【文徒】2015年(平成27)10月13日(第3巻191号・通巻636号)

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1)【記事】「民主主義って何だ?」より答えが難しいNHK「受信料」って何だ?
2)【記事】10月9日 マガジンハウス創立70周年記念式典・石崎孟社長の挨拶
3)【本日の一行情報】
4)【深夜の誌人語録】

                                                                            • 2015.10.13 Shuppanjin

1)【記事】 「民主主義って何だ?」より答えが難しいNHK「受信料」って何だ?

はたして通算何十回目になるのか知らないが、ここにきて再びNHKの受信料をめぐる議論が盛り上がりつつある。
きっかけは、自民党の「情報通信戦略調査会放送法の改正に関する小委員会」が9月24日に、NHKの受信契約の有無に関わらず受信料を徴収する「支払い義務化」を求める提言をまとめたことだが、10月に入ってNHK籾井勝人会長が1日に行われた定例会見で、ちょうどその日から通知が始まったマイナンバー(社会保障・税番号)を受信料の徴収に活用することを「積極的に検討したい」との意向を明らかにしたことがさらに火をつけることとなった。
会見の席上、籾井会長は2014年度末の受信料の推計世帯支払率が75.6%にとどまった理由として、オートロック付きのマンションが増えて居住者に会いづらくなったことや、大都市では転勤者が多いことをあげ、「今度マイナンバーというのができるようですし、そのへんどうやって利用できるか、大いに考えていかないと」と語ったという(ただし、具体的な検討はまだ始まっていないそうだが)。
http://www.asahi.com/articles/ASHB15VDPHB1UCVL00Y.html
マイナンバー制度の是非自体が議論となっている最中のこの発言に、ネットユーザーたちの間からさっそく「税金かよ!?」といった怒りの声が上がってきたことは言うまでもない。
と、書くと「彼らはテレビもNHKも観ないだろう?」と言われるかもしれないが、放送法第64条に基づいた規定によれば、現在では自宅にテレビがなくてもチューナー内蔵のパソコンやワンセグ対応端末、早い話がスマホを持ってるだけでも「協会の放送を受信することのできる受信設備」を持っているとみなされ、受信契約の対象となるのだ。
http://www.nhk.or.jp/faq-corner/03jushinryou/02/03-02-08.htm
「IRORIO」は上記の籾井発言があった翌日の記事で、
「集めたマイナンバーで、行政と連携すれば受信者の個人情報も丸裸にできるしね」
マイナンバーの使用を検討する前に、料金払わないと受信でい(き)ないシステムにしろよ。税金じゃあるまいし見たくもない人間に強制的に払わすシステムがそもそもおかしいやろ。それだったらNHKを国費で運営しろ」
など、ネットユーザーたちによる懸念の声を紹介しつつ、「そもそも、マイナンバーをNHK受信料の徴収に活用することは可能なのだろうか?」との問題提起を行っている。
http://irorio.jp/nagasawamaki/20151002/264952/
ちなみに、上の記事でも触れられているが、内閣官房が公式サイトに掲載しているマイナンバーに関しての「よくある質問(FAQ)」には、マイナンバーを誰がどのような場面で使うのかについて、次のように説明されている。
「国の行政機関や地方公共団体などにおいて、マイナンバーは、社会保障、税、災害対策の分野で利用されることとなります。
このため、国民の皆様には、年金・雇用保険医療保険の手続、生活保護・児童手当その他福祉の給付、確定申告などの税の手続などで、申請書等にマイナンバーの記載を求められることとなります。
また、税や社会保険の手続きにおいては、事業主や証券会社、保険会社などが個人に代わって手続きを行うこととされている場合もあります。このため、勤務先や証券会社、保険会社などの金融機関にもマイナンバーの提出を求められる場合があります。
なお、行政機関等がどのような場面でマイナンバーを利用するかについては、法律や条例で定められており、それ以外に利用することは禁止されています。(2014年6月回答)」
http://www.cas.go.jp/jp/seisaku/bangoseido/faq/faq1.html
言うまでもないがNHKの受信料は税金ではない。NHK自身も公式サイト上の「よくある質問集」の中で「財源を税金にすることはできないのか」との項目を設定したうえで、
「財源を税金にすることは、すなわちNHKの運営資金を国家権力に依存するということになり、財政面で時の政府の大きな影響を受けることになります。そうなると、NHKの事業運営の自主性が損なわれ、表現の自由を守るべき言論報道機関としての役割を十分に果たせなくなるおそれがあります」
との見解を明らかにしている。
http://www.nhk.or.jp/faq-corner/03jushinryou/01/03-01-07.htm
ただし、生活保護受給者などの公的扶助を受けている者などについては受信料を免除する免除基準も定められている。その意味では確かに一般市民側から見れば税金的な性格も有していると言える。
http://pid.nhk.or.jp/jushinryo/taikei-henkou.html
では結局「受信料」って何だ? となると、そこが実のところ曖昧なのだ。放送法にも受信料を定義する規定はなく、払わなかった場合の罰則規定もない。税金でなければ「有料放送」としての「視聴の対価」なのか? というと総務省(かつては郵政省)は「NHK の維持運営のための特殊な負担金」と過去の答申などで述べており、NHK側も国会答弁などでこの説明を繰り返している。
http://www.ndl.go.jp/jp/diet/publication/issue/0591.pdf
ただし現状では、ラジオの受信料が既に1967年に廃止される一方で、実質的な有料放送としてのBS放送が1989年に始まっており、あまねく広くという公平性からみても「特殊な負担金」説は矛盾が生じている。
無論、このあたりは本来なら国会やNHK自身のみならず、学者や一般視聴者の意見もまじえながら相当に精緻な議論を重ねたうえで制度の見直しを考えて行かなければならないところだろうが、そうした議論を強引にすっ飛ばすかのように冒頭の自民党提言や籾井発言が出てきたのだから、反発を招くのは当然のことである。
その意味で「MAG2NEWS」の10月8日付「NHK受信料『義務化』に批判の声。支払う法的根拠はあるのか?」は、受信料支払いの法的根拠や、これまでの支払いをめぐる裁判の判例をもとにわかりやすく簡潔にまとめている。
http://www.mag2.com/p/news/119237
なお、蛇足ながらちょうど1年前、私(岩本)の自宅にNHKの若い営業マンが受信契約を迫るべく夜に突然訪ねてきたのを拒否して追い返した際のやりとりを、私自身が直後に記録・公開したのが以下の記事である。上に書いたことを論拠に契約を拒否した営業マンは、これに対抗する説明を一切できなかった。
http://air.ap.teacup.com/taroimo/1570.html
正直かわいそうなことをしたとの思いもある。ちなみにNHKは、受信料の集金などを行う地域スタッフらでつくる全日本放送受信料労働組合との団体交渉を正当な理由なく拒否したとして、冒頭の会長の記者会見が行われたのと同じ日に、東京都労働委員会から団交に応じるよう命じられたそうだ。
http://mainichi.jp/select/news/20151002k0000m040067000c.html
地域スタッフのためにも、こちらの解決に向けての取り組みとともに善処をお願いしたいところだ。
(岩本太郎)

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2)【記事】10月9日 マガジンハウス創立70周年記念式典・石崎孟社長の挨拶

 皆さん今晩は。
 今日は、マガジンハウス創立70周年の記念の日です。
 パレスホテルのこの会場に、創業家、岩堀喜之助翁のご遺族の皆さん。そして清水達夫翁のご遺族の皆さん。
 ご健在の歴代社長、木滑さん、吉森さん、赤木さん。
そして、取締役経験者の方々。
 OB・OGの組織であります凡人会の代表の皆さん。
 平凡商事の鈴木社長はじめ、関連各社のトップの皆さん。
 マガジンハウスの情報を、業界内外にお伝えいただいている、業界紙各紙のトップの皆さんにもご出席いただいて、この記念の日をお祝いできることに、我々役員、社員全員は心からの感謝を申し上げると共に、お祝いをしたいと思います。
 我がマガジンハウスは、昭和20年(1945年)10月10日に、東京・築地の一隅で、その産声を上げました。敗戦後2か月、まさに焼け野原と化した東京のど真ん中、築地の地でありました。 時に岩堀翁35歳の秋でした。
 それから1か月半、つまり、終戦の日から、たった3か月半後の11月25日には、戦争で生きる力を失くしていた若者に、夢を、娯楽を、との思いを込めて『平凡』が創刊されました。
 その後、美空ひばりさん、石原裕次郎さん、中村錦之介さん・・・煌めくスターといっしょになって、100万部雑誌へと成長し、今も、戦後の、いや昭和の、日本文化を語るときには、欠かすことのできない 驚異の雑誌となりました。
 昭和34年(1959年)5月、皇太子時代の今上天皇陛下と美智子さまの結婚式の直後には、日本で初めての芸能週刊誌『週刊平凡』を創刊。
 それから5年後、東京オリンピックパラリンピックが開催された昭和39年の5月。日本国中が音を立てて変貌を遂げ、国民の生活が、貧しさから豊かさに変わって行ったその時、今も、日本の男性雑誌の基本になっている、と言って、間違いのない、画期的な、若い男性向けの週刊誌『平凡パンチ』が創刊されました。
 かくいう私も、高校3年生の時、この平凡パンチに影響を受け、マガジンハウスに入社した一人でもあります。
 この二つの週刊誌、『週刊平凡』と『平凡パンチ』は、ともに、すぐに100万部雑誌へと駆け上がり、三つの100万部雑誌を持つ、出版界の一大勢力に成長していきました。
 大阪万博が開催された、昭和45年には『アンアン』が、創刊されました。若い女性のファッションや生き方に、大きな影響を与えたのはもちろんですが、それ以上に、アンアン以降に創刊された他社の女性誌は、元を正せばすべてがアンアンに行きつくと言って間違いない、というほどの大きな影響を与えました。
 衝撃的なタイトル名はもちろんですが、今では当たり前となったあの大判サイズ、画期的なデザイン、もちろん企画・内容も・・・すべてがアンアンに行きつくのです。
 その後も 昭和51年にポパイ、翌・昭和52年クロワッサン、昭和55年ブルータス、昭和61年ターザン、昭和63年ハナコ、平成9年ギンザ、平成10年カーサブルータス、平成15年クウネル、平成25年アンドプレミアムと創刊を続け、今日に至っています。
 また、昭和63年には、創業者二人の共通の思いでもあった、書籍部門にも進出し、それまでの雑誌一筋の出版社から、単行本をも発行する、総合出版社としての地位を確固たるものにしました。『世界がもし100人の村だったら』では、ミリオンセラーを記録し、唯川恵先生の『肩ごしの恋人』では、直木賞を受賞いたしました。
 その間、昭和58年、1983年には、それまでの社名、平凡出版株式会社から、現在の、株式会社マガジンハウスへと劇的に改称致しました。
 マガジンハウスは、創業後しばらくの間、大変な苦闘の中にありましたが、岩堀翁、清水翁のリードの元に、それを乗り越え、その後は、読者を大切に 創造を大切に 人間を大切に この三つの社是を、大切に守りながら、今日まで、その歩みを進めてまいりました。
 マガジンハウスの雑誌・書籍は、創業以来、21世紀の今日まで日本の文化をリードし続けています。
 明けて来年、平成28年には、アンアンが通巻で2000号を数え、ポパイも創刊以来40年の節目を迎えます。
 我々は、これからも、日本の出版文化を、いや日本の文化をリードし、読者の皆さんのライフスタイルの参考書になるような、素敵な出版物をお届けすることを、今日出席の全役員・社員を代表してお約束し、私からの挨拶とさせていただきます。
 後ほど、この間の、マガジンハウス栄光の歩みを、15分ほどの動画にまとめましたので、往時を思い出しつつ、創立70周年のおめでたい日を、皆さんとともに、過ごしたいと思います。本日はゆっくりとお楽しみください。
 ありがとうございました。

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3)【本日の一行情報】(岩本太郎)

◎『週刊文春』の新谷学編集長が、同誌10月8日号(1日発売)に掲載した「春画展」(都内文京区の永青文庫で開催中)を紹介する記事をめぐって休養すると、朝日新聞が伝えている。
「読者の皆様の信頼を裏切ることになったと判断した。編集長には3カ月の間休養し、読者の視線に立って週刊文春を見直し、今後の編集に生かしてもらうこととした」。
http://www.asahi.com/articles/ASHB86G6SHB8UCVL015.html
さっそく「内部情報」をもとにしたと思しき下記のような記事も出ているが、真相は今のところ「藪の中」以前のようで、なぜ「春画展」の記事が「編集長3か月休養」に至ったのかの具体的な論拠をもとにした報道はこれからのようだ。
http://lite-ra.com/2015/10/post-1566.html

◎今回も毎年秋の恒例行事的にノーベル文学賞授賞を逃した村上春樹が、母校である兵庫県立神戸高校に在学中、同校の学校図書館でフランスの作家ジョセフ・ケッセルの著作を読みふけっていたことを示す帯出者カード(貸出カード)3枚が蔵書の廃棄作業中だった元教員によって発見された。
http://www.kobe-np.co.jp/news/bunka/201510/0008458279.shtml
ところが、それを報じた上記の神戸新聞の記事が10月5日付で出たところ、さっそく地元の神戸市立図書館の利用者による「神戸・図書館ネットワーク」のメンバーが「これって、何? 何が起こっているの?」との疑義のもとに翌日、神戸新聞に問い合わせた。それに対して神戸新聞からは
「神戸高校の了解は取っている」
「帯出者カードに記載のある方々の承諾はとっていない」
村上春樹さんについては社会的関心が高い公人である。どのような経緯をたどって今のような存在になったのかという原点を探る意味で重要な情報であり、記事である。また村上春樹研究に役立つと考えている」
「この形でそのままカードを掲載することで記事の根拠になり、資料的価値が高まる。個人情報保護とのせめぎあいの中で、そのまま掲載することにした」
「個人の同意がない情報を掲載する場合には神戸新聞社行動規範に従い公共の利益に資するかどうかで判断している。今回の場合は村上春樹さんは公人であり社会的関心が高くこの話題には価値がある」
「図書館は利用者の秘密を守るということについては承知している」との回答があったという。
http://toshokannet.blog10.fc2.com/blog-entry-310.html
http://bylines.news.yahoo.co.jp/fujiiryo/20151009-00050314/
まあ、神戸高校や神戸新聞の対応が「いかがなものか?」との指摘をここでは今さら繰り返さない。そもそも「昔は自分が通った田舎の学校でもこんなことがあったかもなあ」と思った向きも、これをお読みの方々の中に何人かいるかもしれない。
確かに、ある意味ではその地域における往年の牧歌的な時代の名残が今に生きていることを描いた記事でもあるのだろう。ただし問題は当の神戸高校の教育者や、神戸新聞の記者やデスクが「いまそういう記事を出したらどんな反響か返ってくるか」についての想像を著しく欠いたということだ。

◎その村上春樹はかつて自分が書いた作品の直筆原稿が古書店やインターネットで高値で売りに出された(やったとされるのは元中央公論社編集者の故・安原顯)ことを『文藝春秋』2006年4月号の手記で告発したが、東京・神田神保町古書店では島崎藤村『戦争と巴里』の著者直筆原稿が1000万円で売られているそうだ。
http://www.news-postseven.com/archives/20151010_355165.html?utm_source=twitter&utm_medium=social&utm_campaign=%E6%9D%B1%E4%BA%AC%E7%A5%9E%E4%BF%9D%E7%94%BA%E3%81%AE%E5%8F%A4%E6%9B%B8%E5%BA%97%E3%80%80%E5%B3%B6%E5%B4%8E%E8%97%A4%E6%9D%91%E3%81%AE%E7%9B%B4%E7%AD%86%E5%8E%9F%E7%A8%BF%E3%82%921000%E4%B8%87%E5%86%86%E3%81%A7%E8%B2%A9%E5%A3%B2%E4%B8%AD

◎『ティーンズロード』『GON!』『実話ナックルズ』などのアングラカルチャー雑誌を創刊し、ミリオン出版の社長も務めた比嘉健二(赤塚敬の名で書籍『まんがで知る老後の不安解消シリーズ 貯蓄ゼロでも老後に困らない7つの法則〜老後破産はこれで解決』の共著者)が「50代でリストラされた元出版社社長が語った! 老後破産を回避する7つの法則」とのタイトルによるインタビューを受けている。
http://news.mynavi.jp/articles/2015/10/09/higarougo/

Facebookが「いいね」を大改修するのだそうだ。リアクションの趣旨に応じて表示を数種類に分けて表示できるようにするようで、既に「スペインとアイルランドで試験導入中。今後は反応を見てグローバルな導入の可否や正式な仕様を決定する見込み」とのこと。
http://japanese.engadget.com/2015/10/08/facebookreact//?a_dgi=aolshare_twitter
ちなみに新たな表示の中には従来からの「いいね!」を示す親指の「サムアップ」サインもあるけど、FBユーザーがよくイラストで使っていた、親指をサムダウンした「よくないね!」や、あるいは中指を立てた「Fuc* Y*u」を示すような図案はやはり使われないようだ。

◎そのFacebook上の公開グループ「2015/9/10 北関東・東北 豪雨災害」が、地元の被災者や近隣住民、さらには全国各地から支援ボランティアにやってくる人々にも貴重な情報源として重宝されているようだ。
避難所や支援物資の入手先、各地から被災地に駆けつけたいと考えるボランティア向けの「ボラツアー」の告知、自治体やマスメディアによる情報発信等々がリンクのうえ一目でわかるように網羅されているほか、まさに被災地の「その場」にいる人たちが自ら一次情報として上げるテキストや写真・映像もある。水害後の7〜10日ぐらいは熱心に報じたものの、その後は遠ざかったまま先日の「1か月記念」報道用に再び取材しにいったような連中よりも、以下のほうがはるかに詳しい。
https://www.facebook.com/groups/732086893585752/?fref=ts
水害の模様が大々的に報じられた茨城県常総市における1か月後の実情も以下で書かれている。
http://bylines.news.yahoo.co.jp/yoshikawaakihiro/20151010-00050292/

◎1980年代前後の日本における「ヘヴィメタル・ハードロック」ムーブメント(当時は「へヴィメタ」などと一般に言われていた)を支えてきた音楽雑誌「ロッキンf」が、来たる11月16日に「復刊」するという。誌面連動の特別付録DVDもつけた「A4判・平綴じ・200ページ前後(予定)予価:未定」とのこと。熱く&厚くなりそうだなあ。
http://www.musicman-net.com/sp/artist/50753.html
http://www.barks.jp/news/?id=1000120505

◎10月14日は「鉄道の日」で、1872(明治5)年に日本で初めての鉄道が新橋(汐留=東新橋にある旧新橋停車場)から横浜(現在の桜木町駅)まで明治天皇の臨席のもと正式開業した日だ。
各種の記念行事が前後に企画されているが、そんな日でも一般には絶対公開されない「鉄道事故」記念の展示施設があり、2004年の中越地震上越新幹線を走行中に脱線した車両もそこにあるという。
http://news.mynavi.jp/series/trivia/325/
1985(昭和60)年の御巣鷹山事故の際に墜落した機体の最後部にあった圧力隔壁は今もJALが一般にも公開しているらしいが。

百田尚樹『殉愛』に対して出版差し止めなどを東京地裁に求めた訴訟の第6回口頭弁論が9日に開かれた。被告側が百田氏の取材ノートなどを証拠として提出。原告側は法廷での百田氏との直接対決を望み、次回11月20日の法廷では同氏が陳述書を提出する予定なので、それを受けて原告側も百田氏を証人申請するとのこと。
http://www.daily.co.jp/newsflash/gossip/2015/10/09/0008469574.shtml

◎愛知県小牧市での「ツタヤ図書館」開設をめぐる住民投票が開設反対派側の勝利となったことについて、住民投票を求める署名活動の中心となった市民グループ「小牧の図書館を考える会」の渡辺育代共同代表は朝日新聞で次のように語っている。
「民間に運営を任せると、住民にとって必要かを考えずに業者の都合で選書されてしまったり、収容冊数の確保を優先し必要性がない本を購入したりすることにならないか」。
一方、CCCの高橋聡・図書館カンパニー長は9月30日の会見で「武雄市のときは、ど素人で、時間も予算もない特殊な状況だった」と話し、選書が「利益優先」でないことを強調した、とのことだ。
http://www.asahi.com/articles/ASHB85JHKHB8UTIL02J.html

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4)【深夜の誌人語録】(岩本太郎)

下手な鉄砲は数打ちゃ当たると思っている限り下手な鉄砲のままである。