「カーレースの帝王」遠藤大介会長の主婦と生活社が世界文化社と組んでF1イベントを開催

主婦と生活社の男性ファッション誌「LEON」は、世界文化社の女性ファッション誌「GOLD」と共同で、ホンダF1参戦を祝して、3月5日(木) 19:00開場、19:30開宴の予定で前夜祭を開催することになった。両誌はそれぞれ読者各20組40名を招待するそうだ。
http://www.shufu.co.jp/leon-honda/
http://www.gold-web.jp/news/2015-02-05-6262.html
会場はColoR.TOKYO NIGHT CAFE。オレも何度か行ったことがある!
http://www.color-tokyo.com/
「LEON」も「GOLD」もラグジュアリーメディアを標榜しているのだろう。
だから「3月15日のオーストラリアでの開幕戦に先立ち、いち早くラグジュアリーなF1の世界へ」と謳って、わざわざ「Something レッド(赤いものを何かスタイリングに取り入れてください。女性は華やかな装いで、男性はジャケット着用)」というドレスコードを設けているわけだが、実は、それほどラグジュアリーな会場ではない。
一人3000円〜5000円で飲み放題のパーティが開催できるからね。まあ「ぐるなび」の料金表でも見て下さいな。
http://r.gnavi.co.jp/gcet900/menu1/
この程度の店にドレスコードまで設定し、読者を招待するにもかかわらず、ワンドリンクしかサービスされないパーティのどこがラグジュアリーなのか私には理解できない。
まあ、このイベントを誰よりも待ち焦がれているのは、読者ではなく主婦と生活社の「最高経営責任者」たる遠藤大介会長にほかなるまい。何しろ遠藤は出版よりもカーレースに熱中する経営者として出版業界では有名な存在だ。
このLEON RACING チームオーナーとしての雄姿を見よ!である。
http://as-web.jp/photonews/info.php?c_id=2&no=36762
http://autoc-one.jp/amg/sls-class/launch-1314945/photo/0027.html
ただし「クルマはプロでも出版はド素人」という声も社内外から聞こえてきたりもする。だから、会社案内には自分の名前を載せていないのだろう。
http://www.shufu.co.jp/company/
その一方で LEON RACING チームを運営する有限会社のケーツー・アール アンド デーではエントラント代表者として自らの名前を堂々と刻み込んでいる。
https://supergt.net/tandds/team/2014/39
遠藤は主婦と生活社の経営に口を出さない「社主」というわけでもない。
社長がヒラの取締役に降格するといった人事も総て遠藤会長の鶴の一声で決まったと言われているくらいである。LEON RACING チームのドライバーを「LEON」編集部に編集者として迎え入れたのも、遠藤人事であったことは間違いあるまい。
http://www.leon.jp/item/120522_kurosawa-club
遠藤人事を評して「公私混同」と批判する声も社内外にはあるようだ。ケーツー・アール アンド デーにしてもメインスポンサーが主婦と生活社で、スポンサーにピラミッドがいることからすれば、こんなところにも「公私混同」を垣間見る関係者もいることだろう。
最近、遠藤大介の酒にまつわるエピソードを聞く機会が多いが。なかには「アルコール中毒」を疑う声もあるが、さすがにそんなことはあるまい。出版に対して真摯な姿勢に欠けるがゆえに喧伝される「悪い噂」なのだろう。