【文徒】2017年(平成29)年2月24日(第5巻36号・通巻965号)

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1)【記事】小学館がWeb編集者を募集中
2)【本日の一行情報】
3)【深夜の誌人語録】

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1)【記事】小学館がWeb編集者を募集中

「これからの編集者は『コンテンツディレクション力』と『アクセス解析力』が必須といえる」とは本当にその通りである。異議なし!である。小学館の「BizLady」がWeb編集者&広告営業メンバーを契約社員として募集しているが、そのリクルート文章に書かれていた一文である。
http://bizlady.jp/recruit
小学館は「美レンジャー」ではライターを募集している。
http://sgk.me/2mofspj
「WooRis」での募集は「BizLady」と同じ内容だ。
http://wooris.jp/recruit
「VenusTap」では姉妹サイト「美レンジャー」「WooRis」「BizLady」のWeb編集者&広告営業メンバー募集するというカタチを取っている。
http://venustap.jp/recruit
これは小学館に限ったことではないが、正社員編集者のWebにおけるコンテンツディレクション力とアクセス解析力が今のままで良いはずもあるまい。大西大西豊取締役に劣らぬコンテンツディレクション力とアクセス解析力と言うべきか。
大西の自慢の一つはザッカーバーグfacebookを立ち上げた年に「CanCam.TV」をローンチしていることだ。

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2)【本日の一行情報】

◎「新書大賞2017」(中央公論新社)は、橘玲新潮新書言ってはいけない」に決定した。
2位は吉川洋「人口と日本経済」(中公新書)、3位は菅野完「日本会議の研究」(扶桑社新書)、4位は平田オリザ「下り坂をそろそろと下る」(講談社現代新書)、5位は呉座勇一「応仁の乱」(中公新書)。
http://www.sankei.com/life/news/170222/lif1702220020-n1.html
新書の領域で旧御三家といえば岩波新書中公新書講談社現代新書を指すが、岩波新書はベスト5に一点も入っていない。大丈夫なのだろうか、岩波書店

PR TIMESは、同社運営の同名の配信サービスで掲載するプレスリリースを、小学館が運営する男性向け美容情報サイト「Men’s Beauty」、ペット情報サイト「PETomorrow」へ提供・掲載を開始した。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000736.000000112.html
これによりPR TIMESの株価が上がった。
https://shikiho.jp/tk/news/articles/0/159764

楽天Koboは、オランダの大手インターネット・ショッピングモール「Bol.com」と共同で新たな電子書籍の定額制読み放題サービス「Kobo Plus」をオランダおよびベルギーで開始した。
https://www.ecnomikata.com/pr/detail.php?id=13634
日経によれば「日本を含む他の地域への拡大も検討する」とのことだ。
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDZ22HVS_S7A220C1TI5000/

◎「週刊文春」はツイッターの使い方が上手だ。2月21日に「文春砲」は次のように「文春オンライン」に誘導するツイートを投稿。
「急遽スクープ速報を出したよ〜見てね! 清水とカナブーン飯田“不倫破局”のきっかけはベッキー騒動
http://bunshun.jp/articles/-/1490 #文春オンライン #清水富美加 #飯田祐馬 #KANA-BOON @bunshun_online さんから」
https://twitter.com/bunshunho2386/status/834189760188936192
「文春オンライン」に掲載した「週刊文春」による「清水とカナブーン飯田“不倫破局”のきっかけはベッキー騒動」は次のように結ばれている。
「詳しくは2月23日(木)発売の『週刊文春』で報じる」
http://bunshun.jp/articles/-/1490

双葉社から発売された「片恋グルメ日記」第1巻(アキヤマ香)は、全く新しい「ラブコメ×めしマンガ」なんだそうだ。当然、映像化を狙うのだろう。出版社の女子編集者が出版社の年上営業マンに恋をするというハナシだ。そりゃあ営業も力が入るというものだ。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000053.000014531.html
双葉社カミカゼ賞の応募締め切りは3月31日(当日消印有効)。
http://webaction.jp/mochikomi.php

KADOKAWAは、小説公募新人賞「第23回電撃小説大賞」における大賞受賞作「君は月夜に光り輝く」(佐野徹夜)と、《メディアワークス文庫賞》受賞作「キネマ探偵カレイドミステリー」(斜線堂有紀 )を、2月25日(土)にメディアワークス文庫より発売する。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000003074.000007006.html

夕刊フジが「SNSネタにできない退屈な映画祭 長丁場の表彰式、写真撮影はダメ」と毎日映画コンクールを批判している。
http://www.zakzak.co.jp/entertainment/ent-news/news/20170220/enn1702201700007-n1.htm

◎オプティムは、雑誌読み放題サービス「タブホ」へのコンテンツ提供について、祥伝社と業務提携し、「タブホ」のメニューに「からだにいいこと」を追加した。
http://www.optim.co.jp/news-detail/21217

南阿佐ヶ谷の書店「書原」の閉店は本当に惜しまれる。
http://j-town.net/tokyo/news/localnews/239459.html

ピクシブスクウェア・エニックスが共同制作するWebコミック誌「ガンガンpixiv」が2月22日に創刊された。
http://www.pixiv.co.jp/press-release/archives/4620/

世界文化社は、総合カタログ「家庭画報セレクション」を2月24日発刊の春号から大幅にリニューアルした。
「婦人向け雑誌『家庭画報』との連動性を強化するのに加え、主力のファッションカテゴリーでは既存顧客を大事にしながらも下の年齢層を意識したMDを展開し新客開拓に本腰を入れるほか、比較的買いやすい価格帯の商品提案や、ファッションの"教科書"として参考にしてもらえるよう、積極的にコーディネート提案を行う」(通販新聞)
http://www.tsuhanshinbun.com/archive/2017/02/post-2773.html

集英社公式のファッション通販サイト「FLAG SHOP」が10周年を迎え、情報発信型メディアコマースサイトとしてリニューアルされた。
https://flagshop.jp/fs/shop/default.aspx
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000009.000011454.html

◎「クウネル」(マガジンハウス)の淀川美代子編集長の発言。
「もう雑誌は作りません。『ku:nel』が最後です。今は、Webマガジンに関心があります。そういう時代ですね、やっぱり。紙で見られない記事をウェブで見てもらったり、インテリアの撮影現場の動画などを楽しんでもらったりできるようにしたいですね。そちらの方面は不得手なので、私は指揮をとれません(笑)。写真は好きなんですけれどね」
http://top.tsite.jp/news/magazine/i/34417853/?sc_int=tcore_news_lifestyle

◎「BUZZ FEED」によれば大阪の国有地購入をめぐる学校法人「森友学園」の疑惑について、産経新聞よりも読売新聞のほうが、報道量が少ないのか。
「記事本数がいちばん多いのは、全国紙として、いち早くこの疑惑を報じた朝日新聞だ。東京、大阪版で合わせて14本と、1番多い」
「2番目に多いのは、毎日新聞の計11本だ」
「3番目は日経新聞。一気に差が開き、計4本だった」
「4番目は産経新聞。計3本だ」
「いちばん少なかったのは読売新聞。計2本だけで、価格や経緯に触れている記事は一つもない」
https://www.buzzfeed.com/kotahatachi/what-is-mizuhonokuni6?utm_term=.neVbmabdJo#.uw3v63vYwG

河北新報によれば岩手県矢巾町楽天、広告制作会社のアマナは、インターネットを活用して地域活性化を目指す包括連携協定を締結した。これにより、楽天が展開する電子図書館システムを導入する。こうした協定は楽天にとって25例目だ。
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201702/20170223_31046.html

◎電子版で累計250万ダウンロードを突破したことを踏まえ、双葉社はコミックス「liar(ライアー)」1巻&2巻を発売した。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000054.000014531.html

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3)【深夜の誌人語録】

悲観もしなければ、楽観もしない。ただ現実を現実として受け止めれば良いのだ。