【文徒】2016年(平成28)9月9日(第4巻170号・通巻857号)
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1)【記事】「暮しの手帖」ブームについて
2)【本日の一行情報】
3)【人事】主婦の友社9月8日付人事異動
4)【機構改革】世界文化社10月1日付機構改革
5)【深夜の誌人語録】
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- 2016.9.9.Shuppanjin
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1)【記事】「暮しの手帖」ブームについて
大阪市中央区の隆祥館書店は小榑(こぐれ)雅章「花森さん、しずこさん、そして暮しの手帖編集部」の刊行を記念して、「暮しの手帖」OBである小榑と現編集長の澤田康彦を招いてトークイベントを開催する。
http://mainichi.jp/articles/20160906/ddl/k27/040/417000c
澤田康彦編集長が「ガジェット通信」のインタビューに応じている。
「いい雑誌というのは、なん通りもあります。広告がいっぱい入って儲かるのもいい雑誌。部数が多く発行されているのもいい雑誌。後に記事が書籍になって売れるのも理想的な雑誌です。そんな中で『暮しの手帖』は、単行本の全集を揃えるような感覚でバックナンバーをずっと持っていてくださる方が多く、時代をこえても残したい、そう思っていただけることに誇りを感じます」
http://getnews.jp/archives/1517912
大江健三郎も「暮しの手帖」のレシピで料理をつくったことがあるそうだ。
「丸谷才一『文章論的憲法論』によると、大江健三郎が雑誌の書評欄で料理本の記事を担当することになったとき、大江は〈ぱらりと偶然に開いたページの一品を、材料を買つてきて実際に作つてみる〉。
そうすると、暮しの手帖の記事は、〈大江さんのやうにごく稀にしか料理を作らない男でもちやんと出来る、だから非常によろしい、と大江さんは褒めてゐました〉」
http://www.excite.co.jp/News/reviewbook/20160907/E1473182309621.html
池澤夏樹=個人編集《日本文学全集》(河出書房新社)の第30巻「日本語のために」は買わねばなるまい。
ところで、私は広告の入っていない雑誌が苦手だ。頁をめくっていて息苦しくなってしまうからである。むろん「暮しの手帖」に敬意を表したうえでの話である。
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2)【本日の一行情報】
◎マガジンハウスの女性誌「anan」9月7日(水)発売号の特集は「ふんわり美乳」。表紙と巻頭グラビアを飾っているのは「ViVi」などの雑誌やテレビ等でも活躍するモデル、タレントのマギー。マギーは、「anan」の表紙初登場だそうだ。
https://www.atpress.ne.jp/news/111173
◎タレントの坂口杏里が、10月1日にAVデビューするそうだ。故・坂口良子の娘。プロゴルファーの尾崎健夫は継父。
http://www.cyzo.com/2016/09/post_29534.html
http://www.jprime.jp/articles/-/8058
◎フィナンシャル・エージェンシーが運営する母子手帳アプリ「baboo」は、主婦と生活社の生活実用誌「CHANTO」とコラボして、同誌の記事を掲載することになった。
https://www.financial-agency.com/upload/file_260_2.pdf
◎集英社クオータリー「k o t o b a」の特集は「雑誌を哲学する。」。だが、「思想の科学」や「文藝春秋」を哲学するよりも、雑誌を哲学するにあたって、もっと重要なことがあるのではないだろうか。「アンアン」や「ノンノ」、「JJ」や「キャンキャン」、あるいは少年マンガ週刊誌は哲学するに値しない雑誌なのだろうか。「限界芸術論」の鶴見俊輔であれば、そうした雑誌を積極的に哲学しようとしたのではないだろうか。編集者の知的頽廃という言葉が私の脳裏を過った。
http://shinsho.shueisha.co.jp/kotoba/
◎楽天の電子書籍リーダー「コボ」の最上位機種である「『Kobo Aura One』は販売開始からわずか4時間で在庫切れとなった」そうである。電子書籍リーダーとしてはアマゾンのキンドルよりも、確かにこちらのほうがスグレモノだと私も思う。しかし、プラットフォームとしては、やはりキンドルのほうが上だろう。
https://ecnomikata.com/ecnews/10917/
◎さわや書店フェザン店の仕掛けた「文庫X」は「書店間のネットワークで、これまでに12都道府県に『文庫X』の企画が拡大、版元には7月下旬以降、7千部を超える注文があり、さらに増え続けている」そうだ。
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDG07H0C_X00C16A9CR0000/
◎「withnews」に掲載された「『こち亀』単行本、ページ増量の怪 200巻に向け2年越しの準備?」の指摘である。
「190巻の時点では、週刊連載は単行本より51話分も先を進んでいました。約1年間の掲載量に匹敵する『貯金』があったのです。それがみるみる減り、194巻では30話分、199巻では6話分しか無くなっています」
http://withnews.jp/article/f0160907001qq000000000000000W03610501qq000013967A
◎「週刊少年マガジン」と「別冊少年マガジン」のマンガが無料で読める公式マンガアプリ「マガジンポケット」は、10月4日(火)まで、「Over Drive」(安田剛士)が無料で全話読める「全話読破キャンペーン」を開催する。
http://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001097.000001719.html
◎「おとなスタイル」(講談社)の丸山紀子編集長が毎日新聞の「ブックウオッチング」に登場。
「『それにしても』と話し始めたのは『この世代、いろいろな流行を経験して、どちらかといえば主役だったのに、ふと気づいてみたら社会から放っておかれてますよね?』という素朴な疑問。『どうぞ、自助努力で好きにしてくださいみたいな(笑い)。でも、この世代のムーブメントみたいなものって、これからまたできるんじゃないかという気がするんです。一人一人の背景は違っても、女性同士は気持ちは一緒、分かり合えることってあるので、読者の方々と形にしていけたら』」
http://mainichi.jp/articles/20160907/ddm/015/040/024000c
◎「キャバ嬢の社会学」で知られる北条かやは「iRONNA」に発表した「貧困女子高生という安易な『記号』に飛びついたNHKとネットの呪縛」で次のように書いている。
「私たちはどこかで、自分の感情を吐き出したい、発散させたいと思っている。匿名でどろどろした感情を発信できるインターネットは、このカタルシス願望を叶えてくれる。今回の件にかぎらず、ネットに溢れる罵詈雑言は、『匿名で感情を吐き出すことの快楽』に裏付けされている」
http://ironna.jp/article/3939?p=1
「匿名で感情を吐き出すことの快楽」に裏付けられた新聞記事もあるということも忘れてはなるまい。
◎「eBookJapan」は「編集長、オススメのマンガを教えてください2016」を公開している。「番外編 編集長、他誌のオススメマンガも教えてください。」が断然、面白い。
http://www.ebookjapan.jp/ebj/special/editors_recommend_2016_2.asp
◎涼川りんの「あそびあそばせ」(白泉社)について「ダ・ヴィンチニュース」は次のように書いている。
「本作は無料Webコミック『ヤングアニマルDensi』にて連載中の作品で、『第2回 次にくるマンガ大賞』にもノミネートされ、単行本化される前から話題を集めていた。いざ単行本が出版されると、読者のツイートによりそのおもしろさが広まり、たちまち重版出来がかかったうえに、Webの再生数は累計200万PVを突破するというブレイクぶり」
http://ddnavi.com/news/320044/a/
◎「サライ」10月号の付録は、らくだ印の「ワインキーパー」だ。久しぶりに「サライ」を買おうっと。
http://serai.jp/news/87294
◎TOKYO FMは、グループ会社であるジグノシステムジャパンと共同で、ラジオ発のニュースアプリ「TOKYO FM+」をAppStoreよりリリースした。昨年立ち上げたニュースサイト「TOKYO FM+」のアプリ化である。
http://www.tfm.co.jp/company/pdf/news_7634b2f5031110ecae989be0daae0c8557cf7745b5c63.pdf
◎「エル・オンライン」の「4大SNSのひとつ『スナップチャット』がわかる6のこと」は読んでおきたい。「スナップチャット」の基礎知識がわかりやすくまとめられている。
http://www.elle.co.jp/culture/feature/snapchat16_0906/2
◎読売新聞メディア局編集部長の原田康久がスマートニュースの川崎裕一執行役員広告事業開発担当に迫る。川崎の次のような発言を紹介しておこう。
「例えば、新聞社がフェイスブックなどに記事を提供するとしましょう。その記事はフェイスブック上で読まれることになるのですが、その一部はユーザーが(関連記事などの表示を)タップすることで、それぞれの新聞社のサイトに戻ってくることになります。その際に、戻ってきたクリックだけを成果とするのは、すごくもったいないことだと思うわけです。
これはシンプルな算数で、ある記事がフェイスブックで100人に読まれ、そのうちの1人が記事をクリックして新聞社のサイトに戻ってきたとしましょう。99人分のページビューはどこかで雲散霧消したのかというと、そんなことはない。フェイスブックの中でちゃんと100見られているわけだから、この『100』という数字をパブリッシャー側のものとして合算すべきだと思います。
合算することができるような収益モデルにしていくことが重要なんだということです。これまでは『100提供して1しか戻っていないから、99は収奪されている』という議論でしたが、そうではないと思うのです」
http://www.yomiuri.co.jp/yolon/ichiran/20160906-OYT8T50073.html?from=ytop_os1&seq=01
◎「GIZMODO」の「テクノロジーは大きく発展した。でも紙の本はまだ死なない」。以下に引用するのはアメリカでのお話である。
「1,520人を対象に電話で行なわれた調査では、紙/デジタル問わず読書をしたのは74%。2012年の調査では73%だったので、読書人口は変わらない状態。その中で電子書籍を読んだという人は28%。2012の23%と比べると伸びてはいるものの、期待したような大きな変化ではありません。ちなみに、オーディオブックは14%でした。また、特に電子書籍を読むと回答した人はたったの6%」
http://www.gizmodo.jp/2016/09/tech-hasnt-killed-books.html
マンガを擁する日本のほうがアメリカよりも電子書籍が普及するのかもしれない。
◎トーハンは、白泉社の協力を得て、絵本情報誌「MOE」と連動し「いま、いちばん読んでみたい絵本作家」として「しごとば」の鈴木のりたけと「りんごかもしれない」のヨシタケシンスケのフェアを9 月中旬より全国約700 書店で開催する。
http://www.tohan.jp/news/20160907_815.html
◎「本屋をリブート(再起動)にするには」における久禮亮太の発言。
「今は面白いインディーズの本屋さんがたくさん出てきていますけど、流通や取引条件の柔軟さはそれに追いついていません。セレクトショップ型書店の品揃えがどうしても似通ってしまっているのは、大手取次を介した取引先からの仕入れに限定されてしまっているからという面も原因の一つです。取次が持っているインフラはとても重要です。小さな商売でもこれを活用する方法を、考えていきたいですね」
http://hon-hikidashi.jp/bookstore/17150/
◎アサツー ディ・ケイの8月度単体売上高。デジタルメディアが前年同月比138.0%。
https://www.adk.jp/wp/wp-content/uploads/2016/09/billings_201608j21.pdf
◎電通の8月度単体売上高。雑誌は前年同月比82.9%。インタラクティブメディアは121.6%。
http://www.dentsu.co.jp/news/release/pdf-cms/2016106-0907.pdf
全社では前年を割っている。リオ五輪程度では前年を簡単に上回れないのか。ちなみに2ヶ月連続のマイナスということもあって株価にも影響が出ている。
http://kabutan.jp/news/marketnews/?b=n201609080347
「ブルームバーグ」は次のように書いている。
「野村証券は、10%前後の増収とみていた同証予想を大きく下回ったと指摘。8月はリオデジャネイロオリンピック開催で増収が期待されていただけにネガティブとみる」
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2016-09-08/OD5WBU6JTSED01
◎「メディア黒書」が「広告代理店から内閣府に対する請求総額は約48億円、博報堂からの約20億円の請求のうち、テレビ関連の金額と局名だけが未公開に」を掲載している。
http://www.kokusyo.jp/%e5%a4%a7%e6%89%8b%e5%ba%83%e5%91%8a%e4%bb%a3%e7%90%86%e5%ba%97/10312/
◎中目黒駅周辺の高架下空間に新施設「中目黒高架下」が誕生するが、蔦屋書店も出店する。
http://travel.mdpr.jp/travel/detail/1612746
◎米リバティメディアはF1事業を買収した。
http://f1-gate.com/ecclestone/f1_32758.html
◎日経によれば全米新聞協会(NAA)、名称から「新聞」を外し、ニュースメディア連合(NMA)に名称変更した。
http://www.nikkei.com/article/DGXLASGN07H1Q_Y6A900C1000000/
デジタルシフトが進んだ結果だろうが、たとえデジタルシフトがアメリカ並みに進んだとしても日本では考えられまい。
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3)【人事】主婦の友社9月8日付人事異動
影山和美
新:第3事業部 編集部 S-Cawaii!編集 編集長
旧:第3事業部 編集部 編集委員
垣内裕二
新:第3事業部 編集部 編集委員 兼 Ray編集 副編集長
旧:第3事業部 編集部 編集委員 兼 S-Cawaii!編集 編集長
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4)【機構改革】世界文化社10月1日付機構改革
・「きものSalon」はマガジン第3事業本部の「Special編集1部」から、家庭画報編集部管掌とする。
・「広告業務本部」は「広告企画事業本部」と改称し、広告業務本部の「広告業務部」は「広告企画部」と改称する。
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5)【深夜の誌人語録】
仕事に熱中するのは少しも悪いことではないが、たまには仕事の外部を想像してみることも大切だ。