【文徒】2020年(令和2)6月29日(第8巻118号・通巻1775号) 未掲載分

朝日新聞デジタルは6月26日付で「NHK映らないテレビ、受信契約の義務なし 東京地裁」を掲載している。
NHKが映らないテレビであれば、受信契約をしなくてもいいのか。この点が争われた訴訟の判決で、東京地裁は26日、契約義務がないことの確認を求めた原告の訴えを認めた。小川理津子裁判長は「どのような意図であれ、受信できない以上、契約義務はない」と述べた。》
https://www.asahi.com/articles/ASN6V7FJXN6VUTIL04C.html

◎コンピュータ関連書籍を発行する出版社7社が加盟する「コンピュータ出版販売研究機構」(CPU)では、2019年度におけるコンピュータ書籍の書店別販売実績ランキングを含む、第10回CPU大賞を発表した。
【第1位】紀伊國屋書店新宿本店(販売冊数75,305冊 前期比98.1%)
【第2位】ジュンク堂書店池袋本店(販売冊数67,993冊 前期比98.9%)
【第3位】丸善丸の内本店(販売冊数51,641冊 前期比105.2%)
https://www.atpress.ne.jp/news/216866
紀伊國屋書店新宿本店がV4を達成した。というかベスト3に変動なし。

◎光社は「光社新書」の電子書籍800冊以上が50%オフになるキャンペーンが6月26日(金)より各電子書店で開催している。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000437.000021468.html

◎フランスの絵本シリーズのキャラクターとして日本でも人気の「リサとガスパール」と「ハローキティ」がコラボしている。光から絵本「リサとガスパール キティちゃんをパリでおむかえ」が発売された。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000435.000021468.html

◎これは売れるに違いあるまい。マガジンハウスから「DVD付き いつでもどこでも誰でもできる! みんなの海上自衛隊体操」が発売された。
https://ddnavi.com/serial/635941/a/
そうそうマガジンハウスの本が朝日新聞の書評で取り上げられた。清水潔の「鉄路の果てに」がそうだ。大島加奈子効果である。評者は武田砂鉄。
《父の臀部には、シベリアで負った大きな傷痕があった。「もしその怪我がなければ」……国、そして戦争に翻弄された父が遺した「だまされた」の意味を探し、そして、かみしめる。わずかな痕跡に思索をぶつけ続ける執念深さに打たれた。》
https://book.asahi.com/article/13492849

KADOKAWAの「あつまれ どうぶつの森 ザ・コンプリートガイド」は累計発行部数が60万部を突破した。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000007199.000007006.html

筑摩書房は、フランスのノーベル賞作家であるル・クレジオの代表作「隔離の島」(1995年)を庫化した。これも感染症天然痘だ。
https://www.sankeibiz.jp/econome/news/200626/ecc2006261537006-n1.htm

電通デジタルは、トップゲートと2020年6月より業務提携した。Google が提供する Google Cloud Platformを活用した Cloud for Marketingソリューションを共同で推進し、さらに GCP やC4Mを活用した最新のクラウドソリューションを共同で提供する。
https://www.dentsudigital.co.jp/release/2020/0626-000514/index.html

毎日新聞は6月27日付で社説「苦境の化芸術 実態に即した支援息長く」を掲載している。
化芸術は生活を潤し、豊かな感性を養う。社会に不可欠だ。
今後、感染の第2波が来る可能性もある。次代を担う若手が道をあきらめることのないよう、息の長い支援を検討すべきだ。》
https://mainichi.jp/articles/20200627/ddm/005/070/067000c

海南市船尾の田島漆工場跡2階に「OLD FACTORY BOOKS」が7月3日にオープンする。ニュース和歌山は次のように書いている。
《昨年春、訪れた漆工場跡の雰囲気を気に入り、開業を決めた。1階にあるカフェの一画で1年ほど本を委託販売したところ、少しずつ購入者が増えていった。
昭和初期から残るレンガ製の壁に囲まれた空間に、年代もののショーケースや手作りした棚を設置。1960年代のアメリ化に関連した本のほか、アートや旅本をメーンに、料理本絵本などが並ぶ。「平易な本や写真集、旅本などビジュアル本が中心なので、普段本を読まない人の導入にぴったり。多様な価値観に触れてもらい、読んだ人のこれから生きていく世界が広がれば」と笑みをこぼす。》
https://www.nwn.jp/news/200627_sukeno/
語っているのは店主の助野彰昭だ。

小学館集英社プロダクションは6月26日(金)にテレビ東京列「おはスタ」の人気コーナーを書籍化した「ひらめき王子松丸くんの ひらめけ!ナゾトキ学習2」を発売した。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000257.000002610.html

萩尾望都の「ポーの一族」の最新作「ポーの一族 秘密の楽園」の連載が再開されることになった。2019年7月、月刊flowers」に第1話が掲載されたが。その続きが約1年ぶりに同誌8月号(6月27日発売)に掲載され、連載が再開した。「ポーの一族」に熱狂した少年は還暦をとうに超えてしまった。「ポーの一族」が誕生したのも1972年である。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000722.000013640.html

◎上田和男が銀座のバー「テンダー」を閉じたことを知ったのは次のような有田芳生のツイートによってであった。
《えっ。本当ですか。噂を聞いたのでバーテンダー協会の知人に電話すると全国でも知られている銀座のバー「テンダー」が4月で閉店していました。上田和男さんはひとりで営業する店を探しているそうです。「ル・ヴェール」もいまやすでになく(秋田に移転)、コロナ時代にバーも姿を変えていきます。》
https://twitter.com/aritayoshifu/status/1276870714725826560
銀座通りに面する資生堂パーラーのビルが建て替わる前の1980年代の話である。そのビルにバー「ロオジェ」はあった。バーテンダーは独立する前の上田和男だ。私は上田の作るドライ・マティーニやギムレットに育てられた。そう上田は酒精を飲めないバーテンダーであった。

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7)【深夜の誌人語録】

仕事の基本は自分にしかできないことをやることであ