【文徒】2016年(平成28)2月9日(第4巻25号・通巻712号)

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1)【記事】太洋社「自主廃業」に関する出版社向け説明会への出席レポート(岩本太郎)
2)【記事】太洋社「自主廃業」の予兆と余波(田辺英彦)
3)【本日の一行情報】
4)【深夜の誌人語録】

                                                                            • 2016.2.9.Shuppanjin

1)【記事】太洋社「自主廃業」に関する出版社向け説明会への出席レポート(岩本太郎)

昨日(8日)付の【記事】でも報じた通り、先週末に「自主廃業」に向かうことを明らかにした太洋社による「説明会」が、昨8日に東京・新橋の「ベルサール汐留」地下のホールにて書店向け(13時半から)、出版社向け(15時半から)の2回に分けた形で開催された(ちなみに同会場は、昨年7月6日に行われた栗田出版販売による債権者説明会でも使われた)。
このうち15時半からの出版社向け説明会に出席することができたので、まずはその模様についてお伝えしよう。千数百人は優に入りそうな広大なホールの座席をほぼ埋めた出席者の前で冒頭、壇上の正面に上がった國弘晴睦社長は「このたびは取引先出版社様、および取引先書店様に対しまして弊社の自主廃業を想定としたうえの突然のお願いをせざるを得ない状況に至り、誠に申し訳なく心よりお詫び申し上げます」と、同席した矢島雅史取締役と共に2人で深々と一礼した後、「本日は私よりみなさまに対して直接お詫びを申し上げると共に、事情をご説明する日と考え、誠に申し訳ない次第でございますがお集まりをいただくことと致しました」と述べたうえで語り出した。
その説明内容は、先週末に公表した書面「書籍・雑誌等の供給継続のお願い」(当日も受付で参考資料として、損益計算書貸借対照表と共に出席者に配布)の内容に沿う形でのものだったが、「最初に申し上げておきたいのは」と國弘社長が敢えて断ったうえで強調したのは、今回の件は(1)昨年の栗田出版販売の場合とは基本的なスキームが異なる (2)事業再建のための負担を出版社や書店にお願いするのではなく、事業をやめてしまうことを決断した ということだった。
「出版業界の市場規模の縮小の余波に苦しむ一部お取引先書店様に支援の手を差し伸べたことが今日に至る重大な結果を引き起こす最大の原因になってしまったことにつきましては、深く反省すると共に、とても残念でなりません」
そのうえで國弘社長が、最初にやるべきこととして挙げたのは「会社が抱える資産や負債の精査」だった。具体的には以下だ。
1.不動産の処分(北戸田駅近くの広大な物流センターや神田神保町の神田商品センター、四国支店、長崎に保有する土地、借入金で担保提供されている土地など)
2.有価証券の換価(1億数千万円。既に発行会社と交渉中)
によって現金を捻出すると共に、
3.約47億円(昨年末時点)の売掛金残高については、書店にお願いしている帳合変更後の速やかな返済をお願いしている
そして、「出版社様への返済原資が急速に積みあがるものと考えております。おかげさまで書店様のご理解もあり、現在多数の書店様から帳合変更をするとの通知または報告が来ております」としたうえで、「今回のスキームは主にお取引先の書店様が安定的な商品供給をしうるように、弊社の自主廃業によってお取引書店様におかけするご迷惑を最小限にとどめることを目的としているものであります。その点につきましてはご理解をいただきたく存じます」と表明。
一方で、取引先出版社に対しては「どれだけの売掛金が焦げ付くかということが極めて重要であると認識しております。このことは弊社資産の精査における最も重要なポイント」と述べた。
(1)昨年6月末で約3億6000万円計上した貸し倒れ引当金は、さらなる積み増しが想定されるが、それが幾らになるかは残念ながら予想は困難。一部の書店に対する売掛金の中で焦げ付きが予想される金額については、当該書店の現時点での財産状況や書店在庫の精査によって、返済能力を把握する必要があり、可及的速やかに精査のうえご報告しつつ売掛金回収に今後全力を上げる。
(2)既に取得した書店からの不動産担保の実行、連帯保証人からの支払い手続きを進める
として、「まだしばらくお時間をいただきたい」とはしつつも「昨年末時点で負債が84億8000万円に対して、資産が92億2000万円。7億2000万円の資産超過になっていること、不動産等については売却益の向上が認められるなど考えあわせますと、お願いしている帳合変更が順調に進み、お取引書店様に対する弊社売掛金の回収が予想通り実現すれば、多少のお時間はかかるというご迷惑をおかけするかもしれませんが、弊社は自主廃業を実現しうるものと考えております」
(以上、カギカッコ内はいずれも國弘社長の発言)。
ようするに「今のところ見通せる資産と負債の状況からするに債務超過には陥らずにすむ」と言いつつ、今後のことについては書店における帳合変更の進捗や売掛金の変更、不動産に対する資産評価についてはまだこれからで不確定要素もある、ということだった。
これに対して、会場に集まった参加者との質疑応答では、誰かが特に声を荒げて問いただすような形で紛糾することはなかったものの、会社側からの説明が終わった後も合計25人が会場から以下のような質問に立った。
「自主廃業に向けての具体的な工程表などのスケジュールを明確にすべきだ。精査の進捗状況はともかく、取引先の出版社に対しては定期的に報告すべきだ」
(会社側は「こういう集会をまた開くことは考えていないが、ご報告はきちんとやります」との旨を回答)
「もし書店からの回収が上手く行かなかった場合は社長自身の資産を提供することも考えているのか」
(國弘社長は「私自身は資産もあまりないので、それは今のところ考えていません」旨を回答)
「昨年末時点でのPL(損益計算書)やBS(貸借対照表)では営業赤字はマイナスか?」
(矢島取締役は「億単位の赤字です」と回答)
「最終的に金が入ってくるかどうかもわからないのに、出版社に対して『商品供給をしろ』ということか?」
(國弘社長は「販売会社として最後にやるべきは、今の出版業界において書店を何とか残すように努力すること。それが出版社にとってもメリットになる」旨を回答)
出版社向け説明会は全体で約1時間半に及ぶ長丁場となった。以上に加え、当日出席した出版社関係者などから聴いた話については、2月15日発行の『メディアクリティーク』などでも改めて詳報したい。

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2)【記事】太洋社「自主廃業」の予兆と余波(田辺英彦)

「倒産」ではなく「自主廃業」を選択した太洋社は、上記のレポートにある通り、8日午後、取引書店並びに取引出版社に対して説明会を開いた。
5日に取引出版社宛に「書籍・雑誌等の供給継続のお願い」がFAXで送られたが、その数日前から予兆はあったようだ。Twitter上のつぶやきをいくつか拾ってみると、2月2日に出版社で事務をしている「ferice」が、以下のようにツイート。
「太洋社帳合いの書店に、本が届かなくなっているようです…。」
https://twitter.com/e_ferice/status/694752811137957888
20年近いキャリアの「書店員」は、2月3日にツイート。
「あれ?太洋社まずいの?」
https://twitter.com/houbundo/status/695149141492502528
同日、書店員と思われる「ひげまる」のツイートは以下の通り。
「Pacific Ocean社が、一部に送品止めを行っている模様。送品止めを食らっているのは未払い店か? それとは別件で、振込先(銀行口座)の変更通知が来ている。何の企みだろう。Xデーに備えて別口座に現金を確保したいという思惑?」
https://twitter.com/hige_maru/status/695127202786992128
書店には4日にFAXが送られたようだ。同じく「ひげまる」のツイート。
「太洋社FAXの概要 『倒産すると迷惑かけるからその前に廃業する 良かったら他の取次に帳合替え頼むわ』 今忙しいから斜め読みだけど。」
https://twitter.com/hige_maru/status/695496577180282880
同日の「bluebox」は次のようにツイート。
「『太洋社帳合いの書店に本が届かなくなっているらしいな 』って、大丈夫かよ。また色々潰れるんじゃねーの?」
https://twitter.com/bluebox106/status/695241390268112896
やはり同日、「さくさん」がツイート。
「もう太洋社に関しては実際にいつなのかを知りたいだけで、今日なら今日で早いとこ処理したい。栗田のことでほとんどの方は準備してあるだろうしなあ。」
https://twitter.com/saktwi/status/695385299547922432
太洋社「自主廃業」の余波で、興味深いのは「おたぽる」で昼間たかしが書いている、「エロ本への影響は首の皮一枚で回避」という記事だ。
「とりわけ動向に注視していたのは、同社が多くのシェアを占めるアダルト系の出版社。/各出版社では1月に入ってから『太洋社が近々に事業継続か廃業かの判断を行う』などの情報が錯綜。先週末からは『1月の売上を見た上で、2月1日以降に判断を行う』との情報がもたらされ、動向が注目されていた」
「『今回ばかりは、うちも倒産するかと思いました。支払いは確保しているということなので、ホッとしていますよ』/そう話すのは、ある老舗アダルト系出版社の社長。これまでも、栗田出版販売民事再生法の申請、協和出版販売のトーハンへの統合などさまざまな困難があったが、今回ばかりは連鎖倒産の危険が現実味を帯びていたようだ」
http://otapol.jp/2016/02/post-5585.html
SM調教師、霞寿のブログも見ておこう。
「出版社への債務は全額保証される見込みなので出版業界への影響は少ないが、トーハン、日販に取引乗換の口座開設時にかかる多額の保証金の目処が立たない、約1千店の中小書店が連鎖倒産する可能性が大きい。/主な顧客は駅前や街の10坪程度しかない小さな新刊エロ本屋だった。一般書籍や著名なコミックスを取扱わずに、雑誌と官能小説文庫、新書、エロ漫画だけで生計をたてているエロオヤジが主な顧客の小さな本屋さん。/出版業界はトーハン、日販、AMAZONで流通の9割を占めているが、AMAZONはエロ本規制が厳しく、トーハン、日販の書店は大型チェーン店や街の老舗が多い為、エロ本の取り扱いは太洋社が実質日本一だった」
「問題は、約1千店の街の小さなオヤジが切り盛りしているエロ本屋と、その顧客の行き場がなくなる事だ。(中略)ぜひトーハン、日販には保証金などの緩和を速やかにしていただき、街の小さな本屋さんが生き残ってくれる策を期待したい」
http://ameblo.jp/zenrasm/entry-12125428618.html

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3)【本日の一行情報】(田辺英彦)

◎野嶋剛(※)は「日本メディアは『台湾総統選』をどう報じたか」で次のように書いている。
「日本の新聞の多くは、社説のなかで『中国にノー』という文脈で蔡英文の勝利を解釈しようとしていた。読売新聞は『中国への急接近に台湾住民がブレーキをかけたと言えよう』と書いた。毎日も『中国への過度な依存は統一につながりかねないという警戒感が国民党の大敗につながった』と書いた。ほかのネットや速報系も総じて『対中接近にノー』的なニュアンスで報じていた。
『国民党の敗因は対中接近』という分析は、間違いとは言い切れないが、今回の選挙結果を正確に読み解くうえではそれを強調しすぎるとミスリードを招く恐れがある」
http://www.huffingtonpost.jp/foresight/post_11008_b_9164008.html
いまの右も左も、戦前の日本もそうだった「自分に都合のよいイメージに事実を当てはめる」典型というわけだ。
※1968年生れ。朝日新聞社AERA」編集部に所属。著書に「イラク戦争従軍記」(朝日新聞社)、「ふたつの故宮博物院」(新潮選書)など。

東京大学大学院在学中に芥川賞を受賞し、その後、官能小説家に転身した宇能鴻一郎の代表作「むちむちぷりん」が徳間書店より徳間文庫として再刊された。
http://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000018.000016935.html

◎2月号が異例の重版となったアニメ情報誌「アニメージュ」(徳間書店)だが、完売・増刷の原動力となった「おそ松さん」のA全サイズの特大両面ポスターの2枚セットが3月号(2月10日発売)の付録につく。
http://www.christiantoday.co.jp/articles/18967/20160206/animage-2016-march-gundam-osomatsusan-poster.htm

◎セーラー服の歌人、鳥居の初めての歌集「キリンの子」と鳥居の半生を描いたノンフィクション「セーラー服の歌人 鳥居〜拾った新聞で字を覚えたホームレス少女の物語」(岩岡千景)がKADOKAWA/アスキー・メディアワークスから同時刊行された。
http://amwbooks.asciimw.jp/sp/torii/
ノンフィクションは、中日新聞夕刊の連載に大幅に加筆したもの。中日新聞によると「鳥居さんは、母子家庭だった小学五年の時に母が目の前で自殺。預けられた施設ではいじめや虐待に遭って不登校に。その後も名古屋の繁華街でホームレスになるなど苦難を経験してきた。義務教育を受け直す機会の拡充を求め、成人した今もセーラー服を着て活動している」という。
http://www.chunichi.co.jp/article/aichi/20160207/CK2016020702000047.html

◎女性ファッション誌「steady.」3月号(宝島社)の付録を写したTwitterの投稿が話題だという。なんと、特別付録の「リラックマ×マーキュリーデュオ ふわもこ?癒やされポーチ」のリラックマの顔が上下逆さまの不良品だったようで、「この投稿は、7日16時半の時点で、9000件以上のリツイートと、4300件以上の『いいね』を集めるなど、ネット上で話題となっている」(ライブドア・ニュース)。
http://news.livedoor.com/article/detail/11154771/
この投稿者は、「普通のも欲しかったから結局もう1冊買いました(´? ` )」と続けて投稿した。
https://twitter.com/mihopan_n/status/696330911898415104
この事実を編集部はまだ把握していないのか、8日21時時点で「steady.編集部 オフィシャルブログ」には謝罪等、何の言及もされていない。

電子書籍の普及と作家間のノウハウ共有を目的として発足した電子書籍普及委員会(事務局:東京都千代田区、会長:わさらー、理事長:樋茂国明)は次のように宣言する。
「すべての人にとって電子書籍が当たり前のものになるように、本会は一歩ずつ読者へと歩み寄り、まだ電子書籍を知らない、使ったことが無いという人に向けて、電子媒体に拘らずあらゆる手段で近づいていくことを目指します」
http://pressrelease-zero.jp/archives/88982
「委員会」と名乗ってはいるが、これは最近活況を呈している小説投稿サイトと同型の団体ようだ。創設者である犬吠埼一介という「作家」の挨拶を見ると、作家のあり方に変化が起きているのを感じる。
「小説を書いて出版し大勢の読者様に読んでいただく。ただそれだけのことを、もっと誰もが自由気ままにできるような未来へと。我々、電書会が変えていきます!」
http://www.denshokai.net/
http://inubousaki-ikkai.kir.jp/
名前からしていかがわしいが、会長はこんな人物だ。
https://twitter.com/wasara
http://wasara.blog101.fc2.com/?pc&
理事長も、同類だ。
https://himote.pw/prof

◎日本の「出版界初の週刊誌」として1956(昭和31)年2月6日に創刊された「週刊新潮」。60周年を記念して、名物刑事・平塚八兵衛による「三億円事件敗退記」(1972)やイスラエル空港乱射事件の岡本公三による「テルアビブまでの旅」(1975)など大事件の当事者らの手記をはじめ、「力道山の死と生命保険」(1963)など、過去60年間の傑作記事21本を収録し、同時に、ブック・イン・ブックの形で創刊号の復刻版を挿入した別冊を2月8日に発売。3月7日には山本夏彦山口瞳池田晶子渡辺淳一ら執筆陣が綴ってきた味わいある文章を再録した、コラムの傑作選の別冊も発売を予定。
http://www.shinchosha.co.jp/shukanshincho/60th/
最近は「週刊文春」ばかりがもてはやされるが、2月18日発売号から4週にわたる「週刊新潮」増大号では、世間を驚かせる大スクープを準備中だとか。

NHK大河ドラマ真田丸」は人気上々のようで、書店には原作本への問い合わせが多いという。しかし、遅筆で有名な三谷幸喜のオリジナル脚本やノベライズは書籍化されていない。わざわざ「原作本は存在しません」という張り紙を出している書店もあるという。
http://j-town.net/tokyo/news/localnews/221002.html
売れる時に売れるはずの本が存在しないというのは、書店にとって歯がゆいのだろう。

電子書籍サービス「たびのたね」は、学研プラスとの提携を開始し、同社のコンテンツも扱うようになった。「絶景ドライブ100選」や「日帰り温泉散歩。」などのムックは、「たびのたね」限定の抜粋版もあり、トータルで130点以上を提供している。
http://tabitane.com/special/1602gakkenplus/

◎フランスでは2012年から「流通されていない20世紀の商業書籍のデジタル化に関する法律」なるものがあるのか。2000年12月31日以前に出版された書籍で現在流通していない作品を、文化省認定団体が電子化権を強制取得し、電子化権を発行元出版社・フランス国立図書館にライセンスできるそうだ。仏ベンチャープロジェクト「FeniXX」は絶版書の電子書籍化を代行している。
https://hon.jp/news/1.0/0/7596
http://www.idboox.com/actu-web/les-laureats-du-concours-dinnovation-numerique/

◎ぴあは、ラグビー選手・五郎丸歩の言葉を集めた『五郎丸語録』を3月1日に発売する。四六判、本文160ページ(予定)。1296円(税込み)。
http://cyclestyle.net/article/2016/02/08/32410.html
「目標が高くなると、日常生活も変わる。日常を変えない限り、何も変わらない」などだそうだが、松岡修造の「日めくり」のようなヒット作となるか。

◎第7回日経小説大賞は今回、2月26日の授賞式を一般公開とし、選考委員の辻原登高樹のぶ子伊集院静と受賞者との座談会への参加者を募集している。
http://www.nikkei-events.jp/shousetsu/

◎「本屋をもっと楽しむポータルサイト BOOKSHOP LOVER」と双子のライオン堂の共催で「本屋入門2016」を第1回3月3日より赤坂の双子のライオン堂にて開催する。講師を招き、本屋の現状を理解しながら、維持発展の可能性を講師陣を含めた参加者で討議するという。講師には久禮書店の久禮亮太、小説家の海猫沢めろん、大手取次執行役員などを予定している。
http://honyahazime.liondo.jp/?page_id=44
書店の減少は避けられないし、このようなイベントも小さな抵抗に過ぎないだろうが、それでも種を蒔き続けなければならない。

NPO法人「広報駆け込み寺」の三隅説夫代表は、大手生保で17年間広報責任者を務めたが、広報の三つの原則「逃げない・隠さない・うそをつかない」を企業などの広報担当に繰り返し説明しているという。例えば、不祥事が発生したとき、記者会見に社長が出席せず広報任せというのは典型的な原則違反だという。
http://mainichi.jp/premier/business/articles/20160201/biz/00m/010/018000c

◎海外版権輸出のためのコンサルティングサービス「その本の版権、海外に売りませんか?」を、ポータルサイトマガジン航」と共同で始めた文芸エージェントの大原ケイさんが、3月2日(木)に出版ビジネススクール(神保町)でセミナーを開催する。
http://magazine-k.jp/2016/02/08/ohara-kay-seminar/

荒川区は、「戦艦武蔵」などの記録文学で知られる作家吉村昭(2006年没)の記念文学館や、図書館などが入るユニークな読書施設「ゆいの森あらかわ」を来春開設する。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201602/CK2016020502000244.html

◎下北沢の本屋B&Bでは運営をサポートしてくれるインターンを募集している。
http://bookandbeer.com/news/interns9/
「【待遇】交通手当支給(上限1000円往復)」というから好きじゃないとできない。

電子書籍リーダー・Kindleに対して2016年2月、大型アップデートを行う予定であることをAmazonが明らかにした。ホームスクリーンがユーザーごとに最適化されたものになる。
http://gigazine.net/news/20160204-kindle-update/

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4)【深夜の誌人語録】(田辺英彦)

何かを始めるのに遅すぎるということはないが、完成・成就させるためには時間が有限であることを忘れてはいけない。