【文徒】2017年(平成29)11月2日(第5巻207号・通巻1136号)

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1)【記事】連休は小説でも読むか
2)【本日の一行情報】
3)【深夜の誌人語録】

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1)【記事】連休は小説でも読むか

「仮面病棟」の知念実希人による恋愛ミステリー「崩れる脳を抱きしめて」(実業之日本社)の評判が良いようだ。
「【重版出来】好評発売中の『崩れる脳を抱きしめて』にまた重版がかかりました。
発売1ヶ月半で5刷です。
単行本で5刷は初めてで嬉しいです。
お買い上げくださった皆様、展開してくださった書店員の皆様、本当にありがとうございます」
https://twitter.com/MIKITO_777/status/925311064035639296
上野駅にある明正堂アトレ上野店さんでは、拙作を大展開してくださっています。
新作の『甦る殺人者 天久鷹央の事件カルテ』をはじめ、既刊のほとんどの作品のサイン本が揃っていますので、上野駅をご利用の方はぜひ覗いてみてください?」
https://twitter.com/MIKITO_777/status/925270055914323968
知念のツイッターアカウントのフォロワーは4万4000超に及ぶ。書店に熱心に足を運んでいる様子がツイッターからもうかがえる。
SEKAI NO OWARISaoriこと藤崎彩織による初めての小説「ふたご」の2刷5万部を文藝春秋は決定した。初版が5万部だから、これで10万部だ。話題性から言ってまだ伸びるんじゃないの。
https://rockinon.com/news/detail/168999
http://books.bunshun.jp/sp/futago
羊と鋼の森」(文藝春秋)の宮下奈津は次のようにツイートしている。
藤崎彩織『ふたご』。すごくいい小説だった。胸がヒリヒリして、何度も泣いた。グサッときたり、バキッとやられたり、ベリベリベリッと剥かれたり。それなのに、強い希望がすぐそこにあることを感じさせてくれる」
https://twitter.com/NatsMiya/status/923471107528597504
「救われた、というと少し大仰に聞こえるかもしれないけれど、少なくとも私はこの小説に救われました。藤崎彩織『ふたご』」
https://twitter.com/NatsMiya/status/923472760277315584

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2)【本日の一行情報】

◎AFPによればプルーストの「失われた時を求めて」の第1編「スワン家のほうへ」の初版本と、自著をもてはやす書評の新聞掲載を依頼する自筆の手紙がオークションに出品され、53万5500ユーロ(約7000万円)で落札されたそうだ。
http://www.afpbb.com/articles/-/3148709

◎日販は「つくる写真集」で攻勢をかける。「つくる写真集」は、特設サイトに掲載された写真の中から好きな写真を選んでレイアウトすると、後日製本された写真集になって届けられるというサービスである。
http://www.nippan.co.jp/news/tsukuru_moga/
http://www.nippan.co.jp/news/dempa_tsukuru3_campaign/
これも「編集力の解放」という時代の力学に依拠した企画である。

◎「ホットヨガスタジオLAVA」を運営するLAVA Internationalは、男性にもヨガの魅力を感じてもらうことを目的に、宝島社の「男のヨガ」とコラボして、男性限定のメンズヨガイベント「男のスーツヨガ」を10月26日(木)にホットヨガスタジオLAVA銀座グラッセ店で開催した。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000065.000021292.html

GMOメディアが運営する研究機関「プリキャンティーンズラボ」が実施した「10代女子のスマホ広告に関する調査」。「スマホを利用中に広告が表示されると嫌な気分になる」が84.5%。「スマホを利用中に広告が表示されても、興味のある商品・サービスだと不快に思わない」が52.6%。
https://japan.cnet.com/article/35109588/

青山雅幸議員に続き「週刊文春」が立憲民主党を狙い撃ち。今度は初鹿明博議員の「強制わいせつ疑惑」。
http://bunshun.jp/articles/-/4739
https://twitter.com/bunshunho2386/status/925257023062601728
初鹿は昨年12月「週刊新潮」に「ラブホに女性連れ込み未遂」をスクープされ、民進党青年局長を辞任していたことが記憶に新しい。
http://www.sankei.com/politics/news/161222/plt1612220028-n1.html
立憲ピンク党!至言!!「汚れたリベラル」よりもインパクトのある言葉だよね。
https://www.youtube.com/watch?v=aa_lZSMRyEE&feature=youtu.be

◎「出版状況クロニクル114」によれば、推定販売部数は2001年から下げ止まらず、2001年の32億8615万冊から、16年にはその半分以下の13億5990万冊まで減少しているそうだ。メルカリが古書流通において存在感を増してくたことも指摘している。
http://odamitsuo.hatenablog.com/entry/2017/11/01/000000

幻冬舎テレビ朝日ピクシブによる小説コンテスト「ピクシブ文芸大賞」が「Q&A」に決定。
https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=7985765
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000337.000007254.html

◎メガネブランド「Zoff」のインターメスティックは、文化出版局のファッション誌「装苑」と丸みのあるトレンドシェイプ「ボストン」のコラボビジュアルを発表した。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000168.000002864.html

小学館の女性ファッション誌「Oggi」12月号の付録は「アクアスキュータム ホワイトレーベル」とコラボしたヴィンテージグレータイツ。
https://www.buzzfeed.com/jp/catherinejihyego/oggi12?utm_term=.dxXooRwjj#.mwXrrDnPP

◎宝島社の女性ファッション誌「InRed」12月号の付録は「リサ・ラーソン ニットのあったかトート」。
http://treasurenews.jp/archives/40771/

宇多田ヒカルの歌詞集「宇多田ヒカルの言葉」が12月9日にエムオン・エンタテインメントから発売される。
https://www.barks.jp/news/?id=1000148486

講談社が提供し、10月31日(火)にリニューアルされた無料マンガアプリ「マガジンポケット」Web版に「はてな」が開発したマンガビューワ「GigaViewer」が採用された。これにともない「はてな」はビューワに掲載する広告の運用と販売に取り組み、講談社とともに「マガジンポケット」Web版の広告マネタイズを推進することになった。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000036.000006510.html

集英社の「グランドジャンプ」で連載中の「不能犯」が実写映画化され、来春2月1日に全国公開されるが、これと連動し、映像配信サービス「dTV」はオリジナルドラマ「不能犯」全4話を制作し、12月22日(金)より配信する。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000083.000022141.html

伊集院静の新作小説「琥珀の夢 小説 鳥井信治郎」(集英社)は、伊集院にとって初の企業小説だ。
「小説の序章で私は、すでに寿屋洋酒店(サントリーの前身)を開業していた信治郎と、まだ自転車屋の小僧だった松下幸之助の出会いに触れた。どちらも、日本を代表する経営者だ。洋酒と電化製品という違いこそあれ、2人が“技術者”として日本経済を発展させたことに面白さを感じる」
http://president.jp/articles/-/23478

◎乃木坂46白石麻衣のセカンド写真集「パスポート」(講談社)が、5000部の重版が決まり、累計発行部数が24万部を突破したそうだ。
https://www.nikkansports.com/entertainment/news/201710310000735.html

アサツー ディ・ケイの植野伸一社長はTOBは成立するとみている。「東洋経済」のインタビューに応じている。
(TOB価格は)「客観性を十分に考慮した価格だ。今は『もっと上がるのではないか』という期待があるようだが、足元では少しずつ下落している。もう少し経てば落ち着くのではないか」
http://toyokeizai.net/articles/-/195079

デアゴスティーニ・ジャパンは「週刊スター・ウォーズ R2-D2」を2018年1月4日に創刊する。
https://deagostini.jp/r2d/

◎ハーパーコリンズ・ジャパンは、「初音ミク」や「鏡音リン・レン」などの音声合成ソフトウェアが使用された楽曲をノベライズおよびコミカライズした作品の新レーベルとして「キャラクター・ボーカル・ノベル」「キャラクター・ボーカル・コミック」を11月2日(木)に創刊。
https://www.value-press.com/pressrelease/191927

大日本印刷DNP)とDNPグループの丸善ジュンク堂書店、トゥ・ディファクトは、手塚プロダクションと提携して、注文に応じて1冊ずつ本を製造するDNPのオンデマンドブックのサービスを活用して、全国の丸善ジュンク堂書店およびハイブリッド型総合書店「honto」の通販サイトで、11月3日に「手塚治虫全集」(手塚プロダクション発行、丸善ジュンク堂書店発売)の販売を開始する。
http://www.dnp.co.jp/topic/10140567_2517.html

インプレスグループで電子出版事業を手がけるインプレスR&D三省堂書店は、三省堂書店オンデマンドで販売されている「青空文庫POD」全タイトルを対象に、1冊ずつ本文ページにオリジナルメッセージを入れられるサービスを11月3日より開始する。利用料金は1冊あたり108円(書籍代別)。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001870.000005875.html

◎「週刊少年ジャンプ」に1989年から1992年まで連載され、累計発行部数1400万部を誇る桂正和のSF恋愛マンガ「電影少女」の25年後を描く実写ドラマ「電影少女〜VIDEO GIRL AI 2018〜」がテレビ東京で放映される。
http://www.tv-tokyo.co.jp/videogirl2018/
I”s」もドラマ化されるし、ちょっとした桂正和ブームが起きるかも。

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3)【深夜の誌人語録】

未来に対する責任を回避してはなるまい。