【文徒】2017年(平成29)10月5日(第5巻188号・通巻1117号)

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1)【記事】「けものフレンズ」監督降板騒動が解決に向かう
2)【記事】ネットを騒がせる立憲民主党
3)【本日の一行情報】
4)【深夜の誌人語録】

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1)【記事】「けものフレンズ」監督降板騒動が解決に向かう

KADOKAWA井上伸一郎代表取締役専務執行役員が次のように連続ツイートしている。これを読む限り問題は解決に向かっていると理解して良いのだろう。
「『けものフレンズ』の件につきまして、KADOKAWAは製作委員会の一出資企業にすぎないことから今まで発言を控えていました。私としても『けものフレンズ』におけるたつき監督の功績は大いに認めております」
https://twitter.com/HP0128/status/915071890648993792
「この度の騒動にいたるまでの事態を正確に把握してなかったのは不徳のいたすところです。先週ヤオヨロズのみなさんと2回のミーティングを行なう機会を得ました。その際、製作委員会のご意見とヤオヨロズ様のご意見に大きな溝があることが分かりました」
https://twitter.com/HP0128/status/915071981875163137
「特に『監督降板』の経緯、版権使用についても認識相違があることと、
監督のツイッターでのご発言の真意にはそういったことが積み重なったことが
原因であるということが分かりました。そこで私としては、ヤオヨロズのみなさんと今後のことについてどうするべきか相談に入ったところです」
https://twitter.com/HP0128/status/915072115287539712
「『けものフレンズ』のファンの皆さまにおかれましては、ご理解のほどよろしくお願いいたします」
https://twitter.com/HP0128/status/915072221999022081
ヤオヨロズの福原慶匡も次のようにツイートしている。
「ファンの皆様にお伝えする事が遅くなりまして大変申し訳ございませんでした。
影響の大きさを鑑みて発表の方法に関して協議しておりました。
発表を受けて川上社長、井上専務が迅速にヒアリングして下さり今回の発表に至った事を感謝しています」
https://twitter.com/fukuhara_ystd/status/915074525783453696
「この度は皆様にご心配をお掛けしてしまいました。
これから話し合いを始めますので何卒よろしくお願いします」
https://twitter.com/fukuhara_ystd/status/915074560973709312
「Business Journal」は「『けものフレンズたつき監督復活決定!? KADOKAWA専務謝罪も、『続編』は大失敗に終わりそうな理由」を掲載している。
「アニメにとって大切なものを失ってしまった今回の騒動。たつき監督云々ではなく、同作のイメージが崩れたのはやはり痛い」
http://biz-journal.jp/gj/2017/10/post_4507.html
こうしたトラブルに際してカドカワ川上量生社長やKADOKAWAの井上専務は対応できるが、KADOKAWAの松原眞樹社長は何の役割も果たせないことを露呈してしまったのではあるまいか。

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2)【記事】ネットを騒がせる立憲民主党


立憲民主党の現在のフォロワー数は11万超。
https://twitter.com/CDP2017
立憲民主党の公式Twitterは本当にすごい勢いだ。これまでの歴史とネットサポーターを誇る自民党のフォロワーが11万だというのにたった数日でそれを超えるか?
衆院選『誰に入れたら良いか超絶わかんねー』派はとりあえずココフォローです」(清水潔)
https://twitter.com/NOSUKE0607/status/915373191136026624
「ニッポン戦後サブカルチャー史」の宮沢章夫などもフォロワー8万超で興奮していた。
立憲民主党ツイッターのフォロワーがいま見たら8万6千余。『立憲なんとか』って言ってるおまえ、『消える政党は記憶しない』というおまえ、敬意も、政治家としての正しいふるまいも何もない人たち、少なくともツイッターじゃ『立憲なんとか』じゃねえでげすぜ」
https://twitter.com/aki_u_ench/status/915357600434110466
元SEALDsは立憲民主党を支持するのだろうね。
「枝野さんの会見で印象的だったのは『草の根に立つ』というメッセージ。政治の対立軸は『上から』なのか『下から』なのかという点にあるとした上で、ボトムアップのリーダーシップ・民主主義・社会経済政策を目指すという。また市民と積極的に連携する姿勢も示していた。応援したい」(諏訪原健 元SEALDs)
https://twitter.com/swa_swa_swatch/status/914786248585125888
私は福島の枝野を忘れることができない。ひとり放射能防護服で身を固めていた枝野である。
「枝野さん、福島の地図にコンパス立て20キロ、30キロの丸を描いたのをお忘れか。取材で入った飯舘村は見事に分断され、線の外側では子供達は無邪気に遊んでいました。人の命より、後々の政府の瑕疵、責任を逃れるために目一杯、弁護士の能力を発揮された。後の言い訳も見事な自己弁護ぶりでしたね」(藤本順一)
https://twitter.com/1958fujijun/status/915038280239824897
舛添は政治家としては失格の烙印を押されたが、政治学者としては優秀であるのかもしれない。
民進党、ついに分裂。枝野議員をはじめ、希望の党の小池代表から排除された大物議員たちが立憲民主党を結成。政策の一貫性と言う点では、前原代表に率いられる合流組よりもまとも。小池代表は、議席を減らすであろう自民党と連立する方針も念頭に。理屈は何でもよい。カメレオン政治家の真骨頂」(舛添要一)
https://twitter.com/MasuzoeYoichi/status/914794708559450114
LGBT政策情報センター代表理事である。
「私、尾辻かな子は活動を続けてきた大阪第2区で立憲民主党の公認申請を致します。大阪市をつぶそうとする維新と棲み分けることは到底できません。私は日本の立憲主義と民主主義を守りたい。違いを排除する社会ではなく、多様性を社会の変革の力にするカラフルな社会へ。一緒に未来を変えましょう!」(尾辻かな子)
https://twitter.com/otsujikanako/status/914821049304281088
政治学者としての読みの甘さには定評がある。
立憲民主党の結党、安保法制反対運動以来の市民の政治参加、政治に対する発言なしにはあり得なかった。枝野には市民のエネルギーに対する感度があった。この党がどの程度成長するかわからないが、市民が政党や選挙と関わることで新しい動きを切り開いたことは、戦後政治の中でも初めての経験だと思う」(山口二郎)
https://twitter.com/260yamaguchi/status/914831566332932097
私が好きになれない政治家のひとりだ。そろそろ引退すれば良いのに。
「私、菅直人はこの度 新政党『立憲民主党』から出馬することを決意いたしました。
まだやるの? 頑張れ!多くの声をいただいております。それでもなお、日本のリベラルを旗印に多くの皆さんと、一緒になって戦いたい。どうか、私の思いをお聞きください」(菅直人)
https://twitter.com/NaotoKan/status/914851070018547712
川内博史という名前を久しぶりに発見。
「報告です。私、川内博史立憲民主党から鹿児島1区で立候補することを決意しました。民主主義の力を信じて、この総選挙に臨みます。踏み絵を踏むことや、一札差し入れることは、出来ませんでした。リベラルの勲章をいただいたことは名誉なことです」(川内博史)
https://twitter.com/kawauchihiroshi/status/914860925588348933
元SEALDsのラッパーである。
民進党とかいう烏合の衆は心の底から嫌いだったけど、応援せざるをえなかった。しかし、新しい立憲民主党は違う。自信をもって応援できるし、期待もできる。ここまできてやっとそういう政党ができた。これこそ市民運動のたまものだ。なめるべからず市民運動」(牛田悦正)
https://twitter.com/ILLMATIC_UCD/status/914883407015960576
しかし、よくもまあ、ここまで信頼できるものである。
「興味深い。発足後数時間しか経ってないのに、立憲民主党のフォロワー数が希望の党はおろか、民進党のフォロワー数まで抜いてしまった。一見不思議な現象だが、これが理念と大義の力。民進党はそこがフラフラしていたから支持を失った」
「枝野氏が会見で『記者の質問に的確に答える』姿を見るだけで新鮮に感じてしまった。枝野氏に派手さがなく、いわゆる『テレビ映え』しないのも、むしろ信頼感につながる気がする。派手で空虚な政治ショーに化かされることには飽き飽きした」(想田和弘)
https://twitter.com/KazuhiroSoda/status/914888723979919360
https://twitter.com/KazuhiroSoda/status/914920120564178946
小池百合子が立候補しないのであれば自民党公明党希望の党の大連立を志向することになるのではないか。
「ワイドショーは立憲民主党に好意的。枝野が前原や小池を一切批判しないで、潔く立ち上がったことへの評価が高い。また、はっきりしたリベラルな政党ができて、社共とのブロックが国民にわかりやすくなったことへの評価が高い。野党共闘がはっきりして、希望の党がなにやりたいかわからなくなっている」(木下ちがや)
https://twitter.com/sangituyama/status/915035293228531713
立憲民主党東京都第24区(八王子)総支部長を名乗っている。
「先ほど、記者会見を終えました。
その後、様々な支援者の皆さんのお声をいただき、
また、立憲民主党は基本的には民進党の考え(平和を愛し、人に優しい、みんなのための政治を行う)を継承するとのことですので、
私は、立憲民主党からこの選挙戦を戦って参りたいと思います」(高橋なりひさ)
https://twitter.com/narihisa804/status/915125428951461890
「北の独裁者が嗤っている」のは立憲民主党ばかりではあるまい。
北朝鮮の脅威がいよいよ目前に迫り、年末から来年にかけて更なる情勢の悪化が予測される中で、立憲民主党はいかなる安全保障を目指すつもりなのか。現況、具体的な政策どころか、北朝鮮に関してほとんど言及さえしない。これでは大半の国民が不安に思って当然であろう。北の独裁者が嗤っている」(早坂隆)
https://twitter.com/dig_nonfiction/status/915126769404932099
コロコロと態度を変える政治家を信用できる?
「今からでも遅くはない。元民進党議員の中には、立憲民主党の掲げる理念や、枝野代表の言葉を見聞きして、そっちの方が『本当に自分が目指す政治』に近いと思い始めている人も何人かはいるだろう。『党首様に献上する金を用意できそうにないので公認は諦めます』と言って、立憲民主党に帰参すればいい」(山崎雅弘)
https://twitter.com/mas__yamazaki/status/915129305188802560
赤旗の記者」って、いつからスターリニストでなくなったのかしら。
赤旗の記者が、立憲民主党の街頭演説の案内をしているよ。これが本来の野党共闘の形ですね。前原誠司野田佳彦らに歪められてきた。ようやくすっきりしてきました。これで野党からヌエが消えた。わかりやすくなった」(兵頭正俊)
https://twitter.com/hyodo_masatoshi/status/915130225591074816
三宅雪子は出馬しないのだろうか。
「枝野さんは誰の悪口も泣き言も一切言いませんでした。素晴らしい演説。日本のコービンと言ったらいいのか、サンダースと言ったらいいのか。立憲民主党で3分の1以上取らないといけません。自民党は維新のみならず、希望という保険も手にしました。どっちに転んでもいいという最高の図」(三宅雪子)
https://twitter.com/miyake_yukiko35/status/915173531985502209
民進党北海道第4区総支部長である。
枝野幸男さんが立ち上げた『立憲民主党』で闘います。『排除』や『選別』される心配がないので、今朝から勝手に公認としての活動を開始しました。党名について、『書きにくい』『難しい』『古めかしい』と否定的でしたが、このカッコいいロゴですっかり好きになりました」(本多平直)
https://twitter.com/pontapiranao/status/915205139798962176
吉村治彦は「ハーヴァード大学の秘密」「アメリカ政治の秘密」の著者である。
「前原代表の言葉をそのまま受け取ると、希望の党立憲民主党の候補者がいるところに候補者を出して潰してやるという姿勢を取ることも想定内で、立憲民主党で出馬する昔の仲間たちは落選せよと考えている、彼らの落選も想定内ということになる。酷薄極まりない最低最悪の代表ですね」(吉村治彦)
https://twitter.com/HarryFurumura/status/915361204582760448
上西小百合も立候補すれば良いのに。
立憲民主党の候補者が次々メディアに出てくると、居場所ができて喜んでるように思われちゃう。追い込まれて偶然できた政党だけど、理念と政策は純粋なんだからシンボルを作るべき。第三極とか言われているけれど、国民に〝やっと〟選択肢を与えた可能性に責任を持って」(上西小百合)
https://twitter.com/uenishi_sayuri/status/915149846184476672
ご本人のツイート。
「昨日、記者会見で『立憲民主党(略称・民主党)』の結成を発表し、本日の朝一番で、総務省に設立の届け出を行いました。多くの皆さんから、暖かい激励をいただき、感激です。まさに時間との闘い、直接のツイートがなかなかできなくて申し訳ありません」(枝野幸男)
https://twitter.com/edanoyukio0531/status/915049842681847808
次の見方はもっともである。
立憲民主党は、テレビに菅直人の絵を出させちゃいけない。菅直人を撮らせてはいけない。逆効果になる。支持率が下がる。テレビが菅直人を追いかけて絵を流すのは、立憲民主党のマイナスイメージを視聴者に刷り込むためだ。希望の党のスパイによる破壊工作だ。阻止しろ」(田中宏和)
https://twitter.com/yoniumuhibi/status/915384353110204416
「左からの改憲」という発想は内田樹にはないようである。
立憲民主党のフォロワーが立党半日で40000超え。希望の党は結党から一週間でフォロワー800。既存メディア上の『世論』とネット『世論』の温度差は大きいようです。どうも護憲派リベラルの『声』は主要メディアでは(特にテレビでは)『ミュート』がかかっているような感じがします」(内田樹)
https://twitter.com/levinassien/status/914962776736460802
自民党も「テレビを見る層」には強いはずだ。
立憲民主党のフォロワーが早々に7万超えに比べ、希望の党が2500程度なのが話題になっています。が、これは希望の党の支持層が単にツイッターしてないからではと穿った見方をしています。活字より、テレビを見る層に人気あるのでは。橋下維新が当初からそうでした。間違ってると良いのですが」(上原善広)
https://twitter.com/yosihiro96/status/915225837963640833
小沢一郎が構想しているのは日本版「オリーブの木」であると思う。希望の党には合流しないのもそのためだ。
「一部の小沢支持者で、枝野憎しの一心で、立憲民主党を叩き希望を持ち上げている人々がいるが、その希望のスポークスマンで小池の腹心の若狭が、小沢を陥れた張本人の一人だということはころっと忘れているようだ」(八木啓代)
https://twitter.com/nobuyoyagi/status/915251024562053120
「この指止まれ」方式が功を奏するかもしれない。
「既にご存知の方もいらっしゃると思いますが、憲法違反の安保法に賛成しろという踏み絵を踏めないので希望の党には行かず『立憲民主党』に参加します。
排除や分断ではなく、多様性を認め合い、立憲主義や民主主義を尊重し、平和を守るために全力を尽くしますので、よろしくお願いします」(初鹿明博)
https://twitter.com/AkiHatsushika/status/915232150491865088
日共にトロツキズムを認める覚悟と度量はあるのだろうか。
日本共産党として、『立憲民主党』の枝野代表の選挙区―埼玉5区について公認候補(山本悠子さん)を取り下げ、協力して勝利をめざすことを決めました。共闘をすすめるうえでの私たちの『連帯のメッセージ』です」(志位和夫)
https://twitter.com/shiikazuo/status/915117088187940864
確かに前原は確信犯的に裏切ったのだ。逆にそのことが政治家としては甘ちゃんであることを証明してしまった。
「『立憲民主党』の出発。すべては前原氏の裏切りが出発点。だがリベラル理念から脱藩者が『希望の党』に向かったと思えばいい。自らの構想で作り上げたものでないが、すっきりしたリベラルで国民の意志の受け皿になって欲しい」(孫崎享)
https://twitter.com/magosaki_ukeru/status/914992843780800512
逆説的にだが、立川談四楼は前原に感謝している。
「枝野さんが代表選に負けたのがよかった。負けて希望に選別されたからこそ『枝野、立て』との声が上がったのだ。立憲民主党、理念を物語るいい党名だ。記者団の質問にも誠実に答えた。丁寧な説明をと言いつつ泥濘に終始した誰かとの違いが鮮明だった。同志が続々と参入していると聞く。前原さんに感謝!」
https://twitter.com/Dgoutokuji/status/915051707469512704
リベラルではなくとも立憲民主党に参加する政治家がいる。
「私はリベラルな考え方以外の声も国会に届けてきたと自負する一人として、安倍総理の間違えを指摘し続けてきた一人として、枝野新党の層を厚くするため、本日立ち上げられた立憲民主党に参加することを、ここに表明いたします」(落合貴之)
https://twitter.com/ochiaitakayuki/status/915132988400189440
ここまで政治家を褒められるのは政治家しかいないのではあるまいか。
「枝野さん、頭が切れて行動力があるだけじゃなく、愛も愛嬌もある。これ全部ある人、なかなかいない。ボトムアップ型の新しい日本をつくっていくのにふさわしいリーダーだと思う。今の首相にはまったくない資質」(布施祐仁)
https://twitter.com/yujinfuse/status/915133966595670016
政治家のスピーチに感動した経験が私にはないのだけれど。
「これまであった、新党には現状の打破と同時に、打算や欲得も見え隠れしていた。枝野の言葉が、多くの人の胸を打ったのは、ひとりの個人として、正直に真正面から政治的信念を、有権者に向けて届けようとしたからだ。言葉の指南力とは、レトリックではなく、宛先に届けたいという意思の強度にある」(平川克美)
https://twitter.com/hirakawamaru/status/915110540111835136
大島渚であれば、もっとラジカルな発言をぶちかますんだけどなあ。
「リベラルだろうが保守だろうが、目の前の記者の質問にきちんと誠実に向き合い、その背後に有権者がいるのだという認識を持って話す政治家の姿に感動している自分がいるのだが、それはこの数年、そのような当たり前の姿を少なくとも僕は全く見ていなかったのだということに改めて気付き愕然としている」(是枝裕和)
https://twitter.com/hkoreeda/status/914961199812378625
村上一郎橋川文三に馴染んで来た私は「草の根」という言い方よりも「草莽」という言い方が好きである。
「【排除されても排除しない】枝野氏が『希望』に行った候補者のカムバックを「排除しない」と言明。保守リベラルの海江田万里氏も『希望』へ行かず『立憲民主党』から立つ。草の根の力で、苦境から民主主義を蘇らせる歴史的プロジェクトが始まる」(金子勝)
https://twitter.com/masaru_kaneko/status/914994771843735552
小池と枝野の意外な共通項。
「『シン・ゴジラ』の現役政治家の取材協力者は、小池百合子枝野幸男だったわけだが、その観点であの映画を見直すのも一興かもしれない。11月12日のテレビ朝日系での地上波の初放映時に、二人の立場はどうなっているのだろうか」(小野俊太郎)
https://twitter.com/tritonnova/status/914971745437626368
枝野はアナログである!
「枝野代表の公式サイト見たら献金のページがとてもアナログな感じで『ネットバンキングをするにも、それ用の書類をまず郵送します』ってなってて、いまクレジットカードで簡単に献金受け付けてたら結構振り込まれるだろうに、機会損失してるなぁと思いました」(津田大介)
https://twitter.com/tsuda/status/914785960801341440
もし私がリベラルなのであれば枝野はリベラルでないし、枝野が革新であれば私は革新ではないだろう。少なくとも革新には「攘夷」が必要だし、リベラルであれば「開国」が必要なのでは?
「枝野さんや辻元さんのグループを『リベラル』と新聞やテレビが普通に呼んでいてビックリ。かといって、何が何でも議員特権にしがみつきたいこの人たちを、昔ながらの『革新』という名で呼ぶのもピンと来ない」(有本香)
https://twitter.com/arimoto_kaori/status/914709526921670656
社民党絶滅危惧種であることに何ら変わりはあるまい。
「枝野さん達が民主党を作るという報道。目一杯共闘していく!リベラル勢力がしっかり国会の中に残るように!今回の小池さんたちの動きは衆議院でリベラル勢力を絶滅危惧種にして、根絶やしにしようという動き。大政翼賛会はごめんだ!リベラル勢力で力を合わせて選挙戦を闘います。リベラル勢力の結集!」(福島みずほ)
https://twitter.com/mizuhofukushima/status/914663686068772864
確かにそう言われりゃ急に表情が晴れやかになった奴を見かける。
「選挙情勢は決して楽観視できないが、周りのリベラルな人たちの表情が晴れやか。これまで、言いたいことは山ほどありながら、それでも民進党にがんばってもらわないと仕方がないと耐えてきた屈折から、ようやく解放されたから。希望に行った人たちは、この積年の思いを理解していないだろう」(平野啓一郎)
https://twitter.com/hiranok/status/915379364623028224
百田尚樹は党名にイチャモンをつけている。
「枝野が作った新党の名前、センスないなあ。
どうせなら『民進民主党』にしたらいいのに。
略して民民党。これなら、かわいくて、アホが入れそう」(百田尚樹)
https://twitter.com/hyakutanaoki/status/914788089859530752
文学者は政治オンチが多いのだろうか。
「11月にトランプに会うのは枝野くんだったりして」(島田雅彦)
https://twitter.com/SdaMhiko/status/915429854702583808

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3)【本日の一行情報】

◎プロレタリア漫画!?貧乏女子高生の日常を描く菅原じょにえるの「清く貧しく」コミックス第1巻が双葉社から発売された。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000074.000014531.html
三省堂書店海老名店が次のようにツイートしている。
「担当Cおすすめ『清く貧しく』(菅原じょにえる先生著)の1巻の追加がようやく入荷!在庫あります!貧乏でありながらも明るく前向きに青春を謳歌する貧乏女子高生の日常物語。おすすめです!C」
https://twitter.com/ebina_sanseido/status/911451271239831552
なかなか泣かせるよ、コレ。

◎日販のグループ会社であるリブロが運営するリブロリウボウブックセンター店(那覇市)が、地域内に書店が一軒もない南大東島で本の出張販売を行う「南大東島図書フェア」を開催する。
http://www.nippan.co.jp/news/libro_minamidaitojima/

中央公論新社から「ファシスタたらんとした者」を上梓した西部邁が「ダイヤモンド・オンライン」のインタビューに答えて喝破している。
「今の安倍さんがやっていることは、まさに『米国べったり』。どうして保守がそのような振る舞いができるのかは甚だ疑問だし、大問題であると僕は考えています。僕は何十年も前から指摘し続けてきたけれど、結論から言うと米国は『左翼国家』なのです」
http://diamond.jp/articles/-/144344
https://www.amazon.co.jp/o/ASIN/4120049868/diamondonline-22/

博報堂DYメディアパートナーズが提供する音声コンテンツ配信プラットフォームアプリ「ラジオクラウド」は、10月2日よりコンテンツ配信社を既存の11社から64社へと拡大する。
http://www.hakuhodody-media.co.jp/wordpress/wp-content/uploads/2017/10/HDYMPnews20171002_02.pdf

博報堂DYメディアパートナーズは、オーディオビジネス市場の拡大を牽引する「オーディオビジネスセンター」を設置した。
https://markezine.jp/article/detail/27187

小学館は、読み切りの短編絵本作品を掲載する児童誌「おひさま」を来年1月15日発売の2018年2・3月号で休刊する。
https://mainichi.jp/articles/20171004/k00/00m/040/012000c

電通 関西支社のオフィスが大阪市北区堂島から同区中之島に移転する。
http://www.dentsu.co.jp/news/release/pdf-cms/2017108-1002.pdf

電通は、企業の経営革新、事業創造などイノベーション創出を支援するビジネスデザイン領域の強化・拡充に向け、10月1日付で総勢60名からなる専門組織「電通ビジネスデザインスクエア」を設置した。
http://www.dentsu.co.jp/news/release/pdf-cms/2017109-1002.pdf

◎「フォーブス日本版」の「『ベストセラー』を発見するシステム、ドイツの出版社が考案」は次のように書いている。
「ドイツのベルリンに本拠を置く出版社『Inkitt』は、アルゴリズムを用いてベストセラーを発見するシステムを構築した。Inkittは昨年からこの仕組みを通じ37冊の本を出版したところ、そのうち20冊がアマゾンのトップ100にランキング入りを果たした。ヒットの確率は65%にも達している」
https://forbesjapan.com/articles/detail/17944

講談社の「小説現代」は2018年10月号(9月発売予定)をもって休刊し、2020年3月号からのリニューアル創刊することになった。長編連載中心の小説誌のスタイルから脱却し、長編一挙掲載を中心に、毎号読み切れる新たな読み物雑誌として生まれ変わるようである。
https://mainichi.jp/articles/20171004/ddm/012/040/065000c
いっそのこと「小説現代」の投稿サイトも立ち上げてしまえば良いのに。

◎日刊スポーツの「出版業界は乃木坂特需、新たに4人ソロ写真集発売」。
https://www.nikkansports.com/entertainment/news/201710030000784.html
CanCam」の専属モデルも務める松村沙友理小学館からファースト写真集を発売する。新内眞衣のファースト写真集は光文社だというし、若月佑美のファースト写真集「パレット」は集英社。確かに特需の様相を呈している。
https://mdpr.jp/news/detail/1718955
http://www.jomo-news.co.jp/ns/2098374/oricon.html
https://mantan-web.jp/article/20171003dog00m200036000c.html

◎「Title」の辻山良雄が「『本が売れない』と言われる今、私が本屋になった理由」を掲載しているが、こう結ばれている。良い言い方だと思う。
「本は『売れない』のではなく、『売らない』と売れていかないものに、既になっています」
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/52995

◎「歌舞伎町ブックセンター」が新宿・歌舞伎町のラブホテル街にオープンする。「愛」をテーマにした約600タイトルの本を扱い、店に行くと「ホスト書店員」が、オススメの本を紹介してくれるという。「ハフポス」は「新宿のラブホ街に書店オープン。ホストが『愛』の本を600冊紹介」を掲載しているが、オーナーにして「ホスト書店員」総帥の手塚マキが次のように語っている。
「僕が歌舞伎町ブックセンターをはじめようと思ったのは、実のところ、お客さんにバンバン本を買っていただくというよりは、歌舞伎町ホストの教育のためなんです。
僕は部下であるホストたちにもっと読書をさせたいと常々思っていてこれまでも色々やってきたんですが、全然ダメでして...。
今回、本屋にしたスペースも、元々ホスト同士の『サロン』のような場所にしたくて用意した場所で、本もたくさん並べていたのですが、いっこうに誰も手に取る気配がなかったんですよね。
そうしたら、草磲さんが「その場所、いっそのこと本屋にしましょうよ」と持ちかけてくださって、歌舞伎町ブックセンターを作ることになりました」
http://www.huffingtonpost.jp/2017/10/02/kabukicho-book-center_a_23229912/

主婦の友社は生活情報投稿サイト「暮らしニスタ」から誕生したムック「暮らしニスタmagazine #キッチン愛」を発売した。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000763.000002372.html
出版社にとってデジタルから紙へというケースが特殊ではなく普通になっていくのだろう。

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4)【深夜の誌人語録】

正解が必ずあると思うから間違えるのだ。人生にも仕事にも恋愛にも正解はない。