【文徒】2019年(令和元)8月26日(第7巻153号・通巻1573号)


Index------------------------------------------------------
1)【記事】立花孝志という「周縁」のトリックスター
2)【記事】商業メディアの「気分はもう戦争」を戒める
3)【本日の一行情報】
4)【深夜の誌人語録】
----------------------------------------2019.8.26 Shuppanjin

1)【記事】立花孝志という「周縁」のトリックスター

「エンタMEGA」が「立花孝志『文春』記者凸動画が71万再生超! N国党が宗教ネタと並ぶタブーな存在へ……」を公開した。
《動画は、立花氏が「週刊文春」(文藝春秋)の記者に直接電話をかけ、「これだけ質問しといて記事にしないって、どういうことなの?」などと詰め寄る内容。動画には「文春」編集部から届いた質問状のファクスが映されており、担当記者のケータイ番号なども晒されている。》
https://entamega.com/21981
89万回も再生されている。取材の裏側を公開するという手は、誰かがやるとは思っていたけれど…。もともと立花のキャラクターは「清廉潔白」ではなく、スキャンダルに対する「耐性」も強いのだろう。そうした自分のキャラクターに立花は自覚的なのである。
https://www.youtube.com/watch?v=hrqZfzJ70Mg
マツコ・デラックス氏と東京MXテレビに対する攻撃は止めません、既得権益をぶっ壊す!」は95万回の再生。「マツコ・デラックス有働由美子の事務所が立花孝志を裁判で訴える準備を開始したようです」は173万回の再生。う~ん…。立花は「立花孝志ひとり放送局株式会社」の社長なのである。チャンネル登録者数は44万人を超える。
https://www.youtube.com/watch?v=Awm6hsAsYwk
https://www.youtube.com/watch?v=xElQEuCF_fg
池田信夫が「『お笑い化』するNHK受信料」を「JBpress」に発表し、次のように書いている。
《政治が「お笑い化」するのは、ポピュリズムの特徴だ。イタリアやウクライナではコメディアンが政権を取った。日本ではまだN国が政権を取る可能性はないが、丸山穂高氏や渡辺喜美氏が合流して、笑ってもいられなくなった。》
https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/57407
「文春オンライン」が8月20日に「週刊文春」 8月29日号が掲載した「N国・立花党首『ひとり放送局』に詐欺行為の疑い」を公開している。
《「ひとり放送局設立当時(2012年9月)から、立花氏は動画上で同社の株主を1口1000円で募集、昨年2月までに5000万円の資金を集め終え、株主募集は終了しました」
しかし、登記簿を確認すると、資本金は設立7年後の現在も当初の150万円のままで増資が登記された形跡は一度もない。また複数の株主に聞いても、株主総会も一度もなければ配当もない。それどころか、株券を発行しているにもかかわらず、集めた資金は実際には立花氏への貸付金として処理されているという。》
https://bunshun.jp/articles/-/13472
立花は、この記事までもネタにしてしまう。「週刊文春名誉毀損で提訴してくれる弁護士を募集しています」が40万回の再生。「なんと【急上昇1位】に私の週刊文春を叩いている動画がラクンインしています」が23万回の再生。「橋下徹弁護士様着手金1000万円で週刊文春を訴える裁判の原告代理人を引き受けて頂けないでしょうか?」が89万回の再生。「マツコ・デラックスをぶっ壊す! 国会議員がマツコ・デラックスをぶっ壊す!」では驚くべきことに172万回の再生数を誇っている。
https://www.youtube.com/watch?v=d16m0IcXWdM&t=201s
https://www.youtube.com/watch?v=eClkZfYm1EQ
https://www.youtube.com/watch?v=Kpou-aw8GQY
https://www.youtube.com/watch?v=EI8QHZWww8o
「Re:GEINOU」が「N国・立花党首『週刊文春とのバトル』は『空前の死闘』に発展する!」を公開している。
https://re-geinou.com/archives/2548
いやはや大変な時代になったものである。週刊誌ジャーナリズムの内部を暴かれるから大変なのではない。週刊誌ジャーナリズムが、こうしたユーチューバーとも競合しなければならなくなったから大変なのである。立花孝志の本を企画する出版社も出て来るのかな。そういう言論の自由は得意な業界である。
私たちはトリックスターだからといって立花孝志を甘く見てはならないのである。いや、立花がトリックスターなればこそ甘く見てはならないのである。産経新聞が8月22日付で「N国党台頭で再注目、NHK受信料って何?」を掲載している。
《視聴していないのに、なぜNHKに受信料を支払わなければならないのか。「NHKから国民を守る党」(N国党)の国政進出を機に、こうした議論が熱を帯びている。受信料制度を「合憲」とした最高裁判例放送法などを根拠に、国民に受信料の支払いを求めるNHK。これに対し、一部では「支払いは法で義務化されていない」との意見もある。》
https://www.sankei.com/premium/news/190822/prm1908220004-n1.html
朝日新聞デジタルは8月21日付で「NHK受信契約員の労組が救済申し立て N国の影響も」を掲載している。
《(全日本放送受信料労働組合は)21日に都内で開いた記者会見で、7月の参院選議席を得た「NHKから国民を守る党」が話題になっていることに触れ、受信料の不払いや契約拒否が増えている、というスタッフの声があることを明らかにした。勝木吐夢書記長は「徴収の困難度が増している中で新しい基準が運用されると、地域スタッフの収入が減り、制度の維持が難しくなる」と話した。》
https://www.asahi.com/articles/ASM8P5J5RM8PULFA01L.html?iref=comtop_list_nat_n01
まさに立花孝志という「周縁」がマスメディアという「中心」を活性化しているでしょ!レヴィ・ストローストリックスターを「人間が世界を把握するために用いる基本的カテゴリーの対立を仲介し、世界についての統一的認識を与えるもの」と説明しているそうだ。ま、トリックスターを日本語に訳せば「詐欺師」である。

------------------------------------------------------

2)【記事】商業メディアの「気分はもう戦争」を戒める

「YAHOO!ニュース」が水島宏明の「データが示す!テレビ朝日の“看板報道番組”はもはや『報ステ』ではなく『モーニングショー』」を公開している。
《…長らくテレビ報道の代表的な「顔」であり、なおかつ、テレビ朝日という会社の「看板」の報道番組であった『報道ステーション』(『報ステ』)がもはや、実態としてそうした内容を伴わなくなってしまった現状があることだ。
そして、ニュース番組である『報ステ』に替わって、ワイドショーに位置づけられる『羽鳥慎一モーニングショー』がその立場を完全に奪った印象がある。》
https://news.yahoo.co.jp/byline/mizushimahiroaki/20190822-00139354/
8月23日放送の「羽鳥慎一モーニングショー」は韓国政府が軍事情報包括保護協定(GSOMIA)の破棄を決めたことを特集したそうだ。「スポーツ報知」が8月23日付で「玉川徹氏、メディアの韓国への報道に警鐘…『テレビは視聴率。視聴率取れるから流れていくメディアがあるんだったら残念』」を掲載している。玉川徹はテレビ朝日報道局所属で、コメンテーターとして出演しているが、次のように語った。
《テレビは視聴率だから、韓国をけしからんと言った方が視聴率が取れるんだったらそっち側に流れる。低きに流れる可能性がある。それが国民の感情をあおっている。》
https://hochi.news/articles/20190823-OHT1T50050.html
田原総一朗ツイッターで玉川を評価している。
《玉川氏のコメントは勇気あるコメントで、まさにその通りだ。今、日本はとても危ないところにある。》
https://twitter.com/namatahara/status/1164739863784017920
朝日新聞の鮫島浩のこういう言い方も、落ち着きがないという意味では国民の感情を煽る効果があるということに本人も少しは自覚的になるべきではないのだろうか。気分はもう戦争なんだもの。
《戦争はこうして起きる。歴史教科書に出てくるような展開だ。いま不慮の軍事衝突が起きたらマスコミは安倍政権の大本営発表を垂れ流し韓国を一方的に叩くだろう。いよいよ危なくなってきた。正しい日韓情勢を知るには国内報道ではなく外電を見た方が良い。先の大戦と同じだ。》
https://twitter.com/SamejimaH/status/1164527381274431489
8月29日に発売される「will」増刊号のタイトルは「日韓開戦 韓国よ、ならば全面戦争だ!」である。雑誌業界は「けしからん」どころのハナシではなく、「開戦」だ。
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/DetailZasshi?refShinCode=0900000004910183981095&Action_id=101&Sza_id=LL
武田砂鉄が怒りのツイートを放つ。
《こんなものが出るのか。内容はまだ不明だが、どんな内容であろうとも、つけてはいけないタイトルだと思う。》
https://twitter.com/takedasatetsu/status/1165272029349601281
石破茂がオフィシャルブログに次のように書いている。
《我が国が敗戦後、戦争責任と正面から向き合ってこなかったことが多くの問題の根底にあり、それが今日様々な形で表面化しているように思われます。これは国体の護持と密接不可分であったため、諸般の事情をすべて呑み込んだ形で戦後日本は歩んできたのですし、多くの成功も収めましたが、ニュルンベルグ裁判とは別に戦争責任を自らの手で明らかにしたドイツとの違いは認識しなくてはならないと考えます(政府自体がヒトラーの自決によって不存在となったドイツとは当然異なることも考慮した上で、です)。17日にNHKで放映された「拝謁記」における昭和天皇様と田島道治初代宮内庁長官とのやり取りを、畏れ多くも複雑な感慨を持って視たことでした。》
http://ishiba-shigeru.cocolog-nifty.com/
百田尚樹ツイッターで石破を「バカ」と言い放つ。
《おいおい、またすごいとこに原因を見出すバカが出てきたよ。
誰か、このバカを何とかしろよ。》
https://twitter.com/hyakutanaoki/status/1165093064035037185
構造主義生物学とは何か 多元主義による世界解読の試み」で知られる生物学者池田清彦が投稿している。
《日本の首相の批判は棚に上げて、韓国の大統領のことは、微に入り細に入り酷評する一部の日本のメディア。自国の惨状に目をつむり、韓国の没落を希求する幼稚さは、この国の未来のさらなる凋落を象徴していて、名状し難い気分ですね。》
https://twitter.com/IkedaKiyohiko/status/1165448908253749248
天保水滸伝の平手造酒の最期を歌い上げる「刀剣歌謡浪曲 舞いよ舞え」で歌手としてメジャーデビューを果たした浪曲師・玉川奈々福のツイートがステキだ。周知のように玉川は筑摩書房の出身である。
《いま日韓関係が悪くなっていますが、国のことと私たちの関係とは別だ。互いの芸能を鑑賞し、会うたびにいろいろ質問し、共演してきた。それに、日本の芸能は、大陸と半島から移住してきた渡来人たちが持ち込んだものを源流としています。パンソリと浪曲は、列島と半島で別れて育った姉妹みたいな芸だ。》
https://twitter.com/nanafuku55/status/1165204547771355136
玉川は木村万里の次のような投稿をリツイートしていた。
《ある朝、韓国のホテルにいた文化人類学山口昌男さんから興奮して電話がかかってきました。
「まり!浪曲のルーツを見つけたぞ!」
パンソリでした。》
https://twitter.com/uzumarishiro/status/1165206373098934274
安聖民をお聞きください。
https://www.youtube.com/channel/UCqIUgNnusmWfkvFNjpsIvKA
------------------------------------------------------

3)【本日の一行情報】

◎「東スポWeb」が8月20日付で「NHK『特大スクープ』の衝撃的な内容」を掲載している。
《NHKの特大スクープが波紋を広げている。
戦後、初代宮内庁長官を務めた田島道治氏と昭和天皇とのやりとりを記録した「拝謁記」を入手し、終戦記念日翌日(16日)の夜のニュースで大々的に報じた。》
https://www.tokyo-sports.co.jp/entame/news/1517526/
田島がどういう人物であったのか。新渡戸稲造の書生であり、新渡戸や内村鑑三同様に無教会主義キリスト教徒であったことは抑えておきたい。また後藤新平が鉄道院総裁だった時代の秘書であり、後藤新平新渡戸稲造鶴見祐輔とともに外遊していることも頭の片隅に入れておいて良いだろう。後藤新平を祖父に、鶴見祐輔を父親にもっていたのは周知のように鶴見俊輔である。田島が宮内庁長官のときの侍従長三谷隆信。三谷も新渡戸門下のクリスチャンであった。田島の後任の宮内庁長官は宇佐美毅。宇佐美もまたクリスチャンであった。田島家の歴史を辿るならば、松岡洋右の名前も出て来る。これは自分で調べてね。そうそう石破茂もクリスチャン(プロテスタント)である。

山口真帆1st写真集「present」(宝島社)が発売されるのを記念して、紀伊國屋書店新宿本店では9月17日にトークショー、9月22日にはお渡し会が開催され、紀伊國屋書店グランフロント大阪店では10月5日にお渡し会が開催される。山口はトレーニングと食事管理を徹底し、約1ヶ月で5キロ増量して撮影に臨んだそうだ。
https://www.oricon.co.jp/news/2142594/full/
思い起こせば立花孝志は葛飾区議の頃、山口真帆をネタに使っていたことがある。ファンは怒っている。
https://twitter.com/YOKOCHAN_JAPAN8/status/1162636666583973894

◎時代を刻印されたテレビドラマの映画版が公開されているが、マガジンハウスから「劇場版おっさんずラブ LOVE or DEAD オフィシャルBOOK」が発売された。
https://hon-hikidashi.jp/enjoy/92291/

◎「GetNavi web」(学研プラス)が「人気の『マンガ配信サービス』7種を比較! 違いはポイントの仕組みや課金方式にあり」を発表している。それぞれの競争優位性を次のように表現している。
マンガワン」(小学館)
《【ここがイイ!】同作品を続けて読める
「待てば無料」方式ではないため、同じ作品を無料で1日に複数話読み進めることも可能。作品裏話などが読める独自機能の「ちょい足し」も楽しい。》
少年ジャンプ+」(集英社)
《【ここがイイ!】すぐ読める無料作が豊富
ポイントを使ったり一定時間待ったりする必要なく、すぐに読める無料作品が豊富。仕組みがシンプルで、マンガアプリに慣れていなくても使いやすい。》
「マガポケ」(講談社)
《【ここがイイ!】購入した話は閲覧無期限
ポイントで購入した話は無期限で読めるので、お気に入りを何度も読み返したいときにはうれしい。無料でポイントを取得できるキャンペーンも多い。》
「コミックシーモア」(NTTソルマーレ)
《【ここがイイ!】定額でおトクに読める
定額サービスは、ポイントや待ち時間に縛られずにマンガをたくさん読みたい人にはおトク。好きな作品を一気読みしたいときにも利用価値大です。》
「ピッコマ」(Kakao Japan)
《【ここがイイ!】少しずつ読む人向き
「待てば¥0」の作品が中心なので、毎日少しずつ読む人なら課金せずに楽しめます。待ち時間が短くなる「時短アイテム」などの特典もうれしい。》
「LINEマンガ」(LINE)
《【ここがイイ!】待ち時間がやや短い
待ち時間が23時間と他より少し短め。無料連載作品がテーマやシチュエーションなど独自の切り口で分類されているので、新しい作品に出会いやすい。》
「Renta!」(Papyless)
《【ここがイイ!】期限は切り替え可能
48時間レンタルの作品は差額を払うと無期限に切り替えられます。気になる作品を安く借りて読み、その後に購入するかを決めたい場合は使いやすい。》
https://getnavi.jp/digital/393256/
紹介の「順番」が意味を持つのは当然のことだろう。

◎これも「GetNavi web」(学研プラス)。8月20日付で「英国で再確認した『日本のマンガ』の多様性 感動に震えた大英博物館『マンガ展』現地レポ」を発表している。
《…大英博物館のマンガ展は、国内では決して見ることのできないものだった。会場内の展示では、マンガの歴史やマンガの基本的な読み方といった、マンガに親しみのない人のための情報があることももちろんだが、なにより素晴らしかったのは、展示されている作品の縦横無尽さ。
少女マンガ、少年マンガの垣根も、出版社の垣根も越えたラインナップ。会場には「ドラゴンボール」から「ポーの一族」、同人作品まで、あらゆる作家の原画が展示されている。》
https://getnavi.jp/entertainment/415415/

◎米ツイッターは、国営の報道機関による広告の掲載を中止することになった。「CNN.co.jp」は次のように書いている。
《広告掲載を中止するのは、国家が予算や編集方針を管理している報道機関。特定の中国メディアなどは名指ししていない。受信料で運営される独立した公共放送などは対象外だという。》
https://www.cnn.co.jp/tech/35141523.html
「Engadget 日本版」が「Twitter『国が管理する報道機関』からのプロモツイートを禁止。香港デモ隊非難広告きっかけ」を公開している。
《これは中国国営メディア新華社通信が、いわゆる「容疑者引き渡し条例」に抗議する香港のデモ隊を非難するプロモツイートを出したことを受けての措置とされます。》
https://japanese.engadget.com/2019/08/21/twitter/
ブルームバーグ」の「ツイッターフェイスブックを中国紙が一斉に糾弾-アカウント削除で」は、こう書いている。
《中国国営の英字紙チャイナ・デーリーは20日遅く配信した論説で、ツイッターフェイスブックが「偽アカウント」の背後に中国政府がいるとの「ばかげた無責任な」主張をしているが、証拠を示していないと指摘。「情報をコントロール言論の自由を抑圧するための独占的な地位を悪用している」などとし、「ダブルスタンダード」だと批判した。》
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2019-08-21/PWKKAZ6JTSE901?srnd=cojp-v2-markets

◎「文春オンライン」に辻田真佐憲が「『表現の不自由展』で炎上。あいちトリエンナーレの『歴史ネタ』はなぜ面白いのか?」を寄稿している。
《先日、あいちトリエンナーレ(あいトリ)に行ってきた。結論からいうと、軍歌、君が代教育勅語プロパガンダなど、自分好みの歴史ネタがあちこちで使われていて、たいへん面白かった。こんなに「海ゆかば」を聞いたのは、終戦記念日靖国神社以来かもしれない。
現代美術というと難解で意味不明だと毛嫌いする向きも少なくないけれども、どうしてどうして、一介の歴史好きでも十分に楽しめるものだった。》
https://bunshun.jp/articles/-/13491
こういう文章を読むと「あいちトリエンナーレ」に行きたくなる。

二松学舎大附属高校-亜細亜大学中退-JR東日本を経て横浜DeNAベイスターズに入団した小杉陽太投手は9年にわたって現役生活を送った後、球団から戦力外通告を受けると、球界にしがみつくことなく、スパッと引退し、広告やスポーツ系イベント、ブライダル、飲食などの業界とかかわってビジネスを起業したという。そんな小杉が徳間書店から「僕たちのLIFEシフト 『戦力外通告』をプラスに変えた転職の思考」を刊行した。
https://asagei.biz/excerpt/6320
https://asagei.biz/excerpt/6329
http://www.tokuma.jp/bookinfo/9784198648596
エンターバンクの代表をつとめる小貫正貴がツイートしている。
《元横浜DeNAベイスターズ投手、小杉陽太さんがビジネス本を出版されました。以前横浜ウォーカーベイスターズ特集でおしゃれ番長を決めた時、1位だった石川雄洋選手が「本当におしゃれなのは小杉」とベタ誉め。センスのよさはビジネスでも 生かされているようです》
https://twitter.com/GNikuno/status/1149521247513956352
http://www.enterbank.co.jp/wp/

博報堂と、グループ会社である株式会社VoiceVisionは、Insight Tech(インサイトテック)と共同で、生活者が抱く“不満の声”から新しい価値を発掘するスキルを身につける双方向型の研修プログラム「不満メルマガ」の提供を開始した。生活者の不満を解消することが新たなビジネスを生み出す。
https://www.hakuhodo.co.jp/uploads/2019/08/20190819.pdf

サザビーリーグが運営するAfternoon Tea LIVINGは、集英社女性誌「LEE」とのコラボアイテムを初めて展開することになった。9月6日(金)より、「着回せて、気が利く7大ベーシック」をテーマにしたウエアとバッグを発売する。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000103.000005765.html

◎アートホテル石垣島は六本木の入場料を徴収する本屋「文喫」とのコラボ企画として「アート ブック&フォト展」を9月4日(水)より開催する。ブックディレクターが、写真・映画・イラスト・旅などをテーマに選んだアート書籍を中心に、子供から大人まで楽しめるアートブックを展示・販売するとともに中西康治、仲程長治、北島清隆、西野嘉憲、水野暁子の5名による写真展をリレー開催する。
https://kyodonewsprwire.jp/release/201908209836

ピースオブケイクは、noteクリエイター支援プログラムのパートナーシップを朝日新聞出版、飛鳥新社クロスメディア・パブリッシング、少年ジャンプ+日経BPBuzzFeed Japan、Buisiness Insider Japan、藤原印刷、yomyom、ワニブックスと新たに締結した。
https://www.pieceofcake.co.jp/n/n1552ad429379

朝日新聞デジタルが8月22日付で「小説をチャット感覚で読む 銀魂もナルトも…手軽さ人気」を掲載している。
《流行のきっかけは、2015年に米国でサービスが始まった小説アプリ「HOOKED(フックド)」。米モバイルデータ調査大手アップ・アニーによると、いまも書籍関連アプリのダウンロードランキングで上位につけ、総ダウンロード数は約2400万に達している。》
https://www.asahi.com/articles/ASM877DHQM87UCVL01P.html

◎毎日無料で読めるチャット小説アプリ「Balloon」を運営するFOWDは、チャット小説初となるAmazonKindle ダイレクト・パブリッシング (KDP)で販売を開始した。タイトルは「幼馴染がYouTuberになりまして」。価格は400円。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000027.000026706.html

筒井大志が「週刊少年ジャンプ」(集英社)で連載している「ぼくたちは勉強ができない」のTVアニメ第2期の制作が決まった。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001840.000016356.html

◎「週刊現代」が掲載した「老後2000万どころか『すごい退職金』をもらっている会社もある」だけれど、「すごい退職金」の筆頭は講談社なのではないだろうか。自分のところは書かずに他社のことを書くという手法は、さすがに通用しなくなっているのではないだろうか。ソーシャルメディアの時代は「私」や「私たち」を例外に置けないのである。
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/66462

白泉社草凪みずほ暁のヨナ」の30巻発売を記念して、8月20日(火)~8月26日(月)の1週間限定で電子版1-10巻の無料試し読みを実施した。同期間、草凪みずほの「よいこの心得」「ゲーム×ラッシュ」「夢幻スパイラル」も電子版で1巻無料試し読みを実施した。また、9月18日(水)の30日間は、「暁のヨナ」1-3巻無料試し読み、「NGライフ」1-2巻無料試し読み、「NGライフ」全巻セット20%OFF、「暁のヨナ ファンブック」20%OFFの施策も実施した。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000015.000046848.html

小学館とispaceは、HAKUTO-Rプログラムのメディアパートナー契約を締結した。HAKUTO-Rは、月面開発を目指す日本のスタートアップ「ispace」が運営する月面探査プログラムで、月着陸船(ランダー)と探査車(ローバー)を開発し、月面着陸および月面探査の二つのミッションを行う。月面着陸ミッションは2021年、月面着陸・探査ミッションは2023年にそれぞれアメリカのSpaceX社のファルコン9ロケットで打ち上げを行う予定だ。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000369.000013640.html

◎キャリア&ライフコーチングスクール「SHElikes」(シーライクス)を主要事業として展開するSHEは、8月7日(水)に、美容メディア「美的.com」(小学館)とコラボし、採用直結型ワークショップを開催した。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000028.000027564.html

◎「ハフポスト日本版」が8月22日付で「読書感想文の全国コンクール、なんで電子書籍はNGなの?事務局に聞いてみた」を公開している。
《結論から言うと、電子書籍は内容のアップデートがあり、児童の書いた引用部分などが分からなくなる恐れがあるため、禁止しているという。》
https://www.huffingtonpost.jp/entry/story_jp_5d5e55a6e4b02cc97c88c79f

◎NTTソルマーレが提供する「コミックシーモア」は、電子書店で初となる、NTTドコモが提供するスマホ決済サービス「d払い」を8月22日より導入している。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000297.000009284.html

ユニクロUNIQLO)」が、フリーマガジン「LifeWear magazine」を8月23日に創刊した。ユニクロ店舗、蔦屋書店で無料配布されるほか、電子書籍Kindle」で無料配信される。編集は元「POPEYE」編集長で、現在はファーストリテイリングのクリエイティブディレクターである木下孝浩が務めている。木下がデジタルを解禁した。
https://www.fashionsnap.com/article/2019-08-22/uniqlo-lifewear-magazine/

山田風太郎講談社文庫「戦中派不戦日記」をもとに、女性漫画家の勝田文(ぶん)が「風太郎不戦日記」として週刊マンガ誌「モーニング」で連載を開始した。
https://www.sankei.com/life/news/190823/lif1908230008-n1.html

◎災害にフェイクニュースはつきもののようだ。「AFPBB News」が8月23日付で「【検証】アマゾン火災、無関係の写真がネットの怒りあおる」を発表している。
《ブラジル北部のアマゾン熱帯雨林でここ数週間にわたり広がる火災を写したとされる写真がソーシャルメディア上で拡散しているが、写真の大半は数十年前に撮影されたものや、さらにはブラジル以外の国で発生した火災を写したものであることが、AFPの検証により明らかになった。》
https://www.afpbb.com/articles/-/3240994

TBSラジオの深夜番組「JUNK」のうち「山里亮太の不毛な議論」、「おぎやはぎのメガネびいき」、「バナナマンバナナムーンGOLD」の3番組が「ビッグコミックスペリオール」とコラボすることになった。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000367.000013640.html

千趣会が運営する通信販売事業ベルメゾンは、カタログ「暮らしの景色」を8月30日(金)よりリリース開始した。発行部数は約100万部。
https://kyodonewsprwire.jp/release/201908199773

大日本印刷福音館書店は、月刊科学絵本「かがくのとも」創刊50周年を記念して、親子で科学の面白さを感じられる体験型展示会「あけてみよう かがくのとびら」展を8月23日(金)より9月8日(日)まで、アーツ千代田3331において開催する。
https://www.jiji.com/jc/article?k=000000002.000047188&g=prt

◎米の音楽ディストリビューション「ジ・オーチャード」が日本でのビジネスを本格化させる。
https://xtrend.nikkei.com/atcl/contents/watch/00013/00493/

電子書籍総合ストア「BOOK☆WALKER」で個人出版作品として配信中の「本屋の店員がダンジョンになんて入るもんじゃない!」が、集英社ダッシュエックス文庫にて商業作品として発売されることになった。同作は、KADOKAWAの運営するWeb小説サイト「カクヨム」上で2017年春に開催した「BOOK☆WALKER BWインディーズ」コンテストで大賞を受賞した著者「しめさば」によるライトノベルだという。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000998.000001227.html

集英社は、前アメリカ大統領夫人ミシェル・オバマ回顧録「マイ・ストーリー」を8月23日(金)に刊行する。同書は2018年11月に本国アメリカをはじめ、ドイツ、フィンランド、イギリス、オランダ、フランス、イタリアで同時発売したのち、中国、韓国ほか45言語で刊行されている。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000086.000011454.html

◎「J-CASTニュース」が三浦英之の「牙 アフリカゾウの『密猟組織』を追って」を取り上げている。
《三浦さんのユニークなところは全国紙に属しながらも、「ルポライター」とも称していることだ。各作品とも、記者としての情報収集活動がベースになっているものの、単行本として出版するにあたっては、独立したノンフィクションとして刊行している。『日報隠蔽』の場合は、フリーのライターとの共著だ。いわゆる「記者クラブ記者」とはまったく違う取材執筆行動を続けている。》
https://www.j-cast.com/bookwatch/2019/08/23009661.html
三浦英之のツイート。
《(告知)私のデビュー作『水が消えた大河で』が文庫化されました。未熟な点もありますが、取材量と素材の熱量は十分。日本一の大河から水が消えた、その原因を暴く環境ルポルタージュ。序編と終編を追加し、10年前のJR東日本の環境犯罪を糾弾するのではなく、今の時代へと続く物語に仕上げています》
https://twitter.com/miura_hideyuki/status/1164158276314906624
https://books.shueisha.co.jp/items/contents.html?isbn=978-4-08-744014-0

-----------------------------------------------------

4)【深夜の誌人語録】

深呼吸してから決めても遅くはあるまい。