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1)【記事】佐藤秀峰のkindle版『ブラックジャックによろちんこ』改題でアマゾンは販売停止(岩本太郎)
2)【本日の一行情報】
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- 2017.7.31 Shuppanjin
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1)【記事】佐藤秀峰のkindle版『ブラックジャックによろちんこ』改題でアマゾンは販売停止(岩本太郎)
佐藤秀峰が自身の代表作『ブラックジャックによろしく』のkindle版のタイトルを『ブラックジャックによろちんこ』に改名。これに対してアマゾンが同作の配信を停止するという事態が生じた。
https://twitter.com/shuho_sato?lang=ja
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1707/29/news024.html
https://netatopi.jp/article/1073208.html
事の経緯は7月26日の夜以降、佐藤自身による以下のツイートなどで明らかにされている。発端はその数日前。KDPで『ブラックジャックによろしく』の前半部の3巻が著者にも無断のまま0円で配信されていることに気付いた佐藤が問い合わせたところ、アマゾンが今度は何と同作の全巻をタダにしてしまったというのだ。
アマゾン側は《他のサイトで無料で配信されてるからそれに合わせて無料化(プライスマッチという)したそうで、お金も払う気ない》旨を佐藤に回答したそうだ。
https://twitter.com/shuho_sato/status/890161894937448448
https://twitter.com/shuho_sato/status/890165654497640448
https://twitter.com/shuho_sato/status/890583654702866433
佐藤は自ら代表を務める「佐藤漫画製作所」のサイトを通じ、以前から『ブラックジャックによろしく』の漫画データを二次使用フリーで公開しているため、作品そのものは商用・非商用ともに自由に利用できる。ただし、同製作所による利用規約では一方で《Amazon Kindleストアでの取扱いは、個別の許諾がない限り一切できないものとします》とも定められている。
https://twitter.com/shuho_sato/status/890774461208641536
http://mangaonweb.com/company/download.html#kiyaku
しかし一方のアマゾン側はというと、KDP利用規約「価格設定」の中の「D.競合他社との価格整合性」という項目をタテにしてきたらしい。競合他社との間における電子書籍の価格整合(プライスマッチ)を図るというもので、ようするに「他でタダで売ってるものについては、競争もあるのでウチもタダで得るし、あなたへのそのぶんのギャラもタダになるよ」ということか。
https://kdp.amazon.co.jp/ja_JP/help/topic/A29FL26OKE7R7B
これに対して佐藤は《他ストアで無料配信されてるのは僕が配信してるものじゃないし、タイトルもデータも違うんだけど》と反論。Kindle版は専用に作った高画質版であり、他の電子書籍サイトで販売されているものには自身は関わっていない、とした。
https://twitter.com/shuho_sato/status/890776594947514369
https://twitter.com/shuho_sato/status/890795105593864192
そこで佐藤が採った防衛策が、上記の通り自分の作品のタイトルを変えるというものだった。もっとも、その間に《3日間で10000冊も無料でばら撒かれちゃったよ》と少なからず「実害」を被ったことも併せて報告しているが、一方では《しかしkindleのコミック売れ筋ランキング13位以下に「ブラックジャックによろちんこ」が並んでいるのはシュールではあるな》などと、この騒動を結構楽しんでいる様子も伝わってくる。
https://twitter.com/shuho_sato/status/890783277589577730
https://twitter.com/shuho_sato/status/890795809830084608
https://twitter.com/shuho_sato/status/890821327933681664
もとよりアマゾンも黙っているわけもなく、今度は佐藤に対してタイトルを直すまで販売を停止する旨をメールで通告してきたというわけだ。
《15000冊も0円でバラ撒いといて、「販売停止」ってウケるなぁ。
「タイトルが違っても同一作品だ」と言った直後に、アマゾンの中の人も言動が二転三転してる》
https://twitter.com/shuho_sato/status/890873492588998657
kindle『ブラックジャックによろちんこ』の作品ページには30日の18時現在、「調査中の商品」として以下のように書かれたままになっていた。
《この本のファイルに品質上の問題が見つかったため、現在入手することができません。
本の出版者に修正を依頼し、問題が解決され次第販売を再開いたしますのでしばらくお待ちください。 本件に関するご意見がございましたら Amazon までお問い合わせください。》
http://goo.gl/roP4PQ
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2)【本日の一行情報】(岩本太郎)
◎長時間労働の是正に向けての改善計画を発表した電通が、緊急増員を図るべく正社員50人、契約・派遣社員224人を取り急ぎ採用したと日経が報道。2017年度は《正社員を前年度1.5倍の250人採用する計画》とのこと。
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDZ28HY6_Y7A720C1000000/
◎その日経が、連合の「残業代ゼロ」法案の「容認」姿勢を後押ししようと後押しするあまり、法案への理解が不足した《極めてトンチンカンな内容》の記事を載せていたと、ブラック企業被害対策弁護団の代表・佐々木亮が批判。
https://news.yahoo.co.jp/byline/sasakiryo/20170729-00073870/
◎日経新聞東京本社販売局に勤めていた32歳の男性社員が、大阪本社販売局に所属していた今年3月までの2年間に、業務で新聞販売店に購入を依頼されたように装って商品券を発注。計567万円相当の商品券をだまし取って現金化のうえ私的な飲食や交通費に使っていたとして25日付で同社より懲戒解雇された。
http://www.sankei.com/affairs/news/170725/afr1707250020-n1.html
◎龍角散が秋田県知事の佐竹敬久を起用していたテレビCMの放送中止を26日に決定。先に東北地方を襲った豪雨の際、佐竹が県外にゴルフに出かけていたことについて虚偽の説明をしていたと同日の会見で陳謝したのを受けた措置らしい。龍角散は江戸時代の秋田藩の御殿医藤井玄淵が調製した藩薬が原点とされ、その縁から県知事の佐竹が出演するCMを2013年11月より全国で放送していた。
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201707/20170729_43019.html
https://mainichi.jp/articles/20170729/k00/00e/040/199000c
◎『電通「鬼十則」』『2015年の広告会社』(著者はいずれも植田正也)など広告業界関連書籍の刊行でも知られた出版社「日新報道」が18日付で東京地裁から破産開始決定。近年は出版物の売上が伸び悩み業績が悪化していたという。かつては藤原弘達の『創価学会を斬る』など、一連の創価学会批判本、最近ではケント・ギルバート&植田剛彦の『不死鳥の国 ニッポン』の版元としても知られた。
http://www.tsr-net.co.jp/news/tsr/20170726_01.html
http://www.tdb.co.jp/tosan/syosai/4360.html
◎学文社「ボールペン習字講座」の広告キャラクターとして知られた「日ペンの美子ちゃん」が10年ぶりに雑誌広告に復活する。8月3日発売の『週刊ヤングジャンプ』に1ページ広告のほか、全8ページの書き下ろし漫画「日ペンの美子ちゃん YJ出張版」が掲載されるとのこと。一番最初の登場は1972年の『月刊明星』だったそうだ。
https://withnews.jp/article/f0170727007qq000000000000000W03610501qq000015643A
◎『少年ジャンプ』が無料公開した漫画制作ツール「ジャンプPAINT」の狙いについて、同誌編集部の籾山悠太と『ジャンプ+』編集長の細野修平に『ITMediaNEWS』がインタビュー。「スマホだけで描く人が出るのは、まだまだ先だろうと思っていた」ところ、公開前の昨2016年時点で、スマホだけで描かれた「あなたが恋と言うのなら」(あつもりそう)が、ジャンプの開催する「矢吹健太朗漫画賞」で奨励賞を受賞。漫画家のデジタルシフトも予想以上のスピードで進んでいるらしい。
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1707/19/news134.html
◎レノボが折りたたみ式スマートフォン「Folio」のプロトタイプを、7月のサンフランシスコでの展示会で公表したそうだ。「見開き」のような画面が実現できるのだろうか。
http://www.gizmodo.jp/2017/07/lenovo_folio.html
◎実業之日本社がパラリンピックなどでの活躍が期待されるアスリートたちを紹介するスポーツ雑誌『パラスポーツマガジン』を27日に創刊。
http://www.j-n.co.jp/news/?article_id=418
https://cyclestyle.net/article/2017/07/28/50309.html?utm_source=twitter&utm_medium=social
◎東北新社はCSのスカパーの子会社スカパー・エンターテイメント、スーパーネットワークおよびファミリー劇場の東経110度CSデジタル放送事業を、簡易吸収分割方式により9月17日付で承継することを28日の取締役会で決定・発表した。洋画チャンネル「ザ・シネマ」などの放送免許も取得する。4K・8K放送の実施に伴い今後予想されるCS放送の再編に備えたものらしい。
http://v4.eir-parts.net/v4Contents/View.aspx?cat=tdnet&sid=1499466
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDZ28HYI_Y7A720C1TJ1000/
◎YouTuberプロダクションで、講談社と共同で「ボンボンTV」も運営しているUUUMが、東京証券取引所マザーズ市場への新規上場が承認されたことを27日に発表した。上場日は8月30日を予定。
https://japan.cnet.com/article/35104917/
◎ドワンゴがRSSリーダー「Live Dwango Reader」を8月31日に終了すると発表。かつては情報収集用のツールとしてネット利用者に愛用されたRSSリーダーも、SNSやキュレーションアプリなどの台頭によってここ数年で利用者が激減しているらしい。
http://blog.livedoor.jp/staff_reader/archives/52278396.html
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1707/27/news046.html
◎長野県上田市に本拠を置くオンライン古書店「バリューブックス」が、書店のない地域や要望のあった場所にバスやワゴンなどで本を届けに行く移動式本屋「ブックバス」のプロジェクトを新たに立ち上げた。手始めには、かつて岩手県で使われていた移動図書館車の中古車が活用されるらしい。
http://greenz.jp/2017/07/27/valuebooks_bus/