【文徒】2015年(平成27)1月7日(第3巻3号・通巻448号)

Index------------------------------------------------------
1)【記事】雑誌情況への提言 年頭所感に代えて
2)【記事】朝日新聞が導入するパブリックエディターとは?
3)【本日の一行情報】
4)【深夜の誌人語録】

                                                                            • 2015.01.07 Shuppanjin

1)【記事】雑誌情況への提言 年頭所感に代えて

客 新年が見事にズッコケたらしいじゃないか。
主 ドバイ空港で乗継便に間に合わなかったんだよ。結局、ドバイで一泊する羽目になっちまった。もちろん、ホテル代と三食のメシ代はかからなかったけれど、マルタの免税店で買ったワイン9本が機内持ち込みできず、空港で没収されてしまったよ。去年の靭帯損傷あたりから、ロクなことはないよ。マルタからドバイに到着した時は、乗継便のゲートまで一所懸命に走り、離陸時間前にゲートに到着したんだけれど、乗せてくれなかった。オレは二度とエミレーツ航空を使わねぇよ。いずれにしても、事務所開きをやると言っておきながら、その時間に日本にいなかった不明をお詫びしなければならない。本当に申し訳ありませんでした。この借りは何らかの形で皆様にお返しする所存です。
客 でも、この「文徒」に関しちゃ、原稿を出先から送っていたんだろ?
主 いやあ便利になったよな。マルタってのは、地中海に浮かぶヨーロッパの小国なんだけれど、そこから情報を収集して、一定の分析をするなり、批評するなりして、記事を簡単に送ることができるんだよ。
客 何を今頃言ってるんだい。そんなの世界の常識でしょ。
主 最後に外国に行ったのは2001年の1月だから。オレ、14年前はパソコンを使っていなかったというか。あの頃のオレはパソコンなんか使うと文章力が落ちるとか、インターネットによる情報収集は邪道だと豪語して憚らなかったわけだけれど、今や情報収集にインターネットは欠かせないし、手書きで原稿は一切書かなくなった。
客 迷信から解放されたってわけだね。
主 同じことは電子書籍に関しても言えると思うんだ。紙でなければ「出版」じゃないと未だに考えている出版関係者は少なくないんだよね。でも、紙も、電子も出版なんだよ。こう言い換えても良い。紙の出版に良さもあるけれど、デメリットもあるように、電子出版にも良さがあるし、デメリットもある。
ユーザー=読者にも誤解がまだまだあるけれど、そういう誤解が急速に解けはじめている。特にマンガの領域や自費出版おいては、その傾向が顕著だよな。こうした動きを止めることは、もはやできないし、当たり前の話だけれど、時代が後戻りすることはない。人は紙でも活字を読むし、スマホやパソコンでも活字を読む。紙か電子かの選択は生活シーンの違いによって、使い分けるようになるだろう。
読者のためにと言うのであれば、紙でも、電子でも読者の行動パターンから要請される読者ニーズに応えなければなるまい。女性ファッション誌が負った課題だよね。また、出版社の経営事情から紙か、電子かを選択せざるを得ないケースも出て来るだろう。文芸誌などは電子出版だけになる可能性もあるんじゃないだろうか。文藝春秋あたりは、その辺りを相当、意識しているよね。最初から紙の雑誌を創刊するのではなく、ウエブマガジンから入っていくという手法も当然あるだろう。
客 講談社が「ミモレ」や「FORZA STYLE」を立ち上げた。君が言うように雑誌ビジネスは、紙とデジタルとリアルの三角形をどう構築するかにかかっている。しかも、その三角形はユーザー=読者にとって開かれた広場であることが大切だという。加えて、デジタルにおいてはスマホを占拠せよと。
主 こうも言えると思うんだよね。すなわち、雑誌はプラットフォームビジネスであり、メディアビジネスであり、コミュニケーションビジネスであり、ブランドビジネスであると。誤解を恐れずに言うとさ、紙の市場が縮小しつづけているからといって、雑誌は進化を止めちゃならないのさ。
客 進化を止めたら生き残れないということだよね。
主 雑誌がソーシャルメディアの時代を踏まえて進化するということは、編集力がユーザー=読者に開放されるということでもある。一昔前であれば、読者を囲い込むなんていう言い方をしていたけれど、オレに言わせりゃ読者を囲い込むという考え方自体が今や傲慢なんだよ。問われるべきはユーザー=読者に広場として開かれているかどうかなんだよね。
客 メディアが大衆的に開放されつつあるということだろ?
主 ソーシャルメディアが「誰でもメディア」を実現しちゃったということだよ。既存のメディアは、その点を踏まえないと、大衆から孤立してしまうということさ。昨今の朝日新聞なんか、その典型だと思うんだよなあ。啓蒙を基盤とした垂直軸のコミュニケーションが解体されつつあるということを週刊誌なんかも真剣に捉えていかなければならないはずさ。半端なプロフェッショナリズムは通用しなくなったと編集者諸君は認識すべきだ。
つまり、素人の時代が本格的にやってきたということでもある。電子書籍個人出版がやたら増えているのも、素人の時代なればこその現象だし、ネトウヨ言論がネットを介して乱れ飛んでいるのも、素人の時代なればこその現象と考えられる。偉そうに上から目線でモノを言うんじゃないという気分が生まれているわけさ。啓蒙的な言説が軽んじられているのも、このためだろう。
客 それにしても元気だな。ちっとはシュンとしていると思っていたんだけれど(笑)。

                                                                                                                        • -

2)【記事】朝日新聞が導入するパブリックエディターとは?

既に1月6日付で公表しているように、朝日新聞は昨年自ら明らかにして批判を浴びまくった一連の問題を受け、「信頼回復と再生のための行動計画」を明らかにした。
http://www.asahi.com/shimbun/3rd/20150105b.pdf
そして、その中には「具体的な取り組み」の一つとして「パブリックエディターの導入」が謳われている。曰く
「掲載した記事に対するご指摘・ご意見をきちんと受け止め、より迅速に報道に生かす体制を強化するため、今春、『パブリックエディター』制度を新設します。パブリックエディターは、社内外の数人で構成し、記事を書く編集部門から独立した立場で報道内容を点検します。社外から寄せられる声を一元的に集め、編集部門に対して説明と改善を求める役割です。
現在、社外のご意見を採り入れる仕組みとして、電話やメールをいただく『お客様オフィス』や広報部、読者に日々の紙面チェックをお願いしている『紙面モニター』制度、有識者による年に数回の紙面審議会などがあります。広い視野から、社外からの声を総合的にとりまとめるパブリックエディターの新設によって、こうした制度をより活性化し、紙面作りに反映していく仕組みをつくります。担当部署に事情を聴き、必要があれば、説明や訂正を求めます」
とのことだが、その「パブリックエディター」なる存在(なぜ「パブリックライター」はないのか? との半畳はひとまず措く)を「社内外の数人で構成」するのだとしたら「社外」からは「どういう形で」「どういう人を」、朝日新聞の「誰が」選んで、具体的にどういう形で「編集部門に対して説明と改善を求める役割」を果たすことになるのかまでは言及されていない。
早稲田大学非常勤講師で、元日本経済新聞編集委員の牧野洋はさっそく「朝日新聞パブリックエディター制 『仏作って魂入れず』とならないか」との危惧を表明している。
http://gohoo.org/15010502/
筆者(岩本)自身も「市民メディア」だ「パブリック・アクセス」だという分野に関わってきたので、言いたいことはあるのだが、具体像が提示されていない段階なのでひとまずはよす。

ただ、今回の件を見ながらも「何かデジャ・ヴ(既視感)だなあ」と思いながら、すぐに思い出した。このパターン、あの「サンゴ事件」(1989年に朝日新聞社のカメラマンが沖縄県西表島の海中での取材中、珊瑚を傷つける形で「K.Y」との落書きがなされているとの写真を撮影のうえ、後日に一面で「サンゴ汚した『K.Y』って誰だ?」との見出しと共にその写真でカラー写真で報道。しかし後日、地元からの指摘を受けるなどした結果、その「K.Y」を当のカメラマンが自ら手を加えて生み出したことが発覚し、「捏造報道だ」と大問題に発展した)と、かなり似通ってないか? と。
今から思えば驚くべきことだが、実は1980年代末期のその頃まで朝日新聞東京本社には「広報部門」というものが存在していなかった。
メディアにおける広報体制の重要性をテーマに(ちなみに「サンゴ事件」の少し前だ)取材に赴いた現在の本誌編集主幹に対したのが、当時の取締役広報担当社長室長だった青山昌史氏(その後に常務取締役東京本社代表に。昨年末に逝去)だった。
彼は「紙面についての疑義は読者応答室がやり、単なる新聞の宣伝なら販売局の宣伝部がやる。各週刊誌とか、雑誌などからのお問い合わせがあれば、ぼくのところに来ていただければお答えします。だから、(朝日新聞社にとって)広報室なんて置く必要はないのですよ」(『広告人連邦・日本の編集長』1988年11月号)と豪語した。
その舌の根も乾かぬうちに「サンゴ事件」が起こり、翌年9月20日付で朝日新聞には従来の読者応答室を廃止のうえ編集・出版・広告・販売など各部門出身のスタッフを集めた「読者広報室」が設置された(これと同時に朝日新聞は“オンブズマン制度”を標榜した「紙面審議会」も発足させた)。
 この時の取材は私が担当したが、初代「読者広報室長」を務めた香月浩之氏は、発足の契機について説明する中で、こう述べている。
「(サンゴ損傷については)取材直後から地元では問題になっていて、朝日新聞社に対しても、『一体どういうことなんだ』という問い合わせが来ていたんだけど、それがなかなか、きちんと伝わらなかった。ある個人が電話に出て、『朝日に限ってそういう事はありません』みたいな、何か非常に乱暴な返事をした様です。外部からの指摘が社に来ているのに、それを率直に受け止めるだけの力がなかったということが非常にショックだった。そこで、外からの声に対してストレートに反応できる様、風通し良くやろうと」(同前・1989年11月号)
この記事から既に25年以上経ったわけだが、朝日新聞の広報担当者を始めとする社員各氏は、これらの記事を「昨日のこと」のように感じながら読まざるを得ないのではあるまいか?
ちなみに、私はその後フリーライターとして独立したが、約10年後、「朝日新聞の大物記者たちが1989年にリクルートの接待を受けて安比高原岩手県)までスキー旅行に行った」との記事をめぐって岩瀬達哉、そしてその「スキー旅行」の当事者の一人だった本多勝一元朝日新聞記者)が事実関係をめぐって大論争(というか大喧嘩で、後に裁判に)になった際に双方に取材したことがある。
この記事の筆者はフリーランスジャーナリストの岩瀬達哉で、当時講談社が発行していた『Views』1997年1月号に掲載のうえ、翌年に『新聞が面白くない理由』として同社から単行本化され、その後、裁判の判決では接待が存在したと認定された。
で、この時に本多氏に取材しながら辟易したのが、前記の「朝日に限ってそんなことは」とのセリフだった。議論を見かねて本多との対談に乗り出した矢崎泰久氏(元『話の特集』編集長で、その前に日本経済新聞内外タイムスの記者も勤めた)の対談に立ち会ってまとめた記事の中で、こんなやりとりがある。

                                      • -

矢崎 昔、キャバレーが開店したら、警察の署長の招待で視察と称して記者クラブぐるみで遊びに行って、勘定は全部キャバレー持ち……そんなことを平気でやってる新聞記者なんて山ほどいたもの。これ実話ですよ。
本多 そんなことは俺は全然やらなかったよ。それに俺は記者クラブを強く批判してきた一人だ。(略)俺が所属したクラブではそんなことは事実なかったよ。(略)もし本当にそんなことがあったら少なくとも朝日では問題になるよ。
矢崎 (略)僕は「つばめ記者会」にいたからわかるけど、国鉄なんか凄かったからね。ご馳走もそうだけど芸者はべらせたりとか。
本多 国鉄についてはちょっと聞いたことがあるけどね。でもそこには朝日の記者は出てたの? 俺の知る限り誰も行ってないよ。出ても会費は払ったとか。
矢崎 いやあ、行ってるよ。だから「朝日だ」って言うんだよ。そういう「朝日に限って」というようなところが(笑)。
(『創』1998年12月号)

                                      • -

この「朝日に限ってそんなことは」のDNAが、昨年来の朝日新聞の迷走ぶりにも表われているような気がしてならない。
昨日も書いたが、私とほぼ同年代で『AERA』記者などを経てフリーランスとして独立した烏賀陽弘道もいみじくも退社後に『朝日ともあろうものが。』(徳間書店 2005年刊)という皮肉たっぷりのタイトルによる著書を出している。彼は退社直後に自身のブログで公表した(が、今では閉鎖され、以下で一部が他者にコピーされて残っている)「なぜ朝日新聞社を辞めたのか」などを読むに、車内に巣くう「朝日病」を感じずにはいられない。
http://www.asyura2.com/10/senkyo97/msg/718.html
おそらく今の朝日新聞に必要なのは、冒頭に伸べたような「対症療法」よりも「朝日に限ってそんなことは」「朝日ともあろうものが」という学級委員長的(いい子ちゃん的)意識を根本から駆除することなのだろう。(岩本太郎)

                                                                                                                        • -

3)【本日の一行情報】

◎昨年予想した通り、電子書籍でのセルフ出版は今年も増えるだろう。楽天は昨年12月に電子書籍出版サービス「楽天koboライティングライフ」を開始したが、4月1日まではキャンペーンとして売上の85%をロイヤリティーとして支払う。今後は、いかに宣伝・告知していくかが鍵になる。
http://books.rakuten.co.jp/e-book/rakutenkwl/
http://www.yomiuri.co.jp/it/20150105-OYT1T50077.html

◎本屋のない市町村が全自治体の1/5にもなるという。
http://mainichi.jp/select/news/20150106k0000m040112000c.html
http://irorio.jp/nagasawamaki/20150106/193012/
電子出版にとってみれば、それは商機というわけだ。

サイバーエージェントの子会社7gogoは、芸能人と交流できるトークアプリ「755(ナナゴーゴー)」が1月3日に累計250万ダウンロードを突破したと発表した。
https://www.cyberagent.co.jp/news/press/detail/id=9861?season=2015&category=app

◎年末年始番組の低視聴率が話題のフジテレビだが、期間限定でドラマやバラエティなど7番組を放送終了後最大7日間無料で視聴できる動画配信サービス「+7(プラスセブン)」を1月13日から開始する。
http://fod.fujitv.co.jp/s/plus7/
日テレやTBSの後追いになるが、しかし、出版に限らず、テレビも厳しい時代になっている。

MMD研究所が「2014年スマートフォンゲームの利用実態調査」を実施した。ゲームアプリをダウンロードしたきっかけは「スマートフォン広告を見て」が最も多かった。
https://mmdlabo.jp/investigation/detail_1384.html

◎ハイブリッド書店サービスhontoが年末年始の週間ストア別ランキングを発表。
http://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000026.000011577.html

博報堂生活総研が消費動向を分析。「買いたくてもお金がない」人が50代、60代を中心に増加しているという。
http://www.hakuhodo.co.jp/archives/newsrelease/19882

◎2015年の電子書籍・電子出版はどう展開するのか。次のような提言が参考になるだろう。
「さらに市場を拡大するには,やはり,電子出版だけで考えられるコンテンツや仕組みが必要ではないかと思っています。たとえば,現在の電子書籍・雑誌の多くは,紙で制作したものを電子化する流れで,これはまだまだ無駄な部分もあります。そこで,たとえば,あらかじめ電子で制作することを前提としたコンテンツおよび制作フローの確立に関してはまだまだ検討の余地があるでしょう。業界ではよく言われる「ワンソースマルチ配信」です。つまり,1つのコンテンツから,紙のもの,電子のものもつくりやすくするというものです。」
http://gihyo.jp/design/column/newyear/2015/ebook-business-prospect

アメリカの話だが、旅行業界向けのウェブメディアが紙媒体をリリースするという。紙媒体は広告主やクライアント、読者に向けたマーケティングツールという側面で捉えているようだ。
http://blogos.com/article/102653/

◎「CanCam」編集長が2015年のトレンドを予想。
「2015年は空前のパンツブームが来ると思いますよ。」
http://netallica.yahoo.co.jp/news/20150101-00103509-winsight

◎2015年は本家の「バイラルメディア」が隆盛することになるかもしれない。バイラルメディアとは、
検索エンジンからのアクセスを主眼としたこれまでのwebメディアとは異なり、人の「共有したい」という欲求をくすぐるような記事の構成、編集が特徴である。」
http://nge.jp/2015/01/02/post-91124

◎お笑いコンビ「ピース」の又吉直樹が、あの「文学界」(文藝春秋)に中編小説を発表したことが話題となっている。
http://www.bunshun.co.jp/mag/bungakukai/

◎ギャルを卒業した20代女性向けのファッション雑誌「jiggy」と連動したショッピングサイト「jiggy mall」がオープンしたが、夢展望と宝島社(「sweet」)のコラボECサイト「SWEET PICKS」など、雑誌連動型ECが相次いでいる。その消費動向を成功ロジックに当て込むと次のようになるのだろうか。
「口コミなど直接的な商品情報の他に、「誰がその商品情報を発信しているか」ということが重要であることが分かる。(中略)「モデル」「パーソナルショッパー」「人気雑誌編集者」など、一消費者にとって憧れの対象足りうる偶像が口コミ等の情報と結びつくことによって、より強力な宣伝効果を発するわけである。」
https://ecnomikata.com/ecnews/detail.php?id=4318

◎日本翻訳大賞が創設された。翻訳家で作家でもある西崎憲が発起人となり、翻訳家の柴田元幸岸本佐知子金原瑞人松永美穂の計5人が選考委員を務める。第1回は2014年に出版・発行された翻訳作品を対象に、サイト上で1月末まで推薦作品を受け付け、4月に大賞を発表する。
https://besttranslationaward.wordpress.com/
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2015010602000228.html
私は柴田元幸責任編集の雑誌「MONKEY」を愛読している。選考委員が翻訳したものは選考から除外らしいが、ならば柴田元幸には功労賞を贈ってもらいたいものだ。

やしきたかじんの騒動の次は、高倉健か!
http://www.cyzowoman.com/2015/01/post_14685.html
http://www.cyzowoman.com/2015/01/post_14693.html?utm_source=nikkan&utm_medium=red&utm_campaign=ctr

士郎正宗の代表作でサイバーパンクSFマンガとして人気の「攻殻機動隊」が原作のハリウッド映画「Ghost in the Shell」にスカーレット・ヨハンソンが出演するそうだ。
http://animeanime.jp/article/2015/01/06/21479.html

                                                                                                                        • -

4)【深夜の誌人語録】

トラブルを避けようとしているから、トラブルに巻き込まれるのだ。トラブルには正面から向き合えば、何らかのカタチでトラブルは解決されるのである。