ということで、わずかではありますが4400万円の増収になっております。通常の雑誌の広告は、厳しいものがありましたが、所謂ブログメディア広告、ネットを使った広告が大きく伸ばしまして、これが下支えをしたという形になっております。
版権収入ですが、これはデジタル関連を含めた売上になっておりますが、171億2400万円で、前年に比べてプラス27億4600万円と大きく伸ばしております。デジタルのほうは主にコミックス関連が柱になっております。
経常利益は6億3700万円で、前年比マイナス9900万円。最終当期利益は1億8700万円で前期に比べてマイナス2億7600万円という数字になっております。

佐藤隆哉常務

宮下常務の報告を若干捕捉いたします。77期の出版売上は、726億600万円で前期比96.2%でした。その中で雑誌は336億2000万円、前年比101.3%とわずかではありますが18年振りに前年を上回ることができました。「妖怪ウォッチ」の追い風を受けた(1年でした)。幼児誌や「コロコロコミック」など「妖怪ウォッチ」に関連した定期誌、増刊などは大きく売り上げを伸ばしました。
一方で発行回数の多い週刊誌が苦戦した結果、雑誌全体の部数前年比は96.4%、部数売上率も66.7%で前年からは0.2%ダウンしました。
雑誌のジャンル別でいいますと、月刊誌は部数で112.7%、金額で110.8%、売上率も73.3%と前年より3.8%改善しました。しかしながら週刊誌は部数で86.1%、金額で86.6%、売上率も61.4%と前年より2.5%ダウンいたしました。増刊類は、部数で108.6%、金額で108.8%と伸ばしましたが、売上率は68.1%で前年並みです。
売上金額前年プラス誌は、全部で12誌あります。
雑誌はなんといいましても小学館の屋台骨です。また業界の売上や流通を担う根幹でもあります。その中で単年とはいえ前年比を捉えたのは素直に喜びたいと思いますが、内容は決して褒められるものではありません。週刊誌、月2回刊誌の部数減が続いておりますし、いくつかの競合誌の中で苦戦を強いられている雑誌もあるからです。しかし、中には圧倒的な地位の雑誌もあります。復調の兆しのある雑誌もたくさんあります。他社も厳しい状況の中で、読者に支持される雑誌作りに邁進しているのですから、小学館も一喜一憂せず、着実に読者を獲得できる雑誌作りを進めていき、書店店頭に読者を呼び込みたいと思います。
次にコミックスですが、前期まで3年連続で売上前期比を更新しておりました。残念ながら今期は、227億と売上を落としました。映像化作品の売上がもう一つ伸びなかったことが響きました。金額前年比84.5%という厳しさです。編集も営業もこの数字を重く受け止め、新年度に向けて『少年サンデー』の新連載構成や、『スピリッツ』のCVSキャンペーン、大型映像化の仕組みなどで数字を積み上げるべく立ち向かっております。
しかしながら、コミックスは今期になって数字が大きく変わるということは確約できません。作品の切り替え時期もありますし、新連載の数々が必ずヒットするわけでもありませんから、売上の復活にはある程度の時間はかかると覚悟しております。また、焦って作品のクオリティを落としたりすることなく、作家と編集がじっくりタッグを組んだ作品作りを繰り返しておりますから、むしろ復活を楽しみにしていただきたいと思っております。厳しいコミックスの状況ですが、過去作品や映像化などでバン!と数字が変わることがありますので、その辺のところもコミックスの面白いところであります。
紙のコミックスは苦戦を強いられましたが、デジタルのほうは非常に伸びております。コミックの課金の前年比は171.3%と大きく伸びております。他社も同じ傾向にありますが、ガラケーからスマホへ、ユーザーが移行した流れを確実につかんだこと、そして試し読みや1巻から3巻の無料キャンペーンなどの施策も功を奏した結果だと思います。
ユーザーを分析してみますと、女性のライトユーザーが新しい作品の掘り起こしに寄与したこと、コミックスを読まない20代、30代の男性ユーザーも映像化などをフックにして課金のコンテンツを求めてくれたこと、それも大人買いをするという傾向が見られたと分析しております。
来期はさらに紙とデジタルの融合したマーケティング戦略を展開しながら、コミックスの潜在読者であるデジタルユーザーを掘り起こして、コミックス全体の売り上げを確保していきたいと思っております。
次に書籍ですが、131億3900万円、前年比102.9%と健闘しました。その多くは「妖怪ウォッチ」のブームが低年齢化することで児童書の売上に貢献したことです。「妖怪ウォッチ」のゲーム攻略本も、ムック扱いですが、100万部を超える売上になりました。
書籍の売上を牽引するのは、小学館の場合、児童書がかなり大きなウエイトを占めていますが、その中でも『図鑑NEO』のDVD付き新刊、これも「図鑑戦争」の中でトップブランドを維持しました。また、キッズペディアシリーズの新刊『科学館』やプレNEO図鑑の新刊『にっぽんの図鑑』など、好調な図鑑百科が児童書の売上を支えました。
さらに1998年発行の『少年少女学習まんが 日本の歴史』全23巻が、大学受験に役立つということで紹介されたり、映画にもなったりして、年間の累計発行部数が54万8000部、売上前年比255.4%と児童書売上アップの後押しをしました。
一方で文庫・新書は、映像化のヒット作に恵まれず、また一般書も1月の直木賞受賞の『サラバ!』は上下巻合わせて30万部という追い風はありましたが、全体としては前年をとらえることはできませんでした。書籍は児童書の好調を維持しながら、文庫・新書と一般書の売上増が課題だと思っております。
パッケージソフトは売上31億4600万円。これは3Dソフトの「ドラかず」や「ドラちえ」----任天堂さんが発売していますが----そのソフトが定番化して売上に寄与しました。いちばん大きかったのは映像ソフトですが、『STAND BY ME ドラえもん』3Dのレンタルセルや『ルパン三世VS名探偵コナン』も大きな売り上げに貢献しました。映画の興行収入が良かったのですが、その後のブルーレイなどの映像化ソフトをユーザーが、私たちの予想以上に購入してくれました。前年比で119.5%の伸びになっています。
というわけで出版売上はいろいろと課題はありますが、そして現状もさらに厳しい状況が続くことは覚悟していますが、一つひとつ、あれやこれやと欲張らずに、一歩ずつ問題を解決していき、出版とデジタルを合わせた全体の売上、利益の最大化を目指していきたいと思っています。

                                                                                                                        • -

2)【本日の一行情報】

オリコンによる「顧客満足度の高い転職サイトランキング」。総合で1位は「リクナビNEXT」、2位「マイナビ転職」、3位「エン転職」。女性部門は1位「とらばーゆ」。
http://www.47news.jp/topics/entertainment/oricon/economy_trend/172576.html

講談社は、今秋、雑誌・書籍・コミックから発売される「三国志」関連の新刊本や既刊本のラインナップを基に、「三国志」フェアを全国書店店頭等で展開する。コーエーテクモゲームスが12月に発売する歴史シミュレーションゲーム最新作「三國志13」とのコラボ企画も進行中。
http://ent.kodansha.co.jp/3594
角川春樹事務所、文藝春秋集英社潮出版社にも呼びかければ良いのではないか。凄いスケールのフェアが可能になる。角川春樹事務所には北方謙三版があり、文藝春秋には宮城谷昌光版があり、集英社には柴田錬三郎の「英雄 三国志」があり、潮出版社には横山光輝版マンガ「三国志」がある。
日本人は三国志が好きなんだよなあ。そうそう吉川英治版「三国志」は、講談社だけではなく、新潮文庫にもなっている。文芸社も「それからの三国志」をヒットさせているものなあ。

◎文京区湯島の中山書房仏書林は仏教専門書の書店だ。毎日新聞は次のように書いている。
「仏教書を求める人はさまざま。僧侶や寺院関係者はもちろんのこと、定年後の生き方を模索する年齢の高い男性、身近な人の死をきっかけに経に関心をもった人などが訪れている」
http://mainichi.jp/journalism/listening/news/20150520org00m040005000c.html

桐原書店は5月17日、同社の「フォレスト」「ネクステージ」や、単語集「データベース」シリーズなど、英語、国語、小論文に関する13種類の教材を搭載した無料の学習アプリ「きりはらの森」iOS版を配信開始した。
http://www.kirihara.co.jp/news/20150519_004272.html
http://kiriharanomori.jp/

KDDIコロプラが作成・販売する位置情報ビッグデータレポートに、電通マーケティング知見を加えることで、人々のリアルな動きを分析する新しいマーケティングサービス「miraichi」(ミライチ)の提供が始まった。
http://www.dentsu.co.jp/news/release/2015/0520-004054.html

◎「SHUKYU Magazine」ってネーミングに好感が持てる。
「SHUKYU Magazineは、既存のスポーツメディアのあり方を見つめ直し、未来に向けた挑戦を始めます。 日々溢れている情報の中から、自分たちの主観に基づき編集していくことで、新しい物語を作っていきます」
http://shukyumagazine.com/
原宿VACANTの創立メンバー大神崇が編集長で、クリエイティブディレクターはベルリン在住のwebディレクター伊藤耕平だそうだ。
http://www.fashionsnap.com/news/2015-05-19/shukyu-magazine/

◎「小学館集英社杯第40回記念小学生将棋名人戦」決勝大会が5月23日(土)午後2時〜3時59分にNHK「Eテレ」で放映される。
http://www.shogi.or.jp/topics/news/2015/05/40_13.html

◎LINEの社長を退任した森川亮が立ち上げた動画ファッション投稿サイト「C CHANNEL」は、ロケットベンチャーが運営する女子向けキュレーションメディア「4meee!」と提携することになった。
http://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000013886.html

◎ファッション誌「Lucky」を去った元編集長のBrandon Holleyは、ユーザーに直接コーディネートのアドバイスを行う対話形式のアプリ「everywear」をリリースした。これは日本の女性ファッション誌も真似をしたほうが良いだろう。
http://www.fashionsnap.com/news/2015-05-19/everywear-app/

◎「花とゆめ」「別冊花とゆめ」「LaLa」「メロディ」の四誌合同による「第3回白泉社少女まんが新人大賞」の作品募集がスタートした。大賞300万円は一人だが、150万円の金賞、50万円の銀賞、20万円の銅賞は人数無制限である。最上位入賞を果たすと、1年以内の連載と単行本化が確約される。更に大賞、金賞に輝いた作品は、WEBラジオ番組「花とゆめ 男子会!? らじお」のパーソナリティを務める声優の下野紘島崎信長が生アテレコしてくれるという「特典」もある。
http://www.haku-shojomanga.com/

◎「城」は相変わらず人気だ。学研パブリッシングの「日本100名城公式ガイドブック スタンプ帳つき」(B5判)と「日本100名城に行こう 公式スタンプ帳つき」(A5判)が合わせて累計20万部を達成した。
http://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000477.000002535.html

◎映画「寄生獣 完結編」が公開23日間で観客動員数100万人を突破した。
http://mantan-web.jp/2015/05/20/20150520dog00m200022000c.html

◎「ビッグコミック スペリオール」12号は、コンビニ限定で、松本零士特製ICステッカーが付録だ。松本のメカ画集「零次元機械紀行」(6月26日発売予定)の刊行を記念してのことである。
http://sol-comics.shogakukan.co.jp/solc_dtl?isbn=9784091990389

◎尾木「ママ」直樹を激怒させた新聞社系週刊誌は、予想通り「AERA」だった。
http://www.j-cast.com/2015/05/20235701.html

◎ライフスタイル誌「giorni」(ジョルニ)が、5月20日発売の7月号をもって休刊。
http://ebook.itmedia.co.jp/ebook/articles/1505/21/news022.html

◎「Project8」が「HAPPY PLUS」や各女性誌サイトのフロントエンド領域の開発を担う正社員を募集している。そう「Project8」は集英社の関連会社。今年1月に設立したばかりである。モデル年収は「年収390万円/26歳 年収590万円/33歳」。代表取締役小林桂が次のように語っている。
「Project8の特徴は集英社の出版事業が基盤になっていること。商品の選び方、紹介の仕方、コンテンツの作り方など、雑誌ならではの部分はWebでも活きています。ファッションEC分野では競合他社は存在するものの、当社の純粋な競合になる会社はありません。他の出版社に先駆けたこのプロジェクトに参加し、面白いサービスを一緒に作ってくれる人に来て欲しいと考えています」
http://doda.jp/DodaFront/View/JobSearchDetail/j_jid__3000968160/

                                                                                                                        • -

3)【深夜の誌人語録】

誰が何と言おうと、夢は見つづけるものである。

                                                                                                                        • -

4)【決算報告】小学館 第77期(平成26年3月〜平成27年2月)

小学館第77期(平成26年3月〜平成27年2月)決算報告 (単位百万円)
       第77期   第76期   前期比(%)
総売上    102,491  102,550  99.9
〈内訳〉
出版売上   72,606  75,455    96.2
 雑誌    33,620  33,174   101.3
 コミック  22,701  26,880    84.5
 書籍    13,139  12,769   102.9
 Pソフト   3,146   2,632   119.1
広告収入   12,761  12,717   100.3
版権収入等  17,124  14,378   119.1

経常利益   637    736    86.6
当期利益   187    463    40.4

                                                                                                                        • -

5)【人事】小学館 役員人事

代表取締役社長 相賀昌宏
専務取締役   山岸 博(編集・管理・営業統括)

常務取締役   桶田哲男(広告局、女性誌編集局)
常務取締役   片寄 聰(社長室、総務局、編集総務局、関係会社統括)
常務取締役   秋山修一郎(ライフスタイル誌編集局、ポスト・セブン編集局)
常務取締役   黒川和彦(児童・学習編集局、出版局)
常務取締役   横田 清(第一コミック局、第二コミック局、第三コミック局、第四コミック局、国際メディア事業局)
常務取締役   宮下雅之(経理局、制作局)
常務取締役   [昇任]佐藤隆哉(デジタル事業局、マーケティング局)

取締役     東 直子(広告局)
取締役     佐藤 宏(出版局)
取締役     大西 豊(デジタル事業局、マーケティング局)
取締役     藤田基予(女性誌編集局)
取締役     小林健一(経理局)
取締役     海老原高明(ライフスタイル誌編集局、ポスト・セブン編集局)
取締役     相賀信宏(児童・学習編集局、国際メディア事業局)
取締役     小室登志和(社長室、総務局、編集総務局)
取締役     丸澤 滋(第一コミック局、第二コミック局、第三コミック局、第四コミック局)
取締役     [新任]久保雅一(国際メディア事業局)

監査役     大木武
監査役     [新任]原本 茂
監査役     堀内丸恵