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1)【記事】米「タイム」の「世界で最も影響力のある100人」に伊藤詩織が選ばれた!
2)【本日の一行情報】
3)【深夜の誌人語録】
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1)【記事】米「タイム」の「世界で最も影響力のある100人」に伊藤詩織が選ばれた!
米「タイム」は毎年発表している「世界で最も影響力のある100人」で、女子テニスの大坂なおみと、自らの性暴力被害を公表したジャーナリスト伊藤詩織を選んだ。共同通信が9月23日付で配信した「世界に影響力100人に大坂選手 米タイム誌、伊藤詩織さんも」は次のように書いている。
《大坂選手については、全米オープンテニスの場で人種差別に抗議、スポーツの領域を超えた存在感を示したことを紹介。伊藤さんについては「勇気ある告発」で日本人女性の在り方を大きく変えたと評価した。》
https://this.kiji.is/681350906867385441?c=39546741839462401
https://time.com/collection/100-most-influential-people-2020/
「ハフポスト日本版」は9月23日付で「伊藤詩織さん、TIME誌『世界で最も影響力のある100人』に選ばれる 大坂なおみ選手も」を公開している。
《TIME誌に掲載された伊藤さんの紹介文は、社会学者で東京大学名誉教授の上野千鶴子さんが執筆。
上野さんは伊藤さんについて、「彼女は性被害を勇敢にも告発することで、日本人女性たちに変化をもたらしました」と評価。「彼女は日本の女性たちにも#MeToo運動に加わることを後押しし、全国の女性たちが花を持って集まり、性被害の経験について語ることで、性暴力に抗議するフラワーデモにも火をつけました」とつづった。
フラワーデモは、2019年3月に相次いだ4件の性暴力事件の無罪判決をきっかけに全国に広がった抗議活動だ。》
《大坂選手は2019年にもTIME誌の「100人」に選ばれており、2年連続となった。》
《また、Netflixのオリジナル・ドキュメンタリー、コメディ部門のバイスプレジデントを務める日系人のLisa Nishimura(リサ・ニシムラ)さんも選ばれている。》
https://www.huffingtonpost.jp/entry/story_jp_5f6a076ac5b6a9b19b3ee85f
動物行動学研究家の竹内久美子がこの記事を引用ツイートしている。
《いや、これ、ほんと恥ずかしいわ!》
https://twitter.com/takeuchikumiffy/status/1308714135501201408
前首相を選んだときは、どう思ったのかしら。これは「マスコミ市民」の高野真光のツイート。
《TIME誌「世界で最も影響力のある100人」に伊藤詩織さんが選ばれた。妥当な評価だと思う。一昨年は安倍首相が選ばれている。この2人は山口敬之と中村格を通じて対極にある。TIME誌が今年伊藤さんを選んだことには、安倍前首相を選んだことへの反省の意味も込められていそうだ。》
https://twitter.com/mt3678mt/status/1308719031063465985
こちらは反省と来たか…。「異邦人」を名乗るアカウントは次のようにツイートしている。
《性暴力被害を告発し、今も続く卑劣なセカンドレイプにも屈しなかった伊藤詩織さんがTIME誌の「世界で最も影響力のある100人」に選ばれた。しかし、このように強い女性は決して多くない。全ての性暴力被害に苦しむ女性が泣き寝入りせず済むような社会が訪れて欲しい。》
https://twitter.com/Narodovlastiye/status/1308627557537857537
黒瀬深のツイート。
《これも「報道の自由度ランキング」と同じで、海外の一雑誌の企画に過ぎないものを、日本のメディアがまるで世界の総意であるかのように報じる。日本のサヨクは国内で味方がいないものだから、こんな話にも飛び付く。非常にバカバカしい茶番ですよね。》
https://twitter.com/Shin_Kurose/status/1308689698173280256
佐々木中のツイート。
《この期に及んで伊藤詩織さんや大坂なおみさんを嘲笑し、叩いている奴はウジ虫以下。
こういう人間がこの国を衰退国にした。さらに近い将来とどめを刺すことは間違いない。》
https://twitter.com/AtaruSasaki/status/1308689760592957441
元NHK記者・島契嗣のツイート。
《自分は、伊藤詩織さんは高輪署担当→警視庁本部担当→警察庁担当で常に取材対象であったわけだが、ついぞ1文字も書くことはなかった。自分なりに「これは真実だろう」「これは疑義がある」とさまざまな噂や報道等を検証してきたつもりではある…が、還元できなかった。》
《多くの関係者が「これほどの“タマ”だとは思わなかった」と漏らしていたが本音だろう。実名・顔出しの時点で驚きを呼んでいたが、その後のジャーナリズム分野での活躍も目を見張るものがある。》
https://twitter.com/shima_keishi/status/1308762700315463680
https://twitter.com/shima_keishi/status/1308763698538844160
東京新聞は9月23日付で「【動画あり】伊藤詩織さん、米誌タイムの『世界で最も影響力のある100人』に選出」(望月衣塑子)を掲載している。
《伊藤さんはこの日、検察当局が準強姦容疑の事件を不起訴処分にした時につづった日記を4年ぶりに読み返した。そこには「大きな声(権力者)に耳を傾けるやつ(加害者)に勝つには、(私がジャーナリストとして目指したように)小さな声に耳を傾けることだ。『(心だけでなく肉体まで)全部殺してくれればよかった』なんて考えちゃだめ。私には声がある」と、強い決意が記してあった。》
https://www.tokyo-np.co.jp/article/57301
毎日新聞は9月23日付で「伊藤詩織さんが『世界の100人』に 『まだ変化の途中だが、確実な一歩』」(木許はるみ)を掲載している。
《伊藤さんは23日、東京都内で記者会見し、「世界的に評価をしてもらえたことで、(被害は)隠さなくていい、恥じるべきことじゃないということを言ってもらえたと感じた。まだ変化の途中だが、確実な一歩を踏めた気持ちになった」と話し、「これは私がいただいたものではなく、同じように思っている人に向けられたもの」と思いを寄せた。》
https://mainichi.jp/articles/20200923/k00/00m/040/195000c
「NHK NEWS WEB」は9月23日付で「『タイム』”影響力ある100人” 大坂なおみ選手と伊藤詩織さん」を発表している。
《ことしの「世界で最も影響力のある100人」に選ばれたことを受けて、ジャーナリストの伊藤詩織さんは都内で記者会見を開きました。
この中で「名前や顔を出すことで、これまでいろんなレッテルを貼られ思い出したくないことも言われましたが、今回、名前を挙げてもらい、すごくうれしかったです。自分の受けた経験について声を上げるという行動で、確実な1歩を踏み出せたという気持ちになりました。『この道を堂々と歩いていいんだよ』と言われたような気がしました」と受け止めを語りました。》
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200923/k10012630741000.html
NHKの記事には伊藤が言う「自分の受けた経験」についての記述が一文字も書かれていない。前掲の毎日新聞はちゃんと書いている。
《伊藤さんは2017年、記者会見し、元TBS記者の山口敬之氏から性暴力を受けたと明らかにした。伊藤さんの被害届に対し東京地検は山口氏を不起訴としたが、民事訴訟では東京地裁が19年12月、「酩酊(めいてい)状態の伊藤さんに合意がないまま性行為に及んだ」と認定。山口氏に賠償を命じ、山口氏が控訴している。》
伊藤詩織は「世界で最も影響力のある100人」に選ばれたことについて次のようにツイートしている。
《TIMEの世界で最も影響力のある100人に。I am on the 2020 #TIME100 list. これは私だけに向けられたものではなく、同じように生きている人々への受賞です。私たちは堂々と生きていいんだよ、辛い過去と生きていたって、笑顔で道を歩いていいんだ、というエールだと思います》
https://twitter.com/photograshiori/status/1308702876198293504
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2)【本日の一行情報】
◎「note」で「ポプラ社一般書通信」を運営している編集者・森潤也のツイート。
《出版社の概念をアップデートしないといけないな、とよく考える。もちろん編集者という概念も。》
https://twitter.com/junyamegane/status/1308901441298485248
◎Voicyで放送中の「文藝春秋channel」は、作家、ジャーナリスト、ライター、編集者など、普段は「活字」で表現することが多い人たちが「音声」でも伝えるラジオだそうだ。
https://bungeishunju.com/n/n7966a2385f92
https://voicy.jp/channel/1101/98724
村井弦、なかなかやるじゃないか。雑誌のデジタルシフトにとって鉄砲は数を撃たなければ当たらない。こんなこともツイートしている。
《香川照之さんのツイッター、ほんと面白すぎるなあ。ドラマがもっと楽しくなる。ツイッターまで入れてひとつのエンターテインメントって感じ。最高です!》
https://twitter.com/MuraiGen1988/status/1308379439575650304
これは広野真嗣のツイート。
《先週からVoicyの文藝春秋channelで村井弦さんとニュースについてちょこっと雑談するコーナーを担当させていただいています。今回は「なんでこんなに高いのか」の声が多い、この話。|聴く雑誌 - 文藝春秋編集部
【ニュース】日経74%、朝日65%…菅政権「高支持率」の秘密》
https://twitter.com/hironoshinji/status/1308164280601120769
広野は、こんなツイートも投稿している。
《文藝春秋9月号掲載の永寿総合病院・湯浅祐二院長のインタビュー手記がyahoo!で全文公開されました(330円)。院内感染「見えない敵の恐怖」〈「43人死亡」最大のクラスターはどうやって起きたか〉/聞き手・広野真嗣(ノンフィクション作家)――文藝春秋特選記事(文春オンライン)》
https://twitter.com/hironoshinji/status/1307860281448525826
出版社の概念も、編集者という概念もアップデートしつつある。
◎小学館の少女漫画誌「ちゃお」は初のオンラインイベント「ちゃおフェスLIVE オンライン」を「ちゃお」YouTube公式チャンネルで9月27日に配信する。
https://natalie.mu/comic/news/397444
◎朝日新聞デジタルは9月24日付で「ジュリエット・グレコさん死去 仏シャンソンの大御所」(疋田多揚)を掲載している。93歳の大往生であった。
《戦後、パリ・セーヌ川の左岸で知り合った実存主義の哲学者サルトルに勧められて歌手を志した。作家のカミュや哲学者メルロポンティらとも交流。多彩な芸術と文化が花開いたこの地区の名称をとって「サンジェルマン・デ・プレのミューズ(女神)」と呼ばれた。》
https://digital.asahi.com/articles/ASN9S2H3GN9SUHBI004.html
青山真治がツイートしている。
《歌いながら夜の奥から現れる『恋多き女』のジュリエット・グレコに浅川マキを投影しながら芝居を作ったことありました。ご冥福をお祈りいたします。》
https://twitter.com/cooff/status/1308910206223515649
「サッカーと人種差別」(文春新書)や「テロルの伝説 桐山襲烈伝」(河出書房新社)の陣野俊史が呟く。
《ジュリエット・グレコの訃報一色だな、フランスのメディアは。》
https://twitter.com/jinnotoshifumi/status/1308917454601682946
産経新聞は9月24日付で「ジュリエット・グレコさん死去 仏シャンソン歌手 代表曲『枯葉』」(三井美奈)を掲載している。
《マクロン仏大統領は23日、「エレガンスと自由の人だった。ミューズは永遠だ」とツイッターで追悼した。》
https://www.sankei.com/world/news/200924/wor2009240004-n1.html
ジュリエット・グレコはジョン・レノンのアイドルだった。こんなツイートを発見!
《亡くなったジュリエット・グレコさん、ジョン・レノンの憧れの女性だった。ジョンはブロンドグラマーのブリジット・バルドーと知的な黒髪のジュリエット・グレコという両極端な2人が好きだったそうで、初めてヨーコさんと会った時、ジュリエット・グレコに似てると思ったらしい。》
https://twitter.com/pannoki/status/1308918644441837568
◎集英社文庫の東野圭吾「マスカレード・ナイト」は、9月18日の発売初日から各書店で売上1位を記録し、重版が決まった。10月1日出来の重版により、単巻で累計80万部、「マスカレード」シリーズ累計420万部を突破する。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000180.000011454.html
恥を承知で告白するが私は東野圭吾の小説を未だ一冊も読んだことがない。
◎マガジンハウスは、女性グラビア週刊誌「anan」創刊50周年を記念し、「SHIBUYA SCRAMBLE FESTIVAL 2020 Produced by anan」(略称:シブスクフェス)を10月29日(木)~11月11日(水)に渋谷スクランブルスクエアにて、11月7日(土) に渋谷ストリームにて開催する。特別ゲストを招いたトークショーなどのスペシャルステージに加えて、「anan」オリジナルグッズを展開するポップアップショップや、「anan展」の展示など多彩なコンテンツを実施する。
「SHIBUYA SCRAMBLE FESTIVAL 2020 Produced by anan」を盛り上げる豪華第一弾出演者として、江原啓之、林真理子、しいたけ.、五月女ケイ子、堀潤が決定した。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000158.000030125.html
雑誌発の久しぶりのリアルイベントだ。
◎「MEDIA INNOVATION」で「KODANSHAtech」の長尾洋一郎は次のように語っている。
《私見ですが、いま、世の中のあらゆる業態が抽象化の過程にあると考えています。日本語で「出版社」は版を出す会社、英語で言う「パブリッシャー」は公に届けるという意味が込められています。小説を書籍に仕上げるように、コンテンツの価値をパッケージ化してユーザーに届けるのが伝統的なコンテンツプロバイダーの仕事でした。ここには「パッケージ化」と「届ける」という2つの付加価値があったのですが、どちらも危機に瀕していると考えています。
「パッケージ化」の観点では、従来は出版人の自意識として、編集者には目利きの能力があり、クリエイターとガチで戦うことで、コンテンツの価値を高める能力があると自負してきました。しかし、コンテンツ作りが民主化されて、世の中に発信されるコンテンツの大半が、従来の考え方でいう「プロ」が作ったものではなくなり、目利きに価値を感じる人も少なくなってきました。出版社はクリエイターから搾取しているとまで言われる事もあるほどです。
もう一方の「届ける」という観点でも、書籍や新聞であれば印刷や流通、テレビであれば放送設備に大規模な投資が必要でした。それがデジタルによって、誰でも技術を使えば、コンテンツを大規模に拡散することができるようになりました。
つまり「価値をパッケージ化して届ける」という従来のコンテンツプロバイダーの仕事は、その根幹から危機に瀕しているわけで、私たちは自分たちの仕事を改めて抽象化してとらえなおし、その中でこれからも求められる価値とは何かを見つめ直す必要があります。
それを考える前提としても、技術への理解が必要です。抽象化したコンテンツプロバイダーの役割をビジネス化するプロセスでは、何らかの形でプレイヤーを抜け出してプラットフォームにならないといけないと考えています。》
https://media-innovation.jp/2020/09/23/kodanshatech-interview/
◎毎日新聞が9月23日付で掲載している「安倍政権が残したもの 利潤のための震災復興 文化・芸術への冷淡さ、そして言葉の軽さ 赤坂憲雄さんが見た『悪夢』」(山内真弓)で、赤坂憲雄は次のように語っている。
《安倍さんは、原発事故について「アンダーコントロール」と言い、東北の再生・復興を掲げてオリンピックを招致しました。文化審議会でも当初は、「東北の復興」という言葉がいつも掲げられていた。でも、いつの間にか、「東北の復興」「復興五輪」の存在感が薄くなっていきました。文化庁のホームページに残されている資料などを見れば、「東北」や「復興」が、だんだんと中心から周縁に追いやられ、消されていったことがわかると思います。
2012年のロンドン五輪にならい、東京五輪でも、小さな芸術・文化プログラムを日本各地で行い、地域で働く人材も育てよう、と議論を積み重ねていきました。しかし、土壇場になって全部ちゃらになりました。「日本博」なるものが、棚からぼた餅のように落ちてきて、すべての議論が消去されました。ほとんどマスメディアに取りあげられることもないけれど、安倍政権の文化行政にとっては、象徴的な出来事でしょう。》
https://mainichi.jp/articles/20200923/k00/00m/040/084000c
◎「ダイヤモンドオンライン」は9月22日付で掲載している「テレビ東京『ゴッドタン』の佐久間Pが語る“バラエティ番組の新常識”」(塙花梨)は、「ゴッドタン」などのバラエティー番組を担当するテレビ東京制作局プロデューサーの佐久間宣行をインタビューしている。レッキとした社員プロデューサーだが、「オールナイトニッポン0」のラジオパーソナリティーでもある。
《インターネット上で盛り上がっているもののほとんどは、“突っ込み文化”ですよ。「あれはパクリじゃないか」とか「あの言い方はおかしい」とか、とにかくSNSだと皆で突っ込みを入れたくなってしまう空気がある。
だから、リアリティーショーが今の事態に行き着いたのは、リアリティーショーだけの問題じゃないと思います。インターネットもテレビも全部ひっくるめた社会のありさまが、そこに出たというだけ。
リアリティーショーがなくなっても、結局また別のところで誰かをたたくという同様のことが起こってしまうでしょう。》
https://diamond.jp/articles/-/248973
◎「にじめん」は9月22日付で「『約ネバ』作画・出水ぽすか先生がファッション誌『SPUR』の表紙を描く!人気作家8人がモードファッションを描く特集も」を公開している。
《9月23日(水)発売のファッション誌「SPUR11月号」(集英社)の表紙を『約束のネバーランド』の作画・出水ぽすか先生が描かれました!
表紙には「もしも、ガラスの天井を打ち破って、新しい世界にたどり着いた女性がいたのなら?」をテーマとして、「エルメス」の2020-’21年秋冬コレクションを纏った女性が描かれています。》
https://nijimen.net/topics/113140
巻頭特集の「POWER OF MANGA」はモードとマンガのコラボだ。
◎サッカーJ1川崎フロンターレは9月21日付で「SNSにおける差別・偏見・誹謗中傷にあたる投稿について」を発表している。
《今般、弊クラブの実在のサポーターになりすまし、他クラブや他クラブ所属の選手に対し、差別的な表現や偏見・誹謗中傷を伴う看過できない投稿が、SNS上に散見されています。
今回の差別・偏見・誹謗中傷となりうる表現や投稿については、Jリーグ統一禁止事項、並びに社会通念に照らし合わせても、他者になりすまし、実在のユーザーが発言したかのように見せかけ投稿する行為そのものとあわせ、弁解の余地はなく、断罪されるべきであると考えます。
なりすましの被害を受けた方、該当の投稿を見た他クラブの選手やサポーターの皆様の心の傷は、我々の想像を超えるものです。
私たち自身も被害者の立場として、様々な皆様との関係に悪影響を及ぼし、弊クラブの信用失墜にもつながることから、これ以上の被害の拡大を防止するためにも、注意喚起だけではなく直接的・具体的な対応が必要であると考え、適切な方針を提案してもらうべく、顧問契約を結んでいる弁護士事務所と具体的な調整に入りました。
川崎フロンターレは、差別・偏見・誹謗中傷にあたる行為は絶対に許容しません。》
https://www.frontale.co.jp/info/2020/0921_17.html
浦和レッズも同じく9月21日付で「SNS における差別的、誹謗中傷的な投稿について」を発表している。
《昨日の試合終了後(9月20日)、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)にて弊クラブ所属選手に対する差別的発言や誹謗中傷を伴う看過できない発信を確認しました。
ここ数節、川崎フロンターレの対戦相手に対して同様の投稿が為されており、川崎フロンターレサポーターのアカウントを利用した成り済し行為と思われます。
これは浦和レッズだけではなく、Jリーグ全体に対して悪意のある行為です。
浦和レッズとしては、弁護士にも相談の上、今後の状況によっては法的措置も辞さない考えです。
今後もいかなる差別的、侮辱的な行為や言動、SNS等での発言も絶対に許すことはありません。
これからも浦和レッズの理念、差別撲滅宣言、SDGsのビジョン、提携する国連の友アジア-パシフィックと共に策定した差別撲滅に向けたアクションプログラム(行動計画)に基づき、浦和レッズは継続して、差別撲滅に向けて取り組み続けていきます。》
https://www.urawa-reds.co.jp/static/info/168457.html
◎朝日新聞デジタルは9月24日付で「電通設立の法人、競争なく9割受託 経産省の補助金事業」(座小田英史、藤山圭、江口悟)を掲載している。
《経済産業省が2015年度以降、広告大手電通が設立した一般社団法人「環境共創イニシアチブ」に委託した事業のうち、9割にあたる54件で委託先を決める公募に他の事業者が参加せず、無競争で決まっていたことがわかった。事業は全て電通に再委託されていた。経産省が国会議員に示した資料で判明した。経産省は競争性が確保されるよう、公募方法の改善を進めるとしている。》
《公的事業で1者応募となるケースは、競争性に欠け事業費が割高になる可能性があるとの指摘がある。省庁や自治体によっては参加が1者の場合は中止してやり直したり、新規の事業者が参入しやすいように公募期間の延長や事業の分割、業務の情報開示を進めたりしている。会計検査院OBの星野昌季弁護士は「実質的に競争がないのなら事実上の随意契約で、公募の意味が失われる。これだけ1者応募が繰り返されるのは極めて不自然。経産省が競争性確保の努力を十分していたか検証が不可欠だ」としている。》
https://digital.asahi.com/articles/ASN9R6HP5N93UUPI001.html
◎「ダイヤモンドオンライン」は9月23日付で「地方紙トンデモ列伝、取材先との癒着や前時代的な社風も」を掲載している。静岡新聞と北國新聞が取り上げられている。静岡新聞については、こう書いている。
《「労働組合は存在せず、新卒採用もコネ採用がかなり多い。親の肩書を聞けば、地元大学の学長や老舗旅館の経営者、県の幹部などなど。これでも昔に比べればましになりました」と前出の元静岡新聞記者は言う。
年2回の「拡張運動」では、記者を含めた全社員が1部以上の新規顧客を獲得する義務が課せられる。未達者には、名前の掲示と激しい叱責が待っているという。「取材先に頼み込んで契約してもらったり、自腹で契約して送り付けたり。もちろん、その取材先の批判記事なんて書けなくなります」(同前)。
社風も前時代的だ。毎年1月の休日をつぶして、グループ会社も含めた原則全社員が体育館に集められる会があり、「例年、オーナー一族、大石剛社長の干支にまつわるありがたいお話の後、首脳陣の長話の後、その年の年男年女が壇上に上がって『バンザーイ!』と叫び、他の社員も勝ちどきを上げさせられる」(同前)という。》
北國新聞については、こうだ。
《「飛田会長が(編集部に)顔を出そうものなら、社員は全員席を立って頭を下げます。極め付きは社内運動会の入場行進です。北朝鮮の軍事パレードで兵士が皆、金一族の方を見ながら行進するでしょ?あれと似た光景が繰り広げられます」(別の元北國新聞記者)
こうした部外者には奇異に映る社風は、飛田会長から強制、指示されているわけではなく、同調圧力のような社内の空気がそうさせるのだという。そういう意味では、過剰な忠誠を誓う社員の多さは、飛田氏のご威光の表れと言えなくもない。だが、特筆すべきことは、飛田氏のこの影響力が、一民間企業を超えて石川県全土に及ぶことだ。
「石川県は『飛田王国』といわれるほど、飛田氏の県政や地元経済への影響力はすさまじい」と、複数の県政関係者は口をそろえる。実際、金沢経済同友会では理事・相談役、また石川県芸術文化協会では会長を務める。》
https://diamond.jp/articles/-/248907
◎「AFP BB NEWS」は9月23日付で「シャルリー・エブド社員に殺害予告 仏メディア100社超が連帯呼び掛け」を配信している。
《2015年に襲撃されたフランス風刺週刊紙シャルリー・エブド(Charlie Hebdo)の社員が殺害予告を受け取り、仏メディア100社超が23日、同紙への連帯を呼びかけた。
シャルリー・エブド紙は今月、パリ本社で起きた襲撃事件の被告らの公判開始に合わせ、イスラム教の預言者ムハンマド(Prophet Mohammed)の風刺画を再掲載した。》
https://www.afpbb.com/articles/-/3306037
◎月間アクセス数が200万を超えるブログ「週末の作り置きレシピ」を運営しているスガは会社員をしながら料理家をしている。
《会社員をしながら料理家をしています。子育てと激務とで息つく間もなかった頃に始めた「週末作って平日食べる作り置き生活」。そのレシピや調理のコツを綴り、今に至っています。このWebサイト運営も含め、一人でやっています。主に作り置きの料理、作り置いてもおいしい料理はもちろん、作り置くからこそおいしく食べることができる料理のレシピを書いています。》
https://mayukitchen.com/op-information/
扶桑社は通常のレシピ本2冊分くらいのレシピを、ぎゅうぎゅうに詰め込んだ、大ボリュームの「スガさんの365日使えるつくりおき」を発売した。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000539.000026633.html
◎讀賣新聞が9月22日に掲載した「漫画で読む『日本を創った男』渋沢栄一…第1巻10月に発売」は星野泰視が「ヤングチャンピオン」(秋田書店)に連載している「日本を創った男~渋沢栄一青き日々」について次のように書いている。
《構想を練るため、資料にあたった星野さんは「渋沢が幕末期に尊皇攘夷を目指して挫折した後、西郷隆盛、徳川慶喜ら著名人と接点があったのは面白い」と感じた一方、「若い頃の資料が少なく、描くのは大変だ」と思った。今年3月には、深谷市血洗島に残る渋沢の生家を訪ね、裏の竹林が赤城山から吹く強風で揺れる様子を見て、感動したという。》
https://www.yomiuri.co.jp/culture/20200922-OYT1T50101/
◎千代田区立九段生涯学習館の九段LLカフェ講座は10月9日(金)に「嘉納治五郎と復興五輪-1940年から今-」を全1回で実施する。九段生涯学習館は小学館集英社プロダクションが指定管理者として運営している。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000298.000002610.html
◎電通で顧客企業のイノベーション創出を支援する専門組織「電通ビジネスデザインスクエア」は、多くの企業が行っている従業員調査の自由回答をAIで瞬時に分析し、多角的な視点で課題を可視化するダッシュボード「VoiScope」を開発した。経営に対する貴重な示唆である、調査の自由回答をAIで定量的に分析することで、素早く自社の状態を俯瞰することができ、従業員エンゲージメントを高めるための課題発見と解決策の策定を高速化するという。
https://www.dentsu.co.jp/news/release/pdf-cms/2020091-0923%20.pdf
◎主婦の友社は人気女子6人のオール水着グラビアムック「STRiKE!」を刊行した。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000654.000007785.html
◎「BUSINESS INSIDER JAPAN」は9月24日付で「『平成を背負って立つつもりない。目指す作家はいない』29歳芥川賞作家の素顔。『進撃の巨人』と小説の共通点とは」を公開している。
《芥川賞受賞後の変化を聞くと、「生活は別に変わりません。生活が変わるほどのお金が入るわけでもないので」と淡々と言う。
一番変わったと思ったのは、Twitterのフォロワーだという。
「普段自分が聞いていたアーティストやテレビで見ていた人がTwitterでフォローしてくれた。中にはダイレクトメール等で感想をくれる人もいて、うれしいです」
とは言え、Twitterにのめりこむこともない。
「毎日Twitterは見ていますが、30分くらいでしょうか。感想のチェックと掲載情報等のお知らせ、あとは単純に息抜きとして使っています」
2019年9月に開設したアカウントの現在のフォロワーは約6300人(2020年9月15日現在)。受賞後に5000人増えたという。
「1日1ツイートを目安にしています。多すぎても薄まっちゃうし、Twitterばかりやっていると思われるのも、作家として得策ではありません。
SNSを使えば無料で広告が出せるので、やっておいて損はないと思っています。炎上リスクもあるけど、無難なことをつぶやいていれば、リスクも抑えられる」》
https://www.businessinsider.jp/post-220650
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3)【深夜の誌人語録】
プレッシャーは快感でもある。