【文徒】2018年(平成30)8月24日(第6巻159号・通巻1333号)

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1)【記事】杉田水脈衆議院議員の発言に抗議する出版社82社の共同声明が公表された
2)【本日の一行情報】
3)【深夜の誌人語録】

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1)【記事】杉田水脈衆議院議員の発言に抗議する出版社82社の共同声明が公表された

しんぶん赤旗」が「自民・杉田議員発言は忌まわしき『優生思想』 出版社代表82人が抗議 共同声明」を掲載している。
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik18/2018-08-22/2018082214_01_1.html
共同声明の内容は次の通りだ。長いけれど全文を引用しておこう。
自民党杉田水脈衆議院議員の『LGBTは子供を作らない、生産性がない』発言に抗議・議員辞職を求めます。
私たちは、出版人として、基本的人権が擁護される世界が現世代、次世代に渡って実現することを希望しております。
さて、自民党衆議院議員杉田水脈氏が、『新潮45』(2018年8月号、新潮社)に『『LGBT』支援の度が過ぎる』という文章を寄稿し、『LGBTカップルのために税金を使うことに賛同が得られるものでしょうか。彼ら彼女たちは子供を作らない、つまり『生産性』がないのです。そこに税金を投入することが果たしていいのかどうか』と公言しています。
『子どもを産まないことが生産性がない』ことなら、その該当者は、杉田議員が名指しするLGBTにとどまりません。そもそもLGBTが子どもを産まない、子どもを育てないという認識自体が虚妄ですが、さまざまな理由で子どもを望まない人、子どもを持てない人がいます。
子どもを『生産』する能力の有無が税金投入の対象を選別する際の要素になるというなら、その発言は明らかに法の下における平等、基本的人権を蹂躙する考え方に他なりません。
『生産性がない』者は国の保護の対象になじまない、福祉の対象に値しない存在として排斥する思想は、杉田議員の専売でもなければ、目新しいものでもありません。
『生産性』という言葉で人間を選別する忌まわしき『優生思想』であり、さまざまな差別の根源的思想であり、その犯罪性は『優生思想』がもたらした各国の歴史を見ても明らかです。
あまつさえ、杉田氏は、憲法を遵守すべき国会議員であり、上記の発言は国会議員としての適格性を著しく欠いた発言と言わざるを得ません。
杉田発言について見解を問われた菅官房長官、二階自民党幹事長はそれぞれに『別に大きな驚きを持っているわけではない』『人それぞれ政治的立場はもとより、いろんな人生観もあり』などとして容認を表明しましたが、むしろ『大きな驚きを持たないこと』に自民党安倍政権の政治思想の著しい退廃を感じざるを得ません。
杉田議員によると、自身の発言によって巻き起こった批判に対して、自民党の中で『大臣クラスの方をはじめ、先輩方が声をかけてくださる』『心配もされ、励まされた』と弁明していますが、杉田発言が容認され、その思想に基づいて行政・政治が進められたとき、どんな事態が起こるか、私たちは深く考える必要があります。
言論・思想の自由だということで、杉田発言を容認する意見があるかもしれません。しかし、問題の核心は言論・思想の自由にあるのではなく、国会議員による『命を選別する思想』『優生思想』が日本の社会の中で容認されていく危険性にあります。
今回の雑誌寄稿で、杉田議員が主張したことは、単なる思い付きや失言ではありません。
『男女平等は、絶対に実現しえない反道徳の妄想です』(2014年10月の国会発言)、『女性の権利、子供の権利を言い募ると、それは特権と化してしまう』など、権利、人権の擁護に関して攻撃を繰り返しています。
さらに日中・日韓の歴史問題に関しても荒唐無稽の妄言を撒き散らし、『科研費を使って韓国の団体と一緒になって反日プロパガンダをやっている』『これは本当にゆゆしき問題』(衆院予算員会2018年2月26日)という発言をおこなっています。
私たちは、言論・出版に関わる出版人として、基本的人権を蹂躙し、学術研究の独自性を攻撃する杉田議員の行動を到底容認することはできません」
呼びかけ人は次の通り。
松田健二(社会評論社代表)
大江正章(コモンズ代表)
北村肇(週刊金曜日代表)
菊地泰博(現代書館代表)
高野政司(解放出版社代表)
成澤壽信(現代人文社代表)
竹村正治かもがわ出版代表)
高須次郎(緑風出版代表)
久保則之(あけび書房代表)
水野久(晩成書房代表)
中川進(大月書店代表)
上野良治(合同出版代表)
賛同者は次の通り。
阿吽社(小笠原正仁代表)
あけび書房(久保則之代表)
梓出版社(本谷高哲代表)
アテネコーポレーション(吉村親義代表)
アルファベータブックス(春日俊一代表)
いかだ社(新沼光太郎代表)
いそっぷ社(首藤知哉代表)
一声社(米山傑代表)
インパクト出版会(深田卓代表)
大月書店(中川進代表)
オルタナ(森摂代表)
海象社(山田一志代表)
解放出版社(高野政司代表)
学習の友社(須藤秀幸代表)
花伝社(平田勝代表)
かもがわ出版(竹村正治代表)
雁思社(吉村三郎代表)
吉夏社(津山明宏代表)
気天舎(西岡泰和代表)
ギャラップ(坂井泉代表)
共和国(下平尾直代表)
クレヨンハウス(落合恵子代表)
現代書館(菊地泰博代表)
現代人文社(成澤壽信代表)
合同出版(上野良治代表)
合同フォレスト(山中洋二代表)
高文研(飯塚直代表)
コスモの本(石田伸哉代表)
子どもの文化普及協会(岩間建亜取締役)
子どもの未来社(奥川隆代表)
こぶし書房(西井雅彦代表)
コモンズ(大江正章代表)
彩流社(竹内淳夫代表)
桜井書店(桜井香代表)
社会評論社(松田健二代表)
三一書房(小番伊佐夫代表)
三元社(石田俊二代表)
三陸書房(佐藤康之代表)
三和書籍(高橋考代表)
自治体研究社(福島譲代表)
時潮社(相良景行代表)
自然食通信社(横山豊子代表)
週刊金曜日(北村肇代表)
出版ニュース社(清田義昭代表)
出版人(今井照容代表)
旬報社(木内洋育代表)
松柏社(森信久代表)
新宿書房(村山恒夫代表)
新水社(村上克江代表)
新読書社(伊集院郁夫代表)
新日本出版社(田所稔代表)
随想舎(卯木伸男代表)
スタジオタッククリエイティブ(高橋矩彦代表)
生活思想社(五十嵐美那子代表)
世織書房(伊藤晶宣代表)
千書房(志子田悦郎代表取締役
食べもの通信社(千賀ひろみ代表)
太郎次郎社エディタス(北山理子代表)
知泉書館(小山光夫代表)
創出版篠田博之代表)
柘植書房新社(上浦英俊代表)
DAYSJAPAN(広河隆一代表)
同時代社(川上隆代表)
梨の木舎(羽田ゆみ子代表)
七つ森書館(中里英章代表)
南方新社向原祥隆代表)
日本キリスト教団出版局(新藤敦局長)
白澤社(吉田朋子代表)
晩成書房(水野久代表)
ひとなる書房(名古屋研一代表)
批評社(佐藤英之代表)
風媒社(山口章代表)
文理閣(黒川美富子代表)
本の泉社(新舩海三郎代表)
ほんの木(高橋利直代表)
めこん(桑原晨代表)
芽ばえ社(奥川隆代表)
木犀社(遠藤真広代表)
唯学書房(村田浩司代表)
ゆいぽおと(山本直子代表)
有志舎(永滝稔代表)
リベルタ出版(田悟恒雄代表)
緑風出版(高須次郎代表)
一般紙は、このことを未だ取り上げていない。「党派」を超えて、これだけの出版社がよくぞ集まったものである。
呼びかけ人を大江正章代表がつとめたコモンズがホームページに声明文を全文掲載している。
http://www.commonsonline.co.jp/event/event2018/201808sugita_mio.html

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2)【本日の一行情報】

◎私が新谷学を評価しているのは、新谷が「落穂拾い」を覚悟していたからだ。「収入の多角化」と言えば耳障りは良いかもしれないが、雑誌にとって「収入の多角化」とは、恥ずかしげもなく「落穂拾い」に踏み出すことだ。たまさか「文春砲」なる呼称が定着したこともあるが、新谷は「落穂拾い」を「文春ブランド」を毀損することなく格好良く見せたのである。
https://www.buzzfeed.com/jp/daisukefuruta/bunshun-shintani-live?utm_term=.nwW9j0YDLX#.wmqk2onyEp

松岡正剛はウェブサイト「千夜千冊」を書物として再構成した「千夜千冊エディション」シリーズを角川ソフィア文庫から刊行した。
https://www.sankei.com/life/news/180822/lif1808220018-n1.html
松岡は早大の出身だが、学生時代の友人が朝倉喬司なのである。松岡は朝倉について「千夜千冊」で次のように描写している。
「そもそもジャーナリストが筋金入りかどうかは『裏側』に入っていけたかどうかにかかっているのだが、とりわけヤクザ社会に詳しいジャーナリストやライターのものは、思いがけないヒントをもたらしてくれる。アナーキーな社会をずっと追いかけていた朝倉喬司(810夜)はわが大学時代の新聞部の同僚だし、元祖『裏側』ルポライター竹中労(388夜)からも多くの切れ味を教えてもらった。二人ともいまはもういない」
https://1000ya.isis.ne.jp/1453.html
「いかにもいま読んだばかりというふうにわざとらしく書いてきたけれど、実は朝倉喬司はぼくの大学時代の仲間の一人である。朝倉がこのような書き方でしか文章を書かない男であることは、よっく知っている。
しかし、朝倉を紹介するには、この『知らないふりして、入っていく』という手が一番なのである。
そもそも朝倉喬司の生き方がアウトローに近く、異界をばかり覗きこんできた。朝倉は根っからアナーキーであって、また放浪漂泊的であって、それでいてその真情は『籠もりトポス』そのものなのである。むろんそのような男たちは、少なくない。けれども、そういう男が文章を書くと、ヤクザの回顧録がよくそういうふうになっているのだが、妙にまじめくさくなっていく。また、アウトローを好んで書く多くの文筆家たちも少なくないけれど(たとえば笹沢左保には『天保国定忠治無頼録』がある)、かれらは案外、淡々と抑制の効いた文章を書きたがる(朝倉もながらく『週刊現代』の記者だった)」
https://1000ya.isis.ne.jp/0810.html
大学時代の新聞部を仕切っていたのが宝島社の蓮見清一、洋泉社の石井慎二であったと言われている。石井が蓮見の先輩なんだよね。二人とも「週刊現代」の記者をつとめていたのだが、「週刊ポスト」が創刊されるに際して声がかかる。ここが二人の頭の良さなのだが、二人して「週刊ポスト」には移籍せず、石井は「週刊現代」に残り、蓮見だけが「週刊ポスト」に移る。「週刊現代」はアンカーを「孤独な探究者の歩み――評伝若き黒田寛一」の高知聡がつとめていたことも付記しておこうか。
やがて蓮見は石井とともに宝島社の前身となるJICC出版局を創業する。

◎ポーラとCCCグループとのコラボはBEAUTY CULTIVATION(磨く、養う、ともに高め合う)をスローガンにして、第一弾、第二弾はポーラ イノベーティブ・マガジン「WE/」5・6月号「かなでる 縄文×近未来」をテーマに、二子玉川 蔦屋家電・梅田 蔦屋書店とともにイベントを開催した。第三弾には「WE/」7・8月号「なぞらえる」をテーマに歌舞伎とオプアートを融合させたイベントを、7月に銀座 蔦屋書店で実施し、3日間で約5,000人を動員した。これを8月24日(金)〜9月2日(日)までの10日間にわたり、梅田 蔦屋書店(大阪府大阪市)で開催する。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000003.000036737.html

NHK連続テレビ小説半分、青い。」のコンピレーション・アルバム「NHK 連続テレビ小説半分、青い。』ソングブック すずめのうた」が発売となった。
http://www.110107.com/s/oto/page/suzumenouta?ima=4836
https://tower.jp/article/news/2018/08/21/tg010

◎「BusinessJournal」が真壁昭夫法政大学大学院教授による「LINEはもう『LINE』じゃない…ある事業が利益爆増、本当に銀行を超えるかもしれない」を掲載している。
「現在、ラインのユーザーは7000万人を超える。これは、国内最大手の三菱UFJ銀行の個人口座数(4000万)を上回る。ラインの取り組み次第では、同社のフィンテック事業が銀行など既存の金融機関が提供してきた資金決済などのサービスを上回る人気を獲得する可能性もある」
https://biz-journal.jp/2018/08/post_24490.html

◎ダンス&ボーカルグループ・超特急が、ファッションブランド「earth music&ecology」、主婦の友社の女性ファッション誌「Ray」とタッグを組み、トリプルコラボワンピースを発売する。コラボワンピの詳細は、23日売り「Ray」10月号で紹介している。
https://www.oricon.co.jp/news/2117950/full/

◎「週刊文春」8月30日号が「日経子会社『フィナンシャル・タイムズ』トップが報酬7000万円を返還」を掲載している。
「2015年11月末の買収によって日経新聞の子会社となったイギリスの有力経済紙フィナンシャル・タイムズ(以下FT)。ジョン・リディングCEO(53)の昨年の報酬をめぐり、同社で労働争議が勃発。その結果、リディング氏は報酬の増加分7000万円の返還を余儀なくされていたことが明らかになった」
http://bunshun.jp/articles/-/8682

Netflixは、8月23日午前2時、日本でのサービス利用料を値上げする。新料金はベーシックが150円の値上げで800円、スタンダードが250円の値上げで1,200円、プレミアムが350円の値上げで1,800円。
https://av.watch.impress.co.jp/docs/news/1139133.html

綾辻行人が「東京五輪学生ボランティア応援団」をツイッターで絶賛している。
「大変に健全な皮肉ですにゃ(笑)。
途中でやめないで、ちゃんと最後まで読みましょうね――と、いちおう」
https://twitter.com/ayatsujiyukito/status/1031446354009047040
斎藤環も絶賛。
「感動で涙が止まらない。全筑波大生必読。そうだ竹槍精神だ! インパールラソンだ!」
https://twitter.com/pentaxxx/status/1031427902640861184
茂木健一郎でさえもも、こうツイート。
「ぼくは、東京オリンピックのボランティア経験は有意義なものと考えていますが、このサイトの批判的思考の精神はごもっともと思います。一読をおすすめします。
このようなサイトの批判に耐えられるような大会運営であってほしいと思います」
https://twitter.com/kenichiromogi/status/1031440834166546432
これ、これ、これがそう。
https://2020volunteers.netlify.com/
毎日新聞が「東京五輪 学生ボランティア風刺サイト 作者語る」を掲載している。
https://mainichi.jp/sportsspecial/articles/20180823/k00/00m/040/179000c?fm=mnm

◎金足農の吉田輝星投手が8月22日ツイッターを開設したところ、わずか7時間でフォロワーが8万を超えたのだが…。デイリースポーツは、こう書いている。
「午後8時にはフォロワー数が8万人を突破していたが、このころに投稿がすべて“消えた”。ネット上では、吉田の投稿が消えてしまったことから『消えてる』『消した』などと心配の声が上がっている。
吉田はチームメートの菊地彪吾選手のツイートをリツイートしていたが、同じく菊地のツイッターも午後8時すぎに、投稿が全て削除されている」
https://www.daily.co.jp/baseball/2018/08/22/0011567625.shtml
毎日新聞小川一が呟く。
「あまりの反響に怖くなったのでしょうか。その気持ちもよくわかります。それにしても、ツイートを削除しただけで大きなニュースになるとは。なんとすごい高校生」
https://twitter.com/pinpinkiri/status/1032475122429452288

◎米ウォルマート楽天Koboとの提携で電子書籍サービスを開始した。日本では楽天西友がネットスーパーを協業している。楽天の副社長執行役員 メディア&スポーツカンパニー プレジデントである有馬誠のコメント。
「『Walmart eBooks by Rakuten Kobo』は、ウォルマート社と楽天による戦略的提携のマイルストーンとなるものです。世界有数の小売業者であるとともに有力な書籍販売業者でもあるウォルマート社との協業を通じ、米国の読書愛好家の皆様にさらに多くの選択肢と価値を提供できることを楽しみにしています」
https://corp.rakuten.co.jp/news/press/2018/0822_01.html?year=2018&month=8&category=corp%20ec

◎マンガジャパンが「メルカリ上で著作権違反の物品が販売されている件についてのお知らせ」を発表した。
「最近メルカリ上でマンガのキャラクターがシールとして著作権者に無断で製作、販売されているケースが判明しました。
シールに画像が利用されている当該マンガ家の何人かから『使用許可を出していない』と伺いました」
http://www.manga-japan.net/?p=4987

◎「時事通信労働者委員会」のホームページが「『電通株依存』の経営を徹底批判 大室社長、3年ぶり経常赤字に打開策示せず 遅きに失した田崎特別解説委員の契約打ち切りに抗議」を掲載している。
時事通信労働者委員会は7月5日、社と団体交渉を行い、大室真生社長が出席した。大室氏は時事通信が2017年度に経常損益が3年ぶりの赤字に陥ったことについて『社員には頑張っていただいたが、最終的に私の責任で赤字になった。申し訳ない』と述べて陳謝した。労働者委は社の経営が2015、16両年度に経常黒字を確保していたとはいえ、電通株の配当増に依存するものだったと指摘。『経営の実態は決して良くなっていない』とクギを刺し、『巨額の営業赤字からの脱却』という本来の課題を直視して経営に取り組むよう求めた。
また社は、田崎史郎時事通信特別解説委員との契約を6月末で打ち切ったことを明らかにした。大室氏はその理由について田崎氏の年齢が内規で定める同ポストの上限の68歳に達したことを挙げた。田崎氏は、テレビを中心に安倍政権寄りに偏向した言論活動を行い、社内外から批判が絶えず、労働者委が早急に解任するよう要求してきた。労働者委は、遅きに失した社の対応に強く抗議した」
http://www006.upp.so-net.ne.jp/wocomjp/index.html
田崎史郎の契約解除は「リテラ」でも報じられている。
http://lite-ra.com/2018/08/post-4200.html

クックパッド連結子会社であり、料理動画事業を展開しているCookpadTVは、三菱商事を割当先として40億円の第三者割当増資を実施することを決議し、引受契約書を締結した。
https://info.cookpad.com/pr/news/press_2018_0823

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3)【深夜の誌人語録】

絶望する勇気も時としては必要である。