【文徒】2017年(平成29)10月16日(第5巻194号・通巻1123号)

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1)【記事】最近書店閉店事情
2)【本日の一行情報】
3)【深夜の誌人語録】

                                                                                • 2017.10.16 Shuppanjin

1)【記事】最近書店閉店事情

札幌市の地下鉄真駒内駅構内 にあるBOOKSあしたやが10月14日をもって閉店。2012年6月6日 にオープンしたばかりだった。当時、堀井利昭 代表取締役 は次のように語っていた。
「本屋にした理由はいくつかあるんです。まず自分が本好きであることと、次に大きいのが真駒内の中心部から書店が消えてもう何年も経つこと。地元に書店がないというのは実にわびしいものです。郊外の書店に車を走らせることができない高齢者や学生さんが気軽に立ち寄れる店を駅の中に作りたくてオープンしました」
http://goo.gl/LnMv3U
こんな評価もされていた。
「地下鉄真駒内駅にある『BOOKSあしたや』があなどれない。自然食品などを扱っているお店の姉妹店らしく、控えめながら主張のある棚作り。一方で『こち亀』と『ジョジョ』を全巻並べる稚気もあり、小さいけど見応えがある本屋です。観光やライブで駅を利用なさるかた、寄ってみてください 」
https://twitter.com/mako_0722/status/626267989927538688
アシーネ新神戸店が10月15日(日)をもって閉店。
https://twitter.com/kaitenheiten/status/919088985539878912
沼津市に根を張るマルサン書店イシバシプラザ店が10月22日をもって閉店。
「さようならマルサン書店イシバシプラザ店、10月22日をもって閉店 」
https://twitter.com/HS14_/status/912955923907227648
http://www.numazu.nu/~marusan/shop.shtml
「そういえばイシバシプラザのマルサン書店は22日で閉店になるらしい… ミニストラップはパネル展終了後もやりそうだけどマルサン書店が減るのは痛いなぁ 」
https://twitter.com/nomuran19840409/status/919122229178253312
今井書店 殿町店(島根県松江市)が10月31日(火)をもって閉店。
「さて、長い間皆様方にご愛顧頂きました、『今井書店殿町店』は、平成29年10月31日をもって現在の形態の書店を終えることに致しました。
『書店』という枠組みを超えて進化するための拠点として12月に生まれ変わる予定です。
これまで以上に地域の皆様方のご期待にお応え出来るよう、努力して参る所存でございます 」
http://goo.gl/s1RTqJ
今井書店殿町店は『松江今井書店』の本店的な店舗でもありました。(中略)
ま、とりあえず『まちなかの書店』という感じで、今でこそ1階部分しか営業していませんが、私がこちらに来た当初は2階もやっていました(3階もやってた?)。
で、10月31日に、この書店も閉店するようです。その後12月に貼り紙によると『「書店」という枠組みを超えて進化するための拠点として』といったような新しいお店に変わるようですが、どんなお店なんでしょうね。
『青杏文庫』みたいな感じになるのでしょうか。観光客も比較的多い場所ですし、楽しみですね」
https://blogs.yahoo.co.jp/kobaden_shoutengai/35031287.html
BOOK PORT 大崎ブライトタワー店が10月31日(火)をもって閉店。
「このたびBOOK PORT 大崎ブライトタワー店は平成29年10月31日をもちまして、諸般の理由により閉店することとなりました。
大崎店はフラッグシップショップとしてスタートし、書店としての枠を越えて、様々な実験的販売に挑戦して参りました。この10月で開店より2周年という節目を迎え、店舗としての役割を充分に終えたと判断し、閉店という選択をさせて頂く事になりました。これまでの皆様からのご支援、ご愛顧を心より感謝申し上げます」
http://www.bookport.jp/event/store6.html
池袋の芳林堂書店コミックプラザが10月31日(火)をもって閉店。
「平素は芳林堂書店コミックプラザを御利用いただき御厚情のほど、心より御礼申し上げます。
誠に勝手ながら諸般の事情により、芳林堂書店コミックプラザは芳林堂書店高田馬場店に店舗統合の運びとなりました。
芳林堂書店コミックプラザの店舗営業は2017年10月31日(火)を持ちまして終了となります。当店独自の施策や取扱商品につきましては、以降、芳林堂書店高田馬場店5Fコミックフロアにて展開いたします 」
http://www.horindo.co.jp/comicplaza/
旭屋書店イオンモール宮崎店は11月26日(日)をもって閉店。
http://www.asahiya.com/shop/westjapan/miyazaki/miyazaki/index.asp

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2)【本日の一行情報】

◎文庫であろうと、四六判であろうと何であろうと図書館が文藝春秋のみならず大手出版社の本を大量に買うから、私たちも含めて中小零細出版社の書籍の初版は3000部にすら届かなくなってしまった。図書館は文庫のみならず、大手出版社の本を買わなければ良いのである。大手出版社からすれば3000部の書籍は利益を出さないのかもしれないが、中小零細出版社にとっては3000部売れれば十分利益が出るのである。
http://www.asahi.com/articles/ASKBC4CTMKBCUCVL00D.html
出版協は大学図書館公共図書館に対する共同DMを実施するそうだ。

◎メディアドゥホールディングスの2018年2月期第2四半期累計(3-8月)の連結経常利益は前年同期非連結比32.5%増の4億円に拡大した。ただし通期計画の9.6億円に対する進捗率は42.0%にとどまった。
http://v4.eir-parts.net/v4Contents/View.aspx?cat=tdnet&sid=1519565

カズオ・イシグロ電子書籍でも売れている。
「8作品を電子書籍化している早川書房によると、1日から10日までに、ネット通販・アマゾンの電子書籍サービス『キンドル』で代表作『日の名残り』が約1万ダウンロード、『わたしを離さないで』は約8千ダウンロードされた。9月のダウンロード数は『わたしを−』が100程度だったので、紙の本に負けず劣らずの大ヒットとなった」
https://www.nishinippon.co.jp/nnp/national/article/365333/

◎不破雷蔵は「紙媒体は新聞・雑誌共にマイナス継続(経産省広告売上動向2017年8月分)」で次のように書いている。
「昨今の動向を見返すと、やや起伏は大きいもののインターネット広告が確実に上昇基調(プラス領域)にあり、他の業種との間に差が生じていることが把握できる。また2015年に入ってから4マスの軟調さが際立ち、現在に至るまで紙媒体では継続しているのも気になる」
https://news.yahoo.co.jp/byline/fuwaraizo/20171012-00076826/

緑川ゆきの「夏目友人帳」(白泉社)はテレビアニメとして6期まで製作されているが、2018年には劇場版アニメが公開されることになった。
http://anime.eiga.com/news/105255/

資生堂とC Channelは、市場のトレンドや流行の兆しをタイムリーに捉えた、若年層に向けた共同企画品として、ヘアカラーパレット「S ヘアチョークパレット」【全1 品目5 品種C Channel販売価格 980 円(税込1,058円)】を10月20日(金)よりCHEER CLOSET(C Channelが運営するECサイト)で発売する。
http://www.shiseidogroup.jp/news/detail.html?n=00000000002291&rt_bt=top-news2_000097
資生堂のようなクライアントは増えこそすれ減りはしまい。紙を捨ててでもデジタルシフトを遂げよう。

◎若林悠という著者を私は知らなかったのだが、「風刺画とアネクドートが描いたロシア革命」(現代書館)は一気に読んだ。当時の風刺画だからこそ活写できたロシア革命であり、革命の挫折はアネクドートがいち早く予言していたということだろう。私はロシア革命100年を笑い飛ばしてしまったようだ。共産主義者とはマルクスレーニンの考えを学んだ者であり、反共主義者とはマルクスレーニンの考えを理解した者なんだって!
http://www.gendaishokan.co.jp/goods/ISBN978-4-7684-5813-6.htm

◎「ルルーシュぴあ」が発売されたと聞いて、あぁ「コードギアス」だね、アニメ映画が公開されるんだよなと答えることができる程度には「今」を感知しておきたい。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000648.000011710.html

東京国際映画祭よりも山形国際ドキュメンタリー映画祭のほうが遥かに価値の高いことは映画ファンにとっては周知の事実である。河荑直美の「才能」を最初に発見したのも山形であった。
http://cinema.pia.co.jp/news/0/72519/
加藤泰の「男の顔は履歴書」や「にっぽん零年」を私が初めて見たのも山形だった。

ジャストシステム「モバイル&ソーシャルメディア月次定点調査(2017年9月度)」によれば、「広告配信に不快感を抱くことが多い」人の割合は「Twitter」が29.9%、「Facebook」が 26.1%、「Instagram」が25.0%、「LINE」が23.5%。昨年よりも増えている。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000266.000007597.html
広告に依存しないデジタルメディアに広告会社は、どのように関与すべきかというアポリアがより一層の現実味を帯びてくるのかもしれない。
https://www.advertimes.com/20171012/article259042/

◎ハロウィンの季節を迎え、小学館の人気10作品のキャラクターたちが「怪盗キッド」のコスプレ姿を披露するキャンペーンが開始された。「からかい上手の高木さん」をはじめとする人気キャラクターが描き下ろしのイラストで登場する。書店フェアやLINEスタンプなどさまざまな形でファンにプレゼントされる。
https://animeanime.jp/article/2017/10/13/35632.html

◎予想された通り、WPPはアサツーディ・ケイ買収について、買い付け価格が低すぎるとして、反対する声明を発表したようだ。
https://jp.reuters.com/article/asatsu-dk-m-a-bain-wpp-idJPKBN1CH1LV

集英社は、板橋区東坂下に鉄筋コンクリート造7階建て延べ2337平方メートルの共同住宅を建設するようだ。
http://www.kentsu.co.jp/webnews/html_top/171012500041.html

高森朝雄梶原一騎)原作、ちばてつや画のマンガ「あしたのジョー」を原案にしたオリジナルアニメ「メガロボクス」が制作され、テレビアニメとして2018年春から放送されることになった。「あしたのジョー」にとって来年は連載開始50周年に当たる。
https://mantan-web.jp/article/20171012dog00m200043000c.html
「作品」こそ最強のブランドである。

◎自らの不勉強ぶりを痛感させられた。私は「アエラ」の記事を読むまで、この本の存在を全く知らなかった。近藤龍一の「12歳の少年が書いた 量子力学の教科書」(ベレ出版)。10歳の頃には物理学の他にも天文学、歴史、哲学、医学、論理学、経済学、法学などあらゆる学問分野の本を読み漁り(最盛期には年間3000冊)、最終的に量子力学が自分の目指す専門分野であると考えるに至った近藤がこの本を執筆したのは12歳のとき だというのだから凄いの一言に尽きる。
https://dot.asahi.com/aera/2017101100074.html?page=1
https://www.beret.co.jp/books/detail/653

◎株式会社である 「書店と本の文化を拡める会」は、書店のなかった那須高原地区に元コンビニの建物を改装した 「那須ブックセンター」をオープンさせたそうだ。売場面積は55坪 。
https://mainichi.jp/articles/20171014/ddl/k09/040/154000c
「書店と本の文化を拡める会」の内田眞吾社長は ベレ出版の元社長。現在は取締役相談役だ。私財を投じての出店だそうである。帳合はトーハンのようだ。
https://www.beret.co.jp/company/
内田が目指すのは「普通」の新刊書店。
「……私たちが目指す書店は、人口の少ない、他に書店がないと言ってもいい地域での開業です。そんな地域でも老若男女が気軽に本を手にできるお店です。
ですから、私たちが選んだ本を並べるのではなく、様々な本が並ぶ『普通』の新刊書店です。
ただし、書店も人口も少ない地域で開業している小さな書店は、通常は雑誌とコミックだけで売り場の6割強を占めますが、私たちはそのウエイトを逆にしたいと考えます。
岩波新書中公新書なども並ぶお店です。雑誌はアダルトやギャンブル誌は並べません 」
http://bookpooh.com/archives/3727

◎韓国版のタイトルは「夢幻」という。篠原愛の写真集は日本版のみならず、韓国版、台湾版が発売される。日本版のタイトルは「結晶 」、版元は講談社である。日本版 144ページに対して韓国版 244ページ 。日本よりも韓国で人気があるということだろう。「夢幻」は韓国の人気男性誌「MAXIM KOREA」の特別号 として刊行されているが、篠原はこの雑誌の表紙も飾ったことがある。
http://news.kstyle.com/article.ksn?articleNo=2080019
http://www.oricon.co.jp/news/2098467/full/

沖縄タイムスによれば、「沖縄県東村高江で起きた米海兵隊CH53Eヘリの炎上事故について 」「朝日と毎日は、1面で見出し3段を立てて掲載。社会面では、米軍機事故の年表や住民の声などを紹介した。読売と日経は、第1社会面で見出し3段で報じ、産経は、第2社会面で見出し2段だった」そうだ。
http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/155607
一面で報じない新聞は「佐幕派」なのだろう。産経はさしずめ「井伊大老」の役割を果たしているのかもしれない。

内田樹が「街場の天皇論」(東洋経済新報社)で加藤典洋の「もうすぐやってくる尊皇攘夷思想のために」(幻戯書房)に呼応するかのように次のように書いている。
「……戦後日本の政治運動のうち、ある程度の民衆的高揚を達成したのは、いずれも『反米愛国』の尊皇的ナシヨナリズムから大きなエネルギーを備給されていたからである」
「60年代末の学生運動がそれなりの政治的エネルギーを喚起できたのは『常民』たちを眠りから目覚めさせずにはおかない『尊皇攘夷』の政治幻想に駆動されていたからである」
https://store.toyokeizai.net/books/9784492223789/

アメリカに押し付けられた憲法を改正することに反対することが攘夷=反米だという捩れが事態をややこしくしている。「赤旗」の元論説委員である末浪靖司の「『日米指揮権密約』の研究」が創元社から刊行された。
https://www.sogensha.co.jp/productlist/detail?id=3812

◎これは話題になる!文藝春秋 から伊藤詩織 の「Black Box 」が発売される。新潮社は口惜しいだろうなあ。
http://books.bunshun.jp/articles/-/3963
http://www.sankei.com/affairs/news/171013/afr1710130036-n1.html
衆院選投票日直前の発売!津田大介のツイート。
「発表されました。全編読み応えありますが、とりわけ第6章が女性にとってもこの国の司法制度おかしいと思っている人にとっても重要な章と思います。選挙前で色々憶測流れるかもですが発売月は最初から決まってて突然の解散劇でこうなったみたいですよ 」
https://twitter.com/tsuda/status/918815563207634944
東京新聞の望月衣塑子 が次のようにツイートしている。
「レイプ被害を受けたと会見し訴えたジャーナリスト伊藤詩織さんの手記『Black Box』が発売される。検察審査会では、不起訴相当の議決が出たが、詩織さんは『少しでも真相を明らかに』と民事の場で再び提訴している」
https://twitter.com/ISOKO_MOCHIZUKI/status/918852116428365824
角川新書は望月の「新聞記者」を刊行した。
http://shinsho.kadokawa.jp/product/p-321707000063/

岩波書店は太田正克の「偽装の被爆国 核を捨てられない日本」を刊行した。太田は共同通信編集・論説委員。日本はアメリカの核の傘に入っているわけだが、それはアメリカが核の先制不使用に踏み出すことには反対するという立場であることを忘れてはならない。そう「核なき世界」 を掲げたオバマ大統領の政策に日本はブレーキ役を果たしたのである。
https://www.iwanami.co.jp/book/b309280.html
日本が核禁止条約に不参加なのは、当然の帰結なのである。

北海道新聞の岩本茂之による佐々木美智子の「聞き書き」である「新宿、わたしの解放区」(寿郎社)の増補版が刊行された。
船戸与一さんもがんで亡くなった。光文社の日本ミステリー大賞の贈呈式が帝国ホテルであって、会いに行ったら車イスで来てた。ブラジルで一緒に実弾撃ったころの面影はなくて、小さくなっていた。薬草煎じたのを持っていったら、目の前で飲んでくれた。それから一カ月くらいで亡くなった。一年しか持たないって言われたのに、三年かかって『満州国演義』って長編九巻書き上げて、本当に残念だよね」
http://www.jurousha.com/
https://www.facebook.com/652408698111121/videos/1686320444719936/

◎米アマゾンの映画・テレビ部門トップ がセクハラ疑惑で休職。
http://www.afpbb.com/articles/-/3146667

◎今日から「アマゾン ファッション ウィーク東京」が開催される。
https://www.wwdjapan.com/485295

◎日販は、12月15日(金)〜17日(日)の3日間、文具が好きなすべての女性(文具女子)のためのイベント「文具女子博」を東京流通センター 第二展示場 Fホール で文具問屋のエムディーエスと共催する。
http://www.nippan.co.jp/news/bungujoshi_brand/

◎家の光が農村読者調査を実施した。読んでいる月刊誌は、1位「家の光」(家の光協会)、2位「オレンジページ」、3位「現代農業」(農山漁村文化協会)、4位「ESSE」(扶桑社)、5位「レタスクラブ」(KADOKAWA)、「文藝春秋」。同じく週刊誌は、1位「週刊文春」、2位が「女性自身」(光文社)、3位が「女性セブン」(小学館)、4位「週刊少年ジャンプ」(集英社)。
 また半年間で読んだ本は1位が又吉直樹「火花」(文藝春秋)。
http://www.jacom.or.jp/noukyo/news/2017/10/171012-33814.php

徳間書店は10月5日に発売した海行りりのコミックス「王子様の生態」にセリフが読めない箇所が あったとお詫びしている。徳間書店は修正版小冊子を希望者に配布する。
http://www.tokuma.jp/topicsinfo?tid=14467
http://www.comicmiere.com/2017/10/06/20171006/

Twitter Japan は「日本における児童の性的搾取へのTwitterの取り組みの新しいご報告」を発表した。
「2017年上半期に行った世界全体の児童の性的搾取に関するアカウントの凍結のうち、38%が日本に所在していると見なされる方々に運用されているもので、そのうちの98%はTwitterが発見したケースでした 」
https://blog.twitter.com/official/ja_jp/topics/company/2017/safety_CSE.html

トーハンは、今年も10月12日より約2ヵ月間、東京を皮切りに全国8会場で「図書館ブックフェア2017 総合図書展示会」を開催 する。
http://www.tohan.jp/news/20171013_1077.html

◎App Annieは、2017年上半期の日本における小売アプリのMAUランキングを発表。デジタルファースト型の第1位は「Amazon」、2位「楽天市場」、3位「ヤフー!ショッピング」、4位「楽天ポイントカード」、5位「 ZOZOTOWN 」。実店舗・オンライン併用型の第1位は「GU」、2位「MUJI passport 」、3位「ユニクロ」、4位「Tポイント」、5位「マツモトキヨシ」。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000097.000011276.html
実店舗・オンライン併用型の小売業者は、モバイルを優先させなければ、競合するデジタルファースト型のビジネスにシェアを奪われていく のは間違いあるまい。

三井住友カードは、バンダイビジュアルが展開するアニメ「ガールズ&パンツァー」の最新作「ガールズ&パンツァー 最終章」とコラボレしたクレジットカード、「ガールズ&パンツァー マスターカード」の発行を開始した。カードの製造・発行と作品のライセンス管理は、凸版印刷が行う。
http://www.toppan.co.jp/news/2017/10/newsrelease171013.html

◎学研プラスは、スマホ最適化を果たした電子書籍コンテンツレーベル「学研スマートライブラリ」から、電子オリジナル書籍「続!亀が無理してロードバイク乗ってみた」の配信を開始した。著者はきっか。書籍「 亀が無理してロードバイク乗ってみた 」の続編に当たるエピソードに、描き下ろしマンガを大幅に加え たものだ。
https://www.jiji.com/jc/article?k=000001322.000002535&g=prt

◎NHKと遺族では言い分が違う!朝日新聞は次のように書いている。
「NHKは今月4日夜のニュース番組で、佐戸さんの過労死と労災認定の事実を公表した。佐戸さんの死後4年余りにわたってこの事実を公表しなかった理由について、NHKは『遺族側の要望で公表を控えていた』と説明しているが、佐戸さんの父は会見で『事実ではない』と反論した 。
また、NHKが『労災認定後に(佐戸さんが所属していた)首都圏放送センターの責任者が遺族に謝罪した』と説明していることについても、『我々は謝罪とは受け取っていない』と言及」
http://www.asahi.com/amp/articles/ASKBF5CN9KBFULFA02C.html
英軍事誌ジェーンズ・ディフェンス・ウィークリー東京特派員・ 高橋 浩祐 のツイート。
「過労死した元NHK佐戸未和記者の素晴らしい現地リポート。若くて有能な記者を失い、無念さが募る。朝日新聞勤務の一年生記者時代、横浜と千葉の両支局で同期が2人自殺した。千葉支局の女性記者は、大学時代からの友人だった。私は過労による精神的なストレスが自殺の原因ではないかと思っている」
https://twitter.com/KosukeGoto2013/status/919056884081999872
朝日新聞によれば佐戸未和記者の遺体を火葬する前、婚約者がその指に指輪をはめたという。
http://www.asahi.com/articles/ASKBF77GQKBFUBQU015.html

東野圭吾の「マスカレード・ホテル」(集英社文庫) が木村拓哉主演で映画化されたのか。監督が鈴木雅之 だというのがねぇ。
https://sirabee.com/2017/10/14/20161326342/

◎今福龍太の「ハーフ・ブリード」(河出書房新社)。今福節なんだよね。これにノレルかどうかで評価も別れるんじゃないの。今福は純潔にではなく混血に世界の可能性を見ている。
http://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309248301/
10月21日にB&Bで今福龍太 と宮内勝典トークイベントが開催される。
http://www.kawade.co.jp/news/2017/09/1021-bb.html

アニメイトのグループ会社である書泉は、「漫画アクション」(双葉社)が今年創刊50周年を迎えることを記念して、10月16日から11月13日まで、芳林堂書店高田馬場店にて、フェア「漫画アクション創刊50周年記念祭」を開催 している。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000242.000016756.html

◎米の6-8月期スマートフォン市場 。iOSのシェアは前年比で3.7%伸び35% 。Samsungのシェアは前年比で0.8%伸び35.2% 。
http://jp.techcrunch.com/2017/10/14/20171013ios-and-samsung-market-share-now-tied-in-the-u-s/

福本伸行原作のギャンブル漫画「カイジ」(講談社)が実写バラエティー番組「人生逆転バトル カイジ」としてTBS系で放送されることになった。
https://news.walkerplus.com/article/124529/

◎ベネッセの妊娠・出産・育児ブランド「たまひよ」は、新ブランドスローガン「Enjoy 1000 days 今のキミと今を楽しむ」を発表した。このスローガンは雑誌創刊24周年キャンペーンでメッセージ動画配信、雑誌「たまごクラブ」「ひよこクラブ」、WEBサイト、SNS、イベントなどで展開する。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000606.000000120.html

井浦秀夫 のマンガ「刑事ゆがみ 」(小学館)がフジテレビ系 で連続テレビドラマ 化された。ドラマ低国・フジテレビであるにもかかわらず、出来栄えは良いようだ。浅野忠信 の功績が大だね。
http://biz-journal.jp/2017/10/post_20941.html

琉球新報に掲載された山田健太の「<メディア時評・窮屈な選挙報道>放送各社に改善命令 政府、放送法の解釈変更」は次のように書いている。
「……放送法の規定は本来、法的拘束力を有しないというものであったが、近年、政府が解釈を一方的に変更して、法の規定に合っているかどうかは政府が判断することを宣言し、実際、法に反しているとして個別の番組に関して放送局に『指導』という名の業務改善命令を出す事態が続いている 」
「そしてこうした報道現場の閉塞状況の中で、ひときわ目立つのが『政党』の政治活動としての情報発信である。特定候補者の選挙運動になってはいけないという制約こそあるものの、選挙期間中の表現活動として唯一、事実上のフリーハンドを与えられた政党は、その質量ともに他を凌駕する勢いだ 」
https://ryukyushimpo.jp/news/entry-593512.html

◎町田市民文学館ことばらんど で、新潮社の文芸編集者・谷田昌平の仕事を紹介する没後10年「編集者・谷田昌平と第三の新人たち」展が 開催されている。谷田は1958年から1989年まで玉川学園に居を構え、「純文学書下ろし特別作品」などを企画して安部公房の「砂の女」や遠藤周作の「沈黙」を世に送り出した。
https://www.city.machida.tokyo.jp/bunka/bunka_geijutsu/cul/cul08Literature/tenrankai/tanidashohei.html

◎「映画クレヨンしんちゃん 爆盛!カンフーボーイズ 〜拉麺大乱〜」 は2018年のゴールデンウイークの公開 だ。
https://mantan-web.jp/article/20171013dog00m200025000c.html
私は原恵一監督による「クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ モーレツ!オトナ帝国の逆襲」が好きだ。紛れもない傑作である。未見のオトナは是非ご覧のほどを!原は松竹大船調の正統的後継者である。

幻冬舎の編集者・箕輪厚介は双葉社の出身である。
https://matome.naver.jp/odai/2150789039568968401

集英社女性誌「non-no 」12月号の「渋谷限定版」の表紙 が公開された。
https://news.nifty.com/article/entame/showbizd/12173-oric2098972/

産経新聞社は11月21日(火)から2泊3日の日程で、台湾北部に残る日本統治時代の建築物を巡るツアーを実施 する。
http://goo.gl/jJUvU6

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3)【深夜の誌人語録】

無理してまでも泣く必要がないけれど、人生を少しでも楽しくしたいのであれば無理してでも笑うべきだ。