【文徒】2018年(平成30)2月19日(第6巻30号・通巻1204号)

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1)【記事】炎上!美人政治学者始末記
2)【本日の一行情報】
3)【深夜の誌人語録】

                                                                                • 2018.2.19 Shuppanjin

1)【記事】炎上!美人政治学者始末記

「シビリアンの戦争―デモクラシーが攻撃的になるとき 」(岩波書店)をもって私たちの眼前に現れた政治学者の三浦瑠麗 だが、最近ではテレビを舞台にした評論活動ですっかり名前が知られるようになった。ヴィジュアル的にもテレビに好まれるタイプの才能なのだろう。
そんな三浦がフジテレビ で放映された「ワイドショー」に出演して放った「北朝鮮のテロリスト分子が日韓に潜んでおり、とりわけ大阪が危険だ」 という発言が問題となっているようだ。
三浦はスリーパー・セルと呼ばれている一般市民を装って潜伏している工作員やテロリスト の危険性を指摘しているわけだが、「リテラ」は「三浦瑠麗『北朝鮮スリーパー・セル潜伏』の情報源は“ネッシー”スクープの英タブロイド紙!公安も失笑したフェイク」を掲載し、ベテラン公安捜査官 を登場させて、「長く公安にいるけど、スリーパー・セルなんて言葉は誰も使わないし、聞いたこともない 」と発言させている。
http://lite-ra.com/2018/02/post-3799.html
「日本型ヘイトスピーチ」(影書房)の梁英聖は次のようにツイートしている。
「三浦瑠麗の北朝鮮テロリスト潜伏発言は本当に危険。すぐさま撤回するべきだ。 この発言で一番マズいのは、社会のなかで「敵のあぶり出し」がはじまることだ。事実上、危険人物を摘発して殺せ、と煽っている。 たとえマイノリティへの言及がなくとも、差別は必然的に誘発されてしまう 」
https://twitter.com/rysyrys/status/962979124259078145
町山智浩は、こうツイートしている。
「三浦瑠麗さんはワイドナショーで発言する際、関東大震災朝鮮人がデマで虐殺され、アメリカで大戦中に日系人がスパイとされて収容所に入れられ、今、イスラム系の人々がテロリスト扱いされていること、それに自分の発言で韓国朝鮮系の子どもたちがどんな辛い思いをするか少しでも考えたのだろうか? 」
https://twitter.com/TomoMachi/status/962728082762227712
これも町山のツイート。
「『デトロイト』への三浦瑠麗さんのコメント「本作を通して自分は誰かを差別していないか、誰かがつらい時に手を差し伸べているかと考えてみませんか」この映画が描く殺人事件は少数民族にテロリストが潜んでいるという恐怖が原因で、三浦さんは今回それを撒き散らしたんです 」
https://twitter.com/TomoMachi/status/962753088208617472
「ハフポスト日本版」に登場した三浦瑠麗は、こうした批判に対してこんな具合に反論している。
「・・・在日コリアンに対する差別や偏見を助長するというTwitterの反応についても、私は番組中、在日コリアンがテロリストだなんて言っていません。逆にそういう見方を思いついてしまう人こそ差別主義者だと思います 」
http://www.huffingtonpost.jp/2018/02/12/ruri-miura_a_23359021/
三浦のブログ「山猫日記」に発表した「朝鮮半島をめぐるグレートゲーム 」でも「ワイドナショー」での発言を踏まえて次のように書いている。
「正直、このレベルの発言が難しいとなれば、この国でまともな安保論議をすることは不可能です。私自身、政治家や官僚との勉強会や、非公表と前提とする有識者との会合から得ている情報もあるので、すべての情報源を明らかにすることはできませんが、本件は、専門家の間では一般的な認識であり、初めてメディアで語られたことですらありません 」
http://lullymiura.hatenadiary.jp/
「森の小さな〈ハンター〉たち―狩猟採集民の子どもの民族誌 」(京都大学学術出版会)で知られる文化人類学者の亀井伸孝は三浦の発言をルワンダ虐殺ラジオの扇動者の釈明と同じだと切って捨てる。
「三浦瑠麗氏『在日コリアンがテロリストだなんて言っていません。逆にそういう見方を思いついてしまう人こそ差別主義者だと思います』には驚きました。 ルワンダ虐殺ラジオの扇動者の事後の釈明と同じ。『私たちは殺せはと言っていない、民衆が勝手にそう理解したのでしょう』 」
https://twitter.com/jinrui_nikki/status/963067350181433345
「ナスカの痴情ェ」は次のようにツイートしている。
「三浦瑠麗の『テロリスト分子が普段の生活に潜んでいる』『大阪はヤバイ』というのは 太平洋戦争時にアメリカで「破壊活動が行われていないのが破壊活動の前兆」みたいな暴論が世論を煽って日系人強制収容に至ったのに似た怖さがあるのよな 」
https://twitter.com/synfunk/status/962640298235985921
これをリツイートした「文庫X」 の清水潔は更にこう付け加えている。
「同時に関東大震災の最中に『朝鮮人が井戸に毒を』『暴動を起こしている』『やがて攻めてくる』などのデマを流したのと同じ扇動を感じる 」
https://twitter.com/NOSUKE0607/status/962880858855108608
政治学者の山口二郎は「政治学」から遠く離れた情緒的なツイートを投稿している。
「三浦瑠璃の暴言の件、いろんな人達の批判に付け加えることはない。ただ政治学の教育の土台が崩壊したことの現れだと深い悲しみを覚える。世間に向かってものを言う時の作法を誰も教えない時代なのだろう 」
https://twitter.com/260yamaguchi/status/962869585434177536
むろん、ツイッターには三浦を支持し、擁護する発言も溢れかえっている。「『小池劇場』が日本を滅ぼす」の有本香のツイート。
「三浦瑠麗さんという若手学者に『学者なのだからソースを明示し発言せよ』と仰せの方多いが、私の記憶では、ソースの明示ないどころか、どう見ても正当性、論理性に欠ける発言や専門外の件への感情的コメントをTVで発している大ベテランの学者が大勢おられるはずだが、今後これ全て批判の対象ですよね」
https://twitter.com/arimoto_kaori/status/963765203237130240
LINEを退社する田端信太郎も三浦を擁護している。
「 三浦瑠麗さんの発言を問題視してる人は、こちらの警察庁の発表資料をお読みください。これで充分、彼女の妄想でなく、信ずるにたる根拠のある発言といえるのでなないでしょうかね?」
https://www.npa.go.jp/archive/keibi/syouten/syouten280/pdf/p07.pdf
「三浦瑠麗さんの発言は、まったく民族性に言及しておらず、欧米の白人や日本人な工作員がいることを否定していないのに、それを勝手に特定のエスニシティに結びつけるほうが、よっぽどヘイトで偏見だと思いますねえ。批判してる人、日本語力が大丈夫ですか? 」
https://twitter.com/tabbata/status/963042597865381888
一方、津田大介は次のようにツイートしている。
「三浦さん、既にこういう人がツイッターに出始めているから、何らかの理由で謝罪や撤回ができないのなら、せめて「自分の発言を差別に利用しないでほしい」という呼び掛けだけでもやってくれないかな…… 」
https://twitter.com/tsuda/status/964560591657431040
「百合のリアル」(星海社新書)の牧村朝子は「cakes」に連載している「ハッピーエンドは殺されない」で「三浦瑠麗氏の『大阪やばい』発言に思い出す、子供時代のこと」を発表している。
「大阪という、日本最大のコリアタウンを擁し、2013年には『(在日コリアンに対する)鶴橋大虐殺を実行します!』だなんてヘイトデモも起こっている土地を、テレビで『やばい』と名指しする。この行為は、たとえ本人に憎悪扇動の意図がなくても、たとえ本当に大阪に北朝鮮工作員が潜んでいるとしても、やっぱり、工作員ではない在日コリアン全体への憎悪扇動につながりかねない言い方だと私は思う。
『私は番組中、在日コリアンがテロリストだなんて言っていません。逆にそういう見方を思いついてしまう人こそ差別主義者だと思います』と三浦氏はハフィントンポストの取材にコメントしていたが、差別主義者も観ているのがテレビなのだ。『テレビで大阪やばいって言ってた。お前もテロリストなんじゃないのか』みたいなことをやっちゃう人がいるのは、容易に想像がつく。
だから『大阪やばい』じゃなくて、シンプルにこの言い方で充分だったんだと思う。
『米国は先制核攻撃をすべきでない。なぜなら日本が報復の対象になるからだ』」
https://cakes.mu/posts/19658
「サッカーと愛国」(イーストプレス)の清義明はブログ「Football is the weapon of the future 」に「リベラルは失敗から学んだのか -拉致問題と三浦瑠麗の『スリーパーセル』発言から考える議論の方法」をエントリしている。
「私の結論として、三浦のバラエティ番組の発言が不用意だったことは間違いない。では、三浦の指摘した事態が「フェイク」なのかといえばそれもまたどうなのだろう。正直、三浦の主張については、自分はそれが存在するべきものだと考える。これは今まで見てきたとおりである。おそらく、三浦の話はフェイクではない。
しかし、だからといって、三浦の発言が許容できるものかというと話は別である。
なぜなら、この手の話は確かに差別問題を招き寄せる可能性が高いからだ」
しかし、清義明は、こう書くことを忘れてはいない。
「もし本当に北朝鮮工作員によるテロが起きて、それが『スリーパーセル』の仕業だったとき、リベラルはまた謝り、右派はその主張を強め、そしてまた拡大解釈、つまり特定集団に対する憎悪を招き寄せるだろう。それを私は強く恐れている。しかしリベラルの過去に学ぶことのない姿を見せつけられている今は、ただ予感が的中しないことを祈るしかなさそうである 」
http://masterlow.net/?p=3102

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2)【本日の一行情報】

◎フライヤーとグロービス経営大学院と、「フォーブス ジャパン」を発行するアトミックスメディアによる「読者が選ぶビジネス書グランプリ2018」 は、「お笑い芸人」でもある西野亮廣の「革命のファンファーレ 現代のお金と広告」(幻冬舎) に決まった。
https://www.atpress.ne.jp/news/149658
西野はブログで次のように書いている。
「ただ、僕がエールを送るのは、『お金』と『広告』のことを把握しておかないと死んでしまう「挑戦する人」達だ。
僕と彼らの活動を具体的に止めてしまうのは、批判の声などではなく、『お金(活動費・生活費)」の問題と「広告(告知・集客)』の問題だ。
この問題が解けなくなった瞬間に、僕らは自分の挑戦の幕を閉じることになってしまう」
https://ameblo.jp/nishino-akihiro/entry-12352989699.html

宝塚大学 東京メディア芸術学部 マンガ領域では 「少年マガジン」(講談社)、「ゲッサン」(小学館)、「ジャンプSQ.」(集英社)、「花とゆめ」(白泉社)、「別冊マーガレット」(集英社)、「くらげバンチ」(新潮社)、「COMICポラリス」(フレックスコミックス)、「トーチ」(リイド社)、「WEBコミックガンマ」(竹書房) というマンガ誌やWebコミックサービスの編集部 の編集者による「合同漫画編集者講評会 」を2月18日に開催した。
https://www.value-press.com/pressrelease/197185

◎読売新聞が星野智幸の「焔」を取り上げている。
「『世の中は、若者を死に追い込むように壊れてしまっている。でも、何年か先に社会の作り直しにつながるような価値観を提示することも大切だと思う。色々な立場や価値観の違いがある中で、様々な混淆があってこそ、そこから新しいものが生まれる』
現在以上に国際色が豊かな相撲界をつづる最後の一編『世界大角力共和国杯』には、その願いをこめた」
http://www.yomiuri.co.jp/life/book/news/20180205-OYT8T50215.html
星野は産経新聞の出身である。星野が産経を辞めたのは貴乃花 の相撲に対する一途な姿の影響 だったそうだ。
http://www.news-postseven.com/archives/20171218_636143.html
同じく産経出身の作家である本城雅人 と星野は浦和支局 で一緒だったそうだ。本城の代表作は「ミッドナイトジャーナル」(講談社)か。
http://www.webdoku.jp/rensai/sakka/michi172_honjo/20160518_2.html
星野の「夜は終わらない」(講談社)は読んでいる。マジックリアリズムを堪能できる作品である。ちなみにガルシア・マルケスも記者出身である。マルケスキューバ革命が成立すると国営通信社「プレンサ・ラティーナ」のボゴタ支局編集長に就任している。

◎これは買いだ!買いだ!買いだ!梶 芽衣子様の自伝「真実」が文藝春秋から発売になる。文藝春秋様、心より感謝申し上げます。「野良猫ロック」シリーズの梶芽衣子ですよ!「女囚さそり」シリーズの梶芽衣子ですよ!「修羅雪姫」の梶芽衣子ですよ!深作欣二 の「やくざの墓場 くちなしの花」の梶芽衣子にして、増村保造の「曽根崎心中」の梶芽衣子である!梶芽衣子は日本の銀幕から生まれた奇跡としか言いようのない黒の似合う女優である。
http://books.bunshun.jp/ud/book/num/9784163908090
梶芽衣子の映画をオールナイトで見ながら吉本隆明を読んでいたんだよね、10代のオレは。

◎パブリッシャーの業界団体デジタル・コンテンツ・ネクスト のCEOであるジェイソン・キント は「DIGIDAY」が掲載した「媒体社 デジタル収益、GoogleFacebookの割合は5%未満」で次のように語っている。
「収益のごく一部しか得ていなければ、高く評価されたプラットフォームをあきらめる価値があると、多くの者はいうかもしれない。だが、ユーザーは、ニュースや情報を求めてますますFacebookを利用するだろう。プラットフォームで利害と価値を一致させなくてはならない。そこにふたつの大きなギャップがある。ユーザーがアクセスするプラットフォームで、コンテンツが適切な評価を受けているかどうかというギャップと、ユーザーがアクセスするプラットフォームを信頼しているかどうかというギャップだ」
https://digiday.jp/publishers/google-facebook-make-less-5-percent-publishers-digital-revenue/

◎ 「スポーツ・イラストレイテッド」の水着特集号で 表紙を飾ったのはダニエル・ヘリントン 。アフリカ系アメリカ人が水着特集号の表紙を飾るのはタイラ・バンクスビヨンセに続いて3人目 となるそうだ。
http://www.elle.co.jp/culture/celebgossip/danielle-herrington18_0215

◎「Yahooニュース個人」に掲載された「産経新聞はなぜ間違ったのか〜沖縄メディアを叩いた誤報の真の理由」で江川紹子は次のように書いている。
「何のために報じるか。誰のために記事を書くのか。その根本のところで、高木記者は誤ったのではないか。今回の記事は、もっぱら沖縄2紙を叩いて溜飲を下げ、その”偏向ぶり”をあげつらってメディアとしての信頼を損なわせることを目的として書かれたもののように見える。そこには、なんらの公共性も公益性も感じられない 」
https://news.yahoo.co.jp/byline/egawashoko/20180215-00081657/

元木昌彦は締め切りになった記事を、印刷所と掛け合い輪転機を止めて差し替えるべきだと考えている。
「だが、週刊文春は平常通りの木曜日発売だから、締め切りは6日火曜日の夕方であろう。週刊文春が今号で報じているように、結婚延期を宮内庁が発表したのは6日の4時半である。<その直前から宮内庁記者クラブは騒然としていた>(週刊文春)のだから、なぜ締め切りを半日延ばして差し替えなかったのだろう」
「今は(註 印刷所との)力関係が違うといわれれば頷くしかないが、週刊文春の場合、数時間遅らせばできたはずだ。そんな無理をするより、間に合わなければデジタル版に載せればいいと考えたのだろうか。そうした考えが、紙の部数を落としてしまう要因ではないのかと危惧する」
https://www.j-cast.com/tv/2018/02/15321343.html?p=all

◎電子出版ベンチャーのBooks&Company は3月13日(火)に「出版業界 気になるニュースまとめ」の著者であり、NPO法人日本独立作家同盟理事長でもある鷹野凌を招き、作家が自ら行うSNS発信や電子書籍の販売戦略を解説するセミナーを開催する。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000002.000031153.html

◎「週刊大衆」(双葉社)のツイート。
「『ナカイの窓』酒飲みSPで、買い出しに行かされた山里亮太さん。 タクシーで通った神楽坂の鰻屋さんで以前、田中みな実さんと食事し『週刊誌にスタッフと密会!と書かれた。俺だよ』と思い出し怒りをされていましたが、書いたのは弊誌です。 その節はすみませんでした」
https://twitter.com/Weekly_Taishu/status/963831742640529408
http://news.livedoor.com/article/detail/14306024/

サイバーエージェント連結子会社で、2013年より小学生向けプログラミング教育事業を行うCA Tech Kids(シーエーテックキッズ)が監修を行った、小学生向けのプログラミング学習参考書「サイバーエージェント公式 こどもプログラミング 超入門」が小学館から発売された。
https://www.cyberagent.co.jp/news/detail/id=21350

サイバーエージェントとデジタルインファクトが共同で行った、国内インフィード広告の市場動向調査 によれば、2017年のインフィード広告市場は、昨対比36%増の1,903億円に達し、うちスマートフォン比率は全体の97%を占めた。
https://www.cyberagent.co.jp/news/detail/id=21333

◎ハイブリッド型総合書店「honto 」を運営する大日本印刷 (DNP)とDNPグループの書店およびトゥ・ディファクトは共同で、hontoサービス実施店の丸善ジュンク堂書店文教堂とhonto.jpサイトで購入された書籍や電子書籍の販売データをもとに集計した「プロレス本ランキング」を男性・女性別で発表 した。男性で1位、女性で2位だったのが柳澤健の「2011年の棚橋弘至中邑真輔 」であった。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000200.000009424.html

◎「リテラ」が「安倍首相がやはり山口敬之の披露宴に!『FLASH』が15年前に披露宴の模様を報道、出席者に『安倍晋三』の名」を掲載した。
http://lite-ra.com/2018/02/post-3803.html

サイバーエージェントインターネットテレビ局「AbemaTV」は、開局2周年を記念し、企画から脚本まで完全オリジナルの連続ドラマ「会社は学校じゃねぇんだよ」を2018年4月より8週にわたり放送する が原作は藤田晋の「渋谷ではたらく社長の告白」(幻冬舎文庫)なんだって!
https://www.cyberagent.co.jp/news/detail/id=21360
藤田はハワード・ヒューズ気取りか。

◎ロイターによれば「グーグルはウェブサイトやソーシャルメディアなどオンラインの媒体を集めて広告を配信する『アドネットワーク部門』の売上高が3四半期連続で前年比2桁増を記録」したそうだ。
https://jp.reuters.com/article/google-app-idJPKCN1G00AE

スターツ出版は、電子コミック「comic Berry‘s 」(コミックベリーズ)の紙コミック版「Berry’s COMICS」(ベリーズコミックス)を創刊、「無口な彼が残業する理由」と「溺愛カンケイ!」という 新刊2作品を2月16日(金)より全国書店にて発売している。今後は偶数月の第3金曜日に発売する。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000914.000000607.html

パピレスは中国で電子書籍事業を行うことを目的として、 香港に電子書籍事業を展開する子会社 PAPYLESS HONG KONGを 設立する。
http://v4.eir-parts.net/v4Contents/View.aspx?cat=tdnet&sid=1558597

◎「エキナカ書店大賞」 にJR西日本駅ナカ書店「ブックスキヨスク」「ブックスタジオ」 も加わった。これにより東西JRの駅ナカ書店合計32店舗の書店員が、本気でおすすめする文庫6作品を厳選し、この中から最も多く販売された作品を、「エキナカ書店大賞」として3月1日(木)に発表する。 ノミネートされた6作品は次の通り。
「大相撲殺人事件」小森健太朗(文春文庫)、「きみはポラリス三浦しをん新潮文庫)、「ちどり亭にようこそ」十三湊(角川文庫)、「とにかくうちに帰ります」津村記久子新潮文庫)、「人質の朗読会小川洋子(中公文庫)、「エキナカには神様がいる」峰月皓(角川文庫)。
講談社文庫、集英社文庫からはノミネートがなかった。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000146.000010107.html

◎ギャル誌「egg」(エッグ)(大洋図書) がweb版 として復活する。赤荻瞳編集長は21歳!「オリコンニュース」が「『egg』web版で復活の勝算は? 21歳「新編集長」に聞く“ギャル文化”の未来」を掲載している。
「赤荻編集長は最後に、web版を成功させ『1年以内に『egg』を雑誌として復活させるのが目標』だと明かしてくれた。『ただ、雑誌復活はゴールじゃなく、webと雑誌を融合してギャル文化を発信する“新メディア”にしたいです』」
https://www.oricon.co.jp/special/50766/

◎吉田ちかの「人生で一度はやってみたいアメリカ横断の旅」が実業之日本社から発売される。これはバイリンガール吉田ちかが2017年8月、ニューヨークを出発し、ロサンゼルスまでクルマで1か月かけて約8,000キロを横断し、YouTubeで総再生回数1500万回を超える「旅」 を一冊にまとめたもの。
http://www.j-n.co.jp/columns/?article_id=455
全国7都市でイベントを開催する。
https://www.youtube.com/watch?v=qXX6MIBvZ3A

◎昨年5月にタイで「性別適合手術」を受け男性から女性になっていたことを1月末にインスタグラムで報告したGENKINGが自叙伝「僕は私をうみました。」(双葉社) を上梓した。
https://ddnavi.com/interview/437152/a/

◎日販が発表した2017年の雑誌・書籍・コミック売上動向によると、雑誌・書籍・コミック合計売上は前年比4.7%減 。雑誌は6.6%減、書籍は1.9%減、コミックは9.5%減 。
https://www.ryutsuu.biz/sales/k021614.html

トーハンが発行する読者向け情報誌「新刊ニュース」に連載中の歴史学者小和田哲男氏のエッセイ「小和田哲男の戦国武将列伝!」がメディアパルから「戦国武将列伝100」として書籍化され、2月下旬に発売される。
http://www.tohan.jp/news/20180215_1153.html

◎ 北区赤羽の社員3名の出版社「ころから」が、設立5周年を迎え、「文教堂赤羽店」では、これまで出版した全28作品を並べた記念フェアを開催し ている。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokyo/list/201802/CK2018021702000126.html

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3)【深夜の誌人語録】

どんな「知」も義理を欠いては何の役にも立たない。知らないで済まされないのが義理なのである。