Index------------------------- -----------------------------
1)【記事】萩野正昭「これからの本の話をしよう」(晶文社)に 「異議なし」と叫ぼう
2)【記事】ジャパンタイムズが「慰安婦」「徴用工」の英語表現 を変更していた!
3)【記事】大坂なおみと日清食品における人権意識の違い
4)【記事】コンビニにとって成人誌は「面倒な商品」
5)【本日の一行情報】
6)【深夜の誌人語録】
------------------------------ ----------2019.1.28 Shuppanjin
1)【記事】萩野正昭「これからの本の話をしよう」(晶文社)に 「異議なし」と叫ぼう
おっと朝からバイク便だ。現在、バイク便が行き交う仕事はしてい ないだけに何だろうと思った。送り主はボイジャーの萩野正昭さん からだ。中身は、出来立てホヤホヤの書物であった。 萩野が晶文社から上梓した「これからの本の話をしよう」である。
この本とともに萩野さんからの案内状が添えられていたが、そこに は自筆で「見本届きましたので何よりもまず送らせていただきます 」とあった。私の関心を本のタイトルと同様に強く惹いてやまなか ったのは、キイボードで打たれた文面の次のようなくだりである。
「書籍は、形ある存在を価値として受け取ることができます。電子 版には本のような存在感がありません。読まなければ価値は生まれ ないです。ただコピーするだけで終わるのであれば、意味はないの だと考えるようになりました。ですから、不正にコピーされること は恐れることではありません。もし、読んでいただけるのであれば 、それが購入されたものでなかったとして、作者にとってはありが たいことです。一人でも多くの人にこの本を読んでいただきたいと 切に願うからです。はじめてこの気持ちを理解しました」
異議なし、異議なし、異議なしと三度繰り返して言おう。この一文 に萩野の強烈な矜持が見て取れる。私は、そのような萩野の激しい 心情に連帯したいと思う。そういうわけで明日に引き延ばすことな く、今日これから萩野のこれからの本の話を聞くことにした。
萩野の「これからの本の話をしよう」は、「これからの本」という 未来の可能性に向けての「戦いの記録」である。萩野が挑んだ「 戦い」は何のためであったかと言えば、「世界」を変えるためであ ったにちがいあるまい。萩野にとって「世界」をさまざまに解釈す るだけでは出版に満足できなかったのである。萩野にとって出版と は世界を変えることにほかならないのである。萩野に比べるべくも ない吹けば飛ぶような存在の私にとっても出版とは世界を変えるこ とだ。
萩野は日本におけるデジタル出版のパイオニアにほかならないが、 「これからの本の話をしよう」を一読すれば痛いほど理解すること になるのは、萩野が最近、渋谷界隈を闊歩するデジタル関連のベン チャーを立ち上げた億万長者と違って、 どんなにリアリストを気取ってみたところで、どこまでも青臭く、 救いがたい理想主義者であり、少年のような空想家であるという地 肌を隠し切れないでいることだ。もし、 その点を批判されたとしても、「その通りで、どこが悪いんだね」 と萩野は内心ほくそ笑むことだろう。
深く、深く、深く私は同意する。デジタル出版を「革命」(全世界 を獲得することだ!)として捉えるのであれば、この「革命」 が解放するのは出版の「多様性」なのである。即ち、デジタル出版 が「多様性」を疎外する「上から下へ流れる既定路線」 を粉砕することで、読者は本を買って読むだけではなく、本を書く 人間にも簡単になれる自由を獲得できるのである。本は「読者」 という「小さなもの」のためにこそある。萩野は「出版本来の意義 である多様な視線への支援」という言い方をしている。
デジタル出版を単なる商売に堕落させてしまってはならないのであ る。そういう志を摩滅させることなく、萩野正昭は「これからの本 」を実現するためにデジタル出版の最前線で戦いつづけることにな るのだろう。情況は決して甘くない。萩野もこう書いている。
「“電子書籍”にかかわるさまざまニュースが報道され、いくつも の端末/デバイス、配信/販売の仕組みが生まれてきた。これらす べて、『お客様は神様』のように読者を持ち上げていた。けれどそ こに共通するのは、読者は買うだけの消費者としか考えられていな いということだ。つまり、デジタルでも出版の主役は相変わらず人 気作家の小説や漫画であり、 読者は消費者として購入すれば終わりという構図なのだ。インター ネットの流通基盤を使い、読者自身がつくる機会のまるでない現実 が、そこに旧態然と存在している」
それでも萩野は戦いつづける。いや、そうであればこそ萩野は戦い つづけるのだ。さしずめ、「これからの本」 を模索するにあたって、萩野にとって日本ボイジャーのパートナー であり、創業者であり、デジタル出版の同志(要するに共犯者!) であるボブ・スタインがテーマに掲げた「ソーシャル」という言葉 の次のような四つの定義などは、魅力的であるし、示唆に富んでい よう。
「ソーシャルとは、
本の余白上で知り合った人と会話することだ。
ソーシャルとは、
その本を読んでいるすべての人のコメントにアクセスできることだ 。
ソーシャルとは、
本に専門的な注釈をあとから付加させて読むことができることだ。
ソーシャルとは、
作家の本のなかに、非同時にあるいは同時にかかわることだ」
本は本としてまだまだ未完なのである。
蛇足ながら付記すれば、晶文社を版元とする「これからの本の話を しよう」の装丁は鈴木一志であり、「.Book」(ドット・ ブック)のロゴをデザインしたのは犀のマークの平野甲賀である。
https://store.voyager.co.jp/sp ecial/korepon
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2)【記事】ジャパンタイムズが「慰安婦」「徴用工」の英語表現 を変更していた!
ロイターが1月25日付で「焦点:『慰安婦』など表記変更 ジャパンタイムズで何が起きたか」を掲載している。英字紙「ジャ パンタイムズ」は「慰安婦」と「徴用工」の英語表現を変えていた 。
「日本の代表的な英字新聞、ジャパンタイムズの新オフィスで、昨 年12月3日、同社幹部と十数名の記者らが激しい論争を繰り広げ た。対立に火をつけたのは、日韓摩擦の火種となっている『 慰安婦』と『徴用工』について、 11月30日付の紙面に掲載された『editor's note』(編集長の説明)だった。
今後、ジャパンタイムズは徴用工を「forced laborers (強制された労働者)」ではなく『戦時中の労働者(wartim e laborers)』と表現する。慰安婦については『日本の軍隊 に性行為の提供を強制された女性たち(women who were forced to provide sex for Japanese troops)』としてきた説明を変え、『意思に反してそうした 者も含め、戦時中の娼館で日本兵に性行為を提供するために働いた 女性たち(women who worked in wartime brothels, including those who did so against their will, to provide sex to Japanese soldiers)』との表現にする。
こうした編集上層部の決定に、それまでの同紙のリベラルな論調を 是としてきた記者たちは猛反発した」
https://jp.reuters.com/article /japan-times-korea-insight- editorial-idJPKCN1PJ050
https://www.reuters.com/articl e/us-japan-politics-newsroom- insight/fear-and-favor-chill- newsroom-at-storied-japanese- paper-idUSKCN1PI36V
しかし、水野博泰・取締役編集主幹は12月7日に掲載した全面社 告で「変更によって読者の信頼を損なったことを謝罪したものの、 変更自体を撤回する考えは示さなかった」そうだ。
産経ニュースの1月24日付「『圧力ありえない』 菅官房長官、ジャパタイの慰安婦など呼称変更で」は、こう書いて いる。菅に質問したのは日本のメディアではなかったようだ。
「菅氏は海外メディアから『官邸によるプレッシャー(圧力)』が あったかを問われると、『ありえない』と強く否定した」
https://www.sankei.com/politic s/news/190124/plt1901240033- n1.html
水野についてロイターは次のようにプロフィールを紹介している。 水野がグロービス経営大学院の堀義人学長と近い関係にあることが わかる。
「同氏は、日経ビジネスの編集委員、ニューヨーク支局長を経て2 011年8月から経営者向け教育などを事業とする『グロービス』 に参画、広報室長を務めた。グロービス経営大学院の堀義人学長は 、提唱する『100の行動から始まる『静かな革命』』の中で、『 外国人が日本について知る玄関口となるのは、当然ながら英字メデ ィアである』とし、『英字メディアが海外に誤解と偏見を拡散する のではなく、日本に関する正しい情報と正当な評価を構築する役割 を果たす必要がある』と、 英文メディアの編集方針に注文を付けている。
堀氏はジャーナリストの櫻井よしこ氏が理事長を務める『国家基本 問題研究所』の元理事でもある。同研究所は昨年11月14日に、 『『徴用工の』正しい用語は『朝鮮人戦時労働者』( wartime Korean workers)だ』とする提言をホームページに掲載した。この 提言では、『朝日新聞、共同通信などの英語版やジャパンタイムズ 記事で、徴用を『forced labor』と訳している場合が多い。これは歴史を歪める誤訳』 だと指摘している」
これは今年、ダボス会議に出席した堀義人のツイートである。
「ダボス会議のジャパンナイトで乾杯した後での自撮りです。世耕 経産大臣、安倍昭恵総理夫人、竹中平蔵さんが入っています。
これだけ活力があるジャパンナイトは、初めてです。「Japan is back!」と強烈に世界に印象付けたと思います」
「過去12年間ダボス会議に参加したけど、 こんなに楽しい一日は初めてでした
やはり、親しい仲間と一緒にいるだけで楽しめるものだと痛感しま した。
尊敬する安倍総理と個人的にも親しい昭恵さん。30年前から友人 で家族ぐるみで親しい河野外務大臣と大親友の世耕経産大臣が来ら れて、本当に嬉しいです」
https://twitter.com/YoshitoHor i/status/1088203202472828928
https://twitter.com/YoshitoHor i/status/1088211639411699713
ロイターの記事を読んだ小説家の平野啓一郎が呟く。
「読むとゲンナリする」
https://twitter.com/hiranok/st atus/1089001640185610240
「Business Insider Japan」の竹下郁子記者も、このロイターの記事についてツイ ートしている。
「ロイターの取材力もすごいけれど、ジャパンタイムズの記者たち もかなりの覚悟を持って証言している。 日本のジャーナリズムはまだ生きてる。連帯したい」
https://twitter.com/i_tkst/sta tus/1088839762696257536
ロイターの記事には、こうある。
「『反日メディアであることのレッテルをはがしたい。経営陣とし て『アンチジャパン(反日)タイムズ』ではとても存続できない』 と説明する水野博泰・取締役編集主幹に、記者側からは『 ジャーナリズムの自殺行為だ』、『ファクト(事実) が問題であって、リアクション(読者らの反応) が問題なのではない』などの批判が噴出した」
毎日新聞記者、「サンデー毎日」編集長、「週刊金曜日」編集長を 歴任して来た北村肇もロイターの記事を読んで事態を知ったようだ 。
「ジャパンタイムズのリベラルな論調はどのようにつぶされていっ たのかーー読みながら怒りがふつふつとわいてきた」
https://twitter.com/bkhajime/s tatus/1088776670268407808
北村ほどのキャリアを持つジャーナリストは、もっと早く「ジャパ ンタイムズ」の転換に気が付くべきではなかったのか。
「モロッコ手作りコスメの本」「フランス式美人道」などの著書を 持つ木村嘉代子もツイートしている。
「2015年に慰安婦と徴用工の記事をジャパンタイムズに書いた 。それも批判の対象にされたのであれば、光栄です。日本を知る判 断材料として、さまざまな角度からの情報を提供すべき。 一方的に『これが正しい日本』と押しつけるものではない」
https://twitter.com/Kayoko_Kim ura_/status/108878461638150553 8
影書房もこんなツイートを投稿している。
「節を曲げてまで『政府系の広告』を『ドカッ』と増やすくらいな ら、社をたたんだ方がましでは。事実をねじ曲げたトンデモ言説を ジャーナリズムの名の下に垂れ流されるのは迷惑だし、 害悪でしかない」
https://twitter.com/kageshobo/ status/1088675141679177728
ロイターが報じるまで日本のジャーナリズムは知らんぷりを決め込 むなかで、敏感に反応していたのが韓国のメディアであった。何と 「中央日報」は昨年の12月8日付で「ジャパンタイムズ『慰安婦 ・徴用被害者の呼び方から『強制』排除』」を掲載していた!
「ジャパンタイムズのこうした主張に対し、英ガーディアン紙は『 安倍保守政権と歩調を合わせた』と指摘するなど、国際社会は同紙 が特定の政治的な圧力に屈したと批判した」
https://japanese.joins.com/art icle/919/247919.html
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3)【記事】大坂なおみと日清食品における人権意識の違い
「ハフポスト日本版」の生田綾がツイッターで次のように指摘して いる。
「大坂なおみ選手の日清の件のコメント、『なんで騒いでいるかわ からない』『気にしてない』と訳して短く伝えてるメディアもある けど、誤訳気味でニュアンスも違うと思います。
この記事で英語の書き起こしも載せてるので、こっちを読んでほし いです。全然印象ちがうので…」
https://twitter.com/ayikuta/st atus/1088713092291211264
「なんで騒いでいるかわからない」「気にしてない」と訳して短く 伝えてるメディアは、例えば時事通信社などがその典型と言えよう 。時事通信社は1月25日付で「大坂なおみ選手『 気にしていない』=アニメ広告、肌の色批判で-全豪テニス」 を配信している。
「女子テニスの大坂なおみ選手は24日、日清食品のアニメ広告で 同選手のキャラクターの肌の色が実際より白く描かれ批判が起きた 問題について『正直に言うと、あまり気にしていない。 なぜ騒いでいるのか分からない』と述べた」
https://www.jiji.com/jc/articl e?k=2019012500028&g=spo
「ハフポスト日本版」に掲載された1月25日付で掲載された「日 清CMに大坂なおみがコメント『次回は私に相談を』 ホワイトウォッシュでは?と物議」を見てみよう。大坂の発言が確 かに英語で書き起こされている。
「"I'm tan, it's pretty obvious."
《私は褐色なのは、明白でしょう》
"I don't think they did it on purpose to be whitewashing or anything, but I definitely think that the next time that they try to portray me or something, I feel like they should talk to me about it."
《(CMを作った側が)意図的にホワイトウォッシュか何かをした とは思わないけど、次に私のことを描く機会があるときは、 私に相談すべきだと思う》」
https://www.huffingtonpost.jp/ 2019/01/24/naomi-white-cm_a_23 652133/
東京新聞(中日新聞)NY支局長出身の北丸雄二はツイートで大坂 なおみの対応を絶賛している。
「あんなに可愛い試合後のインタビューコメントをする大坂なおみ が、日清の色白イラストCMに関しては笑いもせずおもねることも 曖昧にごまかすこともせずに実にしっかりとコメントしていて、こ の辺は日本語での教育とは全然違ってるって事実を日本のファンも 気づくといいなとつくづく思う」
https://twitter.com/quitamarco /status/1088451994480562177
立川談四楼が驚いているのは大坂が「次に私のことを描く機会があ るときは、私に相談すべきだと思う」と発言していることだ。
「世界を股に掛け転戦する大坂なおみの性根は座っている。スポン サーである日清の動画削除について『私は褐色、とてもハッキリ分 かるように。次回は私に相談するべき』と明快に言い切った。 迫力を感じるのは『次回は私に相談するべき』の部分で、日本縁り からこう発言できる人が出たことに感嘆している」
https://twitter.com/Dgoutokuji /status/1089011760789544966
「東洋経済ONLINE」にL.A.在住映画ジャーナリスト・猿 渡由紀が「『大坂なおみを白くした』日清CMの超時代錯誤」を掲 載している。
「報道によると、日清食品HDは『意図的に白くした事実はない』 と述べているとのことだ。
正直、意図的でなかったというのは信じがたい。あの色にするとい うのは、誰かが決めたはずだからだ。正しくは、『 意図的だったが悪意はなかった』というところなのではないだろう か。『色の白いは七難隠す』という言葉もあるとおり、 日本では昔から『色白』が美しさの指標の1つとされてきた。日本 市場に出回る美白化粧品を見るだけでも、その価値観がいまだに非 常に根強いことは明白だ。
しかし、それはまさに黒人たちが払拭しようと長年奮闘してきた、 奴隷時代に白人の決めた古い価値観である」
猿渡は、こうも指摘している。ホワイトウォッシュが「差別」であ ることを知らなかったでは済まされないのである。
「今回の出来事には、もうひとつ皮肉がある。カップヌードルの消 費者にはマイノリティーも多いという事実を、日清が完全に無視し ていることだ。このCMが日本の視聴者に向けて制作されたもので あるにしても、世界規模で展開する企業にしては、 あまりにズレている」
https://toyokeizai.net/article s/-/262530
オスカー・グラント三世射殺事件を扱った「フルートベール駅で」 でデビューを果たしたライアン・クーグラーの「ブラックパンサー 」が、「ドゥ・ザ・ライト・シング」のスパイク・リーによる「 ブラック・クランズマン」とともにアカデミー賞の作品賞にノミネ ートされたことの意味を軽く見てはなるまい。 大坂なおみが好きだというマイケル・B・ジョーダンはライアン・ クーグラーの監督した三本の映画でみな主演をつとめている。
「WEZZY」掲載、ニューヨーク在住フリーランスライター堂本 かおるの「大坂なおみを白人にした日清CM~ブラックフェイス vs. ホワイトウォッシュ」も読んでおきたい。
「…黒人たちは黒人としての強いアイデンティティとプライドを持 っている。ところが、 アメリカは黒人を黒人の枠に押し込めながら、黒人たちがアイデン ティティとプライドを持つことすら許そうとしなかった。黒人たち はステレオタイプ化された黒人像に苦しめられた。昔、真っ黒に塗 られた肌、真っ赤な分厚い唇、大きく真っ白な白目、過剰にチリチ リな髪を持つ黒人の絵が描かれた。そうしたメイクを施し、黒人を 演じて人気者となった白人の俳優たちもいた。これが『ブラック・ フェイス』だ。
この歴史があるからこそ、現代アメリカでは白人が黒塗りをするこ とは絶対的なタブーとなっている。 これが日本にはなかなか伝わらず、ももいろクローバーZとラッツ &スターの黒塗り事件も起こった。『差別ではなく、 黒人へのリスペクトでやってる』は一切通じないことが理解されな いのだ。2017年の大晦日にはダウンタウンの浜田雅功が黒塗り をしたことも記憶に新しい」
https://wezz-y.com/archives/63 142
蛇足ながら、大坂なおみは二重国籍である。日刊スポーツが1月2 7日付で報じた「二重国籍の大坂なおみが日本登録で出場する理由 とは」は良記事である。
https://www.nikkansports.com/s ports/news/201901270000017.htm l
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4)【記事】コンビニにとって成人誌は「面倒な商品」
朝日新聞デジタルの1月23日付「成人向け雑誌は『面倒な商品』 コンビニが見切る理由」によれば売り上げは10年前の1割ほどに 減少し、昔は若い男性が主要顧客だったが、今は男女比も半々でシ ニア需要も多く、オーナーの考え方はさまざまだが、批判の声が多 い上に売り上げも減って『面倒な商品』であることは間違いないよ うだ。
https://www.asahi.com/articles /ASM1Q5567M1QUCLV00Q.html
朝日新聞デジタルは1月22日付で「大手コンビニ、成人誌『販売 中止』に舵 ファミマも発表」を掲載しているる
「コンビニエンスストア業界2位のファミリーマートは8月末まで に、国内の全約1万7千店で成人向け雑誌の販売を原則として中止 する。親会社のユニー・ファミリーマートホールディングスが22 日発表した。大手コンビニが相次いで中止を打ち出しており、足並 みをそろえた」
https://www.asahi.com/articles /ASM1Q5GTMM1QULFA028.html
コンビニでの成人誌の販売中止にして武田砂鉄は次のようにツイー トしている。
「出版社の営業部で働いていた時、個人で書籍の注文をしてくる人 の中に、成人向けシリーズのタイトルを女性スタッフに何冊も言わ せようとする人がいて、一旦保留にして、隣にいた私が代わりに低 い声でタイトルを一気に読み上げたら、電話を切られたことがある 」
https://twitter.com/takedasate tsu/status/1088705369226993664
次のような指摘もある。
「コンビニから成人向け雑誌を排除した。女性と観光客に配慮した 。……ってのは対外的な言い訳で、実際には雑誌の面積でもっと儲 かる商品が増えたからコンビニは雑誌を無くしたがってる」
https://twitter.com/otsune/sta tus/1087311978538840064
大分県の古書店「書肆ゲンシシャ」のツイート。
「『別府南映劇場』。大分県別府市にある成人映画館。成人向けの 映画を三本立て、入場料1500円で鑑賞できます。中高生が行き 交う通り沿いに裸の女性が写されたポスターが貼られています。 昼の12時からお客さんが集まってきます。レトロな温泉街の老舗 の映画館です。書肆ゲンシシャと共にご訪問ください」
https://twitter.com/Book_Gensh isha/status/108837365158856294 4
藤木TDCが呟いているように成人誌の読者はアラウンド60だ。 私もそのひとり。
「『成人向け雑誌』といっても20代30代はまったく読んでおら ず、中心読者層はアラウンド60以上のシルバー世代男性だ。 ならば『成人向け雑誌』はやめて『シルバー世代男性専門雑誌』 略して『シル男雑誌』『シル本』と呼べばいい。 私もあと数年で60歳、シル男になる。 シル男の娯楽を排除するな!」
https://twitter.com/fujikiTDC/ status/1088682755066519553
「戦う広告」(小学館)の著者である若林宣もツイート。
「コンビニ成人向け雑誌排除の件、TLに並ぶ意見とはまったく異 なる意味で感慨を覚えるというか嘆息するというか。かっては街の 書店にとって手ごわい競争相手だったのが、雑誌の売り上げ低迷の 中で、コンビニにとってもはや切ってもいい商品になってしまった のだなぁと。死屍累々の中でのこの事態」
https://twitter.com/t_wak/stat us/1087619731312435200
性教育をまともにやらず、それでいてゾーニングが必要だと思われ るコンテンツを誰でも見られるところに置いてあるという不思議ニ ッポンという感じがしないでもないよな。
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5)【本日の一行情報】
◎光文社の写真週刊誌「FLASH」編集部が羨ましい。だって「 くびれ52センチ」川崎あや、「現役ナース」桃月なしこ、「10 頭身モデル」アンジェラ芽衣、「野生児ネコ娘」青山ひかる、「 神的美少女」黒木ひかり、「レースクイーン大賞新人賞」林ゆめ、 「美白Iカップ」メイリ、「美人過ぎるマジシャン」御寺ゆき、「 東京ドームの可愛すぎる売り子」伊藤愛真というグラビア美女が編 集部にやって来るんだろ。オレの編集部に来ることはないもん。 そうだ、「FLASH」と言えば先日、 パラパラと頁をめくっていたところ私の眼に「岡村青」 という三文字が飛び込んで来た。「十九歳・テロルの季節―― ライシャワー米駐日大使刺傷事件」「森田必勝・楯の会事件への軌 跡」の岡村が現在、「FLASH」で仕事をしていることを知った 次第である。私もかかわっていた雑誌「マージナル」に岡村は「最 後の箕作り職人・相田實」を連載している。
https://smart-flash.jp/entame/ 60610
http://www.gendaishokan.co.jp/ goods/ISBN4-7684-6909-4.htm
岡村の「『毒殺』で読む日本史」はオレの仲人が編集している。
◎朝日新聞出版の「大学ランキング 2019」では、芥川賞、直木賞の出身校ランキングを掲載してい るという。想像通り、ともにトップは早稲田大。 芥川賞の2位は東大。直木賞の2位は慶応で、 3位の東大と拮抗している。結局、早稲田、東大、 慶應が文学御三家という結果になる。結局、文学は頭の良い人のも のってことなのね。
https://dot.asahi.com/photogal lery/archives/2019012100058/
◎「女性自身」(光文社)と「女性セブン」(小学館)の見解が分 かれると、私は嬉しくなってしまう。こういう光景は雑誌ならでは の「文化」であったはずだが、今や女性週刊誌と「週刊文春」「 週刊新潮」の間にしか、こうした「源平合戦」 が成立しなくなったのは淋しい限りである。「 日刊ゲンダイDIGITAL」が「石原さとみ結婚or破局? 報道が“真っ二つ”に分かれるワケ」を掲載している。この記事か ら、次のような取次関係者の声を紹介しておこう。
「互いの記事を否定しあうことで部数が伸びるんですよ。実際、2 誌とも年末年始の合併号の部数は普段と比べてかなり売り上げ好調 だったといいます」
https://www.nikkan-gendai.com/ articles/view/geino/245925
◎「サカナとヤクザ」(小学館)が好調な鈴木智彦のツイート。
「エロ本の売り上げって、トップの大洋図書の場合、いまでも年間 30億から40億あったんだって。それだけの額だからセブンはエ ロ本を排除しないだろうと高を括ってたんだと。 ところがローソンに続いて、今週はファミマも排除を決めた。とど め刺されすぎて声も出ないって感じみたい」
https://twitter.com/yonakiishi /status/1088109877312970752
◎「J-CASTニュース」が1月22日付で「dマガジンから『 ドコモ批判』記事消えた? 憶測に『一切ない』と断言」を掲載している。「プレジデント」( 2019年2月4日号)の記事「『携帯料金4割値下げ』にだまさ れてはいけない」をdマガジンでは削除していたのは検閲ではない かというわけだ。
「ドコモによれば、dマガジンでは権利処理などの関係で全誌面が 配信されない場合もあり、その判断は各出版社がするという。
それでは、『プレジデント』が忖度したのか。同誌の鈴木勝彦編集 長は取材に、『ドコモさんに気を遣ってということは一切ございま せん』と断言した。
『プレジデント』では、特集を中心に紙で読んでほしい記事はdマ ガジンに配信していない。そのためdマガジンでは全誌面の5~6 割ほどしか読めないという」
https://www.j-cast.com/2019/01 /22348547.html?p=all
◎アカデミー賞のノミネートが発表された。アルフォンソ・キュア ロンが監督賞、撮影賞、脚本賞にノミネートされている。ひとりで 三つ獲得する可能性があるんだよね。それにしても人権派の映画が ズラリと揃ったものだ。
https://theriver.jp/91st-oscar -nomination/
◎学研プラスは、「学研プライムゼミ」の講師による「2019年 度センター試験解説動画」の無料特設ページを3月31日までの期 間限定でオープンしている。
https://ict-enews.net/2019/01/ 22gakken-11/
◎樹木希林「一切なりゆき」(文春新書)の8刷が決まり、累計発 行部数は50万部。100に向けて驀進中!
https://www.sponichi.co.jp/ent ertainment/news/2019/01/23/kij i/20190123s00041000289000c.htm l
◎朝日新聞デジタルの青森版によれば三沢市の寺山修司記念館はツ イッターなどSNSにイラストレーター齋藤さち子が描いた4コマ 漫画を発信しているそうだ。
https://www.asahi.com/articles /ASM1P5K8JM1PUBNB00K.html
◎「LINEアカウントメディア」に新たに9媒体が参画し、参画 媒体は計297媒体になった。
https://prtimes.jp/main/html/r d/p/000001449.000001594.html
◎磯山友幸が「現代ビジネス」に「新聞部数が一年で222万部減 …ついに『本当の危機』がやってきた」を発表している。
「フリーのジャーナリストに払われる月刊誌など伝統的な紙メディ アの原稿料と比べると、電子メディアの原稿料は良くて半分。三分 の一あるいは四分の一というのが相場だろうか。新聞記者の給与も 往時の半分以下になるということが想像できるわけだ。
問題は、それで優秀なジャーナリストが育つかどうか。骨のあるジ ャーナリストは新聞社で育つか、出版社系の週刊誌や月刊誌で育っ た人がほとんどだ。
逆に言えば、ジャーナリズムの実践教育は新聞と週刊誌が担ってい たのだが、新聞同様、週刊誌も凋落が著しい中で、ジャーナリスト 志望の若手は生活に困窮し始めている。
そう、新聞が滅びると、真っ当なジャーナリズムも日本から姿を消 してしまうかもしれないのだ。紙の新聞を読みましょう、 と言うつもりはない。
だが、タダで情報を得るということは、事実上、タダ働きしている 人がいるということだ。そんなビジネスモデルではジャーナリズム は維持できない。
誰が、どうやって日本のジャーナリズムを守るのか。そろそろ国民 が真剣に考えるタイミングではないだろうか」
https://gendai.ismedia.jp/arti cles/-/59530
◎徳間書店が後援する大藪春彦賞が河﨑秋子の「肉弾」(KADO KAWA)と葉真中顕の「凍てつく太陽」(幻冬舎)に決まった。
https://prtimes.jp/main/html/r d/p/000000174.000016935.html
◎朝日新聞デジタルの1月23日付「NHK『番組の性格上、その まま放送』 首相サンゴ発言」は、次のように書いている。
「米軍普天間飛行場の名護市辺野古への移設計画をめぐって安倍晋 三首相がNHKの番組で『土砂投入にあたりサンゴは移している』 と述べ、不正確な説明をしたと批判されている問題で、NHKの木 田幸紀放送総局長は23日、『番組の性格上、今回の場合は発言を そのまま放送した』と定例会見で説明した。発言が事実かどうかチ ェックするのは『その後の取材の役割になる』とも述べた」
https://www.asahi.com/articles /ASM1R5TS9M1RUCLV00P.html
◎JR天王寺駅隣接のショッピングセンター「天王寺ミオ」(大阪 市天王寺区)本館9階に3月1日、「紀伊國屋書店 天王寺ミオ店」がオープンする。
https://abeno.keizai.biz/photo flash/7474/
◎日本書籍出版協会はこどもの読書週間(4月23日~5月12日 )を中心とした4月19(金)~6月19日(水)に、期間限定で 「謝恩価格本フェア」を開催するが、大阪屋栗田と取引のある出版 社を対象にして参加社を募集している。価格は本体価格の55%+ 税(45%割引)で販売し、物流・販売:仕入・清算・ 返品は大阪屋栗田、読者への販売は楽天ブックスにそれぞれ限定し て実施する。売上配分は出版社が本体価格の 32.5%、大阪屋栗田が本体価格の 5%、楽天ブックスが本体価格の 17.5%となる。
http://www.jbpa.or.jp/pdf/docu ments/net31.pdf
◎日販は、2月1日(金)に「全国書店員が選んだおすすめコミッ ク2019」一般部門のランキングを発表し、 同日より取引書店1,400店で店頭フェアを開催するが、 フェア実施店における、ランキング入賞15作品の売上冊数はフェ ア実施前の約1.8倍にもなるそうだ。
https://www.nippan.co.jp/news/ osusume_comic2019_0124/
◎日本アドバタイザーズ協会は、「JAA広告賞 消費者が選んだ広告コンクール」の入賞作品を発表した。「JAA 賞グランプリ」を受賞したのは、新聞が味の素「ごちそうさま、 平成。」、雑誌が日本ガイシ「家庭でできる科学実験シリーズ」、 テレビがSOMPO ホールディングス「『SOMPO認知症サポートプログラム始動』 篇」、ラジオがパナソニック「『メダルの音』篇」、デジタルがそ ごう・西武「母の日テスト」、屋外・交通が東宝東和「 ジュラシック・ピラー」。
http://www.jaa.or.jp/archives/ information/%e7%ac%ac57%e5%9b% 9ejaa%e5%ba%83%e5%91%8a%e8%b3% 9e-%e6%b6%88%e8%b2%bb%e8%80%85 %e3%81%8c%e9%81%b8%e3%82%93%e3 %81%a0%e5%ba%83%e5%91%8a%e3%82 %b3%e3%83%b3%e3%82%af%e3%83%bc %e3%83%ab-%e5%85%a5%e8%b3%9e/
◎「ウォールストリートジャーナル」によれば、米コンデナストは 、年内に傘下の全雑誌のデジタル版を課金制にする計画だという。 米の大手雑誌社にとって、広告以外の収入源確保が急務になったこ とを浮き彫りにする動きだと伝えている。 2018年は広告収入が総収入の7割を占めたが、この割合を20 22年には5割にしたいようだ。
https://jp.wsj.com/articles/SB 105471998900367333899045850802 53139189686
◎チケットぴあがフィーチャーフォンサイトを3月31日をもって 終了することになった。
https://internet.watch.impress .co.jp/docs/yajiuma/1166089. html
◎小説「トラペジウム」が売れている乃木坂46の高山一実の2n d写真集が2月26日(火)に徳間書店から発売される。
http://www.wws-channel.com/gir ls2/124108.html?view=more
◎クックパッドの提供する生鮮食品スーパー「クックパッドマート 」は、オフィス配送サービスの第一弾として、1月23日(水)よ りGMOインターネットグループのGMOクラウドへのオフィス配 送を開始する。
https://prtimes.jp/main/html/r d/p/000000066.000027849.html
◎朝日新聞デジタルの1月25日付「海賊版DL規制、被害者の漫 画家まで批判 拙速な文化庁」は、こう書いている。
「同庁によると、年明けにかけて募集したパブリックコメントに寄 せられた意見は約600件。 海賊版の被害者であるはずの漫画家や研究者らで作る『日本マンガ 学会』は反対意見を送付した。漫画家の竹宮恵子会長は『 公権力による強力で広範囲な法制化は、今まで著作権法上グレーな 領域で行われてきた個人活動の一切を拒否するものになる。著作権 上グレーな領域での活動が文化発展を支えてきた側面も大いにある 。一刀両断の法制化は避けてほしい』という」
https://www.asahi.com/articles /ASM1L3W11M1LUCVL00J.html
◎サイバーエージェントが運営するブログサービス「Ameba」 は、新機能「こえのブログ」を1月24日(木)よりスマートフォ ンブラウザで先行リリースした。
今回の「こえのブログ」リリースに際し、新たにお笑い芸人のみや ぞん、Popteenモデルの土屋怜菜(れいぽよ)、テレビ朝日 アナウンサー田中萌などがブログを開設した。すでにブログを開設 している岡田結実、紺野あさ美、安田大サーカスのクロちゃん、 DJ KOOなど多くの芸能人・有名人のブログにおいても、「こえのブ ログ」機能を利用した投稿が予定されている。
https://www.cyberagent.co.jp/n ews/detail/id=22698
◎「日刊サイゾー」が掲載した「専門誌も売れない時代……平成と 共にどれだけの雑誌が終わるのか?」は、こう断言している。
「もはや、どの分野も情報を入手する手段は、まずネット。そこか ら詳しい情報を得ようとすれば、一足飛びに書籍となる。雑誌の入 る余地はもうない」
https://www.cyzo.com/2019/01/p ost_190743_entry.html
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6)【深夜の誌人語録】
意気に感じるからこそ士気は高まる。
1)【記事】萩野正昭「これからの本の話をしよう」(晶文社)に
2)【記事】ジャパンタイムズが「慰安婦」「徴用工」の英語表現
3)【記事】大坂なおみと日清食品における人権意識の違い
4)【記事】コンビニにとって成人誌は「面倒な商品」
5)【本日の一行情報】
6)【深夜の誌人語録】
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1)【記事】萩野正昭「これからの本の話をしよう」(晶文社)に
おっと朝からバイク便だ。現在、バイク便が行き交う仕事はしてい
この本とともに萩野さんからの案内状が添えられていたが、そこに
「書籍は、形ある存在を価値として受け取ることができます。電子
異議なし、異議なし、異議なしと三度繰り返して言おう。この一文
萩野の「これからの本の話をしよう」は、「これからの本」という
萩野は日本におけるデジタル出版のパイオニアにほかならないが、
深く、深く、深く私は同意する。デジタル出版を「革命」(全世界
デジタル出版を単なる商売に堕落させてしまってはならないのであ
「“電子書籍”にかかわるさまざまニュースが報道され、いくつも
それでも萩野は戦いつづける。いや、そうであればこそ萩野は戦い
「ソーシャルとは、
本の余白上で知り合った人と会話することだ。
ソーシャルとは、
その本を読んでいるすべての人のコメントにアクセスできることだ
ソーシャルとは、
本に専門的な注釈をあとから付加させて読むことができることだ。
ソーシャルとは、
作家の本のなかに、非同時にあるいは同時にかかわることだ」
本は本としてまだまだ未完なのである。
蛇足ながら付記すれば、晶文社を版元とする「これからの本の話を
https://store.voyager.co.jp/sp
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2)【記事】ジャパンタイムズが「慰安婦」「徴用工」の英語表現
ロイターが1月25日付で「焦点:『慰安婦』など表記変更 ジャパンタイムズで何が起きたか」を掲載している。英字紙「ジャ
「日本の代表的な英字新聞、ジャパンタイムズの新オフィスで、昨
今後、ジャパンタイムズは徴用工を「forced laborers (強制された労働者)」ではなく『戦時中の労働者(wartim
こうした編集上層部の決定に、それまでの同紙のリベラルな論調を
https://jp.reuters.com/article
https://www.reuters.com/articl
しかし、水野博泰・取締役編集主幹は12月7日に掲載した全面社
産経ニュースの1月24日付「『圧力ありえない』 菅官房長官、ジャパタイの慰安婦など呼称変更で」は、こう書いて
「菅氏は海外メディアから『官邸によるプレッシャー(圧力)』が
https://www.sankei.com/politic
水野についてロイターは次のようにプロフィールを紹介している。
「同氏は、日経ビジネスの編集委員、ニューヨーク支局長を経て2
堀氏はジャーナリストの櫻井よしこ氏が理事長を務める『国家基本
これは今年、ダボス会議に出席した堀義人のツイートである。
「ダボス会議のジャパンナイトで乾杯した後での自撮りです。世耕
これだけ活力があるジャパンナイトは、初めてです。「Japan is back!」と強烈に世界に印象付けたと思います」
「過去12年間ダボス会議に参加したけど、 こんなに楽しい一日は初めてでした
やはり、親しい仲間と一緒にいるだけで楽しめるものだと痛感しま
尊敬する安倍総理と個人的にも親しい昭恵さん。30年前から友人
https://twitter.com/YoshitoHor
https://twitter.com/YoshitoHor
ロイターの記事を読んだ小説家の平野啓一郎が呟く。
「読むとゲンナリする」
https://twitter.com/hiranok/st
「Business Insider Japan」の竹下郁子記者も、このロイターの記事についてツイ
「ロイターの取材力もすごいけれど、ジャパンタイムズの記者たち
https://twitter.com/i_tkst/sta
ロイターの記事には、こうある。
「『反日メディアであることのレッテルをはがしたい。経営陣とし
毎日新聞記者、「サンデー毎日」編集長、「週刊金曜日」編集長を
「ジャパンタイムズのリベラルな論調はどのようにつぶされていっ
https://twitter.com/bkhajime/s
北村ほどのキャリアを持つジャーナリストは、もっと早く「ジャパ
「モロッコ手作りコスメの本」「フランス式美人道」などの著書を
「2015年に慰安婦と徴用工の記事をジャパンタイムズに書いた
https://twitter.com/Kayoko_Kim
影書房もこんなツイートを投稿している。
「節を曲げてまで『政府系の広告』を『ドカッ』と増やすくらいな
https://twitter.com/kageshobo/
ロイターが報じるまで日本のジャーナリズムは知らんぷりを決め込
「ジャパンタイムズのこうした主張に対し、英ガーディアン紙は『
https://japanese.joins.com/art
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3)【記事】大坂なおみと日清食品における人権意識の違い
「ハフポスト日本版」の生田綾がツイッターで次のように指摘して
「大坂なおみ選手の日清の件のコメント、『なんで騒いでいるかわ
この記事で英語の書き起こしも載せてるので、こっちを読んでほし
https://twitter.com/ayikuta/st
「なんで騒いでいるかわからない」「気にしてない」と訳して短く
「女子テニスの大坂なおみ選手は24日、日清食品のアニメ広告で
https://www.jiji.com/jc/articl
「ハフポスト日本版」に掲載された1月25日付で掲載された「日
「"I'm tan, it's pretty obvious."
《私は褐色なのは、明白でしょう》
"I don't think they did it on purpose to be whitewashing or anything, but I definitely think that the next time that they try to portray me or something, I feel like they should talk to me about it."
《(CMを作った側が)意図的にホワイトウォッシュか何かをした
https://www.huffingtonpost.jp/
東京新聞(中日新聞)NY支局長出身の北丸雄二はツイートで大坂
「あんなに可愛い試合後のインタビューコメントをする大坂なおみ
https://twitter.com/quitamarco
立川談四楼が驚いているのは大坂が「次に私のことを描く機会があ
「世界を股に掛け転戦する大坂なおみの性根は座っている。スポン
https://twitter.com/Dgoutokuji
「東洋経済ONLINE」にL.A.在住映画ジャーナリスト・猿
「報道によると、日清食品HDは『意図的に白くした事実はない』
正直、意図的でなかったというのは信じがたい。あの色にするとい
しかし、それはまさに黒人たちが払拭しようと長年奮闘してきた、
猿渡は、こうも指摘している。ホワイトウォッシュが「差別」であ
「今回の出来事には、もうひとつ皮肉がある。カップヌードルの消
https://toyokeizai.net/article
オスカー・グラント三世射殺事件を扱った「フルートベール駅で」
「WEZZY」掲載、ニューヨーク在住フリーランスライター堂本
「…黒人たちは黒人としての強いアイデンティティとプライドを持
この歴史があるからこそ、現代アメリカでは白人が黒塗りをするこ
https://wezz-y.com/archives/63
蛇足ながら、大坂なおみは二重国籍である。日刊スポーツが1月2
https://www.nikkansports.com/s
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4)【記事】コンビニにとって成人誌は「面倒な商品」
朝日新聞デジタルの1月23日付「成人向け雑誌は『面倒な商品』 コンビニが見切る理由」によれば売り上げは10年前の1割ほどに
https://www.asahi.com/articles
朝日新聞デジタルは1月22日付で「大手コンビニ、成人誌『販売
「コンビニエンスストア業界2位のファミリーマートは8月末まで
https://www.asahi.com/articles
コンビニでの成人誌の販売中止にして武田砂鉄は次のようにツイー
「出版社の営業部で働いていた時、個人で書籍の注文をしてくる人
https://twitter.com/takedasate
次のような指摘もある。
「コンビニから成人向け雑誌を排除した。女性と観光客に配慮した
https://twitter.com/otsune/sta
大分県の古書店「書肆ゲンシシャ」のツイート。
「『別府南映劇場』。大分県別府市にある成人映画館。成人向けの
https://twitter.com/Book_Gensh
藤木TDCが呟いているように成人誌の読者はアラウンド60だ。
「『成人向け雑誌』といっても20代30代はまったく読んでおら
https://twitter.com/fujikiTDC/
「戦う広告」(小学館)の著者である若林宣もツイート。
「コンビニ成人向け雑誌排除の件、TLに並ぶ意見とはまったく異
https://twitter.com/t_wak/stat
性教育をまともにやらず、それでいてゾーニングが必要だと思われ
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5)【本日の一行情報】
◎光文社の写真週刊誌「FLASH」編集部が羨ましい。だって「
https://smart-flash.jp/entame/
http://www.gendaishokan.co.jp/
岡村の「『毒殺』で読む日本史」はオレの仲人が編集している。
◎朝日新聞出版の「大学ランキング 2019」では、芥川賞、直木賞の出身校ランキングを掲載してい
https://dot.asahi.com/photogal
◎「女性自身」(光文社)と「女性セブン」(小学館)の見解が分
「互いの記事を否定しあうことで部数が伸びるんですよ。実際、2
https://www.nikkan-gendai.com/
◎「サカナとヤクザ」(小学館)が好調な鈴木智彦のツイート。
「エロ本の売り上げって、トップの大洋図書の場合、いまでも年間
https://twitter.com/yonakiishi
◎「J-CASTニュース」が1月22日付で「dマガジンから『
「ドコモによれば、dマガジンでは権利処理などの関係で全誌面が
それでは、『プレジデント』が忖度したのか。同誌の鈴木勝彦編集
『プレジデント』では、特集を中心に紙で読んでほしい記事はdマ
https://www.j-cast.com/2019/01
◎アカデミー賞のノミネートが発表された。アルフォンソ・キュア
https://theriver.jp/91st-oscar
◎学研プラスは、「学研プライムゼミ」の講師による「2019年
https://ict-enews.net/2019/01/
◎樹木希林「一切なりゆき」(文春新書)の8刷が決まり、累計発
https://www.sponichi.co.jp/ent
◎朝日新聞デジタルの青森版によれば三沢市の寺山修司記念館はツ
https://www.asahi.com/articles
◎「LINEアカウントメディア」に新たに9媒体が参画し、参画
https://prtimes.jp/main/html/r
◎磯山友幸が「現代ビジネス」に「新聞部数が一年で222万部減
「フリーのジャーナリストに払われる月刊誌など伝統的な紙メディ
問題は、それで優秀なジャーナリストが育つかどうか。骨のあるジ
逆に言えば、ジャーナリズムの実践教育は新聞と週刊誌が担ってい
そう、新聞が滅びると、真っ当なジャーナリズムも日本から姿を消
だが、タダで情報を得るということは、事実上、タダ働きしている
誰が、どうやって日本のジャーナリズムを守るのか。そろそろ国民
https://gendai.ismedia.jp/arti
◎徳間書店が後援する大藪春彦賞が河﨑秋子の「肉弾」(KADO
https://prtimes.jp/main/html/r
◎朝日新聞デジタルの1月23日付「NHK『番組の性格上、その
「米軍普天間飛行場の名護市辺野古への移設計画をめぐって安倍晋
https://www.asahi.com/articles
◎JR天王寺駅隣接のショッピングセンター「天王寺ミオ」(大阪
https://abeno.keizai.biz/photo
◎日本書籍出版協会はこどもの読書週間(4月23日~5月12日
http://www.jbpa.or.jp/pdf/docu
◎日販は、2月1日(金)に「全国書店員が選んだおすすめコミッ
https://www.nippan.co.jp/news/
◎日本アドバタイザーズ協会は、「JAA広告賞 消費者が選んだ広告コンクール」の入賞作品を発表した。「JAA
http://www.jaa.or.jp/archives/
◎「ウォールストリートジャーナル」によれば、米コンデナストは
https://jp.wsj.com/articles/SB
◎チケットぴあがフィーチャーフォンサイトを3月31日をもって
https://internet.watch.impress
◎小説「トラペジウム」が売れている乃木坂46の高山一実の2n
http://www.wws-channel.com/gir
◎クックパッドの提供する生鮮食品スーパー「クックパッドマート
https://prtimes.jp/main/html/r
◎朝日新聞デジタルの1月25日付「海賊版DL規制、被害者の漫
「同庁によると、年明けにかけて募集したパブリックコメントに寄
https://www.asahi.com/articles
◎サイバーエージェントが運営するブログサービス「Ameba」
今回の「こえのブログ」リリースに際し、新たにお笑い芸人のみや
https://www.cyberagent.co.jp/n
◎「日刊サイゾー」が掲載した「専門誌も売れない時代……平成と
「もはや、どの分野も情報を入手する手段は、まずネット。そこか
https://www.cyzo.com/2019/01/p
------------------------------
6)【深夜の誌人語録】
意気に感じるからこそ士気は高まる。