【文徒】2017年(平成29)年5月8日(第5巻83号・通巻1012号)

Index------------------------------------------------------
1)【記事】ユニ・チャームが「ソフィ」の動画広告を削除
2)【本日の一行情報】
3)【深夜の誌人語録】

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1)【記事】ユニ・チャームが「ソフィ」の動画広告を削除

ユニ・チャームは動画配信プラットフォーム「C CHANNEL」で公開していた「ソフィ」の動画広告を削除した。
http://www.nikkansports.com/entertainment/news/1816968.html
ユニ・チャームは5月2日付で発表した「C CHANNELにて公開した動画広告に関して」の全文は次の通りだ。
「この度、C CHANNELにて公開いたしました動画広告について、様々なご意見を頂戴いたしました。この動画では生理中の不快感などを軽減できる生理用品の一つとしてタンポンを紹介することを目的として、C CHANNELにご協力いただき制作いたしました。
生理の時に女性がつい気になってしまう、対人関係での不安を解消できることを伝える意図で制作いたしましたが、生理に悩む女性に負担を強いるような表現になっておりました。大変不快な思いをおかけしましたことを深くお詫び申し上げます。
対応といたしまして、今回の動画広告を削除させていただきました。
今後は、発信する情報・表現については、より一層注意をして制作してまいります」
http://www.unicharm.co.jp/tampon/infoindex.html
「ねとらぼ」が掲載した「『彼女の生理で困った』動画広告が炎上→削除 『タンポンは彼氏を困らせないためにあるの?』と批判次々」は次のように書いている。
〈問題視されているのは、「彼女の生理中に困ったことがある?→65パーセントがYES」というアンケート結果から始まる約1分の動画。
「隣に座ろうとすると距離をとられる…(Aさん・20歳)」「旅行の予定がキャンセルになった…(Yさん・28歳)」「やたらとトイレに行くから待ってる間が寂しい!(Tさん・24歳)」「ベッドを汚したと朝から落ち込み気味…(Oさん・26歳)」と例が挙げられ、「そんな時タンポンなら大丈夫◎」とソフィのソフトタンポンが紹介されるというものでした〉
http://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1705/02/news063.html
どのように「炎上」したのか、ツイッターでの反響を拾ってみた。
「この動画を制作する際、ソフィやCCHANNELの女性の中の人は、『自分の身体の事である生理に困る私』ではなく『男性が困ると困る私』に焦点があることの違和感を覚えなかったのでしょうか」
https://twitter.com/momomomonkey7/status/858490184656076800
「あと、生理中体調悪かったりトイレ頻繁に行くのはタンポンで全然解決しませんけどそれはどうしたらいいのか?(生理中はナプキン換える目的なくてもトイレが近くなりがち)
正直、薄くて軽いナプキンを開発して多くの女子を救ってきたソフィさんがそういうマーケティングをやるなんてガッカリですわ」
https://twitter.com/kusikurage/status/858552353548410880
「ソフィのタンポンは彼氏を困らせないためにあるのでしょうか?」
https://twitter.com/sannoaki/status/858452144323567616
「旅行の予定がキャンセルになる程なら、「経血が気になるから><」どころじゃなくて動けないほど鈍痛が酷いからでしょ…生理休暇に理解が深まらない訳だ…。それにトイレに行く程度で寂しがる恋人、そもそもいらんわ。
この広告作った人、何も不自然に思わなかったなら相当ヤバいよ」
https://twitter.com/CAPTAIN_X_RAY/status/858551993211641856
「最悪!生理中色々不快な事象があるからこそ彼が気配りするというなら理解できるが、何故女性側が相手に対して気遣わなくちゃいけないの?!全く理解できない」
https://twitter.com/Ciaominako/status/858530084965175296
しかし、この動画広告にかかわった関係者は誰一人として「炎上」を危惧しなかったのだろうか。ブログ「田舎で底辺暮らし」がエントリしている「タンポンユーザーの怒り。」は、こう書いている。
「女性の体調の問題なのになぜかこうやって男の都合中心で物事を判断してばかりだから、女が堂々とタンポンを使いづらい土壌を作ってるって気付いてよ!」
http://pokonan.hatenablog.com/entry/2017/04/30/151707
東洋経済ONLINE」に掲載された「『CM炎上取り下げ』多発のワケと過剰反応の罠」はPRコンサルタントの宮粼晴美が「日本企業にはトータルで広報戦略の手綱を取り、リスクテイクする部署や人材が不在であると指摘」していることを紹介しているが、ユニ・チャームもそうなんだろうな。
http://toyokeizai.net/articles/-/170133

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2)【本日の一行情報】

朝日新聞にとって、生徒の母親ご本人に取材していないのに、「生徒の母親のコメント」として掲載することは「捏造」ではないようだ。河北新報の指摘によって朝日新聞が記事の一部を削除し、修正したことは間違いない。では削除した部分は何と呼べば良いのだろうか。
仙台市青葉区の市立中2年の男子生徒(13)が自殺した問題で、朝日新聞仙台総局の50代の男性記者が生徒の母親に取材せず、談話をデジタル版に掲載したことが1日、分かった。同社広報部は『行き違いがあり一部修正した。捏造には当たらない』などと説明。河北新報社の指摘後、ウェブ記事から母親のコメントをいったん全て削除した上で、遺族のコメントとして一部を掲載し直した」
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170502-00000006-khks-soci
毎日新聞は、こう書く。
「『母親が関係者を通じて朝日新聞の取材に応じ』たとし、母親のコメントを紹介している。
記事は『生徒の母親のコメントは次の通り』とした上で、『息子が自ら命を絶ってから、混乱したままの日々が続いております』『助けてやれなかった自分を責めるばかりです』などと、現在の心境をつづっているが、この部分は削除された。
遺族の関係者によると、遺族は『話していない内容があった』と語っているという」
https://mainichi.jp/articles/20170502/k00/00e/040/193000c
産経も「捏造」という言葉は使っていない。
http://www.sankei.com/affairs/news/170502/afr1705020016-n1.html

◎衣料品、貴金属、衣料雑貨の企画、製造及び、輸入、輸出並びに国内における販売を手がけるナノ・ユニバースは前「MEN'S CLUB」編集長の戸賀敬城をナノ・ユニバース メンズディレクターに招聘した。戸賀はそのキャラクターと感性を活かし、魅力的で洗練された「新世代」の大人へ向けたレーベル「nano・LIBRARY」(ナノ・ライブラリー)などをメインに商品企画、バイイングなどを手掛けていく。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000087.000017673.html
戸賀のキャラクターと感性は本来、出版向きではないから、この転職は良かったのかもしれない。

◎映画「帝一の國」が笑えると評判だ。集英社の「ジャンプスクエア」に連載されていた古屋兎丸による同名マンガの実写化で、監督は永井聡
http://news.nicovideo.jp/watch/nw2763150
永井はCMディレクター出身の才能。現在、AOI Pro.( 葵プロモーション)でチーフクリエイティブオフィサーをつとめている。宇多田ヒカルが出ているサントリー天然水「水の山行ってくるわ/水の山行ってきた」は永井の作品だ。
http://www.suntory.co.jp/water/tennensui/mizunoyama/advertisement/
http://club-a.aoi-pro.co.jp/creators/

片嶋一貴監督の映画「いぬむこいり」の公開を記念して、5月2日に新宿ロフト頭脳警察PANTA勝手にしやがれのミニライブ「勝手にPANTA」が開催された。映画「いぬむこいり」は何と4時間5分に及ぶ超大作だが、勝手にしやがれでドラムス&ボーカルをつとめる武藤昭平がヒロイン有森也実の相手役をつとめ、PANTAも銃を取って叫ぶという文字通り、PANTAにしか演じられないキャラクターで登場する。このPANTAと対立するのが緑魔子!そして石橋蓮司がゴロツキ革命家を演じる。久しぶりに見る前から血が騒ぐ映画が完成した。
http://www.dogsugar.co.jp/inumuko.html
私は片嶋一貴の「アジアの純真」が好きだ。チンピラに姉を殺された在日の少女が、拉致被害者家族会の講演会に乱入して「日本なんか愛してねーよ!」と叫び、毒ガスの入ったビンを投げつけるといった、スキャンダラスで挑発的な作品であった。
https://www.youtube.com/watch?v=dAiJTVQ0kts
片嶋は鈴木清順が晩年に撮った「ピストルオペラ」と「オペレッタ狸御殿」でプロデューサーをつとめている。「オペレッタ狸御殿」は清順の遺作になるが、この作品で「企画」としてクレジットされているのは遠谷信幸。電通の遠谷信幸である。「ピストルオペラ」と「オペレッタ狸御殿」の二本とも電通が製作した作品である。

◎福岡市・天神に紀伊國屋書店がオープン。10年ぶり、二度目の出店である。読売新聞は次のように書いている。
「福岡市・天神の商業施設『イムズ』に4月26日、紀伊国屋書店がオープンした。『本との出会いをデザインする』がテーマで、約1000平方メートルにおよそ15万冊をそろえている。売り場の3分の1を『レディースゾーン』としているのが特徴だ」
http://www.yomiuri.co.jp/kyushu/odekake/fukuhaku/20170502-OYS1T50026.html

毎日新聞論説委員だった落合博が田原町に書店「Readin’Writin’」をオープンした。
「本屋を始めることが目的ではない。『小商い』のライフワークとして10年、20年と続けていくことに意味がある。
あの店が近所にあってよかった、あの店があるから浅草・田原町で暮らしてみたいと思われるような個人店を目指したい。
情熱と覚悟を持って」
http://readinwritin.net/about/
店内は、こんな感じ。
https://twitter.com/ochimira/status/855990583529152513
https://twitter.com/ochimira/status/856018390170746881
https://twitter.com/ochimira/status/856018770887757824
https://twitter.com/ochimira/status/856019075851460608
ロンドン・オリンピック・パーク設計チームメンバーだった白井宏昌が設計を担当している。
https://www.facebook.com/photo.php?fbid=10211356849851212&set=a.3112056634607.142647.1060131482&type=3
双子のライオン堂店主の竹田信弥が協力している。
http://readinwritin.net/2017/04/17/read%e3%83%86%e3%82%b9%e3%83%88/
落合は「こんなことを書いてきた スポーツメディアの現場から」(創文企画)を上梓している。
http://www.soubun-kikaku.co.jp/sports/56.shtml

ハースト婦人画報社は同社が展開する5つのメンズ メディア ブランド―雑誌「MEN’S CLUB」、「Esquire The Big Black Book」、デジタルメディア「MEN’S+」、「Esquire」、「Men’s Health」―を一つのグループの傘下に統合した。メンズ メディア グループの編集局長は株式会社ハースト婦人画報社 代表取締役社長&CEO イヴ・ブゴンが兼務し、メンズ メディア グループの編集長代理として、「東京カレンダー」編集長をつとめた大槻篤を迎えることになった。
http://www.fashionsnap.com/news/2017-05-02/hearst-mensmedia/
大槻は所謂「岸田一郎」一派のひとり。「ZINO」なるウエブマガジンに関わり、その後コンデナスト・ジャパンに移り、「GQ」のデジタル化に携わるという経歴の持ち主だ。
http://www.hakuhodo.co.jp/archives/column/30217
私には大槻がそれほど優れた人材とは、どうしても思えないのだけれど。要するにハースト婦人画報社は人を見る目がないんだよね。

電通の海外本社「電通イージス・ネットワーク」は、オーストラリアのデジタルエージェンシー「Accordant Pty Ltd」(アコーダント社)の株式100%を取得することで合意した。
http://www.dentsu.co.jp/news/release/pdf-cms/2017058-0501.pdf

電通が自己株式の取得を発表した。総額は売買手数料を含まず、83億1321万2,986円。
http://www.dentsu.co.jp/news/release/pdf-cms/2017059-0501.pdf

KADOKAWAのMF文庫シリーズ累計50万部を突破する「ようこそ実力至上主義の教室へ」が、7月よりテレビアニメで放送される。
https://webnewtype.com/news/article/108051/

トーハン平成28年度「朝の読書」の人気本調査結果を発表した。小学校では第1位「かいけつゾロリ」(ポプラ社)、第2位「科学漫画サバイバルシリーズ」(朝日新聞出版)、第3位「しずくちゃん」(岩崎書店)、第4位「学研まんが新ひみつシリーズ」、第5位「ほねほねザウルス」(岩崎書店)。
中学校では第1位「ソードアート・オンライン」(KADOKAWA)、第2位「火花」(文藝春秋)、第3位「カゲロウデイズ」(KADOKAWA)、第3位「空想科学読本」(KADOKAWA)、第3位「5分後に意外な結末」(学研)。
高校では第1位「火花」(文藝春秋)、第2位「植物図鑑」(幻冬舎)、第3位「オオカミ少女と黒王子」(集英社)、第4位「明日は、いずこの空の下」(講談社)、第5位「イノセントブルー」(集英社)。
http://www.tohan.jp/news/upload_pdf/20170501asadokuranking.pdf

◎読売新聞によれば「みそカツが看板メニューの外食チェーン矢場とん』の広報部長を務める」鬼頭明嗣は夭折したロック歌手の尾崎豊とふたりで「『アイソトープ』を設立。副社長兼マネジャーとして、社長を務める尾崎を支えた」というが、もともとは「月刊カドカワ」の編集者だったそうだ。
「1992年4月25日に26歳で早世したロック歌手尾崎豊の元マネジャー鬼頭明嗣さん(62)(名古屋市)が、没後25年を機に、尾崎から受け取ったメッセージを読売新聞に公開した」
http://www.yomiuri.co.jp/chubu/news/20170501-OYTNT50019.html

朝日新聞の発行部数の32%が「押し紙」だとは!?「月刊FACTA」が報じている。
朝日新聞の発行部数の32%に当たる209万部超が毎日読者に配達されないまま廃棄されている――。同社の「販売局有志」が昨年、経営上のガバナンスが欠如しているとして取締役会を告発した内部文書と付属の資料で、同社の『押し紙』の衝撃的な実態が明らかになった」
https://facta.co.jp/article/201705037.html

◎予約数が昨年比120%とは驚きである。6月17日に沖縄・豊崎海浜公園 美らSUNビーチで開票される「AKB48選抜総選挙」の公式本「AKB48総選挙公式ガイドブック2017」(講談社)は初版発行部数10万部でスタートする。
http://www.oricon.co.jp/news/2090111/full/

◎これもビックリ。乃木坂46衛藤美彩の写真集「話を聞こうか。」(講談社)は、重版が決まり、累計発行部数10万部を突破。
http://www.nikkansports.com/entertainment/news/1817141.html

AmazoneBayGoogleマップなどの人気アプリがApple Watchのサポートを終了したそうだ。
https://japan.cnet.com/article/35100647/

集英社のマンガアプリ「少年ジャンプ+」(集英社)で累計閲覧数は9000万回以上の「カラダ探し」がアニメ化され、アニメ制作会社「Production I.G」のスマホアプリ「タテアニメ」で今夏、配信される。
https://mantan-web.jp/2017/05/02/20170501dog00m200028000c.html

◎「ダイヤモンド・オンライン」の深澤献編集長が「YOMIURI ONLINE」の「YOL-ON」に登場している。
「…オンラインに1日あたり20本近い新着記事を出していますが、そのうち週刊ダイヤモンドからの記事は2、3本なんですよ。あとはオリジナルの記事と、書籍の編集部からの記事ですね。実は書籍からのコンテンツが多いのが特徴で、4、5本あります。オリジナル記事も毎日10本程度は必ずある感じですね」
http://www.yomiuri.co.jp/yolon/ichiran/20170427-OYT8T50029.html?from=yartcl_os1&seq=01

◎光文社の女性ファッション誌「VERY」の今尾朝子編集長が、「『ハンサムマザー』はとまらない」を朝日新聞出版から刊行した。朝日新聞マムズスタンドで連載しているコラムをまとめたものだ。
http://www.asahi.com/articles/ASK4X7V75K4XUEHF039.html
私は、この手の企画をどうしても支持できない。何かが違うって思うんだよね。

◎井上雅博ヤフー前社長が米カリフォルニア州で交通事故死。日経によれば「クラシック・スポーツカーの耐久レース大会に参加中、自らの運転で自損事故を起こして亡くなったようだ」。
https://about.yahoo.co.jp/pr/release/2017/04/29a/
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDZ29H1R_Z20C17A4000000/

◎水深2mで最大60分間に耐える防水性能を備えた6.8型の電子書籍リーダー「Kobo Aura H2O Edition 2」が楽天から発売される。価格は19,980円(税込)。
http://news.mynavi.jp/news/2017/05/02/332/

◎日販は、デジタルハリウッドと共同開催した「書店体験を変えるIoTプロダクト HACKATHON」入賞プロダクト実証実験の第2弾として、最優秀賞受賞プロダクト「POPSTAR」を5月1日(月)よりパルコブックセンター吉祥寺店に設置し、稼働を開始した。
「POPSTAR」は、書店員の手書きPOPをAR上に設置することで、新たな書店体験を演出するスマートフォンアプリ。書店内でアプリを起動すると、本のPOPがARで表示され、POPをタップすることで本の詳細情報や在庫場所を見ることができる。
http://www.nippan.co.jp/news/hackathon_popstar/

◎2012年から昨2016年まで、講談社現代新書とあわせて「3社合同教養新書フェア」だったが、今年は岩波新書中公新書の2社で「教養新書合同フェア」を「真剣対決! 八番勝負フェア」として開催。
https://www.iwanami.co.jp/news/n18916.html
https://www.iwanami.co.jp/files/hensyu/shin/shinfair2017.pdf

雫井脩介の「検察側の罪人」(文春文庫)が、木村拓哉×二宮和也の初共演で映画化されることになった。
http://eiga.com/news/20170503/7/

◎アマゾンが「日販バックオーダー発注」を中止して、出版社との直取引を増やすという方針を発表したことについて、日経によれば日販は「一方的な通告を受けたことは大変遺憾」とする見解を明らかにした。アマゾンからすれば取次に発注した際の取次在庫のヒット率が60%程度だという現状は、機会損失が40%近くあるということであり、こうした現状はアマゾンにとって耐え難く、変えたいということなのだろう。
http://www.nikkei.com/article/DGXLZO16029940S7A500C1TJ2000/
「Business Journal」が3月17日に掲載した「アマゾン、衝撃的な取次『出し抜き』策…出版業界の取次『外し』加速で悪しき慣習破壊」は読んでおきたい。
http://biz-journal.jp/2016/03/post_14266.html

朝日新聞の渡辺雅隆社長と朝日新聞阪神支局襲撃事件で犠牲となった小尻知博記者は同期入社であった。
http://www.jiji.com/jc/article?k=2017050300420&g=soc
http://www.asahi.com/articles/ASK4J3RN9K4JPTIL006.html
http://www.sankei.com/west/news/170503/wst1705030061-n1.html
産経新聞は「主張」で「朝日支局襲撃30年 暴力には言論で対決する」を掲げ、次のように書いている。
「30年前に向けられた銃口は、全ての言論・報道機関に向けられたものであり、民主主義そのものを標的とした。犠牲となった小尻記者を悼むとともに、改めてそう受け止め、怒りを新たにしたい」
http://www.sankei.com/affairs/news/170502/afr1705020001-n1.html

◎スポーツ用品専門店「SPORTS AUTHORITY」が2010年に始めた「Number」(文藝春秋)とのコラボ同名ブランド、2017年度の第3弾は、大きなバスケットボールが入るボールケースだそうだ。
http://number.bunshun.jp/articles/-/827964

◎京都の大垣書店は、ECサイト「大垣書店Yahoo!店」を開設した。
http://kyoto-np.co.jp/economy/article/20170503000059
http://store.shopping.yahoo.co.jp/books-ogaki/

◎「メンズジョーカー」(KKベストセラーズ)6月号の表紙を又吉直樹が飾る。
http://www.excite.co.jp/News/comedy/20170505/Yoshimoto_2017_05_entry70699.html

◎「夕刊フジ」はゴールデンウィーク特別号で安倍首相の独占インタビューを掲載した。
https://abematimes.com/posts/2337195

◎米フェイスブックは第1・四半期決算を発表。売上高は前年同期比5割増の80億3000万ドル。
http://jp.reuters.com/article/facebook-results-idJPKBN17Z2LN

ブックオフの2017年3月期決算は4億円の連結営業赤字を見込んでいる。電子コミックの台頭により2期連続赤字だ。
http://biz-journal.jp/2017/05/post_18975.html

幸田露伴の「蒲生氏郷 武田信玄 今川義元」(講談社文芸文庫)を「週刊実話」が取り上げている。
「…重要なのは、史料を吟味しつつも、うそを事実でないという理由だけで一刀両断せず、その物語が形づくられる必要性まで公平に目配りする筆の奥行きだ」
http://wjn.jp/article/detail/9532648/

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3)【深夜の誌人語録】

正解を一つだと思うから、発想が貧困なのである。