【文徒】2014年(平成26)3月31日(第2巻58号・通巻260号)

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1)【記事】KADOKAWA社長交代の背景
2)【記事】フジテレビのドラマ黄金時代を支えた杉尾敦弘の末路
3)【記事】雑誌の若者離れについて
4)【記事】グリー田中良和社長の女性スキャンダル
5)【記事】雑誌と地方のコラボが熱い!
6)【本日の一行情報】
7)【深夜の誌人語録】

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1)【記事】KADOKAWA社長交代の背景

KADOKAWAは4月1日付で代表取締役社長が交代することになった。松原眞樹常務が次期社長に就任し、現社長の佐藤辰男は取締役相談役に就任する。松原は 昭和28年(1953)4月11日生まれ。佐藤とは一歳違いだから、今回の社長交代は若返りを図ってのものではないことがわかる。上場しているKADOKAWAにとって、経営は株価と連動せざるを得ず、銀行マン出身の松原に白羽の矢が立ったということだろう。
松原は昭和52年、慶応大学経済学部を卒業すると、日本長期信用銀行に入行し、銀行に籍を置きながら、ハーバード大学行政大学院を卒業する。そう松原の場合、MBAではなく、MPAを取得しているエリート銀行マンであった。しかし、「長銀破綻」(1998)を契機に同行を去ることになる。平成11年(1999)に上場直後の角川書店に入社。翌年には取締役に就任する。
取締役としては新規開発事業室やメディア戦略事業部を担当し、財務・経理部長をつとめたのち、「レタスクラブ」や「マネージャパン」を擁していた西友系列のエスエス・コミュニケーションズ買収にともない、平成16年(2004)10月に同社の社長に就任する。平成21年(2009)7月には角川エスエスコミュニケーションズと千趣会合弁会社であるK.Senseの社長に就任する。平成21年10月からは角川グループホールディングスの財務統括室専任マネジャー兼IR・広報室専任マネジャー。
角川グループホールディングスの取締役に就任するのは平成22年6月からだ。KADOKAWA発足後は常務取締役財務統括室統括マネジャー兼IR・広報室統括マネジャー兼海外事業推進室統括マネジャーをつとめていた。
松原のこうした履歴を見ていると、主に財務部門を担当してきたことがわかる。またエスエス・コミュニケーションズ、K.Senseを経て角川グループホールディングスに専任マネジャーとして復帰するという辺りの経歴からは、KADOKAWAの経営陣(角川歴彦が、と言って良いかもしれない)が松原のキャリアにできる限り傷がつかないように配慮してきた痕跡も見て取れるかもしれない。
松原は紀伊國屋書店会長を務めた故松原治氏の長男である。KADOKAWA紀伊國屋書店が深い関係にあることは周知の事実である。松原は現在、紀伊國屋書店社外取締役もつとめている。だからといってKADOKAWA紀伊國屋書店を吸収合併すると考えるのは早計かもしれない。確かにKADOKAWA紀伊國屋書店を傘下に収めれば、売上高は増えるのだろうが、現在の紀伊國屋書店の財務内容を考えれば、そう簡単には手を出せまい。
KADOKAWAは上場するや既存の出版社を次々にM&Aで獲得することにより、売上高を伸ばして来た企業である。誤解を恐れずに言えば、成長戦略として企業買収を繰り返して来たとさえ言えるだろう。成長=買収戦略に当たってホールディングカンパニー制にメリットがあったが、昨年、これを止め、KADOKAWAに糾合したのは、ホールディングカンパニー制による成長=買収戦略に限界が見え始めたからであろう。即ち売上高重視の経営から利益重視の経営に転換する必要があったから、連結子会社9社を吸収合併してKADOKAWAを発足させたのである。
そうした経営の舵取りに相応しいのは編集者出身の社長であるよりも、銀行マン出身の社長だという判断が今回の社長交代の背景にあると私は考えている。だとすれば、今後、KADOKAWAに吹き荒れるのはリストラの嵐ということになるのではあるまいか。

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2)【記事】フジテレビのドラマ黄金時代を支えた杉尾敦弘の末路

フジテレビの元プロデューサーで出向先のブライダル会社「ストーリア」の社長をつとめていた男性が会社資金の私的流用が行われていたことが発覚した。
http://www.storia-wedding.jp/release.pdf
被害総額は1億円。「ストーリア」の銀行口座から何度も自分の口座に不正送金していたという。流用したカネは投資に回していた。
「男性は同社創業時の08年7月から社長を務め、送金申請、決済を行っていた。流用した資金は私的投資に回していたとみられるが、会計上の締め日には資金を戻しており、長期間発覚しなかった」
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc&k=2014032700678
どのメディアもこの人物が48歳になる男性であることは明らかにしているが、実名では報道していない。
讀賣新聞の報道からは「お見合い結婚」のプロデューサーが2008年7月にフジテレビ新規事業開発プロジェクトからブライダル事業「ストーリア」を立ち上げて自ら社長に就任した結果の公私混同であったことが読み取れる。
http://www.yomiuri.co.jp/national/20140327-OYT1T00443.html
スポーツニッポン」は、この男性が木村拓哉山口智子が主演をつとめた「ロングバケーション」のプロデューサーをつとめたり、「Dr.コトー診療所」の企画を担当したことを明らかにしている。「ロンバケ」は現在、フジテレビの社長をつとめる亀山千広とともにプロデューサーをつとめている。
http://www.sponichi.co.jp/society/news/2014/03/28/kiji/K20140328007861580.html
ということは、だ。1億円を横領した男性が「若者のすべて」「輝く季節の中で」「プライド」でもプロデューサーをつとめた杉尾敦弘であることがわかる。杉尾は「お見合い結婚」のみならず、「できちゃった結婚」「ウエディングプランナーSWEETデリバリー」「成田離婚」と結婚絡みのドラマをプロデューサーとして4本も手がけており、ブライダル業界には相当詳しかったのであろう。
杉尾はキムタクで3本、草なぎ剛で2本、中居正広で1本をプロデュースしていることから、ジャニーズ事務所との関係も良好であったのだろう。脚本家の野島伸司とも「リップスティック」や「ひとつ屋根の下2」で組んでいる。プロデューサーとしてデビューした「若者のすべて」「輝く季節の中で」「ロングバケーション」と3本つづけて亀山千広とともにプロデューサーを担当していることから、亀山が杉尾のプロデューサーとしての師匠筋に当たることが類推できる。フジテレビのドラマ黄金時代を支えた名プロデューサーが横領事件を起こしたのだ。
ちなみに杉尾は1966年生まれ、一橋大学卒業後、フジテレビジョン入社している。大学時代にアメリカンフットボール部に所属していたこともあり、当初はスポーツ部配属し、その後、第一制作部(現ドラマ制作センター)に異動している。
「ウエブゲーテ」(日経)は杉尾を次のように紹介している。
「『重量を挙げたい。高重量にこだわりたいと思っています』そう語るのは、ウェディング会社を率いる杉尾敦弘さん。トレーニングは昔から続けてきたが、現在は高重量を挙げた時の達成感にこだわって大胸筋や上腕二頭筋など、上半身を中心にトレーニングを行っているという。日本人離れした厚い胸と背中は、まるでヘラクレスのよう。なじみのテーラーで誂えたジャケットを颯爽と着こなし、杉尾さんは日々仕事と格闘する」
ゲーテ」は幻冬舎だが、「ウエブゲーテ」は幻冬舎日本経済新聞社のコラボである。杉尾の横領が発覚した時点で「ウエブゲーテ」は杉尾を絶賛する記事を削除していなかったが、さすがに3月28日未明には削除していた。このURLがそうであった。
http://goethe.nikkei.co.jp/human/120626/02.html

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3)【記事】雑誌の若者離れについて

若者の雑誌離れを踏まえて雑誌の若者離れが始まったということなのだろう。短期的には読者の対象年齢を上げるという戦略は功を奏するだろう。
しかし、長期的にはどうだろうか。雑誌の若者離れが続けば、いずれ30代の雑誌離れを引き起こすだろうし、30代の雑誌離れは、やがて40代の雑誌離れとなって現象することになるだろう。遂には雑誌の読者は老人だけとなってしまう。そのような未来を覚悟しての若者離れなのだろうか。
「宝島社は、従来は20歳前後や20代半ばを対象にしていたファッション誌の対象年齢を、軒並み5歳前後引き上げるとともに、40歳前後を対象にした女性ファッション誌を26日に創刊しました。_また、集英社も雑誌の主な購買層に合わせて40歳以上の女性編集者だけの編集チームを新たに設け、今月、女性の美と健康をテーマにした40代以上向けの雑誌を創刊しています。さらに、かつては若者サーファー文化の象徴的な存在だった日之出出版の『Fine』も、28日発売の5月号から30代以上の男性向けに内容が一新されます」
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140327/k10013270881000.html
確かに若者の雑誌離れは進行しているが、それは若者にとって雑誌に回す金銭的な余裕がないからである。若者たちの財布の中身はスマホで精一杯なのである。そうであれば出版社が頭を使うべきは、将来、雑誌の読者として迎えるべき若者たちに向けた入口戦略の再構築ないのではないか。雑誌を提供することが経営的に厳しいのであれば、それでもインターネットを活用するなどして、やがて雑誌の読者になってもらうための「導線」を準備しておかなければならないのではないだろうか。

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4)【記事】グリー田中良和社長の女性スキャンダル

若い社長さんは元気だ。グリーの田中良和社長(37)と交際していたという女性(25)が、やむなく中絶させられ、田中社長から受けた精神的・肉体的苦痛ははかりしれないとして、田中社長に慰謝料3000万円を求める訴訟を2月に起こしていた。
2人は、2010年9月頃、友人の誕生日パーティーで知り合い、2012年3月より半同棲、10月からは避妊せずに、性行為に及び、翌月に妊娠が発覚。
「11月には、妊娠していることが分かり、女性がそれを伝えると、田中氏は『産んでもだれも幸せにならない』などとして中絶を求めた。田中氏は、帰り際に玄関に中絶費用とみられるお金を置いて行ったという。
田中氏は、月末に会ったのを最後に、個人的秘書を通じて、子供ができても認知するつもりはなく、もう話し合わないと通告してきた。女性はその後、中絶手術を選び、裁判では、病院に出した中絶同意書など証拠書類が提出されている」
http://www.j-cast.com/2014/03/28200544.html
「J CASTニュース」がネタ元としたのは、このサイトだろう。
http://www.sakurafinancialnews.com/news/3632/20140327_7
グリーが「守護戦記ミラージュ」などを提供されているアイザから分配金請求を求めて提訴されていることもわかる。グリーの先が見えて来た。田中社長は下半身で若さを暴発させるよりも前にもっとやるべきことがあるだろうに!

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5)【記事】雑誌と地方のコラボが熱い!

KADOKAWA秋田県と地域コンテンツ事業「クール・リージョン」の連携に関する包括協定を結んだ。同社が推進しようとしている地方自治体との連携事業の第一弾である。
「4月、同社映画作品展を開くのを皮切りに、地元菓子店とコラボした商品開発や産学連携のワークショップ、地元紙との連携など多分野で同時展開する。秋田に関する書籍の出版や同社グループが台湾で発行する月刊誌での秋田の観光PRなども予定する」
http://akita.keizai.biz/headline/1966/
一方、世界文化社北陸新幹線開業に向けて実施する石川県とのコラボ企画の共同記者会見を3月25日に実施した。
「『家庭画報』本誌と『家庭画報』ブランド事業のほか、家庭画報特選 『きものサロン』、女性ファッション&ライフスタイル誌『GOLD』と、1年間を通じ、特集企画、商品開発・通販、海外への発信、旅行イベント企画など、様々な取り組みを行う」
http://ascii.jp/elem/000/000/879/879357/
宝島社が佐賀県とコラボして様々な取り組みを行っていることは周知の事実だが、雑誌は全国誌であるがゆえに地方とコラボできるのである。

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6)【本日の一行情報】

◎「BuzzFeed」の編集長を務めるBen Smithは「ニュースを伝える主体が、メディア組織ではなく、ニュースを伝えるライターやレポーター個人に比重がシフトしつつある」と語っている。
http://blogos.com/article/83103/

◎日販とインプレスホールディングスが出資するクリエイターズギルドは30〜40代ビジネスマンをターゲットとした電子書籍レーベル「キニナルブックス」を創刊した。
創刊ラインアップは「1時間であなたの魅力が驚くほどアップする技術」、「欧米の小・中学校で教えている人を動かす知的論理トレーニング」、「1週間で実践!誰でもできる会話トレーニング」、「5秒で引きつけ、10秒で夢中にさせ、1分でその気にさせる『語り』の技術」、「デキる人の敬語の正しい使い方」、「デキる部下は教わり上手!」「3秒ルール一瞬で初対面の人と打ち解ける方法」、「差がつく人づきあいの基本」の8点。価格はオール299円だ。
http://www.cguild.com/kininalubooks/

◎4月18日の発売日を前に重版が決まる。さすが村上春樹である。文藝春秋から刊行される短編集「女のいない男たち」は初版20万部でスタートすると発表されていたが、事前重版10万部を決定した。
http://books.bunshun.jp/ud/book/num/9784163900742

警察庁の業務委託団体である「インターネット・ホットラインセンター(IHC)」は広告業界に対して違法・有害情報の削除に応じない悪質サイトのリストを提供し始めた。
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2014032700785

ベネッセホールディングスは、日本マクドナルドホールディングス原田泳幸会長を会長兼社長に迎えることになった。福武總一郎会長は最高顧問に、福島保社長は副会長に就任する。
http://www.nikkei.com/article/DGXNASDZ260GP_W4A320C1MM8000/
アップル副社長であった原田の経験をもって通信教育事業のIT化を推進しようというのだろう。

◎学研グループのブックビヨンドは電子書籍レーベル「ビヨンドブックス」を創刊する。第一弾は、日本最大の投稿レシピサイト「COOKPAD」を運営するクックパッドを徹底取材した電子書籍「ウワサの会社 クックパッドの社員力 ― クックパッド編集部の挑戦! ―」を4月2日にリリースする。価格は300円。
http://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000329.000002535.html

富士フイルムイメージングシステムズはリクルートの結婚情報誌「ゼクシィ」とコラボして「プロポーズ&ウエディング“チェキ”BOX」を、数量3,000台限定で発売。
http://ffis.fujifilm.co.jp/information/articlein_0033.html?link=n2u
リクルートは紙のビジネスでも商売上手である。

講談社の顔でもある「週刊現代」はAKB48グループとコラボし、「AKB55」と銘打ったソログラビア総選挙を実施する。「週刊現代」は4月1日発売の「創刊55周年特大合併号」にAKB48グループメンバー55人が集結した特大ポスターを折り込むが、卒業を控える大島優子を除いた54人で読者投票を行い、1位になったメンバーは「週刊現代」6月2日発売号でのソログラビア登場権を獲得するというもの。AKBファンの若者も読者として獲得しようという狙いなのであろう。
http://tokyopopline.com/archives/24016

◎Jコミが「くりた陸・応援FANディング」をスタート。
http://d.hatena.ne.jp/KenAkamatsu/20140327/p1

◎親父が92歳、おふくろが90歳の私にとっても切実な問題である。買わなくては…。「親の家を片づける 土地 建物 相続問題」(主婦の友社)。
http://www.j-cast.com/mono/bookwatch/2014/03/27200356.html

◎アキナジスタは主婦と生活社とのコラボで、「JUNON BOY」をテーマにした恋愛シミュレーションゲーム「JUNON BOYをプロデュースっ♪」をリリースした。
http://japan.cnet.com/release/30067357/

小学館小学館集英社プロダクション、Cybergate Technology Limitedは、謎の生物「ネッコロ」の研究開発機関「ネッコロ加速研究所」を題材にしたソーシャルゲームアプリ「ネッコロキャッチ」を3月27日より配信開始した。ネッコロは「クマのプー太郎」の漫画家・中川いさみのキャラクターであり、現在小学館の「ぷっちぐみ」「ちゃおDXホラー」「コロコロイチバン!」「サンデーS」「増刊flowers」「IKKI」「月刊!スピリッツ」のマンガ誌7誌で連載されている。公式研究本「ネッコロのいるくらし」(小学館)を始め、雑貨、カプセルトイ、プライズ、文具と続々商品化もされている。小学館としては大きく育てたいキャラクターである。
http://www.gamer.ne.jp/news/201403280028/

マンガ大賞2014は森薫乙嫁語り」(KADOKAWA)に決定した。
http://www.excite.co.jp/News/reviewbook/20140327/E1395910926307.html

徳間書店が文芸書籍、文芸文庫の編集者を2名募集している。給与は年俸制だが、月額25万円〜40万円。
http://www.tokuma.jp/topicsinfo?tid=5549

電子書籍の売上ピークは23時台。
http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20140327_641665.html
http://www.cyphertec.co.jp/press/20140327.html

◎「りぼん」や「なかよし」の附録、サンリオやオサムグッズ、ジャニーズアイドルやクリィミーマミなど1980年代の女子文化を特集したムック「80'Sガールズ大百科」が、実業之日本社より刊行された。私は当時、「りぼん」派であった。
http://www.j-n.co.jp/books/?goods_code=978-4-408-03176-7

◎2013年の不正アクセス行為の認知件数は2,951件で、前年と比べ、1,700件も増加している。今年はもっと増加しそうだ。
http://www.npsc.go.jp/hightech/H260327.pdf

学研教育出版と、体験型のリアル宝探し「タカラッシュ!」を運営するラッシュジャパン横浜・八景島シーパラダイスの3社は、シリーズ累計100万部を突破した「動物と話せる少女リリアーネ」の新刊「ボンサイの大冒険!」の発売を記念して、八景島シーパラダイスで同書の世界観を体感できるリアル宝探しイベント『水族館で宝探し大作戦!』を4月25日まで開催している。
http://www.gakken.jp/koho/

日本テレビ放送網テレビ朝日、TBSテレビ、テレビ東京フジテレビジョンの在京民放5社とNHKは、テレビ番組情報を完全網羅したアプリ「ハミテレ」を配信開始した。テレビ情報誌の危機は更に深まる。
http://www.rbbtoday.com/article/2014/03/28/118294.html

福助は、2014年春、満足プレーンストッキングシリーズ、全4ラインナップがリニューアルしたことに伴い、女性ファッション誌「CanCam」読者417名にストッキングに関する調査を実施した。「半数以上の女性が、高校生までには、ストッキングデビュー!」「28.1%の女性が、30〜40代女性の生脚は“アリエナイ!”と回答」といったことが分かった。
http://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000005.000007206.html

DeNAの無料マンガ雑誌アプリ「マンガボックス」は自分のマンガを投稿できる「マンガボックス インディーズ」サービスを開始した。これを記念して、「マンガボックス インディーズリーグ」を開催する。
「投稿作品を、読者からの評価を元にしてランク付けし、上位3作品に対して100万円、50万円、30万円の賞金をそれぞれ授与する。また、上位30作品の作者に対してはマンガボックスに掲載を依頼する候補者として検討するという」
http://ebook.itmedia.co.jp/ebook/articles/1403/28/news121.html
出版社のマンガ誌もやれば良いのに!紙のメディアに関わっていると時代に対する反射神経が鈍くなってしまうのかもしれない。あるいは編集力を開くことがそんなに嫌なのだろうか。

◎「第47回やってみなはれ佐治敬三賞」に「新世界市場ポスター展」や「文の里商店街ポスター展」を手がけた電通関西支社クリエーティブ局の日下慶太が選ばれた。東京でも巣鴨とか、浅草とか、大井町でこうしたことはできないものか。
http://dentsu-ho.com/articles/979

◎「ル・モンド」に掲載された新自由主義批判。異議なし!である。
「所得が階層の頂点に集中すればするほど、国家の支出は縮小し、貯蓄や財政重視策にとっては有利になるが、生産への投資や雇用は犠牲にされる。大金持ちの資産が生産から得られるのではなく、付加価値から一層多量の天引きによって増加する時は、経済成長は減速する。そして、そのシステムはその再生産の条件そのものを徐々に損なっていくのである」
http://www.diplo.jp/articles14/1403liberaux.html

◎買わなければならないのだが、財布と相談して今日まで買っていない。みすず書房から刊行された山本義隆の「世界の見方の転換」全3巻!
http://www.msz.co.jp/topics/07804-07806/

◎「現代ビジネス」に安倍晋三総理登場!東京新聞長谷川幸洋がインタビューしている。
「今、ウクライナで起こっていることは決してこの地域だけでの問題ではなく、たとえばアジアでも起こりうることなんです」という安倍の発言は当然、尖閣諸島を念頭に置いてのものだろう。
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/38810

東陽町「寿司ビストロ FIREBIRD」の超目玉ランチ「マグロ乗せ過ぎ丼」800円也。これは並ぶ価値がありそうだ。
http://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1403/28/news055.html

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7)【深夜の誌人語録】

物事には潮時というものがある。時々立ち止まってみなければ潮時の判断を間違えることになる。