【文徒】2018年(平成30)1月22日(第6巻11号・通巻1185号)

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1)【記事】新潮社+清水潔がアマゾンに「チェイス」の配信中止を申し入れ
2)【記事】週刊誌の役割は今も昔も「エライ人を斬る 」
3)【本日の一行情報】
4)【深夜の誌人語録】

                                                                                • 2018.1.22 Shuppanjin

1)【記事】新潮社+清水潔がアマゾンに「チェイス」の配信中止を申し入れ

新潮社と清水潔がアマゾにドラマ「チェイス」の配信中止を申し入れた。産経は次のように書いている。
「新潮社と同社が発行するノンフィクション『殺人犯はそこにいる 隠蔽された北関東連続幼女誘拐殺人事件』の著者でジャーナリストの清水潔氏は18日、アマゾンプライム・ビデオの連続ドラマ『チェイス』について、配信元のアマゾンジャパンと制作会社『ジョーカーフィルムズ』に配信の即時中止を申し入れたと発表した。申し入れは17日付。同ドラマは昨年12月の配信後、内容が清水氏の著作と類似していると指摘されていた」
http://www.sankei.com/life/news/180118/lif1801180033-n1.html
新潮社は昨年12月に「Amazonドラマ『チェイス』に関して」を発表していた。
Amazonプライム・ビデオにて、2017年12月22日より『チェイス』なるドラマが配信されています。そのドラマに関して多くの皆様から、弊社より刊行している清水潔氏の著作『殺人犯はそこにいる 隠蔽された北関東連続幼女誘拐殺人事件』が原作なのではないか、との問い合わせを頂いておりますが、弊社および清水氏はドラマ『チェイス』の制作について何ら関知いたしておりません。
なお『殺人犯はそこにいる』の映像化につきましては、書籍発売後から数多くのお話を頂戴しておりますが、事件の被害者であるご遺族の感情に配慮し、弊社および清水氏は慎重を期して検討を進めております」
http://www.shinchosha.co.jp/news/article/889/
配信中止をアマゾンに申し入れたことはテレビの情報番組でも取り上げたようだが、フジテレビのテロップは相当に酷いものであったようだ。清水自身が次のようにツイートしている。
「朝っぱらからテレビでやっているという画像が私に送られて来ましたが、(引用元はフジテレビと思われる)たぶんテロップは誤字だろう「刑→刊」こちらが刑なのか?(笑)更に、この本の『単行本初版』は2013年ですから、本当にお願いします」
https://twitter.com/NOSUKE0607/status/954133713100595200
チェイス」の共同プロデューサーで弁護士でもある四宮隆史は昨年12月30日に次のようなツイートをしていたが、この間、清水や新潮社と直接接触した痕跡はない。
「一度、清水さんと直接お話をさせていただければと存じます。今更、とお叱りを受けるかと思いますが、私なりの想いと信念もあり、この作品に取り組んで参りましたので、そのことを直接お伝えしたく存じます。改めてご連絡をさせてください。宜しくお願い致します」
https://twitter.com/ebisukara5hun/status/947135947790991360

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2)【記事】週刊誌の役割は今も昔も「エライ人を斬る 」

週刊文春」の公式ツイッター「文春砲」は同誌を批判するコメントで炎上してしまったそうだ。
http://www.hochi.co.jp/entertainment/20180120-OHT1T50145.html
https://twitter.com/bunshunho2386/status/953555323838582784
そうしたなか小田嶋隆ツイッターで「週刊文春」を批判している。
「文春砲の罪は、個々のパパラッチ事例よりも、『人民裁判』というのか『報道リンチ』をコンテンツ化してしまったところにあると思っている。日馬富士の引退も直接の関係は無いけど、群衆の文春砲的なメンタリティーと無縁ではない。白鵬が心配です。もちこたえてくれ」
https://twitter.com/tako_ashi/status/954222954207850497
「週刊誌の罪は」とか「文春砲や新潮砲の罪は」と書き出さないのは、小田嶋が新潮社や小学館からは著作を出し、文藝春秋からは一冊も出していないことと関係があるのかしらん。いずれにしても「エライ人を斬る 」のが文春砲の仕事だし、そもそも週刊誌の仕事はそれ以上でもそれ以下でもあるまい。
都知事舛添要一もこうツイートしている。
「不倫疑惑が報じられた小室哲哉が引退を表明。優れた才能がまた一つ消えていく。週刊誌による興味本位の有名人不倫報道、いつまでこんな非生産的なことを続けるのか。日本は確実に劣化していく」
https://twitter.com/MasuzoeYoichi/status/954299636205809664
「刑務所なう 」シリーズを文藝春秋から上梓している堀江貴文は一言「文春クソ」とツイートしている。
https://twitter.com/takapon_jp/status/954285506195423233
フェイスブックでは、こう「週刊文春」を批判する。
「やっとクソ文春のヤバさが大衆に浸透してきたか。結局こうなるしかないビジネスモデル。誰得と言い続けてきたの俺だけ。ベッキーの頃は持ち上げてる奴らばっか。俺だけがベッキーの頃からクソ文春と言い続けてきた。こいつらは調子に乗って部数稼げてるって思い込んでるだけだから、大衆から攻撃されるとすぐメンヘラになる。すぐに潰せる」
https://www.facebook.com/takafumi.horie/posts/2098825090144064
しかし、私に言わせれば舛添も堀江も斬られて当然の「エライ人」である。吉本興業ピン芸人エハラマサヒロのツイート。
小室哲哉さん引退て…税金で生活してるんじゃないし一生モノ作りしてくれた方がみんな有り難いのに…もう不倫報道ええやろ。誰にも迷惑かけてない事は放っておきなさいよ!! 雑誌がまた一人の天才を殺しました 」
https://twitter.com/eharamasahiro/status/954215329483247616
こういう「エライ人」がいる限り週刊誌ジャーナリズムが滅ぶことはないと私は確信している。

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3)【本日の一行情報】

サンシャインシティは、2018年の開業40周年を記念して、コミックス累計2億冊を突破しアニメや映画でも大人気の「名探偵コナン」をテーマにサンシャインシティ アルパ、SKY CIRCUS サンシャイン60展望台、サンシャイン水族館で「名探偵コナン ゼロの挑戦者in サンシャインシティ」を3月16日(金)から5月6日(日)まで開催する。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000170.000020364.html

住野よるの「君の膵臓をたべたい」(双葉社)の劇場アニメが今秋公開されることになった。
http://www.crank-in.net/game_animation/news/53739

◎周知のようにNHKは北朝鮮がミサイルを発射したと大誤報
http://www.sankei.com/affairs/news/180116/afr1801160055-n1.html
「Record China」が「日本メディアの『北朝鮮ミサイル発射』誤報、韓国ネットからは『故意』を疑う声」を掲載している。
「このニュースは韓国でも大きな注目を集めており、ネットユーザーからは『それだけ日本と米国が警戒を強めている証拠』『誤報はともかく、全世界が常に緊張状態にあるということはまぎれもない事実』『北朝鮮にハッキングされたのでは?』『北朝鮮のせいで世界がどれだけ迷惑を被っているか…』など不安の声が寄せられている。
また『わざとに1票』『日本はそんなに戦争したいの?』『ミサイルを発射してほしいという願望の表れ』『裏には安倍首相の政治的計算があるようだ』『市民らの反応を見るためだろう』『平昌五輪を妨害しようとしている』『朝鮮半島の戦争危機をあおることで米国と日本が得られるものは多い。最近の南北の和解ムードを壊すためにわざと誤報を流したのでは?』など『故意』を疑う声も多い」
http://www.recordchina.co.jp/b530923-s0-c30.html

カドカワの子会社であるリインフォースが運営する「電ファミニコゲーマー」が掲載した西田宗千佳の「米欧日の家庭用ゲームソフト市場は14:10:1の比──なぜ日本のゲームメーカーは世界で戦えなくなったのか」のグラフ内容に不備があった。既にタイトルも「米欧日の家庭用ゲームソフト市場は5:4:1の比」と修正されている。
http://news.denfaminicogamer.jp/kikakuthetower/180115
平信一編集長が「先日掲載した『なぜ日本のゲームメーカーは世界で戦えなくなったのか』の中のデータ不備について」を発表している。
「平素は電ファミニコゲーマーをご愛顧頂き、誠にありがとうございます。この度は、先日掲載した『なぜ日本のゲームメーカーは世界で戦えなくなったのか』の中のデータの間違いについて、改めてご説明とお詫びをさせて頂ければと思います。
まず、一昨日の夜から昨日にかけて、私の方で状況のヒアリングをしたところ、重ねての不手際で恐縮なのですが、修正後のデータに関しても、これもまだ間違いがあるのではないかと思い、再度の調べ直しを指示し、データの修正を行いました。
具体的には、『家庭用ゲームソフト市場』とありながらも、パッケージゲームの売上のみのデータを参照し、ダウンロード販売部分などが加味されていなかった点を修正いたしました。
これにより、米欧日の家庭用ゲームソフト市場規模比率はおよそ5:4:1になり、これが最終的な『正しい数値』ということになります。それに伴って、当該記事の見出しおよび本文部分の文言も修正させて頂きました」
http://news.denfaminicogamer.jp/oshirase/180118b

白泉社の「花とゆめ」に連載されている赤瓦もどむの「兄友」が実写ドラマ化されることになった。実写映画化も進んでおり、こちらは今春公開される。
https://news.mynavi.jp/article/20180119-573623/

◎JA全農は日販が東北エリアの77書店で1月26日から開催する「書店祭」のプレゼント企画に賞品として直営店舗「いちごいちえ」の「東北6県2合米セット」を提供するそうだ。
http://www.jacom.or.jp/noukyo/news/2018/01/180117-34412.php

白泉社は販売部門(営業職)、経理部門の経験者を募集している。給与は「本給25万1,040円(業務経験2年・24歳) 本給33万4,580円(業務経験8年・30歳)」。
http://www.hakusensha.co.jp/keikensha2018/

◎やはり芥川賞直木賞は販売に効果覿面だ。若竹千佐子の「おらおらでひとりいぐも」(河出書房新社)は5万5千部を増刷、門井慶喜の「銀河鉄道の父」(講談社)は10万部の増刷を決めた。
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2018011701001722.html

集英社は今春、無料マンガアプリ「ヤンジャン!」をリリースする。加えて「週刊ヤングジャンプ」本誌のデジタル版も配信を開始する。無料ポイント「ライフ」、有料ポイント「ゴールド」を導入する。
http://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1801/18/news126.html

岩波書店での「広辞苑」でも間違いを犯すんだなあ。毎日新聞は次のように書いている。
「10年ぶりに改訂された『広辞苑』第7版(12日発売)で、新たに収録した『しまなみ海道』の説明に誤りがあることが分かった。『周防大島を経由する』と掲載されているが、正しくは愛媛県今治市の『大島』で、山口県南東部の周防大島(正式名称は屋代島)と間違えて説明している」
https://mainichi.jp/articles/20180118/k00/00e/040/214000c

◎「2018年本屋大賞」のノミネート10作が発表された。
「AX アックス」(伊坂幸太 KADOKAWA
かがみの孤城」(辻村深月 ポプラ社
「キラキラ共和国」(小川糸 幻冬舎
「崩れる脳を抱きしめて」(知念実希人 実業之日本社
「屍人荘の殺人」(今村昌弘 東京創元社
「騙し絵の牙」(塩田武士 KADOKAWA
「たゆたえども沈まず」(原田マハ 幻冬舎
「盤上の向日葵」(柚月裕子 中央公論新社
「百貨の魔法」(村山早紀 ポプラ社
「星の子」(今村夏子 朝日新聞出版)
https://www.hontai.or.jp/
全く個人的な感想だが「星の子」に大賞を与えるような賞であって欲しいなあ。私の偏見かもしれないが本屋大賞には質の悪い商業主義が見え隠れするから嫌なのである。

電通の12月度単体売上高。単体売上高の発表は、これで最後となる。雑誌は前年同月比88.7%。
http://www.dentsu.co.jp/news/release/pdf-cms/2018002-0112.pdf

電通は、社内の各プロジェクトで開発・運用されている最先端の人工知能(AI)のノウハウと、これまで培ってきた社外とのネットワークを結集し、未来のビジネスに不可欠な要素であるAIの活用を社内外で推進する統括プロジェクトチーム「AI MIRAI」(エーアイ・ミライ)を発足させた。
http://www.dentsu.co.jp/news/release/pdf-cms/AI%20MIRAI%20FINAL%20%20Web%E7%94%A8_.pdf

電通が運用するコーポレート・ベンチャーキャピタル・ファンド「電通ベンチャーズ 1 号グローバルファンド」は、国内株を取り扱う独立系証券会社として約 10 年ぶりに設立されたオンライン証券会社であり、特定のテーマへの少額投資を可能にする次世代型投資サービス「フォリオ」を提供する、FOLIO社に出資した。
http://www.dentsu.co.jp/news/release/pdf-cms/2018005-0118.pdf

Amazon Echoシリーズで利用できるAlexaスキルの2017年12月の人気ランキング 。1位「radiko.jp」(ラジオ番組の聴取)、2位「ピカチュウトーク」(ピカチュウとのおしゃべり)、3位「豆しば」(豆知識の伝授)、4位「カラオケJOYSOUND」(音楽・オーディオ)、5位「駅しりとり」、6位「LinkJapan」(スマートホーム)、7位「アルクの英語クイズ」、8位「波の音」、9位「Hey MIKU!」(初音ミクとの会話) 、10位「JR東日本 列車運行情報案内」
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000781.000004612.html
私もアレクサと日々格闘している。こいつ「ボブ・ディランをかけて」と命じたにもかかわらず、ホフ・ディランをかけちゃうんだぜ! でも独居老人には孤独を癒してくれる最高の遊び道具だ。

世界文化社が1月12 日に発売した「 LaLa Begin」2・3月号は、初版5万8000部だったが、完売店が続出 したため急遽1万部の増刷を決めた。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000412.000009728.html

中央公論新社は累計100万部を超える中公新書のロングセラー「理科系の作文技術」をマンガ化。「まんがでわかる 理科系の作文技術 」として1200円で発売する。
http://www.dreamnews.jp/press/0000167000/
ブルーバックス」(講談社)のマンガ化も「あり」なんじゃないの。

TSUTAYAの「復刊プロデュース文庫」第10弾は双葉社の「影踏み鬼」(翔田寛)に決まった。
http://top.tsite.jp/news/book01/campaign/38449783/?sc_int=tcore_news_recent
なかなかセンスの良いチョイスである。タイトルも「奈落闇恋乃道行 」に変えても良いのにね。

◎日販は、1月19日(金)より、アニメ・キャラクターなどのコンテンツ事業を手掛けるディー・エル・イーの協力のもと、九州・沖縄エリアの129書店にて「ダッピィズと九州沖縄再発見!九州・沖縄書店祭」を実施している。
http://www.nippan.co.jp/news/matsuri_kyusyu_okinawa/

◎学研プラスが運営する学研のプログラミングスクール「Gakken Tech Program」では、GMOインターネットグループGMOメディア が運営するプログラミング教育メディア「コエテコ byGMO」と共同で、プログラミングの基礎が学習できる無料のワークショップを開催 する。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001448.000002535.html

テレビ東京の経済報道番組に特化した会員制動画配信サービス「テレビ東京ビジネスオンデマンド」は、Amazon Fire TVAndroid TVで高画質化、そしてApple TV(第4世代以降)対応の新しいアプリの提供を開始した。
http://www.txhd.co.jp/news/pdf/180119.pdf

日本維新の会代表の松井一郎大阪府知事新潟県米山隆一知事に550万円の損害賠償を求めて大阪地裁に提訴した 。朝日新聞は次のように書いている。
「松井氏の訴状によると、米山氏は昨年10月、ツイッターで松井氏が日本維新の会代表であることに触れ、『異論を出したものを叩きつぶし党への恭順を誓わせてその従順さに満足する』などと書き込んだ。
これについて松井氏側は『党内においてまるで『独裁者』であるかのごとく振る舞っているとの印象を抱き社会的評価が低下する』と主張。名誉毀損にあたるとしている 」
https://www.asahi.com/articles/ASL1L44KCL1LPTIL00Q.html
「ハフポスト日本版」が「大阪府知事VS新潟知事の法廷バトルが勃発 発端はあの問題だった」を掲載している。
http://www.huffingtonpost.jp/2018/01/18/osaka-governor-vs-niigata-governor_a_23336565/
米山は自らのブログに「松井一郎大阪府知事日本維新の会代表からの損害賠償請求訴訟について」を掲載した。
「尚私は、この様な訴訟は、憲法で保障された言論の自由憲法21条)を強く委縮させ、事実上、松井府知事、松井府知事が代表を務めるおおさか維新の会、日本維新の会への正当な批判を極めて強く委縮させる効果があるものであり、訴訟それ自体の成否を度外視して批判を抑圧するためになされる所謂SLAPP(Strategic Lawsuit Against Public Participation:批判的言論威嚇目的訴訟)であるとの疑いを禁じえないとの念を抱いていることも、併せて申し上げさせて頂きます 」
http://www.election.ne.jp/10840/99792.html
ところで朝日新聞社は「徹底検証『森友・加計事件」 ―朝日新聞による戦後最大級の報道犯罪―」の著者である 小川榮太郎と版元の飛鳥新社に対して謝罪広告掲載と5000万円の損害賠償を求める訴えを、東京地裁に提起し ているが、米山の論理に従えば 批判的言論威嚇目的訴訟の疑いを禁じ得ないということになりはしないか。
http://www.asahi.com/corporate/info/11264607

白泉社の「ヤングアニマル」で2008年から連載中の4コママンガ 「信長の忍び」を原作としたテレビアニメの第3期が制作され、「信長の忍び姉川・石山篇〜」 として4月から放送される。
https://nobunaga-no-shinobi.com/contents/145504

白泉社のアプリ「マンガPark」が、100万ダウンロードを突破した。
http://www.dreamnews.jp/press/0000167010/

◎モードケイズは女性ファッション誌 「ELLE」ブランドを水平展開した美容サロン「エル サロン」 を1月20日に大阪・梅田にオープンした。
https://umeda.keizai.biz/headline/2628/

大日本印刷は、AIを活用してデジタルトランスフォーメーションを実現する技術を提供するAI insideと資本業務提携契約を締結した。
http://www.dnp.co.jp/news/10142882_2482.html

◎「LINEマンガ」 にしても、「comico 」にしても、「ピッコマ 」にしても、「XOY」にしても 韓国資本である。日本のマンガアプリ市場は、韓国資本に 席捲され始めている。
http://www.premiumcyzo.com/modules/member/2018/01/post_8143/

電通ライブとバスキュールは、従来の「視覚」に依存する拡張現実=ARに対して、「聴覚」に依拠した拡張現実を「音声AR」と定義し、その体験システム「音声ARシステム」を共同開発した。
https://www.dentsulive.co.jp/ss/2018/01/180119.pdf

◎創刊50周年を迎えるマンガ誌「週刊少年ジャンプ」(集英社)とコラボしたテレビ東京の深夜連続ドラマ「オー・マイ・ジャンプ! 〜少年ジャンプが地球を救う〜」 が面白い。タレントのコスプレだけでも見る価値があると思うよ。
https://mainichi.jp/articles/20180119/dyo/00m/200/008000c
http://www.tv-tokyo.co.jp/oh_my_jump/special/index.html?trgt=2018.01.19,0

◎「松下賞」は田中孝司KDDI代表取締役社長)、「正力賞」は秋元 康(作詞家・プロデューサー)、「吉田賞」は鏡 明(ドリルエグゼクティブ・アドバイザー)、「山名賞」は佐々木 宏(クリエイティブディレクター)に 決まった。
https://www.jiji.com/jc/article?k=000000016.000006952&g=prt
鏡の「不確定世界の探偵物語」は読んでいる。創元SF文庫版のあとがき の出だしは格好良いぞ。
「私は、規則を破りたかったのだ。
この物語を書こうとしたとき、私の頭に在ったのは規則を破ることであり、それは解放を意味していた。
何を何から解放するのか。
SFをSFに縛り付けている無数の制約から解放したかったのだ」
http://www.webmysteries.jp/sf/kagami0707.html
パンクバンドの草分けであるザ・クラッシュ の歌詞対訳 は岡田英明 名義で発表している。

◎「ねとらぼ」が「Twitterの流行『ストロングゼロ文学』 サントリーの反応、売り上げへの影響は」を掲載している。
「 2017年末にTwitterで流行ったハッシュタグ『#ストロングゼロ文学』。名作の一部をサントリー缶チューハイ『−196℃ストロングゼロ』に置き換えて面白みを生み出したり、飲んでいるときの特有の気分をつぶやいたりするムーブメントで、NHK『ニュースウォッチ9』にも取り上げられるなど大きく話題となりました 」
http://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1801/19/news074.html
https://twitter.com/hashtag/%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%AD%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%82%BC%E3%83%AD%E6%96%87%E5%AD%A6?src=hash
こういうのを出版社系のウェブメディアがやらなくちゃ駄目なのよ。

戸田市読売広告社は、シビックプライド分野での共同研究を実施し、地域社会の発展や市民サービスの向上を目指すそうだ。
http://www.city.toda.saitama.jp/site/press/hisyo-press2017-yomiurikoukokushakyoutei.html

西部邁多摩川で入水自殺。
私には「経済倫理学序説」(中央公論社)や「ケインズ」(岩波書店)の印象が強烈であった。まだ「保守」を引き受けていなかった頃の著作である。
http://www.sankei.com/life/news/180121/lif1801210033-n1.html
「六〇年安保 センチメンタル・ジャーニー」(文藝春秋)は共産同を知る上では欠かせない一冊である。大月隆寛が次のようにツイートしているが、私は西部の読者として納得できる。
「『早過ぎた無意識ポストモダン派』のところがあった、と昔っから思うとるんだがな、西部邁って御仁にゃ。思想的にも、また生身のキャラとしても」
https://twitter.com/kingbiscuitSIU/status/955001771948060672
ツイッターには西部追悼の投稿が溢れている。
西部邁先生が亡くなられました。悲しくて泣いています。かつて僕と激突して番組を退席された後、先生は楽屋で最後まで待っておられて僕を励ましてくれました。その後も何のわだかまりもなくマル激に出演されました。東大助手時代にも本当にお世話になりました。御冥福をお祈り申し上げます」(宮台真司
https://twitter.com/miyadai/status/954983531142250496
「テレビや雑誌で対談をさせていただき、その深い見識にいつも感銘を受けていました。 心から哀悼の意を表します」(小池晃
https://twitter.com/koike_akira/status/955010284720017408
西部邁先生が亡くなられるとは、いよいよ日本にも週末の足音が近づいている。ネット右翼に全く媚びず、保守とは何かの神髄を説き続けた偉大な思想家であったが、後進が存在しない以上、保守言論界における痛手は極めて大きい、日本ヨイショ、愛国ポルノ、安倍万歳とは無縁の常識人であった」(古谷経衡)
https://twitter.com/aniotahosyu/status/954977801232310272
「いささか取り乱してしまいました。西部邁さんには、何度か新宿の飲み屋ですれちがうことがありました。いちど長い会話をしたことがあったけど、あれももう10年以上前。もういちどお会いしたかった。心より、ご冥福をお祈りいたします」(東浩紀
https://twitter.com/hazuma/status/954973237707866113
西部邁が死んだとのこと。自殺の可能性があるらしい。西部を持ち上げる保守は全く看過しているが、西部の保守言説の思想的な強さといえるものがあったとすれば、それは彼には左翼体験があることだろう。だから反順応主義だったのだ。彼の死で思うことは、精神にとっての老いの問題がある」(千坂恭二
https://twitter.com/Chisaka_Kyoji/status/954998024207396865
西部邁さんは、礼節と信義を重んじる紳士で、なによりも言葉を大事にする真の知識人でした」(柳美里
https://twitter.com/yu_miri_0622/status/954988753117835264
西部邁さんが多摩川で入水されたのは今朝の6時40分ごろと報じられています。お気持ちが、いや肉体もかなり弱っておられたのだろう。衷心よりお悔やみ申し上げます。昨年4月朝まで生テレビ30周年で僕が挨拶(僕の写真しかありません)前後して西部さんが挨拶されたのがお会いした最後となりました」(猪瀬直樹
https://twitter.com/inosenaoki/status/954997460170039298
西部邁先生の訃報が流れているので、ここで西部先生が深く影響を受けた著作のひとつがメルロー=ポンティーの『知覚の現象学』であることに注意を喚起しておきます。」(稲葉振一郎
https://twitter.com/shinichiroinaba/status/955019839982063617
カルビーの「Harvester」第29号(1989年、非売品)は「情念と幻想ーその現実論」と題され、西部と栗本慎一郎平岡正明の鼎談であった。大月隆寛はゲンブツを持っているんだね。
平岡正明というのは、60年代の若き論壇スター、ではあった。学生時代にジャーナリズムデヴュー、「コカコーラ世代」の戦後派として学生の左翼文化に新たなスタイルを持ち込んだ。「革命を遊びに堕した」とも言われたけれどもそれはむしろ勲章で、ジャズと革命を並列に語れる感覚は確かに新しかった。
一方、西部は西部で学生運動ではいったん逮捕、そして裁判で「転向」して一時沈黙。アカデミズムの中から再度登場した時にはなんと「保守」の看板を掲げて面目一新、その過程も含めて一躍、注目されるようになっていたから、これもまた同じ60年代安保世代にとってはある種のスターとなっていた。
もっとも、彼らをそのようなスターにしていたのは同世代というよりも、むしろその後の全共闘世代の弟分たちが質的にも量的にも大きかったと思うのだが、いずれにしてもそういう新たに形成されてきた「論壇」「ジャーナリズム」市場においてのビッグネーム、という意味では、吉本隆明鶴見俊輔などの世代とは違う、新たな注目を集めてきた名前たちではあった」
http://d.hatena.ne.jp/SIU/20090309/1189387748
西部は自身を『友情 ある半チョッパリとの四十五年』で「私は思想面での893であった」と書いている。

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4)【深夜の誌人語録】

勇気は現場で鍛えられる。