【文徒】2018年(平成30)3月14日(第6巻47号・通巻1221号)

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1)【記事】朝日新聞「森友スクープ」の衝撃
2)【記事】田端信太郎ツイート炎上!ZOZOTOWN危機一髪?
3)【本日の一行情報】
4)【深夜の誌人語録】

                                                                                • 2018.3.14 Shuppanjin

1)【記事】朝日新聞「森友スクープ」の衝撃

高橋源一郎の連続ツイート。
大日本帝国憲法下、当時の会計検査院は、陸海軍の予算をほとんどチェックできなかった。それが戦争を拡大した要因でもあった。その反省から、現在の憲法では、会計検査院を内閣・国会・最高裁判所のいずれからも独立した機関とし、『国家の暴走をストップする最後のゴールキーパー』として作ったのだ」
https://twitter.com/takagengen/status/973154280801619968
「正直にいって、ぼくは『森友問題』にほとんど興味がなかった。だから、ここ一週間ほどの動きには驚くしかない。会計検査院もそうだが、『役所の中の役所』財務省が『決裁文書』の『書き換え』(『有印公文書偽造』?)を指示したなんていまでも信じられない。それは単なる犯罪以上のものだからだ」
https://twitter.com/takagengen/status/973186267667025922
「公文書の管理・保存は『民主主義の基盤』そのものだからだ。アメリ国立公文書館の壁には『過去から引き継がれたものは未来を生み出す種となる』と書かれているそうだ。あるいはそのミッションステイトメントには『国立公文書館は政府の記録を保存することによりアメリカ民主主義に奉仕する』とも」
https://twitter.com/takagengen/status/973186782933078018
「ぼくは、いわゆる『左派』や『リベラル』の人と同じように、いわゆる『右派』の人たちもフォローしている。だから、何か事件が起こるとタイムラインは両方の言論で賑わう。とても勉強になる。ところが、10日以降だと思うが、異常事態が起こっている。いわゆる『右派』の声が一つも聞こえない。心配だ」
https://twitter.com/takagengen/status/973339212303933440
「右派」かどうかはわからないけれど、ツイッターから様々な異論を拾ってみることにした。
村西とおるは元AV監督。
「もうすでに森友問題はペテン師籠池の一人芝居であったことが検察の調べで明らかなのに、またぞろ重箱の隅をつついて野党とメディアが『書き換え』で鬼の首をとったような騒動。あれほど騒いだ加計問題への反省がない。ポンチな財務省の文書管理の問題を、全て『安倍やめろ』に結びつけ悦に入る単細胞」(村西とおる)
https://twitter.com/Muranishi_Toru/status/972765164243075073
池田信夫は元NHK。
「これは首相の政治責任に発展する。超大型のスキャンダルだ」(池田信夫)
https://twitter.com/ikedanob/status/973033869443186690
山際澄夫は元産経新聞記者。
「残念だが、森友問題で国会を騙し続けた責めは政権にある。財務省や、まして真相を暴露したメディアや野党に責任を押し付けるのは、ちょっと違う。この先、国会は与野党が協力して真相解明にあたらなくてはならない。そうでなければ深刻な政治不信が拡大する」(山際澄夫)
https://twitter.com/yamagiwasumio/status/973023290401816576
「そもそも詐欺師に騙されたということが大元ですからね。その意味では、官僚はもちろん政治家も大間抜けではありますが」
「もちろんお人良しだから騙されたわけではなく、あの国有地をさっさと処分したい思惑が先走ったからだとは思います。挙げ句の果て、辻褄合わせで添付書類を書き換えた。このお粗末ぶりには相当のペナルティが必要ですが、同時に役所の文書取扱・管理方の見直し、再発防止の新たな仕組みが必要です」(有本香)
https://twitter.com/arimoto_kaori/status/973179089480642560
https://twitter.com/arimoto_kaori/status/973183099566678017
池内恵は日本を代表するイスラム研究者。
「これ、ジャーナリスト業界では、検察がまともに立件できないと見通すと、リークでマスコミを使ってスキャンダルにして政治問題にして制度外で制裁を加えてみせるものだ、という相場感があるのかな。この場合マスコミは共犯というか「使いっ走り」になるのだが、そこに安住していていいのだろうか」(池内恵)
https://twitter.com/chutoislam/status/973032708371697665
「今の日本政府の記録の在り方は抜本的に見直す必要がある。朝日の報道がなければ、財務省の一部の人間だけで国民・国会を完全に騙すことができた。先日、公文書保存ルールが改正されたが、それでもまだまだ官僚に裁量の余地を残している。記録に関しては役所の裁量を認めないシステムが必要だ」
「本当に公文書を書き換えたなら、森友との取引はそれだけ隠さなければならない異常取引だったのだと推測される。単なるチョンボならそこまでやる必要はない。それはやはり首相夫人や政治が影響したと考えざるを得ない。違法でないにしても」(橋下徹)
https://twitter.com/hashimoto_lo/status/973444435395530753
https://twitter.com/hashimoto_lo/status/972433515458383872
小川榮太郎の師匠は長谷川三千子
週刊朝日の記事を見て、この数年感じたことのないほどの激烈激甚な怒りを覚えている。誰もはっきり言わないなら、私が言う。近畿財務局職員を自殺に追いやったのは朝日新聞反日野党だ。拙著で明らかにしているように森友問題は国会で追及すべき安倍疑惑でも財務省本省疑惑でもない。ありもしない安倍疑惑を煽りにあおったのは朝日新聞であり、それに乗じて無限に質疑を繰り返したのが一部野党だ」(小川榮太郎)
https://twitter.com/ogawaeitaro/status/972386971493347330
https://www.facebook.com/eitaro.ogawa/posts/1762548563837957
高橋洋一は元大蔵官僚。
「普通の場合、現場の処理(決済文書)に合わせて、無難な国会答弁をするのが本省局長の仕事。佐川氏の場合、オレ様答弁が先で現場の処理を直せと本末転倒、無能の典型。今日財務省が国会提出した資料を見ての感想だが」(高橋洋一)
https://twitter.com/YoichiTakahashi/status/973065430221733888
「【財務省『原本』写しと議員開示文書は同じ】
えらいことになったなあ。
『書き換えがあった』と書いた朝日新聞の記者、切腹するのかなあ…」
財務省が文書の書き換えを認めたというニュースが出た途端、『百田、お前が切腹しろ!』というリプライが殺到した。
なんで、私が切腹せなならんの?」(百田尚樹)
https://twitter.com/hyakutanaoki/status/971366731527540736
https://twitter.com/hyakutanaoki/status/972527690182881280
長谷川豊は元フジテレビアナウンサー。
「これは朝日新聞の大スクープ。
叩かれ続ける中で、負けずくじけずにこのスクープを叩き出した朝日新聞に、まずはかつて同じ現場にいた人間の一人として惜しみない称賛を送りたい」(長谷川豊)
http://blog.livedoor.jp/hasegawa_yutaka/archives/51677160.html
上念司は経済評論家。
「諦めかけてた消費税増税凍結に薄日が差してた!!捏造報道かと思ったけど朝日新聞よくやった。これで増税止めたらファンタジスタ!むしろそっちの方がメリット大」(上念司)
https://twitter.com/smith796000/status/972435610140073984
和田政宗は元NHKアナウンサー。
財務省の報告書を読むと、何でこんなことをする必要があったのかと唖然。理財局長が見積もり合わせをしたのに『していない』と答弁した件などで理財局で慌てて書き換えたようだ。官邸は、政治サイドにはやましいことは何もないので『洗いざらい出せ』と命じ、これだけの分量に」(和田政宗 参議院議員)
https://twitter.com/wadamasamune/status/973097871221272576
石平太郎は拓殖大学客員教授
財務省が書き換えを認めてから、全国の左翼は『これで安倍を倒せる!』と狂喜乱舞。しかし書き換えが官邸や大臣からの指示でない限り政権は潰れることはない。五年間の鬱憤を晴らしたい左翼の皆様のお気持ちが分からないでもないが、もうちょうど成りゆきを見てから興奮するのも遅くないのではないか」(石平太郎)
https://twitter.com/liyonyon/status/973130986648092672
小川榮太郎足立康史徳間書店から「宣戦布告 朝日新聞との闘い・『モリカケ』裏事情から、在日・風俗・闇利権まで、日本のタブーに斬り込む!」を上梓した。
「昨年2月の時点ですべて原本のまま開示していれば、削除した内容もなんら問題なかったのに、残念。政治家のアプローチにもゼロ回答ではねつけてきたことが明記されている。
私自身、国会議員として原本開示にもっと早く力を尽くしておくべきだった」(足立康史衆議院議員)
https://twitter.com/adachiyasushi/status/973069071045414913
落合洋司は弁護士。
「自分は朝日の一読者で、報道姿勢に全面的に賛同しているわけでもないが、森友決裁文書問題のスクープは歴史的な凄さがあったと、しみじみ感じている」(落合洋司)
https://twitter.com/yjochi/status/972621772288811008

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2)【記事】田端信太郎ツイート炎上!ZOZOTOWN危機一髪?

ZOZOTOWNを運営するスタートトゥデイの田端信太郎ツイッターに投稿した。
「誰か、高額納税者党を作ってほしい。少数派を多数派が弾圧する衆愚主義じゃないか」
https://twitter.com/tabbata/status/972264293096833025
このツイートが炎上。
高額納税者が嫌なら、高級取りを止めたらどうや。あなたが自分の力で高級取っていると思えるのは、低賃金の人の労働で成り立っている。低賃金の人がその賃金で生活できているのだから、あなたも低賃金でやれるはず。だから、賃金差は税金で社会へ戻さないと社会自体が崩壊する」
https://twitter.com/haigujin/status/972647694710616064
「貧乏人に厳しい田端さんが入社されたとのことで、退会手続きをしました」
https://twitter.com/ss4_ss4/status/972522367011323904
「私も、これを最後にZOZOタウンのメルマガ解約してきました。
このクーポンも使うことなく、サヨウナラ??!」
https://twitter.com/rururu_mama/status/972837155176292352
「英国では年収600万円クラスで所得税40%。日本でめちゃくちゃ低い所得税法人税の役得受けていながら、よく『衆愚主義』なんて言うよなあ。政治は会社経営じゃなく、国家は企業じゃありませんよ。経団連が行政司ったら国は終わる。視点狭すぎ」
https://twitter.com/KcoTank/status/972486991584645121
「天狗になってますね。ZOZOTOWN二度と使いません。ツケ払いを売りにしているのだから、収入多くない方、若い方をターゲットにしてますよね?彼らから購入して貰い、利益を得て何言ってんだから」
https://twitter.com/kyoka00524/status/972745280356429824
当たり前のことだが「ZOZOTOWN」のビジネスを支えているのは高額納税者ではあるまい。田端の言葉を使えば高額納税者を弾圧する衆愚政治を支える多数派が「ZOZOTOWN」を支えているのだ。そりゃあ、みんな怒るだろうよ。

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3)【本日の一行情報】

◎今日はまず、昼間たかしの「ライター稼業のカッコイイとはこういうことだ! 岩本太郎『炎上!一〇〇円ライター始末記 マスコミ業界誌裏道渡世』」をお読みいただこう。
http://www.cyzo.com/2018/03/post_154359_entry.html
今すぐ東京堂書店に走れ!

夢枕獏朝日新聞に全ページ広告を自腹で出稿する。三作品を取り上げるが、その版元である小学館双葉社文藝春秋が広告に連動して書店フェアを展開するという。
https://internet.watch.impress.co.jp/docs/yajiuma/1111129.html

◎「新潮」が4月号より高橋源一郎ヒロヒト」の連載を開始した。初回は昭和天皇南方熊楠の出会いが描かれているのだが、「ロベエル・ブレッソン」やら「マレエネ・デトリヒ嬢」までが登場してくる。次回は6月号に掲載される予定だ。
「いうまでもないことだが、ヒロヒトクマグスの邂逅はただ一度だけ、そのように「公」の歴史には書かれているのである」
しかし、高橋の小説において二人は再び会うことになる。
http://www.shinchosha.co.jp/shincho/
しかし、「ヒロヒト」というタイトルには度肝を抜かれる。

◎中国の掲げる「一帯一路」の終着駅はドイツに他ならないんだよね。「ドイツリスク『夢見る政治』が引き起こす混乱」で山本七平賞特別賞を獲得した三好範英が同じく光文社新書から「メルケルと右傾化するドイツ」を上梓した。メルケル東ドイツの物理学者だったんだよね。
https://www.kobunsha.com/shelf/book/isbn/9784334043360
三好は読売新聞の編集委員光文社新書で1月に刊行された「1985年の無条件降伏」の岡本勉も読売新聞の出身だ。
https://www.kobunsha.com/shelf/book/isbn/9784334043339

◎高橋篤史の「創価学会秘史」(講談社)。創価学会の初代会長である牧口常三郎が左翼運動で検挙された元教員たちを折伏していったことは、よく知られていることだが、特高警察や思想検事と手を結んで「転向」を促すことで組織を強化したことを高橋は入手困難であった会報、機関誌から立証していく。それはそうだったのだと思うけれど、創価学会の「革新性」をあまり甘く見るべきではないのではないか。それほど竹中労の「聞書庶民烈伝 牧口常三郎とその時代」は私に強烈な印象を残しているのだ。
http://bookclub.kodansha.co.jp/product?isbn=9784062209571

◎英「ザ・タイムズ」紙アジア編集長および東京支局長リチャード・ロイド・パリーの「津波の霊たち」(早川書房)は東日本大震災後に頻発した心霊現象に正面から向き合っている。幽霊が被災者の前に現われるのは、津波に近親者を奪い取られた悲しみが生々しく、死者の存在が圧倒的だからなのだろう。
http://www.hayakawa-online.co.jp/shop/shopdetail.html?brandcode=000000013785&search=%C4%C5%C7%C8%A4%CE%CE%EE%A4%BF%A4%C1&sort=

ドラッカーって法学のケルゼンの義理の甥であり、ポトラッチで有名なカール・ポランニーと親しかったのか。仲正昌樹の「思想家ドラッカーを読む」(NTT出版)を「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」の読者に薦めたい。
「…彼は『マネジメント』を、伝統的な共同体の絆から解き放たれてバラバラになり、単独では生きていけない諸個人を、社会に再統合するための基礎的なユニットと見ていたことになる。日本でドラッカーが高く評価されるのは、共同体的な企業観が日本人の感覚に合っているからかもしれない―企業に対する平均的な日本人の態度と、ドラッカーの企業観がそのまま一致するということではない」
http://www.nttpub.co.jp/search/books/detail/100002441

◎母校・早稲田大学ア式蹴球部(サッカー部)監督に就任した外池大亮監督は現役のテレビマンである。外池はプロのサッカー選手として11年過ごし、その後、電通に入社、サッカーのスポンサー営業を担当し、今度はサッカーコンテンツ事業に深く携わるため、スカパーJSATグループに転職したというキャリアの持主なのである。
http://bunshun.jp/articles/-/6471
野球もこういう人材を育てないと時代についていけないのでは?

電通は、IoTクリエーターの育成やスタートアップ事業を支援する「クロステック・マネジメント」と共同で、IoTプロダクトの開発支援事業を推進する。具体的にいうと両社は、京都造形芸術大学が学内に新設する、IoTプロダクトなどの開発が可能な工作機器を備えた「クロステックファクトリー」(仮)で、新しい技術やサービスの開発支援を行うとともに、新規事業開発を進める企業とのマッチングを図ることでプロダクトアウトを目指すそうだ。
http://www.dentsu.co.jp/news/release/pdf-cms/2018021-0309.pdf

芳文社の4コママンガ誌「まんがタイムジャンボ」が、12日に発売された4月号をもって突然、休刊することになった。同社のマンガ誌「まんがタイムファミリー」も17日発売の5月号をもって休刊するという。
https://mainichi.jp/articles/20180312/dyo/00m/200/006000c
芳文社の「週刊漫画TIMES」は週刊のマンガ誌としては最も古い歴史を持つ。講談社OBの加藤謙一ともかかわりのある出版社である。孝壽芳春が芳文社の前身、尚文館を1946年に設立し、1947年に創刊した「野球少年」が一世を風靡するのだが、この「野球少年」に加藤は深くかかわる。もっとも1949年秋以降の出版不況に飲み込まれ、抱えた債権・債務は、1950年7月10日新たに芳文社を設立して継承することになったという歴史がある。「週刊漫画TIMES」の創刊は1956年。断るまでもないが加藤謙一は「少年倶楽部」の編集長、「のらくろ」生みの親である。

集英社の「週刊少年ジャンプ展」が、展覧会会場に隣接するカフェ「Cafe THE SUN」とコラボし、「JUMP 90’s CAFE」として、展示作品をイメージしたバラエティに富んだオリジナルメニューや店内装飾を展開するそうだ。
https://abematimes.com/posts/3827378

◎今井ブックセンター(米子市新開2丁目)内に、本と雑貨の小売りとカフェを融合させた直営店「SHIMATORI」(シマトリ)が4月4日にオープンする。
https://www.nnn.co.jp/news/180312/20180312040.html

◎元プロレスラーの小橋建太って腎臓がんだったのか…。小橋建太の「がんと生きる」(ワニブックス)発売を記念して、3月25日に芳林堂書店高田馬場店でトークショーを開催する。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000477.000016756.html
10万人当たりの発生率は、男性で7人という、症例数の少ないがんなんだよなあ。どこの病院で手術したのだろうか。

◎「週刊少年ジャンプ」(集英社)の創刊50周年を記念、CD「週刊少年ジャンプ50th Anniversity BEST ANIME MIX vol.2」が4月4日に発売される。アニメ化された作品の主題歌など50曲が収められている。
https://natalie.mu/music/news/273116

◎「キャプテン翼」の新作アニメの放映が4月2日深夜からテレビ東京で始まる。今年はワールドカップだものね。
https://mantan-web.jp/article/20180311dog00m200013000c.html

◎「宇野昌磨 ニューヒーロー 銀メダルへの軌跡」(講談社)も重版出来。「FRIDAY」編集部にフィギュア神風が吹き荒れている。
http://bookclub.kodansha.co.jp/product?isbn=9784065116524

博報堂は、自主開発プロダクトとして、野菜を食べるのがもっと楽しくなる食育フォーク「pacoo」(パクー)を開発した。「pacoo」はフォーク型の食育デバイスで、多くの子どもが苦手とする野菜を子どもが食べるタイミングに合わせて流れる音で「食べるモチベーション」を刺激し、楽しく野菜を食べる経験を通じて子どもたちの「野菜嫌い」を解消するというもの。
http://www.hakuhodo.co.jp/uploads/2018/03/20180309.pdf

◎「編集者が選ぶ雑誌ジャーナリズム賞」は「『豊田真由子』その女代議士、凶暴につき」(週刊新潮6月29日号)及び同誌の一連の関連報道と、「眞子さま嫁ぎ先の“義母”が抱える400万円超の“借金トラブル”!」(週刊女性12月26日号)に決まった。
https://www.asahi.com/articles/ASL3D54FFL3DUCVL01N.html?ref=newspicks

クラウドファンディングプラットフォーム「CAMPFIRE」において、KADOKAWAのプライム書籍編集部は、作者・読者・編集者が共につくる今までにない読書スタイルの提供を目的としたプロモーション企画のプロジェクトを3月12日より開始した。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000104.000019299.html
https://camp-fire.jp/projects/view/60717
真似しやがって…。

◎「知的障害と裁き ドキュメント千葉東金事件」(岩波書店)の著者であり、「飢餓陣営」の主宰者として知られる佐藤幹夫筑摩書房から「評伝 島成郎」を上梓する。これは買わねば!
「歴史的に見て、ブントを源流の一つとする新左翼の思想・運動は、ひとくくりにできない複雑な要素をもつ。一方の極には内ゲバやテロなどの凄惨な事件があり、暗部を消し去ることはできない。しかし別の面では、草の根から社会の矛盾を問う地道な活動の担い手も生み出してきた。本書が描く島の軌跡は、その前向きな面を示す象徴的な事例と感じられる」(毎日新聞)
https://mainichi.jp/articles/20180312/dde/014/040/005000c
吉本隆明は島を「将たる器」を持っていると評価している。
「その時、島さんは戦いは自分たちが主体で、あくまでやるから、文化人の方々は好意的に見守っていてくれればいい、旨の発言をしたと記憶する。わたしは、この人は『将(指導者)たる器』があるなと感じた。戦いはいつもうまく運べば何も寄与しないが、同伴していた文化人の手柄のように宣伝され、負ければ学生さんの乱暴な振る舞いのせいにされる。この社会の常識はそんな風にできている。わたしは島さんがそんな常識に釘を刺しておきたかったのだと思い、同感を禁じ得なかった」
「知っている範囲で谷川雁さんと武井昭夫さんとともに島成郎さんは『将たる器』を持った優れたオルガナイザーだと思ってきた」

◎「WEB世界」が創刊!今頃!清宮美稚子編集長は次のように書いている。
「いま話題・問題になっているテーマを活写するルポルタージュ、時代の基層で新たな底流となりつつある動きを嗅ぎとる批評、現在を深く理解するためのアーカイブの紹介、さらにリアルタイムで起きている事象の読み解きなどを掲載していきます。
また、編集部では、読者の方々とつながり、双方向の交流・意見交換の場となるような新しい社会的ネットワークとして、この場を活用していきたいと思っています。イベントや講演会のお知らせも順次アップしていきます」
https://websekai.iwanami.co.jp/

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4)【深夜の誌人語録】

できないことをできないと言える勇気を持ちたい。