【文徒】2016年(平成28)9月26日(第4巻179号・通巻866号)

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1)【記事】電通が発表した「不適切業務」について
2)【記事】「フットボール批評」VS「ワールドサッカーキング
3)【記事】長谷川豊の「人工透析患者」差別
4)【本日の一行情報】
5)【深夜の誌人語録】

                                                                            • 2016.9.26.Shuppanjin

1)【記事】電通が発表した「不適切業務」について

中本祥一副社長も記者会見で認めたように「不正」と言えなくもあるまい。しかし、中本が記者会見で「不正」と認めてしまうと、大した金額でないにしても刑事事件に発展する可能性があることを中本は承知していなかったのだろうか。
電通が発表したプレスリリース「日本国内のデジタル広告サービスにおける不適切業務の発生について」では「不適切」という言葉が一貫して使われている。
「当社および国内グループ会社の一部が国内で行った運用型をはじめとする広告主向けのデジ タル広告サービスにおいて、複数の不適切業務が行われていた事実が判明いたしました。現時点で把握した不適切業務には、故意または人為的なミスに基づく広告掲載期間のずれ、未掲出、 運用状況や実績に関する虚偽の報告が含まれており、加えて、実態とは異なる請求書が作成さ れて、過剰な請求が行われる結果となった事実も確認されております」
「 9 月 22 日時点までに確認された不適切業務の可能性がある案件の規模は、疑義のある作業案件が 633 件、対象となる広告主数が 111 社となっており、不適切な部分に相当する金額は概算で約 2 億 3 千万円です。なお、このうち未掲載請求があったと見られるものは 14 件となりま す」
http://www.dentsu.co.jp/news/release/pdf-cms/2016118-0923-3.pdf
朝日新聞は「不正」という言葉を使って報じている。
「広告大手の電通は23日、インターネット広告業務で不正な取引があったと発表した」
http://www.asahi.com/articles/ASJ9R61ZKJ9RULFA034.html
中本祥一副社長が記者会見で「・・・正しくないという意味で、不正ともいえる。不適切としているが、言葉の使い方という意味では、不正」 と発言していることを踏まえてのことだろう。「不適切」という言葉で押し切らなかったのは中本の人の好さなのだろうが、電通として、ここは「不適切」という言葉で押し切るべきではなかったのかなどと私などは思わないでもない。
毎日新聞日本経済新聞産経新聞は「不適切」、読売新聞は朝日同様に「不正」と書いている。
「広告代理店最大手の電通は23日、インターネットの企業広告を契約通りに行わず、広告主に対する過大請求など不適切な取引があったと発表した 」(毎日新聞
http://mainichi.jp/articles/20160924/k00/00m/020/071000c
電通がインターネットでの広告掲載について、不適切な取引をしていたことが22日、明らかになった」(日経)
http://www.nikkei.com/article/DGXLZO07526410S6A920C1TJC000/
電通は23日、インターネット広告の掲載に関して、複数の不適切な業務が行われていたことが判明したと発表した」(産経)
http://www.sankei.com/affairs/news/160923/afr1609230014-n1.html
「大手広告会社の電通(東京都港区)は23日、インターネット広告を巡り、実際には掲載していないのに広告料を企業に請求した架空請求などの不正が、同日までに633件見つかったと発表した 」(読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/national/20160923-OYT1T50095.html
もともとは日経のスクープ記事であった。
電通は23日、インターネットでの広告掲載を巡って不適切な取引をしていたとの同日付日本経済新聞朝刊の報道について『事実』と発表した。同社は午後4時に同問題に関する情報を開示し、併せて中本祥一副社長が都内で記者会見する」
http://www.nikkei.com/article/DGXLASFL23HGR_T20C16A9000000/
http://minkabu.jp/announcements/4324/140120160923499107.pdf
もっとも海外に目を転じるならばオーストラリアの「AdNews」は9月21日付で報じている。
http://www.adnews.com.au/news/dentsu-japan-admits-inappropriate-transactions-in-toyota-overbilling-scandal#1TlQqgrSLF8B7FMY.99
日経傘下の「FINANCIAL TIMES」も9月21日付で報じている。
http://www.ft.com/cms/s/0/eb6d5f32-7fd5-11e6-8e50-8ec15fb462f4.html?siteedition=intl#axzz4LB1icJeh
産経によれば「不適切業務は(1)広告掲載期間のずれ(2)未掲出(3)運用実績の虚偽報告−−が中心」であり、「未掲載にもかかわらず、広告主に請求した額は320万円」にしか過ぎないのである(「東洋経済オンライン」)。
http://toyokeizai.net/articles/-/137379
しかし、何故こうした「不適切業務」が横行することになったのだろうか。「バズフィード」の指摘が鋭い。
「インターネット広告は、テレビや新聞などと違い、独特の広告枠購入の仕組みがある。現在、主流となっている運用型広告がそれだ。枠ごとにオークションをして、より高く入札したところが、その枠を買う。決まった料金はなく、価格は常に変動する。
競争相手よりも高く入札しないといけないので、予算枠のなかで、希望した広告枠が買えないというデメリットがある 」
「100万円の予算で30日間広告をだしてほしいという依頼があったとする。100万円では25日しか広告を出せなかったが、正直に25日分で終わったとせず、『30日まで配信をしていたと報告したケースがある』(電通)」
「期間中に入札がうまくいかず、広告が配信できなかったにも関わらず、あたかも『期間中すべて広告配信されていたことにして、レポートした』(電通)こともあったという。
つまり、入札がうまくいっていたと偽ったということだ」
https://www.buzzfeed.com/satoruishido/dentsu-hutekisetsu?utm_term=.il8NeaxJK#.xqNGXLM5p
「ザ・ページ」は「電通がインターネット広告で架空請求などの不適切取引」を掲載し、次のように書いている。
「インターネット上の広告は特定の年齢や興味関心などに基づく広告掲出が可能な一方、掲出を予想通りに運用するのが難しく、コンサルタントやオペレーターと呼ばれる専門職が運用計画などを立てていたが、『技量が伴わず、1ヶ月の掲出希望が25日で終わってしまったり、最初の3日間まったく掲出されなかったりすることが起きてしまった』という。
 電通側は『最初から故意に不正を行った者はいなかった』としているが、『計画通りに進んでいないことを隠すため虚偽の報告をしたり、当初の計画のまま請求を行ったりしていた』と説明した。今回の不適正業務に関わった社員らは約100人〜120人だといい、今後もヒアリングなどを行い、動機の解明などを進める」
はっきり言おう。「不適切業務」は何も電通に限ってのことではあるまい。広告会社のデジタルシフトにとって最も重要なのはビジネスの透明性を確立することである。
ちなみにアメリカではフェイスブックが動画広告の視聴時間を過大に測定していたことが発覚した。
http://jp.wsj.com/articles/SB10367111121010623688804582330932969800016

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2)【記事】「フットボール批評」VS「ワールドサッカーキング

フットボール批評」で「欧州サッカー批評 SPECIAL ISSUE11」(双葉社)や「ワールドサッカーキング」(発行・編集・フロムワン、販売・朝日新聞出版) といったサッカー専門誌に「エアインタビュー」記事が横行していると指摘した田崎健太が「 Yahoo!ニュース」に登場し、「エアインタビュー」記事の実態を告発している。
「そのうち『ワールドサッカーキング』に絞ってみていくと、46本の記事のうち、半数近くには署名が入っていない。そして『外国人記者』の署名記事は19本。前述の〝ホセ・フェリックス・ディアス〟名義の記事が5本。
そもそもインタビュー記事に署名が入っていないことは大きな問題である」
「エアインタビューを疑う理由の一つになっているのは、取材時の写真がないことだ。記事には誰にでも入手のできるフォトエージェンシー配信の写真が使われている。もちろん、時に取材を電話で行い、写真は配信写真を使うこともあるだろう。しかし、〝ホセ・フェリックス・ディアス〟の署名記事のように、著名選手、監督にインタビューしながら、全ての記事で現場の写真がないのは、明らかに不自然である」
http://news.yahoo.co.jp/feature/363
これに対してフロムワン取締役 であり、「サッカーキング」統括編集長の岩本義弘が「 Yahoo!ニュース個人 」で反論。
「該当期間の『ワールドサッカーキング』の記事を改めてチェックすると、外国人選手、監督及びスタッフのインタビューはそもそも60本以上あり、その中でインタビュークレジットがないのは2016年4月号ドルトムント特集内のカルステン・クラマー、ラース・リッケン、ハンネ・ウォルフの記事だけである。なぜ、この3人のインタビュー記事にクレジットがないかというと、このドルトムント特集はクラブが全面協力してくれた上で制作したものであり、この3人のインタビューに関しては、編集部が用意した質問に対して、クラブ側でインタビューを実施してくれているからだ(なので、クレジットには、協力=ボルシア・ドルトムント、と表記している) 」
http://bylines.news.yahoo.co.jp/iwamotoyoshihiro/20160920-00062400/
この論争は、これで決着とはならなかった。「フットボールチャンネル」の「だから、それをエアインタビューと言うんです」で「フットボール批評」編集長の森哲也は岩本の反論文の次のような部分を問題にする。
「まず、ジダン監督だが、ホセ・フェリックス・ディアス氏が明らかにしてくれた詳細によると、ジダン本人とマンツーマンでインタビュー取材をした上で、ボリューム的に足りないところを、囲み取材及び記者会見のジダンの言葉から補足しているとのこと。もちろん、囲み取材及び記者会見にはホセ・フェリックス・ディアス氏も同席しており、また、そこでのジダンの言葉をインタビュー記事として日本のメディアに掲載することを、ジダン本人はもちろん、ジダン代理人アラン・ミリアッチョ氏、レアル・マドリーの広報部長カルロス・カルバホーサ氏、そしてレアル・マドリー会長であるフロレンティーノ・ペレス氏にまで了承を得ていると教えてくれた」
森は、この岩本の説明を「これこそが典型的なエアインタビューの手法のひとつ 」だと切って捨てる。
「はっきりとインタビュー取材では足りない部分を囲み取材と記者会見の言葉で補っていると書かれている。当該の『ワールドサッカーキング』誌の記事を読むと、そうした説明は一切なく、一問一答形式で書かれており、あたかもすべてマンツーマンでインタビューが行われたようにしか読者からは読みとれないようになっている。囲み取材や記者会見という異なる状況や時系列で発せられた選手や監督の言動を混同してひとつのインタビュー記事として読ませるのは、れっきとした読者を欺く行為である。インタビュー記事というのは雑誌の華であり肝である。だからこそどの媒体もなかなかとれないアポイントを懸命にとろうとする。囲み取材や会見を手っ取り早く加工して『インタビュー記事です』と誌面に掲載するなど言語道断である。氏はメディアの内情をつらつら書き連ねているが、だからといってやっていいことと悪いことがある。明らかに一線を越えた行為である」
http://www.footballchannel.jp/2016/09/21/post176046/
岩本も黙ってはいない。ツイッターで次のように反撃している。
「森さん、論理のすり替えはやめてください。これは、インタビューの形式に対する指摘ですよね? あなた方は、『全く取材をせず、インタビューを仕上げる』ことを『エアインタビュー』という、と明確に定義したわけですから。こちらが実際に取材をしてそうだとわかったら、話をすり替えるのは卑怯です 」
https://twitter.com/ganpapa/status/778575523840532480
フットボールチャンネル」は「フットボール批評issue12」に収められている田崎健太の「 エアインタビュー問題、追及レポート第2弾。現地で不可能なインタビューがなぜ日本で可能に?」も特別公開に踏み切った。
http://www.footballchannel.jp/2016/09/23/post176070/
さて、あなたは岩本派か、田崎・森派か。田崎・森派のほうが多いのかな。清義明の「『エアインタビュー』問題の本質 −サッカーメディアは『エンターテインメント』か『ジャーナリズム』か」が「BLOGOS」に掲載された。
「・・・ いくら基本がマンツーマンのインタビューだとしても、それに囲み取材、ましてや記者会見の言葉まで入れ込んでしまったら、それは構成されたもので『インタビュー』とは通常言い難いし、質問の一連の流れを読みこんでいくだろう読者の期待を裏切っていることになる。解釈によっては、それ自体で『エア』だと言われる余地は残念ながらあるのではないか」
重要なのは次のような件だろう。
「サッカーメディアが、エンターテインメントなのか、それともジャーナリズムなのか、たぶんこの『エアインタビュー』疑惑があるのは、その認識の差が根底にあるからだろう。そして、その差をどう理解するかは、ただ読者の権利となる」
http://blogos.com/article/191372/?p=1
芸能人のインタビューなどでは「はい」とか「うん」としか言わなくとも、それを大きく膨らませて記事にすることは現実にある。古い話になるが「女性自身」の竹中労は、その天才であった。竹中は一線どころか、二線も三線も越えていた。
http://samuraibuyer.jp/jp/item/yahoo/auction/detail.php?item_id=n152293602
もっとも「ワールドサッカーキング」には「パクリ」疑惑も浮上してきた。「ふとぽる」が「サッカーキングさん、捏造疑惑は因果応報。あなたの名鑑と弊サイト記事の類似性は極めて不自然」を掲載し、次のように書いている。
「キングの名鑑が記載したディオゴ・ジョッタの紹介文が、異常なまでに弊サイトの選手名鑑と酷似している。『ポルトガルフェルナンド・トーレス』とは弊サイト特有の表現であり、キングの名鑑が言う『異名』は存在しない。『プレースタイルや風貌から』と共通する文章から始まるキングの名鑑の文面は、同誌が発売するずっと前に弊サイトの選手名鑑ページで紹介したそれと、類似しているでは片付かないほど類似している。
『これは…』と思い、他クラブのページを見渡すと、あちらこちらに弊サイトの下記記事を見て書いたであろうと思わざるを得ない文面が散見された」
http://futepor.com/fp-news/2666
ワールドサッカーキング」には竹中労のような志がないということである。

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3)【記事】長谷川豊の「人工透析患者」差別

元フジテレビアナウンサーである長谷川豊のブログが炎上している。問題となったのは9月19日付「自業自得の人工透析患者なんて、全員実費負担にさせよ!無理だと泣くならそのまま殺せ!今のシステムは日本を亡ぼすだけだ!!」。
http://blog.livedoor.jp/hasegawa_yutaka/archives/48479701.html
この記事を転載した「BLOGOS」は、「9月19日に掲載(転載)した長谷川豊氏の記事についてのお知らせとお詫び」を発表し、削除した。
〈当該記事につきましては、掲載段階でのチェック体制の不備から、編集部内で検討、筆者との協議などが十全に行われないまま掲載(転載)に至ってしまいました。
編集部としましては、長谷川氏による「国民健康保険制度」「年金制度」への問題提起そのものについては今後議論されるべき一つの論点と考える一方、当該記事には不適切な表現が含まれているとの認識のもと、20日に長谷川氏本人にタイトル・記事中の文言・表現の再考、また事実確認について申し入れを行い、検討を行っていただきました。
その後、22日午前までに、長谷川氏のブログ「長谷川豊 公式ブログ 『本気論 本音論』」にて当該記事についての補足説明等を含む新しいエントリが執筆されましたが、編集部としては当該記事並びに当該記事の補足となる記事『繰り返す!日本の保険システムと年金システムは官僚から取り上げ民間に落とせ!』については削除とする判断をし、長谷川氏にも通知しました 〉
http://blogos.com/article/191041/
しかし、長谷川は自らのブログでは削除していない。長谷川はブログで「余りの低レベルな言葉狩りに戸惑っています」をエントリしている。
http://blog.livedoor.jp/hasegawa_yutaka/archives/48511272.html
長谷川は「畳之下新聞」に掲載された「長谷川豊さんの人工透析自己責任論がコピペすぎる」を読んでいるのだろうか。
「わかりやすく伝えることと、ウソを伝えることは違います。また、情報提供元の秘匿と、剽窃することも別だと思うのです」
http://nukalumix.hateblo.jp/entry/touseki
長谷川が剽窃したとされるのは、自ら「1級身体障害者(人工透析患者)でフリーライターで元家庭教師なよくわからない人間」と名乗る「だいちゃん.com」。9月24日付で「長谷川豊にブログの文章をパクられた 貴様ちょっと出てこいや!!」をエントリしている。
「ちゃんと引用元を記して記事を書いていただけないですかね? ちゃんと公式ホームページからメールも送ったのですが返事も全く来ないようなのでブログ上で書かせていただきました。
引用元を明記しないで偉そうな持論を語って何がフリージャーナリストだ。お前はただの三文ライターだコラ!!」
http://www.goo.gl/BM5HTf
全国腎臓病協議会 は「長谷川豊公式ブログの人工透析患者に関する掲載文に対し 撤回と謝罪を求めます」を発表した。
「貴殿の発言は、透析患者のみならず、高額な医療費がかかる慢性疾患患者全体 に対する偏見、排除や排他の思想を助長するものであり、とりわけ命を脅かす発言はとても許すことができません。 慢性疾患になっても、誰もがどこでも安心して生活を送ることができる社会 の実現のために、私たちは、貴殿の発言の撤回および謝罪を公式ブログに掲載することを強く求めます」
http://www.zjk.or.jp/news/2_57e4d73454c46/upload/20160923-163529-9987.pdf
J-CASTニュース」が「長谷川豊氏、『人工透析』ブログの「真意」語る 全腎協の謝罪要求は『断固拒否』」を掲載しているが、このなかで長谷川は全国腎臓病協議会の抗議について「抗議文が手元に届き次第、謝罪については断固拒否し、会長への公開インタビューを要求する」 と語っている。
http://www.j-cast.com/2016/09/25278891.html
自らのブログでは「謝罪と訂正は断固拒否する」と息巻いている。
http://blog.livedoor.jp/hasegawa_yutaka/
長谷川が「優生政策思想」の持ち主であることは間違いないようだ。長谷川にはヒトラーが憑依しているのかもしれない。

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4)【本日の一行情報】

フィスコ実業之日本社は、共同で経済・株式投資情報誌「FISCO 株・企業報 Jマネー2016年秋冬号」を新創刊した。
http://web.fisco.jp/FiscoPFApl/NewsDetailWeb?nwsId=0010330020160921001&token=
フィンテック」を取り上げている。
http://app.fisco.jp/mook2/
すべての銘柄や記事にQRコードをつけ、リアルタイムの情報は「フィスコアプリ」で確認できる、業界初の「雑誌とアプリの連動型」株式情報マガジン だという。
http://www.j-n.co.jp/books/?goods_code=978-4-408-06322-5

富士通は、公益財団法人日本バスケットボール協会JBA)および、公益社団法人ジャパン・プロフェッショナル・バスケットボールリーグB.LEAGUE)とパートナー契約を締結 した。富士通はICT基盤の提供により、B.LEAGUEが掲げる「世界に通用する選手やチームの輩出」「エンターテイメント性の追求」「夢のアリーナの実現」を支援する。
http://pr.fujitsu.com/jp/news/2016/09/21.html

◎日刊スポーツの「政界地獄耳」は次のように書いている。
「先月『しんぶん赤旗』は防衛相・稲田朋美の政治資金管理団体『ともみ組』の領収書の中に金額、宛名、年月日が同じ筆跡の領収書が大量に存在する白紙領収書をめぐる“巨額不正疑惑”をスクープした。富山市議会の面々とさして変わらない行為だが、連日富山市議会の件は報じる大手メディアは稲田の件は全く報じない。富山市議会は閣僚の疑惑を批判しないメディアのガス抜きに使われているということか 」
http://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/1713597.html
サピオ」(小学館)が「しんぶん赤旗」の調査力、取材力に着目した記事を書いている。
http://www.news-postseven.com/archives/20160923_446038.html?PAGE=1#container

◎宝島社の女性ファッション雑誌「sweet」9月号(8月10日発売) が、発売から10日で40万部を完売 したそうだ。
http://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000432.000005069.html
「snidelハンドバッグ&パスケース」 の付録効果だろう。これを支えたのが小嶋陽菜であって、その逆ではないと思うよ。

資生堂のデジタルシフトということか。資生堂は、新ブランド「PLAYLIST」 をネットを中心に販売する。
http://www.asahi.com/articles/ASJ9P4VGLJ9PULFA012.html

◎占領期日本における日本の最高権力者であったマッカーサー元帥は憲法を押し付けることはできたが、記者クラブを廃止することはできなかった。
https://zuuonline.com/archives/121503

バチカン放送局は次のように書いている。
教皇はジャーナリストに必要な要素として『真理を愛する者』であることを挙げられた。真理を愛するとは、真理を示すだけでなく、その真理を生き、証しすることであると教皇は述べ、それは信仰を持つか、持たないかの問題ではなく、自分と他人に対して正直でいられるかということであると強調」
http://goo.gl/u9i21o
バチカン放送局に日本版サイトがあることを私は初めて知った。

◎「ギズモード・ジャパン 」は「ワシントン・ポストNSAリーク報道でピューリッツァー賞を獲ったのにスノーデンを裏切る」を掲載している。
エドワード・スノーデンによる米国家安全保障局NSA)リークを報道したことで、ワシントン・ポストとガーディアンはピューリッツァー賞を共同受賞しました。しかし先日、ワシントン・ポスト編集委員会は、自分たちの情報源の起訴を支持する初めての新聞になりました」
http://www.gizmodo.jp/2016/09/washinton_post_snowden.html

◎中国の青島出版集団は「渡辺淳一文学館」(札幌市)を買収したそうだ。
http://www.sankeibiz.jp/macro/news/160923/mcb1609230500018-n1.htm

◎日販は平安堂と和解した。
「当社は、平安堂が、当社との間で締結した契約書の解釈について認識の齟齬があったことを認め、当社に対し解決金を支払うという和解案に合意しました」
http://www.nippan.co.jp/news/20160915/

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5)【深夜の誌人語録】

創造力とは常識を転覆させ、妄想を実現することである。