【文徒】2020年(令和2)3月30日(第8巻57号・通巻1714号)つづき

5)【記事】化庁長官・宮田亮平「化芸術に関わる全ての皆様へ」に批判集中!

化庁の公式アカウントは「ぶんかる」を名乗っている。化とカルチャーを合体させた造語なのだうけれど、「化庁は軽い」の省略形と見ることもできなくはない。「ぶんかる」がツイートしている。
新型コロナウイルス感染症の影響により,全国的な化イベント等について中止,延期等の検討をお願いして1か月余りが経過しています。
化庁長官から,化芸術に関わる全ての皆様に向けてメッセージを掲載しました。
https://bunka.go.jp/koho_hodo_oshirase/sonota_oshirase/20032701.html
化庁長官・宮田亮平の「化芸術に関わる全ての皆様へ」は、こう書かれている。
《今般の新型コロナウイルス感染症の影響により、全国的な化イベント等について中止、延期等の検討をお願いして1か月余りが経過しています。感染拡大防止の観点から、関係者の皆様の多大なご協力により、多くのイベントの開催を見送っていただいており、皆様の御対応に心から敬意を表し、また、感謝申し上げます。
一方で、イベントの中止、延期により、活動の場を失い、辛い思いをされている方も多くいらっしゃると思います。日々、鍛錬を重ね、入念な準備をしてきたものを中止するというのは、いかほどの苦渋の選択であったのか、はかり知れません。また、生活にも大きな影響が出て、化芸術活動をあきらめざるを得ない方も多数いらっしゃるということも伺っております。
芸術家としても生きてきた私の人生を振り返っても、過去に幾度となく、災害などで化芸術活動の継続が困難となる事態に遭遇しました。一方で、困難に直面した人々にやすらぎと勇気を与え、明日への希望を与えてくれたのもまた、化芸術活動でした。この困難な時こそ、日本が活力を取り戻すために、化芸術が必要だと信じています。
日本の化芸術の灯を消してはなりません。
この困難を乗り越え、ウイルスに打ち勝つために、化庁長官として、私が先頭に立って、これまで以上に化芸術への支援を行っていきたいと考えています。
明けない夜はありません! 今こそ私たちの化の力を信じ、共に前に進みましょう。》
https://twitter.com/prmag_bunka/status/1243470861614501888
三崎尚人は、ツイッターでこう述べている。
化庁長官がバカなのか、部官僚が間抜けなのか(これ出しましょうと言ってたら絞首刑。長官が出したいと言ってたとしても体はって止めなかったので斬首)…。このセンスのなさは絶望的になるね…。》
https://twitter.com/nmisaki/status/1243723213978230784
近現代美術史家の松下哲也は、宮田の化度を問うている。
《「明けない夜はない」は、ふつうに訳すと「夜明けの来ない夜は長い(巨悪を倒さぬ限り夜は明けない)」になる『マクベスのせりふの意訳だか誤訳だか、とにかく原とまったく意味の違う有名な珍訳ですが、化庁長官がそのことを知らずに書に引用するの化~って感じでコクがあるんだよなー。》
https://twitter.com/pinetree1981/status/1243724749340999680
しかし、それにしても首相にしてもそうだが、宮田もまた支援に関する具体的政策を欠いた物言いである。小太刀右京はその点を指摘している。
化庁長官から我々クリエイターに向けてのメッセージが発されました。暖かいお言葉、大変痛み入ります。ところで、具体的にいかほど補償していただけるのかどこにも書いていないように見えますが、これは僕の目が悪いのでありましょうか。なんとかなりませんか。》
https://twitter.com/u_kodachi/status/1243507540266082304
美術手帖」の橋爪勇介は同誌のウェブ版記事「1兆円の拠出も。新型コロナでイギリスやドイツなど各国が化支援を続々発表。『誰も失望させない』」を紹介している。
《さて、化庁長官のメッセージが話題ですが、ここで各国の支援政策を見てみましょう。我が国がいかに遅れているかが分かります。》
https://twitter.com/hashizume_y/status/1243684984843407361
橋爪の紹介してくれた記事は、イギリスのケースをこう書いている
《長引く新型コロナウイルスの影響で、世界各国の美術館や博物館の休館や、アートフェア・芸術祭の開催中止や延期などが続いている。こうした状況下、アートや博物館、図書館など化と芸術に関与している個人や組織を保護するため、イギリスのアーツ・カウンシル・イングランド(ACE)が1億6000ポンド(約212億円)の緊急資金を提供することを発表した。
その内訳は、ACEが定期的に資金提供するアート組織である「National Portfolio Organisations」に9000万ポンド(約120億円)、それ以外の組織に5000万ポンド(約66億円)、アーティストやクリエイター、フリーランサーなどの個人に2000万ポンド(約26億円)を提供する。
 個人の場合は、公的資金による化プログラムの実績があれば、最高2500ポンド(約33万円)の助成金を申請することができる。音楽、劇場、ダンス、ビジュアルアート、学、コンバインドアート、博物館といった分野で働いている振付師、作家、翻訳者、プロデューサー、編集者、フリーランスの教育者、作曲家、ディレクター、デザイナー、アーティスト、クラフトメーカー、キュレーターなどが対象となる。》
https://bijutsutecho.com/magazine/news/headline/21590
美術手帖」は3月28日付で発表した「化庁、長官名義でメッセージも具体的な補償については触れず」でこうも書いている。
《美術館・博物館などの休館は2月末から継続しており、美術のみならず演劇・舞台や音楽など様々な分野において、その活動が大幅に縮小するなか、メッセージを表明したこと自体は評価できる。しかし、先進国ではすでに具体的な補償などを発表しており、庁のスピード感については疑問も残る。》
https://bijutsutecho.com/magazine/news/headline/21594
西洋美術史家の熊澤弘はツイッターに次のように投稿している。
化庁からの声明に対して批判というか失望というかそういう「あーあ」な声がでるのは仕方ないのだが、そもそも、今の化庁/部科学省の制度的枠組みで、緊急予算措置やらアーティスト・団体などへの「補償」というのは、そもそもできるのか問題はある。この種の予算を投入する権限がないのでは?》
https://twitter.com/kmzwhrs/status/1243723744616411142
美術批評家の土屋誠一が次のように反応している。
《熊澤さん、それは論点が違うと思います。声明に対して失望しているのは、化庁に補償を期待しているのではなく、宮田亮平という美術家でもあるはずの長が、このコロナ禍において、空とも言えるお花畑な声明を出してくるそのこと自体にイラっとしている。つまり、無能なら、黙ってろよ、と。》
https://twitter.com/seiichitsuchiya/status/1243727142409519105
「コッロールの恐怖」「現代北海道学論」の岡和田晃が呟く。
《げに美しき精神論。竹槍でB29を撃ち落とせ、欲しがりません勝つまでは、妥当鬼畜ウイルス! もう自民解体しろとしか。》
https://twitter.com/orionaveugle/status/1243712402773774338
宮田亮平に欠けているのは、「いだてん」や「あまちゃん」の音楽を担当したことでも知られている大友良英の持つリアリズムなのである。大友は次のようなツイートを投稿している。
《イベントやライブが中止になるのは本当に辛いけど、それ以上に辛いのは自分から中止提案をするとき。そしてそれ以上に身を切られるくらい厳しいのは、なんの保証もない中で自粛要請やライブ中止を受ける劇場やライブハウスだろう。この状態が続けば実質廃業要請と同じだ。どうにかならないのだろうか。》
https://twitter.com/otomojamjam/status/1243418989272788994

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6)【本日の一行情報】

◎TBS「News 23」に小池都知事がスタジオ生出演。
《せっかく小池都知事がスタジオに来てるのに、遠慮がち、遠回りに「お伺い」するだけなのが残念なNews 23》
https://twitter.com/amneris84/status/1243185926559289345

日経BP日本経済新聞出版社は、4月1日付で経営統合し、新たな「株式会社日経BP」としてスタートする。統合に合わせて日経BPは「日本経済新聞出版本部」を新設し、日本経済新聞出版社の書籍・電子書籍や映像ソフトなどを編集・制作する機能を引き継ぐ。同本部は「日本経済新聞出版」ブランドで経済の専門書や啓蒙書、経営・ビジネス書などを刊行するそうだ。
https://www.nikkeibp.co.jp/atcl/newsrelease/corp/20200325/

◎マガジンハウスの新入社員採用のサイトに3人の編集長が登場しているのだが、「アンドプレミアム」の芝崎信明編集長が雑誌の未来を背負って立つ才能であることは間違いあるまい。
《『&Premium』編集部は雑誌とWEBサイト以外にも いろいろな「もの」「こと」をつくっています。
たとえばここ最近では、
都心の一等地にある都市型複合商業施設のイベントのディレクションをしました。
たくさんのお客さんに来場していただき、感謝しております。
また、あるファッションブランドと特別なコラボアイテムをつくる計画を進めています。
秋には商品が発表されると思いますので、楽しみにしていてください。
あるロングセラー日用品の新ラインの宣伝ビジュアルを手がけたり、店頭で配布するパンフレットをつくったりもしました。
『&Premium』が関わったことはわからないかもしれませんが、
目にしたことがある方も少なくないと思います。
さらに、ある地域産業のブランド化や、ある都市の観光誘致のお手伝いもしています。
新しく生まれ変わったあの注目の美術館のリーフレットづくりもしました。
『&Premium』編集部は、雑誌とWEBサイトの世界観に共感してくださった
企業や自治体といろいろなことができます。
このあとも、どんなことができるのかと、編集部のみんなは日々企んでいます。
雑誌の編集部は、いろいろな可能性を秘めています。
でもそれには、雑誌とWEBサイトの世界観をしっかりつくることが、まず大切です。
それらをぜんぶ楽しんでくれる人、そしてさらに新しい可能性をつくりだしてくれる人に、仲間になって欲しいです。》
https://s.magazineworld.jp/info/recruit/2021/premium.html
芝﨑は「一緒に働きたいのはこんな人!」という設問に「機嫌のいい人。」と答えている。こういうセンスこそマガジンハウスのお家芸だよね。

◎「映画秘宝」が復刊されることになった。讀賣新聞オンラインによれば岩田和明編集長たちが設立した新会社が商標権を買って、双葉社から刊行することになる。
https://www.yomiuri.co.jp/culture/20200325-OYT1T50210/
映画.com」は3月25日付で「『映画秘宝』が復活! 休刊からわずか3カ月、のん出演の動画も公開」を公開している。
《復刊を記念して、女優・のんが出演する動画「HIHO RETURNS」が公式You Tubehttps://youtu.be/kne3DcPMkME)で公開された。「映画秘宝」の岩田和明編集長が企画・製作・原案を手がけ、同誌と縁の深い入江悠監督、塚本晋也監督も参加。自転車に乗って本屋に向かったのんが、「映画秘宝」を求める姿が映し出される。》
https://eiga.com/news/20200325/9/

◎「春オンライン」は3月25日付で「東海テレビ 記者がストーカーで逮捕も公表せず」を発表している。
東海テレビの元報道局記者(25)が3月10日、大阪府警にストーカー規制法違反と名誉毀損の疑いで逮捕されていたことが、「週刊春」の取材でわかった。》
https://bunshun.jp/articles/-/36825
3月26日(木)発売の「週刊春」で詳報している。

毎日新聞は3月27日付で「『買い占め』は報道しない方がいい? 識者から『増幅効果』懸念の声も」を掲載している。
新型コロナウイルスの感染拡大を受け、食品や生活用品の「買い占め」に関する報道やSNS(ネット交流サービス)上の投稿が急増している。25日夜に小池百合子都知事が緊急記者会見を開き、東京都民に今週末の不要不急の外出の自粛を求めたことを背景に、スーパーなどの小売店で食品などが買いだめされ、品薄になる現象が起きた。一方で、スーパーやコンビニなどの流通大手は週末の営業も原則「通常通り」と回答しており、事態の沈静化を図る報道や投稿も多い。SNS上には「そもそも『買い占め』について報道すべきではない」とする意見も上がっている。どう考えたらいいのだろうか。》
https://mainichi.jp/articles/20200326/k00/00m/020/221000c
記事にも紹介されているが、全国スーパーマーケット協会の次のようなツイートは「いいね」が6.3万回を超えている。
《メディアの皆さんから続々電話取材が来ています「食品の生産、物流は滞ってませんし、店が閉まるわけでもありません。営業は継続されます。店頭の欠品も徐々に回復します。慌てないでください。そしてメディアが煽るようなことは、どうぞお控えください」というようなお話しをしています。》
https://twitter.com/newsuper_jp/status/1243007080065204225

◎日経は3月25日付で「アマゾンの物流施設で感染者 神奈川の国内最大拠点」を掲載している。
《アマゾンジャパン(東京・目黒)が運営する神奈川県小田原市物流拠点で、配送業務に携わっていた男性従業員1人が新型コロナウイルスに感染していたことが25日、分かった。24日に感染が確認され、同日午後から物流機能を停止して、消毒作業などを実施した。25日から施設の稼働を再開している。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO57216040V20C20A3916M00/

平凡社は東洋庫「流行性感冒スペイン風邪』大流行の記録」を4月30日までの期間限定で無料公開している。
https://twitter.com/heibonshatoday/status/1243418964094410753

時事ドットコムは3月26日付で「観戦ガイド本、改訂作業へ 五輪延期で出版社も苦慮」を発表している。
幻冬舎は「知識ゼロからの東京オリンピック観戦入門」(生島淳監修)を2月に発売している。編集担当の鈴木恵美さんは「初版の発行部数は6000部。これから4~6月にプロモーションを掛けるつもりだった」と困惑した様子。》
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020032501110&g=soc
「オリンピックもパラリンピックも楽しめる! 東京2020観戦Walker ウォーカームック」(KADOKAWA)、「東京五輪を観たい!!」「東京五輪が待ちきれない!!」(宝島社)、「ぴあ東京2020観戦予習ガイド」(ぴあ)などが既に発売されている。

中日スポーツは3月25日付で「五輪延期『聞いていた通り』…3月入り広告代理店奔走、政治は1カ月でゆるやか転換」を掲載している。
新型コロナウイルスの感染拡大で、7月24日開幕の当初予定から1年程度の開催延期が決まった東京五輪。広告代理店関係者は「聞いていた通り」。大イベントの開催時期がようやく決まり安堵の表情をだ。
広告関係者によると、業界で具体的な延期の話が聞こえてきたのは3月17日前後。3月に入った段階で、大手広告代理店が国内の五輪大口スポンサーに聞き取りし、調整に入っていたという。「早くから動いていたんでしょう」。23日の安倍晋三首相の延期容認の報に「その通りになったと思いました」。》
https://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/sports/news/CK2020032502100197.html

◎「madameFIGARO.jp」は「日本に再上陸する『プチ・ニコラ』、第1巻が無料公開中。」を3月25日付で発表している。
《新装版の発行元の世界化社では、新型コロナウイルスの影響を受けて子どもたちが“長い春休み”を過ごしていることを鑑み、この『プチ・ニコラ』第1巻を期間限定での無料公開中(4月10日まで)。》
https://madamefigaro.jp/culture/news/200325-petitnicolas.html

◎「ほぼ日刊イトイ新聞」の告知ツイート。
《雑訴『Sports Graphic Number』1000号を、ほぼ日限定の特製クリアファイルをセットにして販売中! 1000冊の『Number』の表紙から選んだ、野球・サッカー・女性アスリートの表紙を並べた3枚のクリアファイルです。
https://1101.com/hobonichiyobi/webshop/741.html
https://twitter.com/1101complus/status/1243003230994350080

◎オトバンクは、小学館ライトノベルレーベル「ガガガ庫」のオーディオブック配信開始1周年を記念して、4月1日から30日までの毎日、「ガガガ庫」のオーディオブック作品を1作品ずつ日替わりでaudiobook.jpの聴き放題プランの対象作品として提供し、各作品を24時間限定で聴き放題にするキャンペーンを開催する。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000095.000034798.html

朝日新聞横須賀支局の太田泉生が次のようにツイートしている。
《米海軍横須賀基地司令部によると、26日に基地所属の海軍兵一人の新型コロナウイルス感染を確認。日本勤務の米海軍兵では初。今月の米国旅行中に感染したとみられる。日本入国後は軍の内規で移動制限下にあったため、拡大の恐れはないと基地司令部。》
横須賀基地の米海軍兵、新たに2人の感染確認。26日の事例と異なり、今回は感染経路が不明という。基地司令官は基地住民に外出を控えるよう求めた。米海軍横須賀基地司令部発表。》
横須賀市によると、米海軍横須賀基地所属で新型コロナウイルス感染が判明した二人の米海軍兵は、基地の外に居住。感染判明後は基地内で隔離されている。》
《米海軍横須賀基地所属米兵でさらに2人の感染確認。横須賀市逗子市が、外務省から連絡を受けて発表した。横須賀基地と池子住宅地区を行き来した以外は、米軍施設外の行動はなし。27日に感染確認の2人の濃厚接触者。同基地関係者の感染は計5人。》
https://twitter.com/otaminao/status/1243131865394860032
https://twitter.com/otaminao/status/1243519069858312192
https://twitter.com/otaminao/status/1243535914963369984
https://twitter.com/otaminao/status/1244106428786212873
「スターズ&ストライプス」は、嘉手納基地で欧州帰りの飛行士2名が陽性となったという。
https://www.stripes.com/news/pacific/two-okinawa-based-us-airmen-test-positive-for-coronavirus-18th-wing-commander-says-1.624035

◎「アエラドット」が3月26日付で公開した「コンテンツ無料配信企業続々 『コロナ自粛のなか』自宅で楽しむ」は「週刊朝日」4月3日号に掲載された記事だが、動画配信サイトのParaviやアマゾンプライムの取り組みが紹介されているが、出版社で紹介されているの集英社小学館であった。
https://dot.asahi.com/wa/2020032500011.html?page=1
広報力の差が出て来ていると私は思っている。

◎現役女子大生ハーフモデル・せたこが、光社の女性誌「JJ」の5月号からレギュラーモデルを務める。「エンタメRBB」の3月26日付「現役慶大生&ハーフモデルのせたこが、JJレギュラーモデルに決定!」は、こう書いている。
《せたこは、2019年4月から慶応義塾大学法学部に通う現役女子大生。ファッションが好きで、自身の私服コーディネイトを「#せたこーで」と呼び、異化理解をテーマにしたエシカルブランド「SETAKO」も設立している。》
https://www.rbbtoday.com/article/2020/03/26/177857.html

白泉社が運営する全誌合同マンガ投稿サイト「マンガラボ!」では、3月27日より新しいコンテスト「いけない大人の恋愛マンガ」を開催している。4ページから投稿が可能だという。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000179.000046848.html

◎ぴあは、最新作から名作まで100本を超える中国時代劇ドラマを紹介した「2020年見るべき中国時代劇ドラマ」を発売した。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001516.000011710.html

経済産業省は2月12日にこんなツイートを公開している。
《マスクを慌てて買い置きしなくても大丈夫です。厚労省や企業の皆様と連携し、毎週1億枚以上、お届けできるようになりました。花粉症などマスクの必要な時期が続きますが、風邪や感染症の疑いのある人にマスクを届けるため、ご協力をお願いします。》
https://twitter.com/meti_NIPPON/status/1227504602171371520
清水潔リツイートしている。
Twitter史に残る特大デマ》
https://twitter.com/NOSUKE0607/status/1243769893465382912

日本経済新聞は3月27日付で「ぴあが恐れる5月危機 エンタメ市場、4割消失も」を掲載している。
《大型連休を含む5月末まで開催できない場合の損失もはじいている。中止・延期の公演・試合の総数は15万3千本となり、入場できない観客総数は1億900万人に及ぶ。損失総額は3300億円と、市場規模の40%近くに上る。壊滅的な数字といっていいだろう。》
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO57273980W0A320C2I00000/

◎学研プラスが3月19日に発売した「なぜ僕らは働くのか」は、大好評につき発売5日で「大重版」となったそうだ。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002688.000002535.html

◎宝島社は3月27日付で「当社社員の新型コロナウイルス感染について」を発表した。
《3月 26 日(木)、株式会社宝島社(東京都千代田区)の社員 1 名(30 代・男性)が新型コロナウイルスの検査で「陽性」であることを確認しました。
当該社員は、3 月 22 日(日)に発熱したため 23 日(月)より出社を控えておりましたが、発熱が続いたことから、25 日(水)にPCR検査を実施。その結果、26 日(木)に陽性と判明しました。
保健所と連携した調査の結果、当該社員は 22 日(日)の発症後は出社していないことから、宝島社社内には濃厚接触者はいないと判断されました。この間において、関係者の皆様にご心配、ご迷惑をおかけしましたことを心よりお詫び申し上げます。
なお、宝島社ではお取引先の皆様、関係者の皆様に安心していただけるよう、当該社員が勤務していた業務スペースおよび社屋の一部スペースの消毒をすでに行い、さらに本日、全社屋の消毒も実施いたします。
当社では、今後とも関係者の皆様および社員の安全確保を最優先に考え、社内および社外への感染拡大を防ぐために引き続き必要な措置をとってまいります。》
https://tkj.jp/img/info20200327.pdf

◎「ナチュン」(全6巻、講談社)、「ムシユヌン」(全6巻、小学館)で知られる漫画家の都留泰作化人類学者でもあり、京都精華大学マンガ学部教授という肩書を持つ。そんな都留泰作が平凡社から「竜女戦記」シリーズの刊行を開始する。平凡社も漫画で勝負する時代がやって来たのである。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000009.000042563.html
新海誠都留泰作の大ファンであるようだ。2018年2月2日に次のようなツイートを投稿している。
《『ムシヌユン』ついに最終巻!やはり大好きです。稀代の昆虫エログロSFでありつつもピュアな初恋物語都留泰作の漫画はエピローグのイマジネーションがたまらなく美しいのです。『ナチュン』の海岸でのあの「失恋」も、今作のアレも。彼の宇宙性器が最終巻でも大活躍だったのもとても嬉しい……。》
https://twitter.com/shinkaimakoto/status/959259091959914496
都留泰作は角川新書から「〈面白さ〉の研究 世界観エンタメはなぜブームを生むのか」を上梓している。
《つまりは、「異世界」としての「日本の田舎」を創造することによって、宮崎は国民的作家になりえたのだった。》
https://www.kadokawa.co.jp/product/301503001143/

小学館集英社プロダクションは100%出資の子会社「株式会社こどもりびんぐ」を設立し、ライザップグループで経営再建中のサンケイリビング新聞社から幼稚園児とママの情報誌「あんふぁん、働くママと園児の情報誌「ぎゅって」と周辺事業を譲受した。幼稚園向けの「あんふぁん」の発行部数は714,879部、保育園向けの「ぎゅって」の発行部数は、首都圏195,927部/関西80,241部/東海67,091部。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000235.000002610.html

ブレイディみかこが昨年6月に上梓した「ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー」(新潮社)が、今月になって、3月9日に8万部、11日に7万部と合計15万部という異例の大増刷となった。3月7日放送の日本テレビ系「世界一受けたい授業」に出演したことをきっかけとなったという。電子版を含み累計47万部とは凄い。
https://www.oricon.co.jp/news/2158512/full/

コミックマーケット98(開催日5月2日~5日 東京ビッグサイト)は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)拡大防止の観点から中止されることになった。
《1975年の開始以来、コミックマーケットは、会場の問題など様々な件により、幾度となく開催継続の危機に見舞われてきましたが、この度はじめてコミックマーケットの開催そのものを中止せざるをえなくなりました。
参加者の皆さんをはじめ、この間、コミックマーケット98の開催に向け、ご準備・ご協力いただきました関係の皆さんにこの場を借りてお礼申し上げます。また、今この瞬間も新型コロナウイルス染症に立ち向かっておられる医療従事者をはじめ、関係の皆さんのご尽力に心からの敬意と感謝を捧げます。
コミックマーケットという「場」の維持に努める以外、今、私たちにできることはほとんどありませんが、心はいつも皆さんと共にあります。今後も可能な限り、開催の継続に向けて努力を続けていきますので、参加者・関係者の皆さんには、ご理解・ご協力をいただけますと幸いです。》
https://www.comiket.co.jp/info-a/C98/C98Covid19Notice2.html

毎日新聞が3月28日に投稿したツイート。
《「感染者がいない場所に逃げてきた」鳥取・島根が隠れた人気に
https://twitter.com/mainichi/status/1243883034048258048
清水潔リツイート
《「感染者がいない場所に逃げてきた」
新聞の常識破壊のこの見出しは事実なのか?「」になっているが本中にもそんな発言はない。毎日新聞どうなってんだ?》
https://twitter.com/NOSUKE0607/status/1244112206871949317
毎日新聞が3月29日午後3:29にツイート。
《3月28日掲載の「感染者の確認ない鳥取・島根 外出自粛の都市部から観光客も 新型コロナ」は、外出自粛要請がある中で、地方への旅行を勧めるように取られかねない記事内容と見出しでした。当初、「感染者がいない場所に逃げてきた」という記述もありました。おわびして記事、ツイートを削除します。》
https://twitter.com/mainichi/status/1244149734605905920

◎岩田健太郎が自らのブログ「楽園はこちら側」に3月27日付で「事実に誠意を」をエントリしている。
《懸念されるのは東京だ。感染報告が増えたことだけが問題なのではない。クラスターを形成できない、トレースできない感染者が増えているのが問題である。そして、その陽性患者数に比べて検査数がずっと少ない。47人の感染者を捕捉するのに100人未満(陽性者の検査日が不明だが、おそらくこのへんだろう)しか検査していないのは少なすぎる。繰り返すが、すべての感染者を把握する必要はない。
が、感染の流れ、動き、クラスターが見えなくなっているのは困る。よって、東京では検査の閾値を下げねばならない。検査の閾値状況によって変化する。韓国の例で説明したとおりだ。厚労省の「基準」にこだわっていると現象そのものを見誤る。すでに関西では味覚異常、臭覚異常を根拠に感染者が見つかっており、そこからクラスターが検知された。こうした臨床医のアスチュートな感性はもっと活用したい。東京都の「どこ」が検査数を下げている障壁なのかは分からないが、その障壁は即座に取り払う必要がある。》
https://t.co/yR5yHdF4U2?amp=1

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7)【深夜の誌人語録】

冒険にとって最大の敵は無謀である。