【文徒】2016年(平成28)8月24日(第4巻158号・通巻845号)
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1)【記事】北海道の書店事情から
2)【本日の一行情報】
3)【深夜の誌人語録】
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- 2016.8.24.Shuppanjin
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1)【記事】北海道の書店事情から
北海道の179市町村のうち、約50市町村において書店はないのだという。北海道新聞が社説「まちの本屋さん 地域の文化支える拠点」を掲げている。
「大型店の進出やインターネット販売、電子書籍に加え、書店の収入の柱だった雑誌の売り上げをコンビニエンスストアに奪われ、経営難に陥ったことなどが原因だ」
http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/opinion/editorial/2-0075457.html
街の書店を経営的に支えていた雑誌をコンビニが扱うようになった頃は、雑誌はまだ売れていた。しかし、現在スマホの急速な普及により、雑誌そのものがかつてのように売れなくなってしまった。このことが街の書店の経営を直撃している。書籍を売る書店を育てて来なかったことのツケだとも言える。
また閉店するのが独立系の書店であるとは限らない。9月4日をもって丸善 札幌北一条店が閉店することになった。
「北1西3の丸善が9月4日で閉店。会社に近くて便利だったのと、レジの女性が美しかったので、残念」
https://twitter.com/akira_yanai/status/766457119390314497
「今日になって知ったのですが、三省堂大丸札幌店は8月28日日曜日で閉店 https://www.books-sanseido.co.jp/news/4133 、丸善札幌北一条店は9月4日日曜日で閉店 http://kaiten-heiten.com/maruzen-sapporokita1jo/ … だそうです。札幌もいろんな面で中心部空洞化と郊外化が加速するのかな……」
https://twitter.com/kagayam/status/765148414078164993
一方、9月に札幌美しが丘に蔦屋書店が誕生するそうだ。札幌は大型店どうしが「潰しあい」をしていると言えなくもあるまい。縮小するパイの争奪戦は、どうしても「潰しあい」になるはずだ。
http://utsukushigaoka-t.com/
北海道ではないが、リブロイオンタウン天理店が9月25日をもって、福岡市の積文館市・美術館店が8月31日をもってそれぞれ閉店するし、三洋堂書店サンヨー渥美店は8月21日に既に閉店していることも報告しておこう。
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2)【本日の一行情報】
◎ロイドが運営する求人サイト「エニーテンリクルート」の利用者数が8月19日に1万人を超えたという。「エニーテンリクルート」は、登録も無料、求人情報の掲載も無料であり、かつ「エニーテンリクルート」から求職者から応募や面接、採用に至った場合も一切費用の発生しない完全無料の求人サイトだそうだ。
http://home.kingsoft.jp/news/pr/dreamnews/0000137565.html
これが「エニーテンリクルート」。
https://recruit.anyten.jp/
ロイドの会社概要はコレ。
http://royd-inc.com/CP.pdf
滋賀県で誕生した企業のようだ。
http://royd-inc.com/
経営しているのは高野友生。高野のブログはコレ。
http://ameblo.jp/roydtakano/
◎楽天の子会社であるRakuten Kobo Inc.は、7.8インチのフラットスクリーンで防水機能を備えた、シリーズ最上位モデルとなる電子書籍リーダー「Kobo Aura ONE」を発表した。日本では9月6日午前10時に販売開始の予定で、価格は22,800円(税抜)という。
http://corp.rakuten.co.jp/news/press/2016/0818_01.html
◎ハースト婦人画報社は、美の祭典「ハースト ビューティ フェスティバル 2016」を10月10日(月・祝)に虎ノ門ヒルズフォーラムで開催する。
http://beautyfestival.hearst.co.jp/
http://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000040.000008128.html
◎トーハンは、店頭活性化プロジェクトの企画として、今年創立70 周年を迎えたベースボール・マガジン社とのコラボ企画を8 月22 日(月)〜10 月2 日(日)の期間に全国約700 書店で展開している。
http://www.tohan.jp/news/20160822_805.html
◎日販は、サンリオの人気キャラクター「ハローキティ」とのコラボ企画「ご当地キティと書店祭」を全国の取引書店で実施している。
http://www.nippan.co.jp/news/matsuri_kitty_2016/
◎DMM.comが運営する有名人とのコミュニケーションアプリ「DMM.yell」(ディーエムエムドットエール)は、祥伝社の女性ファッション誌「Zipper」とコラボし、「DMM.yell」で1位と2位を獲得したアイドルが、特集ページに登場するという企画を実施することになった。
https://dmm-corp.com/press/press-release/942
◎玄光社は、「フォトテクニックデジタル」を 9月号より全国どの販売店で買っても電子版が無料で読めるようにした。
https://www.atpress.ne.jp/news/110083
◎TBS「仰げば尊し」(日曜後9・00)に出演している岡崎紗絵は主婦の友社の女性ファッション誌「Ray」の専属モデルである。
http://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2016/08/22/kiji/K20160822013216210.html
◎壇蜜は女性誌では初のヌードを幻冬舎の「GINGER」10月号で披露している。
http://www.narinari.com/Nd/20160839316.html
◎サイバーエージェントの連結子会社であり、スマートフォンに特化した広告マーケティング会社であるCyberZは、国内の広告代理店として初めて米国向けSnapchat広告の取り扱いを開始した。
http://cyber-z.co.jp/cp-upfiles/2016/08/20160822_CyberZ%E3%80%81Snapchat%E5%BA%83%E5%91%8A%E3%81%AE%E6%8F%90%E4%BE%9B%E3%82%92%E9%96%8B%E5%A7%8B.pdf
◎インターネットテレビ局「AbemaTV」は、累計700万ダウンロードを突破した。
https://www.cyberagent.co.jp/newsinfo/press/detail/id=12455
◎GMOインターネットグループのGMOメディアが運営するファッション共有SNS「CoordiSnap」(コーデスナップ)と青文字系ファッション誌「mer」(学研プラス)、しまむらは、10〜20代の女の子の「こんな服がほしい!」をカタチにしたコラボ服「しまめるコーデ」の第2弾を制作した。
http://news.gmo-media.jp/archive/161
◎宝島社が9月21日(水)に創刊する30代・40代女性向け美容誌「&ROSY」も、当然のごとく付録で勝負だ。人気コスメ商品とオリジナル美容グッズの2点セットだそうだ。
http://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000416.000005069.html
http://tkj.jp/campaign/and_rosy/
◎「SAPIO」が書く「O記者」とは大鹿靖明に違いあるまい。大鹿のスタンスは他の記者がおかしいと思っていても書かないことを書くであり、それが自分のマーケットだという認識を持っていることは、よく知られている。会社としては「押し紙」の存在すら否定している朝日新聞社にとっては厄介な存在だろう。
http://www.news-postseven.com/archives/20160821_438024.html?PAGE=1#container
◎元ファッション誌編集者が「Japan芸能カルチャー研究所」の「『AneCan』休刊で業界に激震! ファッション誌が衰退したワケとは?」で次のように語っている。
「ファッション誌は他の雑誌に比べて、発売部数もさることながら広告収入に頼るところが大きい。多少部数が増えたからといって、肝心の広告出稿がインターネットの影響で減ってしまっては元も子もない。さらに、カラーページが多く、撮り下ろしの多いファッション誌はただでさえ必要経費がかかるのに、スタッフは“バブル気分”が抜けずに、経費を使いまくっていた。編集スタッフも、年収1000万円を超える社員スタッフをはじめ、高給取りが多いですしね。費用対効果の悪さが、会社の役員会から目をつけられるようになってしまったようです」
http://japan-culture-labo.com/3680
女性ファッション誌が生き残るにはデジタルシフトにより、メディアからサービスへと大胆に業態を転換できるかどうかにかかっている。
◎盛岡駅ビル内にある「さわや書店フェザン店」は本当にアクティブな書店である。光文社古典新訳文庫の10周年フェアにあわせ、フェア書目すべてについて嘘紹介を募集するのだそうだ。
http://irorio.jp/endomayu/20160822/344678/
◎22日発売の「週刊少年ジャンプ」38号をもって「BLEACH」が大団円を迎えたが、集英社はこの完結を記念して、グリーの協力のもと、単行本全74巻を毎週1巻ずつ無料で読める「BLEACH 無料連載公式アプリ」をリリースした。5月に配信した「銀魂 無料連載公式アプリ」に続く第2弾だそうだ。
http://www.oricon.co.jp/news/2077075/full/
http://japan.cnet.com/entertainment/35087826/
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3)【深夜の誌人語録】
腹八分目の満足感を得られるような成功が理想である。