【文徒】2016年(平成28)7月4日(第4巻123号・通巻810号)

Index--------------------------------------------------------
1)【記事】雑誌のデジタルシフトという観点から考えてみると
2)【本日の一行情報】
3)【人事】ダイヤモンド社6月25日付役員人事
4)【人事】文化学園文化出版局7月1日付機構改編と人事機構改編
5)【人事】宝島社7月1日付人事
6)【深夜の誌人語録】

                                                                            • 2016.7.4.Shuppanjin

1)【記事】雑誌のデジタルシフトという観点から考えてみると

電通デジタルが、7月1日に設立され、営業を開始した 。電通のデジタルシフトが加速化して来ている。
https://www.dentsudigital.co.jp/release/2016/0701-00001/
電通デジタルの設立は、電通からすればデジタル領域での「遅れ」を本腰を入れて挽回するためのものであろう。電通の成長戦略はデジタル抜きには語れないのである。これは別に電通に限ったことではあるまい。博報堂DYグループにとっても、ADKにとっても、同じことであろう。
こうした変化を踏まえずして、旧来型メディアの未来はないはずである。雑誌業界においても、この期に及んで、紙が主で、デジタルは従などと言ってはいられないはずである。
少なくとも、これまで実用性に依拠して来た雑誌においては尚更だ。これから「実用」を担うのは、紙ではなく、デジタルである。さほど実用性に依拠していなかった欧米のモード誌にしても、デジタルシフトを強力に進めているという情況にあって、紙が主で、デジタルは従だという認識を堅持するのは、雑誌の未来に対する責任放棄であると私には思えてならない。
ハースト婦人画報社は7月1日、デジタルメディア事業に特化した新会社ハースト・デジタル・ジャパンを設立した 。同社が担うのは、ハースト婦人画報社で抱えるデジタルメディアの運営やコンテンツ作成・管理であり、今後は自社開発したCMS(コンテンツ管理システム)といったデジタル技術を他社に提供することまで想定しているようだ。
https://www.wwdjapan.com/business/2016/07/01/00020916.html
ハースト婦人画報社のイヴ・ブゴン代表取締役社長 & CEOは 雑誌も発行するデジタル・パブリッシャーへの転身を図っていることで知られているが、そうしたハースト婦人画報社ですら、デジタルメディア事業に特化した新会社が必要だと判断したことの意味は大きい。旧来の出版社の枠組では、デジタル・パブリッシャーに転身を遂げられないと考えたに違いないのである。
CNET Japan」は林智彦による「電子雑誌元年がやってきた―電子『部数』が紙を上回る雑誌も」は、次のように書いている。
「『読み放題』のビジネスモデルは、以下のようになっています。毎月の入金額のうち、一定額をプラットフォーム提供者(dマガジンの場合は、NTTドコモ。料率は45%のようです)が取り、残りをコンテンツ提供側(出版社)で分け合います。
収益を分け合う基準は、公開されていませんが、関係者の証言によると、UU(ユニークユーザー)やPV(ページビュー)を基準に、多少の調整を加えたものが物差しになるようです。たとえば、ある月の、あるコンテンツのUU等が、1万であったとすると、そこに前述のような調整を加えて分配率を算出、全体の収益額からプラットフォームの取り分を取り去った後に残ったお金を、その分配率に従って出版社に分配する……というスキームです 」
「日本のデジタルコンテンツ販売の世界では、通信キャリアは圧倒的な力を持っています。ガラケー時代にはキャリアの『公式サイト』という、世界でも稀なプラットフォームを構築して大きなビジネスとなっていました。
スマートフォンの急速な普及で、一時、このビジネスモデルは崩壊の危機に瀕しているとも言われましたが、三大キャリアのすべてがiPhoneを販売し始め、それに合わせる形で課金認証システムをスマートフォンに最適化させたことで、再びキャリアの課金基盤の強みが発揮されています。dマガジンの成功は、その一つの例というわけです」
http://japan.cnet.com/sp/t_hayashi/35085063/
林の指摘する通りだと思う。ただし、「dマガジン」は、雑誌のデジタルシフトからすれば「反動」であろう。「dマガジン」は紙の雑誌のビジネスの延長でしかない。
集英社は 6 月 30 日、10 代の女性層をターゲットにした雑誌「Seventeen」のトレンド情報配信アプリ「ST channel」をリリース した。
http://juggly.cn/archives/193293.html
http://hpplus.jp/st/special/stchannel_event1607/
これは私の主張するデジタルシフトに合致した企画である。「ST channel」は動画も取り入れている。私からすれば雑誌のデジタルシフトにおいて動画配信は避けては通れない課題である。
3ミニッツ が配信するファッション動画メディア「MINE」(マイン)が月間1億再生 。「MINE」は、自社メディアに加えてFacebookTwitterInstagramYouTubeなどのSNSを中心にオリジナル動画を配信する分散型のファッション動画メディア である。
http://www.jiji.com/jc/article?k=000000042.000011770&g=prt
http://www.3minute-inc.com/
こんな程度の動画でも月間1億再生を突破できるのである。
http://www.mine-3m.com/mine/news
女性ファッション誌のガラパゴス編集者は何を怖れているのだろう?私には理解不能だ。デジタルシフトにおいて動画を駆使できるということに創造力を刺激されるのが普通ではないのか。

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2)【記事】本日の一行情報

◎中村知春主将が電通東日本で、竹内亜弥が新潮社。リオ五輪の女子7人制ラグビーの代表の話。ちなみに冨田真紀子はフジテレビ、谷口令子は凸版印刷である。
http://news.goo.ne.jp/article/sanspo/sports/osports/sanspo-jap1606300005.html
中村選手については、このサイトを読んでおこう。
http://www.re-style.env.go.jp/bknbr/rst/86_01.html
竹内選手については、このサイトを読んでおこう。
http://www.sankei.com/west/news/151130/wst1511300024-n1.html
富田選手については、このサイトを読んでおこう。
http://www.sankei.com/sports/news/151125/spo1511250008-n1.html
谷口選手は凸版印刷の「スポーツ専従社員」である。
http://www.toppan.co.jp/news/2014/10/newsrelease20141007_1.html

◎フリーマガジン「Pen PARIS」の第2号が刊行された。パリのマレ地区には「Pen」のポップアップストアも誕生。
http://top.tsite.jp/news/lifetrend/o/29502821/?sc_int=tcore_news_recent

東海ラジオが19年間放送している人気番組「宮地佑紀生の聞いてみや〜ち」の生放送中の6月27日午後2時55分ごろにパーソナリティをつとめる宮地佑紀生(本名・由紀男)が共演者の神野三枝をマイクで殴り逮捕された。東海ラジオは29日、同番組を打ち切った。
http://mainichi.jp/articles/20160630/k00/00e/040/186000c
東海ラジオは「出演タレントの逮捕について」を発表した。
「愛知県警千種警察署からタレント宮地佑紀生が、傷害容疑で逮捕された旨、発表がございました。
弊社の番組に出演しているタレントがこのような事件を起こし、逮捕されたことにつきまして極めて遺憾で残念に存じます。
事件の経緯につきましては、現在調査中でございます。
尚、同タレントが出演してきた番組につきましては、本日から放送を打ち切ることを決定致しました。
リスナー及び関係者の皆様に多大なるご迷惑をお掛けし、深くお詫び申し上げます」
http://www.tokairadio.co.jp/
こんなサイトを発見。宮地が激怒した理由がおぼろげながらも見えて来る。
http://hot-fashion.click/2016/06/30/post-7733/
http://sokunew.net/2051.html

楽天は、運営するオンライン書店楽天ブックス」において、9月28日(水)から、書籍やCD・DVDなどの取扱商品について、電話やFAX、はがきによる注文受付サービスを開始する。
これは2015年4月に子会社となったオンライン書店ブックサービスが展開する事業のうち、デジタル事業(書籍ネット販売)とアナログ事業(電話などでの書籍の注文受付)を同日から「楽天ブックス」に統合し、ブックサービスが行っている書籍や雑誌、コミックなどの注文受付や配送、決済を「楽天ブックス」が行うことに伴うものである。
http://corp.rakuten.co.jp/news/press/2016/0630_01.html
楽天は時代に逆行するサービスに踏み切った。

凸版印刷は、モリサワに、中太ゴシックの「凸版文久ゴシックDB」と、見出し用ゴシックの「凸版文久見出しゴシックEB」の2書体を新たにライセンス提供する。これにより「凸版文久体」ファミリー全5書体が、9月よりモリサワから販売開始されることになった。
http://www.toppan.co.jp/news/2016/06/newsrelease160630_1.html

大日本印刷は、「秀英角ゴシック金M」「秀英角ゴシック銀M」「秀英アンチック」「秀英四号かな」「秀英四号太かな」の計5書体を、モリサワにライセンス提供することになった。モリサワは、2009年から大日本印刷のライセンスに基づいて秀英体フォントの16書体を発売しており、今回、その第6弾として5書体を追加し計21書体となる。
http://www.dnp.co.jp/news/10124622_2482.html
http://www.morisawa.co.jp/about/news/3218

◎「やる気あり美 さまざまなゲイの、色々」は「世の中とLGBTのグッとくる接点をもっと」をテーマに、それぞれ違う5人のゲイの、感性・理性を披歴するサイトだ。井上涼もメンバーのひとりである。
http://yaruki-arimi.com/
井上涼は映像作家。作品に合わせた音楽はみずから作詞・作曲・歌唱まで手がけ、独自の世界を繰り広げている 。
https://www.youtube.com/watch?v=FI452L8bpkw
びじゅチューン!」は、世界の有名美術作品を井上のうたとアニ メーションで紹介するNHK Eテレの人気番組である。
http://www.nhk.or.jp/bijutune/#
これを小学館がDVDブック化。第一巻が好評であったため、現在、「びじゅチューン!DVD BOOK 2」が発売されている。DVD76分に、解説本が80頁という内容だ。
http://www.tvlife.jp/2016/04/20/61061
小学館は「びじゅチューン!DVD BOOK 2」の特別キャンペーンとして、ユーザーの「縄文土器先生」ダンス動画を募集 している。これを井上涼の監修で1本のプロモーションビデオに編集して発表 するそうだ。
http://family.shogakukan.co.jp/bd2/

◎「火花」の電子書籍版のDL数は16万。紙と電子と合せた全読者 の6%にあたる。文藝春秋吉永龍太 部長にブックビヨンドの廣瀬有二 取締役がインタビューしている。
「ご存知の通り、AmazonAppleの販売データから属性は取れないのだけれど、いろいろなリサーチを総合すると、意外と年配層が電子を多く買っているということがわかりました。又吉さんだから、若い人が買って新しい文芸ファンを開拓できた、という美しいストーリーを書きたかったけど、電子書籍では、実際、そういうものではなかったようです 」
http://news.ameba.jp/20160701-981/

◎オールアバウトの子会社で、デジタルコンテンツに特化したダウンロード販売専門のマーケットプレイス「DLmarket」は、「コミック・マンガ」カテゴリーを新設し、第一弾として、講談社のコミック作品約16,000冊の販売を開始した。
http://prw.kyodonews.jp/opn/release/201606302069/
http://www.dlmarket.jp/user_data/koudansha_summer2016.php

講談社は電子書店72店で展開する 電子書籍/電子コミックキャンペーン「夏☆電書2016 」を今年もスタートさせた。
http://natsuden.kodansha.co.jp/

◎U-NEXTは、CCC AIR と共同で、「TSUTAYA movie powered by U-NEXT」を、 今冬以降より提供することになった。「TSUTAYA movie powered by U-NEXT」は、U-NEXT が提供する、国内最大級の映像配信サービス U-NEXTを、CCCグループでデジタル系物販事業およびオンデマンド事業を展開する CCC AIR が、販売代行を行う新たな映像配信サービス である。CCCグループが展開する TSUTAYA 店舗の運営力を生かして、店頭での VOD 利用を促進 するということだ。
https://www.atpress.ne.jp/releases/106286/att_106286_1.pdf

◎宮崎県延岡市は、延岡駅周辺における交通結節機能の向上を図るとともに、中心市街地の賑わいを創出する ため、複合施設の開館を 2018 年 3 月に予定しているが、カルチュア・コンビニエンス・クラブを、その複合施設の指定管理者とした。
http://www.ccc.co.jp/news/pdf/20160701_nobeoka.pdf

タカラトミーは、小学館の少女マンガ誌「ちゃお」連載で、原作コミックスをはじめとしたシリーズ本が累計280万部を突破し、4月よりテレビアニメを放送している「12歳。」の玩具を中心とした展開を7月から開始した。
http://prw.kyodonews.jp/opn/release/201606292052/

◎ハーパーコリンズ・ジャパンの立山昭彦・代表取締役、鈴木幸辰・取締役副社長は、ともにデアゴスティーニ・ジャパン出身だという。
http://news.mynavi.jp/articles/2016/07/01/harpercollins/

主婦の友社は、独自メソッドで自らのバストをBカップからFカップへと育てた美乳研究家のMACO監修のもと、開発した夜用ブラジャーを特別付録にした「寝ながら美乳 つけナイトブラプレミアム」を発売 した。
http://shufunotomo.hondana.jp/news/n15600.html

◎「週刊少年マガジン」「別冊少年マガジン」のマンガが無料で読める公式マンガアプリ「マガジンポケット」は、7月1日(金)から「RAVE」(真島ヒロ)の全35巻296話 無料読破キャンペーンを開催した。7月1日には一気に1〜5巻分を無料公開し、7月2日に以降は一日1巻ずつの公開となる。1〜3巻分の話は期間中、いつでも無料で公開し、4巻以降は無料公開日から3日間が無料公開となる。無料公開されていない話も期間中は半額の40ポイントで閲覧することができる。
http://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001033.000001719.html

◎フジテレビとグリーは、VR(仮想現実)領域におけるサービスおよび事業開発で業務提携し、コンテンツ制作・配信・プラットフォーム構築など、VR(ヴァーチャルリアリティ)に関する創出プロジェクト「F×G VR WORKS」を始動させているが、VR体験記者発表会を6月30日(木)に開催した。
http://corp.gree.net/jp/ja/news/press/2016/0630-02.html
http://www.fujitv.co.jp/company/news/160510.html

◎日本初のスマホ向け放送局「NOTTV」が、6月30日正午にサービスを終えた。「ITmediaビジネス」は次のように書いている。
「…専用チューナーを組み込む必要があるので対応端末が限られる、難視聴地域がある、料金に割高感がある――といった点がネックになり、特にシェアの大きいiPhoneユーザーを取り込めなかったことが痛手で、会員は伸び悩んだ。15年末までに会員登録者数600万人を目指していたが、その4分の1の約150万人にとどまった」
http://www.itmedia.co.jp/business/articles/1606/30/news153.html

楽天は、インターネットラジオ配信プラットフォーム「Rakuten.FM」の提供を7月1日より開始した。
これに合わせ、TOKYO FMグループ企業などとの協業によるフラッグシップのステーション「Crimson FM」(クリムゾンエフエム)の放送をデジタル放送「i-dio」内で開始すると同時に「Rakuten.FM」内での運用も開始した。
http://corp.rakuten.co.jp/news/press/2016/0701_04.html

朝日新聞によれば「中日新聞社(本社・名古屋市中区)が名古屋国税局の税務調査を受け、2015年3月期までの3年間で約2300万円の所得隠しを指摘されたことがわかった」そうだ。
http://www.asahi.com/articles/ASJ6Z5GG6J6ZOLZU004.html

日経BPコンサルティングが「Webブランド調査2016-春夏」 によれば、トップは「Yahoo! JAPAN」 、2位 「Amazon.co.jp」 、3位 「楽天市場 」、4位「グーグル」、5位「価格.com」、6位「YouTube」という結果になった。ネット専業企業を除いた一般企業編ではサントリーがトップ。
http://consult.nikkeibp.co.jp/news/2016/0630wb/
Yahoo! JAPAN」がトップなのが私には信じられない。私は「Yahoo! JAPAN」のお世話になることは殆んどない。「Yahoo! JAPAN」って古臭い感じがするのよ。しかし、世の中には未だに「Yahoo! 」で検索するというユーザーが多いのだろうな。オレはグーグル派だし、フェイスブック派である。仕事でも、プライベートでも「Yahoo! 」のお世話になることは殆んどない。

◎ビデオリサーチインタラクティブ の2015年度(2015年4月〜2016年3月)の動画広告出稿状況によれば、 関東地区テレビCMを出稿したのは計1,922社であり、そのうち約1/3の広告主が動画広告に出稿している。これをテレビCM出稿量上位1,000社に絞ると半数になり、さらに上位100社に絞ると87%までが動画広告にも出稿している。
http://www.videoi.co.jp/release/20160629.html

◎横須賀名物「スカジャン」がブームだ。光文社「女性自身」によると、講談社の女性ファッション誌「ViVi」が、2〜6月号にかけてスカジャンを「流行のアイテム」として紹介していたそうだ。
http://jisin.jp/serial/other/kanaloco/24516

イーブックイニシアティブジャパンは、レオパレス21が提供する専用のブロードバンドサービス「LEONET」(レオネット)の電子書籍サービスをリニューアルし、「eBookJapan for LEONET」として、2016年7月1日より提供を開始した。「eBookJapan for LEONET」は、レオパレス21の管理物件の入居者向けに提供する専用のブロードバンドサービス「LEONET」会員専用の電子書籍サービスである。
http://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000546.000001485.html

クックパッドは、「クックパッド特売情報」の事業を会社分割により継承する新会社として、100%出資子会社であるトクバイを設立した 。
http://shopping-tribe.com/news/31042/

サイバーエージェントのアドテクノロジー分野におけるサービスの開発を行うアドテクスタジオは、人工知能を活用したチャットボット事業を行う連結子会社としてAIメッセンジャーを7月1日に設立し、人工知能を活用したチャットプラットフォーム「AI Messenger」(エーアイメッセンジャー)の提供を開始した。「AI Messenger」はユーザーが入力した自然文から条件を自動で抽出し、FAQデータベースリストから該当する回答を自動応答することができるという。
https://www.cyberagent.co.jp/newsinfo/press/detail/id=12217
記事のボット化も間違いなく進むだろう。

サイバーエージェントスマートフォンアドプラットフォーム「AMoAd」と小学館の漫画アプリ「マンガワン」が提携を開始し、マンガ作家が作品キャラクターを活用した広告クリエイティブを作成、配信する 「マンガワンスポンサー広告」の提供を開始したそうだ。
https://adtech.cyberagent.io/pr/?p=2606
大手出版社におけるマンガ部門のデジタルシフトは加速する一方だが、同じ会社でありながら、女性誌のデジタルシフトの遅れが目立つ。マンガよりもデジタルシフトに迫られているのは、女性ファッション誌なのだけれども。

◎アマゾンはアマゾン多治見フルフィルメントセンター(多治見FC)内で、地元野菜を提供する「アマゾン多治見FC青空マーケット」を開始 した。青空マーケットは春、夏、秋と季節ごとに実施し、仕事帰りの従業員のために夕方の時間帯に販売を予定している。
http://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000582.000004612.html

世界文化社は「家庭画報」の創刊700号記念として、JR九州の豪華列車クルーズトレイン「ななつ星in九州」の特別ツアーを、10月17日(月)〜23日(日)の日程で開催する。1室2名利用で一番安くとも150万円。
http://www.kateigaho.com/travel/special/20160627_1882_1.html

講談社の少女マンガ誌「なかよし」7月号が、6月3日 の発売から約1週間で完売していた そうだ。マンガ「カードキャプター(CC)さくら」の新連載「クリアカード編」 と付録の「ステショセット」 の相乗効果によるものと思われる。
http://mantan-web.jp/2016/07/02/20160701dog00m200032000c.html

◎人気漫画「銀魂」(集英社)の実写化が、1日に正式発表された。結局、この件は結局ガセではなかったということだが、「サイゾーウーマン」は「小栗旬主演『銀魂』実写映画にファン悲鳴! 『集英社はウソつき』の怒号上がるワケ」なる記事を書いている。
http://animeanime.jp/article/2016/07/01/29259.html
http://www.cyzowoman.com/2016/07/post_20730.html

◎マンガ「DEATH NOTE」(集英社)を原作としたNetflixオリジナル映画が、海外で製作されることになった。
http://natalie.mu/comic/news/192881

双葉社のコミックス「私の少年」が化けるかもしれない。
http://getnews.jp/archives/1484828

◎全都議の2割以上に相当する28人を出張費1億円をかけてリオに派遣しようとしていた 件をスクープしたのは日刊スポーツであったと「現代ビジネス」で牧野洋が指摘している。
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/49051

◎オプティムは、業務提携を 行っている主婦の友社と雑誌読み放題サービス「タブホ」について連携を強化し、主婦の友社の女性向け雑誌 9 誌を新たに追加した。
http://www.optim.co.jp/wp-content/uploads/2016/06/20160701_unlimited_tab.pdf

◎「MADURO 」の編集長に九島辰也 が就任した。
http://www.tatsuyakushima.com/profile.html

◎「VICE Media Japan」 の社長はオルタナティブ・ロックバンド「54-71」のボーカルである佐藤Bingo慎吾 、ベースである川口賢太郎が編集長 をつとめている。「KAI‐YOU」のインタビューを読んでいて、この二人、格好良いと思った。
佐藤の次のような発言が印象に残った。
「これはちょっと肉の薄い言い方をしますけれども、VICEの考え方として『コンテンツ』というものがあると。それがどこででも生きていれば良くて、紙であろうがイベントであろうが、携帯であろうがどこでも良い。マルチプラットフォームみたいな考え方があるんですよね。グローバルの方針として、雑誌やネットもフラットに考えています。だからこそYouTubeやAbemaTVといろいろやっているのですが」
「VICEが海外版も含めて他メディアと違うのは、いわゆるエージェンシー業務とメディア業務を分けて運営しているところです。例えば派手にドンパチやっているところをニュースとして配信してもスポンサーは付きにくいので、エージェンシー業務の部分でいわゆる制作受託をしながらマネタイズをしていますね」
川口の次のような発言が印象に残った。
「真実を掴んでやるとか、ジャーナリズムとか言いながら現場に突撃するとバイアスがかかって『エンターテインメント』になってしまうと何も見えてこないんじゃないかなと思います 」
「メディアとなると『速報』に特化したところが多いけど、Webの特徴ってすごく簡単にアクセスできるアーカイブだと思っていて、そこが一番の強みなんじゃないかなと。」
http://kai-you.net/article/30337
54-71」を聞いてみよう。
https://youtu.be/Ndo6F9WgKME?list=RDNdo6F9WgKME

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3)【人事】ダイヤモンド社6月25日付役員人事

久米功
新:代表取締役専務
旧:代表取締役常務

深川敏雄
新:常務取締役
旧:取締役

今泉憲志
新:取締役
旧:書籍編集局 局長

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4)【人事】文化学園文化出版局7月1日付機構改編と人事機構改編

営業部を、広告部と販売部に改編する。

(人事異動)
原口智幸
新:出版事業部 販売部部長
旧:出版事業部 営業部部長

田中岳生
新:出版事業部 広告部部長
旧:出版事業部 営業部副部長(販売課担当 )

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5)【人事】宝島社7月1日付人事

梅田美佐子
新:雑誌局 &ROSY編集部編集長
旧:雑誌局sweet 編集部副編集長

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6)【深夜の誌人語録】

過去の栄光にしがみつこうとしているのは、臆病だからである。