【文徒】2021年(令和3)4月22日(第9巻75号・通巻1972号)


Index------------------------------------------------------
1)【記事】NHKの専務理事「再任」人事について
2)【記事】今日の東京オリンピック 開催強硬路線で笑うのは?
3)【本日の一行情報】
4)【深夜の誌人語録】
5)【お知らせ】
----------------------------------------2021.4.22 Shuppanjin

1)【記事】NHKの専務理事「再任」人事について

朝日新聞デジタルは4月20日16時59分付で「NHK新役員人事決まる 波紋呼んだ板野専務理事も再任」を掲載している。
《政権との距離が近いとされ、2年前に子会社から執行部へ戻った際に波紋を呼んだ板野裕爾専務理事も再任された。》
《板野氏の再任には委員12人のうち、井伊雅子・一橋大大学院教授と渡辺博美・福島ヤクルト販売会長が反対し、全会一致とはならなかった。
終了後に取材に応じた森下俊三経営委員長は2人の反対を「年齢が高いことが理由だった」と説明。板野氏の政権との距離について問われると「特に政権に近いか近くないかは意識していない。経営委員会でも、そういう意見は出なかった」と述べた。》
https://digital.asahi.com/articles/ASP4N5JQMP4MUCVL02M.html
毎日新聞は4月20日付で「NHK、板野専務理事を再任 経営委『政権に近いかは意識ない』」を掲載している。
《板野氏は籾井勝人(もみいかつと)会長時代の2014~16年に専務理事を務めた後、子会社のNHKエンタープライズ社長を経て、19年に専務理事に異例の復帰を果たした。その際の経営委で、一部の委員(既に退任)が「抵抗感がぬぐえない」と表明し、採決の際に棄権した。》
https://mainichi.jp/articles/20210419/k00/00m/010/228000c
朝日新聞デジタルは4月20日付で掲載している編集委員の後藤洋平による記事「『政権に近すぎる』NHK役員を再任 元幹部『異常だ』」で更に一歩踏み込んで次のように書いている。
《一部のNHK幹部やある政府関係者は、板野氏を「政権側との橋渡し役」と評する。番組制作のトップである放送総局長を務めた2016年には、権力に厳しい姿勢で臨むことで知られた「クローズアップ現代」が終了し(その後キャスターや放送時間を替えてクローズアップ現代+がスタート)、当時の複数の幹部が「最終的に板野氏の意向で事実上の打ち切りが決まった」と証言している。
板野氏はこれまでに理事と専務理事を計6年務めており、「2期4年までが慣例」(元NHK経営委員)という中、3度目の再任だ。
https://digital.asahi.com/articles/ASP4N5WN4P4NULZU00K.html
古田大輔が朝日新聞の速度に舌を巻いている。
《一報にリンクが貼られるスピード感で、これだけ詳しく内部の反応が読めるの凄い。》
https://twitter.com/masurakusuo/status/1384624742527688708
論座」が2019年7月8日付で発表している「板野氏の異例の復帰で揺れるNHK 石原経営委員長が主導、経営委では2人が棄権し他に2人が返り咲きに異論」(朝日新聞社会部記者 川本裕司)には目を通しておこう。
《板野氏は14年4月、籾井勝人前会長の側近として専務理事・放送総局長に抜擢された。しかし、NHK関連会社などを入れる新ビルを籾井前会長が計画、その建設用地(東京都渋谷区)を約350億円で購入する案について、15年12月の理事会で反対した末、16年4月に退任した。籾井前会長の路線とは距離を取ってきた上田会長だけに、板野氏の復帰はサプライズだった。
板野氏の専務理事就任に同意した4月9日の経営委員会では、佐藤友美子・追手門学院大教授と小林いずみ・ANAホールディングス社外取締役の経営委員2人が、人事案に対し棄権した。問題視したのは板野氏の復帰だった。》
https://webronza.asahi.com/national/articles/2019063000003.html?page=1
こんなツイートを発見した。
《板野裕爾さん、新人記者のころ一緒に春の甲子園の応援取材に呼ばれた同士ですっかり仲良しになった先輩記者で、ずっと年賀状の交換をしていたなぁ……。
 KDD事件のあの板野學社長の御曹司ながら、気さくでいい人だった記憶しかない。
 副会長になった同期の正籬も。「肥溜め」に落ちた記者は哀れ!》
https://twitter.com/yuji_george/status/1384627023126007816
KDD事件は1979年に起きた汚職事件であり、密輸事件であり、1994年に最高裁にて元社長板野學に関する上告が棄却され、懲役10ケ月という判決が確定している。
https://business-career.jp/articles/waF3bMgyZMeuEul69Sy8?page=1

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2)【記事】今日の東京オリンピック 開催強硬路線で笑うのは?

毎日新聞は4月19日付で「見えない予算『守秘義務で…』五輪担当相、人件費詳細把握できず」(高橋祐貴)を掲載している。
東京オリンピックパラリンピック組織委員会が企業に業務委託する際の人件費単価について、丸川珠代五輪担当相は19日の衆院決算行政監視委員会で、「守秘義務で見せてもらえない資料がある」と述べ、担当閣僚でさえ詳細を把握できていない実態が明らかになった。立憲民主党斉木武志氏が「見えない予算ではないか」と追及した。組織委の人件費単価を巡っては、毎日新聞が日当以外に諸手当や賞与相当額などを含め1日最高30万円のケースがあると、組織委の内部資料を基に報じている。
斉木氏は独自に入手した資料に基づき、「ディレクター」について、人材派遣会社のホームページで日当1万2000円程度で募集している一方、委託先への支払いの算出根拠となる人件費単価が最大20万円に上ると指摘。「95%も中抜きして業者に渡すのは放漫だ」などと質問した。これに対し、丸川氏は「国民に歓迎される五輪でないといけないので、組織委には透明性を高めるための説明を尽くしてもらいたい」と答え、組織委に説明責任を果たすよう求めた。》
https://mainichi.jp/articles/20210419/k00/00m/010/228000c
まさか!しかし、その「まさか!」が現実であることの何と多いことか。これがパソナだとすれば、まさに「政商」である。
毎日新聞は4月20日付で「東京オリンピック 国内観客の入場制限判断 6月に先送りへ」を掲載している。
新型コロナウイルスの感染拡大で今夏に延期された東京オリンピックの国内観客の入場制限について、大会組織委員会は6月に結論を先送りする検討に入った。20日、関係者への取材で明らかになった。今月末に開く予定の組織委、東京都、政府、国際オリンピック委員会IOC)、国際パラリンピック委員会IPC)との5者協議で提案する。
3月に受け入れ断念を決めた海外観客に続いて、国内観客の上限数も4月中に判断するとしていたが、感染力が強いとされる変異株による感染再拡大で月内に結論を出すのは難しいと判断した。》
https://mainichi.jp/articles/20210420/k00/00m/050/184000c
日刊ゲンダイDIGITALは4月20日付で「山梨県知事『五輪中止』発言 裏で糸引く二階幹事長の思惑」を掲載している。
《「長崎氏は二階氏の“一の子分”と言っても過言ではない。2017年の衆院選で落選後も、二階氏に『幹事長政策補佐』のポストを用意され、2年前の知事選での全面支援に恩義を感じている。二階氏肝いりの『Go To イート』事業を今なお県内限定で継続していることからも、関係性の深さが伺えます」(自民党関係者)》
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/288174
東京新聞は4月20日付で「五輪開催『無責任』の質問スルー…菅首相『回答漏れ』と釈明」を掲載している。
菅義偉首相は20日、日米首脳会談後の共同記者会見で、新型コロナウイルス感染症が拡大する中の東京五輪パラリンピック開催を「無責任では」と聞かれた質問に答えなかったことについて「バイデン大統領への質問のみと認識してしまい、結果として回答漏れになった」と釈明した。》
https://www.tokyo-np.co.jp/article/99385
五百旗頭幸男が東京新聞のこの記事を引用ツイートしている。
《無理筋の反論をするから、論理が破綻する。もしも首相の言語理解力が「(東京五輪の)開催に進むのは無責任ではないか」との質問を「バイデン大統領への質問」と認識してしまうレベルならば、それこそ有事だ。》
https://twitter.com/yukioiokibe/status/1384513058354057216
元首相の鳩山友紀夫(由紀夫)がツイートしている。
《どうも菅首相の訪米中、アメリカに五輪への選手団の派遣を強く要請した模様だ。当然に色良い返事は得られず、バイデン大統領の「菅首相の努力を支持する」との言でお茶を濁したというのが真相らしい。コロナを抑えられない国に、選手団を送りたい国はないだろう。》
https://twitter.com/hatoyamayukio/status/1384440659096997891
テレビ東京の青木俊がリツイートしている。
《↓(鳩山のツイート)が事実とすれば、菅政権はこの期に及んでなお本気で五輪開催を強行するつもりでいることになる。今の状況、表向き開催を言っても実は中止のシナリオを用意して、そっちを主軸に準備を進めるのが当然と思うが違うようだ。もはや明らかにまともな政治とは言えない。狂ってる。東京五輪は狂気の五輪だ。》
https://twitter.com/AokiTonko/status/1384648258178351104
毎日新聞は4月20日付で「菅首相、東京に緊急事態宣言を発令した場合も『五輪に影響ない』」を掲載している。
菅義偉首相は20日夜、新型コロナウイルス感染拡大に伴う緊急事態宣言を東京都に発令した場合、東京オリンピックの開催判断に影響するかどうかを問われ、「オリンピック(への影響)はないと思っている。安全・安心な大会になるように政府として全力を挙げていきたい」と述べた。》
https://mainichi.jp/articles/20210420/k00/00m/010/332000c
小説家の山川健一が引用ツイートしている。
《はぁ? 菅総理、もはやゲシュタルト崩壊なのでは?》
https://twitter.com/Yamakawakenichi/status/1384630051057004547

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3)【本日の一行情報】

電通グループは、ヘルスケア領域のビジネスとマーケティング関わる統合ソリューションの提供に特化したグローバル横断組織「dentsu health」を発足した。
dentsu healthは、電通グループグローバルネットワークにおいて2,000名を超えるヘルスケア領域ビジネスとマーケティングのスペシャリストのノウハウを結集し、電通グループが事業を展開する国内・海外全ての地域にまたがるサービスを提供することで、トップレベルのグローバル・ヘルスケアエージェンシーとなることを目指すそうだ。
https://www.group.dentsu.com/jp/news/release/pdf-cms/2021024-0421.pdf

日本経済新聞は4月20日付で「三井住友FGと電通、新会社設立へ 銀行アプリに広告掲載」を掲載している。
三井住友銀行スマートフォンアプリに、電通や銀行の取引先企業の広告を表示する。低金利下で銀行の経営環境が厳しくなるなか、非金融分野の収益力強化につなげる。》
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUB200UB0Q1A420C2000000/

松井玲奈 がツイートしている。
《『ひみつのたべもの』本日発売になります!
50編の美味しいエッセイを皆さんにぜひご賞味いただきたいです
#ひみつのたべもの でみなんさんの好きなお話を教えてもらえたらとっても嬉しく思います。》
《サイン本についてですが、今回は3000冊書かせていただきました。(ありがとうございます)
どこの書店にあるか把握していませんが、サイン本探して出歩いてもらうのも申し訳ない。
サイン本がある書店情報はofficialインフォとこちらで随リツイートさせていただきます。そちらをご覧ください。》
《しかし、全ての情報を網羅することは難しいので、もしサイン本を見かけた方は
#ひみつのたべものサイン本
でここにあるよー!とこっそり発信してもらえたら嬉しいです。
転売品は買わないでくださいね?
初回ほおまけのレシピカードは、めちゃくちゃ可愛いの絶対見てもらいたいです!》
《初回の、だ笑
ちなみに、サイン本たくさん書きましたが、全国津々浦々の書店さんへ届けるには私の力がまだ足りませんでした。
サインがなくても本が読めれば!!という方は、ぜひお近くの書店にて手に取って頂ければ嬉しいです!!(置いてあればですが訴えかける顔)
よろしくお願いします。》
https://twitter.com/renampme/status/1384284010105372686

https://twitter.com/renampme/status/1384286593637228546
有隣堂アトレ川崎店の4月20日のツイート。発売と同時にサイン本は売り切れた。
《ご好評につき『ひみつのたべもの』サイン本は完売いたしました!!
ありがとうございました》
https://twitter.com/yurindo_atkawa/status/1384388093852094472
マガジンハウスは書店員のコメントを公開している。
社西条店 三島政幸《食べ物の話だけでこれだけのエピソードを引き出せるのは、本当にすごいことだな、と思います。》
紀伊國屋書店浦和パルコ店 竹田勇生《彼女の小説における描写と観察眼は僕を虜にし続けていますが、創作という鎧を脱いだ彼女はとても普通でした。》
代官山 蔦屋書店 間室道子《・・・「美しく美味しいものは正義だと思う」という名言が飛び出す。
小説でも発揮されていたけど、「未知」を前にした時の彼女の五感の研ぎ澄まされ方はハンパないのだ!!》
https://magazinehousebooks.jp/n/n954e7dd85286?gs=783a63a40a94
試し読みもできる。カップうどんが食べたくなる章である。お湯を入れて10分である。日清とマルちゃんは松井に感謝すべきである。私が広告プランナーであれば日清とマルちゃんが同時に松井をCMに起用するという、カップうどんをジャンルとして盛り上げる企画を考えるけれど。
https://magazinehousebooks.jp/n/n7e771115f0a6
マガジンハウス営業部のツイート。
《4月20日、地方新聞(12紙)に『ひみつのたべもの』の新聞広告を掲載しました。》
https://twitter.com/magazine_sales/status/1384313453968465922
書籍を売るには地方紙をいかに使うかも重要な戦略となるはずだ。地方紙への出稿は書店対策でもあるからだ。

集英社は春のデジタルマンガ祭「春マン!! 2021」を4月19日から5月21日の期間、協力ストアおよび自社ストアで実施する。「春マン!! 2021」は、少年/青年/少女・女性向けの各レーベルに週替わりのテーマを設定し、190作品・300巻以上のデジタルコミックを期間限定で無料試し読みできるようにする。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000222.000011454.html

◎「ITmedia ビジネスオンライン」によれば電子書籍サービス「ebookjapan」は、「呪術廻戦」「鬼滅の刃」など4000作品以上の集英社作品を対象に5割引キャンペーンを4月19日より開始した。4月25日まで実施予定だが、ユーザーの利用状況によっては早期終了するもあるそうだ。
https://www.itmedia.co.jp/business/articles/2104/19/news142.html

◎「YAHOO!ニュース」は、4月19日付で集英社の「ハビプラ」が発表した「話題のテレビプロデューサーとジャンプ編集長が初対談! 大好きなおやつについて熱く語る」を公開している。テレビ東京ロデューサー・佐久間宣行と「週刊少年ジャンプ」編集長・中野博之のおやつをめぐる対談だ。
《佐久間 「リベルターブル」の焦がしキャラメルが入ったシュークリーム、辛党も好きそうな黒トリュフ入りのマドレーヌは特においしかったです。お酒にも合うし。仕事終わりの僕のルーティンは、毎晩好きな映画を観ること。鑑賞しながら、ブログがめちゃくちゃ面白い「ワインブティックヴァンヴァン」から取り寄せたワインとおやつを味わうのが、至福のときです。》
《中野 スイーツとお酒、合いますよね。僕はサブレが大好きで、終業後は自宅でそれをつまみつつ、お酒を飲みます。最近のヒットは、デパ地下で見つけた「アトリエ サブレヤ」ですね。》
https://news.yahoo.co.jp/articles/bd0edc253a32fdf54afb82db958e612f60b47f93?page=1
https://spur.hpplus.jp/magazine/topics/202103/22/ISeEUpk/
甘いおやつは酒精のつまみに転用可であることは私も知っている。ただ、気をつけないと成人病が待っているということだ。

プチ鹿島が冴えている。「春オンライン」に4月20日付で「朝日新聞が広告掲載を『拒否』した『さよなら朝日』を読んでみた いまこそ記者個人に求められる“新しいきれいごと”とは?」を発表している。
《だから、こんな時代に一人気を吐くのは猟犬のような週刊誌だ。きれいごとなんて最初から捨てているから追われるほうも恐怖を感じる。猟犬には「良い獲物」も「悪い獲物」もない。すべてが対象だ。スキャンダリズムでありニヒリズムである。でもそんな立ち位置が報道のトップとしてもてはやされてよいのだろうか?》
https://bunshun.jp/articles/-/44890
同感である。

◎スマートニュース系列のノンフィクション・調査報道に特化したサブスクリプションWebサービス「SlowNews」は「小説新潮」に連載されているジャーナリスト・宮下洋一によるノンフィクション作品「デス・ペナルティー」の配信を開始した。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000009.000073405.html

朝日新聞デジタルは4月20日付で「春『嫌われた監督』筆者の落合論 印象一変させた一言」(木村健一)を掲載している。「週刊春」で連載を終えた鈴木忠平の「嫌われた監督 落合監督は中日をどう変えたのか」を取り上げている。
《鈴木さんは笑って振り返る。「8年間、ほとんど一緒にいたけれど、『またよろしくな』というのも全くなかった」
そして、こう受け止めた。「取材対象によらない記者になれ、頼らない記者になれ、と。ずっと、一人でいなさい、しがらみやなれ合いの中で仕事をするな、ということ。孤独という意味ではなくて、しがらみやなれ合いの対極の意味。一人でいることの大切さ、素晴らしさを教えてくれた」》
https://digital.asahi.com/articles/ASP4M5RZDP4LOIPE00Y.html

藝春秋コミック編集部は、マンガ「僕が夫に出会うまで」(原作・七崎良輔、漫画・つきづきよし)を 4月22日(木)に全国書店、主要電子書店で発売した。「春オンライン」で 2020年4月~2021年2月に連載し、累計4,300万PVを超えた作品だ。
https://www.atpress.ne.jp/news/256220

KADOKAWAは新マンガ誌「青騎士」を4月20日に創刊した。マンガ誌特有の少しベージュがかった紙ではなく、単行本でも使っている白い紙(フロンティタフW)を選び、漫画の特徴である線の再現にこだわり、紙もサイズも漫画誌(B5)より一回り小さい特別なサイズ(天地240mm×左右170mm)を採用している。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000008444.000007006.html

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4)【深夜の誌人語録】

理は利にあらず。

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5)【お知らせ】 

」2000号まで、あと28号。