【文徒】2015年(平成27)10月15日(第3巻193号・通巻638号)

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1)【記事】ガラポンTVをご存じですか?
2)【本日の一行情報】
3)【深夜の誌人語録】

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1)【記事】ガラポンTVをご存じですか?

ガラポンTVをご存じだろうか。通常版の価格が39,420円(税込)。一口に言えばワンセグ全録レコーダーである。ガラポンTVを購入し、ガラポンIDを取得し、宅内視聴設定、宅外視聴設定を行うと何ができるかといえば、その瞬間からすべての番組が録画され、インターネット経由でPCやスマートフォンから番組の視聴が可能になるのだ!
即ち地デジ8局120日分の全てのTV番組が自宅に保存されていて、どこからでもどんなデバイスからでも検索してインターネット経由でいつでもどこでも視聴できることになる。しかも、全番組を文字起こししており、キーワードで番組内容を検索できるという。視聴者を「時間」と「場所」から解放してしまうテレビなのである。
http://garapon.tv/
保田歩代表取締役は次のように語っている。
「…変わったのは視聴者のほうです。IT革命のおかげで、日々接するメディアや使用する端末が増えました。これによって人々は、本来多様な人間の価値観をより積極的に自覚するようになりました。自分の価値観を自覚した人々は、テレビ番組の一方的な情報発信に拒否感が生まれ、『テレビはつまらない』という発言をしているんだと思っています。本質的には面白いテレビ番組群と、それを一方的でつまらないと拒絶し始めた人々。私達はそこを最適化したいと考えています」
http://job.j-sen.jp/visionary/president/article/82/
インターネットがテレビ視聴のあり方を大きく変えようとしていることは間違いあるまい。ガラポンTVは従来、テレビ局にとって最も重要だった「番組編成」を無化してしまうことになる。テレビ局は「番組編成」を通じてテレビ視聴の習慣化を図ってきたが、ガラポンTVは、これを否定してしまうことになるのだ。地上波テレビのニュースや情報番組でガラポンTVが取り上げられないのは、そのためである。画質も決して褒められたものではないようだ。
ワンセグを取り込んでいることによる画質UPの課題はこれからだが、『テレビ視聴のありかたを変える』として“がらがらぽん”を由来にした『ガラポンTV』は、忙しくて時間のないビジネスマンを中心に契約者数を伸ばしているという」
http://sp.oshiete.goo.ne.jp/club/view/b37cff247862882b514a0868116ad09d/?page=1
保田は「文系の僕はテレビ視聴の革命めざし家電メーカーを起業した」を日経BP社から上梓している。慶応大学文学部の卒業だそうだ。
http://garapon.tv/aboutus/member/

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2)【本日の一行情報】

◎映画「バクマン。」が大ヒット。公開9日間で50万人を動員。「週刊少年ジャンプ」のPRにも大成功だ。
http://mantan-web.jp/2015/10/12/20151012dog00m200018000c.html

◎米の男性誌「PLAYBOY」が来年3月からプレイメイトのフルヌード写真の掲載をやめることになった。発行部数が1975年には560万部だったが、最近では80万部だそうである。既にウエブサイトでは「フェイスブックなどソーシャルメディアに投稿しやすいようヌード写真を排除。その結果、サイトの利用者の平均年齢は47歳から30歳に、月の利用者数も400万人から1600万人に急増した」(産経ニュース)ことを踏まえているのだろう。
http://jp.reuters.com/article/2015/10/13/playboy-nude-idJPKCN0S70GD20151013
http://www.sankei.com/world/news/151013/wor1510130019-n1.html
「Tech Crunch」に掲載された「今の新しいメディア市場がPlayboy誌にヌードの全廃を迫った」は、次のように書いている。
「一般的にこれまでの形の雑誌は、印刷版もネット版も、急速に部数/読者数が落ち込んでいる。まだ印刷版が強いヨーロッパでさえ、大幅に減退している。対策は? 印刷雑誌のネット版ではなく、最初からオンライン雑誌を作ることだ。そして、そのための場として大きいGoogleAndroidは、ともにヌードを避ける」
http://jp.techcrunch.com/2015/10/13/20151012a-new-media-market-makes-playboy-drop-the-nudes/

◎米雑誌協会(MPA)は、雑誌に広告を掲載しても売り上げが増加しない場合、広告料金を返却するという広告保証戦略を打ち出した!タイム社の場合、同社が擁する全雑誌を通じて、雑誌広告に投資した1ドルにつき平均で売上高17ドル増となったそうである。
http://jp.wsj.com/articles/SB10458795949106054073204581290373460550818

◎「ポジティブの教科書」がベストセラーとなった書道家武田双雲が、ぴあから「しあわせになれる『はたらきかた』」を刊行。同名のウエブサイトも立ち上がった。
http://shiawasework.com/

◎ユーザー数が伸び悩む米Twitterが人員削減に乗り出すようだ。
http://itpro.nikkeibp.co.jp/atcl/news/15/101303346/

◎山手線の新型車両で紙製の中づり広告を廃止の方針が撤回された。毎日新聞は次のように書いている。
「廃止方針が明らかになると、広告主から『山手線だけ映像用の別広告を作るのは手間がかかる』という異論が出た。利用者からも『すぐに画面が変わる液晶画面より、見やすく、安心感がある』などと中づり存続を求める声が寄せられた」
http://mainichi.jp/select/news/20151013k0000e040118000c.html

東芝は、液晶テレビ「レグザ」向けのクラウドサービス「TimeOn」において、新サービス「みるコレパートナーパック」の提供を開始。第1弾となったのは、KADOKAWAのアニメ誌とのコラボによる「Newtypeパック」である。
http://www.itmedia.co.jp/lifestyle/articles/1510/13/news150.html

◎こういう意見がツイッターに投稿されていることは知っておくべきだろう。
「おっ、ついにニュースで出たんだ。私も緊デジの説明会に何度か出席しましたが、こちら側の立場からいえば、完全に『既得権益を守る』姿勢がありありでしたね。紙の出版社しか申請できないんだもの」
https://twitter.com/adrenalizebook/status/651211256389464066
「デジタル機構と緊デジに関しては仕事として受けてしまったので、反省もあるし、公の場で個人攻撃をしたくないという気持ちもあり、言いたいことがあっても飲み込んできた。林智彦さんや河北新報の記者さんなどには個別に伝えた部分もあるけど、どこかで個人的な総括をするべきなのかなあ」
https://twitter.com/pictex/status/650933508886540288
「いまだ緊デジ問題が尾を引いている。デジタル機構を窓口に各電子書店に配信しているのに、(足元を見てか、厳しい条件を出しているやに聞く)アマゾンには流れていない問題もあるのだけれど……」
https://twitter.com/dokuritukisya/status/650313840849235968
「ほんと<東京オリンピックにまつわる諸問題>そっくり。責任者なき集団暴走は日本人のお家芸だと思わざるをえないが、それが自分の属する業界で起きていたとは非常に残念だ」
https://twitter.com/obatakazu1/status/652141932538269697
「ほんとひどすぎる!!!。税金の無駄遣い!!」
https://twitter.com/tabbata/status/651097807143612416
「何から何までひどい話だらけ。公務員バッシャーにとっては格好のネタ提供で、そういう意味でもひどい」
https://twitter.com/nogawam/status/650948903206940672

リブレ出版が「お詫びとお知らせ」を発表。
「特濃b-BOY(1)調教特集(2015年10月9日発売)37ページ?48ページに掲載されております、はらだ先生の作品は、編集部が先生の許諾を得ることなく無断で掲載したものであることが、この度判明いたしました。
事実関係を確認しましたところ、当初より執筆依頼自体が先生になされていなかった事、
また無断掲載のみならず、無断で改題、改変して掲載していた事も、合わせて判明致しました。
このようなことは出版社として本来決してあってはならず、弊社はこの事態を重く受け止め、真摯に対処してまいります。また、今後の対応につきましても、弊社WEBサイト上にて改めてご報告させていただきます。
はらだ先生、先生のファンの皆様、ならびに関係者の皆様に、多大なご迷惑をおかけしました事を深くお詫び申し上げます。また、同誌にご執筆くださった作家の皆様にもご心配をおかけし、誠に申し訳ございません。
この後、編集部の管理体制を見直し、このような事が二度と起こらぬよう誠実に取り組んで参ります。
重ねまして、はらだ先生、ご執筆くださった作家の皆様、はらだ先生のファンの皆様、
関係者の皆様にご迷惑をおかけしました事を深くお詫び申し上げます」
http://www.libre-pub.co.jp/apology/20151010_owabi/
http://www.libre-pub.co.jp/apology/20151013_keii/
http://www.libre-pub.co.jp/apology/20151013_kaishuu/
http://www.libre-pub.co.jp/apology/20151013_henkin/

◎話題沸騰の「はすみとしこの世界」。
https://www.google.co.jp/url?sa=t&rct=j&q=&esrc=s&source=web&cd=7&cad=rja&uact=8&ved=0CC0QFjAGahUKEwj86aP9iMHIAhXIE5QKHclWCiA&url=https%3A%2F%2Fwww.facebook.com%2Fpages%2F%25E3%2581%25AF%25E3%2581%2599%25E3%2581%25BF%25E3%2581%25A8%25E3%2581%2597%25E3%2581%2593%25E3%2581%25AE%25E4%25B8%2596%25E7%2595%258C%2F984279651598190&usg=AFQjCNFe5fZhRYfnMUwUAwUaYxMjRvr_Sw&sig2=2XocSNo0RefULA9bYK3CKA
「シリア難民問題に関する最悪の7人」のひとりにも選ばれた。
http://buzzap.jp/news/20151014-hasumi-worst-reaction/

ハースト婦人画報社のメンズファッション誌「メンズクラブ」の戸賀敬城編集長が、ナノ・ユニバースとコラボして、ブランド「クアラントット」(Quarantotto)を立ち上げる。
http://ameblo.jp/togablo/entry-12068434728.html
http://www.fashionsnap.com/news/2015-10-13/quarantotto-debut/

アサツー ディ・ケイ9月度単体売上高。雑誌が前期比102.7%。
https://www.adk.jp/wp/wp-content/uploads/2015/10/release_Billing201509j.pdf

博報堂新しい大人文化研究所によれば現在の50・60代は自分のことを“シニア”だとは思っておらず、“シニア”と呼ばれたいとも思っていないそうだ。また2003年に調査を開始してから初めて、40〜60代全体で「人から呼ばれて嬉しい言葉」の第1位に「センスがいい」が選ばれた。
http://www.hakuhodo.co.jp/uploads/2015/10/1008_2.pdf
http://www.hakuhodo.co.jp/uploads/2015/10/1013.pdf

◎アリさんマークの引越社では採用に際して部落差別、在日差別が堂々とまかり通っている!こんな企業を絶対に許してはなるまい。
https://www.youtube.com/watch?v=r9hMLkTtieM
https://www.youtube.com/watch?v=uex0k9g7W_w

大今良時のマンガ「聲の形」(講談社)が劇場アニメ化されるが、監督は「けいおん!」や「たまこラブストーリー」の山田尚子に決まった。
http://natalie.mu/comic/news/162795

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3)【深夜の誌人語録】

一歩踏み出すということは、一歩はみ出すということである。