Index------------------------------------------------------
1)【記事】今日の東京オリンピック バッハ来日に合わせて緊急事態宣言は解除?
2)【本日の一行情報】
3)【深夜の誌人語録】
4)【お知らせ】
----------------------------------------2021.4.23 Shuppanjin
1)【記事】今日の東京オリンピック バッハ来日に合わせて緊急事態宣言は解除?
毎日新聞は4月21日付で「『ぎりぎりまで悩んだ』愛媛知事が涙の陳謝 松山市の聖火リレー中止」を掲載している。
《新型コロナウイルスの感染拡大のため、松山市での東京オリンピックの聖火リレーは、公道での実施が見送られた。大阪府(13、14日)に続く判断だったが、代替策として公園内を走った大阪とは異なり、ランナーが走らない初のケースとなった。松山市内で21日に開かれたセレモニーでは、聖火リレーの中止を決めた中村時広・愛媛県知事が、ランナーに走る機会を与えられなかったことを涙ながらにわびる一幕があった。》
https://mainichi.jp/articles/20210421/k00/00m/040/332000c
いやはや、中村の頭の中では「海ゆかば」でも流れているのだろうか。「毎日新聞デジタル」編集長の齊藤信宏が引用ツイート。
《何度も書き込んでいますが、聖火リレーになにか特別な意味があるわけではありません。あくまでオリンピックというお祭りを盛り上げるための行事です。そんなに深刻に考えないでください。》
https://twitter.com/nobusaitoh/status/1384859857887584263
日刊スポーツは4月21日付で「五輪選手は『原則的に毎日』コロナ検査 橋本聖子会長が医療体制詰めの作業」を掲載している。
https://www.nikkansports.com/olympic/tokyo2020/news/202104210001277.html
コロナ対策として検査を充実させるのは良いことである。麻木久仁子の引用ツイートをご覧あれ。
《大変良いと思います。そうすべきです。ではなぜ同じことを日本国民にしないのか。「やみくもな検査はんたーい」と言ってた方々は、どうぞこの「やみくもな検査」になんか言ってやって》
https://twitter.com/kunikoasagi/status/1384920701870780418
デイリースポーツは4月21日付で「東京五輪まであと3カ月…『もし大会中に緊急事態宣言が出たら?』 組織委答えず」を掲載している。
《海外メディアからは「もし大会中に緊急事態宣言が出されていたらどうなるのか?」との質問が飛んだが、武藤事務総長は「仮定のご質問への回答は控える」とし、「我々は徹底したコロナ対策を講ずることで開催に向け準備している」と話すにとどめた。》
https://www.daily.co.jp/general/2021/04/21/0014262057.shtml
小説家の深町秋生の引用ツイート。
《バカスカ人の税金使っておいて、こんな当たり前の質問すら「仮定のご質問への回答は控える」で済ませられるというなめ切った空気が日本中に醸成されてしまったとしか。》
https://twitter.com/ash0966/status/1385074787991445513
IOC会長のバッハは明解だ。毎日新聞は4月21日付で「バッハ氏の訪日前に宣言解除? 東京都の狙いは 臆測広がる」(宮原健太、古川宗)を掲載している。
《東京都の小池百合子知事は新型コロナウイルス対策の緊急事態宣言について、期間を大型連休前後の4月29日~5月9日とするよう政府・与党に求めた。延ばしても5月16日まで、という小池氏の姿勢に対し、与野党から「国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長が訪日する前の宣言解除が念頭にあるのではないか」との臆測が広がっている。》
https://mainichi.jp/articles/20210421/k00/00m/010/189000c
スポーツニッポンは4月22日付で「東京、短期の緊急事態宣言のワケは『バッハ来日シフト』 会長来る5.17までに抑え込みたい」を掲載している。
《過去2回の宣言はいずれも期間を1カ月として発令。感染を減少傾向に転じさせ、医療提供体制の改善を図るためのもので2回とも延長された。政府の感染症対策分科会の尾身茂会長はこの日の国会で「個人的には最低3週間は必要」との認識を示した。こうしたことを考えると「今月29日~5月16日」の場合の18日間は政府の言う「効果見極めに2週間」をクリアしただけで、あまりに短い。期間設定の背景として指摘されるのが、5月17日の来日で調整される国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長の日程に合わせた“バッハシフト”だ。
17日に来日し、被爆地の広島市で聖火リレー関連の式典に出席。18日に東京で菅義偉首相、東京五輪・パラリンピック組織委員会の橋本聖子会長、小池氏との会談に臨む予定。》
https://www.sponichi.co.jp/society/news/2021/04/22/kiji/20210422s00042000171000c.html
バッハもまた何が何でも開催派なのである。朝日新聞デジタルは4月22日付で「緊急事態宣言『五輪とは関係ない』 IOCバッハ会長」(遠田寛生)を掲載している。
《 国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ会長は21日、新型コロナウイルスの感染拡大を受け日本政府が東京都内などに再び緊急事態宣言を発出する方向であることについて、「ゴールデンウィークを控え、感染の拡大を防ぐために日本政府が講じる予防的措置と理解している」と述べた。その上で「五輪とは関係ない」とし、東京オリンピック(五輪)・パラリンピック開催への影響はないとの認識を示した。》
https://digital.asahi.com/articles/ASP4Q2GSVP4QUHBI003.html
毎日新聞は4月22日付で「IOC会長発言『火に油だ』 “緊急事態、五輪と無関係”に批判」(小林悠太)を掲載している。
《国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長が21日の記者会見で「緊急事態宣言と東京オリンピックは関係がない」と発言したことに対し、関係者からは「バッハ会長の発言は火に油を注いでいる」と批判的な意見が聞かれた。》
https://mainichi.jp/articles/20210422/k00/00m/050/057000c
朝日新聞の三浦英之はロイターの記事を引用しながらツイートしている。
《これ、逆効果じゃないかな? 開催都市における直前の緊急事態宣言が、五輪開催に無関係なわけがない。もうめちゃくちゃ。IOCを誰も信用できなくなる》
https://twitter.com/miura_hideyuki/status/1384996238324473860
こちらは清水潔。
《つまり、開催国にどんな事態が起きようが、その国がどうなろうがお構いなし五輪ってことか。愛国者のみなさん、これでもやる?》
https://twitter.com/NOSUKE0607/status/1385000113349689347
乃南アサの指摘ももっともだ。政治は「緊急」という意味をわかっているのだろうか。
《すごくゆっくりした「緊急」なんだなあ、というのが感想。これなら一歩手前の非常事態でもいいんじゃないのかね、とか。それもこれも、バッハ会長をお迎えするためのパフォーマンスなんだと思えば納得がいく。でもウイルスには、こういう忖度は通用しない。》
https://twitter.com/asanonami/status/1385024229519761410
デーブ・スペクターが冴えている。
《いま、第何波?→バッ波じゃない?》
https://twitter.com/dave_spector/status/1385067927938818049
「ゲキサカ」は4月21日付で「日本は“死の組”南アフリカ、メキシコ、フランスと同組!! 東京五輪の男子サッカー組み合わせ決定」を発表している。
《東京五輪の男子サッカー競技の組み合わせ抽選会が21日に行われた。開催国の日本はグループAに入り、グループリーグで南アフリカ、メキシコ、フランスという強豪との対戦が決まった。》
https://web.gekisaka.jp/news/detail/?329556-329556-fl
京都新聞は4月21日付で「公道での聖火リレー中止を検討と京都市長」を掲載している。
https://www.kyoto-np.co.jp/articles/-/551881
時事通信は4月22日付で「聖火リレーで初感染例 香川県の警察官―東京五輪」を配信している。
《東京五輪・パラリンピック組織委員会は22日、香川県内の五輪聖火リレーで交通規制に従事していた香川県警の30代男性警察官が新型コロナウイルスに感染したことが判明したと発表した。聖火リレーに関する感染例が分かったのは初めて。》
https://www.jiji.com/jc/article?k=2021042200581&g=soc
共同通信は4月22日付で「イモトアヤコさん聖火リレー辞退 鳥取、マラソン森下広一さんも」を配信している。
《全国的に新型コロナウイルスの感染が拡大していることや、著名人が公道を走ると観客が密集する事例があったことから、県は2人の事務所に対し、辞退してもらうよう大会組織委員会を通じて要請していた。2人とも、県外から観客が訪れることで感染を拡大させる可能性を心配していたといい、森下さんはスケジュールの都合も合わなかった。》
https://this.kiji.is/757809207396958208?c=39550187727945729
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2)【本日の一行情報】
◎朝日新聞デジタルは4月21日付で「仏文学者、演出家の渡辺守章さん死去 多彩な舞台演出」を掲載している。
《フランス演劇・文学の深く幅広い研究と翻訳、多彩な舞台演出で知られるフランス文学者、演出家で東京大名誉教授の渡辺守章(わたなべ・もりあき)さんが11日、胸部大動脈瘤(りゅう)破裂で死去した。88歳だった。》
《70年に観世寿夫(かんぜひさお)らと結成した「冥の会」で「アガメムノーン」などを演出し、79年から演劇集団円の演出家として、西洋演劇と能などの古典芸能の様式を融合させた知的で斬新な舞台をつくった。86年のラシーヌ「悲劇フェードル」はパリでも上演。劇団外でも野村萬斎さんを起用した90年の「ハムレット」など多くの作品を手がけた。96年から空中庭園を主宰。》
https://digital.asahi.com/articles/ASP4P5HZDP4PUCLV00G.html
岩波文庫編集部のツイート。
《フランス文学者・演出家の渡辺守章先生が逝去されました。その多岐にわたるお仕事の中でも岩波文庫では、ラシーヌ『フェードル アンドロマック』『ブリタニキュス ベレニス』、『マラルメ詩集』などを訳していただきました。ありがとうございました。》
《なかでもポール・クローデル『繻子の靴』(上下)は、毎日出版文化賞など3つの賞を受賞した名訳として知られ、8時間がかりの全曲版の上演も自らの演出で実現されました。謹んで哀悼の意を表します。》
https://twitter.com/iwabun1927/status/1384760347207168002
https://twitter.com/iwabun1927/status/1384760983869001732
劇団「花組芝居」を主宰する加納幸和が追悼している。
《1980年、建て替え前の早稲田銅鑼魔館で見た「女中たち」(訳・演出)が強烈で、後に花組芝居で「奥女中たち」を企画するキッカケだった。鈴木忠志氏が「この人は、フランス人にフランス語のダメ出しをするんだよ」と紹介していた。合掌。》
https://twitter.com/nikotamaya/status/1384817679228301316
青山真治は蓮實節を真似しているのだろう。
《同日にヘルマンとチャーリー浜と渡辺守章の逝去を知ってしまうというこの世界のアナーキーっぷりを、愛し直すことで受け入れ、心を穏やかにしよう。》
https://twitter.com/cooff/status/1384767241074266113
島田裕巳は駒場でフランス語を習ったのか。
《駒場でフランス語を習った先生のおひとり。テキストはロベール・ギランだったかな。「アガメムノン」だか、チケットをいただいた思い出がある。ご冥福をお祈り申し上げます。》
https://twitter.com/hiromishimada/status/1385014855640309762
「ライシテから読む現代フランス」(岩波新書)の伊達聖伸がこうツイートしている。
《渡邊守章先生の訃報。私からすると、レジェンドの先生のレジェンド格。水林章先生が、日本人のフランス語教員で自分が覚えているのは渡邊守章と蓮實重彦だけみたいなことを言っていたっけと思い出す。ここですね。》
https://twitter.com/KiyonobuDate/status/1384854314439565313
断るまでもないだろうが渡辺はフーコーの「性の歴史1 知への意志」(新潮社)の翻訳者である。repressive hypothesis!
◎2012年よりポプラ社から刊行されている「おしりたんてい」シリーズは、トロルの絵本7作を中心に、読み物11作、アニメコミック7作が刊行され、累計発行部数は900万部を突破している。アニメはNHK Eテレで放送されているほか、劇場版も製作され、第3弾「映画おしりたんてい スフーレ島のひみつ」が8月13日より公開されることが決まった。
https://realsound.jp/movie/2021/04/post-745470.html
https://www.poplar.co.jp/oshiri-tantei/
◎町田そのこの「52ヘルツのクジラたち」(中央公論新社)が本屋大賞受賞で大きく売上を伸ばしている。日販によれば、受賞以降の売上は、それまでの約30倍にまで跳ねているという。
https://hon-hikidashi.jp/more/128124/
私にしても本屋大賞を受賞したので買ったクチである。既に何度か書いてきているが、私は今も本屋大賞に批判的ではあるが、売上にもっとも貢献する賞であることは誰も否定できないところである。
◎「アエラドット」は4月21日付で「『総理がおっしゃる』テレビの過剰な尊敬語に違和感 メディアと『対等』なのになぜ?」(小長光哲郎)を発表している。山崎とは山崎雅弘のことである。
《「『総理がおっしゃっている』って、平気でテレビで言うようになったのはなぜだろう」
今年1月、ツイッターにこう投稿したのはテレビユー福島の記者、木田修作さん(35)だ。このところ、テレビの報道番組や情報番組でキャスターや司会者、コメンテーターなどの出演者が政府や総理大臣に言及する際、「尊敬語」を使うことが常態化していることに大きな違和感があるという。》
《権力の監視どころか、メディアが戦う前から負けている──。そんな状況は2012年12月に始まった第2次安倍政権からだと、山崎さんは考えている。14年6月、NHKのニュースでキャスターが「政府がおっしゃいましたけど」と話すのを聞き、「40数年この国で生きてきて、政府に敬語を使うニュースキャスターを初めて見た」とツイッターに投稿している。》
https://dot.asahi.com/aera/2021042000014.html?page=1
コメンテーターの顔ぶれも間違いなく変化した。保守もリベラルも消え、政府御用達知識人がコメンテーターの主流となりつつある。安倍政権を経て半藤一利がリベラルというか、左翼に位置づけられる時代になってしまったのは、このためだろう。
◎小学館のビューティ誌「美的」は、3月22日発売の5月号で創刊20周年を迎えたが、これを記念して、4月24日(土)よりバーチャル空間でのイベント「バーチャル美的フェス 2021 Spring」を1か月間限定で開催する。
https://fes.biteki.com/lp/
雑誌文化はインターネットという武器を手にすることができたからこそ、コロナ禍でも、こうしたバーチャルイベントを開催できるのだ。そう前向きに情況を捉えたい。悲観論に沈むのではなく、楽観論に踊るのでもなく、総ての可能性に真摯に向き合い、可能性のひとつひとつを実現していくことが重要なのである。
◎林真理子が「週刊新潮」に連載していた「小説8050」が4月28日の発売を待たずに事前重版が決まった。林がコメントを発表している。
《発売前からこんなに反響のある作品は、作家生活40年で初めて。真面目に生きてきて積み上げてきたものが、子どものせいで全て失われてしまう「8050問題」の恐怖は、誰にとっても他人事ではありません》
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000199.000047877.html
https://www.shinchosha.co.jp/book/363111/
◎三島由紀夫賞の候補が次のように発表された。
藤原無雨「水と礫」(河出書房新社)
乗代雄介「旅する練習」(講談社)
岸政彦「リリアン」(新潮社)
李琴峰「彼岸花が咲く島」(「文学界」2021年3月号)
佐藤厚志「象の皮膚」(「新潮」21年4月号)
本命が「リリアン」かな。対抗に「小説家になろう」出身で、ラノベ作家としては一迅社からデビューしている藤原無雨の「水と礫」を推そう。「水と礫」は完璧なラノベでありながら、純文学であるという、ある意味、とんでもない作品だ。
山本周五郎賞の候補は次のように発表された。
伊吹有喜「犬がいた季節」(双葉社)
伊与原新「八月の銀の雪」(新潮社)
小川糸『とわの庭』(新潮社)
砂原浩太朗「高瀬庄左衛門御留書」(講談社)
佐藤究「テスカトリポカ」(KADOKAWA)
私の本命は「テスカトリポカ」だ。対抗は「高瀬庄左衛門御留書」。砂原は時代小説ファンのアイドルになる可能性がある。
https://twitter.com/Shincho_Bungei/status/1384748142906601475
https://twitter.com/Shincho_Bungei/status/1384748096513470467
◎日刊ゲンダイDIGITALは4月21日付で「報道の自由度・日本67位『菅首相は改善に何もしていない』」を掲載している。
《RSF(註 国境なき記者団)は「新首相就任によっても、ナショナリストの右派が記者に対する不信をかき立てている状況に変化はなく、依然、自己検閲が続いている」と指摘し、菅首相については「報道の自由の雰囲気を改善するために何もしていない」と切り捨てた。》
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/288232
韓国は42位、台湾は43位。
◎学研プラスは、4月8日(木)に発売した「学研の図鑑 スーパー戦隊」の、緊急増刷を決めた。現在、スーパー戦隊ものとしては45作品めに当たる記念作「機界戦隊ゼンカイジャー」が放送されている。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000003306.000002535.html
◎「Media Innovation」は4月21日付で「復活するKADOKAWA・・・高収益の源泉と、新社長・夏野氏の実力とは?」を公開している。
《KADOKAWAの業績回復が際立ってきました。2021年3月期の営業利益は前期比73.1%増の140億円で着地する見込みです。営業利益は予想比33.3%増の上方修正となりました。営業利益率は4.0%から6.8%まで回復。本業で利益が出る体質へと変化しました。》
https://media-innovation.jp/2021/04/21/kadokawa-financial-results-2020/
出版の営業利益が94億2,800万円で、全体の70%を占めている。
◎阿波銀行は、博報堂と、ビジネスマッチングにおける業務提携契約を締結した。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000032.000054623.html
◎4月21日付毎日新聞が掲載している「フジの外資規制違反は『おとがめなし』 東北新社との差はなぜなのか」(村尾哲)で、成城大教授(憲法学)西土彰一郎は次のように語っている。
《地上波で影響力の強いフジ・メディアHDに比べ、衛星波の東北新社は菅首相の長男が関わった接待問題も絡んでおり、世論の反発を収めるためにスケープゴートにされたのではないでしょうか。
言論表現の自由が関わる放送法では、行政権の行使は抑制的であるべきです。にもかかわらず、総務相は前例のない職権での取り消しに踏み切りました。そうした(首相の長男が関わった案件であるという)背景があるからではないかと疑われても仕方ないでしょう。》
《放送局は免許付与で政府に首根っこを押さえられています。だから、行政指導に従っていた方が得策となります。さらに言えば、従っていれば、政府が既得権益を守ってくれる。免許も再交付してくれるし、新規参入規制で産業保護もしてくれる。
持ちつ持たれつのなれ合い構造になっていると感じます。
フジ・メディアHDから外資規制違反を報告され、内々に処理した今回の総務省の対応からも、なれ合い構造のなれの果てが垣間見えるのではないでしょうか。癒着と言うべき構造を断たなければなりません。》
https://mainichi.jp/articles/20210421/k00/00m/010/053000c
今回の件を通じてフジも産経も政府に頭が上がらなくなるのではないだろうか。いや、もともと、政府の広報機関のような存在だから問題はない・・・か。
◎今年も実施する!KADOKAWA、崎陽軒は、2021年4月23日(金)より、「横浜LOVEWalker」×崎陽軒コラボ 「おうちで駅弁シリーズ 横浜LOVE弁当」(税込1,200円)を店舗・数量限定で発売する。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000008440.000007006.html
◎日刊スポーツは4月21日付で「NHKが『クローズアップ現代+』終了報道を否定『ニュース見て驚いた』」を掲載している。
《NHK正籬聡放送総局長が21日、東京・渋谷の同局で定例会見を行い、一部ウェブメディアで終了が報じられた「クローズアップ現代+」(火~木曜午後10時)について、「あのニュース見て驚きました。見解の通りで、終了を決定したという事実はありません」と述べた。》
https://www.nikkansports.com/entertainment/news/202104210000545.html
立岩 陽一郎の作戦勝ちという気がするなあ。
◎東スポWebは4月21日付で「華原朋美『暴行犯=ストーカー』ではなかった! 勘違い暴走で騒動拡大…慌ててツイ消し」を掲載している。
《ツイッターで告白した「3週間前から」のストーカー被害は、〝勘違い〟の可能性を指摘する。華原は3週間前にラーメン店に行き、そこで熱烈なファンとみられる男性に遭遇して恐怖を感じたそうだが、今回の男性記者とは別人という。
華原に激情家の一面があるのは広く知られている。3週間前の〝ラーメン男〟にタクシーで追尾されたと思い込み、〝スパーク〟して正面からぶつかったが、正体は男性記者だった――というのが真相のようだ。》
https://www.tokyo-sports.co.jp/entame/news/3054821/
華原の投稿したツイートは現在、削除されている。
◎はてなと集英社の「少年ジャンプ+」編集部は協業し、4月21日よりマンガ投稿サービス「マンガノ」の提供を開始した。「マンガノ」は、ユーザー投稿型サービスやマンガビューワを提供するはてなと、数々の人気マンガを世に送り出してきた集英社が共同開発した、マンガ作品に特化した投稿サービスだ。マンガ家にとっての使いやすさを追求した作品投稿機能に加え、作品の販売機能も備えているのが最大の特徴である。
https://hatenacorp.jp/press/release/entry/2021/04/21/153000
あらゆる「入口」に集英社は触手を伸ばし、逸早く布石を打っている。
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3)【深夜の誌人語録】
素早く、柔軟に、断固として。
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4)【お知らせ】
「文徒」2000号まで、あと27号。