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1)【記事】日本青年会議所(JC)に着目してみた
2)【本日の一行情報】
3)【深夜の誌人語録】
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- 2018.3.23 Shuppanjin
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1)【記事】日本青年会議所(JC)に着目してみた
毎日新聞につづき朝日新聞も日本青年会議所(JC)にフォーカスした「『宇予くん』で投稿のJCとは 元会頭に麻生氏や鴻池氏」を掲載した。
https://www.asahi.com/articles/ASL3M6JRJL3MUTIL053.html?iref=comtop_8_01
そう森友問題で名前が出て来る麻生太郎も鴻池祥肇もJCの会頭をつとめたことがあるのである。前川喜平(前文部科学事務次官)が名古屋市立八王子中で総合学習の授業として行った講演について、文科省に照会していた自民党文科部会長代理の池田佳隆衆院議員もJCの会頭をつとめていた人物である。
https://mainichi.jp/articles/20180320/k00/00m/040/170000c
現在、会頭をつとめる池田祥護が率いるNSGグループも学校法人新潟総合学園や学校法人新潟総合学院を擁するなど教育に深くかかわっている。
http://nsg-hd.co.jp/message.html
http://nsg-hd.co.jp/outline.html
もっともJCの歴史を辿ってみるならば、教育とは程遠いというか、教育という二文字に反するスキャンダルも引き起こしていることがわかる。自民党の文教族は前川が文科省時代に出会い系バーを利用していたことなども問題にしているようだが、自民党文科部会長代理の池田が会頭をつとめたJCでは、1998年に光文社の写真週刊誌「FLASH」がスクープした際のタイトルを記すならば「『女体盛り』逮捕犯」「あ!日本青年会議所(JC)議長のハシが乳首を!!刺身『女体盛り』ハレンチ写真」といったスキャンダルを起こしている。しかも、女性は未成年であった。このとき会頭をつとめていたのは現在、自民党の参議院議員をつとめている松山政司である。
https://twitter.com/Trapelus/status/893003793406672898
ちなみに池田祥護会頭のカミさんはタレントのさがゆりこである。さがゆりこのブログによれば所属はケイダッシュステージ。
https://ameblo.jp/sagayuriko
https://ameblo.jp/sagayuriko/theme-10012537908.html
ケイダッシュステージはケイダッシュの関連会社。ケイダッシュの代表取締役会長をつとめる川村龍夫は田辺エージェンシー代表取締役副社長でもある。川村はバーニングプロダクションの周防郁雄とは私立市川高校で同窓であった。川村はバーニングプロダクションの取締役もつとめている。
池田祥護会頭の父親にも触れておこう。父親の池田弘はNSGグループの創始者であり、サッカーJリーグのアルビレックス新潟の会長でもあるわけだが、その一方で古町愛宕神社の宮司でもある。そもそも新潟総合学院は古町愛宕神社の境内で開校している。現在もNSGグループの本部はここに置かれているそうだ。
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2)【本日の一行情報】
◎ビートたけしが昨年書下ろした恋愛小説「アナログ」の版元は新潮社であったが、今度は「週刊文春」で書下ろし小説「ゴンちゃん、またね。」を発表した。一方、新潮社も黙ってはいなかった。「週刊新潮」が「『ビートたけし』を『裸の王様』にした18歳年下の愛人 『殿ご乱心』の声も上がる電撃独立の舞台裏」を掲載した。
http://bunshun.jp/articles/-/6639
◎書店広告プロモーションを展開するオルウィンは、顧客のニーズに対応するため、紀伊國屋書店にて書店POSレジサンプリングサービスを3月20日(本日)から開始した。POSレジサンプリングは、あらかじめ設定した希望ジャンルの雑誌、書籍を購入したターゲットのみを対象にサンプリングすることによって、趣味嗜好別にセグメント出来るというサービスだ。オルウィンは、このサービスについて紀伊國屋書店と独占代理店契約を締結した。これにより、紀伊國屋書店の72店舗と大学内ブックセンターの76店舗でサンプリングができるそうだ。
https://www.value-press.com/pressrelease/198860
◎AV女優の三上悠亜が、「週刊プレイボーイ」(集英社)の袋とじに登場し、「グランドジャンプ」(集英社)で連載中の「すんどめ!!ミルキーウェイ」のルネのコスプレを披露した。
http://otapol.jp/2018/03/post-12165.html
三上はSKE48の鬼頭桃菜。今やすっかりとアイドル時代の歴史が消去されてしまっている。表現の自由とは、この程度の水準にあるという証左だ。鬼頭はファンと関係を持ったり、未成年時にジャニーズ事務所の手越拓也らと飲酒したうえに手越とのキスシーンまでも「週刊文春」にスクープされてアイドルからAV女優に転向した。
ちなみに、こういうこともやっている。
https://www.youtube.com/watch?v=2Hv2hYNFSxQ
◎新宿の「週プレ酒場」(集英社)で末井昭と原一男を女装させるなんて、まさに雑誌だよね。末井の次のような発言も至言だ。憲法九条に匹敵する重量を持っているというべきだろう。
「権力と戦うことが無意味だとは思わないけど、絶対に勝てない戦いでしょ。ましてや雑誌の検閲では警察に呼び出されるわけで、こっちはひとりですから。それに、性格的に人と戦うのがあんまり好きじゃないんだよね。相手が権力であってもなくても“戦い放棄”なんです、僕は」
http://wpb.shueisha.co.jp/2018/03/20/101761/
◎第4回沖縄書店大賞が発表された。郷土書部門は「週刊朝日」編集部編「写真集沖縄1935」、小説部門は知念実希人の「崩れる脳を抱きしめて」(実業之日本社)、絵本部門はB・J・ノヴァク「えがないえほん」(早川書房)が受賞した。
https://ryukyushimpo.jp/news/entry-686074.html
知念の「崩れる脳を抱きしめて」は本屋大賞の候補にもなっている。
http://www.j-n.co.jp/columns/?article_id=427
◎毎日新聞に掲載された「『私の物語』の磁力」で論説委員の中村秀明も書いていることだが、若竹千佐子の「おらおらでひとりいぐも」の読者は書籍取次の日販のデータによると、7割強が女性、年齢別では60歳以上が8割超だそうである。
「出版元の河出書房新社は、読者カードの返送率の高さとその内容に驚いている。『人生にちょっとした援軍が来た感じがする』『これは私の物語だ』といった居ても立ってもいられないような感想が寄せられてくるという」
https://mainichi.jp/articles/20180321/ddm/003/070/147000c
◎「書店員が選んだもう一度読みたい文庫」恋愛部門第1位に選ばれた松尾由美の双葉文庫「九月の恋と出会うまで」が実写映画化されることになった。
https://qetic.jp/film/kugatsunokoi-180320/281214/
TSUTAYAの書店員が選んだのだが、こうしてみると泣ける小説部門でも、ミステリー部門でも、家族小説部門でも双葉社の作品が選ばれていることがわかる。そう双葉社はTSUTAYAに強いのだ。
http://top.tsite.jp/news/magazine/i/35160329/
◎「ハーパーズ バザー」5月号の特集は映画だが、特集内で紹介している「アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル」「君の名前で僕を呼んで」「BPM ビート・パー・ミニット」という三作品から一本を選べる映画チケットを付録としたスペシャル版を1,400円で代官山 蔦屋書店、TSUTAYA TOKYO ROPPONGI、TSUTAYA 中目黒店、SHIBUYA TSUTAYA、三省堂有楽町店で発売している。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000086.000009848.html
◎グーグルがジャーナリズム支援イニシアチブの一環として立ち上げた「Subscribe with Google」(日本では「Googleで購読」)はニュースメディアの有料記事購読申し込みをGoogleアカウントで簡易化するサービスだ。日本のメディアでは毎日新聞が立ち上げから加わっている。
http://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/1803/21/news024.html
グーグルは、こうしたメディア支援に3年間で約3億ドル(約320億円)を投じるという。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO28404950R20C18A3000000/
◎フジ・メディア・ホールディングス傘下で外国人向け情報サイトを運営するジープラスメディアが発表した外国人目線で選んだ国内観光地トップ10で、1位に選ばれたのは新潟。2位は別府、3位は屋久島。
https://gplusmedia.com/ja/press-room/top-10-japan-travel-destinations-2018/
◎米アマゾンが株式時価総額で初めてグーグルを抜き、アップルに次ぐ世界2位となった。
https://www.nikkei.com/article/DGXLASFL21H0K_R20C18A3000000/
◎岡田紗佳の初の写真集「muse」がワニブックスより発売される。青学OBの岡田は「non-no」(集英社)の専属モデルであり、男性誌グラビアでも活躍する「モグラ女子」のひとりだが、「non-no」モデルは卒業した。青学OBの岡田はプロ雀士でもある。役満ボディと言われているんだよね。
https://news.biglobe.ne.jp/entertainment/0321/mcz_180321_1419813123.html
https://twitter.com/sayaka_okada219/status/976095314158366721
https://twitter.com/sayaka_okada219/status/976001164062769152
◎朝日新聞が社説に「大学生と読書 又吉さんに背中押され」を掲載している。
「物語の展開に心躍らせ、言葉の魅力に酔う。ノンフィクション作品を通じて、それまで知らなかった人の営みに目を開く。歴史や社会、科学への知見を深め、明日への指針を探る」
https://www.asahi.com/articles/DA3S13412376.html
又吉に罪はないが、こういうふうに書かれるのも嫌なんだよね。読書を無前提に素晴らしいとする牧歌的な思考は私にとって軽蔑の対象である。読書って危険なんだよね、読書って怖いものなんだよ。それこそ読書がテロリストを育てるということもあるといって良いだろう。
◎菅野完によれば山口智美(米モンタナ州立大 准教授・ジェンダー研究などを専攻する文化人類学者)らが、「AERA」編集部に「菅野を使うな」とねじ込んだそうだ。
「当方がツイートで書いた情報は以下の3点です。
1)山口智美らが、AERA編集部に「菅野を使うな」とねじ込んだ
2)その際、山口智美らが、「自分を使え」と売り込んだ
3)これらの窓口担当者が鬱になった
朝日新聞出版コメントのとおり、このうち、2)と3)は事実ではないことが、この度、同社からの連絡で判明したため訂正に及ぶものです」
「なお、上記3点のうち、1)が事実である段階で、山口智美らの所業は、『編集権の独立を踏み越える』という学識者・言論人にあるまじき行為と断ぜざるを得ません。山口智美らが、今後、この度あきらかになった『編集権への介入』をはじめ、どこまで学識者・言論人としての品位を崩壊させていくのか、これからも注視してまいります」
http://www.sugano.ne.jp/2018/03/20/onmytweet/
これが「AERA」のツイート。
「著述家・菅野完氏は3月10日から14日にかけ、ツイッター上で、(1)山口智美氏と斉藤正美氏がAERA編集部に『自分たちを起用せよ』と言った、(2)担当者が鬱になった、という趣旨の書き込みをしましたが、いずれも事実ではありません。なお、菅野氏はこのツイートをすでに削除しています」
https://twitter.com/AERAnetjp/status/976035918510399490
同じ文章を朝日新聞出版のホームページにも掲載している。
https://publications.asahi.com/news/852.shtml
菅野完は破れかぶれの男で、改めて人格者でもなんでもないが、それをいまさらディスる山口智美らの主張が知りたい。
◎法務省によれば、2017年に全国の法務局が救済手続きを始めたインターネット上の人権侵害は、前年比16・1%増の2217件。五年連続で過去最高を更新し、初めて二千件を上回った。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201803/CK2018032002000256.html
◎「アンアン」(マガジンハウス)が「二匹目の金魚」(白泉社)のpanpanyaに注目している。「アンアン」のマンガ評はいつもながらセンスが良いよね。
「特徴的なのは、細密画のような、圧倒的に手数の多い風景やモノの描き方。味のある線の魅力が、不思議な浮遊感を醸し出す」
https://ananweb.jp/news/164073/
まあ、この画を見て下さい。
http://www.hakusensha.co.jp/rakuen/gosyoukai/
個人的な趣味を言わせてもらえば、好きなタイプの作家である。文学に対抗できる才能だと思う。
http://www.panpanya.com/2007/01/panpanya-mailatpanpanya.html
panpanyaは誤解を恐れずに言うと、つげ義春の嫡子なのではないだろうか。私はpanpanyaによる絵本を読んでみたいなあ。
◎スマホ向けゲーム「Fate/Grand Order」とセイコーがコラボしたオリジナルウォッチ第2弾「マシュ・キリエライトモデル」が販売される。コミカライズが一迅社と講談社のマンガ誌で連載中だ。「Fate/Grand Order -mortalis:stella-」は一迅社の「ZERO-SUM」で、「Fate/Grand Order -turas realta-」は講談社の「別冊少年マガジン」で連載されている。
https://natalie.mu/comic/news/274480
「Fate/Grand Order」はTYPE-MOONとアニプレックスをリリース元としている。
◎「フォトドキュメント東大全共闘1968‐1969」(渡辺眸)の文庫版がKADOKAWAから発売される。
https://www.kadokawa.co.jp/product/321712000251/
渡辺は昨年、写真集「TEKIYA 香具師」を地湧社から上梓している。
http://hitomiwatanabe.jp/
◎デジタル・アドバタイジング・コンソーシアムは、「Google Cloud Platform」パートナープログラムにおいて、サービスパートナーの認定を取得した。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000105.000017676.html
◎テレビ東京「ワールドビジネスサテライト」が「『Hanako』創刊30周年 変わる女性の消費・生き方…」を放映した。
http://www.tv-tokyo.co.jp/mv/wbs/feature/post_151731
◎お弁当箱「ココポット」が人気だ。ECサイト「Mart SELECT SHOP」で発売した限定カラーも入荷するたび完売している。そこで光文社は「簡単&おしゃれ!Mart ココポットでお弁当BOOK」を発売。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000096.000021468.html
◎花田紀凱と書店の好みは同じらしい。
「ぼくが学生時代から銀座に出ると必ず覗いていたのが近藤書店と教文館」
実は、私もそうだった。特に近藤書店は「平積みの本も棚の本も並べ方がぼくの好みに合っていた」のだ。
「ちなみに僕が今いちばん好きなのは神保町、すずらん通りの東京堂書店」
https://news.yahoo.co.jp/byline/hanadakazuyoshi/20180321-00082988/
ちなみに東京堂書店の一階にデンと構える新刊の平積台に岩本太郎の「炎上!100円ライター始末記」(弊社刊)は平積されていたが、小川榮太郎の「徹底検証『森友・加計事件』 ―朝日新聞による戦後最大級の報道犯罪―」(飛鳥新社)は平積されていなかったんじゃないのかな。
◎3月20日発売の「漫画アクション」(双葉社)で今夏にテレビで連続ドラマ化されることが発表された。
https://www.huffingtonpost.jp/2018/03/20/konosekainokatasumini-live-action_a_23391066/
実写映画化もあり得るだろう。
◎2004年から2008年に「週刊少年ジャンプ」にて連載されていた西義之の「ムヒョとロージーの魔法律相談事務所」がテレビアニメ化されることになった。3月19日から「少年ジャンプ+」で「ムヒョとロージーの魔法律相談事務所 魔属魔具師編」の新連載がスタートした。
https://www.crank-in.net/news/54898/1
◎吉田貴司のWEBマンガ「やれたかも委員会」(cakes・双葉社)がテレビドラマ化されることになった。
https://www.oricon.co.jp/news/2107989/full/
◎講談社の女性ファッション誌「ViVi」は創刊35周年を記念して5年振りとなる「専属モデルオーディション」を開催する。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001641.000001719.html
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3)【深夜の誌人語録】
何故、転ぶのか?立ち上がるためだ。人は転ばなければ決して立ち上がらない。